JPS62110029A - クラツチフエ−シング - Google Patents

クラツチフエ−シング

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JPS62110029A
JPS62110029A JP24988585A JP24988585A JPS62110029A JP S62110029 A JPS62110029 A JP S62110029A JP 24988585 A JP24988585 A JP 24988585A JP 24988585 A JP24988585 A JP 24988585A JP S62110029 A JPS62110029 A JP S62110029A
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JP
Japan
Prior art keywords
binder
clutch facing
base material
peripheral wall
rivet hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP24988585A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ichikawa
繁 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS62110029A publication Critical patent/JPS62110029A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野〕 本発明は、自動車などに用いられる動力伝達の断続を行
うクラッチデスクのクラッチフェーシングの改良に関し
、特にはバースト強度に優れた乾式クラッチフェーシン
グに関する。
[従来の技術] 自動中などでは、エンジンと変速機との間の動力の断続
を行うクラッチディスクの部品として、クラッチフェー
シングが使用されている。このクラッチフェーシング1
は、一般に第2図に糸ツようなドーナツ状であり、第3
図に示すようにディスクスプリング4の両面に取付けら
れ、プレッシャープレートなどの相手材に押付けられて
助力の伝達を行うものである。このクラッチフエーシン
グには、アスベスト、炭素繊維、ガラス繊維などの無機
繊維を、または該無機繊維にポリアミド繊維などの有機
繊維を複合した繊維と、結合剤となる熱硬化性樹脂、ゴ
ム材、加硫剤、摩擦調整剤などとを混合し、成形型に注
入して加熱加圧することによって形成するレジンモール
ド系のものが知られている。また上記繊維を、フェルト
状、マント状、織布状とした基材を用い、このI!材に
熱硬化性樹脂、ゴム材、加硫剤、摩擦調整剤などの結合
剤混合溶液を含浸させる。これを適宜の形状に切断し、
所望の円形形状に積層した後、加熱加圧することによっ
て形成するウーブン系のもの、また、上記繊維を紐状と
し、結合剤を含む混合溶液を含浸させた後、螺旋状に、
あるいはサーモイド状に巻上げて所望の形状に成形して
加熱加圧することにより形成するセミモールド系のもの
も知られている。
[発明が解決しようとする問題点] ディスクスプリングの両面にクラッチフェーシングを取
付けるにあたっては、第3図に示すように、従来より、
クラッチフェーシング1およびディスクスプリング4を
同軸的に連通するリベット穴11に、金属製リベットを
挿入してこれをかしめることにより達成している。そし
てクラッチフェーシング1にリベット穴11を設けるに
は、クラッチフェーシングを熱成形により形成した後、
ドリルなどを用いて機械加工することにより行っていた
ところでクラッチフェーシングの性能を評iする尺度の
一つにバースト強度がある。このバースト強度は、徐々
に回転数を増しながらクラッチフェーシングが破壊に至
るまで高速回転させ、そのときの回転数で与えられるも
のであり、値が大きい程強度に優れていると判定される
。そしてこのバースト強度試験時には、リベット穴に応
力集中が働き、リベット穴を起点に破壊が生ずることも
一般に知られている。
従来のクラッチフェーシングでは、リベット穴は機械加
工によって設けられているために、リベット穴の周壁面
には機械加工による微小クラックJfi発生したり、繊
維などが表出しているために、応力集中が動きやすかっ
た。
本発明はこの問題点に鑑みて成されたちのであり、バー
スト強度に一層浸れたクラップフェーシングを提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決するための1段] 本発明のクラッチフェーシングは、略円板形状をなしア
スベストなどの基材と熱硬化性樹脂などの結合剤とから
主として構成され、軸方向に平行に貫通ずるリベット穴
を有し該リベット穴によりクラッチスプリングなどの取
付部材に取付可能とされているクラッチフェーシングに
おいて、該リベット穴の周壁部における該結合剤の該基
材に対する組成比は、該クラッチフェーシング基体内部
における該結合剤の該基材に対する組成比より大きいこ
とを特徴とする。
本発明のクラッチフェーシングに用いられる基材は、ア
スベスト、炭素m mt、ガラス繊組などのN機繊維、
あるい【、tこれらの無機繊維にポリアミド繊維脂を混
合した複合繊維などから構成される。
また少量の金属繊維などを併用することもできる。
結合剤としては、フェノール系樹脂、フェノキシ系t6
A1111、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
などの熱硬化性樹脂を用いることができる。
フェノール系樹脂とは、例えばフェノール、クレゾール
などフェノール類の一梯またはそれ以上とホルムアルデ
ヒドまたはその発生源となる化合物とより縮合させで得
られる樹脂をいう。カシューナツトオイル、ポリビニル
ブチラール、植物油、メラミン、1ボキシ化合物などで
変性した変性フェノール樹脂を用いてもよい。なお、耐
熱性の点では、無変性フェノール樹脂がよい。
またクラッチフェーシングには一般に、加硫剤とともに
比較的多分のゴムが使用されるが、その吊は原料の組成
vJ合、用途などに応じて選択できる。
また他の成分として、硫酸バリウム、珪藻土、アルミナ
、ドロマイト、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、グ
ラファイトなどの無機粉末、カシューダスト、ラバーダ
ストなどの有機粉末、アルミニラム、鉄、亜鉛などの金
属粉末などからなるI9!l!!!調整剤を用いること
もできる。
本発明のクラッチフェーシングは、上記した原料から略
円板形状に成形されたものが用いられる。
たとえば、基材と結合剤などを混合して成形型によって
加圧成形したレジンモールド系のもの、または上記繊維
をフェルト状、マット状、織布状とし、結合剤などを含
む混合溶液を含浸させて予備成形し、その後熱成形した
ウーブン系のもの、あるいは絹状の基材に混合溶液を含
浸さ11巻き上げて予備成形した後熟成形したセミモー
ルド系のものなどのいずれも用いられる。
本発明の最大の特徴は、リベット穴の構成にある。この
リベット穴はクラッチフェーシングの表面から整面に日
通し、軸方向に平行に設けられる。
一般にはクラッチフェーシングの周縁部に沿って複数個
設けられる。
このリベット穴の周壁部では、クラッチフェーシングの
内部に比べ、結合剤の基材に対する組成比が大きくなっ
ている。ここでリベット穴の周壁部における結合剤の基
材に対する組成比は1.4〜7であることが望ましい。
この比が1゜4より小さいとバースト強度の増加があま
り望めず、7より大きくすると摩擦特性およびリベット
による保持強度に劣るようになる。また結合剤の基材に
対する組成比はリベット穴の周壁部がクラッチフェーシ
ング基体内部より1.4〜7倍大きいようにするとよい
。この範囲であればバースト強度に優れ、かつ摩擦特性
も充分に維持される。
このようにするには、例えばウーブン系のクラッチフェ
ーシングにおいて、結合剤の含浸量を変えた基材を2種
類用意し、予備成形時にリベット穴の周囲となる部分に
結合剤の含浸量の多い基材を配置することで達成できる
。しかしながらこの場合には工数が増加し、また機械加
工による穴開は時に微小クラックが生ずる場合もある。
このような不具合を無くすものとして、リベット穴をク
ラッチフェーシングの熱成形時に同時に形成することが
望ましい。従来、熱成形されたクラッチフェーシングは
、熱が最も甲く伝わる表面部の組成が内部の組成より結
合剤成分が多くなることが知られている。従ってこの作
用をリベット穴の周壁部に積極的に利用することが効果
的である。原料の選択を適切に行ない、リベット穴の形
成をこの方法で行なえばリベット穴周壁部の前記組成比
は、前記範囲をそれぞれ満足するものとなる。
このようにリベット穴を形成するには、たとえばレジン
モールド系では、成形型にリベット穴を形成する凸部、
13よび凹部をそれぞれ設けることにより形成できる。
またウーブン系およびセミモールド系では熱成形時に予
備成形体を挟持する2個の加熱板に凸部および四部をそ
れぞれ設けることにより形成できる。この様にすれば、
熱成形時にリベツ1〜穴が同時に形成され、リベット穴
の周壁面にもクラッチフェーシングの両表面と同様に熱
成形時の熱が加わる。3従ってリベット穴の周壁部の組
成は、クラッチフェーシング両表面部の組成とほとんど
同一となり、クラッチフェーシング内部に比べ結合剤成
分が多い構成となる。
[発明の作用J3よび効果」 本発明のクラッチフェーシングでは、リベット穴の周壁
部の結合剤と基材との組成比が、クラッチフェーシング
基体内部の結合剤と基材との組成比より大きく構成され
ている。従ってリベット穴の周壁部の強度が向上し、バ
ースト強戊に優れる様になる。またクラッチフェーシン
グのはとんどの部分は従来のものと同様な組成であり、
摩擦特性は従来とほとんど同様である。さらにリベット
穴を熱成形時に同時に形成すれば、機械加工による穴開
は加工が省略され、工数が減るとともにリベット穴周壁
部に微小クラックが発生するのが防止される。これによ
り一層バースト強度に優れる様になる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。なお以下に記載す
る%は特に述べない限り重層%を意味する。
(実施例) アスベストからなる基材30%と、フェノール樹脂から
なる結合剤30%と、摩擦調整剤としでの炭酸カルシウ
ムを20%と、金属粉(黄銅粉)20%とをよく混合し
、第1図に要部を示すように、凸部21をhする上型2
と凹部31を有する下型3とからなる金型を用いて17
0℃、110K(1、’cm”の圧力で3分間熱成形を
行った。(9られた成形体は、第2図に示すように、内
径6IllIllのリベット穴11を複数個有し、外径
224 +11111.内径1(3Qmmのドーナツ状
のレジンモールド系クラッチフェーシング1であった。
このクラッチフェーシング1の内部とリベット穴11の
周壁部の組成を螢光X線分析にて測定し、結果を表に示
す。
(従来例) リベット穴を形成するための型面を持たない成形型を用
いること以外は実施例と同一の原料を使用し、同一の条
件で熱成形してリベット穴を持たない成形体を得た。次
にこの成形体にドリルにて6φのリベット穴を聞け、実
施例と同一形状のクラッチフェーシングを製造した。こ
の従来例のクラッチフェーシングの内部とリベット穴の
周壁部の組成を実施例と同様に測定し、結果を表に示す
(試験例) 上記2種類のクラッチフェーシングについてそれぞれバ
ースト強度を測定した。その結果、クラッチフェーシン
グが破壊した回転数は、実施例のものが1670Orp
m、従来例のものが1500Orpmであり、本発明の
実施例のクラッチフェーシングは従来のちのに比べ、約
10%バースト強度が向上していた。
(評価) 表より明らかに、実施例のクラッチフェーシングのリベ
ット穴の周壁部では、内部より有機物(結合剤)の石が
多くなっている。また従来例のクラッチフェーシングで
は、リベット穴の内壁部と内部の組成は同一である。従
って実施例のクラッチフェーシングのパース1〜強度が
向−トしたの【よ、このリベット穴の周壁部の組成によ
るものであることが圓らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のクラッチフェーシングを熱成
形しているところを示す要部断面図、第2図は実施例お
よび従来例のクラッチフェーシングの斜視図である。第
3図はクラップ−フェーシングをタラッヂディスクに取
付りた状態を示を断面図である。 1・・・クラッチフェーシング 11・・・リベット穴 2・・・上型   21・・・凸部 3・・・下型   31・・・四部 4・・・クラッチスプリング 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)略円板形状をなしアスベストなどの基材と熱硬化
    性樹脂などの結合剤とから主として構成され、軸方向に
    平行に貫通するリベット穴を有し該リベット穴によりク
    ラッチスプリングなどの取付部材に取付可能とされてい
    るクラッチフェーシングにおいて、 該リベット穴の周壁部における該結合剤の該基材に対す
    る組成比は、該クラッチフェーシング基体内部における
    該結合剤の該基材に対する組成比より大きいことを特徴
    とするクラッチフェーシング。
  2. (2)リベット穴はクラッチフェーシングの熱成形時に
    形成されたものである特許請求の範囲第1項記載のクラ
    ッチフェーシング。
  3. (3)リベット穴の周壁部における結合剤の基材に対す
    る組成比は1.4〜7である特許請求の範囲第1項記載
    のクラッチフェーシング。
  4. (4)結合剤の基材に対する組成比はリベット穴の周壁
    部がクラッチフェーシング基体内部より1.4〜7倍大
    きい特許請求の範囲第1項記載のクラッチフェーシング
JP24988585A 1985-11-07 1985-11-07 クラツチフエ−シング Pending JPS62110029A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5004089A (en) * 1988-11-22 1991-04-02 Hitachi Chemical Company, Ltd. Clutch driven plates and method of producing the same
JP2014098431A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Aisin Seiki Co Ltd クラッチ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5004089A (en) * 1988-11-22 1991-04-02 Hitachi Chemical Company, Ltd. Clutch driven plates and method of producing the same
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