JPS6210840A - イオン源 - Google Patents
イオン源Info
- Publication number
- JPS6210840A JPS6210840A JP16792086A JP16792086A JPS6210840A JP S6210840 A JPS6210840 A JP S6210840A JP 16792086 A JP16792086 A JP 16792086A JP 16792086 A JP16792086 A JP 16792086A JP S6210840 A JPS6210840 A JP S6210840A
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- JP
- Japan
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- helium
- ion
- ion source
- reservoir
- chip
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/06—Sources
- H01J2237/08—Ion sources
- H01J2237/0802—Field ionization sources
- H01J2237/0807—Gas field ion sources [GFIS]
Landscapes
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野]
本発明は新規な電界放射型イオン源に関するものであり
、より詳細に説明すれば、液体ヘリウ11が2.7°K
以下で示す超流動現象を利用する事により、電界放射用
チップの先端へのヘリウムリザーバからのヘリウムの供
給を良くし、電界放射によるヘリウムイオンの放射を従
来技術によるものよりも2桁以上改善しようとするもの
である。
、より詳細に説明すれば、液体ヘリウ11が2.7°K
以下で示す超流動現象を利用する事により、電界放射用
チップの先端へのヘリウムリザーバからのヘリウムの供
給を良くし、電界放射によるヘリウムイオンの放射を従
来技術によるものよりも2桁以上改善しようとするもの
である。
[従来の技術]
まず従来の電界放射型イオン源につき説明する。
従来技術による電界放射型イオン源の断面概略図は第1
図に示したごとく、冷却機1により約20°Kに冷却さ
れた電界放射用チップ2に、ガス供給口3から水素等の
ガスを吹き付け、該チップ2にガスを吸着させる。引出
し電極4と、該チップ2間に数1.0 k Vの電圧を
印加し、該吸着ガスをイオン化して引き出し、イオン線
を得る。この方法によれば、イオン線の輝度を10 A
l2−8rと、従来のイオン源に比較して、約6桁、ま
た高輝度イオン源として近年注目を集めている液体金属
イオン源と比較しても、約2桁の改善がなされている。
図に示したごとく、冷却機1により約20°Kに冷却さ
れた電界放射用チップ2に、ガス供給口3から水素等の
ガスを吹き付け、該チップ2にガスを吸着させる。引出
し電極4と、該チップ2間に数1.0 k Vの電圧を
印加し、該吸着ガスをイオン化して引き出し、イオン線
を得る。この方法によれば、イオン線の輝度を10 A
l2−8rと、従来のイオン源に比較して、約6桁、ま
た高輝度イオン源として近年注目を集めている液体金属
イオン源と比較しても、約2桁の改善がなされている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、この電界放射イオン源の最大の問題点は、十分
大きな電流を取り出す事ができない点にある。この理由
は、電界放射用チップの先端へのガス吸着速度を十分に
大きくできないためで、得られる総電流量は、たかだか
]μ八以へと、液体金属イオン源に比べ約2桁低い。
大きな電流を取り出す事ができない点にある。この理由
は、電界放射用チップの先端へのガス吸着速度を十分に
大きくできないためで、得られる総電流量は、たかだか
]μ八以へと、液体金属イオン源に比べ約2桁低い。
以上従来技術の問題点を総括すると、
(1)電界放射型イオン源では高輝度は得られるが十分
大きな電流は得られない。
大きな電流は得られない。
(2)液体金属イオン源では、輝度は2桁低いが、電流
は2桁高くできる。しかし得られるイオン源は、ガリウ
ム、金など主に金属イオンで、ヘリウムなどの軽いイオ
ンを得る事はできない。
は2桁高くできる。しかし得られるイオン源は、ガリウ
ム、金など主に金属イオンで、ヘリウムなどの軽いイオ
ンを得る事はできない。
[問題点を解決するための手段]
本発明は以」二のような従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、ヘリウムの超流動により、液体ヘ
リウムタンクから電界放射チップの先端までヘリウムを
供給するものである。
めになされたもので、ヘリウムの超流動により、液体ヘ
リウムタンクから電界放射チップの先端までヘリウムを
供給するものである。
[作用]
液体ヘリウムを、電流の起る温度以下に冷却することに
より、イオンの放出効率が向上し、電界効果イオン源で
、従来と同程度の高い輝度と、かつ液体金属イオン源並
みの大電流を得る事を可能になる。
より、イオンの放出効率が向上し、電界効果イオン源で
、従来と同程度の高い輝度と、かつ液体金属イオン源並
みの大電流を得る事を可能になる。
[実施例]
以下本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
実施例1
本発明による高輝度・大電流イオン源を第2図に示す。
本イオン源は、電界放射用チップ5.引出し電極6.液
体ヘリウムリザーバ7、冷却筒8から成る。冷却筒8に
よりリザーバ7は2.1’ K以下に、またチップ5の
先端も2.1°K以下に保たれている。液体ヘリウムは
、リザーバ7からキャピラリ11を通り超流動によりチ
ップ5の先端まで到達し、引出し電極6に印加された電
圧によって起こる電界により、ヘリウムイオンとして引
き出される。チップ5は太さ100μmφのタングステ
ンより成り、先端の曲率は0.1μm以下とした。冷却
筒8は、ヘリウム冷凍器9と熱的に接触し、かつ電気的
に絶縁するため、厚さ3mmの酸化ヘリウム板10を介
して接続した。
体ヘリウムリザーバ7、冷却筒8から成る。冷却筒8に
よりリザーバ7は2.1’ K以下に、またチップ5の
先端も2.1°K以下に保たれている。液体ヘリウムは
、リザーバ7からキャピラリ11を通り超流動によりチ
ップ5の先端まで到達し、引出し電極6に印加された電
圧によって起こる電界により、ヘリウムイオンとして引
き出される。チップ5は太さ100μmφのタングステ
ンより成り、先端の曲率は0.1μm以下とした。冷却
筒8は、ヘリウム冷凍器9と熱的に接触し、かつ電気的
に絶縁するため、厚さ3mmの酸化ヘリウム板10を介
して接続した。
実施例2
第3図は本発明の他の実施例を示したもので、冷凍器1
2.絶縁板13によって冷却される冷却筒14の周囲お
よびキャピラリ15と電界放射チップ16の間20を除
く端面を熱絶縁材料17で覆い、該熱絶縁材料17の外
壁温度が2.7°K以上となるようにする。キャピラリ
15から流れ出た超流動ヘリウムは、温度差に従って電
界放射チップの方へ流れるが、該熱縁材料17で覆われ
た部分には流出しないため、液体ヘリウムの使用効率を
大幅に向上できる。したがってリザーバ18の大きさを
小さくできその結果、装置全体の大きさを小さくできる
ため、効率を向」二できる。
2.絶縁板13によって冷却される冷却筒14の周囲お
よびキャピラリ15と電界放射チップ16の間20を除
く端面を熱絶縁材料17で覆い、該熱絶縁材料17の外
壁温度が2.7°K以上となるようにする。キャピラリ
15から流れ出た超流動ヘリウムは、温度差に従って電
界放射チップの方へ流れるが、該熱縁材料17で覆われ
た部分には流出しないため、液体ヘリウムの使用効率を
大幅に向上できる。したがってリザーバ18の大きさを
小さくできその結果、装置全体の大きさを小さくできる
ため、効率を向」二できる。
引出し電極19とは熱的に絶縁されているので、熱効率
も高くできる。該熱絶縁材料としては、本実施例ではア
ルミナ(酸化アルミニウムAQ2o3)を用いたが、絶
縁体でかつ超高真空に耐えるものであれば良い。
も高くできる。該熱絶縁材料としては、本実施例ではア
ルミナ(酸化アルミニウムAQ2o3)を用いたが、絶
縁体でかつ超高真空に耐えるものであれば良い。
実施例3
以上の実施例では液体ヘリウムをリザーバの中に蓄わえ
て、電界放射によりイオン化していたが、本実施例では
液体ヘリウムの供給系を具備したイオン源について述べ
る。第4図は本実施例を示したものである。冷凍器21
.熱絶縁板22.冷却筒23.リザーバ24.キャピラ
リ25.ニードル26.引出電極27.熱絶縁材料28
からなる一4= イオン源において、液体ヘリウム供給用のキャピラリ2
9を具備する事を特徴とする。本イオン源構造において
は、リザーバ24は必ずしも必要でなく、液体ヘリウム
供給用キャピラリ29を直接キャピラリ25に接続する
事も可能である。この場合冷凍器21の温度は冷却筒2
3の温度よりも低くする事は、他の実施例における場合
と同様である。本実施例において、引出電極27に30
kVを印加し、冷凍器21温度を2.1aK、冷却筒2
3温度を2.6’ Kとする事により、イオン源輝度1
0 A/aJ−sr、ヘリウムイオン電流13μAを
得る事ができた。この条件で直径0.1μmの微細イオ
ンビームを作ったところ、400pAと、従来の約40
倍以上の大電流を得る事ができた。描画速度を向上させ
るために、0.5μm口の矩形整形ビームを用いて描画
を行なった。加速電圧100kV冷凍器温度2.0aK
、ニードル温度2.7’ Kという条件で、イオン源輝
度10 A / a#srとして、イオン電流20μ
Aを得た。整形ビーム電流として10μAを得る事が出
来た。この値はイオン線による直接描画を十分に可能に
する電流である。
て、電界放射によりイオン化していたが、本実施例では
液体ヘリウムの供給系を具備したイオン源について述べ
る。第4図は本実施例を示したものである。冷凍器21
.熱絶縁板22.冷却筒23.リザーバ24.キャピラ
リ25.ニードル26.引出電極27.熱絶縁材料28
からなる一4= イオン源において、液体ヘリウム供給用のキャピラリ2
9を具備する事を特徴とする。本イオン源構造において
は、リザーバ24は必ずしも必要でなく、液体ヘリウム
供給用キャピラリ29を直接キャピラリ25に接続する
事も可能である。この場合冷凍器21の温度は冷却筒2
3の温度よりも低くする事は、他の実施例における場合
と同様である。本実施例において、引出電極27に30
kVを印加し、冷凍器21温度を2.1aK、冷却筒2
3温度を2.6’ Kとする事により、イオン源輝度1
0 A/aJ−sr、ヘリウムイオン電流13μAを
得る事ができた。この条件で直径0.1μmの微細イオ
ンビームを作ったところ、400pAと、従来の約40
倍以上の大電流を得る事ができた。描画速度を向上させ
るために、0.5μm口の矩形整形ビームを用いて描画
を行なった。加速電圧100kV冷凍器温度2.0aK
、ニードル温度2.7’ Kという条件で、イオン源輝
度10 A / a#srとして、イオン電流20μ
Aを得た。整形ビーム電流として10μAを得る事が出
来た。この値はイオン線による直接描画を十分に可能に
する電流である。
[発明の効果]
で大きい。
第1図は従来技術によるイオン源の概略図、第2図〜第
4図は本発明の実施例のイオン源の説明図である。 2.5,16.26・・・電界放射エミッタニードル、
4,6,1.9,27・・・引出し電極、3,7A。 15.25・・ガス供給キャピラリ、7,18゜24・
・・リザーバ、1..8,14,23・・・冷却筒、1
.0,13,22・・・絶縁板、17,28・・・熱絶
縁体。
4図は本発明の実施例のイオン源の説明図である。 2.5,16.26・・・電界放射エミッタニードル、
4,6,1.9,27・・・引出し電極、3,7A。 15.25・・ガス供給キャピラリ、7,18゜24・
・・リザーバ、1..8,14,23・・・冷却筒、1
.0,13,22・・・絶縁板、17,28・・・熱絶
縁体。
Claims (1)
- 1、2.1°K以下に冷却された冷凍器と、電音放射に
よりイオンを放出するニードルと、該ニードル部の近傍
に開口部を持つ超流動ヘリウムを流すべきキャピラリを
具備する事を特徴とするイオン源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16792086A JPS6210840A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | イオン源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16792086A JPS6210840A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | イオン源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6210840A true JPS6210840A (ja) | 1987-01-19 |
Family
ID=15858505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16792086A Pending JPS6210840A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | イオン源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6210840A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517839A (ja) * | 2005-12-02 | 2009-04-30 | アリス コーポレーション | イオン源、システム及び方法 |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP16792086A patent/JPS6210840A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517839A (ja) * | 2005-12-02 | 2009-04-30 | アリス コーポレーション | イオン源、システム及び方法 |
JP2012248540A (ja) * | 2005-12-02 | 2012-12-13 | Arisu Corporation:Kk | イオン源、システム及び方法 |
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