JPS62110093A - 管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、本体が合成樹脂からなる管継手に係り、特
に引抜強度、気密性等が改良された管継手に関する。

〔従来の技術〕

一般にポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタール、
ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなる管継手は、ステン
レス、黄銅等からなる金属継手に比べて、耐薬品性、耐
腐食性に優れ、しかも軽量化ができることなど、いくつ
かの優れた特性をもつことから、理化学機器、分析機器
、医療機器、食品機賊、塗装機減、化学プラント等にお
いて広く利用されている。中でも、弗素樹脂からなる管
継手は、耐薬品性、非汚染性、耐熱耐寒性、非粘着性等
数多くの優れた特性を有するため、特に近年半導体製造
装置のように高清浄度を要求される配管系に賞用されて
いる。

かかる管継手として、例えば実開昭６０−　＝１１６９
１号公報には、丸穴を備えたパイプ状本体の端部外周に
ねじ部を形成した合成樹脂のツール部ボデー（継手本体
）と、前記ねじ部に螺合し内面に前記ツール部ボデー瑞
部と係合する傾斜部を形成した締め付けナツトとよりな
り、前記丸穴に挿入されるチューブを、前記締め付けナ
ツトを締め付け前記傾斜部により前記ツール部ボデ一端
部を該ｆユーブの外周が抑圧変形されるように内側に変
人させて接続するチューブ継手において、前記゛ツール
部ボデーの丸穴壁面に、前記ツール部ボデー先端部の変
形の変位点として作用する−重ま几は多重の角形溝を円
周方向に形成せしめてなる管継手が開示されている。

〔発明か解決しようとする問題点〕

しかしながら、かかる管継手にあっては、継手本体のテ
ーパー部の内側に角溝を設けることに誹り、本体端部の
内側への変形を容易にして、耐圧。

引抜強度の向上を図っているが、確かに角溝を設、′）
ないものに比べて上記特性は向上するものの、いまた充
分とは言堆く、特に弗素樹脂で継手本体を形成し、管体
として弗素樹脂製のものを接続し、ｒこ場合には、両者
が低摩擦性を備えたものであることかち滑りやすく、そ
のため引掛けたりした場合に簡単に外れてしまう欠点が
あり、引抜強度の改搗か望まれている。さろに、引抜強
度が充分でないことかり、気密性ら充分ではなく、改善
すべきいくつかの問題点を残している。

まｆこ、引抜強度を高めろため、接続する管体の外周面
に溝を刻み、その溝に締め付けナツトと一体になってい
るフェルールの先端部を食い込ませて固定したり、ある
いは管体の端末にフレアー加工を惟し、締め付けナンド
のテーパー面と継手本体のテーパー面とで該フレア一部
分を挾持することら提案されているが、管体に特別な加
工を施す必要かあるため、接続に手間がかかるという欠
点かあり、しがち引抜強度の而でちまた充分とは言稚い
しのである。

この発明は、かかる従来技術の欠点を解消し、引抜強度
及び気密性に優れ、しかも接続時に管体に特別な加工を
施す必要のない経済的な樹晰製管継手の提供をその目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたちの
で、そのためこの発明によれば、外周面に環状凸部を有
し、管体の内側に嵌合する内筒部とこの内筒部の環状凸
部よりも管体端末側にあって管体を外周面から押圧する
押圧部を有する実質的に同心状に囲んで相互の間に管体
受入溝を形成する外筒部とを端部に備え合成樹脂からな
る継手本体、及びこの継手本体に係止され前記外筒部の
締め付け力受は部に係合する締め付け力授与部に上り外
筒部を縮径し、外筒部の押圧部を管体外周面に押圧せし
める締め付け具を備えてなる管継手を構成する。

この構成において、継手本体の締め付け力受け部をテー
パー状に形成すると共に、この締め付け力受は部に係合
する締め付け力受授与部をテーパー孔とすれば、好都合
である。さらに、内筒部の環状凸部を、内筒部の先端か
ら管体挿入方向に径が拡大するテーパー部とこのテーパ
ー部に続くストレート部で構成すると共に、締め付け具
を形成し継手本体に螺合する締め付けナツトに、継手本
体の外筒部のテーパー部に係合するテーパー孔部に続い
て第二のテーパー孔部及びストレート孔部を順次設ける
と好適で、また、外筒部の先端部よい。

また、継手本体と共に締付具を形成する締め付けナツト
も合成樹脂で形成してもよく、さらに両者を弗素樹脂で
形成した場合には、耐薬品性、耐食性、非汚染性等の面
で格別に優れたものとなる。

〔作用〕

この発明によれば、上記のごとく、端部に内筒部と外筒
部とで管体受入溝が形成され、さらに内筒部の外周面に
は環状凸部を有すると共に、外筒部にはその端部に締め
付け力受は部として例えば先細り状のテーパー部を備え
、且つ前記内筒部の環状凸部よりも管体端末側に位置し
て、挿入さイｔた管体を外周面から押圧する押圧部を有
する合成樹脂製の継手本体とこの継手本体の外筒部の締
め付け力受は部に係合する締め付け力授与部として、例
えばテーパー孔部を有し、継手本体の外周面に形成され
た雄ねじ部に螺合して外筒部を該テーパー孔部により縮
径し、外筒部の押圧部を管体溝に挿入された管体は、締
め付けナツト等を締め付けることにより、その内部に設
けられた締め付け力授与部が外筒部の締め付け力受は部
に係合し、該外筒部をその先端部から内側に変形せしめ
て押圧部を管体肉厚方向に押圧する結果、内筒部と押圧
部とで挟圧係止される。

この場合、管体は内筒部の環状凸部の管体端末側におい
て、外筒部の押圧部によって外周面から管体肉厚方向に
押圧されると共に、内筒部外周面に設けられた環状凸部
に掛止されて管体引抜方向への移動が阻止されることに
加え、外筒部及び内筒部が実質的に同心状に継手本体と
一体に形成されているものであるから、挿入された管体
の軸心が安定し、確実に係止される結果、引抜強度が著
しく向上し、それに伴い気密性も大幅に向上する。

そのため、特に継手本体を弗素樹脂のように滑りやすい
材質で形成し、さらに弗素樹脂からなる管体を接続する
場合にも所定の引抜強度が得られる等で、好適である。

なお、継手本体の締め付け力受は部をテーパー状に形成
すると共に、締め付けナツトの締め付け力授与部をテー
パー孔とすれば、外筒部の内側への変形が円滑に行なわ
れるので好都合であり、さらに継手本体の内筒部の環状
凸部を、先端から管体挿入方向に径が拡大するテーパー
部とこのテーパー部に続くストレート部とで構成すると
共に、締め付けナツトとして、外筒部のテーパー部に係
合するテーパー孔部に続いて第二のテーパー孔部及びス
トレート孔部を設けたちのを用いた場合には、上記効果
に加え、締め付けナンドを締め付：する際に、締め付け
ナツト内周面に設けた第二のテーパー孔部の存在により
、管体に締め付けナンドの内周面が引っ掛かって管体を
傷つけｆこうすることがなく、円滑に締め付けることか
可能になりるばかりか、管体は内筒部の環状凸部のスト
レート部と、締め付けナンド内周面のストレート孔部と
てら挟圧係止され、引抜強Ｖ７ｘび気密性は一段と向上
する。

また、内筒部と外筒部とで形成される継手本体の管体受
入溝を管体挿入方向に径が拡大するテーパー溝とすれば
、引抜強度はさらに向上する。

〔実施例〕

第１図はこの発明による管継手１に管体としてプラスチ
ックチューブ２を挿入し締め付けを完了する曲の状態を
示す縦断側面図で、管継手ｌは継手本体１０と締め付け
具を形成する締め付けナンド２０とから構成されている
。実施例において、継手本体ＩＯは合成樹脂からなり、
外周面に先端から管体２の挿入方向に向けて径が大きく
なる環状凸部としてのテーパー部１１を有し、管体２の
内側に嵌合する内筒部１２とこの内筒部１２を実質的に
同心状に囲んで相互の間に管体２を受は入れるための管
体受入溝１３を形成する外筒部１４とを一端部に備えて
いる。さらに、この外筒部１４は、挿入された管体２を
外周面から押圧する押圧部としての先端部１５が、内筒
部１２のテーパー部１１の管体２の端末側の段差部１６
近くに位置すると共に、該先端部１５の外周面には締め
け力受は部としての先細り状のテーパー部１７メく設け
られ、且つ基部の外周面には雄ねじ部１８が形成されて
いる。一方、締め付けナツト２０は、前記継手本体１０
の雄ねじ部１８に螺合する雌ねじ部２１を有し、さらに
この雌ねじ部２１に続いて、前記継手本体１０の外筒部
１４のテーパー部Ｉ７に係合する締め付け力授与部とし
てのテーパー孔部２２を備えている。

次に、本発明による管継手ｌの使用態様を第１図及び第
２図に基づいて説明する。なお、第１図は締め付けを完
了する前の状態で、第２図は締め付けを完了したときの
状態を示している。

第１図に示すように、まずあらかじめ締め付けナンド２
０を挿通せしめた管体２を、継手本体ＩＯの管体受入１
１３に挿入した後、締め付けナツト２０を継手本体１０
の雄ねじ部１８に螺合し、締め付ける。この締め付けナ
ツト２０を締め付けていくと、締め付けナツト２０のテ
ーパー孔部２２が外筒部１４のテーパー部１７に当接し
、さらに締め付けると第２図に示すように、継手本体ｌ
Ｏの外筒部１４は、その先端部１５から内側に変形して
縮径され、管体２を外周面から押圧する結果、管体２は
外筒部１４の先端部１５と内筒部１２とで挟圧係止され
、良好な引抜強度及び気密性を備えたものとなる。さら
に、上記作用・効果に加えて管体２は内筒部１２の環状
凸部１１の管体端末側において、外筒部１４の先端部１
５によって外周面から管体２の肉厚方向に強く押圧され
るため、環状凸部１１の段差部１６の端縁部が管体２の
内周面に引っ掛かり、その結果引抜強度が著しく向上す
る。

まｆ二、第３図はこの発明による管継手の他の実施例を
示す縦断側面図である。図において、管継手３の継手本
体３０は、その内筒部３１の先端部に、先端から管体２
の挿入方向に向かって径が拡大ずろテーパー部３２とこ
のテーパー部３２に続くストレート部３３とからなる環
状凸部３４が設けられている。一方、締め付けナツト４
０には締め付け力授与部としてのテーパー孔部４１に続
いて第二のテーパー孔部４２と、ストレート孔部−４３
が設けられた構造となっている。

かかる構成とした場合には、前記実施例において記載し
た作用・効果に加えて、挿入された管体２は締め付けナ
ンド４０のストレート孔部４３と、継手本体３０の環状
凸部３４のストレート部３３にら挟圧係止される結果、
引抜強度及び気密性は一段と優れたものになる。なお、
この場合、締め付けを円滑に行なうために締め付けナツ
ト４０に設けた第二のテーパー孔部、１２に代えて、球
面部とすることもちちろん可能である。

なお、上記した二つの実施例では、継手本体の締め付け
力受は部と締め付けナツトの締め付け力授与部を、それ
ぞれテーパー部とこのテーパー部に係合するテーパー孔
部としたが、どちらか一方を球面状に形成したり、ある
いは両者を球面状にしてもよく、さらに、管体挿入溝を
任意の形状の昔に変更することらできる。

また、継手本体を形成する合成＋＃！指としては、例え
ばポリアセクール、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル等の各種の樹脂の使用が可能であるが、本発
明の構造とすれば、特に弗素樹゛脂のように摩擦係数の
小さい＋Ｍ指を用いた場合にも充分な引抜強度と気密性
が確保されるので、その実用上の効果は極めて大である
。なお、締め付けナツトは必ずしも合成樹脂製にする必
要はなく、例えばステンレスのように金属で形成しても
よい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、端部に内筒部
と外筒部とで管体受入溝が形成され、さらに内筒部の外
周面には環状凸部を有し、外筒部にはその先端部に締め
付け力受は部を備えると共に、挿入された管体を外周面
から押圧する押圧部か、内筒部の環状凸部よりも管体端
末側に位置する合成樹脂製の継手本体とこの継手本体の
外筒部の締め付け力受は部に係合する締め付け力授与部
を有し、継手本体に螺合して外筒部を該締め付け力授与
部により内側に変形せしめ、外筒部の押圧部を管体外周
面に押圧する締め付けナツトとを備えてなる管継手であ
るから、引抜強度及び気密性に優れ、特に弗素樹脂等の
ように滑りやすい樹、脂で継手本体を形成し、管体とし
て同様な材質からなるプラスチックチューブを接続した
場合にも充分な引抜強度と気密性を確保することができ
、信頼性の高い管継手となる。

また、管体端末部にフレアー加工、溝切り等の特別な加
工を施すことなく、管体を継手本体の環状溝に差し込み
、締め付けナツトを締め付けるだけでよいから、接続が
簡単で作業性がよく、さらに繰り返し使用ができ、部品
点数も少ないため、経済的な管継手となる。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものてはなく
、例えば環状凸部の形状、位置等を変更したり、継手本
体をエルボ状にしたりするなと、継手本体の形状の変更
、さらに締め付け具の選択、締め付けナツトの形状の変
更など、この発明の技術思想内での種々の変更はらちろ
ん可能てある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による管継手にプラスチックデユープ
を挿入した状態を示す縦断側面図、第２図は締め付けナ
ツトを締めて接続を完了した状態を示す縦断側面図、第
３図はこの発明による管継手の異なる実施例の接続状聾
を示す縦断側面図である。 １．３　管継手、　　　１０．３０：継手本体、ＩＩ、
３４・環状凸部、　　　１２．３１：内筒部、１３；管
体受入溝、　　　１４．外筒部、１５、押圧部、　　　
１７　締め付け力受は部、２０．４０　　締め付けナン
ド、 ２２．４２：締め付け力授与部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　外周面に環状凸部を有して管体の内側に嵌合す
   る内筒部と、この内筒部の環状凸部よりも管体端末側に
   あって管体を外周面から押圧する押圧部を有すると共に
   端部外周面には該押圧部を押圧せしめるための締め付け
   力受け部を有し、前記内筒部を実質的に同心状に囲んで
   相互の間に管体受入溝を形成する外筒部とを端部に備え
   合成樹脂からなる継手本体、及びこの継手本体に係止さ
   れ前記外筒部の締め付け力受け部に係合する締め付け力
   授与部により外筒部を縮径してこの外筒部の押圧部を管
   体外周面に押圧せしめる締め付け具を備えてなる管継手
   。 （２）　特許請求の範囲第１項に記載の管継手において
   、継手本体の外筒部の締め付け力受け部は管体挿入方向
   に径が拡大するテーパー部であると共に、締め付け具は
   継手本体に螺合する締め付けナットよりなりその締め付
   け力授与部は管体挿入方向に径が拡大するテーパー孔部
   であることを特徴とする管継手。 （３）　特許請求の範囲第２項に記載の管継手において
   、継手本体の内筒部の環状凸部は先端から管体挿入方向
   に径が拡大するテーパー部と、このテーパー部に続くス
   トレート部とからなり、締め付けナットは継手本体の外
   筒部のテーパー部に係合するテーパー孔部に続いて第二
   のテーパー孔部とこの第二のテーパー孔部に続くストレ
   ート孔部を有することを特徴とする管継手。 （４）　特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか
   に記載の管継手において、継手本体の押圧部は外筒部の
   先端部であることを特徴とする管継手（５）　特許請求
   の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載の管継手に
   おいて、継手本体の管体受入溝は管体挿入方向に径が拡
   大するテーパー溝であることを特徴とする管継手。 （６）　特許請求の範囲第２項ないし第５項のいずれか
   に記載の管継手において、締め付けナットは合成樹脂か
   らなることを特徴とする管継手。（７）　特許請求の範
   囲第２項ないし第６項のいずれかに記載の管継手におい
   て、継手本体と締め付けナットは弗素樹脂からなること
   を特徴とする管継手。