JPS6213322B2 - - Google Patents

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JPS6213322B2
JPS6213322B2 JP55075570A JP7557080A JPS6213322B2 JP S6213322 B2 JPS6213322 B2 JP S6213322B2 JP 55075570 A JP55075570 A JP 55075570A JP 7557080 A JP7557080 A JP 7557080A JP S6213322 B2 JPS6213322 B2 JP S6213322B2
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JP
Japan
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weight
hair
agent
ammonium
permanent waving
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JP55075570A
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Tadaharu Eda
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GUREESU KAGAKU KK
Original Assignee
GUREESU KAGAKU KK
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Publication date
Application filed by GUREESU KAGAKU KK filed Critical GUREESU KAGAKU KK
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Publication of JPS572216A publication Critical patent/JPS572216A/ja
Publication of JPS6213322B2 publication Critical patent/JPS6213322B2/ja
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    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
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    • A61K8/23Sulfur; Selenium; Tellurium; Compounds thereof
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な一液式毛髪パーマネントウエー
ブ用剤に関するもので、詳しくは、従来の一液式
又は二液式毛髪パーマネントウエーブ用剤の主成
分とされているチオグリコール酸塩の如きメルカ
プタン化合物を主成分とせず、又は主成分として
も、遥かに少量用い、無臭、無害で、短時間に操
作出来て、全く損傷を受けない毛髪を得る為の新
規な一液式毛髪パーマネントウエーブ用剤に関す
るものであり、更に詳しくは、主成分として、硫
化物、水硫化物若しくはメルカプタン化合物、並
びに空気酸化促進剤からなり、更に亜硫酸塩を含
有させ、該亜硫酸塩の硫化物、水硫化物若しくは
メルカプタン化合物に対するモル比が1.0以上で
ある一液式毛髪パーマネントウエーブ用剤であつ
て、その用剤は遊離アルカリを含有して、8〜11
のPH値を示し、更に上記化合物およびアルカリ用
の水坦体を含有する事を特徴とする新規な一液式
毛髪パーマネントウエーブ用剤に関するもので、
冷時毛髪にパーマネントウエーブを与えるのに有
用なものである。更に本発明は該毛髪パーマネン
トウエーブ用剤を用いて毛髪にパーマネントウエ
ーブの形状を与える方法に関するものである。 世界で現在広く用いられている毛髪パーマネン
トウエーブ用剤は、その適用方法に関して、既に
米国特許第4192863号等に記述されているよう
に、次の二つの主なグループに分類される。 (1) 二液式毛髪パーマネントウエーブ用剤 この用剤は専門の美容院で広く用いられ、そ
の適用方法は、約2〜10mmの直径を有する約60
本のロツト又はカーラーに実用上の主成分とし
てチオグリコール酸アルカリ又はその変性物の
5〜8重量%を含む第一液を塗布した毛髪をし
つかり巻きつけることからなる。この巻く操作
は約20分かかる。それから、巻かれた毛髪は該
用剤で再塗布され、ビニールキヤツプを使用者
の頭上に約10乃至30分間、用剤が毛髪表面を溶
解軟化するまでかぶせる。それから約2〜6重
量%の臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、過
酸化水素等の如き強酸化剤を含む第二液又は酸
素ガスを約20〜30分間毛髪にかけて、溶解軟化
した毛髪を固定、脱臭するものである。毛髪は
それからロツト又はカーラーから外され、約5
〜10分間温水すすぎにかける。それから毛髪を
ヘアーセツトローシヨンで塗布し、1〜3cmの
直径を持つ30乃至60本のカーラーに巻き、好み
に応じて、2〜6cm直径の大きなカールを生ず
る。之には約20分間かかる。毛髪はその後、約
45℃の温度で約25分間熱風で乾燥し、その後毛
髪をカーラーから外し、櫛およびヘアーピンで
ブラツシユおよび整髪して、調髪を完成する。 (2) 一液式毛髪パーマネントウエーブ用剤 この用剤は、上記第一液の組成と殆んど同じ
で、毛髪を溶解軟化し、その後空気酸化によ
り、毛髪を固定するが、専門の美容院の使用方
法は、上記第二液を用いて、使用時チオグリコ
ール酸塩の分解により生ずる硫化水素等の悪臭
を除く。さもなければ、悪臭は一度で除去出来
ず、毛髪を充分水洗いをし、約4週間位空気中
で自然脱臭を行なう事が必要となる。従つて、
従来の一液式毛髪パーマネントウエーブ用剤は
本当の一液式ではなくて、実際には二液式用剤
に属する。 上記から解るように、従来の二液式或いは一液
式液は、毛髪パーマネントウエーブをかけ終るの
に、少くも120分かかり、斯様な長い使用時間は
厄介な弱点を意味するものである。 更に、従来の毛髪パーマネントウエーブ用剤
は、一般に毛髪の溶解、軟化の為に1〜10重量%
のチオグリコール酸を用い、それにより毛髪中の
シスチンおよび副生システインが溶出し、熱又は
強酸化剤による反応で、シアン化水素や他のシア
ン化合物を汚染物として生成し、悪性貧血や肝硬
変症等の化学中毒を起す可能性があり、又毛髪中
に保持されたチオグリコール酸が毛髪を多孔性で
粗いつやのない、又変色したものにする。 毛髪パーマネントウエーブ用剤は、米国特許第
3025218号(ストレイン他)、第2631965号(シユ
ネル)、第3148126号(マーチン)および第
4192863号(近藤)並びに、日本特許第299121号
(特公昭36−450)(近藤)に開示されている。米
国特許第3025218号は二液式であり、多量の洒石
酸を単に毛髪パーマネントウエーブ用剤のPHを低
下させるだけでに用い、溶解、軟化した毛髪に、
相変らず悪臭を有せしめており、従つて、酸化用
の固定剤を必要とし、それにより、かけた毛髪が
非常に傷む。米国特許第2631965号においては、
1〜10重量%のチオグリコール酸と、多量のオキ
シ有機アンモニウム塩がアルカリ性水溶液中に含
まれ、毛髪が変色し、悪臭を生ずる。そして美容
院で早く脱臭する為に、固定用酸化剤を用いて悪
臭を除く必要があり、従つて用剤は、実際には毛
髪を損傷する二液式用剤である。米国特許第
3148126号においては、その毛髪パーマネントウ
エーブ用剤は、1〜15重量%のチオグリコール酸
塩およびモノエタノールアミンを含み、やはり固
定用酸化剤(過酸化水素と洒石酸含有)、150゜〜
200〓の高温での加熱或いは、頭皮を覆つている
ヘルメツトの下に酸素ガスを送ることが、迅速な
脱臭と毛髪固定のために必要である。従つて、こ
の毛髪パーマネントウエーブ用剤は、当然二液式
用剤で、それにより使用毛髪は、非常に損傷を受
ける。日本特許第299121号の毛髪パーマネントウ
エーブ用剤は一液式パーマネントウエーブ用剤で
あり、3〜3.5重量%のチオグリコール酸、0.01
〜0.03重量%のオキシ有機酸および1〜2重量%
のエチルアルコールから成り、0.1重量%以下の
苛性アルカリを加えて、用剤のPHを7.0から11.0
にしている。然しこの用剤も悪臭を生じ、効果も
弱い。米国特許第4192863号の毛髪パーマネント
ウエーブ用剤は、上記日本特許第299121号の用剤
の脱臭およびウエーブ効果を改良する為に、上記
オキシ有機酸の含量を0.01〜0.03重量%から0.1〜
0.4重量%に増し、モノエタノールアミン若しく
はトリエタノールアミン又は之等の混合物を0.01
〜1.0重量%および1.0〜10.0重量%のエチルアル
コールを加えているが、後述の比較実験例に示す
ように、臭気、処理毛髪の伸び並びに引張強度等
において不満足な結果を示している。 本発明者は上記欠点を除く為の適応薬剤の研究
実験を重ねた結果、従来の毛髪ウエーブ理論とは
全く異なる新知見を得て、本願発明を完成した。 即ち、従来および本発明の毛髪ウエーブ理論
は、次の通りである。 従来のパーマネントウエーブは、蛋白質の一種
で毛髪を構成するケラチン中のシスチン
【式】の硫黄結合(−S −S−)を第一液(チオグリコール酸の如き還元
剤)中に含まれた水素原子により切断し、容易に
巻毛にされ得るシステイン(HS−CH2 CH
(NH2)COOH)を生じさせ、それから第二液
(臭素酸カリウム等の如き酸化剤)中に含まれる
酸素原子又は空気中の酸素により固定して硫黄結
合を回復させて行なわれるものと考えられてお
り、次式に示す通りである。
【表】 +
(硫黄結合) (水)
上記の場合、還元剤のチオグリコール酸は、用
剤中1〜10重量%の量が使用されるが、5%未満
の量を使用する場合は、シスチンの硫黄結合切断
は、熱して初めて可能と考えられている。実際に
は、第一液はシスチンの一部を溶出して毛髪を軟
化させるが、又毛髪を多孔質にし、細くし、つや
をなくし又変色させる。毛髪はそれからカールさ
れて、蛋白質の共通性質として、第二液の酸化剤
により固定される。同時に溶けたシスチン又はそ
の誘導体は、過剰の第二液酸化剤と反応し、亜硫
酸化合物およびシアン化合物を生じ、化学中毒を
生ずるおそれがある。更に処理した毛髪は、生じ
た亜硫酸化合物やシアン化合物、並びに硫化水素
等の悪臭を除去するためにすすぎが必要である。 之に反して、本発明の毛髪パーマネントウエー
ブは、第二液を用いることなく、液中に含まれた
硫化物、水硫化物又はチオグリコール酸塩、およ
び亜硫酸塩を用いて、毛髪中のシスチンの硫黄結
合を、下記の如く短時間に切断する。
【表】 茲に、MおよびM′は説明上、夫々アルカリ金
属、又はアンモニウム基とする。 生じたシステイン塩およびシステインは、アル
カリ性液中に同時に含まれたヘキサメチレンテト
ラミン、沃素、臭素、アルカリ金属、若しくはア
ンモニウムの沃化物若しくは臭化物、又は之等の
混合物の空気酸化促進作用により、結合して、次
の如く硫黄結合を回復して固定する。
【表】 はシステイン)
但し、Mは上記規定の通りである。 この場合、硫化物、水硫化物又はチオグリコー
ル酸塩の如き主成分の含有量は、従来の一液式お
よび二液式に較べ、遥かに少なく、更に上記反応
機構からも理解されるように、不可逆反応である
為、被処理毛髪に適用すれば、直ちに反応が進行
し、毛髪に強酸化剤を使用しないと云う事実の為
に、本ウエーブ用剤は、シアン化水素等を発生す
る事がなく、毛髪を損傷することもなく、又毛髪
の多孔性を生ずることもなく、一方生産費も非常
に低くなる。適用前又は適用中の硫化物等からの
硫化水素等の悪臭の発生は、非常に少ないが、必
要ならば、蔗糖、葡萄糖、果糖等の還元性糖類、
有機アミンおよび低級脂肪族飽和アルコール類等
による吸着によつて防止され、殆んど無臭の毛髪
パーマネントウエーブ用剤が得られる。尚上記還
元性糖類は、還元補助剤よび本発明毛髪パーマネ
ントウエーブ用剤の主成分である硫化物、水硫化
物又はチオグリコール酸塩特有の毛髪溶解作用抑
制剤として、又上記有機アミン類は毛髪浸透促進
剤としても用いることができる。 次に、毛髪のしなやかさやしつとりさは、毛髪
中に含有される水分の影響が大きく、その水分保
持並びに皮膚炎症や毛髪の溶解損傷防止の為、低
級脂肪族飽和アルコール類を本発明毛髪パーマネ
ントウエーブ用剤中に含有させて、その水に対す
る親和性を利用し、毛髪に美観を与えることが出
来る。この際、該アルコール類は、極性溶媒およ
び毛髪の膨潤剤としても用いることが出来る。更
に、上記毛髪中のシスチンの硫黄結合切断の際の
酸化抑制および本発明毛髪パーマネントウエーブ
用剤のPHを8〜11に保持させる目的で、枸櫞酸、
洒石酸等の脂肪族オキシ有機酸を含有させなけれ
ばならないが、同時に上記低級脂肪族飽和アルコ
ール類が含有されている場合は、それとの反応で
生じた脂肪酸エステルが、中性石鹸として、皮膚
および毛髪の組織破壊をすることなく毛髪の清浄
作用を行ない、その美観を更に増進することが出
来る。更に、毛髪の固定促進の為、ヘキサメチレ
ンテトラミン、沃素、臭素、アルカリ金属、若し
くはアンモニウムの沃化物若しくは臭化物、又は
之等の混合物を、空気酸化促進剤として加えなけ
ればならない。 要するに、本発明は先行技術から生じたもので
はなく、本発明の特有な利点は次の通りである。 (1) 本発明の毛髪パーマネントウエーブ用剤は、
真に弾力のある無損傷、非多孔質の、つやのあ
る、そしてなめらかで柔かい毛髪を短時間に、
毛髪の種類や状態に関係なく与え、一方従来の
毛髪パーマネントウエーブ用剤は、すべての操
作(塗布、巻髪、更に塗布、ビニールキヤツ
プ、酸化或いは脱臭、すすぎ、再巻髪および乾
燥の工程)に要する総時間が2時間以上を要
し、又すべての種類の毛髪を多孔質及び/又は
変色毛とさせる。 (2) 本発明の毛髪パーマネントウエーブ用剤は無
害であり、強酸化剤及び/又は中和剤の使用又
は急激な空気酸化により生ずる有毒化合物の発
生がないので、シアン化合物等による化学中毒
を決して生じない。従来の毛髪パーマネントウ
エーブ用剤は、パーマネントウエーブ操作中に
発生するシアン化合物や硫化水素等による悪性
貧血や肝硬変症等の化学中毒を生ずるおそれが
ある。 (3) 本発明の毛髪パーマネントウエーブ用剤で
は、上記本発明の毛髪ウエーブ理論により、硫
化物、水硫化物或いはチオグリコール酸塩の如
き主成分の含有量は、従来の一液式および二液
式に較べ遥かに少なく、然も使用時非常に効果
的且無害で、実質上無臭であり、一方従来の毛
髪パーマネントウエーブ用剤は、チオグリコー
ル酸塩の如き主成分の含有量が非常に多く、毛
髪の変色を起し、硫化水素の悪臭を生じ、更に
酸化剤を使用する場合又は従来の一液式毛髪パ
ーマネントウエーブ用剤における毛髪固定の為
の空気酸化の場合でも、有毒なシアン化合物を
生ずるおそれがあり、繰返し使用により、人間
の健康に有害となり、美容師の指先、指の爪を
損傷し、又唯1回の使用でも毛髪を傷めて、ざ
らざらした手ざわりとし、又つやのないものと
する。 (4) ヘアダイ直後でも本発明の毛髪パーマネント
ウエーブ用剤使用による変色がないので、ヘア
ダイを前以てかけて、見事な染毛を与えるが、
一方従来の毛髪パーマネントウエーブ用剤は、
必ず染毛の表面を溶解するので、ヘアダイ直後
に使用する事は出来ない。 本発明の毛髪パーマネントウエーブ用剤は、毛
髪中のシスチンの硫黄結合切断の為、主成分とし
て、好ましくはアルカリ金属若しくはアンモニウ
ムの硫化物、水硫化物又はチオグリコール酸塩の
如き還元剤を含み、又切断反応により生ずる余分
の硫黄原子の受容体として、少くとも等モルの、
好ましくはアルカリ金属若しくはアンモニウムの
亜硫酸塩を含み、尚、還元補助剤として蔗糖、葡
萄糖、果糖若しくは之等の混合物を併用して、使
用前又は使用中の悪臭の発生を防止してもよい。
斯る主成分となる還元剤は過剰に用いてもよい
が、等モル以上の亜硫酸塩が単に無駄に使用され
るだけで、普通0.16〜0.4重量%がよく、更に0.2
重量%位がよく、それに相当する亜硫酸塩は0.14
重量%乃至0.5重量%の等モル量又はそれ以上、
好ましくは0.8重量%位がよい。蔗糖、葡萄糖、
果糖若しくは之等の混合物を併用する場合、その
量は0.3重量%迄がよい。枸櫞酸、洒石酸等の脂
肪族オキシ有機酸は、上記硫黄結合切断の際の酸
化抑制協力剤、および含有され得る低級脂肪族飽
和アルコールとのエステル生成の為、並びに、本
発明毛髪パーマネントウエーブ用剤のPHを緩衝剤
としての作用により8〜11に保持させる為に0.01
〜0.3重量%含有させる。更に毛髪の水分保持、
分子膨潤および極性溶媒並びに前記オキシ有機酸
とのエステル生成の為、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、グリセリン、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコールの如き低級脂肪族飽和
アルコール類若しくは之等の混合物を0.6〜10重
量%含有させてもよい。更に使用主成分である硫
化物、水硫化物又はチオグリコール酸塩の毛髪へ
の浸透促進剤および脱臭剤並びに空気酸化活性化
剤として、モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン若しくはトリエタノールアミン又は之等の
混合物の如き有機アミン類を0.01〜1.0重量%用
いてもよく、尚、毛髪固定促進の為、必ずヘキサ
メチレンテトラミン、沃素、臭素、沃化カリウ
ム、沃化ナトリウム、沃化アンモニウム、臭化カ
リウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム、又
は之等の混合物を空気酸化促進剤として0.02〜
1.0重量%、好ましくは0.6重量%用いなければな
らず、残りを純水として、従来達し得なかつた無
臭、無害で、短時間に操作して、全く損傷を受け
ない毛髪を得る為の理想的本発明毛髪パーマネン
トウエーブ用剤を得る事が出来るのである。この
事実を一層明確にする為に、次の比較実験例を示
す。全表示部は重量によるものである。 比較実験例 約0.45cmの直径を有するロツトに、各試験液で
充分湿した約10本の未処理人毛(バージン毛髪)
をしつかり巻きつけ、約30℃で約10分間(キヤツ
プ時間)放置後、ロツトに巻かれた毛髪を約40℃
の温純水ですすぎ、毛髪附着水分を吸い取り紙で
軽く拭つてから、ドライヤーで毛髪を空気乾燥
し、巻髪をロツトから外し、更にビーカー中40℃
の温純水ですすいでから、吸い取り紙の上で空気
乾燥をして、下記表に示すように、巻髪の最終直
径、引張強度および伸びを測定した。
【表】
【表】 本発明の毛髪パーマネントウエーブ用剤は、美
容院で、例えば次の如く用いる事が出来る。 (1) 0.5〜1cmの直径を有する約60本のロツト又
はカーラーに、毛髪を希望の髪型にしつかり巻
き、ゴムバンドで固定し、一方本発明のパーマ
ネントウエーブ用剤30mlを随意に塗布しなが
ら、行なう。巻髪は更に50mlの用剤を塗布す
る。 (2) 使用者の頭をビニルキヤツプで約10分間覆
い、それからキヤツプを除く。 (3) 巻髪を温水ですすぎ、タオルでふきとり、約
15分間放置後、ロツト又はカーラーから外し、
髪型を整えながら、自然乾燥又はドライヤー乾
燥して仕上る。 (4) 上記処理(3)の前に、望むならば、全毛髪又は
前部、最頂部及びえり首の毛髪の一部をロツト
又はカーラーから外し、1〜2cm直径のカーラ
ーに巻直して、毛髪に熱風をかけて、希望の大
きなカールを作る。その大きなカールは洗滌後
でも、カーラーの直径と殆んど同じ径を保持す
る。 尚他の調合剤として、香料、着色剤等を添加す
ることが出来る。 上記方法によれば、実際に無臭、光沢のある、
多孔性でない、そして損傷のない永久にカールし
た毛髪が容易に得られ、そのカールは2〜6cmの
直径を有し、6ケ月後の洗髪後でさえも、美的見
地から特に評価されるものであり、セツト工程の
必要もなく、又更に従来の毛髪パーマネントウエ
ーブ用剤を用いる方法におけるようなシアン化合
物等による化学中毒のおそれは全くない。 本発明の毛髪パーマネントウエーブ用剤は又、
自然に縮れた毛髪に適用して、永久に真直ぐな毛
髪に変える事が出来、又つやがあつて光沢のある
ヘアピースやかつらを作つたり、人形製作時の毛
髪ウエーブの仕上げに利用する事が出来る。 次の実施例は本発明の毛髪パーマネントウエー
ブ用剤の例証であり、それは、構成成分を互に室
温で混合して調製される。各種他の用剤が、こゝ
に内容としている指導原理および教えに従つて作
成され得る事は、勿論であり、茲に示す実施例
は、従つて、決して本発明の全範囲を限定するも
のではない。全表示部は重量によるものである。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主成分として硫化物、水硫化物若しくはメル
    カプタン化合物、並びに空気酸化促進剤からな
    り、更に亜硫酸塩化合物を含有させて、該亜硫酸
    塩化合物の該硫化物、水硫化物若しくはメルカプ
    タン化合物に対するモル比が1.0以上である毛髪
    パーマネントウエーブ用剤であつて、その用剤
    は、遊離アルカリを含有して8乃至11のPHを示
    し、更に又上記化合物およびアルカリ用の水担体
    を含有する事を特徴とする一液式毛髪パーマネン
    トウエーブ用剤。 2 蔗糖、葡萄糖若しくは果糖、又は之等の混合
    物を含有又は含有せず;アルカリ金属若しくはア
    ンモニウムの硫化物、水硫化物又はチオグリコー
    ル酸塩;アルカリ金属若しくはアンモニウムの亜
    硫酸塩;脂肪族オキシ有機酸;空気酸化促進剤と
    して、ヘキサメチレンテトラミン、沃素、臭素、
    アルカリ金属若しくはアンモニウムの沃化物若し
    くは臭化物、又は之等の混合物;低級脂肪族飽和
    アルコール類;有機アミン類;および純水からな
    り、アルカリ金属若しくはアンモニウムの亜硫酸
    塩対アルカリ金属若しくはアンモニウムの硫化
    物、水硫化物又はチオグリコール酸塩のモル比が
    1.0以上で、PHが8〜11の範囲にあることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の毛髪パーマネ
    ントウエーブ用剤。 3 蔗糖、葡萄糖若しくは果糖、又は之等の混合
    物0〜0.3重量%;カリウム、ナトリウム若しく
    はアンモニウムの硫化物、水硫化物又はチオグリ
    コール酸塩0.16〜0.4重量%;カリウム、ナトリ
    ウム若しくはアンモニウムの亜硫酸塩0.8〜8.0重
    量%;枸櫞酸若しくは洒石酸0.01〜0.3重量%;
    ヘキサメチレンテトラミン、沃素、臭素、沃化カ
    リウム、沃化ナトリウム、沃化アンモニウム、臭
    化カリウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウ
    ム、若しくは之等の混合物0.02〜1.0重量%;エ
    チルアルコール、プロピルアルコール、グリセリ
    ン、エチレングリコール、ジエチレングリコール
    若しくは之等の混合物0.6〜10重量%;モノエタ
    ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
    ールアミン若しくは之等の混合物0.01〜1.0重量
    %;および残量の純水からなる特許請求の範囲第
    1項記載の毛髪パーマネントウエーブ用剤。 4 蔗糖0.2重量%;ナトリウムの水硫化物0.2重
    量%;ナトリウムの亜硫酸塩0.8重量%;洒石酸
    0.08重量%;沃化カリウム0.6重量%;グリセリ
    ン0.4重量%;エチルアルコール0.6重量%;モノ
    エタノールアミン0.03重量%;および残量の純水
    からなる特許請求の範囲第3項記載の毛髪パーマ
    ネントウエーブ用剤。
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