JPS62125804A - 簡易液体浄化装置 - Google Patents

簡易液体浄化装置

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JPS62125804A
JPS62125804A JP26657985A JP26657985A JPS62125804A JP S62125804 A JPS62125804 A JP S62125804A JP 26657985 A JP26657985 A JP 26657985A JP 26657985 A JP26657985 A JP 26657985A JP S62125804 A JPS62125804 A JP S62125804A
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liq
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厚 河合
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一夫 清水
Michio Inoue
井上 通生
Hisao Tanaka
久雄 田中
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TOOMEE SANGYO KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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TOOMEE SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、医療、生化学、細菌学等の分野で無菌の液体
を簡単に得ることの出来る装置に関するものであり、特
にコンタクトレンズの洗浄液や保存液の供給、酵素洗浄
剤の溶解水の供給およびそれらの保存等に有利に用いら
れ得る簡易液体浄化装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来において、医療や保健衛生用の液体、例えばコンタ
クトレンズの洗浄液や保存液は、その溶液形態において
所定の容器に封入されて使用者に提供されたり、或いは
使用者が精製水を購入し、これに顆粒或いは錠剤状の薬
剤を溶解して、目的とする溶液を調製したりして、用い
られている場合か多い。
しかしながら、前者の場合にあっては、新しい容器を開
封して使用するときは何等問題はないが、そのような容
器には、多量の溶液が収容されているところから、開封
状態の下に長時間にわたって使用される場合があり、そ
のためそのような開封された容器内で保持される溶液は
、該容器の開口部から侵入する細菌によって汚染され易
いといった問題を内在している。また、後者の場合にお
いて、精製水は無菌ではなく、そのために溶液の保存中
に細菌が増殖して、危険な状態となることがあるといっ
たような問題がある。また、かかる精製水に代えて、手
近な水道水をそのまま洗浄に用いる場合があるが、この
場合には、上記した細菌汚染の問題の他、鉄、マンガン
等のコロイドや微粒子によるコンタクトレンズの汚染、
傷の発生等も問題となる。
このため、特開昭59−150514号公報には、コン
タクトレンズ洗浄用として、手持ち型液体“濾過分配装
置が提案されているが、かかる装置は、容器の開口部に
、平膜状の疎水性濾過媒体や同じく平膜状の親水性濾過
媒体を設けたハウジングを別体の部品として取り付ける
構造となっているところから、その構造が複雑であり、
また平膜の濾過媒体を用いているために大きな濾過面積
が必要となり、必然的にハウジングも大きなものとなる
問題を内在している。特にかかるハウジング内の親水性
濾過媒体として、細菌の除去可能な濾過媒体を設置する
とすれば、極端に大きな濾過面積が必要となるのであり
、そのため実用上は必要な大きさの濾過面積が取れない
ために、良好な通水性を確保するには濾過媒体の孔径を
大きくしなければならず、こうなると実際問題としてご
み等の粒子を除去するに止まり、溶液の無菌化は困難で
ある。
また、医療用分野や飲料水浄化分野等に適用される精密
濾過素子として、実開昭58−40202号公報には、
袋状のハウジング内に中空糸状の濾過祠を収納する一方
、かかるハウジングを軟質又は弾性を有する高分子材料
にて構成することにより、該ハウジングを指先で揉む操
作を加えることによづて、ハウジング内の濾過材に付着
した微粒物を除去し、濾過の過程における濾過材の目詰
りを防止して、流量を回復せしめるようにした横lfの
ものが明らかにされているが、このような構造では、通
水して用いる代わりに密栓を施して簡易浄化器として用
いる場合には、ハウジング内への空気の流入が為され得
ないために、ハウジングの変形は、挟圧を除いた後でも
回復困難であり、それ故に緊急時の使用には可能である
ものの、日常の連続使用には不適当なものとなる。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為さ
れたものであって、高価な若しくは複雑な構造の採用を
必要とすることなく、細菌汚染の障害を完全に解決した
液体を得ることができ、特にコンタクトレンズの洗浄液
又は保存液の容器等に簡単に、且つ安価に、有利に実現
し得る装置を提供することを目的とするものである。
そして、かかる目的を達成するために、本発明に係る筒
易液体浄化装置の特徴とするところは、浄化液体出口を
有し、挟圧可能で、挟圧から開放された時原形に復し得
る弾力性材料からなる容器と、該容器内に収納された多
孔質中空糸束を有し、該中空糸束は一部または全部が親
水性部分と疎水性部分を共有する中空糸からなり、該中
空糸束の外面と内面のうち一方のみが浄化液体出口と連
通ずる空間に面してなる構造としたことにある。
(構成の具体的な説明・実施例) 以下、本発明の構成を更に明らかにするために、本発明
に従う実施例を示す図面を参照しつつ詳細に説明するこ
ととする。
先ず、第1図において、10はポット状の容器本体であ
り、その上部には所定大きさの開口部12が設けられ、
この開口部12を通じて所定の水性液体14が容器本体
10内に収容せしめられるようになっている。そして、
この容器本体10は、手指等により挟圧可能で、且つそ
のような挟圧から開放されたときに容易に原形に復し得
る弾性部材から構成され、−aに、適当な樹脂材料、例
えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボ不−1
−、ポリ塩化ビニル等の弾性を有する各種の高分子材料
を用いて形成されたものである。なお、かかる容器本体
10の形状としては、用途に応じて任意に決定されるこ
ととなるが、−iに、ポット状乃至は皿状等の下部が存
底筒形状を為す構造のものが用いられる。
そして、かかる容器本体IOの上部開口部12を形成す
る円筒状の取付部16には、樹脂成形品であるキャップ
18が、螺合、嵌合等の構造において取り付けられ、か
かる開口部12を閉塞している。より具体的には、第2
図に示されているように、キャップ18は、その中央部
において外方に突出する先細円筒状の液体流出部20を
有し、そしてこの液体流出部20の先端に、所定大きさ
の、好ましくは内径が3霧1以下とされた流出口22が
設けられている一方、キャップ18内側に一体的に形成
されたリング状の液漏れ防止片24の存在によって、か
かるキャップ18が容器本体10の取付部16に装着さ
れたときに、かかる取付部16を液密に保持し得るよう
になっている。
また、かかるキャップ18の内側には、前記液漏れ防止
片24の内周部に嵌合された状態において、中空糸モジ
ュール26が取り付けられて、キャップ18と一体的に
構成されている。この中空糸モジュール26は、多数本
の中空糸28をループ状(U字状)に束ね、端部をポリ
ウレタン樹脂等の適当な接着剤により接着、固定せしめ
て中空糸保持部30としたものであり、そしてこの保持
部30において、キャップ18の液漏れ防止片24に嵌
着せしめられて、固定或いは脱着可能に取り付けられて
いるのである。なお、第3図に示されているように、各
中空糸28の両端部は、キャップ18内部の液体通路3
2に対して開口せしめられた中空糸開口部34とされて
いると共に、かかる保持部30によって、各中空糸の中
空糸開口部34と液漏れ防止片24との間が液体密及び
気密に保持されるようになっている。
ところで、かかる中空糸モジュール26を構成する多数
本の多孔質中空糸28は、それぞれ、第4図に示されて
いる如く、疎水性部分36と親水性部分38とが共存す
る中空糸によって構成されている。そして、このような
中空糸28は、その親水性部分38において、容器本体
10内に収容される水性液体14は通過させるが、細菌
は通過させ得ない孔径を有するもの、換言すれば細菌の
除去可能な膜孔径を有するものであり、且つ濾過抵抗の
小さなものである必要がある。この細菌の除去可能な膜
孔径としては、シュードモナス・デミニュータATCC
19146を阻止し得る程度のものが望ましく、通常0
.2〜0.3μmの標準粒子を阻止せしめるものが適当
である。
また、空気中の細菌は微粒子と結合した状態で存在する
ために、水性液体中に存在する細菌よりも大きく、通常
、その径は最小でも0.45μm程度であるところから
、多孔質中空糸28の疎水性部分36にも上記の如き孔
径を有する孔(pore)を存在せしめれば、かかる中
空糸における疎水性部分36においても、外部から容器
内への細菌の侵入が良好に阻止され得ることとなるので
ある。
なお、このような疎水性部分36と親水性部分38とが
共存する多孔質中空糸28の製造方法としては、公知の
手法が適宜に採用され得るものであるが、本発明におい
ては、下記の如き手法が好適に採用されることとなる。
すなわち、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリテトラ
フルオロエチレンなどの疎水性重合体から得られた疎水
性多孔質中空糸を部分的に親水性化する手法であって、
その具体的な一例としては、第8図に示されているよう
な装置を用いて行なわれるものであり、プロピレングリ
コールモノステアレート等のような水に難溶性の界面活
性剤50を加熱溶融せしめ、その溶融物50をローラ5
2を介して疎水性中空糸としてのポリオレフィン多孔質
中空糸に付着させる際、かかるローラ52に切欠き部5
4を設けて、中空糸56のローラ52に対する接触を不
均一にして、界面活性剤を不均一に付着せしめることに
よって、目的とする疎水性部分36と親水性部分38と
が共存する多孔質中空糸28が得られることとなる。
また、上記の如きポリオレフィン多孔質中空糸を得るに
際しても、公知の手法が適宜に採用され得るものである
が、特に延伸法により多孔質化されたものにあってはス
リット状の細孔を有しており、細菌の阻止と高い通水性
が両立可能であるために、本発明においては好ましく利
用されるものである。
尤も、その他、上記とは逆に、ポリビニルアルコール、
ポリスルホン、セルロースアセテート、ポリアミド等に
よって形成された親水性多孔質中空糸に対して、不均一
な疎水化処理を施すことによって、目的とする疎水性部
分36と親水性部分38とが共存する多孔質中空糸28
を得ることも可能であり、更には、そのような共存型中
空糸28において、第4図に示されている如き疎水性部
分36と親水性部分38とが糸長方向に交互に位置する
ように形成される必要はなく、−木の中空糸28におい
て、そのような疎水性部分と親水性部分とが共存せしめ
られている限りにおいて、疎水性部分36と親水性部分
38とが糸長方向に並置するように設けられる等、各種
の共存形態を取り得ることは言うまでもないところであ
る。
また、かかる中空糸28の寸法については、特に限定さ
れるものではないが、通常、内径50〜2000μm、
膜厚10〜200μmの範囲内で351訳されることと
なる。
一方、かかる中空糸モジュール26を構成する中空糸2
8の全部が、前述の如き疎水性部分36と親水性部分3
8とが共存する中空糸とされる必要はなく、その一部が
そのような共存型の中空糸28とされておればよい。尤
も、かかる中空糸モジュール26の一部がそのような共
存型の中空糸28によって構成されている場合にあって
は、その他の中空糸はすべて親水性の中空糸によって構
成されることが望ましい。けだし、その全面において疎
水性とされた中空糸にあっては、該中空糸の内部に水性
液体が満たされてしまうと、容器本体lO内が減圧され
ても、中空糸内の水性液体は該中空糸の壁部を容易に通
過し得ないために、該疎水性中空糸による外部からの空
気の流入が困難となってしまう恐れがあるからである。
さらに、かかる中空糸モジュール26は、中空糸28を
ループ状に束ね、両端部を中空糸開口部3・1として液
体通路32に開口・ヒしめた構造とされているが、これ
に代えて、中空糸の一端を封止し、他端を接着剤にて接
着して保持部と為し、液体通路32に開口せしめた構造
とすることも可能である。また、中空糸モジュール26
のキャップ18に対する取付構造にあっても、上側の如
き嵌合構造の他にも、螺着構造などが採用され得、更に
は接着剤を用いて接着するようにしても何等差支えない
更にまた、第5図に示されているように、有孔のカバー
若しくはスカート40を設けて、中空糸モジュール26
を取り囲むようにすれば、容器本体10に対するキャッ
プ18の着脱時における中空糸28の損傷を防止するこ
とができ、本発明においては有利な手段である。なお、
容器本体10内の所定の水性液体14は、そのようなカ
バー乃至はスカー)40の孔42等を通って、中空糸2
8に接触せしめられる。
また、第6図に示されているように、キャップ18が取
り付けられる開口部12とは別に、水性液体14の供給
口として薬液注入口44を設け、該薬液注入口44が注
入ロキャノプ46にて密封され得る構造とすることも可
能であり、このような簡易液体浄化装置にあっては、キ
ャンプ18が容器本体10と一体成形され得て、その製
造が容易に為され得ると共に、容器内への溶液の供給に
際して中空糸モジュール26を一々取り外す必要がない
ために、かかる装置の耐久性が向上せしめられ得ること
となる。
ところで、以上説明してきたような中空糸モジュール2
6を備えた容器にあっては、それを傾斜させ、或いは転
倒せしめた状態において、その容器本体10の胴部を手
指等にて挟圧せしめれば、容器本体10内に収容された
所定の水性液体14は、容器本体10内の圧力の上昇に
よって、中空糸モジュール26を構成する共存型の中空
糸28における親水性部分38 (および親水性多孔質
中空糸)の中空糸壁の孔部を通過せしめられ、そしてそ
の端部の中空糸開口部34から液体通路32にJ〃かれ
て、そしてキャップ18の流出口22から外部に流出(
放出)せしめられるようになるのである。そして、その
際、中空糸28の親木性壁部の11り孔は水性液体14
中の細菌が除去可能なものであるところから、万一容器
本体10内の水性液体14内に細菌が存在していても、
効果的に分離せしめられて、キャップ18の流出口22
から放出される水性液体には細菌が含まれておらず、そ
れ故清浄な液体として供給され得るのである。
また、容器本体10内の水性液体14をキャンプ18の
流出口22から放出せしめた後、該容器本体10の胴部
への挟圧作用を解除すると、容器本体10の原形への復
元作用にて容器内は減圧となり、また容器(本体10)
は変形した状態にあるが、そのような変形は、流出口2
2および液体通路32を通じて、中空糸モジュール26
を構成する共存型の中空糸28における疎水性部分36
の中空糸壁の孔部を通って遵かれる空気が容器本体10
内に流入せしめられ、これによって容器内を大気圧に戻
し、容器(本体10)を原形に復帰せしめるのである。
なお、その際、かかる中空糸28の疎水性壁部の膜孔が
空気中の細菌の除去可能なものとされておれば、容器本
体10内に供給せしめられる空気中には細菌が含まれる
ことなく、清浄な空気として供給され得るのである。
そして、このように、容器本体10の挟圧後において、
空気を流入させて容器本体10を原形に復帰せしめるこ
とによって、清浄な液体を容易に且つ手軽に供給し得る
こととなるのである。けだし、容器本体10が変形した
状態のままにおいて、更に浄化液体を供給すべく、該容
器本体10を手指などにより挟圧せしめて液体を容器外
に流出させようとするには、多くの労力を要し、実用的
ではないからである。
また、本考案に係る簡易液体浄化装置は、第7図に示さ
れている如き構造として形成することも可能である。
すなわち、かかる簡易液体浄化装置にあっては、キャッ
プ18を貫通して、細長な液体流出部20と導液部47
とが一体となった導通パイプ48が気密に取付られてお
り、そのキャンプ18の取り付は部分に位置する内部通
路を仕切るように中空糸モジュール26が設けられてお
り、該導通パイプ48の液体流出部22例の液体通路3
2に対して、導液部47側が、該中空糸モジュール26
を介して連通せしめられている一方、該導液部47の下
端部が、容器本体10の内部底面付近において、所定の
水性液体14中に開口せしめられている。
このような構造を有する簡易液体浄化装置の使用に際し
ては、かかる容器本体10を傾斜させたり或いは転倒さ
せたりする必要はなく、そのままの状態で容器本体IO
の胴部を手指等にて挟圧せしめれば、容器本体10内に
収容された所定の水性液体14は、容器本体10内の圧
力の上昇によって、導通パイプ48内を上昇せしめられ
、中空糸モジュール26を経て流出口22より放出せし
められることとなるのであり、その使用性が一層向上せ
しめられ得るのである。
以上、本発明に従う幾つかの実施例に基づいて本発明の
構成を種々説明してきたが、本発明が、そのような例示
の実施例、更にはそれに伴う具体的な説明のもののみに
限定して解釈されるものでは決してなく、本発明の趣旨
を逸脱しない限りにおいて、本発明には、種々なる変更
、修正、改良等を加え得るものであることは、言うまで
もないところである。
たとえば、キャップ18の流出口22部分が細菌等によ
って汚染されるのを防止するために、該キャンプ18の
流出口22部分を少なくとも覆うカバーキャップを設け
ることは、本発明の効果を高める上において有効である
また、中空糸モジュール26のキャップ18内側への取
付構造にあっても、上側の如く液漏れ防止片24を利用
してその内側に嵌入せしめる構造の他、別途に適当な中
空糸モジュール保持部材をキャップ18の内側に設けた
り、更には中空糸モジュール28をキャップ18内面に
直接に固定するようにすることも可能である。
(効果) 以上のように構成されてな名液体浄化装置においては、
次のような各種の優れた効果を奏し得るごととなる。
a)高価な若しくは複雑な構造の装置を必要とすること
なく、安価で簡単な構造により、細菌汚染の障害を完全
に解決した液体を得ることができ、特にコンタクトレン
ズの洗浄或いは保存液の容器として用いることにより、
高価な装置を付加することなしに、従来から問題となっ
ていた細菌汚染の障害を完全に解決することが可能であ
る。
b)容器内の水性液体が通過せしめられる中空糸の親水
性部分が、除菌可能な孔径を有しているために、手指等
で軽く挟圧するだけで、節単に除菌された無菌の液体が
得られる。
C)空気が通過せしめられる中空糸の疎水性部分が、除
菌可能な孔径を有するように構成されれば、容器内の液
体の細苗等による汚染が良好に防止され得ると共に、か
かる液体の長期保存が可能となるのである。
d)キャップに一体的に設けられた中空糸モジュールを
構成する中空糸の一部若しくは全部が、親水性部分と疎
水性部分が共存する中空糸とされているところから、仮
に該中空糸内部に液体が満たされても、かかる液体は加
圧または減圧により親水性部分において容易に中空糸内
部から抜け、疎水性部分における空気の出入りが可能と
なる。
従って、容器に挟圧を加えて所望量の液体を外部に流出
せしめた後において、かかる疎水性部分を通じて外部の
空気が流入し、そのために容易に容器が元の形に復元す
るごとが可能であり、連続的に使用することが可能とな
る。
c)?F1体および空気の濾過媒体として、それらの機
能を一体的に有する中空糸を用いているところから、平
膜状の濾過媒体に比べて、大きな濾過面積が容易に得ら
れると共に、空気の流入部を別体に設ける必要がないこ
とから、かかる濾過媒体を備えた部材を著しくコンパク
ト化することができ、また容器を押圧する力についても
、比較的大きなノjを必要とせず、容易に液体の濾過、
即ち浄化を行ない得ると共に、かかる容2gの復元も迅
速に為され得ることとなる。
r)中空糸モジュールは、キャンプの液体流出口に通じ
るようにして、容器の内部に設置することができるので
、容器外に濾過用のハウジングを設ける必要がなく、非
常にコンパクトな簡易液体浄化装置とすることができる
g)中空糸モジュールは、中空糸を束ねて、その端を接
着剤により接着して製作されるようにした構造とするこ
とができると共に、かかる中空糸は液体通路としてだけ
でなく、空気通路としても機能するものであるところか
ら、かかる中空糸モジュールの構造が非常に簡単であり
、目的とする浄化装置を容易に且つ経済的に製造するこ
とができる。
h)中空糸モジュールが、キャップの内側に直接に又は
間接的に取り付けられてなる構造を有するものにあって
は、キャップと共に中空糸モジュールが容易に取り外し
可能であることから、一つの容器本体内の水性液体がな
くなれば、所定の水性液体を満たした他の容器本体の開
口部に容易に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う簡易液体浄化装置の一例を示す
縦断面説明図であり、第2図はその要部拡大断面図であ
り、第3図は第2図における■−■断面説明図であり、
第4図は第1〜第3図に示される実施例において用いら
れる中空糸を示す拡大説明図であり、第5図は本発明の
他の例を示す第2図に対応する断面図であり、第6図は
本発明の別の実施例を示す第1図に対応する断面図であ
り、第7図は本発明の更に別の実施例を示す第1図に対
応する断面図である。また、第8図は本実施例において
使用される中空糸の製造に際して好適に用いられる装置
の構造説明図である。 10:容器本体     12:開口部14:水性液体
     16;取付部18:キャップ     20
:液体流出部22:流出口      24:液漏れ防
止片26:中空糸モジュール 28:中空糸30:保持
部      32:液体通路34:中空糸開口部  
 36二疎水性部分38二親水性部分 出願人  トーメー産業株式会社 同   三菱レイヨン株式会社 第4図 第6図 2フ 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 浄化液体出口を有し、挟圧可能で、挟圧から開放された
    時原形に復し得る弾力性材料からなる容器と、該容器内
    に収納された多孔質中空糸束を有し、該多孔質中空糸束
    は一部または全部が親水性部分と疎水性部分を共有する
    中空糸からなり、該中空糸束の外面と内面のうち一方の
    みが浄化液体出口と連通する空間に面してなる簡易液体
    浄化装置。
JP26657985A 1985-11-27 1985-11-27 簡易液体浄化装置 Granted JPS62125804A (ja)

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JP26657985A JPS62125804A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 簡易液体浄化装置

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JP26657985A JPS62125804A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 簡易液体浄化装置

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JPS62125804A true JPS62125804A (ja) 1987-06-08
JPH0238249B2 JPH0238249B2 (ja) 1990-08-29

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