JPS62118124A - 殊に自動車の内燃機関と変速機との間の動力伝達系におけるねじり振動を減衰する装置 - Google Patents

殊に自動車の内燃機関と変速機との間の動力伝達系におけるねじり振動を減衰する装置

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JPS62118124A
JPS62118124A JP20977786A JP20977786A JPS62118124A JP S62118124 A JPS62118124 A JP S62118124A JP 20977786 A JP20977786 A JP 20977786A JP 20977786 A JP20977786 A JP 20977786A JP S62118124 A JPS62118124 A JP S62118124A
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JP
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segment
chamber
inertial
radially
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JP20977786A
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ヴオルフガング・ライク
ハンス−デイーター・エリソン
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Original Assignee
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 と 本発明は、殊に自動車の内燃機関と変速1の間の動力伝
達系における回転振動若しくはねじシ振動を減衰する装
置であって、少なくとも2つの、互いに相対的に回動可
能に支承された慣性体を有し、該慣性体間にダンパ手段
が設けられておシ、かつ一方の慣性体が内燃機関に、ま
た他方の慣性体がクラッチ、例えば摩擦クラッチを介し
て変速機に結合可能である形式のものに関する。
このような形式の装置はダンパ手段として一般に慣性体
の間に、周方向で作用する、弾性エネルギを蓄える蓄力
部材、例えばコイルばねを有すると共に、軸方向で作用
する蓄力部材を有しており、該蓄力部材は摩擦ライニン
グ又は滑シライニングと協働して摩擦、即ちヒステリシ
スを生ぜしめる。
このような形式の装置は成る程ある種の用途に於いては
振動若しくは騒音状態の比較的良好な改善を達成しつる
が、しかしこのような形式の装置は多くの場合1つの妥
協的な解決手段なのである。従ってこの純機械的な解決
手段は、全く異なった振動及び騒音状態を示す種々異な
る運転状態に於ける広い範囲に亘る要求をカバーするこ
とはできない。装置は出来るだけ多くの運転状態をカバ
ーしようとすればそれだけ高価になる。それというのは
付加的な振幅範囲に対して付加的な、その都度複雑な手
段が必要になるからである。殊にこのような装置は減衰
特性を複数の変化する運転条件に適合させることができ
ない。それというのは、特に、個々の減衰手段に所属し
たヒステリシスを変化させることができないからである
。またこれらの装置は摩耗しやすくかつ故障を生じやす
い。
本発明の課題は、はじめに述べた形式の装置を、殊にそ
の減衰作用を改善し、減衰特性を自動車の種々異なる振
動及び騒音状態に、種々異なる運転条件及びその他の影
響下において適合させることができるようにし、その結
果例えば低回転数、高回転数、共振回転数、機関始動、
機関停止その他において機関と変速機との間に発生する
振動の申し分のない「ろ過」が達成されるようにするこ
とにある。さらに本発明はこの場合、構造的な手段に基
づいて、非切削加工による構成部分の割合を出来るだけ
多くシ、要するに、打ち抜き加工又はプレス加工によっ
て相応して有利な形状に製作される構成部分を出来るだ
け多く使用することにより低い製作費を達成することに
ある。さらに装置の耐用寿命を長くし、摩耗を少なくシ
、かつ駆動系における損失を減少させることにある。
この課題は本発明によれば、慣性体の間に、粘性媒体を
変位させ若しくは押し出すことにより減衰作用を生じる
、少なくとも1つのダンパ機構を設けることによって解
決されている。摩擦による減衰作用を生じる純機械的ダ
ンパ装置に対する、本発明の、粘性媒体の変位若しくは
押し出しによる減衰作用を生じるダンパ機構の顕著な利
点若しくは違いは、その減衰作用が、両慣性体間にトル
ク変動若しくはねじシ振動に基づいて発生する角速度に
関連して、変化することにある。これにより角速度若し
くは角加速度に関連して減衰率若しくはヒステリヒス、
ひいてはまた減衰特性を変化させることができる。
さらには、両慣性体のニュートラル位置外において、要
するに負荷運転時において生じる小さい振幅の振動をも
相応してわずかなヒステリヒスをもって減衰することが
できる。このことは、粘性媒体中に生じる圧力が、所定
の体積の粘性媒体が変位若しくは押し出されるときの瞬
間的な速度に関連することに因る。
このことは要するに、粘性媒体を以て働くダンパ機構の
減衰力が、両慣性体間に衝撃モーメント若しくは高い交
番モーメントがあるか又は僅かなモーメント変動がある
かに関連していることを意味する。要するに実際には減
衰作用の自動的な調整が、達成される。
本発明の有利な一実施態様によれば、慣性体間のねじり
抵抗が所定のパラメータに関連して可変である。このね
じり抵抗の変化は適当な手段を用いて調整又は制御する
ことによりその都度の用途に適合させることができる。
ダンパ機構のねじり抵抗を変化させるための調整若しく
は制御量として、有利には、内燃機関の回転数、両慣性
体間において伝達されるモーメント、内燃機関及び又は
少なくとも一方の慣性体若しくは両慣性体相互の回転運
動の不均一性を利用することができる。さらに本発明の
有利な一実施態様によれば、粘性媒体の通過流量若しく
は押し出される体積を規定し若しくは調整することによ
り、所定の運転パラメータに関連する所定の減衰作用過
程をうることができる。ねじり抵抗の変化は、粘性媒体
のための少なくとも1つの通過横断面を変化させること
によって、簡単な形式で行うことができる。
しかしまた異なる別の用途に対しては、回転数の低下に
伴ってねじり抵抗が増大し、換言すれば回転数の増大に
伴ってねじり抵抗が減少するようにすることも有利であ
る。
ねじジ抵抗の調整若しくは制御を、該ねじり抵抗が徐々
に若しくは連続的に変化するように行なうことも有利で
ある。しかしまた、両慣性体間のねじり抵抗が、所定の
回転数を上回ったときに急激に減少し、所定の回転数を
下回ったときにねじり抵抗が再び急激に増大するように
することも有利である。また、ねじり抵抗の変化の種々
異なるバリエーションを組み合わせて、その結果内燃機
関の所定の回転数範囲においてねじり抵抗が徐々に変化
し、この所定の回転数範囲を過ぎるとねじり抵抗が衝撃
的に若しくは急激に変化するようにすることも有利であ
る。
回転数が増大するとねじり抵抗が変化せしめられる回転
数若しくは回転数範囲と、回転数が低下するとねじり抵
抗が変化せしめられる回転数若しくは回転数範囲とは異
なることができる。
両慣性体間のねじり角度は制限することができ、この場
合ねじり抵抗の変化は両慣性体間の限られたねじり回動
範囲若しくは全ねじり角度の一部の範囲に亘って有効に
作用することができる。
装置をそのつどの用途に良好に適合させることができる
ようにするために、慣性体間に、粘性媒体を用いる液力
式ダンパ機構の他に、少なくとも1つのねじり弾性のダ
ンパ装置を設けるのが有利である。さらに、装置の減衰
特性を改善するために、慣性体間に摩擦減衰手段を設け
るのが有利である。この摩擦減衰手段は、ねじり弾性の
ダンパ装置及び又はダンパ機構に対して、並列的に及び
又は直列的に作用する、慣性体間に配置されfc摩擦機
講によって構成することができる。摩擦機構はこの場合
所謂負荷摩擦装置を含んでいることができ、これは、両
慣性体間の可能な全ねじり角度に亘っては有効に作用せ
ず、又は両慣性体間に滑りクラッチを構成するもので、
これはまた、液力式ダンパ機構と直列的に作用すること
ができ、かつ両慣性体のある限られた相対回動又は制限
のない相対回動を可能にするものである。
装置の構成にとって、ねじり弾性のダンパ装置が、粘性
媒体を以って動くダンパ機構の半径方向内側に配置され
ているのが有利である。さらにまた、粘性媒体を押し出
すダンパ機構とねじり弾性のダンパ装置が両慣性体間に
設けられていて、両慣性体間の可能な全ねじり回動範囲
の少なくとも一部に亘って、互いに並列的に作用するよ
うにするのが有利である。しかしまた、両慣性体間の休
止位置から、まずはじめに、所定のねじり角度範囲に亘
ってねじり弾性のダンパ装置だけが作用し、次いで、該
ねじシ角度範囲を越えると、さらに別のねじり角度範囲
に亘って、液力式のダンパ機構が、ねじシ弾性のダンパ
装置に対して並列的に有効に作用するようにするのが有
利である。しかしまた、はじめに、粘性媒体を押し出す
ダンパ機構だけが作用し、所定のねじり角度範囲を越え
た後にはじめてねじシ弾性のダンパ装置が上記のダンパ
機構に対して並列的に作用するようにすることも可能で
ある。
少なくともlの、互いに次属し曾つ至で形成し、これら
の室間に接続部、例えばオーバーフロー通路若しくは接
続通路を設け、両慣性体の相対回動によって、一方の室
の室容積の減少により他方の室の室容積が増大するよう
にするのが有利である。このような構成により、両慣性
体間に発生するねじシ衝撃もしくはねじり振動に基き、
一方の室から他方の室内へ又はその逆に粘性媒体が押し
出されることになる。この粘性媒体の押し出し又は変位
によυ両慣性体間に減衰作用が生じる。
さらにまた、装置の機能にとって、装置の周方向でみて
、互いに所属し合う若干の室内を設けるのが有利である
。これらの室は次のように構成するのが有利である。即
ち、一方の慣性体の構成部分が少なくとも1つの環状室
を形成し、該環状室が該環状室内に設けられた壁又は仕
切りによって少なくとも2つのセグメント状の室に分割
され、要するに円弧状の室に分割され、かつこれらの各
室内に、他方の慣性体と一緒に回動可能に結合した半径
方向突起が侵入し、該半径方向突起が、上記セグメント
状室を分割して、その両側にそのつど1つの、容積可変
の室が を形成する、ようにするのが有利である。この場合、上
記壁又は仕切り体の両側【形成される室が互いに所属し
合うようにするのが有利である。この場合、環状室が半
径方向外側から閉じられており、かつ上記の半径方向突
起が、他方の慣性体に回動不能に設けられているリング
状の構成部分によって支持され、かつこの構成部分から
半径方向外側へ向って突出しているようにするのが有利
である。装置のこのような構成によれば、環状室内には
、周方向でみて、壁又は仕切りと半径方向突起とが交互
に配列されて受容されている。この場合特に有利な一実
施態様では、リング状の構成部分が環状室もしくは仕切
られた室を半径方向内側から制限している。
装置の機能上特に有利な一実施態様によれば、リング状
構成部分の半径方向突起が該環状室の幅及び高さに適合
していて、その結果このような突起の両サイドに形成さ
れる室がこの半径方向突起により互いにほぼ密封されて
いる。しかしこの場合、例えば製作公差に起因して発生
することがある漏洩損失により、1つの半径方向突起の
両側の2つの室間である程度の粘性媒体の交換が行なわ
れる。装置の構成上特に有利な一実施態様によれば、半
径方向突起を有する上記のリング状構成部分が環状室も
しくは両サイドの室の半径方向内側を制限し形成してい
る。
装置の特に有利なかつ簡単な構成の一実施態様によれば
、上記の仕切り若しくは分割が環状室内に受容されてい
るセグメント状の構成部分によって行なわれている。こ
れらのセグメント状の構成部分は半径方向及び又は周方
向で環状室内に固定されていることができる。しかし装
置の減衰特性を改善するために、有利な一実施態様によ
れば、セグメント状の構成部分が環状室内においである
限度内で半径方向及び又は周方向で変位可能になってい
る。装置の構成上特に有利な一実施態様によれば、互い
に所属し合った室間の接続部が、リング状構成部分の外
周面とセグメント状構成部分の内周面との間に形成され
た間隙によって、形成されている。半径方向に変位可能
なセグメント状構成部分を使用した場合には、従って、
例えば内燃機関の回転数に関連して、若しくはセグメン
ト状構成部分に作用する遠心力に関連して、上記の間隙
の大きさ、ひいてはまた装置の減衰作用が変化せしめら
れる。
装置の構成上特に有利な別の一実施態様によれば、セグ
メント状構成部分が、半径方向での変位中及び又は周方
向での変位中、少なくとも1つの蓄力部材と協働する。
半径方向でのセグメント状構成部分の変位において、該
構成部分が蓄力部材によって半径方向内側に向って負荷
され、要するに、装置の回転のさいに、蓄力部材が、セ
グメント状構成部分に作用する遠心力に抗して逆向きに
作用するようにすることが特に有利である。このように
することにより、互いに所属し合う空間の接続通路の横
断面は回転数の低下に伴って減少することができる。こ
れにより(横断面の減少により)両慣性体間のねじり抵
抗は高められる。この場合蓄力部材は次のように設計す
ることができる。即ちセグメント状構成部材が、所定の
回転数で、環状室を半径方向内側から制限しているリン
グ状構成部材外周面に居戻し、その結果この当膠によフ
、互いに所属し合う画室間において粘性媒体が実際上も
はや往復しえなくなることにより、粘性媒体を以って働
くダンパ機構が両慣性体を実際上記いに不動に結合する
ように、設計することができる。
有利な一実施態様によれば、セグメント状構成部分はビ
ン、例えばリベットを介して環状室内にかつ一方の慣性
体に位置固定されている。
セグメント状構成部分を位置固定若しくは案内するため
に、該構成部分が、ビンが軸方向で通される切り欠きを
有しているようにすることができる。これらの切り欠き
はこの場合半径方向外側に向って開いており、かつビン
直径よシも大きな半径方向長さを有するように設計する
ことができる。局方向でのセグメント状構成部分の位置
固定のために、ビンが上記切り欠きの周方向幅にぴった
り適合するようにするのが有利である。
装置の構成及び耐用寿命にとって特に有利な一実施態様
によれば、環状室若しくは、粘性媒体が充填される室が
、機関に結合される第1の慣性体に設けられてお9、こ
れによ)、粘性媒体の熱的負荷が著しく減少せしめられ
る。このことは、摩擦クラッチを介して変速機入力軸に
結合されるもう一方の慣性体が、クラッチ操作のさいに
発生する摩擦熱の大部分を吸収して放出し、その結果こ
の摩擦熱のたんに僅かな一部分が液力式タンパ機構に熱
的作用を及ぼすにすぎないからである。
装置の構成上有利なさらに別の一実施態様によれば、環
状室が、ねじシ弾性のダンパ装置を取囲む1つの外壁と
、該外壁から発して半径方向内側へ延びかつ相互間に軸
方向でセグメント状構成部分並びに、リング状構戊部分
の少なくとも半径方向突起を受容している側壁とによっ
て構成されている。この場合、特に簡単な構成の一実施
態様によれば、セグメント状構成部分を環状室内で固定
しているビンが外壁に少なくともほぼ密従し、これによ
り該ビンが互いに所属し合っている2つの室をも分割し
ている、換言すれば、既に述べたように、馬方向でみて
、本発明のさらに別の有利な一実施態様によれば、半径
方向で変位可能なセグメント状の構成部分が、装置の回
転のさいに装置に作用する遠心力の作用に抗して、ねじ
シ振動若しくは回転衝撃発生時に両慣性体間に生じる動
圧により、半径方向で変位可能である。このための特に
有利な一実施態様によれば、セグメント状構成部分が半
径方向外側で、少なくともその周方向全長の一部の範囲
に亘って、自由スペース又はスリットにより取囲まれて
おり、これにより該スペース又はスリット内にもや、は
シ、半径方向内側へ向う力をセグメント状構成部分に作
用させる動圧が発生せしめられる。これにより、回転こ
れにより、粘性媒体を以って働くダンパ機構のねじり抵
抗が増大せしめられる。この場合装置は、上記液力式ダ
ンパ機構によって生ゼしぬられるねじり抵抗の変化が、
発生する回転衝撃若しくはトルク変動に対して少なくと
もほぼ比例するように構成することができる。
装置の減衰特性を教養するため、有利な一実施態様によ
れば、半径方向で変位可能なセグメント状構成部分が、
環状室を半径方向内側から制限し形成しているリング状
構成部分の外周面と摩擦従続可能になっている。これに
よってえられる画情性体間の摩擦に因る減衰作用は、個
別の室内にトルク変動のさいに発生する動圧に関連する
特に有利な一実施態様によれば、個別の室を形成してい
る、環状室の側壁の1つが少なくともほぼ、一方の慣性
体の半径方向フランジによためにも役立っている。環状
室のもう一方の、他方の壁は、一方の側壁ともつ一方の
、他方の慣性体との間に、軸方向に配置することができ
る。環状室のこの外壁は、有利には、一方の慣性体の軸
方向で延びているリング状付加部によって形成されてお
り、この場合上記の一方の慣性体は、内燃機関に結合さ
れる方の慣性体であるのが有利である。装装置の構成上
有利な別の一実施態様によれば、環状室のもう一方の他
方の側壁は、慣性体の軸方向付加部に佐官しているディ
スク状構成部分によって形成されている。
特に有利な構成によれば、上記の他方の側壁は相応する
慣性体にリベット継手によって固定されている。このた
めに必要なリベットは、セグメント状構成部分を案内す
るビンと一体に構成することができる。
トルク伝達装置の機能及び製作上有利な一実施愈様によ
れば、ねじシ弾性のダンパ装置が少なくとも1つの入力
側部分と少なくとも1つの出力側部分とを有しており、
かつ環状室側壁の少なくとも一方の側壁が上記入力側部
分を形成している。装置のこのような構成においては、
環状室を半径方向内側から制限しているリング状構成部
分がねじり弾性のダンパ装置の出力側部分に結合されて
いるよ5にするのが有利である。ねじシ弾性のダンパ装
置の入力側部分及び出力側部分を形成する構成部分の間
には、有利には、周方向で作用する蓄力部材、例えばフ
ィルばねが設けられている。これらの蓄力部材は、ねじ
シ弾性のダンパ装置の入力側部分及び出力側部分にある
切り欠き内に受容することができる。
装置の構成上有利な一実施態様によれば、−万の慣性体
の軸方向で延びているリング状付加部に、さらに別の壁
が固定されており、該壁は環状室の他方の壁と他方の慣
性体との間を半径方向に延びている。装置のこのような
構成においては、−万の慣性体の半径方向フランジ、該
フランジから軸方向に延びている付加部及び壁が、1つ
の環状室を形成し、該環状室内に少なくとも2つのダン
パ、即ち粘性媒体を押し出すことによって減衰作用を生
じるダンパ機構並びにねじシ弾注のダンパ装置若しくは
摩擦ダンパ手段が受容されているようにするのが有利で
ある。この場合有利な一実施態様によれば、環状室の少
なくとも一部に粘性媒体が充填され、これにより、装置
の個々の構成部分の互いに接触し合い相対的に運動する
範囲の潤滑が行なわれ、これにより、滑シ摩擦による摩
耗が著しく減少せしめられ、ひいては装置の耐用寿命並
びに機能の信頼性が高められる。
環状室内に受容されている粘性媒体の流出を避けるため
に、有利な一実施態様によれば、一方の慣性体の軸方向
付加部に設けられている壁の半径方向内側範囲と他方の
慣性体との間に密封手段が設けられている。有利な一実
施態様によれば、上記の壁はほぼ剛性の構成部分にょっ
て形成されており、かつ該構成部分と慣性体の少なくと
も一方の慣性体との間にバンキングが設けられている。
さらに一実施態様によれば、上記の壁が一方の慣性体の
軸方向付加部の端面に取付けられていて、該端面と上記
の壁との間にパッキングが設けられている。
環状室を密封するためのさらに別の有利な一実施態様に
よれば、該環状室はダイヤフラム状構成部分によってシ
ールされている。有利な一実施態様によれば、このダイ
ヤフラム状構成部分は半径方向外側で一方の慣性体の軸
方向の付加部とこれに取付けられているさらに別の半径
方向壁との間に締め込まれており、かつ半径方向内側に
向って2さらに別の半径方向壁を越えて延びていて、か
つ構成部分の1つにプレロードを有する状態で密接して
支持されている。ダイヤフラム状構成部分を支持してい
るこの構成部分はもう一方の、他方の慣性体によって支
持されているか又はこの慣性体自体によって形成されて
いることができる。有利には上記ダイヤフラム状構成部
分は1つのパッキングリングを介して相応する構成部分
に、プレロードを有劇する状、態で、支持されている。
上記ダイヤプラム状構成部分は金属ダイヤフラムによっ
て形成されているのが有利である。特に有利なかつコン
パクトな構成の一英施態様によれば粘性媒体を用いた上
記の液力式ダンパ機構が出力側部分を有し、該出力側部
分がねじり弾性のダンパ装置の出力側部分と結合してい
る。上記の液力式ダンパ機構の出力側部分及びねじゃ弾
性のダンパ装置の出力側部分はこの場合一体に構成する
ことができる。さらにまた、上記の液力式ダンパ機構及
びねじり弾性のダンパ装置が軸方向で互いに内外に位置
し、要するに少なくともほぼ同じ軸方向高さに配置され
ているように構成することも可能である。本発明のさら
に別の有利な一実施態様によれば、ねじシ弾性のダンパ
装置が、軸方向で互いに隔てて設けられた少なくとも2
つの、出力側部分を形成するディスクを有しており、該
両ディスクの間に、ねじ9弾性のダンパ装置の入力側部
分を形成するフランジが設けられている。該フランジは
この場合側方のディスクを越えて延びていて、環状室若
しくは互いに所属し合う室の他方の側壁を形成するよう
にすることが可能である。ねじシ弾性のダンパ装置の蓄
力部材を受容するために、上記の両ディスク並びに、こ
れらの間に設けられているフランジに切り欠きを設ける
ことができる。
さらに別の有利な一実施態様によれば、第2の慣性体が
、クラッチ、例えば摩擦クラッチを介して変速機入力軸
に結合可能であると共にクラッチディスクに対する摩擦
面を備えておシ、該摩擦面が上記の第2の慣性体と、該
慣性体に相対回動不能に、しかし軸方向で変位可能に設
けられているプレッシャプレートとの間で締込まれる1
5に構成されている。このような構成によれば、内燃機
関のクランク軸に結合される第1の慣性体の環状室又は
環状スペース内に受容されている粘性媒体の熱負荷が著
しく低減され、これにより装誼の耐用寿命も高められる
さらに別の一実施態様によれば、画情性体の一方の慣性
体が軸方向に向いている軸状付加部を有し、該付加部が
他方の慣性体の切り欠き内へ侵入しており、かつ上記付
加部と切り欠きとの間に、画情性体の軸受部並びに環状
室を密封する密封手段が設けられている。
装置の組立上有利な一実施態様によれば、環状スペース
若しくは室を半径方向内側力)ら閉鎖しているリング状
構成部分が差し込み結合部を介して、ねじシ弾性のダン
パ装置の出力側部分にトルク伝達可能に結合されている
。このためにリング状構成部分はアームを有し、該アー
ムはねじシ弾性のダンパ装置の出力側部分の相応して構
成された切り欠き内へ保合するようになっている。上記
アームはこの場合リング状構成部分の内周に、半径方向
に延びているアームとして形成することができる。
特VC簡単な一実施態様によれば、環状スペースの両側
壁は、リベットによって形成することができるビンを介
して互いに不動(C結合されており、この場合、環状ス
ペース内に設けられるセグメント状の構成部分には、上
記のピンが軸方向で通される切り欠きを設けることがで
きる。
上記のピンはこの場合、環状スペースの両側壁間のスペ
ーサとして役立つ、広幅の中央部分を有していることが
できる。さらにまた、有利な一実施態様によれば、セグ
メント状構成部分の切り欠きが以下のように構成されて
いる、即ち該切り欠きによりセグメント状構成部材のピ
ンに対する半径方向での移動可能性が与えられ、これに
反して周方向ではぎンにより移動不能に固定されてるよ
うに構成されている。
装置の軸方向の構造全長を短縮するため、有利な一実施
態様によれば、環状スペースの他方の側壁がねじり弾性
のダンパ装置の入力側部分を形成し、かつ、画情性体間
で作用する減衰媒体を受容している環状室の制限及び密
封に役立っている。装置のこのような構成によれば、他
方の壁は不要となる。有利な一実施態様によれば、上記
の構成において環状スペースの他方の側壁に環状室を制
限する構成部分が固定され、該構成部分がねじり弾性の
ダンパ装置の出力側部分とこれらを支持する慣性体との
間に半径方向に延びている。この場合該構成部分の半径
方向内側の範囲と、ねじフ弾性のダンパ装置の出力側部
分を有する慣性体との間にパッキングを設けることがで
きる。さらに上記構成部分と他方の側壁との間並びに、
他方の側壁の半径方向外側範囲と一方の慣性体の軸方向
付加部との間に、それぞれ1つのパッキングを設けるこ
とができる。この場合、上記パッキングの1つを他方の
側壁の半径方向外側の周面と上記の一方の慣性体の軸方
向付加・部との間に設けるのが特に有利である。
環状スペース内に受容されているセグメント状構成部分
に負荷を与えるために、セグメント状構成部分が半径方
向の切り欠きを有し、該切り欠き内に、該セグメント状
構成部分を半径方向内側へ向って押圧するコイルばねを
プレロードを有する状態で受容させるのが有利である。
体としてベース状若しくはグリース状の媒体が使用され
、また粘性媒体の押し出し機構が内部に設けられている
相応するスペースのたんに一部分に若しくは押し出し機
構自体のたんに一部分に粘性媒体が充填される。
画情性体の間に半径方向内側へ向ってできるだけ長く延
びていて、例えば環状スペース若しくは室の密封手段に
達するところまで延びていて、換言すれば、摩擦クラッ
チを有するクラッチと室閉鎖壁との間に設けられていて
、外側に向って、有利には開いている環状室は、ダンパ
装置若しくは潤滑剤に対する熱作用を減少させ若しくは
防止する。このような効果は、摩擦クラッチを支持する
慣性体に換気孔を設け、該換気孔がまた上記閉鎖壁に向
って延びているようにすることによって、さらに高めら
れる。
次に図示の実施例につき本発明を説明する。
ねじり振動若しくは回転衝撃を補償するための第1図及
び第2図に示されているトルク伝達装置1はフライホイ
ール2を有しており、該フライホイール2は2つの慣性
体3及び4に分割されている。慣性体3は図示されてい
ない内燃機関のクランク軸5上に固定ボルト6によって
固定されている。慣性体4には連結遮断可能な摩擦クラ
ッチ7が設けられている。摩擦クラッチ7のプレッシャ
ープレート8と慣性体4との間にはクラッチディスク9
が設けられており、これは図示されていない変速機入力
軸10に支持されている。摩擦クラッチ7のプレッシャ
ープレート8はクラッチカバー11に旋回可能に支持さ
れているダイヤフラムばね12によって慣性体4に向か
ってばね負荷されている。摩擦クラッチ7の操作により
慣性体4、ひいてはまたフライホイール2、若しくは内
燃機関が変速機入力軸10に連結遮断される。慣性体4
及び慣性体3の間には、粘性媒体の変位若しくは押し出
しによって作動する液力式ダンパ機構13及び、この実
施例の場合該ダンパ機構に盤外的に接続された、もう1
つの機械式ダンパー装置14が設けられており、これら
のダンパーは画情性体3.4間の相対回動全可能にする
画情性体3.4は軸受は部15を介して互いに相対的に
回動可能に支承されている。軸受は部15は単列玉軸受
けの形の転がり軸受け16e!している。転がり軸受け
16の外輪11は慣性体4の切り欠き18内に、また内
輪19は、クランク軸5から軸方向で離れる方向に延び
ていて切り欠き18内に侵入している、゛慣性体3の中
心部の円筒形の軸状部20上に配置されている。
内輪19は押しばめにより軸状部20上に押しはめられ
ていると共に、軸状部20若しくは慣性体3の肩21に
軸方向に支持されているリング21&と軸状部の端面に
固定されている固定ディスク22との間に締め込まれて
いる。転がり軸受け16は、L字形横断面の2つのりン
グ23,24に間挿して慣性体4の肩25と、控えボル
ト26を介してこの第2の慣性体に不動に結合されてい
るディスク27との間に軸方向に締め込まれいることに
よって、慣性体4に対して軸方向で不動に保持されてい
る。
両リング23.24は断熱部を形成し、クラッチディス
ク9と協働する、慣性体4の摩擦面4aから軸受16へ
の熱伝導を遮断し若しくは少なくとも減少させる。
慣性体3は半径方向外側に軸方向の環状付加部28を有
し、該付加部は、第1のダンパ機構13に所属する環状
室29を制限する。
環状室29は半径方向外側では軸方向付加部28により
、また側方では、該付加部から半径方向内側へ延びてい
てダンパ機構13を間に受容している壁31及び32に
よって制限されている。側方の壁31は軸状部20から
延びている慣性体3の半径方向フランジ33の外側範囲
によって形成されている。側方の壁32はほぼ非可撓性
の着しくは剛性のディスク状のカバー32によって形成
されており、これは半径方向内側へ向かって、半径方向
フランジ33と慣性体4との間に延びており、かつ半径
方向外側で慣性体3若しくは付加部28にリベット34
によって固定されている。
第1図及び第2図から判るように、半径方向外側の液力
式ダンパ機構13は、環状室29の全周に亘って等間隔
に分配されたセグメント状部材35全肩しており、該部
材は環状室29を多数のセグメント状の室36に分割し
ている。
環状室29若しくはセグメント状の室36は半径方向内
側で円形リング状の部材37によって制限されている。
円形リング状の部材3γはリング状範囲38を有し、そ
の厚さは環状室29の両壁31.32間の軸方向距離に
等しい。これにより、環状室29は半径方向内側からほ
ぼ密封されている。円形リング状部材31はその半径方
向外側の外周に半径方向アーム39に有しており、これ
らはそれぞれセグメント状の室36内へ入り込んでおり
、従って室36はそgぞれ2つの個別の室40.41に
分割さiている。半径方向アーム39は環状室29の横
断面に適合しており、従って、半径方向アーム39の両
サイドにある個別の室40.41は、製作公差に基いて
場合により生じる漏れ損失を除けば、実際上互いに密封
されている。
セグメント状の部材35は環状室29内Gておいて半径
方向である限度内で変位可能である。
このためにセグメント状の部材35は半径方向で、環状
室29の半径方向幅より狭くなっている。セグメント状
の部材を慣性体3に対して周方向で固定するためかつセ
グメント状の部材全半径方向で案内するために、これら
のセグメント状の部材には半径方向切り欠き42が加工
されており、該切り欠きにはそれぞれリベット34の軸
部34aが軸方向で通っている。このような切り欠き4
20周方向の幅はこの場合リベット34の軸部の直径に
適合している。切り欠き420半径方向の寸法は、セグ
メント状の部材35がリベット34に対して半径方向で
変位可能であるように、設計されている。
第2図から判るように、部材35は、その外周から発す
る半径方向の切り欠き43を有しており、これらの切り
欠き内にはコイルばねとしての蓄力部材が受容されてい
る。コイルばね44はプレロードを負荷されていて圧縮
されており、かつ半径方向外側で、リング状の軸方向付
加部28に形成されている環状室29の内周面45に支
持されている。コイルばね44により、セグメント状の
部材35は半径方向内側へ向かって押されており、これ
らの部材35は、内燃機関が停止している場合又は回転
数が十分に低い場合には、リング状範囲38の外周面4
6に、そのときの角度位置とは無関係に、当接している
。回転数が十分な高さに達すると、部材35に作用する
遠心力が蓄力部材44によって生ぜしめられている刃金
克服し、その結果部材35は半径方向外側へ向かって移
動し軸方向付加部28の周面45に当接する。部材35
のこの半径方向の変位により、このようなセグメント状
の部材35のそルぞれの両サイドにある個別の室40.
41間が接続され、その結果これらの個別の室40.4
1内に含まれている粘性媒体が相対回動のさいに、例え
ば個別の一方の室40から他方の室41内へ押出さ詐る
かるように、トルク変動がある場合に生じる画情性体間
の相対運動により個別室40.41の室容積変化が生じ
、このさい一方の個別室400室容積が減少すると他方
の個別室410室容積は増大する。又はこの逆となる。
1つのセグメント状部材35の両サイドにある、互いに
所属し合う両個別室40.41間における周面45とセ
グメント状部材35との間の範囲で粘性媒体が循環する
ことを防止するために、リベット34は、その外周が周
面45に密着するように、設計されている。さらにリベ
ット34の軸部34aはセグメント状部材の半径方向切
り欠き42の側縁に密着するように設計されている。
第1図及び第2図の実施例の液力式ダンパ機構13の減
衰作用は回転数に関連する。それというのは、ある回転
数範囲では回転数の増大に伴ってリング状範囲38の外
周面46とセグメント状部材の内周面との間に生じる接
続通路の横断面は増大するからである。
第2図から分かるように、回転数が十分に低い場合には
、互いに所属し合う両個別室40゜41間に接続通路が
形成されない。従って液力式ダンパ機構13は、場合に
よって生じることがある漏れ損失を除けば、実際上作用
しない。
しかしまた、セグメント状部材35キ、回転数が極めて
低い場合にも若しくは内燃機関が停止している場合にも
、所属する2つの室40゜41間に接続通路が存在する
ように構成することも可能である。このことは例えば、
セグメント状部材350牛径方向で内側の周面に、第2
図に符号47を付した鎖線で示すような周方向に延びる
溝を加工することによって実現することができる。
液力式ダンパ機構13の出力側部分にもなっている円形
リング状の部材37はその半径方向内側の範囲に半径方
向突起48を有して5おり、これは、第2の慣性体に回
動不能に結合されたディスク27の外周に設けられてい
る相応する、突起48に適合した切り欠き49内に係合
している。これにより、画情性体3,4間に相対回動が
生じると、円形リング状部材37はセグメント状部材3
5に対して回動せしめられる。
環状室29を制限している側壁32は半径方向内側へ延
びていて、同時に、ねじり弾性のダンパ装置14の入力
側部分全形成している。このダンパ装置14にはさらに
1つのディスク群が所属しており、即ちフランジ状の入
力側部分若しくは壁32の軸方向両サイドに配置された
ディスク27.50が所属している。これらの両ディス
ク27.50は控えボルト26により軸方向で離して互
いに回動不能に結合さnておりかつ慣性体4に枢着さn
ている。ねじり弾性のダンパ装置14の出力側部分全形
成するディスク27.50並びにフランジ状の入力側部
分32内に:ハ、軸方向で整列した切り欠き51゜52
.53が加工されておジ、こnらの切ジ欠き内には周方
向で有効に作用するコイルばねとしての蓄力部材54が
受容されている。蓄力部材54は画情性体3.4間にお
ける相対回動に抗して作用する。
液力式ダンパ機構13並びにこれと並列的に作用する機
械式のねじり弾性のダンパ装置14の有効作用範囲は、
周方向に延びている、フランジ状部材32内に加工され
ている、控えボルト26用の切り欠き55の長さによっ
て規定される。
両ダンパ13,14の有効作用範囲全制限するさらに別
の1つの可能な手段は、セグメント状部材35に半径方
向アーム39が当接するようにすることによってえられ
る。
画情性体3.4の間にはさらに1つの摩擦装置56が設
けられており、これはねじり弾性のダンパ装置14に対
して並列的に作用する。この摩擦装置59は画情性体3
,4間において摩擦による減衰作用を生せしめるもので
ある。摩擦ディスク56aはボルト26から作用?受け
る。このために摩擦ディスク56aは、ボルト26のヘ
ッドが軸方向で係合する切り欠き56bをMしている。
この場合切り欠き56bとヘラVとの間に周方向の遊び
があって、滑り摩擦が発生するようにすると石利である
さらに第1図から分かるように、慣性体3のリング状の
軸方向付加部28の端面5γにはさらに別のリング状部
材58がリベット59によって固定されている。このリ
ング状部材58は、軸方向付加部28から半径方向内側
へ向かって、慣性体4とダンパ13,14との間に延び
ている壁を形成している。リング状部材58は、慣性体
3の半径方向フランジ33及び軸方向付加部28と共に
環状室60ft形成している。この環状室60内には液
力式ダンパ機構13、ねじり弾性のダンパ装置14及び
摩擦装置56が受容されている。
環状室60内には粘性媒体若しくは潤滑剤が受容されて
おり、これは、液力式ダンパ機構13の個別室40.4
1内に受容されている粘性媒体と同じ組成を有するもの
であることができる。潤滑剤のレベルはこの場合、装置
10回転時において、少なくとも、ねじり弾性のダンパ
装置14の蓄力部材45の外側巻き条に達するようにす
ることができる。
液力式ダンパ機構13が内燃機関に結合した慣性体3に
所属しており、かつまた摩擦クラッチ7を支持する慣性
体4がら空間的に離されていることにより、摩擦クラッ
チに関連して発生する熱の液力式ダンパ機構に対する影
響は一層!ffl断されている。
環状室6G若しくは壁58と員性体4との間には、さら
に、外側に向かって開いたリング状間隙4bが設けられ
ており、こ扛は換気通路4Cと関連して冷却効果金さら
に高める。
環状室60を密封するためにダイヤフラム61に設けら
れており、該ダイヤフラム61は半径方向外側で、軸方
向付加部28の端面57とリング状部材との間に締め込
まれており、かつ半径方向内側に向かってリング状部材
58を越えて延びておplかつその半径方向内側の範囲
をもってパッキングリング62に当接している。ばね鋼
から農作することができるダイヤフラム61は軸方向で
リング状部材著しくは壁58に支持さnており、従って
装置回転時に生じる粘性媒体の圧力はリング状部材58
によって受容することができる。これによりダイヤフラ
ム61が不都合な程度まで変形することが避けられる。
パッキングリング62は慣性体4の肩63に受容されて
おり、かつ半径方向で、少なくともほぼ、ダンパ装置1
4の蓄力部材54内に設けられている。
環状室60全外側に向かって密封するために、さらに別
の1のパッキングリング64か軸方向付加部28とダイ
ヤフラム61との間に設けられており、該パッキングリ
ング64は壁5日を固定するためのリベット59の半径
方向内側に設けられているOリングによって形成されて
いる。
さらに別のパッキングリング65.66が外輪若しくは
L字形断熱リング24と受容孔18との間並びに内輪1
9と軸方向の軸状部20との間に設けられている。
慣性体4の半径方向フランジ33に設けられている、装
置の組み立てに必要な切り欠き6Tを密封するために、
パッキングキャップ68が該切り欠き67内におしはめ
られている。
第1図及び第2図に図示されている装置t−変形して、
セグメント状部材35が半径方向においても不動である
ようにすることも可能であり、この場合2つの互いに所
属する個別室40.41の間に一定不変の横断面を肩す
る接続通路を設けることができる。この接続通路は円形
リング状の部材3Tの外周面46と半径方向で不動のセ
グメント状部材35の内周面との間に設けることができ
る。
第1図及び第2図による装置においては、半径方向で変
位可能なセグメント状部材35は、個別室40又は41
内における粘性媒体の、画情性体3.4間で生じる動圧
にエリ半径方向内側へ向って負荷を受ける。それという
のは、発生する動圧はセグメント状部材35の外周面の
一部と環状室290周面45との間にもやはり作用し、
これに対して、セグメント状部材35の内周面と円形リ
ング状部材37の外周面46との間に生じる接続通路内
における圧力は上記動圧よりも低いからである。
この作用形式は第1図及び第2図の構成では、そのつど
互いに所属し合う個別室40.41が、半径方向外側に
おいて、環状室29の周面45とセグメント状部材35
の外周面との間の範囲において、既に述べたように、リ
ベット34により互い(/c少なくともほぼ遮断されて
おり、従ってこの範囲においては実際上いかなる粘°性
媒体も個別室40.41間を往復することができないと
いうことに起因する。要するに室40又は41内だ生じ
る動圧によって、互いに所属する個別室40.41間の
接続通路の横断面は絞られその結果粘性媒体を用いたダ
ンパ機構13のねじり抵抗は大きくなる。個別室内に発
生する動圧はセグメント状部材35に作用する遠心力と
は逆向きに作用する。
第6図の実施例では、粘性媒体を用いたダンパ機構13
の側壁をなすと共にねじり弾性のダンパ装置14の入力
側部分ともなっているフランジ状部材132はカバープ
レート158を支持しており、これは、両ダンパ13.
14を受容している環状室160を制限している。カバ
ープレート158はリベット継手159を介してフラン
ジ状部材132に結合されている。リベット継手159
の半径方向内側には、7リング状部材132とカバープ
レート158との間にパッキング164が配置されてお
り、これは、7リング状部材の円形リング状の溝内に受
容されているOリングによって形成されている。ねじり
弾性のダンパ装置14の出力側部分をなしている両ディ
スク127,150は、第1図のディスク27.50と
同様の形式で、慣性体4に回動不能に結合されており、
該慣性体4は摩擦クラッチを介して変速機入力軸に連結
可能である。側方ディスク150を取り囲むカバープレ
ート158の半径方向内側範囲と負性体4との間にはパ
ッキング162が設けられており、合成物質リング16
2aと皿ばね162bとから成っている。皿ばね15i
2bは軸方向でプレロードを負荷されていて半径方向外
側でカバープレート158に支持されていると共に、半
径方向内側範囲でリング162aにばね負荷を与えてお
り、従って該リング162aは側方ディスク150に軸
方向に押圧されて支持されている。7リング状部材13
2は慣性体3のリング状の軸方向付加部1280半径方
向内側において円筒形周面128aで定心されている。
フランジ状部材132は軸方向で)11128 bに当
接されている。肩128bにより、フランジ状部材13
2と、慣性体30半径方向フランジ33によって形成さ
れている他方の壁131との間の軸方向中間室が規定さ
れる。この軸方向中間スペース内には、互いに所属し合
う個別室を制限する構成部材が、第1図及び第2図の実
施例と同様の形式で受容されている。軸方向付加部12
8の周面128aとフランジ状・部材132との間には
、0リングによって形成されているバンキング165が
設けられており、このリングは、フランジ状部材の外周
に加工されている円形リング状の溝内pて受容されてい
る。慣性体3に対してフランジ状部材132を軸方向で
固定するために、第1図と同様の形式でリベット129
を使用することができる。フランジ状部材132はしか
し、第6図知おいても示されているように、固定リング
169を用いて軸方向で固定することも可能である。固
定リング169は軸方向付加部128の溝内に受容され
ていて、フランジ状部材132を軸方向で支持している
フランジ状部材132ばさらにかしめ又は溶接により慣
性体3に結合してもよい。
第6図の実施例ではフランジ状部材132は液力式ダン
パ13の密封並びに、少なくとも部分的に粘性媒体を充
填することができる/環状室160の密封のために役立
つ。装置のこのような構成形式によれば第1図の付加的
な壁58を省略することができる。
第4図の実施例では慣性体4は第1図と同様の形式で軸
受部15を介して、内燃機関に結合された慣性体3上に
回転可能に支承されている。
慣性体30半径方向フランジ233は半径方向外側範囲
で壁231を形成し、この壁は環状室229を制限して
いる。環状室229の外側の制限は、円筒形周面245
によって行われており、この周面は半径方向フランジ2
33から軸方向に延びている付加部228の内側に形成
されている。軸方向付加部228の、慣性体4側の端面
25γには、ディスク状部材232が、例えば第1図の
部材58と同様の形式で、固定されている。ディスク状
部材232は、軸方向付加部228から発して半径方向
内側へ向って延び、かつ軸方向で画情性体3,40間に
受容されている。さらにディスク状部材232は環状室
229の慣性体4側を軸方向で制限するためにも役立つ
。液力式ダンパ機構213は半径方向で変位可能なセグ
メント状部材235並びに円形リング状の部材237を
有し、これらは、第2図の部材35及び37と矢印28
0の方向からみて同様の構成に構成し配置することがで
きる。部材235及び23γのこのような構成及び配置
により環状室229内にはやはり対の、互いに所属し合
った個別室が形成され、これらの個別室の間を内部に含
まれている粘性媒体が、画情性体間にトルク変動が生じ
たさいに、往復運動する。セグメント状部材2350周
方向での固定及び半径方向での案内はピン234によっ
て保証され、該ピンは軸方向に延びていて慣性体3にリ
ベット止めされている。環状室229を越えて半径方向
内側へ延びているディスク状部材232は、同時にまた
、環状室260を密封若しくは制限するためにも役立ち
、該環状室260内には、ねじり弾性のダンパ装置21
3が液力式ダンパ機構213の半径方向内側に受容され
ている。液力式ダンパ機構213の出力側部分をなして
いる円形リング状の部材23γは、内歯248を介して
、ねじり弾性の機械式ダンパ装置214の出力側部分を
なしているフランジ状部材227に回動不能に結合して
いる。
このために出力側部分227は外周に切り欠き249を
有しており、該切り欠き内へ部材237の歯248が係
合している。フランジ状部材227はピン226を介し
て慣性体4に回動不能に結合されている。このためにピ
ン226は一方では慣性体4に、他方ではフランジ状部
材227にリベット止めされている。
若干の用途においてはピン226とフランジ状部材22
7とのリベット止めを省略することができ、この場合フ
ランジ状部材227は回動防止のためたんにピン226
の自由端部上に差しはめられているにすぎない。ねじり
弾性の機械式ダンパ装置2140入力側部分は、フラン
ジ状部材227の両サイドに設けられる2つのディスク
状の薄板成形片250,250aによって形成されてお
り、これらは慣性体3に回動不能に結合している。薄板
成形片250は慣性体3の半径方向7ランジ233に、
また薄板成形片250aはディスク状部材232にリベ
ットで固定されている。薄板成形片250 、250a
及びフランジ状部材227には周方向に分配された切り
欠きが加工されており、該切り欠き内には蓄力部材25
4が受容されており、これらは画情柱体3,4間におけ
る相対回動運動に抗して逆向きに作用する。ディスク状
部材2320半径方向内側範囲と慣性体4との間にはや
は9、環状室260を密封するパッキング262が設け
られており、これは第3図のパッキング162と同様の
形式で配置されかつ作用する。
第4図の構成は、慣性体30半径方向7ランジ233及
び半径方向の円形リング状部材232よって、簡単化す
ることができる。このような構成は例えば、フランジ2
33並びにディスク状の部材232に軸方向の凹部を設
け、該凹部内へ、蓄力部材254の、フランジ状部材2
27の両すトドから突出している部分が少なくともその
一部が侵入しているよってすることによって実現するこ
とができる。上記のような凹部は鋳造部品の場合には鋳
造により、また薄板部品の場合にはプレス加工によって
うろことができる。
第5図及び第6図は、第1図及び第2図の装置において
使用可能な、半径方向で変位可能なセグメント状部材の
細部を示す図である。このセグメント状部材335は半
径方向の孔335aを有し、これは部材335の内周面
335bから発して半径方向の切り欠き342内へ達し
ており、該切り欠き内には案内リベットもしくはピンが
受容されている。この孔335aにより、半径方向での
セグメント状部材335の良好な応動動作性若しくは変
位可能性が達成される。
それというのは、リベット若しくはピン334と半径方
向の切り欠き342の底面との間に含まれる粘性媒体が
該孔335aを通って実際上妨げられることなくスムー
ズに逃げることができるからである。この粘性媒体の流
出は半径方向外側へ向っては行われない。それというの
は、図示の実施例ではピン334が半径方向切り欠き3
42の側面に実際に密に当接しており、若しくはピンと
半径方向切り欠き342の側面とのイヤツゾは、セグメ
ント状部材の半径方向での迅速な変位を可能にするには
過度に小さいからである。
セグメント状部材335はさらに、半径方向外側に突起
3γ0を有しており、該突起は図示の実施例では一体成
形された突起としてつくられている。この半径方向の突
起370を介してセグメント状部材335は環状室32
9の周面345に支持されている。第6図から分るよう
に、半径方向の突起3γ0はセグメント状部材3350
基部に対して狭幅になっている。この構成は突起370
の側面にテーパを形成し、第6図に示されているように
、購断面が台形になるようにすることによって見られる
セグメント状部材のこのような構成により、該部材が環
状室329の周面345に固着することを防止すること
ができる。さらにこのような構成により、個別室内に生
じた動圧が妨げられろことなく環状室329の周面34
5とセグメント部材335の外周面との間の範囲内にも
生ずることができる。それというのは、半径方向突起3
γ0により、周面345とセグメント状部材335との
間には常にスペースが存在しているからである。
粘性媒体を押出すことによって減衰作用を主液状媒体を
使用することができる。この場合常に室全体に媒体が充
填される必安はなく、媒体が遠心力の作用で、該ダンパ
機構が位置する半径方向範囲に、少なくともその一部に
、充填されればよい。この場合、コイルばねによって働
くダンパ装置のコイルばねの少なくとも一部が摩耗を少
なくするだめに媒体内に浸漬されているようにするのが
有利である。また、液状媒体を使用する場合には、その
量を調整して、機関停止後に室の下側になる範囲に溜ま
る液状媒体のレベルが核部の密封手段のある半径方向範
囲にまでは達せず、第1図の実施例で言えば、機関停止
後に、室60の下側になる範囲に集まる液体が下側から
パッキング62の範囲にまでは達しないようにするのが
有利である。このようにすることにより液体の漏れを防
止することができる。また、ペースト状若しくはグリー
ス状媒体を使用する場合には、やはりその量を調整し、
媒体が高い運転温度によって液状となりかつ機関が停止
しださいに、遠心力の作用がなくなることによって室6
0の下側範囲に集まる液状となったグリースがパッキン
グの高さにまで達しないようにするのが有利である。冷
却後に再びペースト化する媒体は遠心力の作用で再び分
配され、相応して行われる絞り若しくは充填により、液
力式減衰作用並び潤滑作用を機関始動後直ちに再びとり
もどす。
本発明は図示の実施例に制限されるものではなく、本発
明は個々の特徴、殊に制御若しくは調整機能又は構成に
関連する個々の特徴にも個別に関わるものであり、また
本発明によれば、変位型油圧機械の原理で働くダンパ機
構とは異なる、少なくとも2つの慣性体間に用いられる
別の形式の液力式ダンパを用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す断面図、第2図
は第1図の■−■線による部分的断面図、第6図は本発
明の装置の別の一実施例を示す部分的断面図、第4図は
本発明の装置のさらに別の一実施例を示す部分的l断面
図、第5図及び第6図は第1図及び第2図の装置に用い
ることができる構成部材の一実施例を示す図である。 1・・・トルク伝達装置、2・・・フライホイール、3
゜4・・・慣性体、5・・・クランク軸、γ・・・摩擦
クラッチ、8・−・プレッシャープレート、9・−・ク
ラッチディスク、10・・・変速機入力軸、11・・・
クラッチカバー、12・・・ダイヤフラムばね、13゜
213・・・粘性媒体の押し出しによるダンパ機構、1
4.214・・・ねじり弾性のダンパ装置、15・・・
軸受は部、20・・・軸状部、28,128゜228・
・・軸方向付加部、29,229,329・・・環状室
、31.32,131.231・・・側壁、34.12
9,234,334・・・ピン、35゜235.335
・・・セグメント状部材、36・・・セグメント状の室
、37.237・・・リング状部材、39・・・突起、
40.41・・・室、42.342・・・切り欠き、4
4・・・蓄力部材、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ねじり振動、殊に自動車の内燃機関と変速機との間
    の動力伝達系におけるねじり振動を減衰する装置であっ
    て、少くなくとも2つの、互いに相対的に回動可能に支
    承された慣性体を有しており、該慣性体の間にダンパ手
    段が設けられており、この場合一方の慣性体が内燃機関
    に結合可能であり、かつ他方の慣性体が、クラッチ、例
    えば摩擦クラッチを介して変速機に結合可能である形式
    のものにおいて、慣性体の間に、粘性媒体を押し出すこ
    とによって減衰作用を生ぜしめる少なくとも1つのダン
    パ機構が設けられていることを特徴とする、ねじり振動
    を減衰する装置。 2、上記ダンパ機構のねじり抵抗が可変である、特許請
    求の範囲第1項記載の装置。 3、ねじり抵抗が自動車及び又は内燃機関の所定のパラ
    メータに関連して可変である、特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の装置。 4、ねじり抵抗の変化が、該ねじり抵抗が回転数が増大
    するさいに減少するように行われる、特許請求の範囲第
    1項から第3項までのいずれか1項記載の装置。 5、ねじり抵抗が、所定の回転数を越えたさいに急激に
    減少する、特許請求の範囲第1項から第4項までのいず
    れか1項記載の装置。 6、ねじり抵抗が徐々に可変である、特許請求の範囲第
    1項から第5項までのいずれか1項記載の装置。 7、ねじり抵抗が回転数に関連して可変である、特許請
    求の範囲第1項から第6項までのいずれか1項記載の装
    置。 8、ねじり抵抗の変化が両慣性体のある限られたねじり
    回動範囲に亙って生ぜしめられる、特許請求の範囲第1
    項から第7項までのいずれか1項記載の装置。 9、両慣性体間のねじり角度が制限されている、特許請
    求の範囲第1項から第8項までのいずれか1項記載の装
    置。 10、ねじり抵抗の変化が粘性媒体の通過流量の変化に
    よって生じる、特許請求の範囲第1項から第9項までの
    いずれか1項記載の装置。 11、ねじり抵抗の変化が少なくとも1つの通過横断面
    の変化によって生じる、特許請求の範囲第1項から第1
    0項までのいずれか1項記載の装置。 12、ねじり抵抗が回転運動の非均一性に関連して可変
    である、特許請求の範囲第1項から第11項までのいず
    れか1項記載の装置。 13、慣性体の間に付加的に少なくとも1つのねじり弾
    性のダンパ装置が設けられている、特許請求の範囲第1
    項から第12項までのいずれか1項記載の装置。 14、慣性体の間に摩擦式ダンパ手段が設けられている
    、特許請求の範囲第1項から第13項までのいずれか1
    項記載の装置。 15、ねじり弾性のダンパ装置が上記ダンパ機構の半径
    方向内側に配置されている、特許請求の範囲第1項から
    第14項までのいずれか1項記載の装置。 16、粘性媒体を押し出すダンパ機構及びねじり弾性の
    ダンパ装置が慣性体の間に設けられており、かつねじり
    回動範囲の少なくとも一部の範囲に亙って互いに並列的
    に作用する、特許請求の範囲第1項から第15項までの
    いずれか1項記載の装置。 17、慣性体の間にすくなくとも2つの、互いに所属し
    合う室が形成されており、これらの室間には少なくとも
    1つの接続通路が設けられており、かつこれらの室の室
    容積が両慣性体の相対的な回動により可変であり、この
    場合一方の室の室容積が減少すると他方の室の室容積が
    増大せしめられる、特許請求の範囲第1項から第16項
    までのいずれか1項記載の装置。 18、装置の周方向に、複数の、互いに所属し合う室対
    が設けられている、特許請求の範囲第17項記載の装置
    。 19、一方の慣性体の構成部材が少なくとも1つの環状
    室を形成しており、該環状室がこの室内に設けられてい
    る仕切り体により少なくとも2つのセグメント室に分割
    されており、該セグメント室内に、他方の慣性体に結合
    された半径方向突出部が侵入しており、かつセグメント
    室が、1つの仕切り体の両側にそれぞれ1つの、容積可
    変の室が形成されるように、分割されている、特許請求
    の範囲第1項から第18項までのいずれか1項記載の装
    置。 20、環状室が半径方向外側で閉じられており、かつ突
    出部がリング状部材に支持されていて、該リング状部材
    から半径方向外側へ突出している、特許請求の範囲第1
    9項記載の装置。 21、リング状部材が環状室若しくは室を半径方向内側
    から制限している、特許請求の範囲第19項又は第20
    項記載の装置。 22、仕切り体が環状室内に受容されているセグメント
    状部材によって形成されている、特許請求の範囲第19
    項から第21項までのいづれか1項記載の装置。 23、セグメント状部材が半径方向で不動に配置されて
    いる、特許請求の範囲第22項記載の装置。 24、セグメント状部材が周方向で不動に配置されてい
    る、特許請求の範囲第22項又は第 23項記載の装置。 25、セグメント状部材が環状室内に、ある限度内にお
    いて半径方向で変位可能に配置されている、特許請求の
    範囲第22項又は第24項記載の装置。 26、互いに所属し合う室間の接続が、リング状部材の
    外局面とセグメント状部材の内周面との間に形成される
    間隙によって形成されている、特許請求の範囲第15項
    から第25項までのいづれか1項記載の装置。 27、セグメント状部材が環状室内において周方向であ
    る限度内で変位可能である、特許請求の範囲第22項、
    第23項又は第25項のうちいづれか1項記載の装置。 28、セグメント状部材が、少なくとも半径方向での変
    位中及び又は周方向での変位中、少なくとも1つの蓄力
    部材と協働する、特許請求の範囲第1項から第27項ま
    でのいづれか1項記載の装置。 29、半径方向に変位可能であるセグメント状部材が蓄
    力部材により半径方向内側へ向って負荷を受けている、
    特許請求の範囲第1項から第28項までのいづれか1項
    記載の装置。 30、半径方向に変位可能なセグメント状部材が、室を
    閉鎖しているリング状部材に支持可能である、特許請求
    の範囲第1項から第29項までのいづれか1項記載の装
    置。 31、セグメント状部材がピンを介して環状室内におい
    て位置固定されている、特許請求の範囲第1項から第3
    0項までのいづれか1項記載の装置。 32、ピンが軸方向で通されている切り欠きをセグメン
    ト状部材が有している、特許請求の範囲第30項記載の
    装置。 33、切欠きが半径方向外側に向って開いている、特許
    請求の範囲第32項記載の装置。 34、ピンが、周方向でみて、切り欠き幅に適合してい
    る、特許請求の範囲第31項から第 33項までのいづれか1項記載の装置。 35、ピンが、互いに所属し合う室間を密封している、
    特許請求の範囲第31項から第34項までのいづれか1
    項記載の装置。 36、セグメント状部材が、半径方向での変位中、ピン
    を介して案内される、特許請求の範囲第1項から第35
    項までのいづれか1項記載の装置。 37、環状室若しくは、粘性媒体が充填される室が、内
    燃機関に結合される第1の慣性体に設けられている、特
    許請求の範囲第1項から第36項までのいづれか1項記
    載の装置。 38、環状室が、ねじり弾性のダンパ装置を取囲む外壁
    並びに、該外壁から半径方向内側へ延びていて、軸方向
    で間に、セグメント状部材及びリング状部材の、少なく
    とも半径方向突出部を受容している側壁から形成されて
    いる、特許請求の範囲第1項から第37項までのいづれ
    か1項記載の装置。 39、セグメント状部材を環状室内において位置固定し
    ているピンが外壁に密着している、特許請求の範囲第3
    8項記載の装置。 40、セグメント状部材が、装置の回転のさいに該セグ
    メント部材に作用する遠心力に抗して、ねじり振動発生
    のさいに個別の室内に生じる動圧により、半径方向で変
    位可能である特許請求の範囲第1項から第39項までの
    いづれか1項記載の装置。 41、半径方向で変位可能なセグメント状部材が、リン
    グ状部材の外周面に対して摩擦接触若しくは滑り接触す
    る、特許請求の範囲第1項から第40項までのいづれか
    1項記載の装置。 42、摩擦接触が、個別の室内に発生する動圧により行
    われる、特許請求の範囲第41項記載の装置。 43、環状室の両側壁の一方の側壁が、少なくともほぼ
    、両慣性体の一方の慣性体の半径方向フランジによって
    形成されている、特許請求の範囲第19項から第42項
    までのいづれか1項記載の装置。 44、両側壁の他方の側壁が、軸方向で、両側壁の一方
    の側壁と両慣性体の他方の慣性体との間に配置されてい
    る、特許請求の範囲第19項から第43項までのいづれ
    か1項記載の装置。 45、環状室の外壁が、両慣性体の一方の慣性体の、リ
    ング状の、軸方向に延びている付加部によって形成され
    ている、特許請求の範囲第1項から第44項までのいづ
    れか1項記載の装置。 46、環状室の両側壁の他方の側壁が、慣性体の軸方向
    付加部に位置するデイスク状部材によって形成されてい
    る、特許請求の範囲第1項から第45項までのいづれか
    1項記載の装置。 47、他方の壁が慣性体にリベット止めされている、特
    許請求の範囲第46項記載の装置。 48、ねじり弾性のダンパ装置が少なくとも1つの入力
    側部分及び少なくとも1つの出力側部分を有し、かつ環
    状室の側壁の少なくとも一方が入力側部分を形成してい
    る、特許請求の範囲第1項から第47項までのいづれか
    1項記載の装置。 49、環状室を制限しているリング状部材がねじり弾性
    のダンパ装置の出力側部分に結合している、特許請求の
    範囲第1項から第48項までのいづれか1項記載の装置
    。 50、一方の慣性体の軸方向に延びているリング状付加
    部にさらに別の、半径方向に延びている壁が固定されて
    おり、該壁が環状室の他方の側壁と他方の慣性体との間
    に半径方向で延びている、特許請求の範囲第46項から
    第 49項までのいづれか1項記載の装置。 51、半径方向に延びている壁の半径方向内側範囲と他
    方の慣性体との間に密封手段が設けられている、特許請
    求の範囲第1項から第50項までのいづれか1項記載の
    装置。 52、壁が軸方向付加部の端面に取付けられている、特
    許請求の範囲第50項記載の装置。 53、軸方向付加部の端面と壁との間にパッキングが設
    けられている、特許請求の範囲第52項記載の装置。 54、壁がほぼ剛性の部材によって形成されており、か
    つこの部材と少なくとも一方の慣性体との間に密封手段
    がもうけられている、特許請求の範囲第50項から第5
    3項までのいずれか1項記載の装置。 55、一方の慣性体の半径方向のフランジ、該フランジ
    から軸方向に延びている付加部及び壁が環状室を制限形
    成しており、該環状室内に少なくとも2つのダンパ手段
    、即ち上記ダンパ機構、ねじり弾性のダンパ装置及び摩
    擦ダンパ手段が受容されている、特許請求の範囲第1項
    から第54項までのいずれか1項記載の装置。 56、環状室がダイヤフラム状部材によって密封されて
    いる、特許請求の範囲第55項記載の装置。 57、ダイヤフラムが半径方向外側で、一方の慣性体の
    軸方向付加部とこれに固定されている別の半径方向の壁
    との間に締め込まれており、かつ半径方向内側では上記
    のさらに別の壁を越えて延びており、かつ部材の1つに
    プレロードを有する状態で密接して支持されている、特
    許請求の範囲第56項記載の装置。 58、ダイヤフラムがパッキングを介して他方の慣性体
    に支持されている、特許請求の範囲第55項又は第57
    項記載の装置。 59、ねじり弾性のダンパ装置が少なくとも1つの入力
    側部分及び少なくとも1つの出力側部分を有しており、
    これらの入力側及び出力側部分の間に周方向で作用する
    蓄力部材が設けられている、特許請求の範囲第1項から
    第 58項までのいずれか1項記載の装置。 60、上記ダンパ機構出力側部分を有しており、該出力
    側部分がねじり弾性のダンパ装置の出力側部分に結合し
    ている、特許請求の範囲第1項から第59項までのいず
    れか1項記載の装置。 61、上記ダンパ機構の出力側部分とねじり弾性のダン
    パ装置の出力側部分が一体である、特許請求の範囲第6
    0項記載の装置。 62、上記ダンパ機構及び上記ダンパ装置が少なくとも
    ほぼ同じ軸方向高さに配置されている、特許請求の範囲
    第1項から第61項までのいずれか1項記載の装置。 63、ねじり弾性のダンパ装置が、出力側部分を形成す
    る、軸方向で離して設けられた2つのデイスクを有して
    おり、該デイスクの間にねじり弾性のダンパ装置の入力
    側部分を形成するフランジが設けられている、特許請求
    の範囲第1項から第62項までのいずれか1項記載の装
    置。 64、フランジが半径方向で側方デイスクから突出して
    いて、環状室若しくは室の他方の側壁を形成している、
    特許請求の範囲第63項記載の装置。 65、クラッチ、例えば摩擦クラッチを介して変速機入
    力軸に結合される第2の慣性体が、この慣性体とこの慣
    性体に回動不能にしかし軸方向で変位可能に設けられて
    いるプレッシャプレートとの間に締め込まれるクラッチ
    デイスクのための摩擦面を有している、特許請求の範囲
    第1項から第64項までのいずれか1項記載の装置。 66、一方の慣性体がその中心に軸状の付加部を有して
    おり、該付加部が他方の慣性体の切り欠き部内に軸方向
    で侵入しており、上記の付加部と切り欠き部との間に両
    慣性体の軸受け部並びに、ダンパ手段を受容する環状室
    をシールするパッキングが設けられている、特許請求の
    範囲第1項から第65項までのいずれか1項記載の装置
    。 67、環状室若しくは室を半径方向内側から閉鎖するリ
    ング状部材が差し込み結合部を介して、ねじり弾性のダ
    ンパ装置の出力側部分にトルク伝達可能に結合している
    、特許請求の範囲第1項から第66項までのいずれか1
    項記載の装置。 68、リング状部材が突出部を有しており、該突出部が
    ねじり弾性のダンパ装置の出力側部分の相応する切り欠
    き内に係合する、特許請求の範囲第67項記載の装置。 69、環状室の両側壁がピンを介して互いに不動に結合
    されており、かつ環状室内に設けられているセグメント
    状部材が切り欠きを有し、該切り欠きに上記のピンが軸
    方向で通されている、特許請求の範囲第1項から第68
    項までのいずれか1項記載の装置。 70、セグメント状部材の切り欠きが該部材の半径方向
    の変位を可能にしており、これに対して周方向では該セ
    グメント状部材はピンにより止められている、特許請求
    の範囲第69項記載の装置。 71、環状室の他方の側壁がねじり弾性のダンパ装置の
    入力側部分を形成しており、かつ、両慣性体間で働くダ
    ンパ手段が受容されている環状室を制限しかつシールし
    ている、特許請求の範囲第1項から第70項までのいず
    れか1項記載の装置。 72、環状室の他方の側壁に、環状室を制限する部材が
    固定されており、該部材がねじり弾性のダンパ装置の出
    力側部分と該出力側部分を支持している慣性体との間に
    半径方向で延びている、特許請求の範囲第71項記載の
    装置。 73、上記部材の半径方向内側の範囲と、ねじり弾性の
    ダンパ装置の出力側部分を有する慣性体との間に、パッ
    キングが設けられている、特許請求の範囲第72項記載
    の装置。 74、上記部材と他方の側壁との間にパッキングが設け
    られている特許請求の範囲第72項又は第73項記載の
    装置。 75、他方の側壁の半径方向外側の範囲と一方の慣性体
    の軸方向付加部との間にパッキングが設けられている、
    特許請求の範囲第38項から第74項までのいずれか1
    項記載の装置。 76、パッキングが、他方の側壁の半径方向外側の周面
    と一方の慣性体の軸方向付加部との間に設けられている
    特許請求の範囲第75項記載の装置。 77、環状室内に受容されているセグメント状部材が半
    径方向切り欠きを有しており、該切り欠き内に、セグメ
    ント状部材を半径方向内側に向かって押圧する、プレロ
    ードを負荷されたばねが受容されている、特許請求の範
    囲第1項から第76項までのいずれか1項記載の装置。 78、粘性媒体としてペースト状若しくはグリース状の
    媒体が使用されている、特許請求の範囲第1項から第7
    7項までのいずれか1項記載の装置。 79、粘性媒体を押し出す機構を含む環状室の一部分に
    のみ粘性媒体が充填される、特許請求の範囲第1項から
    第78項までのいずれか1項記載の装置。 80、摩擦クラッチを支持する慣性体と環状室の壁との
    間に環状の間隙が設けられている、特許請求の範囲第1
    項から第79項までのいずれか1項記載の装置。 81、摩擦クラッチを支持する慣性体内に換気通路が設
    けられており、該換気通路が環状室内に開口しており若
    しくは環状室を制限する壁に向けられている、特許請求
    の範囲第1項から第80項までのいずれか1項記載の装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01220745A (ja) * 1988-01-25 1989-09-04 Valeo 自動車用振動吸収型二重フライホイール
DE4336178A1 (de) * 1992-10-23 1994-04-28 Daikin Seisakusho Osaka Kk Gefaltete Flachfeder und Vorrichtung, in welche diese gefaltete Flachfeder eingesetzt ist
CN110821257A (zh) * 2019-10-18 2020-02-21 北京工业大学 一种耗能减震阻尼器

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