JPS62116413A - マガジンへのチツプ部品の並べ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小型電子部品等の小型のチップ部品を、板状
のマガジンの上面に多数凹み形成され収納凹部に整然と
並べることができるようにしたチップ部品の並べ装置の
構造に関するものである。

〔従来の技術〕

チップ抵抗器や積層チップコンデンサ等のチップ部品の
表面に、その種類や仕様等を表示するためのマークや記
号を印刷するに際して、チップ部品の上面に透かし孔を
穿設したマスクを被せ、そのマスクの上面からマーク等
の形状通りに印刷インクを付着させた印刷用押し型を押
圧して印刷する、いわゆるスタンプ式印刷を行えば、オ
フセット印刷に比べてマーク等の印刷にじみがなく、品
質が向上する。

前記スタンプ式印刷に際して、予め、板状のマガジンの
上面に段積に一定間隔にて多数凹み形成された収納凹部
に、前記千ノブ部品を、その表面が上向きになるように
揃えて収納し、前記チップ部品の上面がマガジンの上面
と同じ高さになるようにしておき、この並べられたチッ
プ部品の上面に対して前記のように印刷用押し型を押圧
すれば、多数のチップ部品に一度に印刷することができ
て生産性が向上する。

（発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前記マガジンにおける多数の収納凹部に
、人手によりチップ部品を収納して並べることは、当該
チップ部品の寸法が極めて小さいので、非常な手間が掛
かるとと共に、チップ部品を指にて摘むときにチップ部
品に汚れが付着し易いと云う問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで、本発明では、マガジンの収納凹部に自動的にチ
ップ部品を収納させ並べることができる装置を提供しよ
うとするものであり、そのため、チップ部品を放出する
パーツフィーダの出口部の側方に、振動する支持枠体を
移動自在に設け、該支持枠体には、上面に前記チップ部
品を収納する収納凹部が多数形成されたマガジンを着脱
自在に載置し、該マガジンを、その上面が前記パーツフ
ィーダの出口部側で高く、それから離れるに従って低く
なるように傾斜配設し、前記支持枠体には、前記マガジ
ン上面との間にチップ部品が通過し得る隙間を隔ててマ
ガジン上面を覆うカバー板を着脱自在に設ける構成とし
たものである。

〔作用・効果〕

本発明によれば、支持枠体上のマガジンは、パーツフィ
ーダの出口部に近い側が高（、出口部から遠い側が低い
傾斜状に配設されており、しかも支持枠体と共にマガジ
ンが振動するので、前記出口部から放出されたチップ部
品がマガジンの上面において振動が伝えられ、マガジン
上面の傾斜に沿ってチップ部品が低い方に順次滑り移動
し、その滑り移動の途中において、マガジン上面の高い
位置側の収納四部から順に嵌る。

前記マガジンの上方には、チップ部品の厚さ寸法に略等
しい寸法等のチップ部品が通過し得る程度の隙間を隔て
てカバー板を配設しであるから、パーツフィーダの出口
部から放出されたチップ部品は、マガジン上にて前記振
動時に裏返ることができず、出口部から放出されたまま
の状態にてチップ部品がマガジン上面を滑り移動するこ
とができると共に、前記のように傾斜配設されたマガジ
ンに振動を与えることとの相乗効果により、マガジンち
における一箇所にチップ部品が偏って溜ったり、チップ
部品が上下に重なったすせず、マガジンの上面に多数の
チップ部品を略均−にばらまく作用を果たす。

さらに、前記支持枠体をパーツフィーダの出口部の側方
において移動自在にしたから、支持枠体上のマガジンの
特定の箇所にのみにチップ部品が放出されず、チップ部
品をマガジンの広巾面に均一にばらまくことができ、短
時間にて多数のチップ部品をマガジンに対して並べるこ
とができる。

なお、マガジンにおける総ての収納凹部にチップ部品が
収納された後に、余りのチップ部品がマガジン上に位置
していても、前記カバー板を取り除いた後、マガジンの
上面を定規等にて払うか、取り外したマガジンの傾斜の
大きくすることにより、前記余りのチップ部品をマガジ
ン上面から取り除（ことが簡単にできる。

さらに、前記カバー板をアクリル樹脂等の透明体にて構
成すれば、マガジン上の総ての収納凹部にチップ部品が
収納されたか否かを、直ちに判別することができ、生産
性を向上することができる。

〔実施例〕

次に本発明の実施例を図面に従って説明すると、符号１
は、チップ部品２を入れたパーツフィーダ３と、該パー
ツフィーダ３０筒状または樋状の出口部４の側方に前後
移動自在に配置された支持枠体５と、該支持枠体５上に
着脱自在に載置した板状のマガジン６とを基台７上に設
けて成るチップ部品の並べ装置を示す。

前記マガジン６には、チップ部品２をその上面とマガジ
ン６上面とが同じ高さで収納できる収納凹部６ａが縦横
に一定間隔にて多数凹み形成されている。チップ部品２
の厚さ寸法が０．５■ｌ〜０゜６１程度に小さい場合に
は、前記収納凹部６ａは金属板のマガジン６の上面に放
電加工にて形成することができる。

前記パーツフィーダ３は、振動発生装置８の上に、上面
開放状の有底筒状フィードパン９を設け、該フィードパ
ン９の内周には螺旋状の整列レール１０を備え、その整
列レール１０の上部終端にはフィードパン９の外側に下
向きに突出する出口部４を設ける。前記整列レール１０
の中途部には、当該整列レール１０上のチップ部品２の
表面が上向きであるか否かを判別する表裏選別センサー
１１を設け、その表裏選別センサー１１に隣接して裏向
きのチップ部品２をフィードパン９の底に返す摘出装置
１２を設けである。

符号１３は、前記支持枠体５を載せたままこれを前記出
口部４からのチップ部品２の放出方向と略直角の前後方
向に往復移動にするための移動機構で、該移動機構１３
は、基台７上の前後対のスタンド１４．１４間を連結す
る左右一対の支持レール１５．１５と、該両支持レール
１５．１５に摺動自在に被嵌する４つの軸受１６付きの
台１７と、該台１７と前記支持枠体５を支持するテーブ
ル１８とを連結する４つの防振ゴム１９と、前記台１７
を支持レール１５の長手方向に沿って往復移動させる駆
動手段と２０から成る。

この駆動手段２０は、図示実施例のように、正逆回転す
る電動モータ２１と、前記軸受１６や台１７に取付くラ
ック２２とピニオン機構とにより構成したり、油圧シリ
ンダや空気圧シリンダを用いても良い。

前記左右一対の支持レール１５．１５の高さ位置を前記
出口部４に近い側のものを高く、遠い側を低くすること
により、支持枠体５上のマガジン６を、前記出口部４側
にて高く、遠ざかるに従って低くなるように角度（θ）
にて傾斜配設するものであるが、前記テーブル１８の上
面を傾斜状に形成したり、水平状の支持枠体５にマガジ
ン６を傾斜配設しても良い。

符号２３は前記マガジン６に振動を与えるための振動発
生装置で、該振動発生装置２３はテーブル１８の下面に
取付くブラケット２４を介して取付ける。

符号２５は支持枠体５がテーブル１８から脱落しないよ
うにすると共に位置規定するためのストッパである。

前記支持枠体５は平面視矩形状であり、前記出口部４が
臨む側面を除く三側面に上向きの側壁２５ａ、２６ｂ、
’　２６ｂを立設してマガジン６の二側縁を囲むように
している。

アクリル樹脂製などの透明なカバー板２７は、マガジン
６の上面とチップ部品２が通過し得る程度の寸法（Ｈｌ
）の隙間を隔てて配設するものであり、前記一対の側壁
２６ｂ、２６ｂの内面には前記カバー板２７の側縁が嵌
挿する横溝２８を設ける等して、カバー板２７を着脱自
在となるように構成する。

また、前記カバー板２７の一端縁と支持枠体５０側壁２
６ａとの間に、チップ部品２が出入りできる隙間を設け
ておくことにより、マガジン６の総ての収納凹部６ａに
収納されてのち余ったチップ部品２が前記隙間からカバ
ー板２７の上面側に溢れるようにすることができる。

この＋Ｒ成において、支持枠体５に空のマガジン６を載
置し、その上方にカバー板２７を前記支持枠体５の側壁
２６ｂ、２６ｂの横溝２８．２８に嵌入れ、パーツフィ
ーダ３の出口部４の側方に配置したテーブル１８上に前
記支持枠体５と共にマガジン６を配置すれば、当該マガ
ジン６の一例上面が出口部４の下方に位置することにな
る。

ここで、多数のチップ部品２を入れたパーツフィーダ３
を始動することにより、整列レール１０に沿って上昇し
て来るチップ部品２を表裏選別センサー１１にて選別し
、裏向きのものは再度フィードパン９に落とし、表面が
上向きになったチップ部品２のみ出口部４から放出する
。

この放出時に電動モータ２１を駆動すると共に振動発生
装置２３を始動させると、マガジン６は振動しながら出
口部４からのチップ部品２の放出方向と略直角に水平往
復移動しするから、マガジン６とカバー板２７との隙間
に滑り込んだチップ部品２は、互いに上下に重なること
なくマガジン６の傾斜方向に沿って上端側から下方に滑
り移動し、順次マガジン６における収納四部６ａ内にチ
ップ部品２が嵌る。すべての収納四部６ａ内にチップ部
品２が嵌挿できた後の余りチップ部品２はカバー板２７
のｆ頃斜下端の縁と支持枠体５における側壁２６ａとの
隙間から溢れるが、支持枠体５から溢れ落ちることはな
い。

各収納凹部６ａ内にチップ部品２が収納されたか否かは
、カバー板２７が透明であると直ちに判別でき、マガジ
ン６にチップ部品２がきっちりと総て収納できたことを
確認して装Ｎ１を停止させ、支持枠体５ごとマガジン６
をテーブル１８から取り外し、カバー板２７を外し、且
つ余分のチップ部品２を取り除けば良い。

なお、マガジン６における収納凹部６ａは傾斜方向にそ
って一列状のものであっても良い。また、チップ部品２
の種類によっては、表裏の区別をすることなくマガジン
６の収納凹部６ａに並べることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は第２図のｒ−ｒ
線で示す装置の一部切欠き側面図、第２図は装置の平面
図、第３図は第１図の要部拡大側端面図である。 ■・・・・並べ装置、２・・・・チップ部品、３・・・
・パーツフィーダ、４・・・・出口部、５・・・・支持
枠体、６・・・・マガジン、６ａ・・・・収納凹部、１
３・・・・移動機構、１５．１５・・・・支持レール、
１８・・・・テーブル、１９・・・・防振ゴム、２ｏ・
・・・駆動手段、２３・・・・振動発生装置、２７・・
・・カバー板、２８・・・・横溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、チップ部品を放出するパーツフィーダの出口部
   の側方に、振動する支持枠体を移動自在に設け、該支持
   枠体には、上面に前記チップ部品を収納する収納凹部が
   多数形成されたマガジンを着脱自在に載置し、該マガジ
   ンを、その上面が前記パーツフィーダの出口部側で高く
   、それから離れるに従って低くなるように傾斜配設し、
   前記支持枠体には、前記マガジン上面との間にチップ部
   品が通過し得る隙間を隔ててマガジン上面を覆うカバー
   板を着脱自在に設けて成るマガジンへのチップ部品の並
   べ装置。