JPS6211819Y2 - - Google Patents

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JPS6211819Y2
JPS6211819Y2 JP1981119192U JP11919281U JPS6211819Y2 JP S6211819 Y2 JPS6211819 Y2 JP S6211819Y2 JP 1981119192 U JP1981119192 U JP 1981119192U JP 11919281 U JP11919281 U JP 11919281U JP S6211819 Y2 JPS6211819 Y2 JP S6211819Y2
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reinforcing member
reinforcing
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tension rod
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JP1981119192U
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【考案の詳細な説明】 本考案は貯槽内部にテンシヨンロツド等の補強
ボルトを取付けるための貯槽用補強部材に関す
る。
貯水槽等の貯槽は複数枚のパネルを互に連結し
て壁面を構成するようになつており、この壁面は
連結部の強度が低いため、テンシヨンロツド等を
取付けて補強する必要がある。
第1,2図は4枚の単位パネル10が互に周縁
ジヨイント部12で連結された貯水槽の十字接合
部補強構造が示されており、第2図に示される如
くそれぞれの単位パネル10の角部付近にテンシ
ヨンロツド14を貫通し、このテンシヨンロツド
14の貫通部は貯水槽外でナツト15が螺合し、
さらに先端部はプレート16を挿通した後にナツ
ト18が螺合している。従つてこの補強構造では
各テンシヨンロツド14が十字接合部中心10A
回りに等しく配置されているのでそれぞれ等しい
張力を受けて水圧を支持し、パネル10のふくら
みを制限している。
第3図は高さが小さく、低水圧の水槽に用いら
れる補強構造であり、2本のテンシヨンロツド1
4が単位パネル10へナツト18により固着され
ている。この場合、テンシヨンロツド14が取付
られていない単位パネル10は水圧によるずれ
(矢印A方向)が生じ易く、また地震時荷重で回
転力(矢印B方向)を受けてジヨイント部12が
水槽外へ膨出することになる。
このため従来、水圧が低いにも拘らず4本のテ
ンシヨンロツドを用いて第1図と同構造とし各テ
ンシヨンロツドの張力を均等にしており、必要以
上のテンシヨンロツド本数を必要としている。
本考案は上記事実を考慮し、貯槽の寸法に拘ら
ず常にパネル接合ジヨイント部でバランスのとれ
た補強を行うことができる貯槽用補強部材を得る
ことが目的である。
本考案に係る貯槽用補強部材は取付用基板を取
付用貫通孔を用いて貯槽を構成する複数の単位パ
ネルの十字接合部へ当接して固着し、この基板の
十字接合部に対応した部分から立設されたソケツ
トへ雌ねじを刻設し、この雌ねじへテンシヨンロ
ツド等の補強ボルトを螺合することによりパネル
接合部の不釣合いをなくすようになつている。
以下本考案の実施例を図面に従い説明する。
第4図には本考案の第1実施例に係る補強部材
20,22を用いた貯水槽が示されている。
この貯水槽は矩形板の周縁にジヨイント部12
が直角に立設された単位パネル10がジヨイント
部12を介して互に接合されて壁及び底が形成さ
れている。この実施例では上下2段に単位パネル
10が連結されて壁を構成しており、また頂部に
は同様に単位パネル10が連結された天井が取付
られるようになつている。
補強部材20は補強ボルトとしてのテンシヨン
ロツド14を取付けるようになつており、第5,
6図に示される取付用矩形基板24の中心部にこ
の基板と直角にソケツト26が接続されている。
このソケツト26の先端部にはテンシヨンロツド
14の螺合用雌ねじ28が刻設されている。
また取付用矩形基板24には一般的にはソケツ
ト26を中心として互に等間隔(寸法L)に取付
用孔30が正方形配置として穿設されている。こ
れらの貫通孔30は雌ねじ28と平行状の軸心を
有しており、第5図に示される如く取付ボルト3
2が適用されて単位パネル10へ固着されるよう
になつている。この基板24と単位パネル10と
の間にはパツキン33を介在させることが好まし
い。
この取付ボルト32は4枚の単位パネル10の
角部へそれぞれ穿設された貫通孔へ挿入した後に
先端部からナツト34が螺合され、さらに先端部
がプレート16を貫通した後にナツト35が螺合
されている。このように取付ボルト32を各単位
パネル10の角部へ貫通させることにより取付用
矩形基板24及びソケツト26の軸心は4枚の単
位パネル10の角部が互に接合される十字接合部
中心へ配置される。なおプレート16はジヨイン
ト部12へナツト35の締付力を加え、ジヨイン
ト部12の膨らみを抑えている。
補強部材22は第7図に示される如く補強部材
20に同様に矩形基板24及びソケツト26を有
しており、矩形基板24には取付用貫通穴30が
穿設されている。ソケツト26の軸心は矩形基板
24と直角ではなく、所定角度(この実施例では
45゜)傾斜されており、雌ねじ28には第4図に
示される補強ボルトとしての斜プレース36の両
端部に形成された雄ねじが螺合するようになつて
いる。しかしこの斜ブレース36の軸心は補強部
材20と同様に、4枚の単位パネルの十字接合部
中心へ向いている。
このように構成された本実施例に係る補強部材
の取付けを説明する。あらかじめテンシヨンロツ
ド14の両端に雌ねじ28を螺合することにより
補強部材20を取付ける。
ここで取付用矩形基板24の貫通孔30へ取付
ボルト32を適用して矩形基板24を4枚の単位
パネル10の接合部へ固着する。この固着は第5
図に示される如く取付ボルト32へナツト34、
プレート16、ナツト18を適用することにより
確実かつ高強度に矩形基板24を単位パネル10
へ固定することができる。矩形基板24を単位パ
ネル10へ取付ボルト32で取付ける前に、矩形
基板24をテンシヨンロツド14に対して回転さ
せテンシヨンロツドへの螺合量及びテンシヨンロ
ツドの張力を微調節可能である。すなわちテンシ
ヨンロツド14の張力は矩形基板24の貫通孔3
0が正方形配置とされるので矩形基板24の4分
の1回転毎に微調整することができ、テンシヨン
ロツド14の中間部にターンバツクル等の微調整
手段がない場合にもテンシヨンロツドの張力を細
かく調整することができる。
このように矩形基板24が確実に単位パネル1
0の接合部に取付けられ、テンシヨンロツドの軸
心は4枚の単位パネル10の十字接合部中心へ配
置されるので4枚の単位パネル10にはテンシヨ
ンロツド14によつて均等な荷重が加わり、いず
れかの単位パネルへ張力が集中して作用する片利
き状態が発生することはない。
また貯水槽の大きさ、形状等の変更によつて補
強度合を変更する場合にはテンシヨンロツド14
の太さを変更することにより容易に対処可能であ
る。従つて補強度合を変更した場合にも従来と異
り、単位パネルの接合部にも不釣合荷重が作用す
ることはない。
補強部材22は補強部材20と同様4本の取付
ボルト32で第4図に示される如く単位パネル1
0へ固着され、斜ブレース36を掛け渡して同様
に不釣合荷重をなくすことができる。但しこの場
合はテンシヨンロツド14と異り、矩形基板24
との螺合量を微調節するにあたり、ソケツト26
が矩形基板24と垂直に設けられていないので、
矩形基板24は斜ブレース36との螺合量調整が
矩形基板24の一回転毎に限定される。
次に第8図には本考案の第2実施例に用いられ
る補強部材38が示されている。この補強部材3
8ではソケツト26が矩形基板24と一体的に設
けられている点が前記実施例と異るのみであり、
前記実施例の補強部材20と同様の効果を得るこ
とができる。また雌ねじ28の軸心又は一体的に
設けたソケツト26の軸心を基板24の垂直線に
対して傾斜させれば斜ブレース取付用補強部材と
なる。
次に第9図には本考案の第3実施例に係る補強
部材40が示されている。
この補強部材40では取付用基板がソケツト4
4から放射方向に接続された4枚のコ字状板46
から構成されており、これらのコ字状板46の先
端部付近には取付用貫通孔30がそれぞれ穿設さ
れている。
従つてこの実施例における補強部材40は前記
各実施例における補強部材に比べて軽量で大きな
強度を得ることができるようになつている。この
実施例でも雌ねじ28の軸心を傾斜させて斜ブレ
ース用補強部材とする変更は容易である。
次に第10図には本考案の第4実施例に係る補
強部材50が示されており、矩形基板24はその
中央部から屈曲されて両辺がL字状となつてい
る。従つて4個の取付用貫通孔30は2個と他の
2個とがその軸心を直角方向としている。
またこの矩形基板24の屈曲部へ一端が溶着さ
れたソケツト26はその軸心が矩形基板24の両
辺の2等分線上に、すなわちこれらの両辺と45゜
の角度のもとに配置されている。
ソケツト26の先端部付近と矩形基板24の両
辺との間にはそれぞれ補強リブ52が固着されて
いる。
第11図は、この補強部材50及び前記補強部
材22をそれぞれ2個用いて2本の斜ブレース3
6を取りつけた側面図が示されている。ここに補
強部材50はそれぞれ貯水槽の角部へ固着されて
斜ブレース36の一端を支持している。従つて前
記各実施例と同様の効果を得ることができ、また
この実施例は幅の狭い水槽を補強する場合に適し
た構成となつている。
以上説明した如く本考案に係る貯槽用補強部材
は補強ボルトが螺合するソケツトを取付用基板の
十字接合部対応部から立設し、この取付用基板に
は4個の取付用貫通穴を正方形に配置して単位パ
ネルの十字接合部へ当接して取付けるので貯槽の
補強度合を変更した場合にも貯槽へ不釣合荷重を
作用させることなく補強することができる優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の貯槽補強構造を示す断面図、第
2図は第1図の左側面図、第3図は同じく従来の
補強構造を示す断面図、第4図は本考案の第1実
施例に係る貯槽用補強部材が適用された貯槽を示
す斜視図、第5図は第4図−線断面図、第6
図は第1実施例の補強部材20を示す斜視図、第
7図は第1実施例の補強部材22を示す斜視図、
第8図及び第9図は本考案の第2実施例及び第3
実施例を示す斜視図、第10図は本考案の第4実
施例に係る補強構造を示す斜視図、第11図は第
4実施例の補強構造が適用された所槽を示す側面
図である。 10……単位パネル、12……ジヨイント部、
14……テンシヨンロツド、20,22……補強
部材、24……取付用矩形基板、26……ソケツ
ト、28……雌ねじ、30……取付用貫通孔、3
6……斜ブレース、38,40……補強部材、4
2……取付用基板、44……ソケツト、46……
コ字状板、48,50……補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貯槽を構成する複数の単位パネルの十字接合部
    へ当接して取りつけられる取付用基板と、この基
    板へ穿設された方形配置の取付用貫通孔と、前記
    取付用基板の十字接合部に対応した部分から立設
    され補強ボルト螺合用雌ねじが刻設されたソケツ
    トとを有する貯槽用補強部材。
JP11919281U 1981-08-11 1981-08-11 貯槽用補強部材 Granted JPS5824795U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11919281U JPS5824795U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 貯槽用補強部材

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JP11919281U JPS5824795U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 貯槽用補強部材

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Publication Number Publication Date
JPS5824795U JPS5824795U (ja) 1983-02-16
JPS6211819Y2 true JPS6211819Y2 (ja) 1987-03-20

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JP11919281U Granted JPS5824795U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 貯槽用補強部材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229562A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Asahi Concrete Works Co Ltd 地下構造物の補強方法及びコンクリート構造体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6126224Y2 (ja) * 1979-05-17 1986-08-06
JPS5697288U (ja) * 1979-12-26 1981-08-01

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JP2012229562A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Asahi Concrete Works Co Ltd 地下構造物の補強方法及びコンクリート構造体

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JPS5824795U (ja) 1983-02-16

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