JPS62106767A - 水性の消臭剤及び消臭方法 - Google Patents

水性の消臭剤及び消臭方法

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JPS62106767A
JPS62106767A JP61153816A JP15381686A JPS62106767A JP S62106767 A JPS62106767 A JP S62106767A JP 61153816 A JP61153816 A JP 61153816A JP 15381686 A JP15381686 A JP 15381686A JP S62106767 A JPS62106767 A JP S62106767A
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川副 東
小林 暢生
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分!) 本発明は、生理的に有毒あるいは/及び不快な悪臭源と
なる’t8々の物質に対し、長時間持続的に著しい消臭
効果を発揮する水性の消臭剤に関するものである。
(従来技術及゛びその問題点) これら生理的に有害あるいは不快な悪臭は人間の生活環
境で広範囲に発生するが、種々の工業製品や、農林、畜
幸、水産業界の生産、加工、つめかえ、充填、貯蔵、鮮
度保持、輸送、廃棄等で広く発生する。これら悪臭の原
因物質は、極めて多岐にわたっているが、化学的にみて
これらの主成分が、二酸化硫黄、硫化水素、メルカプタ
ン類、アルキルサルファイド類、種々の含硫黄化合物、
アンモニア、NxO,で表される(但し、x、yとも整
数)窒素酸化物、種々のアミン類、就中メチルアミン類
、アルデヒド類、メルカプタン類、インドール類、特に
スカトール、ペプトン等で、分子枕が通常数百以下の有
機、無機化合物の1種又は2種以上の混合物である場合
が非常に多い。
これらの多様な、生理的に有害かつ、あるいは不快な悪
臭の原因物質に対して、従来から行われている環境改善
対策は次のような方法であった。
1)においの性質を変えたり、におい?和げたり、ある
いは軽減すること金目的として第三物質、例えばナフタ
レン、・臂うジクロルベンゼン、シょう脳油、シトロネ
ラ油、レモン油、松根油、精油類等を作用させる隠蔽作
用の利用。
2〕 異なる複数のにおいを特定の割合で、混合し、に
おいを感じさせなくさせる方法。即ち、相殺作用、例え
ば、ジャコラとアーモンド、スヵトールとクマリンある
いはエチルメルカプタンとユーカリ油などの組合せの利
用。
3)活性炭やシリカゲルなどの吸着剤の利用う4〕 硫
酸第一鉄とアスコルビン酸併用処方にょる便槽添加剤な
ど含硫黄発臭源に対する化学的消臭方法の利用。
5〕 ラウリルメタクリレート、rラニール、クロトネ
ートなどと、クエン酸やリンゴ酸ヲ配合した水溶液を、
フレオン、ジメチルエーテルあるいはプロパンやブタン
がス等と共に金属容器に封入した家庭用のエアゾールの
使用。
6)悪臭のある空気を水洗浄の後排出する方法。
これらのうち活性炭など吸着剤の使用による方法は、密
閉系内で使用する以外は効果が低く、かつ寿命が短かい
欠点を有する。又、硫酸第一鉄を用いる化学的消臭方法
は、硫酸第一鉄から硫酸第二鉄に、変化する時に生じる
被処理物、例えば衣類の着色や有効な原因物質が限定さ
れる欠点がある。又、更に芳香性の強い香料を用いて悪
臭を隠蔽する方法は、その使用する成分自体かにおいを
持っており、アンモニア、硫化水素あるいはメルカプタ
ン類等に対して十分な消臭効果を発揮し得ないという難
点がある。
消臭方法の例外的な方法として、香料を含まず、着色性
がなく、汎用性が高く、広範囲の悪臭の原因物質に対し
、持続的な消臭効果のある消臭剤として、すでに本発明
者の一人によって、特許出願公開昭54−160737
により[水性媒体に2リアクリルアミドを有効成分とし
て含有してなる液状消臭剤」が提案され、又特許出、願
公開昭54−157834により「ポリアクリル酸ソー
ダーを有効成分として含有してなる液状消臭剤」が、更
に特許出顯公開昭54−160738においてアクリル
酸ナトリウムとアクリルアミドの共重合物を用いる同様
の消臭剤が提案されている。そしてその詳細なる説明の
中で、アクリル酸ナトリウム−アクリルアミド共重合体
を併用することに依り消臭効果が更に向上することがあ
ると述べられている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、上記公開の消臭剤よりも悪臭原因物質の
対象範囲が格段に広く、細菌や酵素などの発酵分解を受
けにくく、かつ持続性及び消臭の程度がすぐれる消臭剤
を検討した結果、本発明を完成させた。
基、ホスホン酸基及びこれらのアルカリ塩及び力水溶性
の炭素数15以下の有機多塩基酸あるいは/及びその塩
類、(b)水浴性の有機−塩基酸及びその塩類、(C)
水溶性の炭酸塩類あるいは/及び重炭酸塩類、(d)水
溶性の硫黄の酸素酸塩類、(e)水浴性アルカノールア
ミン類あるいは/及びアンモニア水溶液、(f)五酸化
ヨウ素と硫酸との混合物、(g)水溶性の天然高分子類
、(h)アルカリ金属の次亜塩素酸塩及びその誘導体か
ら選ばれる少なくとも一種とを必須成分として含んでな
る水性の消臭剤流動又は非流動の気体中に噴霧又は散布
するか、固体表面又は液体表面に噴霧又は散布するか、
多孔材料に含浸するか、粉末やrル状基体に予め混入さ
せておくことによる消臭方法に関する。
ん酸基、及びこれらのアルカリ塩、及びカチオン性基の
少くとも1種を含有する数平均分子情100.000以
上の非イオン性か、アニオン性かカチオン性かあるいは
両性のいずれかの水溶性有機ポリマーは、次のような単
量体よりなる重合体又は共重合体あるいはこれらの混合
物である。
(1)  アミド基又はイミド基を有する単量体の例ニ
アクリルアミド、メタアクリルアミド〔以下両者全併せ
て(メタ)アクリルアミドと記す〕モノアルキル化され
た(メタ〕アクリルアミド、アルキレンビス〔メタ〕ア
クリルアミド(アルキレン基は炭素数4以下が好ましく
、OH基で一部置換されていてもよい)、ダイア七トン
(メタ〕アクリルアミドなど (2)  カルブキシル基を有する単量体の例(アニオ
ン性を与える〕ニアクリル酸、メタクリル酸、クロト7
tR12−Cメタ)アクロイルオキンエチルコハク酸、
2−(メタ)アクロイルオキンエチルフタル酸、2−(
メタ)アクロイルオキンヒト9を有する単量体の例(ア
ニオン性を与える):ビニールスルホン酸、モノ[2−
(メタ〕アクロイルオキシエチル〕アシドホスフェート
、スルホエチル(メタ)アクリレート、スルホプロピル
メタクリレート、2−(メタ)アクリルアミド−2−メ
チルグロノ2ンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニ
ルホスホ/酸 (4)  カチオン性基を有する単量体の例(カチオン
性を与える〕:ツメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリV−)、
ジアリルツメチルアミン、ノアリルーゾエチルアミン、
ビニルペンジルジメチルアミン (5)第4級アンモニウム塩構造を有する単量体の例(
強力なカチオン性を与える):上記←)のカチオン性基
を有する単量体に無機酸や有機酸、例えば塩酸、硫酸、
リン酸、コノ・り酸、マロン酸、1)Lリンゴ酸、アス
コルビン酸、はう化グルコ′//ヤ、ガラクトグルコン
酸、グルコン酸、クエン酸、インきつそう酸、乳酸、リ
ン酸化乳酸、レズリン酸、プロピオン酸、その他の酸の
一種以上を作用させて第4級アンモニウム塩構造全有す
る単量体としたもので、例えば2−(メタ)アクロイル
オキンエチルトリメチルアンモニウムクロライド、2−
ヒドロキシ−3−(メタ)アクリルオキシプロピルとリ
メチルアンモニウクロライド、ノアリルノメチルアンモ
ニウムクロライド、ビニルベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、あるいはこれらのサルファイド類かこ
れらの典型的な例である。
(6)  この他の共重曾可能な非イオン性単量体が上
記(1) 、 (2) 、 (3) 、 (4)及び(
5)と混合し共■金成分として使用されてもよいことは
勿論である。
上記(1) 、 (2) 、 (3) * (4) #
 (5)の単量体の1種類以上よりなる(共)重合体又
は(6)の共重合体の他に、哄に次のような(共)重合
体及びこれらの変性物を挙げることができる。
(7)  このような共重合体のうち上記(4)のカチ
オン性単阪体よりなるか、あるいは含有するカチオン性
の重合体、カチオン性共重合体又は両性の共重合体は、
重合後七の水溶液に上記(5)に示したような、あるい
はこれ以外の種々の無機酸や有機酸金加えて111(k
 4.0以下、好ましくは3.0以下に下げ第4級化し
アンモニウム塩構造をつくるもの、(8)  上記(1
)の単1体よりなるか、あるいは含有する、非イオン性
、アニオン性の重合体や共重合体(1だ例外的には、カ
チオン性や両性の共重合体に)さらにカチオン基金導入
する方法として知られる、ホルムアルデヒドに、それぞ
れのアルキル基の炭素数が通常5以下の1級アミンか好
ましくは2級アミン、例えば・ジメチルアミンを反応さ
せ乙、マンニッヒ反応によって下式のごとく、カチオン
性又は 両性の重合体(上記の如く例外的ではあるが、カチオン
基が増値された重合体)としたもの(この方法はカチオ
ン性や両性の重合体や共重合体を得る方法としては、最
も容易かつ経済的な方法である。) (9)  上記(8)カチオン性や両性の(共)重合体
を上記(7)の場合と同様に、第4級アンモニウム塩構
造に変性したもの、 α0 又、アクリルアミドやメタアクリルアミド金主要
構成単敏体とする、非イオン性、カチオン性(又は例外
的にアニオン性や両性の共重合体て更にアニオン性基を
導入する方法としてこれらにホルムアルデヒドと重亜硫
酸イオ7 < 52ot+)−、’zどを反応させてス
ルホメチル化基を導入したもの。
ここで上記(2)及び(3)等の酸性基を呵する単量体
は、そのままでも、あるいはアルカリ金属、アンモニウ
ム、あるいは/及び炭素数10以下のアルカノールアミ
ン基、例えば2−アミノ−2−メチル−1−7’口・母
ノールなどによる塩の形であってもよい。このようなア
ルカリ物質による中和は単量体の段階で行っても、重合
後に行っても、ち已いは全く行はなくても差支えない。
上記単量体を用いて得られる水溶性有機ポリマーの具体
的なものを第1表に示す。尚、これらは通常水中でラジ
カル重合により重合される。
ン 本発明での水溶性有機ポリマーば、本発明の効果を有効
に発揮するのに数平均分子前が100,000以上、好
ましくは1,000,000以上であることが必要であ
る。ここで正確な分子ti測測定るには、同一単量体よ
りなる重合体の場合は、極限粘度法、他種々の方法が適
用できるが、共重合体の場合は、一旦アルカリを用いて
ポリマーの分解を伴なわずに、相当するポリアシッドの
形に加水分解し、次いでジアゾメタン金柑いてメチルエ
ステル化してからこの極限粘度を測定し、それに基づい
て正確に分子量が測定できる。
又、水溶性有機ポリマーの分子量のレベルを知る−りの
めやすとして、ブルックフィールド粘度計(BROOK
FIELD VISCOMETER)のローターg 2
 (+ 2SPINDLE )金用い60回転、20℃
で粘度を測定し、中性で100 cps以下のものは水
浴性有機ポリマーが大体数平均分子1100,000未
満であり、消臭効果が小さく、1000 cps以下の
ものは消臭効果がややすぐれており、1000 cps
以上のものは大体数平均分子寸で1,000,000 
以上に相当し、特に3,000 cps以上のものは極
めてすぐれた消臭効果金示した。
前記特許出願による方法は、使用高分子化合物は非イオ
ン性かアニオン性である。非イオン性の例えば数平均分
子清約8、ooo、oooの?リアクリルアミドは多種
類の悪臭原因物質にそれぞれ相当な消臭効果を示すが殆
んどの場合消臭効果に限界がありほぼ完全な消臭は達成
されない。ポリアクリル陵ソーグーの場合は、それ自体
通常の使用形態では凝固性が低いため、塩酸ガスや窒素
虐化吻のような酸性がスのような場合を除いては、多く
つ悪臭物質や悪臭ガスに対する消臭効果は低い。又分子
前約8.000,000のアクリルアミドとアクリル酸
アンモニウムが95〜8015〜20の重量比であるよ
うな形のアニオン性の共重合物は上記の非イオン型のポ
リアクリルアミドよりも、スカトール、アンモニア、メ
チルアミンのようなアミン類など、カチオン電荷の悪臭
物質に対してはかなり改善された消臭効果を示すが、反
面硫化水素、亜硫酸ノーグー、硫化アンモニウム、塩酸
ガス、酢酸や酪酸などの脂肪酸、フェノール類、2硫化
メチルなどアニオン性の悪臭原因物質に対する消臭効果
が不充分である。このようなアニオン性の悪臭物質に対
して、カチオン性のポリマーが、特にすぐれた消臭効果
金示すことが、本発明者らに依って確認された。又、さ
らに両性の高分子化合物を用いると、これらアニオン性
やカチオン性のみならず、スチレ/、アセチレン、メル
カプタン類、アルデヒド類、非イオン性の悪臭物質ある
いは便臭、腐敗臭などのほとんどの悪臭原因物質に対し
て、非イオン性の高分子消臭剤よりもはるかにすぐれた
、すなわち平均して2〜3倍の消臭効果を発揮する。
しかしこのように、消臭効果が最もすぐれており、汎用
性のある両性で凝集性の高い高分子化合物を使用しても
、やはり消臭効率を完全にlOO係にすることは困難で
あり、大体臭気物質が70〜90係程度の消臭に留まる
。そこで下記するような種々の低毒性の水浴性の添加物
質を、上記のような種々の高分子化合物に併用して水性
の状態で使用することに依り100%に近い消臭効果を
得ることができる。
次に本発明において、上記の水溶性有機ポリマーに必須
成分として添加される物質を示す。
(a)  水溶性の炭素数15以下の多塩基酸叉び塩類 無毒性で、清涼飲料に使用される有機多塩基酸類、例え
ばこはく酸、くえん酸、酒石+N、、DLりんご酸など
が好ましく、用途によってはしゅう酸、イタコン酸、セ
・マシン酸、ドデカンニ酸、マレイン酸、フマル酸、グ
リセロ燐酸、マロン酸等の他の二塩基酸類も使用できる
。勿論、上記酸かのアルカリ金属塩、カルシウム塩、ア
ンモニウムt3、炭素a12以下のアルカノールアミン
塩等の水溶1蔑の塩類も使用できる。
(b)  有機−塩基酸及びその塩類 水溶性低毒性で、それ自体が無美性又は悪臭のリン酸、
乳酸、ラクト燐酸、レブリン酸、メチオニンl’l/”
ントテンr唆、フェノールスルホンL唆、グロビオン酸
、サルチル酸、カルバミン酸、アスコルビン酸などで、
それらの塩類としてはアルカリ金属塩、カルシウム塩、
鉄塩、アンモニウム塩、炭素数12以下のアルカノール
アミン塩等が挙げられる。
ここで特筆すべきことは、無臭気の低毒性の上記例(1
) t (b)の有機酸類をそのまま使用するよりも、
弱酸性下で、アルカリ金属塩又はカルシウム塩の形で、
本発明の水溶性有機ポリマーの水溶液に添加すると、塩
酸、硫酸、硝酸、硫化水素などの酸性ガスを含む悪臭や
、蛋白質の腐敗臭、動物の***物より発する臭気などに
対する消臭効果が格段に改善され、且つ消臭効果の持続
性が改善されることである。これらの添加債は、発生す
る悪臭ガスの濃度によって決定すればよい。
(e)  水溶性の炭酸塩類及び/あるいは重炭酸塩類 アルカリ金属、アンモニウム、或いは/及び炭素数12
以下のアルカノールアミンの炭酸塩及び/あるいは重炭
酸塩類つ (d)  水溶性の硫黄の酸素酸塩類 消臭の直接の目的には、チオ硫酸塩、亜硫酸塩、過硫酸
塩、ピロ硫酸塩、酸性亜硫酸塩、酸性硫竣塩等が使用さ
れる。これらの酸を中和するのに使用される塩基はアル
カリ金属、カルシウム、アンモニウムあるいは/及び炭
素数12以下のアルカノールアミン類である。
(、)  水溶性アルカノールアミン及びアンモニアだ
浴液 アルカノールアミンの例としては、好ましくけ無臭性の
もの例えば、トリイソゾロ・ぞノールアミン、2−アミ
ノ−2−メチル−1−f口/にノールなど。
(f)  五酸化ヨウ素と硫酸との混合物硫酸を約15
〜35重を幅含有するものが好ましい0 (g)  水溶性の天然高分子類及びその誘導体類アル
ギン酸ソーダ、アラビアゴム、Kクチン、寒天、 CA
RRAGEENAN (海藻の一種〕、トロロアオイ、
マン、ノース類等の濃縮および/あるいは酸性化により
rル化する水溶性の天然高分子類及びその誘導体である
(h)  アルカリ金属の次亜塩素酸塩次亜塩素酸ナト
リウム、カリウム、リチウム等の塩。
上記添加物質は一種又は二種以上で用いられ、対象とす
る臭気の原因物質の種類により選択して使用される。又
、その使用睦は臭気の原因物質の濃度にもよるが、通常
は消臭液中1〜10,000 ppmの範囲で任意に選
択できる。
上記のような添加剤は、本発明の水溶性有機ポリマーと
併用せず、単独で消臭目的に使用した場合、目的とする
悪臭物質に対し適切な添加剤の組合せである場合相当な
消臭効果を示すが、上記水溶性有機、j? IJママ−
併用する場合と比較して効果が劣る。その理由として次
のように説明できる。
1)添加物のみの単独使用では悪臭の原因物質と当量よ
りも相当過剰に用いないと完全に消臭できない。しかし
本発明の有機ポリマーとの併用では当量以下の添加物濃
度で完全な消臭効果が得られる場合が多い。これはポリ
マーの凝集作用によるものであろう。
幻 動物質の腐敗臭や動物の***物のように悪臭の原因
物質の種類が多く、複雑な場合は、添加物のみの使用で
は消臭効果とその持続性が非宮テ低い。しかし、このよ
うな悪臭に対して本発明の添加剤として例えばDLりん
ご酸を用いて−を3.5〜4.5とした消臭液を用いる
と、悪臭物質の表面の腐敗菌の繁殖を抑制するためか、
消臭効果の持続性が向上する、又、添加剤として弱酸性
か中性で、たとえば安息香醒カルシウム、アスコルビン
酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、カルバミン酸カ
ルシウム、グルコン酸カルシウムあるいはこれらのアル
カリ金属塩を加えておくと、動物質の腐敗臭や動物の排
泄物など、硫化水素の発生が悪臭の大きな原因となって
いる悪臭の消臭と持続性の向上に相乗効果が発揮される
3)単一の添加剤をエアロゾールやスゲレイ方式で噴射
して使用する場合、飛散する粒子の空気中での滞溜時間
が短かく、水分を失なうと高比重の結晶や粉末として沈
降し、連続して噴射しない限り速かに消臭効果が消滅す
るが、本発明の水溶性有機ポリマーと併用する場合は噴
射された消臭液の微粒子が、空気中で乾燥される知つれ
、該有機ポリマーが添加物と混合した状態のまま、水分
の蒸発で浮力が与えられ、低比重の、多孔性の、微粒子
として長時間空気中に滞溜しうるので大きな消臭効果を
示すものと考えられる。
本発明で使用する水溶性有機ポリマーの濃度は、固型分
として水性媒体中に0.05〜50 ppmの範囲、好
ましくは0.1〜20 ppm 、殻も好ましくは0.
5〜s ppmの範囲であることが必要である。ここで
非常に重要なことは、生物学的分解を防ぎ上記ポリマー
の分子量のレベルを維持するように配fllfべきこと
である。このための手段として、稀釈用の水は煮沸など
により滅菌し、溶存酸素を低下せしめ、好ましくはゼロ
とするように配慮するのが望ましい。又、殆んど無害な
、エチルアルコール、安息香酸ナトリウム、ンルピン酸
のアルカリ塩、p−オキシ安息香酸インブチル、p−オ
キシ安息香酸イソプロピル、・ぞラオキシ安息香酸エチ
ル、デヒドロ酢酸ナトリウム、あるいは0.01係以下
の微量のホルムアルデヒド等の保存料や防腐剤を好まし
くは食品添加物公定書(厚生省)で、各国で法規により
規定されている範囲内の必要最低量を予め、希釈水に加
え、更に腐敗菌、酵素及び/あるいは分解菌の混入を防
ぐtめに、上記ポリマーの溶解、希釈、混合、移送、貯
蔵、充填、消臭操作に用いる装置や全操作全通じて注意
深く管理するのが好ましい。
本発明の消臭剤を用いた消臭方法は臭気を有するかある
いは/及び発する流動又は非流動の気体中、液体表面又
は固体表面にエアロゾール方式や、スゲレイがンにより
、噴射又は散布する方式である。エアロゾールの推進剤
としては、本発明の消臭剤に実質的に不溶性である、プ
ロ・2ンがス、ブタンがス、液化天然ガス、液化石油ガ
ス、ツメチルエーテル、DU PONT社より販売され
ている一連のクロロフルオロアルカン類であるフレオン
がス類の1種以上よりなるものが、噴出ノズルを有する
金属容器に封入される。又、スプレィガンはできるだけ
微粒子状に消臭剤を分散しうるものが望まシく、エアレ
スタイグ、エアタイプ共使用することができる。又、他
の実施方法としては、種々の形態の固体、例えば粉末、
繊維、フィルム、多孔質材料に予め本発明の消臭剤を含
浸させ、元の形態が例えば半rル又はグル状態の形態で
臭気を発する気体、液体及び固体に接近や接触せしめて
消臭する方法が挙げられる。
本発明の消臭剤で用いられる水浴性有機ポリマーは相当
な範囲の有毒ガスや悪臭等の臭気成分にかなりの除去効
果を示す。このような効果の発現は、化学的な反応によ
るよりも、むしろ物理的な凝集効果による方が大きいと
考えられることである。すなわち、水溶性有機ポリマー
は有毒がスや臭気のある気体中に霧状に散布されたり、
基4不に含浸あるいは混入されてこの様な気体に接触さ
せられると、臭気成分を物理的に効率よく凝集する。
しかしながら、対象とする臭気成分の種類によっては、
この捕集の程度が低かったり、不完全でありたり持続性
が不足する。そこで上記した様な添加物を更に加えるこ
とにより、より効果的に、即ち物理的のみならず化学的
にも臭気成分を捕集することができる。
この様な、本発明の水浴性有機ポリマーの有する物理的
II集効果と、目的にむじて適宜選択される添加物によ
る化学的キ電集効果の結合により臭気成分は効率的に除
去されるが、ここで重要なことは、このように物理的か
つ化学的に凝集及び補集されるこれらの原因物質が無毒
な固体状となると共に、水浴性有機プリマーのrル状の
混合物や複合体となっているため、高比重で沈降しやす
くなったり、特に消臭剤を多孔’& JPデル状の基体
に吸着して用いると、効果が持続的であることである。
ここで特筆されるべきことは、例えばHCtガスにNa
HCOsの帰釈水溶液を噴霧するかあるいはSO□がス
にNlA25O5の縛釈水浴液k 1lJT壽してこれ
らのガスfNacLやNa Is Osの形で除去する
ような場合、本発明の実施形態である上記のような水溶
性有陳ポリマー、例えば数平均分子−’48,000,
000程度のポリアクリルアミドf 5 ppm程度含
有させると、驚くべきことにN a HCO3やNa2
SO3の濃度を実際の反応量の1/3〜115に下げて
も同一レベル以上の除去率が得られることである。尚、
本発明者らは今迄の多くの実例により、水溶性有機ポリ
マーの凝集による臭気成分除去の60〜80壬を依存し
、添加物による化合的捕集効果により残りの20〜40
幅を依存するという事実を確認した。
本発明の水性の消臭剤は以上の必須成分の他K。
本発明の効果を損なわない範囲で更に目的に応じて添加
物として、前記の様な保存料や防腐剤、香料、エチルア
ルコール、アセトン、ノエチルアルコールのようなエー
テル類、グリオキザール、湿潤性附与、粘度附与、安定
性向上などのためグリセリン、エチレングリコール、?
リエチレングリコール、ヒリエチンングリコールノメチ
ルエーテル、前記(g)項以外の多数の水溶性缶分子化
合物、界面活性剤、岬調節剤全添加することは差支えな
い。
次(八で1本発明の典型的実施態様を第2表に示す。こ
こで表中、必須水m性有機ポリマーのイオン性ハ、非イ
オン性をN1カチオン性を01アニオン性iA、そして
両性をAMと賂記した。又、応用方法に関しては、それ
ぞれ下記のごとく略記した。
SPニスグレイがンによるスプレィ法 AS:プロペラントがスを用いたエアロゾルによる方法
ST:気流中に滴下させて使用 SC:水性のがス除去剤溶液の撒布、又はこの溶液で処
理した粉末の撒布 PW:水性のがス除去削で予め固体を処理しておき、そ
のままあるいは他の固体と混合して使用PR:フィルタ
ー、紙、織物、フェルト等にスプレー、ビータ−添加あ
るいは含浸等の方法で使用GL:粉末やrル状基体に予
め混入させておく方法(発明の効果) 本発明の消臭剤は、臭気、特に悪臭全数つ気体、液体、
固体に対して消臭効果が発揮でき、種々利用できる。例
え:ば、タバコの臭気、トイレの臭気、ゴミ捨て場(生
ゴミ)の悪臭;自勧亀、バス、飛行機、電車、列車、船
等の乗り物、病院、精密機械工場、倉庫、その他の空調
設置建築物の中の共気;養啄場、養生場、養鶏場等の繋
畜場、畜産食品、水音食品、プラスチック製品、コ゛ム
裏品、・!ルプ紙、レーヨン・セロファン、峨碓暮、1
7)製l・六工場、印刷工場、塗装工場、製鉄・鋳物玉
揚2自動屯、環境汚染等より空気中に発散するホルムr
ルデヒド、アミン類、硫化水素、メル勺シタ′、/類、
フェノール、オゾン、NOx等の有害物質或いは悪臭を
除去し念り、毛布、敷荀、ジュータン、ワイシャツ、お
むつ等の繊維製生活用品への体臭等全訪英したり、冷蔵
庫、住居及びオフィスの室内等の臭気を消臭したり、湿
式複写機から出る臭気全抑制したり、紙幣の臭い全消臭
1.たりすることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて更に本発明全説明する。
〔実施例1〜16〕及び〔参考例1〜8)水的性有機?
リマ−(固型分) o、oo024(2ppm)溶液    96.7−x
重量部エチルアルコール        3.3第1表
に示された本発明の 必須成分である添加剤       Xこの各溶液を、
−辺1m%高さ2mの直1体形′)不通気性のポリエチ
レンフィルムで囲1れた密閉室をつくり、この中に下表
のような、種々の臭気成0を充満させておき、更にその
室の一ヒ底”)中心から301下のところから、エアス
デLノイがンで2秒間づつ2回を合計で約36反づつ噴
射させた、それから60秒間放置した後、このスフ’ 
v (l+!を肘の前後の有毒ガスの減少率全第3表に
示した。、ここで比較試験した水溶性有機ポリマーは次
ンつ曲(′)であった。
ここでがス濃度の測定は、北側式ガス検知器を用いた。
、(KITAGAWA PRECISION GAS 
DETECTOR)減少率(叫=噴射前濃度(ppm)
−噴射後濃度(ppm)/噴射前濃度(ppm) X 
100にて表した。
又、添加物濃度は溶液中の重量ノーセントをホす。
〔実施例17〕と〔参考例9〜10〕 上記実施例1の使用ポリマーNを固型分として0.5p
pm含む水溶液にエチルアルコールを5ゴとDLりんご
酸1.51を加えて150rnlとし、これを230 
rnlのスルレイノズルを有するアルミニウムかんに加
え、これにジメチルエーテルを約80m1封入し、エア
ロゾルかんを作成した。
実施例17とDLりんご酸を加えずに同様に作成したエ
アロゾルかん〔参考例9〕を用いて対象物全面に約10
1の距離を置いて、10秒間それぞれ噴射した後臭気の
程度を評価した。
但しここで、臭気の評価は、それぞれ臭覚の正常な22
才の男性、30才の女性、31才の女性、52才の女性
及び68才の男性により、下記の如く評価して、上限と
下限の評価を除き平均値を採用した〇 +十 著しい不快な腐敗臭を感じた + かなり強い腐敗臭を感じた 十−若干腐敗臭を感じた − 僅かに腐敗臭を感じた m−腐敗臭音感じなかった 〔実施例18〕 1ゆ中3−(ジメチルホスホノ)プロピオンアミド19
0.9.メチル化されたヘキサメチい−ルメラミン40
01ノニルフ工ノールエチレンオキサイド40モル附加
物109、消泡剤(サンノグコ社製、N0PCONDW
 ) 1 # 、塩化水素24,9をそれぞれ純分とし
て含有する、水溶性で、p)+ 2.1、含有遊離ホル
ムアルデヒド0.96で、常温硬化性及び水溶性の木材
用難燃剤を、エアレススプレィがンで木材表面に吹きつ
け難燃塗装するのに際し、前記実施例3の消臭剤を別に
スプレィガンで作業者の前面と上面の空気中にかるく吹
きつけると共に、作業者には顔全面を保護する保護呼吸
マスク(エムニスエイツヤパン株式会社発売のウルトラ
ツインRESPIRATORでその吸気カートリッツは
、実施例1の水溶液に更に重炭酸ナトリウムft0.2
4加えたもので含浸させ之不織邦を用いた)を着用させ
約1時間作業させたが、作業者は作業中全くホルムアル
デヒドや酸性処理液による眼粘膜や、鼻腔粘膜への刺戟
音感じず、1つマスク内から採出し′#:、ffスのガ
ス検詐賃による塩化水素とホルムアルデヒドの検出量は
ゼロであり、且つ作業周辺の空気へのこれら刺戟性がス
の放散を完全に防止することができた。
〔実施例19〕と〔参考例11〕 実施例18の処理液を固型分約200g/m2の割合で
塗装された厚さ5.5四のブナ材による2枚の合板を2
5℃で24時間水平に放置しグル化させた後、その一枚
の表面に実施例1の溶液に更に0、054のデヒドロ酢
酸ナトリウム全顎えたM液k 60 j9/m”  の
割合で塗布しく実施例19)、他の一枚はそのまま(参
考例11)でそれぞれ654RHで25℃のデシケータ
−に入れ(調湿剤なし)、48時間放置後、フタのゴム
栓を抜いてガス検知管によりそれぞれの遊離ホルムアル
デヒドを測定したところ、実施例19の場合はOPI)
mであるのに対し、参考例11の場合は12 ppmで
あつ念。
〔実施例20〜22〕及び〔参考例12〜13)酒石酸
(実施例20)、くえん酸(実施例21)、およびこは
く酸(実施例22)をそれぞれ0.05チ、ソルビン酸
ナトリウムをそれぞれ0.05%、実施例1の水溶性ポ
リマーN′t−それぞれ20ppm。
水溶性ポリマーNのみのもの(参考例12〕のみの各水
溶液を30X60−いi+732#)のおむつ用の布に
それぞれ含浸し、乾燥して防臭効果全比較した。但し、
全く化学処理しないものを参考例13とした。これらに
人尿10m1’e布の中心にメスピペットで滴下し、ポ
リエチレンの袋に入れ、密閉し、30℃で放置して臭気
の変化を調べた。
@0− 〔実施例23〜33〕と〔参考例13〜16〕まず下記
のようなモノマー組成又は置換基の異なる、4種類のポ
リマー全用意した。
これらのうちカチオン型と両性のポリマーはいずれも微
量のホルムアルデヒド、ジメチルアミンと、未反応のア
クリルアミド、非イオン型とアニオン型には未反応のア
クリルアミドが残留しているので、純エタノーヤでよく
洗滌し、低温で乾燥したのち、煮沸したイオン交換水に
溶解して01チ(1000ppm )の水溶液を調製し
た。これらポリマーはいずれも数平均分子端が約s、o
 o o、o o 。
であった。これらを用いて下表のような一連の消臭効果
の比較テストを行なった。但しがス濃度とその減少率の
測定方法は〔実施例1〜16〕と同じであり、ポリマー
水溶液の消臭液中の濃度は固型分で5ppm、エチルア
ルコールの濃度は4重寸係であり、添加剤の濃度は第4
表に示した。
7・′ /″ /′ /′ /′ /′ 〔実施例34〜36〕と〔参考例17〕第4表に示した
ポリマー■、■及びI’/を下記の使用方法によって東
京部内の病院の外科に入院中の末期癌の患者及び、家庭
にて身体の行動の自由?失りた老年の絶えず介護を要す
る患者(いわゆる寝たきり老人〕より絶えず発生する悪
臭に対する消臭試験を、約2ケ月間該病院の医師と看護
婦及び患者の家族に依頼して行なった。
(1)各ポリマ−3,5ppm、エチルアルコール4係
と添加物よりなる水溶液を65重敗壬とジメチルエーテ
ル35M量係を耐食性の金属がんに封入したエアロゾー
ルを悪臭金発する室内へ数秒間ずつ間歇的に散布する。
(2)各2リマー約10 ppmと添加剤を含む水溶液
全汚物や***物の入った容器に加える。
(3)衣類の洗濯時のすすぎ水に大体各?リマーが5〜
10ppmKなるよう添加する。
(4)大きなパスタオルに(2)の液をしみこませて、
かるく脱水して、悪臭を発する室内につり下げる。
配合と試験結果 (参考例17)■のアニオン性Iリマーのみを使用する
場合(1) 、 (2) 、 C3) 、 (4)の使
用方法のいずれでも、かなり効果ヲ認めたが悪 臭の完全除去はできなかった。
(実施例34)  DLりんご醗を加えてPI−It中
性から弱酸性にしたIリマーm′/′iいずれも(参考
例17)より若干消臭性がよ くなった。
(実施例35)(実施例32)のように一旦)扱7ンモ
ニウム塩に変性してから、重1炭 酸ソー〃゛−を加えて中性化した処方 は上記のいずれの使用形態でも参考 例17と比較してすぐれた消臭効呆 の向上全示し、かつ持続性の向上も 観察された。
(実施例36) ■の両性ポリマーic 3.5 pp
mに対1−7安息香酸カルシウム’i0.05係の割合
で加えた消臭液(・法(1) p (2) + (3)
 * (4)のいずれの使用形態よυも特にすぐれた 悪臭の除去能力全得るという報告を 得た。
代理人 弁理士 高 橋 勝 利 手続補正豊(自発) 昭和61年10月26日 −事件の表示 昭和61年特許、%’Jt第1538i 6号2、発明
の名称 水性の消臭剤及び消臭方法 6、補正をする者 事件との関係   特許出願人 〒174 東京都板校区坂T三〜]川65番58号(2
88)犬日本インキ化学工菜株式会社代表者  川 村
 茂 邦 4、代理人 〒106 東京都中央区日本倫三丁目7番20号大日本
インキ化学工条株式会社内 電話 東京(0ろ)272−4ら11(犬代を)(88
76)弁理士 篩 戊 勝 刊 5、補正の対象 明細曹の狩許祠求の範囲の榊]及び発明の詳細な説明の
欄 6、補正の内容           ・−°−訂正明
細書の辿り(1−Fiシ、補正σ)召家lt7示す(i
φ1収外の補正なし)。
Z 添付置方1の目録 (1)訂正明細書      −:lj41訂正明細書 t 発明の名称 水性の消臭剤及び消臭方法 2、特許請求の範囲 (1)アミド基、イミド基、カルボキシル基、スルホン
酸基、スルホアルキル基、リン酸基、ホスホン酸基及び
これらのアルカリ塩、及びカチオン性基から選ばれる少
くとも1種を含有する数平均分子量10[1000以上
の水浴性有機ポリマーあるいは/及びその第4級アンモ
ニウム化物と、(a)水浴性の炭素数15以下の有機多
塩基酸あるいは/及びその塩類、(b)水溶性の有機−
塩基酸及びその塩類、(el水浴性の炭酸塩類あるいは
2/及び重炭#!塩類、(d)水浴性の硫黄の曖素酸塩
類、(、)水溶性アルカノールアミン類あるいは/及び
アンモニア水浴液、(f)五酸化ヨウ素と健酸妻の混合
物、(g)水溶性の天然高分子類、(hlアルカリ金属
の次亜塩素rH,塩及びその誘導体から選ばれる少なく
とも一種とを必須成分として含んでなる水性の消臭剤。
(2)アミド基、イミド基、カルボキシ7シ基、スルホ
ン酸基、スルホアルキル基、リン酸基、ホスホン酸基及
びこれらのアルカリ塩、及びカチオン性基から選ばれる
少くとも1色を含有する、数平均分子tioo、ooo
以上の水溶性有機ポリマーあるいは/及びその第4級ア
ンモニウム化物と、(、)水溶性の炭素数15以下の有
機多埴基り9あるいは7/及びこれらの塩類、(b)水
溶性の有機・−塩基酸及びその塩類、(c)水溶性の炭
酸塩類あるいは/及び重炭酸塩類、(d)水浴性の硫黄
の酸素酸塩類、(、)水浴性アルカノールアミン類ある
いま/及びアンモニア水溶液、(f)五酸化ヨウ素と詭
ばとの混合物、(g)水浴性の天然高分子類、(h)ア
ルカリ金属の次亜塩素酸塩及びその誘導体から選ばれる
少なくとも一種とを必須成分として含んでなる水性の消
臭剤を戎動又は非流動の気体中に噴霧又は散布するか、
固体表面又は液体表面に噴霧又は散布するか、多孔材料
に含浸するか、粉末やゲル状基体に予め混入させておく
ことによる消臭方法。
3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、生理的に有毒あるいは/及び不快な悪臭源と
なる塊々の物質に対し、長時間持続的に著しい消臭効果
を発揮する水性の消臭剤に関するものである。
(従来技術及びその問題点ン これら生理的に有害あるいは不快な悪臭は人間の生活環
境で広範囲に発生するが、種々の工業製品や、農林、畜
産、水産業界の生産、加工、つめかえ、充填、貯蔵、鮮
度保持、輸送、廃菓等で広く発生する。これら悪臭の原
因物′員は、極めて多岐にわたっているが、化学的にみ
てこれらの主成分が、二酸化mtR1硫化水素、メルカ
プタン類、アルキルサルファイド類、種々の含硫黄化合
物、アンモニア、NxO。
で表される(但し、x、yとも整数)窒素酸化物、種々
のアミン類、就中メチルアミン類、アルデヒド類、メル
カプタン類、インドール類、特にスカトール、ペプトン
等で、分子量が通常数百以下の有機、無機化介物の1種
又は2棟以上の混合物である場合が非常に多い。
これらの多様な 生理的に有害かつ、あるいは不快な悪
臭の原因物質に対して、従来から行われている環境改善
対策は次のような方法であった。
1)においの性質を変えたり、においを和げたり、ある
いは@減することを目的としてボ三物買、例えばナフタ
レン、パラジクロルベンゼン、しょう脳油、シトロネラ
油、し/モン油、松根油、精油類等を作用させる隠蔽作
用の利用。
2)異なる複数のにお(・を時定の割合で、混合し、に
おいを感じさせなくさせる方法。即ち、相殺作用、例え
ば、ジャコラとアーモンド、スカトールとクマリンある
いはエチルメルカプタンとユーカリ油などの組合せの利
用。
3)活性炭やシリカゲルなどの吸着剤の利用。
4)硫酸第一鉄とアスコルビン酸併用処方による便橿添
加剤など含4irc黄発臭源に対する化学的消臭方法の
利用。
5)ラウリルメタクリレート、ゲラニール、クロトネー
トなどと、クエン酸やリンゴ酸を配合した水溶液を、フ
レオン、ジメチルエーテルあるいはプロパ/やブタンガ
ス等と共に金属容器に封入した家庭用のエアゾールの使
用。
6)悪臭のある空気を水洗浄の後排出する方法。
これらのうち活性炭など吸着剤の使用による方法は、密
閉系内で使用する以外は効果が低く、かつ寿命が短かい
欠点を有する。又、硫酸第一鉄を用いる化学的消臭方法
は、硫酸第一鉄から4A酸第二鉄に、変化する時に生じ
る被処理物、例えば衣類の着色や有効な原因物質が限定
される欠点がある。又、更に芳香性の強い香料を用いて
悪臭を隠蔽する方法は、その使用する成分自体かにおい
を持っており、アンモニア、硫化水素あるいはメルカプ
タン類等に対して十分な消臭効果を発揮し得ないという
難点がある。
消臭方法の例外的な方法として、香料を含まず、着色性
がなく、汎用性が高く、広範囲の悪臭の原因物質に対し
、持続的な消臭効果のある消臭剤として、すでに本発明
者の一人によって、特許出願公開昭54−160737
1cより「水性媒体にポリアクリルアミドを有効成分と
して含有してなる液状消臭剤」が提案され、又特許出願
公開昭54−157834により[ポリアクリル酸ノー
ダーを有効成分として含有してなる液状消臭剤]が、更
に特許出願公開昭54−160738においてアクリル
服ナトリウムとアクリルアミドの共1合物を用いる同様
の消臭剤が提案されている。そしてその詳細なる説明の
中で、アクリル酸ナトリウムーーrクリルアミド共重合
体を併用することに依り消臭効果が更に向上することが
あると述べられている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、上記公開の消臭剤よりも悪臭原因物質の
対象範囲が格段に広く、細菌や酵素などの発酵分解を受
けにくく、かつ持続性及び消臭の程度がすぐれる消臭剤
を荻討した結果、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、アミド基、イミド基、カルボキシル基
、スルホン酸基、スルホアルキル基、リン酸基、ホスホ
ン酸基及びこれらのアルカリ塩、及びカチオン性基から
選ばれる少(とも1種を含有する、数平均分子1100
,000以上の水浴性有機ポリマーあるいは/及びその
第4級アンモニウム化物と、(−)水浴性の炭素数15
以−ドの有機多塩基酸あるいは/及びその塩類、価)水
浴性の有機−塩基酸及びその塩類、(e)水溶性の炭酸
塩類あるいは/及び重炭酸塩類、(d)水溶性の硫黄の
酸素酸塩類、(a)水溶性アルカノールアミン類あるい
は/及びアンモニア水浴液、(fl五酸化ヨウ素と硫酸
との混合物、(g)水溶性の天然高分子類、(hlアル
カリ金属の次亜塩素酸塩及びその誘暉体から選ばれる少
なくとも一種とを必須成分として含んでなる水性の消臭
剤を流動又は非流動の気体中に噴霧又は散布するか、固
体表面又は液体表面に噴排又は散布するか、多孔材料に
含浸するか、粉末やゲル状基体に予め混入させておくこ
とによる消臭方法に関する。
本発明で使用される、アミド基、イミド基、カルボキシ
ル基、スルホン酸基、スルホアルキル基、リン酸基及び
これらのアルカ1Jffl、及びカチオン性基から選ば
れる少くとも1種を含有する数平均分子t100,00
0以上の非イオン性か、アニオン性かカチオン性かある
いは両性のいずれかの水浴性有機ポリマーは、次のよう
な単量体よりなる重合体又は共重合体あるいはこれらの
混合物である。
m  ブミド基又はイミド基を有する単を体の例ニアク
リルアミド、メタアクリルアミド〔以下両者を併せて(
メタ)アクリルアミドとd己す〕モノアルキル化された
(メタ)アクリルアミド、アルキレンビス(メタ)アク
リルアミド(アルキレン基は炭素数4以下が好ましく、
OH基で一部置換され゛ていてもよい)、ダイア七トン
(メタ)アクリルアミドなと (2)  カルボキシル基を有する単量体の例(アニオ
ン性を与え石)ニアクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、2−(メタ)’7’、;’―川″ル54−キシエチ
ルコハク酸、2−(メタ)アクロイルオギシエチルフタ
ル[,2−(メタ)アクロイルオキパノヒドロフタル酸
、マレイン酸、フマル酸あるいはこれらのモ、ノ゛γル
キルエステル(“アルキルの炭素数6以下)単量体の例
(アルキレン基を与える):ビー、−ルス、sノj、:
ンr入モノC2−Cメタ)1クロイルオキシエテル〕ア
シドホスフエート、スルホエチル(メタ)アクリレ・−
ト、スルホグロビルメタクリレ−1,,2−(メタ)ア
ク+1ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチ
レンスルホン酸、ビニルホスホン酸 (4)  カチオン性基を有する単を体の例(カチオン
性を与えろ)ニジメチル゛j”ミノニブ“ル(メタ)ア
クリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノ゛ノ′【マピル(メタ)アクリレー
ト、ジアリルジメチルアミン、ジアリルジエチルアミン
、ビニルベンジルジメチルアミン(5)  第4級アン
モニウム塩構造を有する半量体の例(fA、’、”Jな
カチオン性を与える):上記(4)のカチオン性基を翁
−すζ> j、+’、1蓋体に無機酸や何機酸、例えば
塩ば、椀酸、リン酸、T7.7・、り酸、マロン酸1、
DLリンゴ酸、アスコルビン酸、はう化グル゛こ耽・酸
、ノfラークトグセコン酸、グルコン酸、クエン酸、イ
ソきつぞ5酸、乳酸、リン酸化乳酸、レブリン酸、プロ
ピオン酸、その他の酸の一種以上を作用させて第4級ア
ンモニウム塩構造を有する*jl一体としたもので、例
えば2−(メタ)アクロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロライド、2−ヒドロキシ−6−(メタ)
アクリルオキシプロピャトリメチルアンモニウクロライ
ド、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ビニル
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、あるいは
これらのサルファイド類かこれらの典型的な例である。
(6)この他の共重合可能な非イオン性単景体が上記(
11、(21。
f3) 、 (4)及び(5)と混合し共重合成分とし
て使用されてもよいことは勿論である。
L記(+) 、 (21、(31、fJ 、 t51の
単量体の1種類以上よりなる(共)″に、合体又は(6
)の共重合体の他に、更に次の訳6z(共)重合体及び
これらのf作物を挙げることができ5゜(7)  この
よう/工共重合体の55上記(4)のカチオン性単量体
よりなるか、あるいは含有するカチオン性の重合体、カ
チオン性共重合体又は両性の共重合体は、亘合後その水
浴液に上記(5)に示したような、あるいはこれ以外の
種々の無機酸や有機酸を加えてpHを4.0以下、好ま
しくは6.0以下に下げ第4級化しアンモニウム塩構造
をつくるもの、(8)  上記(1)の単量体よりなる
か、あるいは含有する、非イオン性、アニオン性の重合
体や共重合体(また例外的には、カチオン性や両性の共
重合体に)さらにカチオン基を導入する方法として知ら
れる、ホルムアルデヒドに、それぞれのアルキル基の炭
素数が通常5以下の1級アミンか好ましくは2級アミン
、例えばジメチルアミンを反応させる、マンニッヒ反応
によって下式のごとく、カチオン性又はRR (但し、RはH又はCH,基) 両性の重合体(上記の如く例外的ではあるが、カチオン
基が増量された重合体)としたもの(この方法はカチオ
ン性や両性の重合体や共重合体を得る方法としては、最
も容易かつ経済的な方法である。) (9)上記(8)カチオン性や両性の(共)N合体を上
記(7)の場合と同様に、第4級アンモニウム塩構造に
変性したもの、(11又、アクリルアミドやメタアクリ
ルアミドを主要構成単量体とする、非イオン性、カチオ
ン性(又は例外的にアニオン性や両性の共重合体に更に
アニオン性基を導入する方法としてこれらにホルムアル
デヒドと重亜4ArRイオン(H8O〆)などを反応さ
せてスルホメチル化基を導入したもの。
ここで上記(2)及び(3)等の酸性基を有する単量体
は、そのままでも、あるいはアルカリ金属、アンモニウ
ム、あるいは/及び炭素数10以下のアルカノールアミ
ン基、例えば2−アミノ−2−メチル−1−グロバノー
ルなどによる塩の形であってもよい。このようなアルカ
リ物質による中和は単量体の段階で行っても、重合後に
行っても、あるいは全く折りな(ても差支えない。
上記単量体を用いて得られる水溶性有機ポリマーの具体
的なものを第1表に示す。尚、これらは通常水中でラジ
カル重合により重合される。
本発明での水浴性有機ポリマーは、本発明の効果を有効
に発揮するのに数平均分子量が10n、000以上、好
ましくはtooo、ooo以上であることが必要である
。ここで正確な分子量を測定するには、同一単量体より
なる重合体の場合は、極限粘度法、他種々の方法が適用
できるが、共重合体の場合は、一旦アルカリを用いてポ
リマーの分解を伴なわずに、相当するポリアシッドの形
に加水分解し、次いでジアゾメタンを用いてメチルエス
テル化してからこの極限粘度を測定し、それに基づいて
正確に分子量が測定できる。
又、水浴性有機ポリマーの分子量のレベルを知る一つの
めやすとして、ブルックフィールド粘度計(BROOK
FIELD VISCOMETER)の0−J−42(
#2SPINDLE)を用い60回転、20℃で固型分
1重it%の水溶液の粘度を測定し、中性で100cp
s以下のものは水溶性有機ポリマーが大体数平均分子量
10Q、000未満であり、消臭効果が小さく、1oo
ocpa以下のものは消9効来がややすぐれており、1
000cps以上のものは大体数平均分子量で1,00
0,000以上に相半し、特に3,000ep8以上の
ものは極めてすぐれた消臭効果を示した。
前記特許出願による方法は、使用高分子化合物は非イオ
ン性かアニオン性である。非イオン性の例えば数平均u
−:F看約aooo、oooのポリアクリルアミドは多
種類のr゛、・;7・、原因物質にそれぞれ相当な消臭
効果を示すが殆んどの場;)消臭効果に限界がありほぼ
完全な消臭は達成されない。、ドリアクリル酸ソーダー
の場合は、それ自体通常の使用形ゆでは凝固性が低いた
め、塩酸ガスや窒素酸化物のような化性ガスのような場
合を除いては、多(の悪臭*’iや悪臭ガスに対する消
臭効果は低い。又分子量約a00 QOOfJコ−)ア
クリルアミドとアクリル散アンモニウムが95〜b[す
5〜20の重量比であるような形のアニオン性の共重合
物は上記の非イオン型のポリアクリルアミドよりも、ス
カト−ル、アンモニア、メチルアミンのようなアミン類
など、カチオン電荷の悪臭物質に対してはかなり改善さ
れた消臭効果を示すが、反面硫化水素、亜硫散ソーダー
、硫化アンモニウム、塩酸ガス、酢酸や酪酸などの脂肪
酸、フェノール類、2硫化メチルなどアニオン性の悪臭
原因物質に対する消臭効果が不充分である。こりような
アニオン性の悪臭物質に対して、カチオン性のポリマー
が、特にすぐれた消臭効果を示すことが、本発明者らに
依って確認された。又、さらに両性の高分子化合物を用
いると、これらアニオン性やカチオン性のみならず、ス
チレン、アセチレン、メルカプタン類、アルデヒド類、
非イオン性の悪臭物質あるいは便臭、腐敗臭などのほと
んどの悪臭原因物質に対して、非イオン性の高分子消臭
剤よりもはるかにすぐれた、すなわち平均して2〜6倍
の消臭効果を発揮する。
しかしこのように、消臭効果が最d1すぐれており、汀
Ll:ti性のある両性で凝集性の高い高分子化合物を
使用しても、やはり消臭効率を完全に100%にするこ
とは困難でオt)、大体臭気物質が70〜90%程度の
消膚に留まる。ぞこ【“2下記するような種々の低毒性
の水浴性の添加物質を、上、jl)のような種々の高分
子化合物に併用l−で水性の状態で使Ji3することに
依り100%に近い消、曝効果を得ることができる。
次に本発明において、上記の水浴性有機ポリマーに必須
成分として添加される物質を示す。
(、)  水溶性の炭素数15以下の多塩基酸及び塩類
無毒性で、清涼飲料に使用される有機多塩基酸剃、f・
1)えばこはく岐、くえん酸、酒石q?、、DLりんご
酸などが好ましく、用途によってはしゆう収、イタコン
波、−!エバシン酸、ドデカン=酸、マレイン酸、フマ
ル酸、グリセo%[、マnン酸等の他J)て−、−基酸
−類も使用できる。勿論、上記酸類のアルカリ金属塩、
カルシウム塩、アンモニウム塩、炭素数12以下のアル
カノールアミン塩等の水溶性の塩類も使用できる。
(b)  有機−塩基酸及びその塩類 水溶性低毒性で、それ自体が無臭性又は悪臭のない有機
−塩基酸であり、例えば−7+−息杏咳、はう化グルコ
ン酸、グルコン酸、カルバミン酸、馬尿酸、インバレリ
ン酸、乳酸、ラクト燐酸、レブリン酸1.メチオニン酸
、パントテン酸、フェノールスルホン醒、プロピオン酸
、サルチル酸、カルバミン酸、アスコルビン酸などで、
それらの塩類としではアルカリ金la塩、カルシウム塩
、鉄塩、アンモニウム塩、炭素数12以下のアルカノー
ルアミン塩等が挙げられる。
ここで特筆すべきことは、無臭気の低毒性の上記例(a
)。
(b)の有機酸類をそのまま使用するよりも、弱酸性下
で、アルカリ金属塩又はカルシウム塩の形で、本発明の
水浴性有機ポリマーの水浴液に添加すると、塩酸、硫酸
、硝酸、硫化水素、亜硫酸ガスなどの酸性ガスを含む悪
臭や、蛋白質の腐敗臭、動物の***物より発する臭気な
どに対する消臭効果が格段に改善され、且つ消臭効果の
持続性が改善されることである。これらの添加量は、発
生する悪臭ガスの榎度によって決定すればよい。
(e)  水溶性の炭酸塩類及び/あるいは重炭酸塩類
例えばアルカリ金属、アンモニウム、或いは/及び炭素
数12以下のアルカノールアミンの炭酸塩及び/あるい
は1炭酸塩類が挙げられる。
符に、これらは酸性ガスの消臭に対して優れた効果を示
す。
(,11水溶性の硫黄の酸素酸塩類 亜硫酸ガス、窒素威化物類などを1n接消臭する[1的
には、チオ硫酸塩、亜硫酸塩、過硫酸塩、ピロO1t酸
塩、醒性亜倣酸垣、酸性硫酸塩等が使用される。これら
の酸を中和するの九使用される塩基ば°アルカリ金属、
カルシウム、アンモニウムあるいは/及び炭素数12以
下のアルカノールアミン類などである。
(e)  水溶性アルカノールアミン及びアンモニア水
浴液アルカノールアミンの例としては、好ましくは無又
性のもの例えば、トリイソプロパツールアミン、2−ア
ミノ−2−メチル−1−ノ【マバ/′−ルなと。これら
は伽を酸ミストや塩酸ガスなどの消臭に適している。
(f)  五酸化ヨウ素と4JAteとの混合物減酸を
約15〜65重t%含有するものが好ましい。
これは−酸化炭素を発生する火災などの煙の臭気に対し
て適している。
(g)  水溶性の天然高分子類及びその誘導体類アル
ギン酸ソーダ、アラビアゴム、ペクチン、寒天、CAR
RAGEENAN(海藻の一種)、トロロアオイ、マン
ノース類等の濃縮および/あるいは酸性化忙よりゲル化
する水溶性の天然高分子類及びその誘導体である。
(h)  アルカリ金属の次亜塩素#l塩次亜塩素酸ナ
トリウム、カリウム、リチウム、カルシウム等の塩。こ
れは両性又はカチオン性の水浴性有機ポリマーと併用す
るのが望ましい。
本発明での添加物質は一種又は二種以上で用いられ、対
象とする臭気の原°因物質のf!1!類により選択して
使用される。又、その使用量は臭気の原因物質の襄度に
もよるが、通常は消臭液中1〜IQOOOppmの範囲
で任意に選択できる。
上記のような添加剤は、本発明の水溶性有機ポリマーと
併用せず、単独で消臭目的に使用した場合、目的とする
悪臭物質に対し適切な添加剤の組合せである場合相当な
消臭効果を示すが、上記水溶性有機ポリマーと併用する
場合と比較して効果が劣る。その理由として次のように
説明できる。
1)添加物のみの単独使用では悪臭の原因物質と当量よ
りも相当過剰に用いないと完全に消臭できない。しかし
本発明の有機ポリマーとの併用では当量以下の添加物濃
度で完全な消臭効果が得られる場合が多い。これはポリ
マーの凝集作用によるものであろう。
2)動物質の腐敗臭や動物の***物のように悪臭の原因
物質の種類が多く、′0雑な場合は、添加物のみの使用
では消臭効果とその持続性が非常に低い。しかし、この
ような悪臭に対して本発明の水浴性有機ポリマーを使用
すると、一旦はぼ完全な消臭効果を示すことが多いが持
続性に欠ける。ここで、添加剤としてEFIJえばDL
りんご酸を用いてpHを3.5〜4.5とした消臭液を
用いると、悪臭物質の表面の腐敗歯の繁殖を抑制するた
めか、消臭効果の持続性が向上する、又、添加剤として
弱酸性か中性で、たとえば安息香酸カルシウム、アスコ
ルビン酸カルシウム、クルコン酸カルシウム、カルバミ
ン醒カルシウム、プロピオン酸カルシウムあるいはこれ
らのアルカリ金属塩を加えておくと、動物質の腐敗臭や
動物の***物など、硫化水素の発生が悪臭の大きな原因
となっている悪臭の消臭と持続性の同上に相乗効果が発
揮される。
3)単一の添加剤をエアロゾールやスプレィ方式で噴射
して使用する場合、飛散する粒子の空気中での滞溜時間
が短か(、水分を失なうと高比重の結晶や粉末として沈
降し、連続して噴射しない限り速かに消臭効果が消滅す
るが、本発明の水溶性有機ポリマーと併用する場合は噴
射された消臭液の微粒子が、空気中で乾燥されるにつれ
、該有機ポリマーが添加物と混合した状態のまま、水分
の蒸発で浮力が与えられ、低比重の、多孔性の、微粒子
として長時間空気中に滞溜しうるので大きな消臭効果を
示すものと考えられる。
本発明の消臭剤がエアゾールや噴霧状で使用される場合
の水浴性有機ポリマーの濃度は、固型分として水性媒体
中に[105〜50 ppmの範囲、好ましくは(11
〜20pp” s最も好ましくは[15〜5ppmの範
囲であることが必要である。又、液状やゲル状で使用す
る場合の濃度は、目的に応じ水浴性有機ポリマーの溶解
度の範囲で任意に決めることができるが、通常10 C
1−I Q、000 ppmが適当である。ここで非常
に重要なことは、生物学的分解を防ぎ上記ポリマーの分
子量のレベルを維持するように配慮すべきことである。
このための手段として、稀釈用の水は煮沸などにより滅
函し、浴存酸素を低下せしめ、好ましくはゼロとするよ
うに配慮するのが望ましい。又、殆んど無害な、エチル
アルコール、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸のアルカ
リ塩、p−オキシ安息=Vイソブチル、p−オキシ安息
香酸イソプロピル、バラオキシ安息香酸m−F−ル、デ
ヒドロ酢酸ナトリウム、あるいは(10015%以下の
微量のホルムアルデヒド等の保存料や防腐剤を好まシ、
りは食品添加物公定書(厚生省)で、各国で法規により
規定されている範囲内の必要最低蕾を予め、希釈水に加
え、更に腐敗菌、酵素及び/あるいは分M、菌の混入を
防ぐために、上記ポリマーの俗解、希釈、混合、移送、
貯蔵、充填、消臭操作に用いる装置や全操作を辿じて注
意深く管理するのが好ましい。
本発明の消臭剤を用いた消臭方法は臭気を有するかある
いは/及び発する流動又は非流動の気体中、液体表面又
は固体表面にエアロゾール方式や、スプレィガンにより
、噴射又は散布する方式である。エアロゾールの推進剤
としては、本発明の消臭剤に実質的に不浴性である、プ
ロパンガス、ブタンガス、液化天然ガス、液化石油ガス
、ジメチルエーテル、DU PONT社より販売されて
いる一連のクロロフルオロアルカン類であるフレオンガ
ス類の1種以上よりなるものが、噴出ノズルを有する金
属容器に封入される。
又、スプレィガンはできるだけ微粒子状に消臭剤を分散
しうるものが望ましく、エアレスタイプ、エアーコンプ
レッサータイプ共便用することができる。又、他の実施
方法としては、種々の形態の固体、例えば粉末、繊維、
フィルム、多孔質材料に予め本発明の消臭剤を含浸させ
、元の形態が例えば半ゲル又はゲル状態の形態で臭気を
発する気体、液体及び固体に接近や接触せしめて消臭す
る方法が挙げられる。
本発明の消臭剤で用いられる水浴性有機ポリマーは相当
な範囲の有毒ガスや悪臭等の臭気成分にかなりの除去効
果を示す。このような効果の発現は、化学的な反応によ
るよりも、むしろ物理的な凝集効果による方が大きいと
考えられることである。すなわち、水浴性有機ポリマー
は有毒ガスや臭気のある気体中に露状に散布されたり、
基体に言浸あるいは混入されてこの様な気体に接触させ
られると、臭気成分を物理的に効率よく凝集する。しか
しながら、対象とする臭気成分の種類によっては、この
捕集の程度が低かったり、不完全であったり持続性が不
足する。そこで上記した様な添加物を更に加えることに
より、より効果的に、即ち物理的のみならず化学的にも
英気成分を捕集することができる。
この様な、本発明の水溶性有愼ポリマーの有する物理的
凝集効果と、目的に応じて適宜選択される添加物による
化学的捕集効果の結合により臭気成分は効率的に除去さ
れるが、ここで重要なことは、このように物理的かつ化
学的に凝集及び捕集されるこれらの原因物質が無毒な固
体状となると共洗、水溶性有機ポリマーのゲル状の混合
物や複合体となっているため、高比重で沈降しやすくな
ったり、特に消臭剤を多孔質やゲル状の基体に吸着して
用いると、効果が持続的であることである。ここで特筆
されるべきことは、例えばH(Jガス゛にNaHCO3
の稀釈水浴液をgX霧するかあるいはSO2ガスにNa
2 so、の稀釈水浴液を噴霧してこれらのガスをNa
C1やNllH8O3の形で除去するような場合、本発
明の実施形態である上記のような水浴性有機ポリマー、
例えば数平均分子i8,00 Q、0008度のポリア
クリルアミドを5ppme4度含有させると、薦(べき
ことにNaHCO,やNa2803の濃度を実際の反応
量の1/6〜115に下げても同一レベル以上の除去率
が得られることである。尚、本発明者らは今迄の多くの
実例により、水溶性有機ポリマーの凝集による臭気成分
除去の60〜80%を依存し、添加物による化合的捕集
効果により残りの20〜40%を依存するという事実を
確認した。
本発明の水性の消臭剤は以上の必須成分の他に、本発明
の効果を損なわない範囲で更に目的に応じて添加物とし
て、前記の様な保存料や防腐剤、香料、エチルアルコー
ル、アセトン、ジエチルアルコールのようなエーテル類
、グリオキザール、湿潤性附与、粘度附与、安定性向上
などのためグリセリン、エチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリエナレングリコールジメチルエー
テル、前MI2igI項以外の多数の水溶性高分子化合
物、界面活性剤、pH調節剤を添加することは差支えな
い。
次いで、本発明の典型的実施態様を夷2衣に示す。ここ
で表中、必須水浴性有機ポリマーのイオン性は、非イオ
ン性をN、カチオン性をC、アニオン性をA、そして両
性をAMと略記しfム又、応用方法に関しては、それぞ
れ下記のごとく略記した。
SPニスプレイガンによるスプレィ法 AS:ブロベラントガスを用いたエアロゾルによる方法
ST:気流中に滴下させて使用 SC:水性のガス除去剤溶液の撒布、又はこの溶液で処
理した粉末の撒布 PW:水性のガス除去剤で予め固体を処理しておき、そ
のままあるいは他の固体と混合して使用PR:フィルタ
ー、紙、織物、フェルト等にスプレー、ビータ−添加あ
るいは言浸等の方法で使用GL:粉末やゲル状基体に予
め混入させておく方法(発明の効果ン 本発明の消臭剤は、臭気、特に悪臭を放つ気体、液体、
固体に対して消臭効果が発揮でき、種々利用できる。例
えば、タバコの臭気、火災時の煙臭、トイレの臭気、ゴ
ミ捨て場(生ゴミ)の悪臭;自動車、バス、飛行機、電
車、列車、船等の乗り物、病院、精密機械工場、倉庫、
その他の空調設置建築物の中の臭気;養豚場、養生場、
養鶏場等の養斎場、畜産食品、水産食品、プラスチック
製品、ゴム製品、バルブ紙、レーヨン・セロファン、繊
維等の製造工場、印刷工場、塗装工場、製鉄・鋳物工場
、自動車、環境汚染等より空気中に発散するホルムアル
デヒド、アミン類、体化水素、メルカプタン類、フェノ
ール、オゾン、No χ等の有害物質或いは悪臭を除去
したり、毛布、敷布、ジュータン、ワイシャツ、おむつ
等の繊維製生活用品−\の体臭等を防臭したり、冷蔵庫
、住居及びオフィスの室内等の臭気を消臭したり、写真
の現像・定着機、湿式複写機から出る臭気を押開したり
、紙幣の臭いを消臭したりすることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて更に本発明を説明する。
〔実施例1〜16〕及び〔参考例1〜8〕第8〕に示す
水浴性有機ポリマー(固型分)[10002%(2pp
m)溶液   96.7−X重@ffiエチルアルコー
ル        3,6〃を無菌の浴存醒素をゼロに
除去した水に均一に溶痩1−1この各溶液を、−辺1m
、It%さ2mの直方体形の不通気性のポリエチレンフ
ィルムで囲まれた密閉室をつくり、この中に下表のよう
な、種々の、デ。気成分を光調させておき、更にその室
の上底の中心から30cm下のところから、エアスプレ
ィガンで2秒間づつ2回を合計で約36 mlづつ噴射
させた。それから60秒間放置した後、このスプレィ噴
射の前後の有毒ガスの減少率を第4表に示した。ここで
比較試験した水浴性有機ポリマーは次の通りであった。
第  6  表 N  100%アクリルアミド  約9,000,00
0  非イオン(3o7′70 ) ここでガス濃度の測定は、北側式ガス検知器を用いた。
(KITAGAWA PRECXSXON GAS D
ETECTOR)減少率(%)二噴射前礎度(ppm)
−噴射後濃度(ppm、)/噴射前漣度(ppm)x 
1o oにて表した。
又、添加物撹度は7g液中の重量パーセントを示す。
/′ 、/′ 7/′ つ /′ /′ 、1 7・′ 、/ 〔実施例17〕と〔参考例9〜10) 上記実施例10使用ポリマーNを固型分として0.5p
pm含む水浴液にエチルアルコールを5mlとDLりん
ご酸t5gを加えて150mj!とし、これを230 
mlのスプレィノズルを有するアルミニウムかんに加え
、これにジメチルエーテルを約80mJ封入し、エアロ
ゾルかんな作成した。
実施例17とDLりんご酸を加えずに同様に作成したエ
アロゾルかん(参考例9)を用いて対象物全面に約10
cmの距離を置いて、10秒間それぞれ噴射した後臭気
の程度を第5表に示した。
7/′ 7、/ 第  5  表 (スプレィなし) (1)新鮮なブタの糞1に9            
     +スプレー直後の臭気   −−−一   
   斤3日後の臭気(25″G)         
 +      ++(2)サバの内蔵soo、p  
                 +スプレー直後の
臭気−一一一十 3日後の臭気(25°C)           + 
     ++(3)大豆粉を10%混入し     
           +たドブの汚泥500 ml スプレー直後の臭気   −一一一+ 10日後の臭気(25℃)十++ 但しここで、臭気の評価は、それぞれ臭覚の正常な22
才の男性、30才の女性、31才の女性、52才の女性
及び68才の男性により、下記の如く評価して、上限と
下限の評価を除き平均値を採用した。
十−若干腐敗臭を感じた −  僅かに腐敗臭を感じた m−腐敗臭を感じなかった 〔実施例18〕 1kl?中3−(ジメチルホスホノ)グロビオンアミド
190Lメチル化されたヘキサメチロールメラミン40
0 F1ノニルフェノールエチレンオキサイド40モル
附加物1[[’、消泡剤(サンノプコ社製、N0PCO
NDW)1yS塩化水$24.9をそれぞれ純分として
含有する、水浴性で、pH2,1、含有遊離ホルムアル
デヒドCL9%で、常温硬化性及び水浴性の木材用難燃
斧jを、エアレススプレィガンで木材表面に吹きつけ難
燃塗装するのに際し、前記実施例3の消臭剤を別にスズ
レイガンで作業者の前面と上面の空気中にかるく吹きつ
けると共に、作業者には顔全面を保護する保護呼吸マス
ク(エムニスエイジャパン株式会社発売のウルトラツイ
ンRESPIRATORでその吸気カートリッジは、実
施例1の水@液に更に重炭酸ナトリウムを12%加えた
もので含浸させた不織イ5を用いた)を滑川させ約1時
間作業させたが、作業者は作業中全くホルムアルデヒド
や酸性処理液による眼粘膜や、鼻腔粘膜への刺戟を感じ
ず、且つマスク内から採出したガスのガス検知管による
塩化水素とホルムアルデヒドの検出常はゼロであり、且
つ作業周辺の空気へのこれら刺戟性ガスの放散を完全に
防止することができた。
〔実施例19〕と〔参考例11〕 実施例18の処理液を固型公約200g/m”の割合で
塗装された厚さ5.5nのブナ材による2枚の合板を2
5℃で24時間水平に放置しゲル化させた後、その一枚
の表面に実施例1の浴液に更にQ、05%のデヒドロ酢
酸す) IJウムを加えた溶液を60 g / m”の
割合で塗布しく実施例19)、他の一枚はそのまま(参
考例11)でそれぞれ65%RHで25℃のデシケータ
−に入れ(調湿剤なし)、48時間放置後、フタのゴム
栓を抜いてガス検知管によりそれぞれの遊離ホルムアル
デヒドを測定したところ、実施例19の場合はOppm
であるのに対し、参考例11の場合は12ppmであっ
た。
〔実施例20〜22〕及び〔参考例12〜16〕酒石酸
(実施例20)、くえん酸(実施例21)、およびこは
<酸(実施例22)をそれぞれ[1,05%、ソルビン
酸ナトリウムをそれぞれ(105%、実施例1の水浴性
ポリマーNをそれぞれ200 ppm、水浴性ポリマー
Nのみのもの(参考例12)≠の各水浴液を30X60
m(重電62g)のおむつ用の布にそれぞれ@浸し、乾
燥して防臭効果を比較した。又、比較のため全く化学処
理しないもの(参考例16)も用いた。これらに人尿1
0mA!を布の中心にメスピペットで滴下し、ポリエチ
レンの袋に入れ、密閉し、50′Cで放置して臭気の変
化を第6表に示した。
第  6  表 直後−−−−+− 6時間後 −−−−+ −+ 12時間後 −十−十++ (注→ (−)殆んど臭気なし  (千)かなり英気あ
り(+−)僅かに臭気あり  (++)54い臭気あり
〔実施例23〜33〕と〔参考例14〜17〕まず下記
のようなモノマー組成又は置換基の異なる、4種類のポ
リマーを用意した。
■    非イオン型    アクリルアミドのみより
なるポリマー ■    アニオン型    アクリルアミド/アクリ
ル酸ナトリウム(モル比85/15 ) よりなるポリマー ■    カチオン型    アクリルアミド、この2
0%のアミド基を凭C■ICH反応でジ メチルアミノ−N−メチルアク リルアミドとしたポリマー ■   両 性 型    上記/162のポリマーの
85モル%のアミド基のうちの20%を 腐6と同様にジメチルアミン− N−メチルアクリルアミドとし たポリマー(非イオン/アニオ ン/カチオンのモル比 これらのうちカチオン型と両性のポリマーはいずれも微
量のホルムアルデヒド、ジメチルアミンと、未反応のア
クリルアミド、非イオン型とアニオン型には未反応のア
クリルアミドが残留しているので、純エタノールでよく
洗滌し、低温で乾燥したのち、煮沸したイオン父換水に
溶解して0.1%(1ooOppm)の水浴液を調製し
た。これらポリマーはいずれも数平均分子量が約a、o
oo、oooであった。
これらを用いて下表のような一連の消臭効果の比較テス
トを行なった。但しガス濃度とその減少率の測定方法は
〔実施例1〜16〕と同じであり、ポリマー水浴液の消
臭液中の濃度は固型分で5 ppm1エチルアルコール
の濃度は4TL!%であり、添加剤の濃度は第7表に示
した。
乙T 〔実施例64〜66〕と〔参考例18〕第7表に示した
ポリマーn 、 ■を及びIVを下記の使用方法によっ
て東京部内の病院の外科に入院中の末期癌の患者及び、
家庭にて身体の行動の自由を失った老年の絶えず介護を
要する患者(いわゆる寝たきり老人)より絶えず発生す
る悪臭に対する消臭試験を、約2ケ月間該病院の医師と
看護婦及び患者の家族に依頼して行なった。
消臭試験方法 (1)各ポリマ−3,5ppm、エチルアルコール4%
と添加物よりなる水溶液を65重量%とジメチルエーテ
ル351薫%を耐食性の金属かんに封入したエアゾール
を悪臭を発する室内へ数秒間ずつ間歇的に散布する。
(2)各ポリマー約10 ppmと添加剤を含む水溶液
を汚物や***物の入った容器に加える。
(3)衣類の洗濯時のすすぎ水に大体各ポリマーが5〜
10ppmになるよう添加する。
(4)大きなパスタオルに(2)の液をしみこませて、
かるく脱水して、悪臭を発する室内につり下げる。
配合と試験結果 (参考例18) ■のアニオン性ポリマーのみを使用す
る場合(1) 、 +21 、 (31、+41の使用
方法のいずれでも、かなり効果を認めたが悪臭の先金除
去はできなかった。
(実施例34)  DLりんご酸を加えてpHを中性か
ら弱酸性にしたポリマー■はいずれも(参考例17)よ
り若干消臭性がよくなった。
(実施例65) (実施例62)のように一旦4級アン
モニウム塩に変性してから、重炭酸ツーダーを加えて中
性化した処方は上記のいずれの使用形態でも参考例17
と比奴してすぐれた消臭効果の同上を示し、かつ持続性
の向上も観察されtも (実施例36)IVの両性ポリマーに3.5ppmに対
し安息香酸カルシウムを0.05%の割合で加えた消臭
液は+11 、 (2+ 、 +31 、 (4)のい
ずれの使用形態よりも特にすぐれた悪臭の除去能力を得
るとい54告を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アミド基、イミド基、カルボキシル基、スルホン
    酸基、スルホアルキル基、りん酸基、ホスホン酸基及び
    これらのアルカリ塩及びカチオン性基の少くとも1種を
    含有する数平均分子量100,000以上の水溶性有機
    ポリマーあるいは/及びその第4級アンモニウム化物と
    、(a)水溶性の炭素数15以下の有機多塩基酸あるい
    は/及びその塩類、(b)水溶性の有機−塩基酸及びそ
    の塩類、(c)水溶性の炭酸塩類あるいは/及び重炭酸
    塩類、(d)水溶性の硫黄の酸素酸塩類、(e)水溶性
    アルカノールアミン類あるいは/及びアンモニア水浴液
    、(f)五酸化ヨウ素と硫酸との混合物、(g)水溶性
    の天然高分子類、(h)アルカリ金属の次亜塩素酸塩及
    びその誘導体から選ばれる少なくとも一種とを必須成分
    として含んでなる水性の消臭剤。
  2. (2)アミド基、イミド基、カルボキシル基、スルホン
    酸基、スルホアルキル基、りん酸基、ホスホン酸基及び
    これらのアルカリ塩及びカチオン性基の少くとも1種を
    含有する、数平均分子量100,000以上の水溶性有
    機ポリマーあるいは/及びその第4級アンモニウム化物
    と、(a)水溶性の炭素数15以下の有機多塩基酸ある
    いは/及びこれらの塩類、(b)水溶性の有機−塩基酸
    及びその塩類、(c)水溶性の炭酸塩類あるいは/及び
    重炭酸塩類、(d)水溶性の硫黄の酸素酸塩類、(e)
    水溶性アルカノールアミン類あるいは/及びアンモニア
    水溶液、(f)五酸化ヨウ素と硫酸との混合物、(g)
    水溶性の天然高分子類、(h)アルカリ金属の次亜塩素
    酸塩及びその誘導体から選ばれる少なくとも一種とを必
    須成分として含んでなる水性の消臭剤を流動又は非流動
    の気体中に噴霧又は散布するか、固体表面又は液体表面
    に噴霧又は散布するか、多孔材料に含浸するか、粉末や
    ゲル状基体に予め混入させておくことによる消臭方法。
JP61153816A 1985-07-23 1986-06-30 水性の消臭剤及び消臭方法 Expired - Lifetime JPH0657239B2 (ja)

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JP16120585 1985-07-23
JP60-161205 1985-07-23

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