JPS6210852A - 質量分析光学系 - Google Patents

質量分析光学系

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Publication number
JPS6210852A
JPS6210852A JP61167921A JP16792186A JPS6210852A JP S6210852 A JPS6210852 A JP S6210852A JP 61167921 A JP61167921 A JP 61167921A JP 16792186 A JP16792186 A JP 16792186A JP S6210852 A JPS6210852 A JP S6210852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
ion
analyzer
optical system
sorts
Prior art date
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Pending
Application number
JP61167921A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Kuroda
勝広 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS6210852A publication Critical patent/JPS6210852A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、イオン線の質量分析に係り、特にイオン線を
細く絞るマイクロイオン線に好適な無収差質量分析光学
系に関する。
〔従来の技術〕
第1図は、質料分析器の原理を示す図面である。
(例えば、ソング等によるジャーナル オプバキュウム
 サイエンス テクノロジー(J、Vac、 Sci。
Technol)、1981.19巻/164、ppH
58〜1163参照)。すなわち、電極1,2に+U、
−Uなる電圧を印加し、磁場発生磁極(例えば永久磁石
)3.4を電極1,2に直交して配置し、電界Eと磁場
Bとが直交するように構成しである。このとき、質量m
lとm2なるイオン線が第1図のように入射したとする
e:電荷)の関係があるとすると質量1111のイオン
線は直進するが、質量m2のイオン線は図のように偏向
される。このとき、絞り5を図のように配置しておけば
、質量m1のイオン線のみが取り出せる。
第2図は、実際の装置で従来から用いられている構成を
示した図面である。イオン発生源から発生したイオン線
は、レンズ6により絞り5上に結像させらnており、こ
の間に質量分析器が図のように配置させられている。こ
の後段にレンズ7が配置させられておシ、試料面8に所
望のイオン線のみを結像させている。このような構成を
用いている理由は、以下の2点である。■本来この分析
器はイオン種のエネルギー分析のためになされたもので
あり、このときこの構成は必要欠くべからざる構成であ
った。■絞り5上で結像しているゆえ分析感度が高い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、欠点として非点収差が大きくイオン線を細く絞る
際に障害となっていることが近年明らかとなり、これを
取り除く方法としてサイクロトロン半径に相当する角変
だけ磁場発生磁極3,4を傾斜させる分析器が考えられ
ている。しかし、加速電圧が変化した場合にこの角度を
変化(機械的)させる必要があったり、次に述べる欠点
は取り除けない。すなわち、分析器の色やコマ等の収差
と同位体とにより、イオン線が試料面8上で拡がる欠点
である。以下に説明する。
まず、分析器の収差であるが、本分析器は、特定のエネ
ルギー、質量のイオン線のみが直進するものである。例
えばエネルギーに拡がりがあると第2図の軌道9のよう
になり、試料面8上で一点に結像しなくなる。これは色
収差であり、エネルギー分析に応用するのはこの性質を
利用したものである。コマ収差等も同様に生じる。
一方、同位体による拡がりについて説明する。
イオン源から発生したイオンは、いく種類かのイオン種
があり本分析器で所望のイオン種のみを取り出すのであ
るが、所望のイオン種にも質量のわずかに異なる同位体
が混在している。例えばmlとm’lとするとmlは直
進してもm′Iけ第2図の軌道9のようになり試料面8
上で一点に結像しなくなる。
従来技術は、以上の欠点のためにイオン線を細く絞れな
いという問題がある。
本発明の目的は、無収差で所望のイオン種のみ選択でき
イオン線を細く絞るのに好適な光学系を提供することに
ある。
従来技術の欠点は、絞り5−ヒとレンズ6の結像画を一
致させたことにあり、捷た収差の理論解析がなされてい
なかったために、歴史的実情と分析感度の観点から第2
図の構成で用いらnていた。
〔問題点を解決するための手段〕
イオン源側のレンズの結像面を分析器内にあるようにし
たこと、特に、偏向中心にイオン源側のレンズの結像面
を一致させれば、レンズの物点が見かけ上一点と見なせ
ることに着目し、収差の理論解析の裏づけのもとに行な
った。
〔作用〕
イオン源側のレンズの結像面を分析器内にあるようにす
ることによシ、収差をなくし、イオン線を細く絞ること
ができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第3図に示し、以下説明する。
レンズ6の結像面を分析器の偏向中心10に一致させ、
絞り5で所望のイオン種のみを選択する。
この後レンズ7で試料面8上に結像させる光学系である
。このとき、所望以外のイオン種は質量が大きく異なる
ために絞り5で遮断される。一方、所望のイオン種は直
進するが、このなかでもエネルギーの異なるイオン線や
質量のわずかに異なる同位体は軌道11のようにわずか
に偏向される。
しかし、偏向中心は10の位置にあるためレンズ7を通
過後も試料面8上では一点に結像する。すなわち色収差
と同位体によるイオン線の拡がりは全く生じない。
コマ収差も色収差同様に考えられ、全く生じない〇 一方、非点収差と彎曲収差は完全に取り除けないが、後
者はイオン線の直進方向のずれのみゆえレンズ7の焦点
合わせで消去され観測されない。
非点収差は、わずかに残るが、従来のものに比較して十
分小さくなる。第4図は、こ扛を説明するための図面で
、分析器のイオン線と直交する断面を示したものである
。4−(a)図は従来のものであり、4−(b)は本発
明の実施例のものである。円12と円13は、分析器を
イオン線が通過している間の平均イオン径を示1〜だも
のである。当然従来の径の方が大きい。このとき、缶径
とX、y軸との交点の電位をみると各図のようになって
おり、各電位が異なっている。こ扛が非点収差を生じさ
せる原因である。したがって、この電位変化の小さなも
のの方が非点収差は小さくなる。すなわち、本発明の方
が非点収差は小さいことになる。
以上述べたごとく、本発明によれば、はとA7ど無収差
な質量分析が可能となる。
一方、分析感電について従来とほぼ同程度であることを
一例を上げて述べる。まず、分析器の偏向中心10と絞
り5の間を50mmとし、イオン線の広がり半角を5m
「、とすると絞り土で半径0.25mmの円になる。一
方イオン源からB  、Bの同位体とN1  のイオン
種が発生させられているとする。いtBが直進し、N1
  が絞シ5上で5mm偏向さ扛るように電界Eと磁場
Bが印加されているとする。このと1Bは絞り5上で、
/10   %158 偏向された位置にある、イオン流の減少を防ぐためには
、B、B  共に利用すると、従来方式では絞り5の穴
径は小さくとも半径0.40 mmを要す。
本発明の実施例では、(0,40+0.25=)0.6
5mmを要す。N1  の5mmに対してこれらの値は
決して分析感度を減少させるものではない。したがって
問題は全く生じない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、質量分析を行なっても無収差で行なえ
るので、イオン線を細く絞れる効果がある。また、同体
位すべてを利用できるためにイオン流の減少がない。ま
た、分析感電は従来とほとんど変化がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電界Eと磁場Bとを直交させて質量分析を行
なう原理図、第2図は、従来の光学系を示した基本図、
第3図は、本発明の一実施例の光学系を示した基本図、
第4図は、非点収差が生じる理由を説明する分析器の断
面図であり、(a) 、 (b)それぞれは、従来と本
発明の実施例の図面である。 1.2・・電界Eを生じさせる電極、3,4・・磁場B
を発生させる磁極、5・・・質量分析用絞り、6゜7・
・・レンズ、8・試料面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イオン源より発生したイオン線を細く絞るためのレ
    ンズと、このイオン線と直交する断面上で電界と磁場と
    を直交させて印加し、質量を分析せしめる分析器とを具
    備した装置において、少なくとも2個のレンズを用い、
    レンズ間に分析器を配置せしめ、イオン源側のレンズの
    結像位置を分析器内にあるようにせしめたことを特徴と
    する質量分析光学系。 2、上記イオン源側のレンズの結像位置を上記分析器の
    偏向中心と一致せしめたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の質量分析光学系。
JP61167921A 1986-07-18 1986-07-18 質量分析光学系 Pending JPS6210852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61167921A JPS6210852A (ja) 1986-07-18 1986-07-18 質量分析光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61167921A JPS6210852A (ja) 1986-07-18 1986-07-18 質量分析光学系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6210852A true JPS6210852A (ja) 1987-01-19

Family

ID=15858525

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61167921A Pending JPS6210852A (ja) 1986-07-18 1986-07-18 質量分析光学系

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JP (1) JPS6210852A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63231860A (ja) * 1987-03-19 1988-09-27 Jeol Ltd 電場磁場重畳型エネルギ分析装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63231860A (ja) * 1987-03-19 1988-09-27 Jeol Ltd 電場磁場重畳型エネルギ分析装置

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