JPS62106859A - 多色塗料の粘調混合供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、多種類の塗料から必要な色彩の塗料を任意〈
選択して自動的に順次連続的に粘稠、混合し、塗装機へ
ダイレクトに供給する多色塗料の粘調混合供給装置に関
するものである。

「従来の技術」および「発明が解決しようとする問題点
」 一般に、塗装物の量産ラインにおいて、２〜３液型塗料
を用いて塗装するとき、その２〜ａ液型塗料は、必要量
を予測して予め一括して粘稠、混合し、粘調混合した塗
料をスグレーガン等の塗装機へ供給する手段が採られて
いる。従って、塗料の必要量のみが順次連続して粘調混
合されない為、予測量を一括して粘調混合する事前の作
業が不可欠になって、安全衛生上好ましくなく、その上
、塗料の予測量と実消費量との一致が困難なので、余剰
塗料の発生が避けられず、その余剰分の廃棄による公害
問題を生じたり、塗料歩留が低下して塗装コストが悪化
する等の諸難点がある。

一方、例えば自動車車体の塗装工程では、１２〜１８色
等の極めて多色の塗料が順次使用されるので、単一の塗
装機ごとに、必要な塗料の色数に応じた塗料送出ユニ、
ト群を設け、塗装色順に従って該当する塗料送出ユニ、
トを順次作動させて車体塗装を行う手段が採られている
。

従って、多数の塗料送出ユニ、トをワンセットとして設
ける塗装装置が必然的に大形化複雑化すると共に、塗装
ロボットによる塗装自動化を阻害する等の難点がある。

本発明は、以上の従来技術の諸難点を解消するのが目的
である。

「目的を達成するだめの手段」 以上の目的を達成する本発明は、その基本概念図を示す
第１図を参照して［外周に配列した塗料供給ポート１１
群のいずれかの一つと、単一の塗料流路とが任意選択的
に連通し、特定色塗料を送出する多色塗料供給パルプ１
、塗料を定量送シする定量法υポンプ２、ミキサー８な
らびに塗装機４が、以上の順列に従って直列に接続され
ると共に、前記のミキサー８には、硬化剤、シンナー等
の粘調混合剤を定量送シする他の定量送υボング２′が
並列に接続されてお夛、さらに、前記の多色塗料供給パ
ルプ１とミキサー３には、洗滌剤送入二二、ト５が接続
されており、順次選択的に必要色の塗料を連続的に粘調
混合して塗装機４へ定量送出すると共に、塗装色変換時
には、洗滌剤送入によって塗料流路をクリーニングする
自動制御回路が組み込まれた構造」から成っている。な
お、図中の７は多色塗料供給バｙグ１の一次側に接続し
た塗料パイプ、６は接続パイプである。

「作用」 以上の本発明の多色塗料の粘調混合供給装置によると、
多種類の色彩の塗料群の中から、必要な色の塗料が任意
に選択されて必要量のみ精確に送出されると共に、所要
の粘調混合が連続的に加えられて塗装機４ヘダイレクト
に供給されるの　で、塗料は送出流動中に、必要量のみ
が必要な度合に粘調混合されて送出され、多色塗料によ
る塗装ラインが完全自動化すると共に、当該塗装装置が
コンパクト化小形化できる利点がある。

「実施例」 以下、本発明一実施例に基づいて各要部の構成ならびに
作用を詳しく説明する。まづ、第２図を参照して、多色
塗料供給パルプｌは、両端を閉鎖した中空円筒状のパル
プ本体９と、パルプ本体９の中空部に密に内嵌するロー
タリー軸１０との組合せからなシ、パルプ本体９の外周
には同一横断部分に放射状に配列した塗料供給ボー１４
群が設けられると共に、ロータリー軸１０には軸心に沿
って単一の塗料流路１２が設けてあシ、ロータリー軸１
０の回転位置によって塗料供給ポート１１群のいずれか
の一つと塗料流路１２とが連通し、任意色の塗料が塗料
供給ポート１１から圧入されて塗料流路１２を経由し、
塗料流路１２の端末の塗料送出ポート１８から送出され
る様に成っている。

また、パルプ本体９には、洗滌剤送入ユニット６が接続
される洗滌剤供給ポート１４が形成してあシ、洗滌剤供
給ポート１４は、ロータリー軸１０の回転位置に無関係
に塗料流路１２と常に連通ずる様に成っている。

そして、ロータリー軸１０の他端には、回転操作部１５
があって、回転操作部１５を回転させると、ロータリー
軸１０が回転して塗料供給ポート１１群のいずれかの一
つと、塗料流路１２とが正確に連通ずる様に成っている
。また、それぞれ色彩の異なる塗料タンク（図示しない
）から引き出された塗料バイグアが、塗料供給ポート１
１と個々に逆止弁１７を介して接続されると共に、塗料
パイプ７内の塗料は与圧されており、塗料供給ポート１
１からそれぞれ圧送入させられる様に成っている。なお
、図中の１６はドレーン回収路である。

つぎに定量送シボンプ２は、第８図を参照して、ポンプ
主部１９の中に円形断面の筒状のキャビティ一部２０が
横長状に穿設されており、そのキャビティ一部２０の後
端部位に、キャビティ一部２０と連通し、かつ、前記の
多色塗料供給パルプ１の塗料送出ポート１８とパイプ６
で接続される吸入ポート２１が設けられると共に、キャ
ビティ一部２０の他端はＬ字状に折曲して立上シ、その
立上シ部の終端に、逆止部２２を有する送出ポート２３
が設けてあ）、送出ポート２８は後述するミキサー３と
バイブロで接続される。

そして、キャビティ一部２０には、キャビティ一部２０
の内周と微小間隙を介して遊嵌し、長手方向に往復作動
するピストン＃２４が装着されており、ピストン体２４
の前進作動によってキャビティ一部２０内の塗料を送出
ポート２８から強制送出すると共に、ピストン体２４が
下死点位置に後退すると、真でいる。なお、ピストン体
２４は吸入ポート２１の周縁とは密嵌状にしてあシ、ピ
ストン体２４のワンストローク毎に定量の塗料が正確に
送出される様に成っている。なお、図中の２５はピスト
ン体２４の作動部である。

つぎに、ミキサー８は第４図を参照して、有底中空部を
有する筒状のハウジング２７と、ハウジング２７の中空
部に収納され、間欠回転する単一の回転軸２８との組合
せによるロータリー構成に成って・おシ、ハウジング２
７の外周には等間隔の放射状に配列された吸入ポート２
９群が形成されており、吸入ポート２９群は回転軸２８
の間欠回転によって回転軸２８の前半部分の軸心に沿っ
て形成した単一の液体流路３０と、順次−個づつ連通ず
る様に成っている。

そして、回転軸２８の後半部分には、所要の間隔をおい
て環状の混合溝８１が穿設されると共に、隣接する混合
溝３１間の回転軸２８の外周には、回転軸２８の軸心に
対して傾斜するスバフイμ条の多数の分散溝３２が形成
され、分散溝８２の両端が両側の混合溝３１と連通し、
かつ、分散溝３２の傾斜方向は順次交互に反対方向に変
更させである。そして、最初の混合溝３ｒは液体流路３
０と常に連通し、最後の混合溝８ｒは送出ポート３８と
常に連通させである。

さらに、ハウジング２７には洗滌側供給ポート１４が設
けられて液体流路８０と常に連通しておシ、塗料色が変
更されたとき、接続された洗滌剤送入ユニット５から洗
滌剤とエアーを送入し、液体流路８０混合溝８１分散溝
８２等一連の塗料流路をクリーニングする様に成ってい
る。

そして、以上のミキサー３の吸入ポート２９群は、例え
ば−個おきに前記の定量送りボンデ２の送出ポート２３
とパイプ接続され、残シの吸入ボー）２９には第１図に
示す他の定量送りポンプ２′とパイプ接続され、塗料と
その塗料に混合添加すべき硬化剤や希釈シンナー等の所
要量が液体流路３０へ間欠的に送入され、複数の混合溝
３１と分散溝８２群を順次経由して充分に粘調混合され
、送出ポート８８から塗装機４へ連続的に定量送シされ
る様に成っている。なお、図中の８４は回転軸２８の回
転駆動部である。

以上の構成の多色塗料供給パルプ１と定量送りポンプ２
とミキサー３ならびに塗装機４は、一連の塗装装置とし
て直列にパイプ接続されると共に、多色塗料供給パルプ
１に必要種類の塗料送入パイプ７が一次側として接続さ
れ、ミキサー８には塗料に混合すべき希釈シンナー、硬
化剤等の添加剤の種類に応じて定量送シボンブ２′を複
数台並設して接続し、一連の多色塗料の塗装装置として
構成する。そして以上の塗装装置には、塗装条件に対応
したデログフムに従って多色塗料供給パルプ１のロータ
リー軸１０を回転停止させて所要色彩の塗料を順次送入
すると共に、定量法シポンデ２のピストン体２４０スト
ローク数を制御して送シ量を調整し、さらに、ミキサー
３に所要の添加混合剤を送入して所要の粘調混合作用を
制御し、塗料色変換時には塗料流路をクリーニングする
自動制御回路が組み込みれている。

以上の構成の本発明の多色塗料の粘調混合供給装置によ
ると、所要色彩の塗料が任意に選択されて所要量のみ順
送され、かつ、必要量のみが一連の塗装装置の流通過程
において必要な粘調混合が加えられ塗装機４へ連続的に
順送することができる。そして、塗料色変換のときは塗
料通路がクリーニングされ、塗料色混同トラプρのない
塗料色変換が即時可能になる作用がある。

また、前記実施例の定量法シポンデ２と、ミキサー３を
用いると、ピストン作動による塗料の定址送シの精度が
極めて良くなると共に、複数の混合溝８１と分散溝３２
が連続し、かつ回転軸２８が間欠回転するので塗料の情
調混合性能が良く、良質の塗液を正確に定量送りする特
有の作用がある。

なお、前記の本発明の構成において、一連の塗装ライン
中に加熱器を付設したシ、或は多色塗料供給パμグ１の
塗料色変換のみを手動設定し、その設定に連動させて定
量送シと粘調混合等の一連の作動を自動制御させる制御
回路に変更することがある。

「発明の効果」 以上の説明の様に、本発明の多色塗料の粘調混合供給装
置は、多色塗料の中から必要な色彩のものを任意に選択
して定量送出し、即時色彩変換が可能になると共に、必
要量のみが流通過程において順次連続的に粘調混合され
るので、例えば自動車車体の塗装ラインにおいて、一連
の塗装装置が、従来技術の装置に対比して格段に小形化
コンパクト化すると共ＫＳ塗装フィンの完全自動化が可
能になり、塗装工程の生産性を格段に向上することがで
きる。さらに、本発明の粘調混合供給装置は、従来技術
における予測消費量を一括して粘調混合する作業や、予
測蓋と実消費量との差に基づく残存廃棄塗料が解消され
るので、塗装作業上の安全衛生上の問題点が改善される
と共に、塗料歩留率が向上し塗料資源の有効活用を図る
等の多大の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明の基本概念を示すレイアウト図、第２図
二本発明−実施例の多色塗料供給パルプを示し、（３）
はその正面図、（ロ）はその横断面図、第３図二本発明
−実施例の定量送りポンプを示す正面図、第４ｌ；本発
明−実施例のミキサーを示し、φ）はその正面図、（１
３）はその横断面回生な符号、１：多色塗料供給パルプ
、２：定量送シポンプ、８：ミキサー、４：塗装機、５
：洗滌剤ユニット、６．７：接続パイプ、９：パルプ本
体、１０：ロータリー軸、１１−塗料供給ポート、１２
：塗料流路、１８：塗料送出ポート、１４：洗滌剤供給
ポート、１７：逆止弁、１９：ポンプ主部、２０；キャ
ビティ一部、２１：吸入ポート、２２：逆止部、２３：
送出ポート、２４：ピストン体、２７：ハウジング、２
８：回転軸、２９：吸入ボー）、８０：液体流路、３１
：混合溝、３２：分散溝、８３：送出ポート特許出願人
　　　　　　　東メンシステム株式会社代理人弁理士　
　　　　　　　　岡　　　　賢　　　美第２　図（Ａ） 第２図（Ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）・色彩の異なる塗料を受け入れる塗料供給ポート
   群のいずれかの一つと、単一の塗料流路とが任意選択的
   に連通し、塗料を送出する多色塗料供給バルブと、・塗
   料を定量送りする定量ポンプと、・ミキサー、ならびに
   ・塗装機とが、以上の順列に従って直列に接続されると
   共に、前記ミキサーには粘調混合剤を定量送りする他の
   定量送りポンプが並列に接続され、さらに、前記多色塗
   料供給バルブとミキサーには、洗滌剤送入ユニットがそ
   れぞれ接続されており、順次選択的に必要色の塗料を連
   続的に粘調混合して前記塗装機へ送出すると共に、塗料
   色変換時には、洗滌剤送入によって塗料流路をクリーニ
   ングする自動制御回路が組み込まれた構造を特徴とする
   多色塗料の粘調混合供給装置。