JPS6212055A - 低圧水銀蒸気放電管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は蛍光ランプのような低圧水銀蒸気放電管の光出
力の維持率を改良するものである。

〔発明の背景〕

従来は、特開昭５５−１２１２６１号公報に記載のよう
に、ガラス管内面にネサ膜を形成し、この上に蛍光体を
塗布した蛍光ランプに於いて、ネサ膜の保護のためにネ
サ膜の上にアルミナが塗布されるのが普通であった。ネ
サ膜のないものについては、アルミナを塗布する効果が
少ないのでほとんど考慮されていなかった。

ところで、放電管容器がソーダガラスより成り。

且つ、放電管の単位面積あたりの放電電流（放電電流密
度と呼ぶ）が大きくなってくると、ガラス面に到達する
紫外線量が大きくなり１着色する結果光出力の減退が著
しく早くなると言う欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は上述した欠点を解消した低圧水銀蒸気放
電管を提供することにある。

〔発明の概要〕

そこで、本発明できガラス管内面にアルミナやシリカを
塗布し、ガラス面の保護膜として利用して光出力の維持
率を改良するようにしたものである。

つまり、ガラス管の着色は紫外線がガラス面に入射し、
ガラス内部のＮａ化合物を表面に析出させ、これに水銀
が反応して化合物を作るためである。これはソーダガラ
スで、放電電流密度の大きいものに顕著である。

これを防ぐためには、紫外線がガラスに到達するのを少
なくし、Ｎａ化合物とＨｇとの接触を遮断するのが有効
と考えられる。そのためには極めて微粒のアルミナやシ
リカをガラス表面に塗布するのがよいことに到達したも
のである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の実施例を第１図により説明する。

第１図は本発明の蛍光ランプの断面を示し、ソーダガラ
ス管１の内面にアルミナ膜２を形成し、その上に蛍光膜
３を形成する。管１内には水銀４と希ガス５を封入する
。アルミナ膜２は直径が数１０ｍμのγ−アルミナを純
水或いは水性バインダーを添加して懸濁分散して塗布す
る。アルミナの塗布量は、０．０２■／ｄ〜０．１０■
／ｄが適当である。塗布量が多すぎると、光束維持率は
却って悪くなる。この様にして、多種の蛍光ランプを作
り、アルミナを塗布しないものと比較した。

第１表は蛍光ランプ各品種の放電電流密度と２０００ｈ
点灯後、アルミナを塗布しないランプとの光束維持率の
差を示したものである。いずれの品種もアルミナを塗布
した方が、維持率はよい。放電電流密度と維持率向上と
の関係を図示したのが第２図である。この図かられかる
ように、放電電流密度が０．０８　Ａ／ｃｄ以上になる
とその効果は顕著になり、アルミナを塗布しないランプ
との差は２．０ＯＯｈで５〜６％になる。

第１表 第３図にはＦＣＬ３０の光束維持率曲線を示した。この
図で曲線Ａは本発明のランプ、曲線Ｂはアルミナを塗布
しない従来のランプの維持率を示す。

また、アルミナだけでなく、同程度の粒径のシリカ粉末
でも同様の効果がある。

また、管壁に蛍光体を塗布しない放電管であっても、そ
の効果は同様である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、放電電流密度の大きい蛍光ランプなど
の低圧水銀蒸気放電管の光出力の維持率を５％以上上げ
ることができ、経済上の効果が大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の蛍光ランプの断面図、第２図は蛍光ラ
ンプの放電電流密度とアルミナ塗布の維持率への効果の
関係を示したグラフ、第３図は蛍光ランプの光束維持率
の例を示した図である。 １・・・ガラス管、２・・・アルミナ膜、３・・・蛍光
体膜、４・・・水銀、５・・・希ガス。 ｆＪ　１　図 冨　３　図 ４＊Ｔ＃！ｒ　　Ｉｆ　　（ｘｔｔｔｔｐｈ）　　　　
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、放電管の単位断面積当りの放電電流が０．０８Ａ／
   ｃｍ＾２以上であり、かつソーダガラス管内面にアルミ
   ナ又はシリカ膜を形成したことを特徴とする低圧水銀蒸
   気放電管。