JPS6212094B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、筒状部分で作られ、その底が筒状部
分の端部を開かせて形成した角折り部と、これら
角折り部を部分的に被覆する熱可塑性樹脂の内側
テープ片と、底の折り曲げた側フラツプ上に接着
させた底被覆シートとからなるプラスチツク製袋
に関する。

この種の袋は、底を形成するように形作られた
筒状部分の端部に内側テープ片を溶着することに
よつてプラスチツクフイルムから簡単に作ること
ができ、底は高荷重に耐えうることができかつ又
汚れにくくかつ耐水性である。ところが、最近で
は、プラスチツク製糸もしくはテープで織成さ
れ、片側がプラスチツクフイルムで被覆もしくは
ラミネートされた織物からなる大型の袋状容器が
用いられるようになつてきている。この種の袋の
底を形成するには、開かせて角底を作つてから、
一般的な方法で内側テープ片を角折り部に簡単か
つ密封的に溶着する。しかしながら、この方法で
は、内側テープ片は、角折り部間で開かせた筒状
部分の端の内側で被覆されていない織物上に位置
し、このため、内側テープ片について、堅固な密
封溶着結合を得ることはできない。

したがつて、本発明の目的は、プラスチツク製
の糸もしくはテープで織成され、外側をプラスチ
ツクフイルムで被覆もしくはラミネートした織物
の筒状部分で作られた袋であつて、堅固な密封底
をもつ袋を提供することである。

プラスチツク製糸もしくはテープの織成筒状部
分で作られ、外側をプラスチツクフイルムで被覆
もしくはラミネートした袋において、前記の目的
は、本発明によれば、内側テープ片を角折り部間
の領域で角底を超えて突出させ、内側テープ片の
この突出部分を筒状部分の壁の外側上に折り返
し、次いで内側テープ片を、互いに直角に延びか
つ角折り部の折り曲げ縁部で交差する溶着シーム
によつて角折り部および外側に結合することによ
つて解決される。本発明による袋では、内側テー
プ片が溶着に非常に適した筒状部分の被覆もしく
はラミネート外側面に溶着されるので、緊密かつ
丈夫な袋が得られる。

以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。

参照数字１は筒状部分であり、この筒状部分は
プラスチツク製の糸もしくはテープで織成され、
外側がプラスチツクフイルムで被覆もしくはラミ
ネートされている。筒状部分１を開かせて角底を
形成し、この角底に熱可塑性樹脂の内側テープ片
２が置かれる。内側テープ片は角折り部３，４を
被覆し、かつ角折り部間の領域で角底を超えて突
出する部分５，６を備えている。第２図および第
３図から明らかなように、内側テープ片の突出部
分５，６は筒状部分の壁の外側７，８上に折り重
ねられ、溶着シーム９，１０によつて外側８に溶
着される。角折り部３，４と内側テープ片２とを
結合する溶着シーム１１，１２は、角折り部３，
４の折り曲げ縁部１７〜２０上に位置する交点１
３〜１６で溶着シーム９，１０と交差している。
これによつて、内側テープ片と筒状部分との緊密
かつ強力な結合を作ることができる。底を閉じた
後、第４図に示すように、折り曲げた側フラツプ
上に底被覆シート２１を接合する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、筒状部分を開かせて角底を形成し、
この角底の上に内側テープ片を配置した筒状部分
の平面図である。第２図は、角底を超えて延びる
部分を筒状部分の外側に折り重ねてそこに溶着し
た第１図に相当する図である。第３図は、第２図
の側面図である。第４図は、閉じた底に底被覆シ
ートを被覆した図を示す。 ２……内側テープ片、３，４……角折り部、
７，８……筒状部分の外側、９〜１２……溶着シ
ーム、１７〜２０……縁部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 筒状部分で作られ、底が筒状部分の端部を開
   かせて形成した角折り部と、これら角折り部を部
   分的に被覆する内側テープ片と、底の折り曲げ側
   フラツプ上に接着された底被覆シートとからなる
   プラスチツク製袋において、プラスチツク製糸も
   しくはテープで織成された筒状部分で作られてい
   て、外側がプラスチツクフイルムで被覆もしくは
   ラミネートされている袋であつて、内側テープ片
   ２が、角折り部３，４間の領域で角底を超えて突
   出しかつ筒状部分の壁の外側７，８上に折り返さ
   れ、互いに直角に延びる溶着シーム９〜１２によ
   つて角折り部３，４と外側７，８とに結合されて
   いること、溶着シーム９〜１２が角折り部３，４
   の折り曲げ縁部１７〜２０で交差していること、
   を特徴とするプラスチツク製袋。