JPS6212635A - 屈折率勾配を有するガラス体の製造に適したガラス組成物 - Google Patents
屈折率勾配を有するガラス体の製造に適したガラス組成物Info
- Publication number
- JPS6212635A JPS6212635A JP14935785A JP14935785A JPS6212635A JP S6212635 A JPS6212635 A JP S6212635A JP 14935785 A JP14935785 A JP 14935785A JP 14935785 A JP14935785 A JP 14935785A JP S6212635 A JPS6212635 A JP S6212635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- 5mol
- ion exchange
- refractive index
- sro
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/076—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
- C03C3/089—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron
- C03C3/091—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium
- C03C3/093—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium containing zinc or zirconium
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明はイオン交換法によって屈折率勾配を有するガ
ラス体を製造するのに好適なガラス組成物に関する。
ラス体を製造するのに好適なガラス組成物に関する。
[従来の技術]
ガラス体に屈折率勾配を形成させる方法の一つとして、
イオン交換法が知られている。この方法はガラスの屈折
率を高める効果が大きいl i +、C6+、TIl+
などの一価の陽イオン(以下、Aイオンという)を含有
するガラス体と、Aイオンよりも屈折率に寄与する力が
小さいNa”%K”などの−価のアルカル金属イオン(
以下、Bイオンという)を含有する溶融塩を使用し、こ
の溶融塩中に上記のガラス体を浸漬してA、8両イオン
を相互に交換させる方法であって、例えばロッド状ガラ
ス体をこの方法で処理すれば、ロッドの中心軸に関して
対称に、はぼ式(1)で示される屈折率勾配をロッド状
ガラス体に形成させることができる。
イオン交換法が知られている。この方法はガラスの屈折
率を高める効果が大きいl i +、C6+、TIl+
などの一価の陽イオン(以下、Aイオンという)を含有
するガラス体と、Aイオンよりも屈折率に寄与する力が
小さいNa”%K”などの−価のアルカル金属イオン(
以下、Bイオンという)を含有する溶融塩を使用し、こ
の溶融塩中に上記のガラス体を浸漬してA、8両イオン
を相互に交換させる方法であって、例えばロッド状ガラ
ス体をこの方法で処理すれば、ロッドの中心軸に関して
対称に、はぼ式(1)で示される屈折率勾配をロッド状
ガラス体に形成させることができる。
n (r) 2−n 2(1−Q2r2) (
1)ここで、n(r):中心軸から半径方向に距離rだ
け離れた地点での屈折率 no :中心軸上の屈折率 q :屈折率分布定数 また、ロッド状ガラス体の代わりに、スラブ状ガラス体
や球状ガラス体を選んだ場合には、上記のイオン交換法
によってスラブ状ガラス体には中心面対称の、球状ガラ
ス体には中心点対称の屈折率勾配をそれぞれ形成させる
ことができる。
1)ここで、n(r):中心軸から半径方向に距離rだ
け離れた地点での屈折率 no :中心軸上の屈折率 q :屈折率分布定数 また、ロッド状ガラス体の代わりに、スラブ状ガラス体
や球状ガラス体を選んだ場合には、上記のイオン交換法
によってスラブ状ガラス体には中心面対称の、球状ガラ
ス体には中心点対称の屈折率勾配をそれぞれ形成させる
ことができる。
ところで、イオン交換法で使用されるガラス体をAイオ
ンの種類別に整理すると、特公昭47−816号、同4
7−822号、同57−188431号の各公報などに
記載された7M含有ガラスと、特公昭47−816号公
報などに記載されたCs含有ガラスと、特開昭58−1
25632号公報などに記載されたl−i含有ガラスに
大別される。T2含有ガラスはイオン交換法によって形
成される屈折率勾配が大きく、式(2で表わされる開口
数(N、A、)も0.6程度と高くすることができるの
で、集光性に優れたレンズを製造できる利点がある。し
かし、T1+は毒性が強いため、その取扱いに難点があ
る。
ンの種類別に整理すると、特公昭47−816号、同4
7−822号、同57−188431号の各公報などに
記載された7M含有ガラスと、特公昭47−816号公
報などに記載されたCs含有ガラスと、特開昭58−1
25632号公報などに記載されたl−i含有ガラスに
大別される。T2含有ガラスはイオン交換法によって形
成される屈折率勾配が大きく、式(2で表わされる開口
数(N、A、)も0.6程度と高くすることができるの
で、集光性に優れたレンズを製造できる利点がある。し
かし、T1+は毒性が強いため、その取扱いに難点があ
る。
N、 A、−n。Or。!2)
ここで、n :ロッド中心軸上の屈折率ro二ロンド半
径 g二層折率分布定数 一方、C3含有ガラスはC8+が無害である長所がある
もの、得られるレンズの開口数が0.1〜0.2程度と
小さいばかりでなく、C8+の拡散速度が遅いため、例
えば11+11φのロッド状レンズを製造するに際して
は200時間程度のイオン交換処理を必要とする欠点が
あり、しかもCs原料は高価であるので、経済的不利も
免れない。
径 g二層折率分布定数 一方、C3含有ガラスはC8+が無害である長所がある
もの、得られるレンズの開口数が0.1〜0.2程度と
小さいばかりでなく、C8+の拡散速度が遅いため、例
えば11+11φのロッド状レンズを製造するに際して
は200時間程度のイオン交換処理を必要とする欠点が
あり、しかもCs原料は高価であるので、経済的不利も
免れない。
これに対してLi含有ガラスはl−i+の拡散速度が速
く、Tj7+やCS+の場合に比べ短時間のイオン交換
処理でレンズを製造することができ、またl−i原料は
Tj2原料やO5原料より安価である点でも有利である
。ところが、l−i含有ガラスから得られるレンズは、
一般に屈折率勾配が小さく、開口数も0.2以下と小さ
い欠点があった。然るに特開昭58−120539号公
報には、5fO2−Li20系ガラスにTiO2、Gd
z 03、La2O3及びY203から選ばれた成分を
配合したガラス組成物を、その屈伏点から転移点までの
温度でイオン交換させることにより、屈折率勾配を増大
させ、開口数が0.4程度のレンズを製造する技術が提
案されている。
く、Tj7+やCS+の場合に比べ短時間のイオン交換
処理でレンズを製造することができ、またl−i原料は
Tj2原料やO5原料より安価である点でも有利である
。ところが、l−i含有ガラスから得られるレンズは、
一般に屈折率勾配が小さく、開口数も0.2以下と小さ
い欠点があった。然るに特開昭58−120539号公
報には、5fO2−Li20系ガラスにTiO2、Gd
z 03、La2O3及びY203から選ばれた成分を
配合したガラス組成物を、その屈伏点から転移点までの
温度でイオン交換させることにより、屈折率勾配を増大
させ、開口数が0.4程度のレンズを製造する技術が提
案されている。
[発明が解決しようとする問題点]
上記の特開昭58−120539号公報に記載されたガ
ラスは、溶融中及びイオン交換中に失透しやすく、ガラ
スの安定性の点で必ずしも満足できない。
ラスは、溶融中及びイオン交換中に失透しやすく、ガラ
スの安定性の点で必ずしも満足できない。
この発明は5iOz L120系ガラスに適当量のN
b2O5及びSrOを配合することにより、溶融中及び
イオン交換処理中に失透を起すことがなく、しかも比較
的短時間のイオン交換処理で開口数0,2〜064程度
のレンズを製造することができるガラス組成物を提供す
る。
b2O5及びSrOを配合することにより、溶融中及び
イオン交換処理中に失透を起すことがなく、しかも比較
的短時間のイオン交換処理で開口数0,2〜064程度
のレンズを製造することができるガラス組成物を提供す
る。
[問題点を解決するための手段]
この発明のガラス組成物は、モル%で、SiO240〜
65 B20z O〜8Li20
1G〜4ONa20
0〜15L i20+Na2O15〜45 SrO2〜20 MaOO〜10 Ba0 0〜1
0SrO+MGO+BaO5〜3O Nb20s 3
〜20AI1203
0〜5La203 0
〜5Ti02 0
〜5ZrO20〜5 AI1203+LazO3+Ti024−ZrOz
O〜10に20
0〜3Rb20
0〜2C52o O
〜2ZnOQ〜5 PbOQ〜5 Y2 03 0〜2
Ta2 O50〜3 W03 0〜2
A8203 0〜1
Sb203 0〜1からな
る組成を右することを特徴とするもので、以下、各成分
の量的限定理由を述べれば、次の通りrある。
65 B20z O〜8Li20
1G〜4ONa20
0〜15L i20+Na2O15〜45 SrO2〜20 MaOO〜10 Ba0 0〜1
0SrO+MGO+BaO5〜3O Nb20s 3
〜20AI1203
0〜5La203 0
〜5Ti02 0
〜5ZrO20〜5 AI1203+LazO3+Ti024−ZrOz
O〜10に20
0〜3Rb20
0〜2C52o O
〜2ZnOQ〜5 PbOQ〜5 Y2 03 0〜2
Ta2 O50〜3 W03 0〜2
A8203 0〜1
Sb203 0〜1からな
る組成を右することを特徴とするもので、以下、各成分
の量的限定理由を述べれば、次の通りrある。
5102はガラス形成酸化物であり、含有ff140%
未満ではガラスが不安定で失透が起りやすくなる。また
65%を越えると、溶解湿度を1500℃以上にしなけ
ればならないだけでなく、ガラス融液の粘性が増大して
均質化しにくく、また溶解中にL i+などが揮発し易
くなり、脈理などの欠陥も生じやすい。従ってSiO2
含有世は40〜65%、好ましくは45〜55%とすべ
きである。
未満ではガラスが不安定で失透が起りやすくなる。また
65%を越えると、溶解湿度を1500℃以上にしなけ
ればならないだけでなく、ガラス融液の粘性が増大して
均質化しにくく、また溶解中にL i+などが揮発し易
くなり、脈理などの欠陥も生じやすい。従ってSiO2
含有世は40〜65%、好ましくは45〜55%とすべ
きである。
B203も5fO2と同様、ガラス形成酸化物であるが
、SiO2とは逆にガラスの溶解温度を下げる働きがあ
る。しかし、8%を越えると、ガラスが失透し易くなる
。また、8203はイオン交換により得られるレンズの
開口数を小さくする傾向がある。好ましくは0〜5%で
ある。
、SiO2とは逆にガラスの溶解温度を下げる働きがあ
る。しかし、8%を越えると、ガラスが失透し易くなる
。また、8203はイオン交換により得られるレンズの
開口数を小さくする傾向がある。好ましくは0〜5%で
ある。
LizOはガラスに高屈折率をもたらし、かつイオン交
換法によりガラス内に屈折率勾配を形成する成分であり
、その含有量が多いほど得られるレンズの開口数が高く
なるので好ましいが、40%を越えると失透が起り易く
、溶解中のl−i成分の揮発も激しくなり、そのうえガ
ラスの化学的耐久性が悪くなる。また10%未満では得
られるレンズの開口数が0,2を下廻り実用的でない。
換法によりガラス内に屈折率勾配を形成する成分であり
、その含有量が多いほど得られるレンズの開口数が高く
なるので好ましいが、40%を越えると失透が起り易く
、溶解中のl−i成分の揮発も激しくなり、そのうえガ
ラスの化学的耐久性が悪くなる。また10%未満では得
られるレンズの開口数が0,2を下廻り実用的でない。
好ましくは15〜35%である。
Na2Oは、レンズの開口数やガラスの失透性の改良に
特別な効果を発揮しないが、溶解温度を下げる働きを有
する。しかし、NazO単味の含有…が15%を越えた
り、L t20+Na20ffiが45%を越えると、
化学的耐久性が低下する。好ましくは、Na20ffi
はO〜1ozテあり、Li2O+ N az Ofiハ
15〜40% テ?>ル。
特別な効果を発揮しないが、溶解温度を下げる働きを有
する。しかし、NazO単味の含有…が15%を越えた
り、L t20+Na20ffiが45%を越えると、
化学的耐久性が低下する。好ましくは、Na20ffi
はO〜1ozテあり、Li2O+ N az Ofiハ
15〜40% テ?>ル。
SrOは、Li2Oの屈折率を高める働きを損なうこと
なく、ガラスの化学的耐久性や耐失透性を向上させる点
で最も優れた成分である。含有間2%未満では、この効
果が小さくなり、また20%を越えると溶解温度が14
50℃以上と高くなる。好ましくは5〜15%である。
なく、ガラスの化学的耐久性や耐失透性を向上させる点
で最も優れた成分である。含有間2%未満では、この効
果が小さくなり、また20%を越えると溶解温度が14
50℃以上と高くなる。好ましくは5〜15%である。
1vlooとBaOはSrOより効果は劣るが、SrO
と同様にガラスの化学的耐久性や耐失透性を向上させる
働きを有する。これらを単独で10%以下もしくはSr
o+Mgo+Baoffit”30% 以下、SrOと
共存させることにより、5rOL11味の場合より優れ
た効果が得られる場合がある。好ましくは!vloff
i及びBaomはそれぞれ0〜5%であり、SrO+M
QO+[3aOffiは8〜25%である。
と同様にガラスの化学的耐久性や耐失透性を向上させる
働きを有する。これらを単独で10%以下もしくはSr
o+Mgo+Baoffit”30% 以下、SrOと
共存させることにより、5rOL11味の場合より優れ
た効果が得られる場合がある。好ましくは!vloff
i及びBaomはそれぞれ0〜5%であり、SrO+M
QO+[3aOffiは8〜25%である。
Nt)20sはガラスの耐失透性を保ったままLi2O
と共存してイオン交換法により得られるレンズの開口数
を高くする働きがあり、含有量が多い方が開口数の点か
ら好ましいが、溶解性を考慮すると、含有量の上限は2
0%となる。また3%未満の含有量では、開口数に寄与
する効果が小さくレンズの実用域からはずれる。好まし
くは5〜15%である。
と共存してイオン交換法により得られるレンズの開口数
を高くする働きがあり、含有量が多い方が開口数の点か
ら好ましいが、溶解性を考慮すると、含有量の上限は2
0%となる。また3%未満の含有量では、開口数に寄与
する効果が小さくレンズの実用域からはずれる。好まし
くは5〜15%である。
Aj2203 、La2O3、TiO2及びZrO2は
、Li2OおよびNb2O5と共存して開口数を低下さ
せることなくガラスの耐失透性や化学的耐久性を向上さ
せる働きがある。しかし、それぞれ単味の含有mが5%
を、そして、Aj2203+La2O3+T i 02
+Z ro2量カ10Xを越えると、逆に耐失透性や
化学的耐久性が損われ、かつ溶解性も悪化する。好まし
くは、それぞれ単味の聞が0〜3%で、しかもAj2z
O3+La2O3+T io2+ZrO2の合冊が0〜
5%である。
、Li2OおよびNb2O5と共存して開口数を低下さ
せることなくガラスの耐失透性や化学的耐久性を向上さ
せる働きがある。しかし、それぞれ単味の含有mが5%
を、そして、Aj2203+La2O3+T i 02
+Z ro2量カ10Xを越えると、逆に耐失透性や
化学的耐久性が損われ、かつ溶解性も悪化する。好まし
くは、それぞれ単味の聞が0〜3%で、しかもAj2z
O3+La2O3+T io2+ZrO2の合冊が0〜
5%である。
このほか、本発明のガラス組成物にはガラスの諸特性に
悪影響を与えない下記の範囲において、ガラスを安定化
する次のような各成分を含有させることができる。
悪影響を与えない下記の範囲において、ガラスを安定化
する次のような各成分を含有させることができる。
K2O;0〜3%、Rb2O:0〜2%、C620;0
〜2%、ZnO;0〜5%、PbO:0〜5%、Y2O
3:0〜2%、Ta205 ;0〜3%、WO3;0〜
2%、AS203 :0〜1%、5b203 ;0〜1
%[実施例] モル%で、S i 02 45%、 8203 5%、
L! 2030%、SrO8X 、Nb20s 1
0%。
〜2%、ZnO;0〜5%、PbO:0〜5%、Y2O
3:0〜2%、Ta205 ;0〜3%、WO3;0〜
2%、AS203 :0〜1%、5b203 ;0〜1
%[実施例] モル%で、S i 02 45%、 8203 5%、
L! 2030%、SrO8X 、Nb20s 1
0%。
La2O32%の組成になるガラス原料を、1300℃
に加熱し、溶解中2時間撹拌を行って、計6時間溶解さ
せた後、鋳型に流し込んでキャストし、次いで電気炉内
で470℃で2時間保持した後、炉内で室温まで放冷し
てガラスブロックを得た。このガラスブロックから10
mmφ×201長程度の丸棒を切出して加工した後、2
IIlfflφのロッドに線引き加工した。得られたロ
ッドを490℃の硝酸ナトリウム溶融塩中に69時間浸
漬してイオン交換処理、を行なった。処理後、このロッ
ドから軸方向に垂直に厚さ200μm程度の薄片を切り
出し、干渉顕微鏡を用いてNa:D線で測定した屈折率
分布を図面の実線で示す。この屈折率分布曲線は、点線
で示した理想分布曲線(前掲の式(1)から求められる
)と半径方向85%付近まで良く一致していた。このよ
うに、屈折率分布定数g = 0.21(mm−1)の
良好なロッドレンズが得られた。
に加熱し、溶解中2時間撹拌を行って、計6時間溶解さ
せた後、鋳型に流し込んでキャストし、次いで電気炉内
で470℃で2時間保持した後、炉内で室温まで放冷し
てガラスブロックを得た。このガラスブロックから10
mmφ×201長程度の丸棒を切出して加工した後、2
IIlfflφのロッドに線引き加工した。得られたロ
ッドを490℃の硝酸ナトリウム溶融塩中に69時間浸
漬してイオン交換処理、を行なった。処理後、このロッ
ドから軸方向に垂直に厚さ200μm程度の薄片を切り
出し、干渉顕微鏡を用いてNa:D線で測定した屈折率
分布を図面の実線で示す。この屈折率分布曲線は、点線
で示した理想分布曲線(前掲の式(1)から求められる
)と半径方向85%付近まで良く一致していた。このよ
うに、屈折率分布定数g = 0.21(mm−1)の
良好なロッドレンズが得られた。
上記と同様にして1250〜1400℃の温度で溶解作
製した他のロッドレンズのガラス組成と、イオン交換処
理条件及びレンズ性能をまとめて第1表及び第2表に示
す。なお、全ての実施例でロッドの直径は218+1φ
とし、イオン交換処理はNaNO3溶融塩を用いた。
製した他のロッドレンズのガラス組成と、イオン交換処
理条件及びレンズ性能をまとめて第1表及び第2表に示
す。なお、全ての実施例でロッドの直径は218+1φ
とし、イオン交換処理はNaNO3溶融塩を用いた。
[発明の効果]
この発明のガラス組成物を使用すれば、失透を伴うこと
なくガラスが溶解でき、かつNa塩やに塩などの溶融塩
に浸漬してイオン交換処理を行った場合、極めて短時間
で開口数N、 A、 = 0.2〜0.4(ロッドレン
ズの場合)のレンズを13flaすることかできる。
なくガラスが溶解でき、かつNa塩やに塩などの溶融塩
に浸漬してイオン交換処理を行った場合、極めて短時間
で開口数N、 A、 = 0.2〜0.4(ロッドレン
ズの場合)のレンズを13flaすることかできる。
さらにLizO原料は無害であり、また安価であるので
、製造上、その取扱いにおいて困難を生ずることがなく
、本発明のガラス組成物は経済的にも擾利であるという
優れた効果が得られる。
、製造上、その取扱いにおいて困難を生ずることがなく
、本発明のガラス組成物は経済的にも擾利であるという
優れた効果が得られる。
添付図面は本発明の実施例1で得た屈折率勾配を有する
径2Illφのロッド状ガラスの半径方向に形成された
屈折率分布曲線を示す。 出 願 人 ホーヤ株式会社
径2Illφのロッド状ガラスの半径方向に形成された
屈折率分布曲線を示す。 出 願 人 ホーヤ株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 モル%で SiO_2 40〜65 B_2O_3 0〜8 Li_2O 10〜40 Na_2O 0〜15 Li_2O+Na_2O 15〜45 SrO 2〜20 MgO 0〜10 BaO 0〜10 SrO+MgO+BaO 5〜30 Nb_2O_5 3〜20 Λl_2O_3 0〜5 La_2O_3 0〜5 TiO_2 0〜5 ZrO_2 0〜5 Al_2O_3+La_2O_3+TiO_2+ZrO
_2 0〜10 K_2O 0〜3 Rb_2O 0〜2 Cs_2O 0〜2 ZnO 0〜5 PbO 0〜5 Y_2O_3 0〜2 Ta_2O_5 0〜3 WO_3 0〜2 As_2O_3 0〜1 Sb_2O_3 0〜1 からなる組成を有することを特徴とし、イオン交換法で
屈折率勾配を有するガラス体を製造するのに適したガラ
ス組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14935785A JPS6212635A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 屈折率勾配を有するガラス体の製造に適したガラス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14935785A JPS6212635A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 屈折率勾配を有するガラス体の製造に適したガラス組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6212635A true JPS6212635A (ja) | 1987-01-21 |
JPH0424298B2 JPH0424298B2 (ja) | 1992-04-24 |
Family
ID=15473358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14935785A Granted JPS6212635A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 屈折率勾配を有するガラス体の製造に適したガラス組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6212635A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000143282A (ja) * | 1998-09-11 | 2000-05-23 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ガラス組成物、それを用いた情報記録媒体用基板および情報記録媒体 |
WO2001072650A1 (fr) * | 2000-03-29 | 2001-10-04 | Kabushiki Kaisha Ohara | Verre optique et element optique |
WO2002014235A1 (fr) * | 2000-08-15 | 2002-02-21 | Kabushiki Kaisha Ohara | Verre optique a faible fluorescence |
DE10309495A1 (de) * | 2003-02-25 | 2004-09-09 | Schott Glas | Aluminosilikatglas |
US7576021B2 (en) | 2004-04-05 | 2009-08-18 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Mother glass composition for graded index lens, graded index lens, manufacturing method of graded index lens, optical product and optical instrument using the same |
JP2017007933A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 | 光学ガラス及び光学素子 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP14935785A patent/JPS6212635A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000143282A (ja) * | 1998-09-11 | 2000-05-23 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ガラス組成物、それを用いた情報記録媒体用基板および情報記録媒体 |
WO2001072650A1 (fr) * | 2000-03-29 | 2001-10-04 | Kabushiki Kaisha Ohara | Verre optique et element optique |
JP4729750B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2011-07-20 | 株式会社オハラ | 光学ガラス及び光学素子 |
WO2002014235A1 (fr) * | 2000-08-15 | 2002-02-21 | Kabushiki Kaisha Ohara | Verre optique a faible fluorescence |
DE10309495A1 (de) * | 2003-02-25 | 2004-09-09 | Schott Glas | Aluminosilikatglas |
DE10309495B4 (de) * | 2003-02-25 | 2006-02-16 | Schott Ag | Aluminosilikatglas und dessen Verwendung |
US7169470B2 (en) | 2003-02-25 | 2007-01-30 | Schott Ag | Aluminosilicate glass |
US7576021B2 (en) | 2004-04-05 | 2009-08-18 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Mother glass composition for graded index lens, graded index lens, manufacturing method of graded index lens, optical product and optical instrument using the same |
JP2017007933A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 成都光明光▲電▼股▲分▼有限公司 | 光学ガラス及び光学素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0424298B2 (ja) | 1992-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS61197443A (ja) | 光学ガラス | |
JPS60221338A (ja) | 光学ガラス | |
JPS62100449A (ja) | 光学ガラス | |
CA1183174A (en) | Thallium-containing optical glass | |
JPS5950048A (ja) | 光学ガラス | |
JPH05270853A (ja) | 高分散性光学ガラス | |
JPH10265238A (ja) | 負の異常分散性を有する光学ガラス | |
JPS63170247A (ja) | 屈折率分布ガラスの製造方法 | |
JPH06345481A (ja) | 光学ガラスの製造方法 | |
JPH01308843A (ja) | 光学ガラス | |
JPS6159254B2 (ja) | ||
JPS58135151A (ja) | 光学用および眼鏡用ガラス | |
JPS605037A (ja) | 光学ガラス | |
US4439530A (en) | Optical glass | |
JPS60171244A (ja) | 光学ガラス | |
CA1203816A (en) | Thallium-containing optical glass composition | |
JPS62128946A (ja) | テルライトガラス | |
JPH07149536A (ja) | 光学ガラス | |
JPS61163138A (ja) | 高屈折率低分散の光学ガラス | |
JPS6212633A (ja) | 屈折率分布型透明体の製造に適したガラス組成物 | |
JPS6311292B2 (ja) | ||
JPH0517180B2 (ja) | ||
JPS638056B2 (ja) | ||
JPS6212635A (ja) | 屈折率勾配を有するガラス体の製造に適したガラス組成物 | |
US3615769A (en) | Lanthanum borosilicate optical glass |