JPS62114544A

JPS62114544A - 器管閉塞具

Info

Publication number: JPS62114544A
Application number: JP60255750A
Authority: JP
Inventors: 田口　晶弘
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1985-11-14
Filing date: 1985-11-14
Publication date: 1987-05-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、人間または動物の器官、例えば卵管。

輸精管、血管等を確実に閉塞でき、かつ器官の再生可能
な器管閉塞具に関する。

［従来の技術］人間または動物の器官を、ある場合において、閉塞する
ことが行われている。例えば、避妊のために、卵管を閉
塞し、卵子及び***の通行を阻止する方法が用いられて
いる。

従来１、このように器官を閉塞する方法として、器官に
閉塞具を挿入する方法としては、特開昭５４−１０４６
９５号に示されるように、液体で膨潤するヒドロゲルを
器官に挿入し閉塞するもの、特開昭５５−１９９号のよ
うに、器官に弾性ポリマーを注入し閉塞するもの、特願
昭５６−８２３８８号のように形状記憶合金によって閉
塞具を構成し、体温にて加熱し器官内で閉塞具を大径に
し閉塞するもの等があり、また、器官を結紮する方法と
しては、特開昭５３−３８１８５号に示されるように、
リングにより器官を結紮するもの、特告昭５５−１７５
７９号に示されるように、クリップにより器官を結紮す
るもの等があった。

［発明が解決しようとする問題点コ従来の、器官に閉塞具を挿入する方法は、閉塞具を器官
に挿入した後、何らかの方法により、閉塞具を膨張ある
いは変形させて、器官を閉塞するものであるが、これら
の方法では、どうしても器官と閉塞具の間にわずかな隙
間が残ってしまう可能性があり、もし、隙間が残り、そ
れが卵管であった場合には***が卵子に到達し、子宮外
妊娠等を引き起こすおそれがある。

また、従来の４管を結紮する方法においても、わずかな
隙間が残る可能性はあり、隙間が残らないよう４管をき
つく結紮すると、４管が癒着し、４管の再生は不可能に
なってしまう。

［発明の目的コ本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、少し
の隙間もなく４管を確実に閉塞でき、かつ４管の再生が
可能な器管ｒＪ１塞具を提供することを目的としている
。

［問題点を解決するための手段及び作用］本発明により
器管閉塞具は、一部または全体が磁性体により構成され
た、４管へ挿入する閉塞具または４管を結紮する結紮具
と磁性流体とにより構成されたものである。

ターなわら、一部または全体が磁性体により構成された
閉塞具を４管へ挿入した後、または、一部または全体が
磁性体により構成された結紮具により４管を結紮した後
、器官内の閉塞された部分に磁性流体を注入し、これに
より、磁性流体は閉塞具または結紮具により閉塞された
部分に集まり、４管の隙間は完全に閉塞される。

［発明の実施例］以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図ないし第５図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は卵管内へ磁性流体を注入する／Ｊデーチルを含むヒ
ステロスコープの正面図、第２図は卵管内へ閉塞具を挿
入する把持鉗子を含むヒステロスコープの正面図、第３
図は卵管へ閉塞具を挿入する動作を示す図、第４図は卵
管内に磁性流体を注入する動作を示す図、第５図は第１
実施例における閉塞具の断面図である。

第５図に示す閉塞具１は、永久磁石等の磁性体により構
成されており、突起１ａが設けられている。

この閉塞具１は、第２図に示されるとストロスコープ２
によって卵管内に挿入される。ヒステロスコープ２は接
眼部３を有し、ライトガイドケーブル接眼部４を配設し
た操作部５と、観察光学系、照明光学系並びに鉗子チャ
ンネル６を組み込んだ挿入部７とから構成されている。

前記鉗子チャンネル６の基部は、挿入部７後方に突設さ
れ、この突出端には鉗子挿入口８が設けられている。鉗
子チャンネル６先端のチャンネル口９は挿入部７の先端
側部に形成されている。ヒステロスコープ２は、その挿
入部７の先端がチャンネル口９方向に傾斜しており、こ
の傾斜面に観察光学系の入射端と照明光学系の出射端が
構成され、チャンネル口９の斜め前方が視野にはいる斜
視型に構成されている。

また、第２図に示す鉗子１０は把持鉗子であり、操作ハ
ンドル１１とフレキシブルなシース１２と先端椛成部で
ある把持部１３とから構成され、前記閉塞具１を把持す
るようになっている。

以上のような構成のヒステロスコープ２を子宮腔１４に
挿入し、挿入部先端を卵管口１５に接近させ、その後、
第３図に示すように、閉塞具１の突起１ａを把持した鉗
子１０を鉗子チャンネル内に挿入してチャンネル口９か
ら突出させ、閉塞具１をヒステロスコープ２で視認しな
がら卵管口１５へ導き、卵管１６内に挿入する。

次に、ヒスゾロスコープ２の鉗子チャンネル６から把持
鉗子と抜去し、かわりに第１図に示すように、カテーテ
ル１７を鉗子チャンネル６に挿入する。把持鉗子の場合
と同様に、チャンネル口９からカテーテル１７を突出さ
せ、第４図に示すように、カテーテル１７を卵管口１５
から卵管１６内に挿入する。その後、シリンダ１８等に
より、カテーテル１７を通して磁性流体１つを卵管１６
内に注入する。卵管１６内に注入された磁性流体１９は
、先に卵管１６内に留置された磁性体にて構成された閉
塞具１の周囲に集まり、卵管壁との隙間を完全に閉塞す
る。

第６図は、本発明の第２実施例における閉塞具の断面図
である。

本実施例では、閉塞具１は、生体組織に害を与えないシ
リコン等の樹脂で構成された本体２０の外周部に磁性体
で構成されたリング２１が環装されたものである。本実
施例の作用及び効果は、第１実施例と同様である。

第７図は、本発明の第３実施例における閉塞具の断面図
である。

本実施例では、閉塞具１は、磁性体で構成された内芯２
２の周囲を生体組織に害を与えない樹脂等によりなるカ
バー２３により被覆したものである。その他の作用及び
効果は、第１実施例と同様である。

第８図は、本発明の第４実施例における閉塞具の断面図
である。

本実施例では、第３実施例と同様に、内芯２２とカバー
２３にて構成された閉塞具１の外周に、卵管１６内に留
置した場合閉塞具１が扱は落ちないように、弾性を有し
た数本の央は止め２４を配設したものである。その他の
作用及び効果は第１実施例と同様である。

第９図は本発明の第５実施例における閉塞具の断面図で
ある。

本実施例では、閉塞具１は、特願昭５６−８２３８８号
に示されるように形状記憶合金にて形成された芯金２５
と磁性体にて構成された弾性を有するカバー２６にて構
成されたものである。形状記憶合金にて形成された芯金
は、挿入前には互いに閉じて密着しているが、卵管１６
内に挿入された棲は、体温により加熱され、形状記憶合
金の形状記憶効果により、互いに離れて聞き、記憶され
た形状（第９図に示す形状）になり、卵管１６内に固定
される。その後、磁性流体１９を卵管１６内に注入する
。その他の作用及び効果は第１実施例と同様である。

第１０図は、本発明の第６実施例における閉塞具の断面
図である。

本実施例では、閉塞具１は、特開昭５４−１０４６９５
号に示されるように、水分によって膨潤するヒドロゲル
で構成された本体２７と、その周囲に環装された磁性体
で構成されたリング２８と、本体２７中に埋め込まれた
ナイロン等の糸２９とにより構成されたものである。卵
管１６内に挿入された閉塞具１は、体液により膨潤し、
卵管１６を閉塞する。その後、磁性流体１９を卵管１６
内に注入する。閉塞具１を取り出すときは、把持鉗子等
により糸２９を把持し、回収する。その他の作用及び効
果は第１実施例と同様である。

第１１図ないし第１４図は、本発明の第７実施例に係り
、第１１図は卵管を結紮具にて結紮する動作を示す図、
第１２図は第７実施例における結紮具の正面図、第１３
図は卵管内に磁性流体を注入する動作を示す図、第１４
図は第１３図のＡ−Ａ′線断面図である。

本実施例は、卵管を結紮する方法によるものである。第
１２図に示ずように、結紮具３０は樹脂、ゴム等の弾性
を有する材料で、かつ生体組織に害を与えない材料によ
り構成され、卵管を挟持する開閉自在な挟持部３１を有
する。挟持部３１には対向して２つの凹部３２が設けら
れ、凹部３２にはそれぞれ磁性体３３が接合されている
。また、挟持部３１が閉じたとぎに係合する凹凸状の係
合部３４が設けられている。

以上の構成の結紮具３０は、第１１図に示すように、結
紮具の保持用鉗子３５に保持され、経皮的に腹腔内に１
Φ入される。そして、保持用鉗子３５の操作により、結
紮具３０にて卵管１６を結紮する。その後、第１３図に
示すように、子宮内にヒステロスコープ２を挿入し、カ
テーテル１７により磁性流体１９を卵管１６内に注入す
る。卵管１６内に注入された磁性流体１９は、結紮具３
０にて結紮された部分に集まり、これにより、卵管１６
の隙間を完全に閉塞する。

磁性流体１９が卵管１６の隙間を閉塞するため、結紮具
３０により卵管１６をきつく結紮づる必要がないので、
卵管がｍ着せず、結紮具３０を取り除いた場合、卵管１
６の再生が可能である。

第１５図は、本発明の第８実施例における結紮具の斜視
図である。

本実施例では、結紮具３０は、特願昭６０−１７４７０
２号に示されるように、樹脂、ゴム等の弾性を有する材
料で、かつ生体組織に害を与えない材料により構成され
た本体３７の外側に、形状記憶合金３６を接合し、本体
３７の内側の挟持部３１の凹部３２に磁性材３３を接合
したものである。結紮具３０は、腹腔内に挿入される前
は、挾持部３１を開いているが、腹腔内に挿入され、卵
管１６を挟持した後、体温により加熱され、形状記憶合
金３６の形状記憶効果により、卵管１６を結紮するよう
に形状が変化する。結紮具３０が卵管１６を結紮した後
、磁性流体１９を卵管１６内に注入する。その他の作用
及び効果は第７実施例と同様である。

以上説明した実施例において、卵管を閉塞する必要のな
くなったときは、卵管に閉塞具を挿入している場合は、
その閉塞具及び磁性流体を取り出すことにより、また、
結紮具により卵管を結紮している場合は、結紮を解除し
て、結紮具及び磁性流体を取り出すことにより、卵管は
再生される。

なお、以上の実施例では、器管として卵管の場合により
説明したが、本発明は、卵管に限らず輸精管、血管等の
器管にも適用できる。

また、本発明の実施例において用いられた、磁性体２Ｍ
＆性流体、樹脂、ゴム及びごトロゲル等はすべて生体組
織に害を与えない材料により構成される。

［発明の効果］以上述べたように、本発明によれば、一部または全体が
磁性体により構成された閉塞具を器管へ挿入した侵、ま
たは、一部または全体が磁性体により構成された結紮具
により器管を結紮した後、器官内の閉塞された部分に磁
性流体を注入するようにしたので、磁性流体により器管
の隙間が完全に閉塞され、子宮外妊娠等を引き起こすこ
とがない。

また、結紮具を用いて器管を結紮する場合であっても、
磁性流体が器管の隙間を完全に閉塞するので、器管をき
つく結紮する必要がなく、その結果、器管がｗ１＠せず
、器管の再生が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は卵管内へ磁性流体を注入するカテーテルを含むヒス
テロスコープの正面図、第２図は卵管内へ閉塞具を挿入
する把持鉗子を含むヒストロスコープの正面図、第３図
は卵管へ閉塞具を挿入する動作を示す図、第４図は卵管
内に磁性流体を注入する動作を示す図、第５図は第１実
施例における閉塞具の断面図、第６図は本発明の第２実
施例における閉塞具の断面図、第７図は本発明の第３実
施例における閉塞具の断面図、第８図は本発明の第４実
施例にあける閉塞具の断面図、第９図は本発明の第５実
施例における閉塞具の断面図、第１０図は本発明の第６
実施例における閉塞具の断面図、第１１図ないし第１４
図は本発明の第７実施例に係り、第１１図は卵管を結紮
具にて結紮する動作を示す図、第１２図は第７実施例に
おける結紮具の正面図、第１３図は卵管内に磁性流体を
注入する動作を示す図、第１４図は第１３図のＡ−、’
Ｍ線断面図、第１５図は本発明の第８実施例における結
紮具の斜視図である。１・・・閉塞具　　　　　　１ａ・・・突起２・・・ヒ
ステロスコープ　３・・・接眼部４・・・ライトガイド
ケーブル接続部５・・・操作部　　　　　　６・・・鉗子チャンネル７
・・・挿入部　　　　　　８・・・鉗子挿入口９・・・
チャンネル口　　　１０・・・把持鉗子１１・・・操作
ハンドル　　１２・・・シース１３・・・把持部　　　
　　１４・・・子宮壁１５・・・卵管口　　　　　１６
・・・卵管１７・・・カテーテル　　　１８・・・シリ
ンダ１９・・・磁性流体　　　　２０・・・本体２１・
・・リング　　　　　２２・・・内芯２３・・・カバー
　　　　　２４・・・抜は止め２５・・・芯金　　　　
　　２６・・・カバー２７・・・本体　　　　　　２８
・・・リング２９・・・糸　　　　　　　３０・・・結
紮具３１・・・挾持部　　　　　３２・・・凹部３３・
・・磁性体　　　　　３４・・・係合部３５・・・保持
用鉗子　　　３６・・・形状記憶合金３７・・・本体第３図第４図第５図　　　　　　第６図ゝ２１第７図　　　　　　第８図第９図　　　　第１０図第１２図第１３図第１４図１′ｊ第１５図

Claims

【特許請求の範囲】

一部または全体が磁性体により構成された、器管ヘ挿入
される閉塞具または器官を結紮する結紮具と、磁性流体
とにより構成されたことを特徴とする器管閉塞具。