JPS6211203A - サ−ミスタの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産１」Ｊ■七１氷訪 本発明は、感温素子として用いられるサーミスタの製造
方法に関する。

丈米二技丘 従来、例えばＭｎ−Ｎｉ系等のサーミスタは、第２図に
示す（ａ）〜０）の工程を経て製造される。即ち、原料
を所定の集成割合で調合（ａ）シ、混合（ｂｌする。そ
して、混合したものを仮焼（Ｃ）シ、バインダーを加え
て造粒（ｄｌする。この造粒物を所定の形に成形（ｅ）
シ、１２００℃程の温度で焼成（ｆ）シた後、所定の厚
みにスライス（明し、スライスされた薄片を研磨（ｈ）
シて後、電極ペーストを塗布し、焼付（ｉｌけし、しか
る後、所定の大きさにダイシング（ｊ）シてチップ化す
る。かくして得られたサーミスタチップから良品を選別
し、リード線を付ける等の実装を行う。

が　゛しよ゛と　る。占 ところで、上記の如き製造方法によれば、成形物が、例
えば５０ｍというように、厚いために焼成に長時間を要
するし、焼成後にスライスし、電極形成後にダイシング
するので多くの工数を必要とし、そのため生産性が極め
て悪いといった問題がある。

本発明はこのような問題点を解消する新規、有用なサー
ミスタの製造方法を提供することを目的としている。

口　占を　゛　るための 上記目的を達成するため本発明は、焼成されてサーミス
タとなる成分を含む原料をシート成形して所定厚みのグ
リーンシートを得、該グリーンシートに電極ペーストを
塗布した後、サーミスタチップとして必要な大きさにカ
ットし、しかる後焼成して製造することを特徴としてい
る。

且 焼成されてサーミスタとなる成分を含む原料からグリー
ンシートを作製するので、従来の製造方法における造粒
工程及び成形工程が不要となるし、またグリーンシート
の厚みを焼成後に所定の厚みとなるよう前もってコント
ロールしておけば、従来方法における成形物のスライシ
ング工程も不要になる。従って、本発明では、工程数が
極めて少なくなる。

又、グリーンシートに電極を形成した状態で所定の大き
さにカプトし、その後焼成するので、チップ化された小
片を焼成すればよく、焼成時間が従来方法に比べて大幅
に短縮する。

１蓋± 第１図は本発明のサーミスタの製造方法を説明する図で
ある。Ｍ　ｎ　−Ｎ　ｉ系サーミスタを製造する場合を
例にとって説明すると、先ずＭ　ｎ　Ｃ０３とＮｉＣ０
：３の粉粒体を８０　：　２０の比率になるよう間合（
１）シ、混合（２）する。そして、８００℃で５時間仮
焼（３）する。次に、これにバインダーを加えて混合し
、スラリーを作製し、これをドクターブレード法等によ
ってシート成形（４）シ乾燥させてグリーンシートを作
製する。ここで、グリーンシートは焼成後にサーミスタ
として必要な厚みとなるよう前もってその厚みを調整し
ておくのがよい。このような厚み調整は、ドクターブレ
ード法であればドクターブレードの高さをかえたり、コ
ンベヤ速度を制御したりすることにより行える。

かくして得たグリーンシートを加工しやすい大きさ、例
えば５０Ｘ７０ｍにカットし、表裏両面に電極ペースト
をスクリーン印刷等の方法によって塗布（５）する。こ
の場合の電極ペーストは、グリーンシートの焼結温度（
１２００〜１２５０℃）によっては熔融しない高融点金
属を用いている。

かかる金属としては例えばパラジウム、白金、パ　　　
゛ラジウム量の多い銀パラジウム合金等がある。

次に、上記電極ペーストの塗布されたグリーンシートを
サーミスタチップとして必要な大きさ例えば０．６ｍ口
にカン）　（６）　Ｌ、その状態で焼成炉に供給して１
２００〜１２５０℃で焼成（７）する。

前記カット（６）は、グリーンシートの段階で行えるの
で、非常に簡単である。焼成工程（７）ではグリーンシ
ートの焼成だけでなく、電極の焼付けも同時に行われる
。また、焼成はグリーンシートをサーミスタチップの小
片に切断した状態で行うのｔ、速やかに焼成できる。実
験によれば、上記温度をわずか２時間保つことによって
焼成できた。

かくして、焼成を終えればサーミスタの特性の良否を選
別（８）シ、良品のサーミスタについてリードを取付け
る等所定の実装（９）を行う。下表に上記の如き方法に
て製造したサーミスタと従来方法で製造したサーミスタ
との特性の比較を示す。

（以下余白） 表から明らか卒如く、本発明方法によっても従来方法と
ほとんどかわらない特性のサーミスタを得ることができ
る。一方、製造コストは、従来方法の半分で足りる。こ
れは、本発明方法が成形体のスライシングやチップブレ
イクのためのダイシングが不要なため、工程数が少なく
て済む曇と、サーミスタチップの大きさにカットするの
をグリーンシートの段階で行えるので非常に簡単である
こと、及びグリーンシートを小片に切断した状態で焼成
できるので焼成時間が短くて済むことというのが主たる
理由である。

又皿坐立呈 以上説明したように本発明方法によれば、工程数少なく
かつ短い焼成時間で、特性上は従来方法で製造したもの
と遜色のないサーミスタを製造することができ、製造コ
ストの低廉化、生産性の向上に大きく貢献するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサーミスタの製造方法を説明する工程
図、第２図は従来の製造方法を説明する工程図である。 特許出願人　　株式会社村田製作所 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　焼成されてサーミスタとなる成分を含む原料をシート
   成形して所定の厚みのグリーンシートを得、該グリーン
   シートに電極ペーストを塗布した後、サーミスタチップ
   として必要な大きさにカットし、しかる後焼成して製造
   することを特徴とするサーミスタの製造方法。