JPS62119312A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液体燃料を燃焼する液体燃料燃焼装置に係るも
のである。

従来の技術 近年灯油を燃焼させ、その燃焼熱を利用した家庭用暖房
器具は使い勝手、快適感、室内汚染、省エネルギー等の
意識の高まりから、従来の灯芯等を使い、金網を赤熱さ
せてその輻射熱により直接暖房する裸火タイプの暖房機
よシ、燃料をガス化し箱体ケースの中で燃焼させ、後部
に設けた対流用送風機で温風として吹き出し室内を暖房
する温風式のものが主流となってきている。更に後者の
温風式の燃焼器具においても前述の意識の高まりよシ燃
焼量可変幅の拡大が要求され、種々の燃焼方式の展開や
改良がなされている。以下第３図を参照しながら従来の
燃焼器具の一例について説明する。１は燃料ｔ’気化し
燃焼空気と予混合して燃焼部へ供給する気化筒で、上開
口部にバーナボディ２を載置しである。３は前記バーナ
ボディ２と気化筒１との間に設けた絞り部、４はバーナ
ボディ２に覆設したバーナキャップ、６は前記バーナボ
ディ２の外周壁に密着させて設けた金網等の保炎筒で、
複数個の炎孔２ａを覆っている。なおとの保炎筒５の下
端は気化筒１のフランジ部１ａで、又１端はバーナキャ
ップ４のフランジ部４ａで覆われるようになっていてバ
ーナボディ２に密着して支持されている。６は気化筒１
の１部に埋込んだシーズヒータで、気化筒１の温度を温
度コントローラ等によって一定湿寒以上に保つような構
成としである。７はバーナボディ２にバーナキャップ４
全固定するボルト、ナツトである。８はノズ／ｌ／９か
ら吐出する燃料を霧化させるスロートで、先端を気化筒
内にのぞませである。

以上のように構成された燃焼装置について以下動作につ
いて説明する。ノズ／Ｌ／９から気化筒１内に噴出され
た燃料は、送風機からスロート８を介して送られる燃焼
用空電により霧化され、シーズヒータ５によって高温に
加熱されている気化筒１の内壁で気化し気化筒１内で予
混合される。この予混合ガスはバーナボディ２の絞り部
３を介してバーナボディ２内の気室２ｂに供給され、複
数の炎孔２ａよシ噴出する。炎孔２ａよシ噴出する近傍
に点火電極の放電スパーク等の着火手段をこうしると燃
焼？開始し、炎孔２ａ近傍の保炎筒５に密着して火炎を
形成する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成ではポンプ等によって、
気化筒１内に噴出される燃料の吐出同期により混合ガス
濃度が濃淡のサーイク）ｖをえかき炎孔２ａ近傍の保炎
筒５に密着した火炎は小刻みに揺動する。又気室２ｂで
の混合ガス濃度が不均一も相剰し揺動がさらに拡大され
る。そのため火炎の揺動が火炎振動となシ燃焼音を増加
させていた。

さらにスロートの風切音がと記火炎振動と同期し燃焼音
を増幅させていた。

又燃焼量を絞って火炎が金網状の保炎筒に密着し赤熱し
た場合等は燃焼速度が増し、更に小刻みに、又相剰的に
赤熱度を増してわくようになる。

ところが、ここでバーナボディ２内の気室２ｂの容積の
持つ固有振動数が前述の火炎の揺動とほぼ同調すると高
周波の共鳴音を発生するようになる。

この共鳴音は非常に大きく高音なので使用者に非常に不
快を感じさせるとともに、相剰的に火炎揺動の振幅も大
きくさせ保炎筒５の赤熱度を増して保炎筒を破損するお
それがあるというような問題点を有していた。

本発明は上記のような問題点に鑑みてなしたもので、火
炎の揺動を防止し燃焼騒音の低下を図ると共にバーナボ
ディ内の気室の共鳴を防止し長期にわたって安全且つ安
定した燃焼を保つようにすることを目的としたものであ
る。

問題点を解決するだめの手段 北記問題点を解決するための本発明の燃焼装置はバーナ
ボディ２の絞り部に複数個の整流穴を有する整流器１１
を位置せしめたものである。

作　　　用 本発明は上記構成によって気化筒内の混合ガスは整流器
によって気化筒内の予混合を均一にし、ムラのない混合
ガスが気室内に送られ、ポンプの吐出同期に関係なく揺
動の少ない安定した火炎を炎孔に形成し、結果として燃
焼音の低下及び共鳴音の防止を図ると共に長期間にわた
って安全で且つ安定した燃焼が得られる。又、スロート
の風切り音についても整流器の消音効果によシ燃焼音低
下が図れる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図、第２図を用いて説明す
るが、従来例と同一部分は同一符号を附記して詳細な説
明を省略し異なる部分のみ説明する。１０はバーナボデ
ィ２内の気室２ｂに絞り部３を覆う如く設けた均圧板で
、複数個の孔１０　ａを有している。１１はセラミック
ス等の不燃性材料からなる整流器で、バーナボディ２の
絞り部３に位置せしめ、気化筒１内と気室２ｂ（ｊ連通
している。整流器１１は複数個の整流穴１１ａ’ｉ有し
、整流穴寸法はｂ＝１．５ａ≦になっている。

上記構成においてノズ／Ｌ／９より気化筒１内に噴射し
た液体燃料はスロート８より供給される燃焼空気により
霧化し高温の気化筒１内壁に当り混合ガスとなる。この
混合ガスは整流器１１を通り整流されて気室２ｂに供給
され、複数の炎孔２ａより噴出し、点火され保炎筒５に
密着した火炎が生じる。そして、混合ガスは整流器１１
の抵抗のため気化筒１内での滞留時間が長くなり、気化
筒１内には均一な濃度の混合ガスが得られ、又ポンプ等
の吐出周期における脈動を抑制するため火炎の振動が少
なくなる。又スロートの風切り音は整流器１１°の整流
穴１１ａによシ音を減少させ火炎振動の増幅を抑制し、
共鳴を防止する。さらに整流器１１から供給された均一
な混合ガスは均圧板１０の複数個の孔１０＆によってバ
ーナボディ２の気室２ｂ全域に均等に分散され混合ムラ
、噴出ムラを防止し火炎振動の少ない安定した火炎が得
られる。さらにこの整流器１１は気化筒１から噴流して
くる予混合ガスのうち粒子の大きなものを遮断する働ら
きをなし、大粒子が炎孔２ａから噴出する際に生じる黄
火等を大巾に低減することができる。

発明の効果 以上のように本発明はバーナボディ下部の絞り部に、複
数個の整流穴を有する不燃性の材料から成る整流器を位
置せしめているから、燃焼音の共鳴防止と、スロートの
風切り音低減と、混合ガスの分布均等及び均質化を図る
ことができ、揺動の少ない火炎が形成される。したがっ
て燃焼音の低下及び共鳴音の防止が図れると共に長期に
わたって安全で且つ安定した燃焼状態を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の液体燃料燃焼装置の一実施例を示す縦
断面図、第２図はその横断面図、第３図は従来の液体燃
料燃焼装置の一例を示す断面図である。 １・・・・・・ｉ化Ｍ、２・・・・・・バーナボディ、
３・・・・・・絞り部、８・・・・・・スロート、９・
・・・・・ノズル、１０・・・・・・均圧板、１１・・
・・・・整流器、１１ａ・・・・・・整流穴。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液体燃料を気化して燃焼用空気と混合させる気化筒と、
   この気化筒の開口部に設けたバーナボディと、上記気化
   筒内の混合ガスを縮流してバーナボディ内に供給する絞
   り部とを備え前記絞り部には複数個の整流穴を有する整
   流器を位置せしめた液体燃料燃焼装置。