JPS6210952Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子レンジ等の電気機器に設ける外部
コンセントに関するものである。

従来一般に電子レンジ等の電気機器に外部コン
セントを設ける場合は第１図に示したように設け
ていた。即ち、電子レンジ等の電気機器１の前面
に外部コンセント２を設ける。そして、この外部
コンセント２の近傍にブレーカーを設け、機器１
の前面に復帰ボタン３を設けていた。こうするこ
とにより機器１と同時に外部コンセント２に他の
電気機器を接続して使用し容量オーバーになつた
場合に機器１が壊れるのを防止していた。また、
従来においてはブレーカーのかわりに切換スイツ
チを設け、この切換スイツチにより機器１又は外
部コンセント２に接続した機器のどちらか一方を
使用するようにしたものもある。

しかし、上記従来においてブレーカーを用いた
場合にはコストアツプになるとともにブレークす
ることによりその都度復帰ボタン３を押圧しブレ
ーカーを元に戻す必要があり、さらにブレーカー
の寿命が短くなるという欠点があつた。また、切
換スイツチを用いた場合には機器１及び外部コン
セント２に接続した機器を交互に使用する際には
その都度切換スイツチを切換える必要があつた。

本考案は上記従来装置の欠点を除去することを
目的とし、外部コンセントに切換スイツチを一体
に設けたことを特徴とするものである。

以下、図面に示した実施例に従つて本考案を説
明する。まず、第２図及び第３図に示したように
プラグ刃を差込む透孔４，４と裏面に切換スイツ
チの切換を行うための凹部５とを有するコンセン
トカバー６を円形に形成する。また、機器の前面
キヤビネツトには第４図に示したように前記コン
セントカバー６を取付ける凹部７を設け、この凹
部７に前記コンセントカバー６を回動自在に取付
ける。また、この凹部７の底面の中心部には透孔
８を設け、キヤビネツト９の裏面よりコンセント
１０を取付け、さらにこの透孔８の上側にも透孔
１１を設け、キヤビネツト９の裏面より切換スイ
ツチ１２を設ける。そして、通常電子レンジ等の
機器を使用する場合にはコンセントカバー６に設
けた透孔４，４はコンセント１０のプラグ差込口
（図示せず）と90゜ずらしておく。尚このとき切
換スイツチ１２に設けた切換スイツチ切換用のシ
ヤフト１３はコンセントカバー６に設けられた透
孔５に挿入され機器側の電源がオンになるように
する。そして、外部コンセント１４を使用する場
合にはコンセントカバー６に設けた透孔４，４に
電源プラグ１５のプラグ刃１６，１６を挿入し、
矢印で示した方向に90゜回動する。これにより第
５図に示したようにコンセントカバー６の透孔４
の位置がコンセント１０に設けたプラグ差込口の
位置まで回動され、プラグ刃１６はコンセント１
０と接続されるとともに切換スイツチ１２のシヤ
フト１３はコンセントカバー６により押圧され電
源は自動的に外部コンセント１４側に切換えられ
るものである。

尚、上記実施例では、機器を使用するためプラ
グ１５を引抜く時にコンセントカバー６を回動し
元に戻す必要があるが、スプリングを用いプラグ
１５を引抜くと同時に自動的に元に戻るようにし
てもよい。

以上述べた通り本考案では外部コンセントにプ
ラグを挿入接続する際にカバーを回動させること
により切換スイツチを切換え自動的に電気機器と
外部コンセントとの電源を切換えるために従来の
ようにスイツチの切換えをその都度行なう必要が
なく、また容量オーバーを起こす虞れもなく、使
用勝手を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電気機器の斜視図、第２図は本
考案の一実施例のコンセントカバーの正面図、第
３図は第２図−′線による断面図、第４図は
本考案による一実施例によりプラグの取付途中の
断面側面図、第５図は本考案による一実施例によ
りプラグを取付けしたときの断面側面図である。 ６……コンセントカバー、１０……コンセン
ト、１２……切換スイツチ、１４……外部コンセ
ント、１５……プラグ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気機器に外部コンセント及び該電気機器と外
   部コンセントとの電源を切換える切換スイツチを
   設け、該切換スイツチを回動動作にて切換えるカ
   バーを該切換スイツチ及び外部コンセントの前方
   に回動自在に設け、上記外部コンセントにプラグ
   を挿入接続する際に上記カバーを回動させること
   により上記切換スイツチを切換え自動的に上記電
   気機器と外部コンセントとの電源を切換えること
   を特徴とする電気機器の外部コンセント。