JPS62103573A - Rasがコ−ドしているタンパク質の検出用イムノアツセイ - Google Patents

Rasがコ−ドしているタンパク質の検出用イムノアツセイ

Info

Publication number
JPS62103573A
JPS62103573A JP19512186A JP19512186A JPS62103573A JP S62103573 A JPS62103573 A JP S62103573A JP 19512186 A JP19512186 A JP 19512186A JP 19512186 A JP19512186 A JP 19512186A JP S62103573 A JPS62103573 A JP S62103573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibody
ras
polypeptide
oncogene
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19512186A
Other languages
English (en)
Inventor
ジヨウジフ・エム・アルバニーズ
フレデリク・エイチ・レイノルズ
ジヨン・アール・ステイーヴンソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSI Pharmaceuticals LLC
Original Assignee
Oncogene Science Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oncogene Science Inc filed Critical Oncogene Science Inc
Publication of JPS62103573A publication Critical patent/JPS62103573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本願の優先権出願は1985年8月21日出願の米国特
許出願第767862号の一部継続出願であって、その
内容を参考資料とする。
本願中には種々の刊行物分括弧内にアラビア数字で示し
た。これらの刊行物の完全な文献名は本文の末尾に示し
た。これらの刊行物の開示内容は、本発明の技術分野の
状態をより十分に説明するための参考資料とする。
1弧Δi」 ある種のRN^腫瘍ウィルス及びヒト腫瘍細胞は、各種
のヒト及び動物の癌を誘導する原因と見なされる特定の
タンパク質をコードする腫瘍遺伝子と呼称されるゲノム
配列を含んでいる(6.18>。本発明は、腫瘍遺伝子
でコードされた一般には細胞内のタンパク質を血清のよ
うな生物体液(流体)内で検出できること、及びこのよ
うな検出を使用して新生(腫瘍)状態(neoplas
tic conditions)を診断又は監視できる
という発見に基づいている。
ウィルス性又は化学的に形質転換された細胞から単離さ
れたDNAは、正常な細胞系(cell 1ine)を
トランスフェクションにより形質転換する能力がある。
形質転換性DNAは、膀胱癌、肺癌、結腸癌、々の形質
転換性DNA配列は形質転換された細胞及びし1〜ロウ
イルス双方のDNA中で同定されており、これらの配列
を腫瘍遺伝子(oneogene)と呼称する(16)
。INΔ腫瘍ウィルスに由来する腫瘍遺伝子[INA配
列は、正常な非感染細胞からのDNA配列に対して大き
な相同性を示す(4)。ウィルス及び細胞中に見出ださ
れるこれらの相同配列は、夫々ウィルス性腫瘍遺伝子(
y−onc)及び細胞性腫瘍遺伝子(c−onc )と
呼称されている。c−one遺伝子は全個体のON品い
に普遍的に存在しており、v−one遺伝子の進化上の
祖先であると考えられる。RN^腫瘍ウィルスはレトロ
ウィルスと宿主ゲノムとの間の組換により腫瘍遺伝子を
獲得した(形質導入)ものと考えられている(26)。
細胞性腫瘍遺伝子は、進化の間に保存された正常遺伝子
であって、細胞中で正常な機能的役割を果たすものと考
えられている<2)。細胞性腫瘍遺伝子は「非癌誘導状
態」では原腫瘍遺伝子(prot。
−oncogene)と呼称される。原腫瘍遺伝子は、
何らかの方法で活性化されるまで腫瘍原作又は腫瘍形成
性をもたない。多数の異なる遺伝メカニズムは正常細胞
遺伝子に体細胞突然変異を生じさせ、腫瘍細胞中に見出
だされる活性化された腫瘍遺伝壬子増幅を含み、これら
は化学的又は物理的島形成手段により又は宿主DNA中
の原腫瘍遺伝子配列に隣接するウィルス性ゲノムの組込
により誘導され得る(15)。
約20種類の腫瘍遺伝子が知られており(3,32)、
いくつかは特定の形態の癌と関連することが示されてい
る。腫瘍遺伝子は、成長因子、成長因子膜受容体、GT
P結合結合タンパクジ特定のタンパク買キナーゼのよう
なタンパク質をコードする正常細胞遺伝子に対して配列
相同性を示す。
各種の腫瘍遺伝子を特定の癌形態に相関させるために種
々の研究が為されている。15種類の異なる腫瘍遺伝子
の発現は、ウィルスプローブによるDNA/RNへハイ
ブリダイゼーションにより20種類の異なる腫瘍型と関
連付けられている(25)、腫瘍遺伝子(c−onc)
のc−myc+c−4os、c−1トras及びC−に
−raSはいずれも試験された全ll!!瘍yA繊中で
発現されたが、他の腫瘍遺伝子は特定の腫瘍型と相関す
るように思われた。ヒト腫瘍遺伝子の研究で最も重要で
あると認められた腫瘍遺伝子族はrasllI瘍遺伝子
である。r a s 3i!l伝子族は、It−ras
、 K−ras及びN−rasの3種類の構造的に類似
の員から構成される。
まず]1−及びに−ras形質転換性遺伝子は、ネズミ
の肉腫ウィルス(MuSV)のII a r v e 
y及びKirsten株から単離された。続いて特定の
ヒト腫瘍細胞糸種から(ハイブリダイゼーションにより
)1ト及びに−ras腫瘍遺伝子が直接単疏され、クロ
ーン化されたIト及びに−rasJ(天子はl・ランス
フエクションGこよりマウス旧II 373培養細胞を
形質転換することが発見された(8)。1ト及びN−r
as遺伝子は4個のエキンンから構成されており、 K
−rasは別の第11のエキソンを有する(24)。第
3までの31[!IIのエキソンは第4のエキソンより
もより高度に保存され、この第4のエキンンと共に18
9(因のアミノ酸を古むp21で表される210001
’ル)−ンの夕〉・バク質をコードする。p21は、グ
アニンヌクレオチド結合タンパク質と構造的及び免疫的
に関連することか示されている(10.17)。
p21タンパク質は、培養細胞のras遺伝子形質転換
の直接的な原因となることが遺伝子及び生物学的な実験
により立証されている。ヒト膀胱癌細胞系(T24)か
ら単離されたH−ras腫瘍遺伝子は、アミノ酸配列中
の12位のグリシンをバリンに置換した単塩基置換(C
からT)により正常なH−ras遺伝子と異なることが
示された最初の腫瘍遺伝子であった(27)。形成され
た突然変異タンパク質は形質転換の誘導に強い影響をも
っていた(28)。その後の研究の結果、12位及び6
1位のアミノ酸の変化に対応する突然変異は活性化即ち
形質転換性ras腫瘍遺伝子をもたらすことがわがった
り29)。これらのアミノ酸置換は、GTPase活性
の小さいrasにコードされたタンパク質を産生ずる(
22)、活性化又は構造的に変容されたras腫瘍遺伝
子タンパク質は、ヒ1〜の肺及び結腸癌中に見出だされ
ている(9)。
ヒト癌中のras遺伝子に関連する実例のほとんどは核
酸ハイブリダイゼーションの研究に由来するが、最近の
いくつかの研究ではヒト腫瘍中におけるras p21
タンパク質の発現が立証されている。
t! a n d他は、ras p21タンパク質に対
するモノクローナル抗体を使用する免疫ペルオキシダー
ゼ染色により、このタンパク質が乳管癌及び結腸腺癌中
で発現されることを発見した(13)。同様にGal 
l ick他は、免疫プロット法とペルオキシダーゼ染
色とを使用すると新しい初期の転位性ヒ)・結腸直腸腫
瘍中にrasがコードしているp21が発現り、たと報
告している(12)。この研究は、初期段階の結腸腫瘍
におけるρ21の発現と、後期段階の腫瘍におけるより
可変性の発現とを示しており、腫瘍の進行が他の腫瘍遺
伝子及び恐らく突然変異したras p21を補充する
ような成長因子を活性化させ得るという事実を示唆して
いる。
活性化ras遺伝子及び他の腫瘍遺伝子と腫瘍形成との
関連を示すために現在使用されている技術として、腫瘍
遺伝子単離とバイオアッセイ、ノーザンブロットーハイ
プリダイゼーション及び組織病理学が挙げられる。ra
s p21タンパク質は細胞膜の内面に見出だされてお
り、従って細胞内タンパク質であるが、悪性過程では顕
著な組m破壊が生じるのでras p21タンパク質は
癌患者の血清中に流れ出すと推論されている。ここに記
載する研究は、正常なヒト血清中よりも著しく高い頻度
で癌患者種の血清中にrasかコードしている(以下、
rasコード化という)p21タンパク質を検出するた
めにモノクローナル抗体を使用する高域度血清使用型イ
ムノアッセイに関するものである。このアッセイは尿の
ような他の体液に拡張し、新生状態の存在に関連する全
種ffI遺伝子を包含する可能性がある。
4匪へ」法 本発明は、活性化された腫瘍遺伝子の存在に関連する新
生状態を被験者(動物を片む。以下同じ)中で診断する
ための方法に係り、該方法は、活性化腫瘍遺伝子により
コードされ一般に細胞内に発生するポリペプチドの少な
くとも一部の存在を被験者からの生物体液(流体)の試
料中に検出する段階を含んでいる。該検出段階は、マト
リックス−第1の抗体−ポリペプチド複合体を形成する
べく、試料をポリペプチドに対して特異的な第1のマト
リックスに結合した抗体と好適な条件下で接触させる段
階と、マトリックスー第1の抗体−ポリペプチド−第2
の抗体から成る第2の複合体を形成するべく、検出可能
なマーカーで標識された第2の抗体と形成された前記複
合体を接触させる段階と、i&後に腫瘍遺伝子コード化
(腫瘍遺伝子がコードしている)ポリペプチドの存在を
検出するべく、こうして形成された第2の複合体を検出
する段階とを含み得る。
前記検出段1智は更に、抗体−ボリベブチド複合体を形
成するべく、試fE+をポリペプチドの部分に対して特
異的な抗体と適当な条件下で接触させる段階と、試料中
における腫fFf遺伝子コード化ポリペプチドの存在を
検出するべく、試料からこうして形成された複合体を検
出する段階とを含み得る。
検出段階は更に、マトリックス−抗体−コントロール用
ポリペプチド複合体を形成するべく、検出可能なコント
ロール用ポリペプチドを腫瘍遺伝子コード化ポリペプチ
ドの存在下でボIJペプチドの部分に対して特異的なマ
トリックス結合抗体分子と接触さる段階と、こうして形
成された複合体の個数を定量する段階と、こうして定量
された個数と腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの不在下
で形成された複合体の個数とを比較し、形成された複合
体の個数の減少により試料中の腫瘍遺伝子コード化ポリ
ペプチドの存在を確認する段階とを含み得る。
本発明はまた、活性化された腫瘍遺伝子の存在に関連す
る新生状態を被験者中で診断するための方法に係り、該
方法は、検出可能な第1の抗体−ポリペプチド−第2の
抗体複合体を形成するべく、検出すべきポリペプチドの
部分上のエピI・−プに対して特異的な第1の抗体と、
検出すべきポリペプチドの部分上の別のエピトープに対
して特異的な第2の抗体とに試料を適当な条件下で接触
させる段階を含んでいる。
本発明はまた、活性化された腫瘍遺伝子の存在に関連す
る新生状態を被験者中で診断するための方法に係り、該
方法は、被験者からの生物体液の試料中で腫瘍遺伝子−
コード化ポリペプチドの量を定量する段階と、こうして
定量されたポリペプチドの足を正常被験者からの試料中
の量と比1¥1し、著しい量の差の存在により新生状態
の存在を確認する段階とを含んでいる。
本発明はまた、被験者中の新生状態の経過を監視するた
めの方法に係り、該方法は、被験者からの生物体液の第
1の試料中で腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの存在を
定量する段階と、こうして定量された量を別の時点で被
験者から採取された第2の試料中に存在している量と比
較しし、定量された量の差から新生状態の経過を確認す
る段階とを含んでいる。
本発明はまた、新生状態の被験者からの生物体液の試料
中で1個以上の腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの量を
定量し、特定量又は相対量の存在により特定の腫瘍の型
を確認することから成る腫瘍の分類方法に係る。
本発明はまた、新生状!ぶの被験者からの生物体液の試
「■中で1個以上の腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの
存在を検出し、これらポリペプチドの特定の組み合わせ
の有無により特定の腫瘍の型を確認することから成る腫
瘍の分類方法に係る。
本発明はまた、活性化された腫瘍遺伝子の検出方法に係
り、該方法は、活性化腫瘍遺伝子によりコードされ細胞
内に発生するポリペプチドの少なくとも一部を生才勿体
消の試料中に検出する段階を含んでいる。
本発明はまた、新生状態の治療用として推定される治療
薬の審査方法に係り、該方法は、新生状態の被験者から
の第1の試料中で当該状態に関連する腫瘍遺伝子コード
化ポリペプチドの量を定量する段階と、治療後の被験者
をもたらすべく当該治療薬を当該状態に関連する新生細
胞と接触させるように治療量の当該治療薬を被験者に投
与する段階と、適当な期間後、治療後の被験者からの試
料中におけるポリペプチドの量を定量する段階と、第1
の試料中で定量されたポリペプチドの量を治療後の被験
者からの試料中で定量された量と比較し、顕著な差によ
り当該治療薬の効果を確認する段階とを含んている。
共有結合したシー1f−ras(Ab−2)抗体を含有
する捕捉71〜リツクスをA I −]、 4[胞由来
の細胞抽出物と共に図示したいろいろな時間37℃でイ
ンキュベートした。それぞれの時間だけ経過した後、マ
トリックスと共にリポータ−抗体125I−標識v−H
−ras(^b−1)を15時間4℃でインキュベート
した。共有結合したcytokeratin(^b−1
)を含有する捕捉マトリックスをコントロールの捕捉マ
トリックスとして使用した。コントロールで得られた値
(CPM)をサンプルの値から差し引いてデルタ(Δ)
曲線を得た。
抗原捕捉法の条件は「材料と手法」の項に詳細に記載す
る。
第2図−raS 21′ ・ −試  の  準  線
この試験はストレプトアビジンアガロース、ビオチニル
化捕捉抗体、+′I標識リポーター抗体、および健康人
の血清0.1mに希釈したras p21抗原を用い、
「材料と手法」の項に記載されるようにして行って標準
曲線を作った。同様にして内部コントロール〈標準)を
調製し、検定した後、−70℃で保存した。この内部コ
ントロールが含有する亘p21抗原は八が23.75単
位、BがG、25単位、Cが1.25単位であった。
2Inl中に含む総タンパクが4■の^1−1細胞抽出
物を^C^54 Ultragel(LK口)のカラム
にかけ、10mMTris−酢酸(pH7,5)、1m
M sgcl□、10mM NaC1,0,1mMED
T^ナトリウム、1.On+M DTTおよび0.05
%オクチルグルコシド<Sigma、 SL、 Lou
is No、 0−8000)を含有する緩衝液でカラ
ムを展開しな。4℃で両分(4d)を集め、抗原捕捉と
Westernブロッティングによって検定した。内部
分子量標準は別々にクロマトグラフィにかけた。その溶
出位置を図示した。
280nmでの吸収を実線で、抗原捕捉125ICPM
の値は点で示した。
第4図−戸  のras21    イズ総タンパクが
4111gの肺癌抽出物は第3図の説明中に記載したよ
うにして分析した。
第5図−コントロール血゛ のraS211nters
tate Blood BankとChemical 
Conceptsから入手した見掛は上正常なヒト由来
の血清のサンプル(0,1ffiiりを、「材料と手法
」の項に記載されているようにストレプトアビジン−ア
ガロースを用いてビオチニル化捕捉抗体、ras p2
1および結合125Iリポータ−抗体の複合体を沈降せ
しめる溶液−相1九原補捉試験で2度(in dupl
icate)検定した。
2度の測定の平均をグラフ中の丸で示し、各群の平均値
は実線で示した。
第6図=r7、血2のraS21「。
National Cancer In5titute
または別の腫瘍学者から入手した癌患者血清(0,1d
)を第5図の説明に記載したようにして2度テストした
。破線はInterstate Blood Bank
のサンプルの平均を示す。
第7図−ヒト血゛からのraS21の口「材料と手法」
の項に記載しであるようにして、抗体アフィニティクロ
マトグラフィーによってヒト血清40mからras反応
性を単離した0反応性はすることによってさらに分析し
た。
日 の: 4 f 手 日 本発明は、活性化腫瘍遺伝子の存在に関連する新生状態
を被験者中で診断するための方法に係る。
該方法は、活性化腫瘍遺伝子に関連するポリペプチドの
少なくとも一部の存在を例えば動物又はヒトのような被
験者からの生物体液の試料中に検出する段階を含んでい
る。活性化腫瘍遺伝子は、C−トras、 c−に−r
as+c−N−ras+c−myc、 c−N−myc
+c−L−myc−c−R−my3 c−abl、c−
「os又はポリペプチドp53をコードする腫瘍遺伝子
であり得るが、他の活性化腫瘍遺伝子でもよい、腫瘍遺
伝子によりコードされたポリペブチ1はc−1t−ra
s、 c−に’−ras又はc−N−rasのp21で
あり得、あるいはc−IIlyc(p62.p65)、
c−N−myc(p64.p66)、phl/c−ab
l(p210)、c−L−myc、c−R−myc、 
c−fos(p55)又はp53によりコードされたポ
リペプチドでもよく、あるいは活性化腫瘍遺伝子により
コードされた他の任意のポリペプチドでもよい。更にポ
リペプチドは、腫瘍遺伝子により一部をコードされ且つ
被験者の染色体DNAにより一部をコードされたポリペ
プチド融合体でもよい。
ポリペプチドは一般に細胞膜の内面又は核と結び付いて
いると見なされ得るが、内在膜タンパク質でもよい。好
適な具体例において生物体液は血清であるが、他の体液
、例えば尿、脳脊髄液、羊膜液、痰、肺洗浄液、腹水液
、唾液、任意の粘液型体分泌物、血液又は血漿を使用し
てもよい。
試料中における腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの存在
を検出するためには、各種の方法が使用され得る。好適
具体例では、マトリックス−抗体−ポリペブー1−ド複
合体を形成するべく、好適な条件下で試料をポリペプチ
ドに対して特異性のマトリックス結合抗体と接触させる
。次にマトリックス−第1の抗体−ポリペプチド−第2
の抗体から構成される第2の複合体を形成するべく、前
記複合体を検出可能なマーカーで標識された第2の抗体
分子と接触させ、腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの存
在を検出するべくこうして形成された第2の複合体を検
出する。使用したモノクローナル抗体は、Itockv
ille、 Maryland、米国20852に所在
のAmeri−can Type Cu1ture C
o11ectionから完全に入手可能なハイブリドー
マ細胞系により産生じた。マトリックス結合抗体は、ハ
イブリドーマY13−259(^TCCNo、 CRL
1742)により産生されるv−1f−ras(Δb−
1)であり得、第2の抗体はハイブリドーマY13−2
38(^TCCNo、 CRL1741)により産生さ
れるv−tl−ras(Ab−2)であり得る。−具体
例において第1の抗体は、例えばAffi4el(登録
商標)10(Bio−Rad、 Richmond、 
C^)のようなアガロースマトリックスに結合したモノ
クローナル抗体であるが、第1の抗体はポリクローナル
抗体又は選択された抗体の組み合わせ(「カクテル」)
の一つでもよく。
また5epharose(登録商標、Pharmaci
a、Piscataway。
LJ、)マトリックス、管、ビーズ又は多数の支持体マ
トリックスのいずれかに結合してもよい、好適な具体例
において第2の抗体はモノクローナル抗体であるが、ポ
リクローナル抗体でもよく、結合した検出可能なマーカ
ーは、12512.あるいはコハルl〜のような他の放
射性ラベル種、あるいは比色定量、蛍光定量又は発光定
量マーカ一種のいずれかであり、あるいは酵素反応生成
物でもよい。
別の具体例において腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの
検出は、試料をポリペプチド部分に対して特異的な抗体
と好適な条件下で接触させ、こうして抗体−ポリペプチ
ド複合体を形成することにより実施する0次にこうして
形成された複合体を検出する。この好適具体例において
抗体はモノクローナル抗体であり、このような抗体は腫
瘍遺伝子コード化ポリペプチドとの接触時に検出可能な
免疫沈降物を形成する。もっとも、抗体はモノクローナ
ル、ポリクローナル又は選択された抗体の組み合わせの
いずれかでもよい。抗体は125■のような検出可能な
マーカーで標識してもよいが、マーカーは放射性マーカ
一種の任意の一員でもよく、あるいは比色定量、蛍光定
量又は発光定量マーカーでもよく、あるいは酵素反応の
生成物でもよい。
抗体は、Rockville、 Marylancl、
米国20852に所在の^merican Type 
Cu1ture Co11ectionから完全に入手
可能なハイブリドーマ細胞系Y13−259(^TCC
No、 CRL]、742)により産生されたv−H−
ras(八b−1)であり得る。
更に別の具体例においてポリペプチドの検出は、腫瘍遺
伝子コード化ポリペプチドの存在下で検出可能なコント
ロール用ポリペプチドをポリペプチドの部分に対して特
異的な抗体と接触させ、こうして抗体−コントロール用
ポリペプチドから成る複合体を形成することにより実施
される。こうして形成された複合体の個数を平均的な当
業者に既知の方法により定量する。こうして定量された
個数を腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの不在下で形成
された複合体の個数と比較し、形成された複合体の個数
の減少により試料中における腫瘍遺伝子コード化ポリペ
プチドの存在が確認される。抗体分子はモノクローナル
、ポリクローナル又は選択された抗体の組み合わせであ
り得、アガロース、セファロース(登録商標)、管もし
くはビーズの一部のようなマトリックスに結合させても
よい、コントロール用ポリペプチドは、例えば+251
のような放射性ラベル又は好適な放射性ラベル種のいず
れかで標識してもよく、あるいは比色定量、蛍光定量又
は発光定量マーカーでもよく、あるいは酵素反応生成物
で標識してもよい、抗体は、Rock−ville、 
Maryland、米国20852に所在の^meri
canType Cu1ture Co11ectio
nがら完全に入手可能なハイブリドーマ細胞系Y13−
259(ATCCNo、 CRL1742)により産生
されたv−If−ras(^b−1)であり得る。
本発明はまた、活性化腫瘍遺伝子の存在に関連する新生
状態を被験者中で診断するための方法に係り、該方法は
、検出可能な第1の抗体−ポリペプチド−第2の抗体か
ら成る複合体を形成するべく、検出すべきポリペプチド
の部分上のエピトープに対して特異的な第1の抗体と、
検出すべきポリペプチドの部分上の別のエピトープに対
して特異的な第2の抗体とに試料を好適な条件下で接触
させる段階を含んでいる。各抗体はモノクローナル又は
ポリクローナル抗体であり得る。検出は、酵素反応、化
学反応、吸収光の波長シフト又は発光により実施され得
る。使用した抗体は、Rock−ville、 Mar
yland、米国20852に所在の^merican
Type Cu1ture Co11ectionから
完全に入手可能なハイブリドーマ細胞系から産生じた。
第1の抗体はハイブリドーマY13−259(ATCC
No、 CRL1742)により産生されたv−H−r
as(^b−1)であり得、第2の抗体はY13−23
8(ATCC”No、 CRL1741)により産生さ
れたv−tl−ras(八b−2)であり得る。
本発明は更に、活性化腫瘍遺伝子の存在に関連する新生
状態を被験者中で診断するための方法に係る。該方法は
、当業者に既知の方法を使用して被験者からの生物体液
の試料中における腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの量
を定量することから成る。こうして定量された量を正常
な被験者、例えば腫瘍をもたない被験者からの試料中の
量と比較し、著しい量の差の存在により新生状態の存在
が確認される。
本発明は更に、被験者における新生状態の経過を監視す
るための方法に係る。該方法は、当業者に既知の方法に
より被験者からの生物体液の第1の試料中で腫瘍遺伝子
コード化ポリペプチドの存在を定量することから成る。
こうして定量された量を、別の時点、即ち腫瘍の成長又
は退行に十分な時間を経過した時点で被験者から採取さ
れた第2の試料中に存在している量と比較する。定量さ
れた量の差により、例えば成長又は退行のような新生状
態の経過が確認される。
新生状態は、肺癌、膀胱癌、乳癌、子宮癌、前立服癌、
結腸癌、肺服癌、神経芽腫、黒色腫、横紋筋芽細胞腫、
リンパ腫及び白血病を包含するが、これに限定されるも
のではない。
本発明は、更に腫瘍の分類方法に係る。該方法は、例え
ばc−N−ras p21又はp53のような1種以上
の腫瘍遺伝子コード化ポリペプチドの存在を新生状態の
被験者からの生物体液の試料中で検出することから成る
。特定の組み合わせの有無により特定の腫瘍型が確認さ
れる。
本発明は更に、例えばc−N−ras p21又はp5
3のような1種以上の腫瘍遺伝子コード化ポリペプチド
の量を新生状態の被験者からの生物体液の試料中で定量
することから成る腫瘍の分類方法にも係る。
特異量又は相対量のポリペプチドの存在、例えばp53
の量の著しい増加により特定の腫瘍の型が確認される。
本発明は更に、活性化腫瘍遺伝子によりコードされ細胞
内に発生するポリペプチドの少なくとも一部を生物体液
の試料中で検出することから成る活性化腫瘍遺伝子の検
出方法にも係る。
最後に本発明は、新生状態の治療用として推定される治
療薬を審査するための方法に係る。該方法は、当該状態
に関連する例えばc−に−ras p21のような腫瘍
遺伝子コード化ポリペプチドの量を新生状態の被験者か
らの第1の試料中で定量する段階を含んでいる0次に、
治療後の被験者をもたらすべく、治療薬を当該状態に関
連する新生細胞と接触させるように治療量の治療薬を被
験者に投与する。好適な期間後、例えば腫瘍の著しい成
長又は退行に十分な期間を経て治療後の被験者がらの試
料中におけるポリペプチドの量を定量する。最後に、第
1の試料中で定量されたポリペプチド量を、治療後の被
験者からの試料中で定量された量と比較し、2種類の試
料からのポリペプチドの量の著しい差により当該治療薬
の効果、即ち該治療薬が腫瘍の退行に関連しているが否
がか確認される。
1、MAJIELiL 10%の胎児子ウシ血清(M^Bioproducts
、 Walk−ersville、 MD)を補充した
IH’MI 1640中にハイブリドーマ系を、保持し
た。大量のイムノグロブリンを得るために、予めブリス
タン(^1drich)を注入した蓄歯動物に細胞を注
射し、5〜10日後に腹水液を採取しな。5%の胎児子
ウシ血清を加えた高グルコース型Dulbecco変形
Eagle培地(MEN)にヒト腫瘍細胞系を慣例通り
に保持し、I−ランスフェクトされたN−1K−又はH
−ras NIH(3T3)CI2.2細胞系に5%の
コロラド子ウシ血清(Colorado Serum 
Co、)を補充した。変形Ea、rle塩(Gibco
、 #320−1385>を含より、I・ランスフェク
トした細胞系をrasタンパク買精製用として大規模に
拡張することができた。
第1表は、ハイブリドーマ細胞系とそのイムノグロブリ
ン特異性のリスl−である。使用したモノクローナル抗
体は、Rockville、Maryland、米国2
0852に所在の八merican Type Cu1
ture Co11ectionから完全に入手可能な
ハイブリドーマ細胞系により産生じた。使用した抗体は
、ハイブリドーマY13−259(ΔTCCNo、CR
L1742)により産生したv−11−ras(^b−
1)、及びハイブリドーマY13−238(八TCCN
o、 CRL1741)により産生したvll−ras
(Δb−2)である。第2表は、腫瘍遺伝子タンパク質
発現を検出するために使用したヒト腫瘍細胞系を示して
おり、第3表は、rasで1ヘランスフエクトした細胞
系、腫瘍遺伝子で形質転換した細胞系、ウィルスで形質
転換した細胞系及びコントロール用補胞系のリストであ
る。
表1:公イーブ2尤氏:゛り鴫胞糸−ζえの逸及グqズ
旦ン特異作免疫り′ロフ′lル C3JフμAk41   ユイフ′リド′−71u  
      iλWIV−トras   Y13−25
9   ラット  向汎性   Furth et a
t(1982)(^b−1)            
                         
 J、Virol  43:  294゜v−If−r
as      Y13−238     ラット  
   Illよυ”K       Furth  e
t  al(1982)(Δb−2)        
     ras p21   J、Virol 43
: 2294゜v(es        F113  
      ラ訃     v−fes       
 Veronese  et  al(1982)(^
b−1)                     
     タンハリ       J、Virol  
43:  896゜v4ms        3M3 
         テ、y)      v(ms  
      八nderson  et  孕↓(19
82)く^b−1)                
         タンバり       J、Vir
ol  44:  696゜v−fmssM5    
     チット     v(n+s       
 Δnderson  et  at(Δb−2)  
                       タン
バり       J、Virol  44:  69
6゜p53          PAb421.   
   vウス     p53         11
arlou+  et  al(1981)(Ab−1
)             腫瘍抗原  J、Vir
ol 39: 861゜cytokeraLin  C
K−4vウス   cytokeraLin−Debu
s  eL  al(1982)(Δb−1)    
                    18   
         EM[10Journal  12
.]、g41表2:tl−”。
A431      陰門扁平上皮癌 ^375      黒色腫(皮下転移)A549  
    肺腺層 A204      横絞筋肉腫 A673      $JI紋筋肉腫 T−24膀胱癌 HeLa      子宮癌 に562      赤白血病 表3:トランスフェクトされた細1系、形質板 された
綱n系+10−8           イヌ細胞中の
v−11−rasミンクCCI 64      コン
トロールミンクGA Fe5Vミンク      v−
fesNlll 3T3 C12,2)ランスフェクシ
ョンに使用したコントロールマウス細胞系 A11          12番目にバリンをコード
しているT−24II−ras遺伝子でトランスフエフ
1〜+1L−60−261番目にロイシンをコードして
いる11L−60,N−ras遺伝子でトランスフェク
ト0S−8−20−6−212番目にシスチンをコード
しているCa1ul、 K−ras遺伝子でトランスフ
ェクト(以下余白) ■、     の; 1 30ストロークの遊嵌式乳棒を備えるドウーンスホモジ
ェナイザー内で^1−1、HD−8及びに562細胞を
***させることにより細胞抽出物を調製した。1%のT
riton(登録商標)X−100(PBS−Trit
on、 Rohm &tlaas、 Ph1ladel
phia、 Ph)を含有するリン酸緩衝溶液(PBS
; 10n+Mリン酸ナトリウム、pH7,2,0,9
%塩化ナトリウム)の存在下で、付着細胞、)ID−8
及び旧H3T3 C12,2を150ml11の組織培
養皿(Falcon)からゴムポリスマンで掻落とした
。lA胞油抽出物1500ORPM(Sorval l
 (登録商標)RC−58,5S−340−タIvan
 5orvall、 Inc、、 Noru+alk、
 CT)で10分間遠心分離し、細胞残渣を除去した。
細胞抽出物をPBSで希釈し、Lowry他(21)の
方法によりタンパク質濃度を測定した。
濃度が低すぎる場合には凍結乾燥及び復元により、濃度
が高すぎる場合にはPBS−TriLon(登録商標)
を加えることにより全細胞抽出物を7.0〜/dの濃度
に標準化した。これらの細胞抽出物を抗原捕獲手続き(
抗原捕捉法)でras p21タンパク買のソースとし
て使用した。
1[,35Sメ  ニンによる  の : ;5%の透
析した子ウシ血清(Cibco)を補充したDulbe
ccoの培地(メチオニンを含まない)中で付着性細胞
単層を37℃で1時間インキュベートしな。
培地を除去し、0.2+aCi/afの3ssメチオニ
ン(met)(1075Ci/mmol ;^T@er
sham Corp、)を含有する新しい培地を細胞に
補充し、従来技術(3o)に従って37℃で2時間以上
インキュベートした。細胞をリン酸t−is溶液(PB
S; 10mMリン酸ナトリウム、pH7,20,0,
9%塩化ナトリウム)で37℃で2度洗浄した。1%ノ
Triton(登録商標)X−100,0,5%のデオ
キシコール酸ナトリウム及び0.1%のドデシル硫酸ナ
トリウムを含有するPBS(PI3S TDS)中で細
胞単層を***させた。70Tiロータを備えるBeck
man(登録商標)遠心l1(La−808,Beck
man Instruments、 Inc、。
Fullerton、 CA)中で3000ORPMで
遠心分離すること逅 により細胞抽出物を清澄化した。
物の血清#からイムノグロブリンを精製した。血清又は
腹水液は4℃で30分間15000RPMで遠心分離(
SS−340−夕を備える5orvall(登録商標)
RC−5B型遠心機)シ、ハイブリドーマ細胞系からの
培地は4°Cで30分間3000RP阿で遠心分離(H
−6000八ロータを備える5orva I l (登
録商標)RC−38型遠心機)した、容量−を記録し、
20mM  Tris−HCI pH7,8及び50%
の飽和硫酸アンモニウム<385g/j、Schwar
z/Mann−酵素板)の最終濃度に溶液を調整した。
溶液を4°Cで3時間攪拌し、血清又は腹水液は150
00RPMで30分間(RC−5B>、細胞培地は30
00RPMで1時間<Ic−3B)遠心分離した。
イムノグロブリンを含有する沈降物を、0.02%のア
ジ化ナトリウムを含有するPBS中に溶解し、15時間
の間にPDSを3回交換して透析し、PBSで平衡化さ
れたCト^fri−Gel(登録商標)ブルー(Bio
−Rad。
Richmond、 CA)の樹脂を収容するカラム(
1,6×20cm、Pharmac ia)に加えた。
C型の収集ラックを備える5uperRac(LKf1
2211. LKB、 Roekvill、 MD)を
使用し、lInlZ分の流量でlld!のフラクション
を収集した。
2.0八UFSの吸収幅に設定された波長280nmの
Uvi−eord(登録商標)S型(LKB 2138
)スベクトロフォ1〜メータによりフラクションを監視
し、単ヂA・ネルチャート記録器(LKB 2210)
により記録した。5OS−ポリアクリルアミドゲル電気
泳動(SDS−PAGE)により分析した処、未結合の
流出フラクション中にイムノグロブリンが認められた。
ピークフラクショ望」 ンをプールし、最終濃度50%飽和硫酸アンモニウムの
存在下で4℃で3時間攪拌することによりイムノグロブ
リンを沈降させた。溶液を4℃で30分間15000R
PMで遠心分離(Sorva l l (登録商標)R
C−58゜5S−340−タ)した、沈降物を最小容量
のPBS中に溶解し、5pectrapor(登録商標
)2型透析管(Spect−rum  Medical
  Industries、  Inc、、  Los
  AnHeles。
CA)内で’ DEAE−緩I液Δ(0,02M Tr
is−11CI、pH8,5,002%アジ化すl〜リ
ウム含有)を3回交換して4℃で15時間透析した。部
分的に精製されたイムノグロブリンをHP L Cクロ
マトグラフィにかける以前に0.45mmのMille
x(登録商標)フィルタ(旧111poreCorp、
、 Bedford、 N^)で−過した。14mの試
料ループ(UM 6に試料インジェクタ、Waters
)によりTSKDEAEカラム(150xO,5mm 
Bio Rad cat 155−0104)上に試料
を注入した。Waters社の自動式勾配コン1ヘロー
ラ(680型)及びポンプシステム(510型)を使用
し、280 n mに設定された可変波長検出器(Wa
tersLambda−Max、 481型)及び伝導
率モニタ(Bio−Rad#1670440型)により
カラム溶離を監視した。0.02MTris−11cI
 p)18.5をM衝液Δ、0.3M NaCl  p
H7,oを含有する0、02M Tris−11CIを
緩衝液Bとして使用する勾配法で試料を溶離した。5O
S−PAGEによりビークフラクションの純度を分析し
た。
し、予め冷温の蒸留水で洗浄した^ff1−Ge1(登
録商標)10(Bio−Rad>を、1ml1の1fi
−Get(登録商標)10に対してタンパク質7.OW
Igの濃度で精製モノクローナル抗体溶液に加えた。一
般に70■の抗体リガンドを10dの^[1−Gel 
10に加えた。溶液をLab−quake(登録商標)
回転器(Lab Industries #400−1
0゜Lnb Industries、 Berkele
y、CA)上で4°Cで4時間緩慢に攪拌した後、未反
応のエステル基を保護するべく最終濃度が0.1Mとな
るようにエタノールアミン(Eastman Koda
k)を加えた。1時間後、280nmで吸光度ゼロ(O
Dzs。)となることによりゲルから反応剤がなくなっ
たことが判断されるまで250ORPMで10分間遠心
分離することによりゲルマトリックスとPBSで更に洗
浄した。ある実験では、結合用抗体リガンドはv−tl
−ras(^b−1)又はv−)!−ras(八b−2
)のいずれかから構成し、他の実験では両方の抗体をゲ
ルマトリックスに結合した。シトケラチンナル抗体v−
fms(^b−2)を調製し、同一のタンパク質/ゲル
比でAffi−Gel(登録商標)10と結合したコン
トロール用リガンドとした。指定した実験ではコントロ
ール用の非結合^ff1−Ge1(登録商標)10を使
用した。抗体機能が結合手続き後も維持できるようにす
るために、rasタンパク質を含有する細胞抽出物で捕
獲ゲルマトリックスをインキュベートし、結合したタン
パク質を5OS−PAGEによる分析用の試料緩衝液で
溶離した。
LKB研究所により頒布されているプロトコールに従っ
てモノクローナル抗体をビオチニル化した。
0.5dの無水ジメチルホルムアミド(Pierce)
に2.0〜の^at BIOTINを加えることにより
調製した200成の^at BIOTIN溶液を、0.
15HのNaClを含有する10dの0.2H炭酸水素
ナトリウムpH8,8中に10WIgのイムノグロブリ
ンを溶解させた溶液に加えた。室温で15分間反応を進
行させ、o、tIli!の1.OM塩化アンモニウムp
H6,0を加えて反応を終了させた。ビオチニル化した
抗体をPBSで透析して他の塩を除去し、1.0−のア
リコートを一20℃で保存した。
ビオチニル化後に抗体の生物活性が維持されるようにす
るために、腫瘍遺伝子コード化タンパク質を含有する”
Smetで標識した細胞抽出物の免疫沈降により抗体を
試験した。例えばビオチニル化後のras p21タン
パク質を免疫沈降させるためにV−H−ras(^b−
1)を使用した。 ras p21タンパク質を含有す
る減少量の細胞抽出物とv−トras(^b−1)(Q
、5IIg)とを反応させ、0.05dのストレパビジ
ンーアガロース懸濁液で0.241ng/dで免疫沈降
させた。
■、虻、   、きで・ される  イムノn予めクロ
ロホルム中に10〜/dの濃度で溶解し、凍結乾燥して
凍結状層に維持した20ρの1100O−GE〈登録商
標、Pierce Chemical、Rockfor
d、l1linois)のアリコートを室温まで暖めた
。 l0DOGEM(登録商標)を収容している管に、
0.025dのBufferI[(0,4Tris−1
1cI、0.4mM EDT^、p117.4)、1.
0aq10.1戒の濃度のモノクローナル抗体及び1.
0mC1のNa1251(^mersham(登録商標
)# IMS、40^m e r s It a vs
International、 BuckiBhams
hire、英国)を順次加えた。緩慢に震盪しながら1
分間ヨウ素化反応を進行させ、10n+M Tris−
HCI、10mM NaCl、pH7,8で平衡化した
G−255ephadex(登録商標>PDIOカラム
(Pharmacia、 Piscataway、 N
、J、)を使用して混合物をゲルー過クロマトグラフィ
にかけ、未反応の遊離している+251を除去した。0
.5dのフラクションを収集し、試料をプールする以前
に10%のトリクロロ酢酸(TC^)で沈降可能なカウ
ントを測定した。
コsSメチオニンで標識した細胞抽出物を最終容1iI
n1につき20/11の胎児子ウシ血清と混合し、卓上
冷却遠心機(Ileckman (登録商標)TJ−6
,BeckmanInstruments、Inc、、
 Fullcrton、 C^)中で300ORPMで
15分間遠心分離した。ldの細胞抽出物を、1■のモ
ノクローナル抗体及び0.175111gのプロティン
八を含有する50I11の10%(v/v)プロティン
式アガロース(BRL)懸濁液と4℃で15時間反応さ
せた。ラットモノクローナル抗体を使用して沈降させる
ために、ラットイムノグロブリンを会≠暴唯4Aアガロ
ースと結合させた。免疫複合体をPBSTDS中で3回
洗浄し、11000RPで10分間遠心分離することに
よりこれを収集した。”S MetでFA識した免疫沈
降物を、5〜20%のアクリルアミド5DS−PAGE
を使用する電気泳動により分析し、オートラジオグラフ
ィにかけた。
lX、sDsポリアクリルアミドスーブゲル−泳6.0
M尿素く旧trapure、 BRL)、0.IM T
ris−HCI(Sigma; T−1503)、pl
+6.8.15%グリセロール(Kodak; 114
−9939)、2%ドデシル硫酸ナトリウム(Bio4
ad: #11B−0302)及び5%lβ−メルカブ
トエタ(19)の記載に従って5〜20%のアクリルア
ミド勾配上で電気泳動させた。試料を2分間煮沸後、B
io−Rad 155型縦型電気泳動セル(Bio−R
ad 165−1420>内で幅1.5+mのスラブゲ
ルに加え、ゲル当たり45ボルトの定電圧(Iloef
fer電源、 PS1200DC)下で15時間泳動さ
せた。使用した標準分子量は、ミオシン200000、
β−ガラクトシダーゼ130000、ホスホリラーゼB
92000、ウシ血清アルブミン68000、オボアル
ブミン45000、炭酸脱水素酵素29000、大豆1
〜リプシンインヒビター21000、リゾチーム144
00、シトクロムC12000であった。7.0%の酢
酸及び10%のメタノール中の0.1%のCoomas
sie Blue R−250(Bio−Rad #1
6−0400)でゲルを5分間染色し、Coomass
ieを含まない同一の溶液で染色を除去した。あるゲル
はMerr i l (23)の記載に従って銀法(B
io−Rad銀染色キット、#161−0443)によ
り染色した。Bonner及びLa5key(5)の記
載に従ってEnhance(Neu+ England
、Nuclear)及びXR−2型X線フイルム(Ko
dak)を使用し、放射性標識試料を含んでいるゲルを
オートラジオグラフィにかけた。標識化試料を含むゲル
で使用した分子!標準は、”C(NewEngland
 Nuclear)で予め標識した。
各検定点で、4%のBS^を有する4ばのPBSを収容
する管にアフィニテイ捕獲マトリックスv −II −
r a、5(Ab4/Ab−2A[1−Ge1(登録商
標)10)懸濁液(7)7リコートを加え、30分〜3
時間免疫阻止し、2800RPMで遠心分離によりペレ
ット状とし、その後PBSで1回洗浄した。免疫阻止し
、洗浄した捕獲マトリックスを使用して1108細胞膜
からの抽出物及び癌患者からの血清中のp21をプロー
ブした。アフイニティマトリックスのベレットを収容し
ている容管にlID8細胞膜抽出物又は患者血清のいず
れかを加え、1〜2時間反応させた。マトリックスをペ
レット状にし、0.05%のTu+een (登録商標
)20を含有する4、0dのPBS中で1回洗浄した。
1dのPBS及びビオチニル化v−H−ras(八b−
1)を容管に加え、37℃で1時間インキュベートし、
ベレット状とし、そのt&PBS−0,5%Tu+ee
n (登録商a )20(ICI AmericasI
nc、、 WilmiBton、 DE)中で1回洗浄
した。0,05%のTu+een (登録商標)20を
含有する10.0rnf!のPBS中に2滴の溶液Δ(
VecLasLain(登録商標)、アビジン−ビオチ
ン複合体(ABC)キット、#PK4004、Vect
orLaboratories、 Burlingam
e、 CΔ)と、2滴の溶液Bとを混合することにより
、アビジン−ビオチン−西洋ワサビペルオキシダーゼ複
合体を調製した。30分後にマl〜リックスペレットに
1雁のABC溶液を加え、混合し、37°Cで30〜6
0分間インキュベー)−した。その後マトリックスをペ
レット状とし、4.0mlのP[1S−0,05% T
u+een (登録商標)20で1回洗浄1−な。展開
溶液は次のように?A製した。溶液Iは、100雇のP
[lSに0.06dの30%過酸化水素を加えることに
より調製した。溶液■は、20.0dの水冷メタノール
に60〜の西洋ワサビペルオキシダーゼ展開??I(B
io Rad)と加えることにより調製した。使用直前
に、5部の溶’tl [を1部の溶?l Uと混合し、
1.0mlをマトリックスに加えた。マトリックスは、
ras p21タンパク質を含有する試料中で青色を答
呈した。
Xl、l  モノクロ−ナツト・抗一体−4リポータ−
Wfとして・j用する同IXi刷4[■−1−の抗ra
s p21モノクローナルv−lトras(^b−2)
又はシーH−ras(八b−1)捕獲アフィニティマト
リックス及びコントロール用−とじてシトケラチン(^
b−1)又はv−fms(Ab−2)捕獲マトリックス
を、4.0dのPIISTDSで2回、0.1%のBS
Aを含有する4、0−のPBS(P13S−BSA)で
1回洗浄した。細胞抽出物又はヒト血清で使用した捕獲
マトリックスを丸底(12X75+e+s。
Enkay)又は円錐形ポリプロピレン管(12X 7
5mm 。
Enkay)内で夫々インキュベートした。
各実@(結果)中に示すように細胞抽出物上清の濃度を
変化させながらゲルマトリックスペレットにPBS−B
SAを加えた。混合物を4℃で一晩又は37℃で各種の
時間(経過時間実験)インキュベートし、ras p2
1タンパク質と抗原捕獲マトリックスとの結合を最適化
させた。PBSで2回洗浄後、o、tIdの125■標
識v−H−ras(^b−1)又はv−H−ras(^
b−2)モノクローナル抗体(60000cpm、 1
.0uCi 125r/タンパク質■)を加え、混合物
を37℃で1.5時間インキュベート・した。ゲルマト
リックスをPBSTDSで1回、PBSで2回洗浄し、
γカウンタ(LKB #1274 Riagamma)
で計数した。
0.1%のアジ化ナトリウムを含有する2倍の容量のP
BS中にゲルマトリックスペレツ)・を懸濁させ、TP
CK(Sigma)0.005%、大豆トリプシンイン
ヒビター (Sigma)0.01%、アジ化ナトリウ
ム0.01%、フ・フ化ナトリウム0.01%及びアプ
ロチニン(Sigma)2.75JJ1(0,054T
IU)(19,8TIII/d >(7)最終濃度ノ細
菌成長及びプロテアーゼインヒビター溶液(BGIPl
、。
0.05m)を収容する丸底管(12X 75m+s、
 Enkay)に0.01rn1の前記懸濁液を移した
。1/2dの患者又は正常ヒト血清(NIIS)を容管
に加え、試料を4℃で一晩インキユベートした。ゲルマ
トリックスを3.0dのPBSで2回洗浄し、約o、i
yの容量の液体をゲルマトリックスベレットと共に保存
した。ベレットを0.1mの1251標識モノクロ一ナ
ル抗体[v−H−ras(^b−1)又はv−1トra
s(^b−2)−約60000CPM、1.0uCi+
2577タンパク質I41]と共に37℃で2時間震盪
し、3゜OdのPBSTDSで1回、3.0戒のPBS
で2回洗浄し、最後にγカウンタで計数した。
■、注1柾五盃111隻 本発明の別の具体例として以下に示す改良型溶液相ra
s p21抗原捕獲試験をフォーマット化した。
この試験は患者血清を0.1rd、Lか必要とせず、そ
の他の試験成分は、ストレパビジンーアガロース<13
ethesda Re5earch Laborato
ries、 Rockville。
HD、  CaLalog  No、  5942S八
、  Lab  No、  %52101)、 ビオチ
ニル化捕獲抗体シーH−ras(^b−1)及びリポー
タ−抗体として+251標識v−11−ras(八b−
2)から構成した。抗原捕獲構造を下記に概略的に示す
(以下余白) 最適性能条件を決定した。血清試料(0,1戒)、3■
のビオチニル化捕獲抗体及び1100000cpの12
5(標識リポータ−抗体を結合し、25℃で1時間イン
キュベートし、アガロースと共有結合した16■のスト
レバビジンを加えた。震盪下で25℃で30分間インキ
ュベーション後、Beckman(登録商標)冷却遠心
機(TJ−6型)内で2800rpmで3分間遠心分離
することにより免疫複合体を収集し、未結合のリポータ
−抗体を含む上清を吸引し、3dのPBS9.1%Tr
iton(登録商標)X−100を加えた。遠心分離、
吸引及び洗浄工程を3回繰り返し、結合した1251カ
ウントをLKBγカウンタ(1274型)内でU+定し
た。
XII[、組とメ士久疲左lフィニーイク口マトグラフ
ィras p21に対して特異性を有するモノクローナ
ル抗体を、製造業者により記載されているようにTre
sy l活性化5epharose (登録商標)4B
(Pharmacia。
Lot、 MC01773)に共有結合させた。ras
)J[r液(Tris−11cI 10mM、pH7,
5,111M塩化マグネシウム、1mMジチオチェオト
ール、0.1mM、GTP、0.1%オクチルグリコシ
ド及び0,1%アジ化ナトリウム)中の生物試料を4℃
にし、280nmの吸光度が基線に達するまで、0.5
Mの塩化ナトリウムを含有する10mMTris−HC
I、pH8,0緩衝液でカラムを洗浄した。rasタン
パク質を0.1Hのクエン酸ナトリウムpH3,5で溶
離し、各フラクション(3d)を固体Tris塩基及び
0.3dの1QXras緩衝液で直ぐに中和させた。
XIV、    プロット 分析すべき試料を従来技術に従ってまず5〜20%のア
クリルアミド勾配ゲル上で5OS−PAGEと反応させ
た。電気泳動後、タンパク質からニトロセルロース(S
chleicher & 5huell、 BΔ85,
0.45/JJn>に移した。タンパク質は、70ポル
I−で2〜3時間4℃で移動した。移動後にゲルをCo
omassie Blueで染色することにより測定し
た処、90%を越えるrasタンパク質がゲルから移動
した。ニトロセルロースを0.02%のアジ化ナトリウ
ムを含有するpH7゜4のリン酸緩衝溶液(PBS>中
の0,5%脱脂粉乳(Car−naLion(登録商標
)、5ocieLe des Produits Ne
5tle。
S、八、、 Vevey、スイス)中で室温で1時間イ
ンキュベートした。次に0.1%のTween (登録
商標)20(Bio−Rad Lab)を含有するPB
Sでフィルタを洗浄し、同一の緩衝液に希釈した125
■標識モノクロ一ナル抗体(2,OX 10’CPM/
d )で37℃で1.5時間インキュベートシた。フィ
ルタをPBS−Tu+een (登録商標)20で3回
洗浄し、乾燥し、増感スクリーンを使用して一70℃で
Kodak XR−2フィルムに当てた。
虻1 ■、モノクローナルル述!lL員− 材料及び方法の項で記載したような6種類の異なるクロ
ーン化ハイブリドーマ細胞系の腹水液から各種の腫瘍遺
伝子コード化タンパク質に対するモノクローナル抗体を
精製した。HPLC(TSK−DEAE)による最終f
W製後、イムノグロブリンフラクションをプールし、そ
の純度を5OS−PAGEにより査定しな。「材料及び
手法」の項で記載したように腹水液からイムノグロブリ
ンを精製し、5〜20%の線形アクリルアミド勾配を使
用して5O5−PAGEにより純度を査定した。プール
した各イムノグロブリンフラクションからの試料30■
を各レーンに加えた。
イムノグロブリンを5DS−PAGE試料緩衝液中の最
終濃度5%のB−メルカプトエタノールで還元した。
v−tl−ras(Δb−1)汎親和性抗ras p2
1、v−11−ras(八b−2)11及びに特異抗r
as p21、v−fes(八b−1)、v−fms(
^b−2)、p53 (八b−1)及びシl−ケラチン
く^b−1)の全モノクローナル抗体はいずれも均買に
なるまで精製し、B−メルカプトエタノールで還元後、
夫々重いイムノグロブリン鎖(11鎖)と軽いイムノグ
ロブリン81(L鎖)とに分離した。v−fes(Δb
−1)イムノグロブリンは重い鎖が70000ドルトン
で電気泳動したのでIgMクラスに属するが、それ以外
の全イムノグロブリンはIgGクラスであった。
■、腫f遺仁 コード タンパク の、ン゛欠腫瘍遺伝
子コード化タンパク貫を検出するために、第2表に示し
た一連のヒト腫瘍細胞系、及びヒトras遺伝子をトラ
ンスフエフ1へしたマウス細胞系(第3表)をモノクロ
ーナル抗体で免疫沈降させた。細胞系はysS−メチオ
ニンで標識し、「材料及び手法」の項で記載したような
手順で抽出物として調製した。イムノグロブリンモノク
ローナル抗体(Mabs)、抗ras p21.(v−
1t−ras)(八b−1) 、p53(八b−1)及
び抗−v−res<^b−1)(ハイブリドーマのイム
ノグロブリン特異性については第1表参照)を精製し、
「材料及び手法」の項で記載したような免疫沈降法に使
用した。免疫沈降物を5OS−PAGEで分析し、ゲル
をオートラジオグラフィにかけた。腫瘍からのysS−
メチオニン標識細胞抽出物(^431、^375、^5
49、八204、^673、T−24,1IeLa)、
トランスフェクト細胞系(^1−1)、形質転換細胞系
(にA Fe5Vミンク)及びコントロール用細胞系(
ミンクCC164NIH3T3 C12゜2)(第2表
及び第3表参照)を「材料及び手法」の項で記載したよ
うに調製した。腫瘍遺伝子コード化タンパク質を「材料
及び手法」の項で記載したように免疫沈降させた。5〜
20%の線形アクリルアミド勾配を使用して5DS−P
AにEにより免疫沈降物を分析した。5%のB−メルカ
プトエタノールを含有する5OS−PAGE試料ur液
の存在下で試料を電気泳動させた。ゲルを染色し、染色
を除去し、E n h a n c eで処理し、X線
フィルムに当てた。
21000ドルトンで移動するバンドとして試験した全
細胞系中にrasコード化タンパク質が検出され、^4
31外陰癌及び2種類の横紋筋芽細胞腫^204及び^
673中には多量のpztが見られた。T−24膀胱癌
から誘導された(トras遺伝子をトランスフェクトし
た^1−1細胞系では、正常な祖先対応部分冊++ 3
 T 3C12,2に比較してrasタンパク質の発現
が著しく高かった。p53タンパク質は^431、^3
75、^549、^204、GA Fe5Vミンク及び
コントロール用ミンク細胞(CCL64)中で検出され
たが、試験した他の腫fFI細胞系中では該タンパク質
の発現は高くなかった。
形質転換した細胞系GA Fe5VミンクはpHo f
es腫瘍遺伝子タンパク質を発現したが、そのコントロ
ール用非形質転換祖先細胞系CCL64はこれを発現し
なかった。以上の結果は、腫瘍遺伝子コード化タンパク
質の診断用試験の開発及び評価のために天然の抗原ソー
スを提供するように、ヒI・腫瘍細胞糸種中で容易に検
出可能なレベルの腫瘍遺伝子タンパク質の発現を示すも
のである。
八1−1、)IL60−2及び0S−8−20−6−2
(OS−8)細胞系は、夫々H−、ト及びに−ras遺
伝子をトランスフェクトしたN1)13T3 C12,
2(3T3)マウス繊維芽細胞系がら取り出した。v−
H−ras(^b−2)及びv−トras(八b−1)
モノクローナル抗体の抗体特異性その他の特徴付けは、
異なるras遺伝子コード化タンパク質を発現するこれ
らの個々の細胞系を使用して決定した。
モノクローナル抗体v−H−ras(^b−1)及びv
−H−ras(^b−2)の特異性は、ヒト■、N又は
に−ras遺伝子コード化タンパク質と反応する能力に
より決定した。
H−ras、(^1−1)、N−ras(HL60−2
)及びに−ras(OS−8−20−6−2)をトラン
スフェクトした旧+13T3 C12,2細胞を358
−メチオニンで標識し、「材料及び手法」の項で詳細に
記載したように、特異モノクローナル抗体、タンパク質
^アガロース(P^^)及びヤギ抗ラットイムノグロブ
リンによりras p21タンパク質を免疫沈降させた
。 v−fes(^b−1)モノクローナル抗体はコン
トロールとして使用した。5〜20%の線形アクリルア
ミド勾配を使用して5OS−PAGEにより免疫沈降物
を分析し、オートラジオグラフィにかけた。5%のB−
メルカプトエタノールを含有する試料!!衝液の存在下
で試料を電気泳動させた。
v−tl−ras(^b−1)モノクローナル抗体はH
−ras(^1−1)、K−ras(O3−8)及びN
−ras(tlL−60−2)rasp21タンパク質
を免疫沈降し、一方v−H−ras(Ab−2)はH−
ras(^1−1)及びに−ras(OS−8>両者の
p21タンパク質を特異的に認識したがN−ras(I
IL−604)は特異的に認識しなかった。従って、モ
ノクローナル抗体V−トras(Δb−1)は異なるr
asコード化タンパク質で共通の決定基を認識するとい
う点において汎親和性であるといえる。v−Iトras
(^b−2)モノクローナル抗体はN−ras遺伝子生
成物を沈降しないが、K−及びIf−rasに対して特
異性である。コントロールv−fes(^b−1)モノ
クローナル抗体は、ras遺伝子をトランスフェクトし
た細胞系の抽出物からp21を全く免疫沈降しなかった
モノクローナル抗体のビオチニル化又はモノクローナル
抗体とAffi−Gel(登録商標)10との結合後、
抗体がこれらの手続きにより損傷したがどうかを決定す
ることが必要であった0例えば、モノクローナル抗体v
−H−ras(^)〕〜1)をビオチニル化し、ras
p21タンパク質を免疫沈降させる能力を試験した。
修飾した抗体標本の分析を行った。39S″′C″標識
したメチオニン細胞抽出物(All、T24、HD−8
、イヌ胸腺)中でras p21を免疫沈降する能力に
より、ビオチニル化後のモノクローナル抗体v−H−r
as(Δb−1)の機能を査定した。0.5■のビオチ
ニル化抗体と50成のストレパビジンーアガロース懸濁
液(0,24■/成)を使用した処、増加量の細胞抽出
物が免疫沈降した。5〜20%の線形アクリルアミド勾
配及びオートラジオグラフィを使用して5OS−PAG
Eにより免疫沈降物を分析した。更に、:158−メチ
オニンで標識したHD−8細胞抽出物からのras p
21タンパク質と結合する能力により、Affi−Ge
l(登録商標)10マl−リックスと結合したモノクロ
ーナルv−H−ras(八b−2)及びv−11−ra
s(^b−1)の機能的能力を査定した。増加量のv−
H−ras(Ab−1)/v−H−ras(^b−2)
捕獲マI・リックスに1mlのlID−8抽出物を加え
、100度の試料緩衝液で溶離したras p21タン
パク質に結合させ、5〜20%の線形勾配及びオートラ
ジオグラフィを使用して5OS−PAGEにより分析し
た。コント7″ 胞抽出物からrasp21タンパク質を免疫沈降させた
。一定量のビオチニル化抗体(0,5/Jg)が八1−
1、T24、HD −8及びイヌ胸腺細胞がらのras
 p21を沈降し、検出されたras p21の量は、
各反応管に加えた35Sメチオニン標識細胞抽出物の容
量に比例していた。細胞型種からのras p21を濃
度に依存して免疫沈降する能力は、モノクローナル抗体
がビオチニル化手続きにより損傷した可能性を否定する
。同様に、v−1トras(Δb−1)及びv−H−r
as (Ab−2)の混合物の生物活性も、抗体とAf
fi−Gel(登録商標)10マトリツクスとの共有結
合による結合手続きによって破壊されず、この事実は、
抗体捕獲マトリックスがII D −8m胞抽出物から
のras p21タンパク質と結合する能力により立証
された。更に、コントロールモノクローナル抗体シー1
トras (^b−1)(2,07−1g)をHD−8
抽出物に加え、タンパク質へアガロース(50μl)を
加えることによりras p21タンパク質を免疫沈降
させた。05〜110l1の共有結合抗体を含有する所
定量の捕獲マトリックスを一定量の1.Odの細胞抽出
物に加えた。捕獲マトリックスの添加量が1.0ggを
越えると、ras p21タンパク質の結合景は増加し
ないことが確認された。
予価抗原捕獲手続きでは、デテクタ標識システムとして
ビオチニル化v−1!−ras(^b−1)を使用した
この実験では、ras p21タンパク質のソースとし
てHD −8細胞膜を使用した。材料及び方法の項で述
べたように、ドゥーンスホモジェナイザーを使用して低
張PBS(水で1.4に希釈)内で細胞(1,x10’
)を***させ、15000RPMで4℃で10分間遠心
分離した。
材料及び方法の項で述べたように、細胞膜を1.Od 
Lニア)PBSTDSに懸濁させ、捕獲マトリックス(
v −II −ras (^b−1)及びv−H−ra
s(^b−2)、0.01m)、続いてビオチニル化v
−1t−ras(Δb−1)でインキュへ−1−した。
抗原捕獲マトリックスは青色を呈し、コンI−ロール以
外のII D −8i胞の細胞膜を収容している管内に
ras p21タンパク質が存在していることを示した
。細胞抽出物の添加以前に4.0%のウシ血清アルブミ
ン(BS八)でケルマトリックスを処理した処、少量の
青色が生じた。従ってこの処理により、ビオチニル化し
た第2のリポータ−抗体の非特異的結合が減少し、従っ
てバックグラウンドが減少する。非結合ゲルマトリック
スでインキュベートした脱油出物のコントロールは陰性
であった。また、第2のリポータ−抗体は、PBS又は
PBS−BSん単独でインキュベートしたv−H−ra
s(^b−2)/v−トras(^b−1)抗体結合抗
原捕獲マトリックスと非特異的に結合しなかった。前立
腺癌、原種、結腸癌、乳癌、膀胱癌又は頸管癌の10人
の癌患者の血清を、「材料及び手法」の項で述べたよう
にv−H−ras(^b−2)及びv−H−ras(^
b−1)モノクローナル抗体と結合した抗原捕獲マトリ
ックスでインキュベートした。わずかに1人の患者(p
t5219、乳癌)が青色のマトリックスにより陽性を
示した。正常なヒト血清の試料は陰性であった。
改良されたras p21検出感度を得るために、リポ
ータ−抗体をヨウ素化した。「材料及び方法」の項で述
べたようにHL−60,0S−8、^1−1.3T3及
v:110−8II胞系の細胞抽出物からの上清を調製
した。
各細胞系からの増加量の細胞抽出物を抗原捕獲マトリッ
クス(v−II−ras(^b−2)と結合したA[1
−Ge1(登録商標)10)でインキュベ−1−L、細
胞抽出物とマトリックスとの結合を最適化させた。「材
料及び方法」の項で述べたように、リポータ−抗体であ
るv−t(−ras(^b−1)をMi胞抽出物−71
〜リツクスでインキュベートした。第4表に示すように
、抗rasp21捕獲マj・リックスは抗シトケラチン
(抗CK−4)抗体のコントロールマトリックスに比較
して10〜20倍の試料(結合しなリポータ−v−11
−ras(^b−1〉抗体−CPHにより表示される)
と結合した。コントロール3T3細胞はv−)1−ra
s(Δb−2)複合アフィニティマトリックスと結合せ
ず、ras p21含有抽出物がコントロールマトリッ
クスに対して示した結合量とほぼ同一の量を示しており
、従って、相対量の非特異的結合又はバックグラウンド
を形成する。細胞抽出物の濃度を増加させながらv−H
−ras(^b−2)に加えると結合は増加するが、線
形応答は得られなかった。約0.5dの抽出物を使用す
るとほぼ最大の結合が観察されたが、−例を(OS−8
)除く全鋼で1.Omlの抽出物によりやや高い結合が
観察された。抽出物の濃度を増加させながらコントロー
ルマトリックスに加えても結合の増加は観察されず、こ
の場合もコントロールマトリックスとの結合は非特異的
であることが示され、更にシーH−ras(八b−2)
−マトリックスで得られた結果はp21 rasタンパ
ク質に対して特異結合を示すことが立証された。
表4:  、  ゛にお(るraS21の′庁+25)
の   ラント 62M8 捕捉マトリツクス   捕捉マトリックスHL60−2
  N−ras    1.0        5.0
         7115          60
20.5        2.5         5
097         5460.2       
 1.0         1324        
  4470.1        0.5      
    6070.5        0.2    
      355OS−8K−ras      1
.0        5.0         ’85
55          4920.5       
 2.5        11208        
  4640.2        1.0      
   7952          3410.1  
      0.5         65990.5
        0.25        3475^
1−I H−−生ジ     1.0        
2.0        13032         
 5380.5        1.0       
  5052          2650.2   
     0.4         8521    
      5810.1        0.2  
       42090.5        0.1
         3196HD−81トras   
   1.0        1.0        
 7154          1948屯    n
へ    67へ91990.2    0.2   
  3843      3850.1     0.
1     19510.5     0.5    
 1433NIH3T3 Cl 2.21.0    
2.0     761     1810.5   
  ]、、0     31.8      980.
2    0.4     172      890
.1     0.2      1910.5   
  0.2      214a)抗原捕捉法は「材料
と手法」の項で細胞抽出物上清について記載したのと同
様にして実施した。
b) 旧、 K−またはt4−ra旦遺伝子で実験的に
形買転換した細胞系については表3参照。
C)捕捉71〜リツクスは「材料と手法」の項に記載さ
れているように八ff1−Get 10に共有結合した
v−1t−ras(Ab−2)モノクローナル抗体であ
る。使用したリポータ−抗体はヨウ素化したv−II−
ra旦(^b−1)モノクローナル抗体である。
d)捕捉マトリックスは^ff1−Gel 10に共有
結合したcytokerat in(Δb−1)モノク
ローナル抗体である。使用したリポータ−抗体はヨウ素
化したv−1t−ras(八b−1)モノクローナル抗
体である。
Δl−1(2,1rIPg/d)細胞(10(Ilf!
 )からの上清抽出物を、v−H−ras(Ab−2)
−捕獲マトリックス及ヒコントロールシトケラチン(八
b−1)捕獲マトリ・ンクスで30分〜22時間インキ
ュベー1−した。各時間周期の終わり毎に+251−v
−H−ras(^b−1)(40000CPM10.1
af! )抗ras p21を加え、細胞抽出物−マト
リックス混合物で4°Cで一晩インキユベートした。第
1図は、細胞抽出物と抗原捕獲マトリックスとの最大結
合量が30分以内で得られることを示している。更にv
−11−ras(^b−2)捕獲マトリックスは、コン
トロールシトケラチン(Δb−1)マトリックスに比較
して約10〜20倍の結合を示している。
■、癌、屯者  痛止  び正′f′併 者の血清をイ
τ用する抗−原11土且支 「材料及び手法」の項で記載したように、v−1トra
s (Δb−2)捕獲アフィニティマトリックス及び1
251−v−11−ras(^b−1)リポータ−抗体
を使用して抗原捕獲手続きを行った。第5表は、合計7
0人の癌患者の血清に関する4種類の別個の抗原捕獲実
験の要約である。非新生状態の患者から得た血清は同表
の最後にリストした。癌患者からの70個の血清のうち
22個に700より高いカランl−(CPM)が得られ
たか、非癌患者及び正常供与者からの血清試料はすべて
700未満であった。ras p21はタンパク質試験
した患者血清の約33%で明らかに検出された。
血清試料の採取時に患者の悪性の状態が適切に記録され
ていないため、ras p21に対して陰性の試料は、
腫瘍摘出又は治療後に採取された血清であったかも知れ
ない。あるいは陰性の結果は、モノクローナル抗ras
抗体か任意の癌患者の血清中のrasタンパク質上に存
在している決定基のいずれかとの間に相互反応性をもた
ないためかも知れない。
第5表に示したデータで留意すべき重要な点は、血清試
料の反復試験後に得られる実験結果の一貫性により、抗
原捕獲手続きが信頼性の高い試験と認められるという点
にある。患者の血清(#5205)は最初は最も弱い陽
性であったが、3回の連続実験で陰性になった。コント
ロール捕獲マトリックスとしてシ1−ケラチン(^b−
1)モノクローナル抗体を使用した抗原捕獲手続きでは
、4個の正常なコントロール血清及び7個の癌患者血清
のうちの6個が陰性であった。最も高い平均カウントC
PM (第5表)のひとつを示した乳癌患者からの血清
(#5219)は、デテクタ抗体としてビオチニル化v
−)1−ras(^b−1)を使用して陽性と認められ
た患者と同一のものであった。明らかにビオチニル化−
ベルオキシダーゼリポーター抗体システムを使用すると
、rasタンパク質は高いタンパク質レベルで患者の血
清中に検出できる。このように放射性標識リポータ−シ
ステムは、より低レベルのタンパク質を含有する多数の
患者血清中でrasタンパク譬を検出するのに必要な高
い感度を提供した。血清で得られるカウントにより表さ
れる検出可能な最高レベルのrasタンパク質を有する
特定の型の癌は、上から下に向かって順にCML、膀胱
癌、前立腺癌、乳癌、肺癌及び結腸癌である。
ば) 峯 υ)  01  もウ  ロ。
?!!  繋 帛 ま 繋 二 冨 呂   た = 
冑 = 繋 ; まトクククNりQト !!閃へ一〇ト Q   ++1〜−   −m− ロロロ◇寸N口oo Qロロロロロロ z z z m Nx z co  z z z z 
z z zロロロロN口閃00ロロロロロロ 22: ’22■■り閃 z z z z z z z
OロロCe1%〜qの ロロロ。0ロロ=22:  富
 ;  g;  2:  S    2 2:  2 
 g  寓 27’−−NG%J     −− cl)〜■N■■−■ り■■0hりΦ帛 愕 訴 沢
 呂 宮 た 部  ヰ ; 吊 麓 ; ; よQ 
  −〜 −−一一 !   :!   :Z   :Z   !   ! 
  :Z   0   e)   2:   :!  
 2:        !   !   !   :Z
ロロロロロηロロロ ロロロロローロロz z z z
 z −? Z: z z  z z z z z z
 z zz   z        z   z   
     z        z   z      
  z        z   z        z
z        z        z      
  z            z   z   z 
  z        z「?−2リ    姶   
 捺 匡 じ ヨ【;#;9 郷   :    S 
   2   21旨■0組口り用−ユを使用 る几原
゛I   きにおけv −tl−r a s (八b−
2〉又はv−11−ras(八b−1)の精製抗体ra
s p21モノクローナル抗体と結合させた各抗原捕獲
マトリックスと、別々に標識したヨウ素化(12’1)
v−11−ras(八b−2)及びv−fl−ras(
八b−1)抗体とを使用し、最大の検定感度ともたらす
抗体表示の順序を決定する実験を行った。v−)1−r
as(^b−2)捕獲7トす’7クス及び1251−v
−11−ras(八b−1)リポータ−抗体と「本来の
」抗体表示構造と、v−If−ras(八b−1)捕獲
マI・リックス及び1251−v−11−ras(Δb
−2)リポータ−抗体の「逆j構造との両方を使用し、
A1−1.08−8、II L −60−2及びコンI
〜ロールNr113T3 C12,2細胞抽出物の上清
抽出物をインキュベ−1〜した。
コンI・ロールシトケラチンくΔb−1)捕獲マトリッ
クスは、”5l−v−1t−ras(Δb−2)及び”
5l−v−11−ras(^b−1)の両抗体でリポー
タ−として別個に使用した。
細胞抽出物を捕獲マトリックスで37℃で2.5時間イ
ンキュベートし、「材料及び手法Jの項で記載したよう
に標準洗浄を実施し、、+251リポータ−抗体を加え
、4℃で一晩インキュベー1− した。この結果の要約
を第6表に示した。v−fl−ras(八b−1)捕獲
マトリックス、v−1t−ras(Δb−2)リポータ
−という逆構造の抗体表示を使用すると、従来使用され
ているv−H−ras(八b−2)捕獲マトリックス及
びv−H−ras(^b−1)リポータ−モノクローナ
ル抗体の場合に比較して細胞抽出物Δil、03−8及
びHL −60−Z中におけるras p21の検出景
は夫々2.1倍、2.4倍及び4.0倍に増加した。こ
のように抗体表示を逆にするとN−ras p21の検
出感度が著しく増加した6コンI〜ロール捕獲マトリッ
クスシトケラチン(^b−1)及び1251−v−11
−ras(Δb−2)リポータ−抗体を使用すると、同
様に4倍の結合(CPM)の増加が観察されたが、試験
試料からコンl−ロールバックグラウンドを差し引いた
後も顕著な増加はi察された。
3T3細胞の抽出物と抗ras捕獲マトリックスとの結
合はras トランスフェクト対応部分の1710〜1
/2゜であった。コントロールとして使用したΔ1−1
i胞結合は、コントロールシトゲラチン(Δb−1)ア
フィニティマトリックスとの間に怒知される程度の結合
を示さなかった。
表6:細胞抽出物中のび旦p21の検出における抗原捕
捉の反転とディーフタ−−・ との  8 ソy〕糧しυλ乙ト数μ凋什 捕捉マトリックス        捕捉マトリックスA
ll  (It−ras>        105  
        6927             
 149000S8  (K−ras)       
  500          8120      
        19154IIL60−2  (N−
ras)     1000          37
60              14926NIH3
T3  CL  2.2     200      
     280               11
85a)抗原捕捉法は「材料と手法」の項で細胞抽出物
上清について記載したようにして行った。
b) H−、K−、またはN−ra旦遺伝子でトランス
フェクトした細胞膜については表3参照。
C)捕捉マトリックスをヨウ素化したリポータ−抗体の
製造については「材料と手法」の項に詳細に記載しであ
る。
IX 、ヒト血ゞを   る J  続きにお(るv 
−II−r a s (^b−2)−マトリックス及び
v−H−ras(八b−1)リポータ−抗体を使用して
予め試験した18人の癌示(antibody pre
sentation)を使用して再試験した。データを
第7表に示す。逆構造を使用すると血清中のras p
21検出感度が約3倍に増加し、このように感度が増加
すると従来陰性であった4個の試料は陽性になった。陽
性であった1個の試料は陰性になった。
Δ      Δ j      A     A     ”     
 A IC’本来の」抗体表示構造を使用すると従来陰
性っな4個の血清試料中に抗原捕獲反応性が検れな。捕
獲マトリックスとして汎親和性抗血−H−ras(^b
−1))を使用すると、血清種中に存でいるより広い範
囲のrasハブロタイブをよ般に認識し得るものと推定
できるが、検出のは、使用されるリポータ−抗体による
rasタク質の認識に最終的に依存する。このように捕
獲手続きは、使用される抗体の特異性及び表示順序に応
じて、特定のrasタンパク質にて特異的であるかある
いはより一般的であるに構成することができる。
原捕獲手続きの試験室及びプロトコールに含る具体的な
内容を理解及び改良するために、の順列の抗体表示を使
用して一連の実験群をした。捕獲マトリックスと結合し
た抗体としtl−ras(^b−1)、 v−H−ra
s(八b−1)、 v(ms(Δb−2)及びシトケラ
チン(Ab−1)を使用し、リポータ−抗体としてv−
It−ras(八b−1> 、v−1t−ras(八b
−2)及びv−fms(△b−2)を使用した。第8表
に示した抗体構造を使用し、ras p21タンパク質
のソースとして^1−1細胞〈総タンパク質ロット #
へ106のd当たり7.0■)からの細胞抽出物0.0
5dを含有する正常なヒト血清と一定量のこの同一の血
清(0,5m)を比較した。
このデータから次のような結論を導くことができる。
1 捕獲マトリックス及びリポータ−抗体(506CI
’M)の両方にシーIt−ras(八b−1)を使用す
るとタンパク質を含有する血清中に「as p21タン
パク質は検出されなかったが、v−H−ras(八b−
2)を捕獲マI・リックスとし且つv−fl−ras(
^b−1)をリポータ−抗体としと使用するとras 
p21検出レベルの10倍の増加(5825CMP)が
観察された。y−)1−ras(Ab−1)を捕獲マト
リックス、v−H−ras(Ab−2)をリポータ−抗
体として使用すると、捕獲マトリックス及びリポータ−
抗体の両方にv−H−ras(^b−2)を使用した場
合(1660CPM)に比較して同様に10倍のカウン
ト(10810CPM)の増加が認められた。2段階手
続き中で唯1個の抗原エピトープに対する同一のモノク
ローナル抗体を使用すると、抗原の全サイトが第1段階
中で別の認識のために結合及び免疫阻止されるので、第
2段階(リポータ−抗体)における該抗体の認識及び抗
原との結合を阻止できると推論できる。更に、2個のエ
ピトープが相互に立体的に連続的に結合しないように物
理的に隣接していないならば、抗原の別のエピトープに
対する別のモノクローナル又はポリクローナル抗体は、
第2段階で認識及び結合することができる。
2、捕獲マ)・リックス及びリポータ−の両者にV−H
−ras(^b−2)モノクローナル抗体を使用すると
、v−H−ras(Ab4)モノクローナル抗体(50
6)に比較して高いカウント(1660)が得られた。
v−H−ras(Δb−2)はある程度非特異的な結合
を示し、従って得られるバックグラウンドカウントが増
加する。
3、捕獲マトリックスとしてv−H−ras(^b−1
)及びリポータ−抗体としてv−H−ras(^b−2
)を使用する「逆構造」を使用すると、「本来の」抗体
表示構造(5825)に比較して検出されるカウントは
2倍(10810CPM)に増加した。従ってこれらの
結果は、「逆」構造の抗体表示で18人の癌患者からの
血清を使用した第7表中に得られるデータと一致してい
る。
4、捕獲マトリックスとしてv−H−ras(^b−1
)及びリポータ−としてv−)!−ras(^b−2)
を使用する「逆」構造を使用すると、マトリックス及び
リポータ−の両者にv−トras(^b−1)汎親和性
抗血清を使用した場合(506CPH)に比較して20
倍のカウント(10810)が得られた。捕獲マトリッ
クスとしてv−11−ras(Ab=2)及びリポータ
−としてv−H−ras(八b−1)を使用する「本来
の」構造では、マトリックス及びリポータ−の両方にv
−fl−ras(Ab−2)を使用した場合(1660
CPM)に比較して5倍のカウント増加(5825CP
M)が得られた。このように、捕獲マトリックスとして
v−11−r a s (^b−1)を使用すると、捕
獲マトリックス(第1段階)としてv−)1−ras<
^b−2)を使用する場合に比較して非特異抗体結合の
バックグラウンドが低下するばかりでなく、システムの
感度が著しく増加する。第1段階の捕獲マトリックスと
して汎親和性又はポリクローナル抗血清を使用すること
が抗原捕獲手続きのより優れた高感度のアプローチであ
るか否かを判断するには、更に実験が必要である。
5、コントロール捕獲マトリックスv−fms(^b−
2)(2821,209)及びシトケラチン(^b−1
)<2073>と共にリポータ−抗体としてv−H−r
as(^b−2)を使用すると、非特異活性が検出され
た。 v−H−ras(^b−1)はv−fms(八b
−2)捕獲マトリックス(359)と反応しないので、
リポータ−抗体及び捕獲マトリックス抗体としてその可
能な優越性を示す別の例となる。
6、リポータ−としていずれかの抗rasモノクローナ
ル抗体を使用した場合、v−fms(^b−2)及びシ
トケラチン(Ab−1)を含有するコントロール捕獲マ
トリックスは、正常なヒト血清に対して反応性を示さな
かったが、リポータ−として抗fms(^b−2)を使
用すると少数のカウント(209)が得られた。
また、捕獲マトリックスとしてコントロールシトケラチ
ン(八b−1)、リポータ−として両方の抗ras抗体
(1106;2073)を使用すると少数のカウントが
観察された。血清がシトケラチンタンパク質を含有して
おり、該タンパク質がシトケラチン(八b−1>捕獲マ
トリックスにより保持されているなら、rasタンパク
質に対して特異的なリポータ−抗体はシトケラチン抗原
に結合しないので、このような場合の両方でバックグラ
ウンドよりも大きいカウントが観察されるのは恐らくシ
ステムに固有の非特異的結合によるものと考えられる。
各種の悪性症状の患者の血清中のras遺伝子コード化
タンパク質の特異的検出用の陽性試験として抗原捕獲手
続きの使用の有効性を立証するためには、正常なヒト供
与者からの多数の血清で陰性の結果を得る必要がある。
46人の正常なヒト血清試料を、v−)1−ras(^
b−2)捕獲マトリックスとV−トras (八b−1
)リポータ−抗体、及びv−!I−ras(^b−1)
捕獲マトリックスとv−)i−ras(Δb−2)リポ
ータ−抗体の両方又はどちらかの抗体表示構造でインキ
ュベートした。陽性コントロールとして正常ヒト血清試
料のいくつかを、Δ1−1細胞(ロット番号^106の
総タンパク質ml当たり7.071g)からの細胞抽出
物0.05H1を含有する同一容量の試料(0,51d
l)と比較した。捕獲マトリックスとしてv−tl−r
as(^b−2)を使用すると、46人の正常血清試料
のうち2個は窩い結果(患者番号5303−5及び53
03−13>を示した。
この捕獲マトリックスを使用すると他の試料の平均は約
300CPHであった。加えられた抽出物を含有する同
一量のras p21を有するこれらの正常なヒト血清
のうち6個は、予想通りに正常な対応部分に比較して4
〜7倍のカウントの増加を示した。
運、パ         きによるraSZlの 量r
as p21検出の特異性、感度及び再現性を改良する
目的で、溶液相抗原捕獲試験を検定した。この検定は「
材料及び手法」の項で記載したように実施した。第2図
に示すように、溶液相抗原捕獲試験の標準曲線はp21
の1〜50単位(1単位はlngの精製したras p
21にほぼ等しい)の値に関して線形であった。夫々2
3.75.6.25及び1.25単位のrasρ21反
応物を有する内部標準^、B、Cを各標準曲線で分析し
た処、常に曲線に該当することが認められた。分析にお
ける内部標準の再現性は、第2世代抗原捕獲試験の検定
間可変性が非常に低いことを示している。示されたデー
タはp21抗原の凍結アリコートを分析することにより
得られたものであるが、凍結乾燥及び復元した標準と内
部標準とを分析しても同様の結果が得られた。標準及び
他の検定成分の安定性を検討した処、125■で標識し
たシーH−ras(八b−2)リポータ−抗体の60日
間の貯蔵期間中に成分の劣化は何ら認められながった。
■ 細 系抽出物中のras l112”の溶液相r、
捕1分逝− 溶液相抗原捕獲検定を更に検討するために、細胞系の抽
出物中のrasコード化p21のレベルを検定した。第
9表に示すように、^l−1細胞系は総細胞抽出物タン
パク質〜当たり1000単位のras p21反応物を
含有しており、この反応物はヒトc−H−ras遺伝子
コード化タンパク質に対応する。ヒトc−に−ras遺
伝子をトランスフェクトしたと見なされるS−8細胞系
は、総細胞抽出物タンパク買〜当たり725単位のra
s p21反応物を有することが認められ、ヒlへc−
N−ras p21を発現するHL−60−2細胞系の
検定結果は、細胞抽出物タンパク質屹当たり102単位
であった。^1−1細胞系におけるc−H−ras p
2ルベルは、精製実験の結果に基づく任意の推定値を表
すものであり、1単位は1ナノグラムのc−tl−ra
sp21にほぼ等しい。これらの細胞系から免疫沈降可
能な35g−メチオニン標識p21の相対レベルは、^
11及び08−8で等しく 、ll−60−2では約5
0%低いと推定される(データは示さず)。これらのデ
ータは、溶液相抗原捕獲試験がc−H−ras及びに−
rasコード化p21を同一感度で測定するが、c−N
−ras p21ではやや感度が劣ることを示している
分子量マーカで予め較正した^c八へ4(LKBRoc
kville、 NO)のカラム上でAl−1al胞抽
出物をゲル濾過し、抗原捕獲及びウェスタンプロット法
によりフラクションのras p21含有量3分析した
(第3図)。第4図は代表的な肺癌の同様のデータを示
すものである。どちらの場合もp21抗原捕獲反応物及
びウニトスタンプロット反応物は、分子量21000に
対応する位置でカラムから溶離した。
XII[靴改A文グユ韮M!正常者からの血2を癌検出
又は監視手段として癌患者血清中のp2ルベルを測定す
ることの有効性を立証するために、一連のコントロール
実験群で溶液相抗原捕獲試験を使用し、癌患者及びコン
トロールしト血清の両者を試験した。あるコン1〜ロー
ル実験では癌及び正常ヒト血清のras p21含有量
を比較し、ビオチニル化捕獲抗体(v−1t−ras(
Ab−2))を抗p53及びV−fmsモアツクローナ
ル抗体に置き換えたく第10表)。
癌患者の血清(0,7)を試験した結果、正常血清の1
74cpmのバックグラウンド値との差は1815cp
mであり、これは患者血清d当たり65単位のrasp
21に対応する。捕獲抗体を抗p53に置換すると、結
合+251標識リポータ−抗体は、バックグラウンドと
の差が119cpmになるまで著しく減少し、抗V−f
n+s抗体を使用しても同様に59cpmという値が得
られた。別のコン1〜ロール実験群では、癌患者のra
s p21の測定値は0.05〜0.2戒の血清容量範
囲にわたり線形に増加することが認められた。
この試験では外見上a!!康なヒトからの血清を検定し
、第5表に示すようにp21のレベルは、2種類のソー
ス即ちInterstate Blood Bank(
P、P、 13ox393、 Menphis、 Te
nnessee 38101)及びCl1nicalC
oncepts(689FronL 5treet、 
 Teaneck、  NewJersey 0766
6)のどちらかから得られた非常に多数の試料が3単位
未満のras p21であることが認められた。一方、
数個の血清は両者の組の試料でp21に対して陽性と見
なされた。これらの値は同一試料を反復検定しとも変化
しなかった。癌患者からの大多数の血清はras p2
1に陽性であった(第6図)。2個の膀胱癌患者直情は
陰性であったが、膀胱癌患者の初期の血清のデータは陽
性であり、結果が治療の成功又は失敗を反映し得ること
がわかる。試験した結腸癌患゛11血清は14個の値が
正常血清コントロールの平均を上回り、平均を下回るの
は7個であった。卵巣癌患者血清でも同様の分布が得ら
れ、22個の試料中13個が陽性であった。
黒色腫患者は全て陽性であったが、これらの患者はいず
れも進行した癌であった。p21のレベルは治療の相対
的な成功又は失敗に相関することが認められた。
化学療法を受けた進行した癌患者について、治療前、治
療中及び治療後の多数の時点で血清ras+)2ルベル
を監視した。化学療法に応答した黒色腫患者の初期血清
p2ルベルは45bg/蛇であったが、化学療法を受け
て1週間後には17ng/meに低下した。
2箇月以内に患者は再発しpztレベルは40ng/m
に戻った。試験した他の3人の黒色腫患者は治療に応答
せず、血清p2ルベルは高い値のままでいるか又は疾患
の進行と共に増加した。外科、放射線治療及び化学療法
に応答しなかった進行した膀胱癌患者は、死亡するまで
血清p2ルベルが増加した。外科、化学療法及び放射線
治療に応答しなかった卵巣癌患者は血清p2ルベルが増
加した。治療に応答した患者は血清p2ルベルが減少し
た。血清p2ルベルを追跡した他の癌患者でも同様の傾
向か認められ、この試験が癌治療の監視に有効であるこ
とがわかる。
血清からの抗原捕獲反応物をモノクローナルアニティク
ロマトグラフィにより精製し、ウェスタンプロット法で
21000ドルトンで溶離することを認めた(第7図)
。精製したras反応物を八〇^54のカラム上で分子
ふるいにかけ、空のカラム及びBSΔS−マーカ間クロ
マトグラフィにかけた。データ(図示せず)中で、癌患
者血清のras p21反応物はウェスタンプロット法
で21000ドルトンで溶離した。これらの結果は、ヒ
ト血清中に見出だされるras p21が約10000
0ドルトンの非共有複合体中にかまれることを示してい
る。
4隻 特定の位置(即ちコドン12.13及び16)の点突然
変異によるras腫瘍遺伝子族の員の活性化は、広て今
日までに研究されている全ヒト腫瘍遺伝子のうちで、r
asシステムはヒト癌の初期検出、示差的診断及び監視
用の試験の基礎として最も有望である。今日までこのよ
うな試験を開発するために為されている大多数の主要な
試みは核酸配列に集中しており、より最近では突然変異
したras腫瘍遺伝子を直接同定するためのオリゴヌク
リオチド示差的融解ハイブリダイゼーション手続きに集
中している。程度は劣るが今日までに調査されている別
のアプローチとして、アミン組織病理学により高いra
s腫瘍遺伝子発現を測定するためにraspzt特異モ
ノクローナル抗体を使用する方法がある。これらの方法
には腫瘍生検材料を必要とするという共通の問題があり
、従って初期癌検出又は腫瘍進行の監視には容易に適用
できない。
ras p21は細胞膜タンパク質であり従って生理学
的に血液流中に分泌されないが、十分な腫瘍細在し得る
。ras p21がヒI・血清中に存在しているか否か
の決定は、このような決定を他の腫瘍遺伝子システムに
広く適用できるという点で重要である。ヒト血清中にr
as p21のような非分泌腫瘍遺伝子コード化タンパ
ク質の発現が検出可能なレベルで示されるなら、現象は
より一般的であり得、血清に基づくイムノアッセイを広
範な腫瘍遺伝子システム又は腫瘍遺伝子コード化タンパ
ク質に適用できることが立証される。
ras p21の免疫学的試験開発の当初のアプローチ
は、高感度で且つ広範なフォーマット及び用途に適合可
能なシステムを選択することであった。
いくつかの理由から抗原捕獲手続きを選択しな。
このアプローチは、この場合ras p21である腫瘍
遺伝子コード化タンパク買を細胞抽出物、血清又は他の
生物材料から精製及び濃縮するために固相支持体マトリ
ックスと結合した広く反応性の抗体を使用する。次に、
結合した抗原を示すために、同位体又は非同位体の支持
薬と結合した第2の抗体を使用する。この手続きは、第
1の抗体による抗原濃縮のための広範な手動又は自動フ
ォーマットに適合可能である。更に、デテクタシステム
として結合した第2の抗体を使用すると、比色定量、蛍
光、発光又は同位体システムといった使用可能な広範な
システムのいずれかに試験を適合させることができる。
デテクタとして結合した第2の抗体を使用すると、結合
抗原の性質に関して特異的な決定を形成するための試験
をフォーマット化することができる。例えば、ras 
p21腫瘍遺伝子システムの場合、H−1N−及びに−
rasを識別し、ras腫瘍遺伝子生成物の任意の1個
がras腫瘍遺伝子活性化に臨界的であると認められる
位置の1つに点突然変異を有するか否かを認識しさえす
るデテクタ反応剤を選択することが可能である。同様に
、腫瘍遺伝子コード化タンパク質の非活性化形態から活
性化形態を識別するデテクタ抗体を選択することにより
、他の腫瘍遺伝子システムにも同一のフォーマットを適
用することができた。
捕獲システムとしてアガロースピードに結合したras
 p21の1個のエビ1−一プに対して特異的なモノク
ローナル抗体と、デテクタとして+25iと結合したr
as p21の別のエピトープに対するモノクローナル
抗体とを使用する上記検定を使用して、発明者らは血清
中にrasρ21タンパク質を検出することができた。
ras p21検定の特異性は、p21発現レベルを明
確に限定して誓書動物及びヒト細胞系の抽出物を分析す
ることにより立証された。これに対して、シトケラチン
18に対するモノクローナル抗体をコントロールとして
使用した場合、試験の捕獲又はデテクタのどちらの面か
ら見ても検出可能な反応物はほとんど又は全く観察され
なかった。
以上の結果から、ras p21の血清レベルは個々の
患者間で異なること、及び多くの場合レベルは非癌患者
の血清中よりも著しく高くはないことが明らかである。
一方、多数の正常供与者からの血清中でなく推定癌患者
中のras p21の検出を相関すると、癌に対して特
異的な診断上の補助として試験の特異性及び信頼性が強
化される。
これらの研究から得られた情報は、捕獲のための第1段
階又はデテクターリポータとしての第2段階で使用され
るモノクローナル抗体を変更することにより検定の感度
を増加できることも立証した。即ち、決定基特異性、ア
フィニティ又は親和性の異なるモノクローナル及び/又
はポリクローナル抗体を種々の表示順序で組み合わせて
使用することにより試験システムを操作した処、ras
コード化タンパク質が検出され得る癌患者の数を増加さ
せることができな。ras p2ルベルが低い癌患者は
寛解しているが、又はこれらの患者の癌はras腫瘍遺
伝子システムがら独立した遺伝メカニズムにより誘導さ
れている可能性がある。この間題を解決するためには、
明確に限定された臨床病歴て癌患者からの血清中のra
s p2ルベルを逐次審査することが必要である。同時
に腫瘍組織試料は、活性化に関連するras腫瘍遺伝子
中の位置(即ちコドン12.13及び61)で単塩基変
化突然変異を直接分析した患者及びそのDNAから得る
必要がある。このアプローチにより、ヒト癌患者の血清
中に検出されるras p21の形態が非活性形態から
活性形態に突然変異しているras腫瘍遺伝子族の員と
相関しているか否かを判断することも可能になる。以上
の検討結果は、ヒト癌患者の血清中で高レベルの腫瘍遺
伝子コード化タンパク質を最初に発現させた実例であり
、その検出に高感度及び特異的な免疫検定フォーマット
を提供するものである。
側考Ju上 1 、 ^nderson、  S、J、、  Fur
th、  M、  Wolff、  L、。
Ru5cetti、 S、に、 ancl 5herr
、 C,J、 (1982)。
Monoclonal  antibodies  L
o  tl+e  transforna−tion−
specific glycoprotein enc
lded byしhe  refine  reLro
viral  oncogen  v−fms。
J、Virol、44,696−702゜2、 8is
hop、 J、M、  (1981)、  in:  
DevelopmentalBiology tlsi
ng Purified Genes、 ed、 Br
own。
(^cadenic、  New York、)  p
p、  514−525゜3 、 8ishop、  
J、H,(1982)、  Retroviruses
 andeaneer  genes、  ^dv、i
n  Cancer  Res、37゜1−69゜ 4 、  B15hop、  J、M、  (1982
)、  Oncogenes、  Sci。
^ser、246.89−92゜ 5 、  Bonner、  LH,and La5k
ey、  R,^、  (1974)。
Detection  5ethod  for  丁
ritium−1abeledprteins and
 nucleic  acids  in  poly
acrylaside gets、  Eur、  J
、  [liochem 46. 83−88゜6 、
  Cooper、 G、  (1982)、 Ce1
lular transforminggenes、 
 5ceince 217. 801−806゜7 、
  Debus、  E、、  Weber、  K、
  and 0sborn、M、(1982)。
Monoclonal  cytokeratin  
antibodies  thatdisLiBuis
h  simple  from  5tratiri
edcpi口+elia:  Characteriz
ation  on  humantissues、 
 EMBOJournal  12. 1641−16
47゜8 、  Der、  C,、Krontiri
s、  、T、、  and Cooper、  G(
1982)、  Transforming gene
s of humanbladder  and  l
ung carcinoma  celllincs 
 arehomologous to the ras
 genes orIlarveyand  Kirs
ten  5arco+na  viruses、Pr
oc、NaiΔced、  Sci、  79. 36
37−3640゜9、 Der、 CIJI and 
Cooper、 F、M、 (1983)−^ILer
ed  gene  products  are  
associatedwith activation
 of cellular ras  genesin
  human  lung  and  colon
  carcinomas、  Ce11課、  20
1−208゜ 10、 Ellis、 R,W、、 Dereo、 D
、、 5hih、 T、Y、。
Gonda、  M ^、、  Young、  It
 ^、、  Tsuchida、  N、。
Lowry、  D、R,、ancl  5colni
ck、  Elf、  (1981)。
The p21 sre gene of Harve
y and Kirstensarcoma viru
ses originate form diverg
entmembers of a family or
 normal  vertebrategenes、
 Nature 292. 506−511゜11、 
Furth、 M、E、、 Davis、 LJ、、 
Fleurdelys、 B、。
and 5colnick、  E、M、  (198
2)、  Monoclonalantibodies
 to  the p21  products or
  thetransforniB  gene  o
f  l1arvey  murinesarcoma
  virus  antibodies  and 
 or  thecellular ras gene
 family、 J、 Virol、 43゜294
−304゜ 12、 Ga1lick、 G、E、、 Kurzro
ck、 R,、Kloetzer、 W。
S、、  ArAr11n+aus、  R,13,、
and  Gutterman、  J、V。
(1985)、 Expression or p21
 ras in freshprimary and 
metastatic  human colorec
taltun+ors、  Proc、  Na11.
  八cad、、  Sci、  82. 1795−
1799゜ 13、 1land、  P、Il、、  TI+or
、  八、、  Wundcrlich、  R,。
Muraro、  Δ、、  Carusso、  ^
、、  and Schlom、  J。
(1984)、Monoclonal  antibo
dies  of  prede−fined  5p
ecificity  detect  activa
ted  rasger+e expression 
 in  human  malary  andco
lon  carcinomas、Proc、Natl
、  ^cad、Sci、81.5227−5231゜ 14、 1Iarlou+、  E、、Crowfor
d、  L、V、、  Plm、  D、C。
and  Williamson、N、M、(1981
)、Monoclonalantibodies  5
pecific  for  51m1an  vir
us  40tumor antigens、 F、 
Virol、 39.861−869゜15、 tla
yu+ard、 111.s、、 Noel、 B、G
、、 and Astrin S。
M、  (1981)、  八ctivation  
or  a  cellular  one−gene
  by  promoter  1nsertion
  in  ALV  −1nduced  lymp
hoid  Ieukosis、  Nature 2
90゜475−480゜ 16、 1fuebner、  R,J、  and 
 Todaro、  G、  (1969)。
0nco)(encs  of  RNA  tumo
r  viruses  as  deter−min
ants  of  cancer、Proc、Hat
、  ^cad、Sce。
64.1087−1094゜ 17.1lurley、J、B、、Simon、M、1
.、Teplou+、D、B、。
Robishaw、J、D、、and  Gilman
、  ^、G、(1985)。
Homologies  betu+eensigna
l  transducing  Gproteins
 and ras gene products、  
5cience226.860−862゜ 18、Klein、G、ed、(1980)、in: 
 Δdvances  1nViral  Oncol
ogy、vol、l  (Raven  press。
New  York)pp、1−262゜19、Lae
mmli、U、に、(1970)、Cleavage 
 orstructural  proteins  
duriB  assemblyof  the  h
ead  of  bacteriophage  T
4.Nature227.680−685゜ 20、 Lancl、  If、、  Parada、
  L  F、and  Weinberg、  R,
八。
(1983)、Ce1lular  oncogene
s  and  multistepcarcinoH
enesis、  5ceince 222. 771
−778゜21  Lowry、0.11.、Rose
brough、  ■、J、、Farr、  Δ。
L、、and  1landall、RJ、(1951
)、Proteinmeasurement  wit
h  the  folin  phenol  re
−aBnt、J、13io1.Chem、193,26
5−275゜22、McGraLh、JJ、、Capo
n、D、J、、Goeddel、DJ。
ancl  Levinson、  ^、D、(198
4)、Comparativebiochemical
  properties  of  normal 
 andactivated  human  ras
 p21  protein、  Nature310
.644−649゜ 23、Merril、C,R,、1にoldman、D
、、Sedman、D、。
and Ebert、 M、11. (1981)、U
ltrasensitivestain  for  
proteins  in  polyacrylam
ideHels  5houts  regional
  variaしion  in  cere−bro
spinal  fluid  proteins、 
 5ceince  211゜1437−1438゜ 24、Shimizu、に、、Birnbaum、D、
、Ru1ey、M、。
Fasano、0..5uard、Y、、Edlund
、L、、Tapa−rou+sky、E、、Goldf
arb、M、、and  Wigler、M。
or the huraan lung carcin
oma cells 1ineCalu−1,Natu
re  304,497−500゜25、Slamon
、D、J、、de  Kerniou、J、B、、Ve
rma、I。
M、  and  C11ne、、M、J、  (19
85)、  Expression  ofcellu
lar  onCogenes  in  human
  malignancies。
5cience  224,256−0262゜26.
5pector、D、lt、、Varmus、H,E、
、and  B15hop。
J、M、(1978)、Nucleotide  5e
quences  relatedto  the  
transforming gene  or  av
ian  sarco−ma  virus  are
  present  DNA of  uninfe
ctedvertebrates、Proc、Nat、
  Δcad、SCe、75゜4+、02−4106゜ 27、Tabin、C,、Bradley、S、、Ba
rgmann、C,。
Weinberg、R,、Papageorge、  
^、、5colnick。
E、、  Dhar、  R,、LoIIly、  D
、、  and  Chang、  E。
(1982)、Mechanism  of  act
ivation  of  ahuman  onco
gene、Nature  300,143−148゜
Sb1m1zzu、  K、、  Goldfarb、
  M、、  l’11g1er、  M。
(1982) 、  ^ctivation or  
the T24 bladdercarcinoma 
 transforming  gene  is  
1inked  t。
a single amino acid char+
ge、  Nature 300゜762−765゜ 29、  Taparou+sky、  E、、  S
himizu、  K、、  Goldfarb M、
and Wigler M、  (1983)、  5
tructure and activation o
f the human N−ras gene、 C
e1l 34゜581−586. 30、Van de、Ven、、W、M、、Reyno
lds、F、Il、Jr、。
and  5tephenson、  J、R,(19
80)、  Tbe  noinsL−ructura
l  components  or  polypr
oLeinsencoded by  replica
tion  −defective mam−mali
an  transforming、Retrovir
uses  arephosphorylated a
nd have associated pro−te
in  kinase activity、  J、 
 Virol、  10土31、  Veronese
、  F、、  Kelloff、  G、J、、  
Reynolds。
Jr、、 F、H,、−Hill、R,W、、 and
 5tephenson。
J、R,(1982)、  Monoclonal  
antibodies 5pe−cific  to 
 transformingpolyproteins
 enco−ded by  1ndependent
  1solates of  refinesarc
oma virus、 J、  Virol、 43.
896−904.32、 Weiss、 R,、Te1
ch、  N、、  Var+*us、  It、an
dCoffin J、  (1984)、  RNA 
Tumor Viruses:  TbeMolecu
lar Biology of Tu+*or Vir
uses partI[1、(Cold Spring
 Harbor Monograph、 1/Text
New  York)。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗原捕捉反応の動力学を示すグラフ、第2図は
ras p21溶液−相抗原捕捉試験の標準曲線のグラ
フ、第3図は^11細胞由来のras p21の分子サ
イズ分画分析の結果を示す図、第4図は肺癌由来ras
 p21の分子サイズ分画分析の結果を示す図、第5図
はコントロールの血清中のrag p21反応性を示す
図、第6図は癌患者の血清中の■ユp21反応性を示す
図、第7A図はヒト血清から回収した■互p21を示し
、第74図会千牽味はこのひ互p21の−estern
プロットの結果を示す写真である。 TIMEIN HOuR5 ビnエセs  p21

Claims (104)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被験体中の活性化された腫瘍遺伝子の存在に関連
    する新生状態を診断するための方法であって、活性化腫
    瘍遺伝子によりコードされ一般に細胞内で発生するポリ
    ペプチドの少なくとも一部の存在を被験体からの生物流
    体の試料中で検出する段階から成る前記方法。
  2. (2)前記被験体がヒトである特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
  3. (3)前記被験体が動物である特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
  4. (4)前記活性化腫瘍遺伝子がc−H−¥ras¥であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. (5)前記活性化腫瘍遺伝子がc−K−¥ras¥であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. (6)前記活性化腫瘍遺伝子がc−N−¥ras¥であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  7. (7)前記活性化腫瘍遺伝子がc−¥myc¥である特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  8. (8)前記活性化腫瘍遺伝子がc−N−¥myc¥であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  9. (9)前記活性化腫瘍遺伝子がc−L−¥myc¥であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  10. (10)前記活性化腫瘍遺伝子がc−¥abl¥である
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  11. (11)前記活性化腫瘍遺伝子がc−¥fos¥である
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  12. (12)前記活性化腫瘍遺伝子がc−R−¥myc¥で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  13. (13)前記活性化腫瘍遺伝子がポリペプチドp53で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  14. (14)前記生物流体が血清である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  15. (15)前記生物流体が尿である特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
  16. (16)前記生物流体が脳脊髄液である特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。
  17. (17)前記生物流体が羊膜液である特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  18. (18)前記生物流体が痰である特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
  19. (19)前記生物流体が肺洗浄液である特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。
  20. (20)前記生物流体が腹水液である特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  21. (21)前記生物流体が唾液である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  22. (22)前記生物流体が粘液型の身体分泌物である特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  23. (23)前記生物流体が血液である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  24. (24)前記生物流体が血漿である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  25. (25)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−H−¥ras¥p21である特許請求の
    範囲第4項に記載の方法。
  26. (26)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−N−¥ras¥p21である特許請求の
    範囲第6項に記載の方法。
  27. (27)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−K−¥ras¥p21である特許請求の
    範囲第5項に記載の方法。
  28. (28)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−¥myc¥p62及びp65である特許
    請求の範囲第7項に記載の方法。
  29. (29)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−N−¥myc¥p64及びp66である
    特許請求の範囲第8項に記載の方法。
  30. (30)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−R−¥myc¥コード化ポリペプチドで
    ある特許請求の範囲第12項に記載の方法。
  31. (31)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−L−¥myc¥コード化ポリペプチドで
    ある特許請求の範囲第9項に記載の方法。
  32. (32)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがc−¥fos¥p55である特許請求の範囲
    第11項に記載の方法。
  33. (33)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドがp53である特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。
  34. (34)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドが、腫瘍遺伝子により一部をコードされ被験体
    の染色体DNAにより一部をコードされた融合ポリペプ
    チドである特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  35. (35)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドが¥phl¥/c−¥abl¥p210である
    特許請求の範囲第34項に記載の方法。
  36. (36)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドが一般に内細胞膜と関連するポリペプチドであ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  37. (37)前記活性化腫瘍遺伝子によりコードされたポリ
    ペプチドが一般に核と関連するポリペプチドである特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  38. (38)前記検出段階が、マトリックスと第1の抗体と
    ポリペプチドとの複合体を形成するべく、前記ポリペプ
    チドの一部に対して特異的な第1のマトリックスと結合
    された抗体と試料とを好適な条件下で接触させる段階と
    、マトリックス−第1の抗体−ポリペプチド−第2の抗
    体から成る第2の複合体を形成するべく、検出可能なマ
    ーカーで標識した第2の抗体と前記形成された複合体と
    を接触させる段階と、腫瘍遺伝子がコードしているポリ
    ペプチドの存在を検出するべく、こうして形成された第
    2の複合体を検出する段階とを含んでいる特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。
  39. (39)前記第2の抗体がモノクローナル抗体である特
    許請求の範囲第38項に記載の方法。
  40. (40)前記第2の抗体がポリクローナル抗体である特
    許請求の範囲第38項に記載の方法。
  41. (41)前記第2の抗体がマトリックスに結合されてい
    る特許請求の範囲第38項に記載の方法。
  42. (42)前記マトリックスがアガロースである特許請求
    の範囲第41項に記載の方法。
  43. (43)前記マトリックスがセファロース(登録商標)
    である特許請求の範囲第41項に記載の方法。
  44. (44)前記第1の抗体が管に結合されている特許請求
    の範囲第38項に記載の方法。
  45. (45)前記第1の抗体がビーズに結合されている特許
    請求の範囲第38項に記載の方法。
  46. (46)前記第2の抗体が検出可能なマーカーで標識さ
    れている特許請求の範囲第38項に記載の方法。
  47. (47)前記検出可能なマーカーが放射性ラベルである
    特許請求の範囲第46項に記載の方法。
  48. (48)前記放射性ラベルが^1^2^5Iである特許
    請求の範囲第47項に記載の方法。
  49. (49)前記検出可能なマーカーが比色定量マーカーで
    ある特許請求の範囲第46項に記載の方法。
  50. (50)前記検出可能なマーカーが蛍光定量マーカーで
    ある特許請求の範囲第46項に記載の方法。
  51. (51)前記検出可能なマーカーが発光マーカーである
    特許請求の範囲第46項に記載の方法。
  52. (52)前記検出可能なマーカーが酵素反応の生成物で
    ある特許請求の範囲第46項に記載の方法。
  53. (53)前記検出段階が、抗体−ポリペプチド複合体を
    形成するべく、検出すべき前記ポリペプチドの一部に対
    して特異的な抗体と試料とを好適な条件下で接触させる
    段階と、こうして形成された複合体を検出する段階と、
    こうして腫瘍遺伝子がコードしているポリペプチドの存
    在を検出する段階とを含んでいる特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
  54. (54)前記抗体がモノクローナル抗体である特許請求
    の範囲第53項に記載の方法。
  55. (55)前記抗体がポリクローナル抗体である特許請求
    の範囲第53項に記載の方法。
  56. (56)前記抗体が選択された抗体の組み合わせの1つ
    である特許請求の範囲第53項に記載の方法。
  57. (57)前記抗体が検出可能なマーカーで標識されてい
    る特許請求の範囲第53項に記載の方法。
  58. (58)前記検出可能なマーカーが放射性ラベルである
    特許請求の範囲第57項に記載の方法。
  59. (59)前記放射性ラベルが^1^2^5Iである特許
    請求の範囲第58項に記載の方法。
  60. (60)前記検出可能なマーカーが比色定量マーカーで
    ある特許請求の範囲第57項に記載の方法。
  61. (61)前記検出可能なマーカーが蛍光定量マーカーで
    ある特許請求の範囲第57項に記載の方法。
  62. (62)前記検出可能なマーカーが発光マーカーである
    特許請求の範囲第57項に記載の方法。
  63. (63)前記検出可能なマーカーが酵素反応の生成物で
    ある特許請求の範囲第57項に記載の方法。
  64. (64)前記複合体が検出可能な免疫沈降物を形成する
    特許請求の範囲第53項に記載の方法。
  65. (65)前記検出段階が、抗体−コントロール用ポリペ
    プチド複合体を形成するべく、腫瘍遺伝子がコードして
    いるポリペプチドの存在下でポリペプチドの一部に対し
    て特異的な抗体と検出可能なコントロール用ポリペプチ
    ドとを接触させる段階と、こうして形成された複合体の
    個数を定量する段階と、こうして定量された個数を腫瘍
    遺伝子がコードしているポリペプチドの不在下で形成さ
    れた複合体の個数と比較し、形成された複合体の個数の
    減少により試料中に腫瘍遺伝子がコードしているポリペ
    プチドの存在を確認する段階とを含んでいる特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。
  66. (66)前記抗体がモノクローナル抗体である特許請求
    の範囲第65項に記載の方法。
  67. (67)前記抗体がポリクローナル抗体である特許請求
    の範囲第65項に記載の方法。
  68. (68)前記抗体が選択された抗体の組み合わせの1つ
    である特許請求の範囲第65項に記載の方法。
  69. (69)前記抗体がマトリックスに結合されている特許
    請求の範囲第65項に記載の方法。
  70. (70)前記マトリックスがアガロースである特許請求
    の範囲第69項に記載の方法。
  71. (71)前記マトリックスがセファロース(登録商標)
    である特許請求の範囲第69項に記載の方法。
  72. (72)前記抗体−コントロール用ポリペプチド複合体
    が、抗体−コントロール用ポリペプチド複合体の抗体と
    結合する第2の抗体により溶液から分離される特許請求
    の範囲第69項に記載の方法。
  73. (73)前記抗体が管に結合されている特許請求の範囲
    第65項に記載の方法。
  74. (74)前記抗体がビーズに結合されている特許請求の
    範囲第65項に記載の方法。
  75. (75)前記コントロール用ポリペプチドが検出可能な
    マーカーで標識されている特許請求の範囲第65項に記
    載の方法。
  76. (76)前記検出可能なマーカーが放射性ラベルである
    特許請求の範囲第75項に記載の方法。
  77. (77)前記放射性ラベルが^1^2^5Iである特許
    請求の範囲第76項に記載の方法。
  78. (78)前記検出可能なマーカーが比色定量マーカーで
    ある特許請求の範囲第75項に記載の方法。
  79. (79)前記検出可能なマーカーが蛍光定量マーカーで
    ある特許請求の範囲第75項に記載の方法。
  80. (80)前記検出可能なマーカーが発光マーカーである
    特許請求の範囲第75項に記載の方法。
  81. (81)前記検出可能なマーカーが酵素反応の生成物で
    ある特許請求の範囲第75項に記載の方法。
  82. (82)前記検出段階が、検出可能な第1の抗体−ポリ
    ペプチド−第2の抗体複合体を形成するべく、検出すべ
    きポリペプチドの一部上のエピトープに対して特異的な
    第1の抗体と、検出すべきポリペプチドの一部上の別の
    エピトープに対して特異的な第2の抗体とに好適な条件
    下で試料を接触させる段階を含んでいる特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。
  83. (83)前記第1の抗体がモノクローナル抗体である特
    許請求の範囲第82項に記載の方法。
  84. (84)前記第1の抗体がポリクローナル抗体である特
    許請求の範囲第82項に記載の方法。
  85. (85)前記第2の抗体がモノクローナル抗体である特
    許請求の範囲第82項に記載の方法。
  86. (86)前記第2の抗体がポリクローナル抗体である特
    許請求の範囲第82項に記載の方法。
  87. (87)酵素反応により検出を実施する特許請求の範囲
    第82項に記載の方法。
  88. (88)化学的反応により検出を実施する特許請求の範
    囲第82項に記載の方法。
  89. (89)吸収長の波長シフトにより検出を実施する特許
    請求の範囲第82項に記載の方法。
  90. (90)発光により検出を実施する特許請求の範囲第8
    2項に記載の方法。
  91. (91)放射能により検出を実施する特許請求の範囲第
    82項に記載の方法。
  92. (92)被験体中の活性化された腫瘍遺伝子の存在に関
    連する新生状態を診断するための方法であって、被験体
    からの生物流体の試料中の腫瘍遺伝子がコードしている
    ポリペプチドの量を定量する段階と、こうして定量され
    たポリペプチドの量を正常被験体からの試料中の量と比
    較し、著しい量の差の存在により新生状態の存在を確認
    する段階とを含んでいる前記方法。
  93. (93)被験体中の新生状態の経過を監視するための方
    法であって、被験体からの生物流体の第1の試料中の腫
    瘍遺伝子がコードしているポリペプチドの存在を定量す
    る段階と、こうして定量された量を別の時点で被験体か
    ら採取された第2の試料中に存在している量と比較し、
    定量された量の差により新生状態の経過を確認する段階
    とを含んでいる前記方法。
  94. (94)新生状態の被験体からの生物流体の試料中の1
    個以上の腫瘍遺伝子がコードしているポリペプチドの存
    在を検出し、特定の組み合わせの有無により特定の腫瘍
    の型を確認することから成る腫瘍の分類方法。
  95. (95)新生状態の被験体からの生物流体の試料中の1
    個以上の腫瘍遺伝子がコードしているポリペプチドの量
    を定量し、特定量又は相対量の存在により特定の腫瘍の
    型を確認することから成る腫瘍の分類方法。
  96. (96)新生状態の治療用として推定される治療薬の審
    査方法であって、新生状態の被験体からの第1の試料中
    で該状態に関連する腫瘍遺伝子がコードしているポリペ
    プチドの量を定量する段階と、治療後の被験体をもたら
    すべく、当該治療薬を当該状態に関連する新生細胞と接
    触させるように治療量の当該治療薬を被験体に投与する
    段階と、適当な期間を経て治療後の被験体からの試料中
    におけるポリペプチドの量を定量する段階と、第1の試
    料中で定量されたポリペプチドの量を治療後の被験体か
    らの試料中で定量された量と比較し、顕著な差により治
    療薬の効果を確認する段階とを含んでいる前記方法。
  97. (97)活性化された腫瘍遺伝子によりコードされ細胞
    内で発生するポリペプチドの少なくとも一部を生物流体
    の試料中で検出することから成る活性化腫瘍遺伝子の検
    出方法。
  98. (98)前記第1のマトリックスと結合した抗体がAT
    CC No.CRL1742で表されるハイブリドーマ
    細胞系により産生される特許請求の範囲第38項に記載
    の方法。
  99. (99)前記第2の抗体がATCC No.CRL17
    41で表されるハイブリドーマ細胞系により産生される
    特許請求の範囲第38項に記載の方法。
  100. (100)前記抗体がATCC No.CRL1742
    で表されるハイブリドーマ細胞系により産生される特許
    請求の範囲第53項に記載の方法。
  101. (101)前記抗体がATCC No.CRL1742
    で表されるハイブリドーマ細胞系により産生される特許
    請求の範囲第65項に記載の方法。
  102. (102)前記第2の抗体がATCC No.CRL1
    741で表されるハイブリドーマ細胞系により産生され
    る特許請求の範囲第72項に記載の方法。
  103. (103)前記第1の抗体がATCC No.CRL1
    742で表されるハイブリドーマ細胞系により産生され
    る特許請求の範囲第82項に記載の方法。
  104. (104)前記抗体がATCC No.CRL1741
    で表されるハイブリドーマ細胞系により産生される特許
    請求の範囲第82項に記載の方法。
JP19512186A 1985-08-21 1986-08-20 Rasがコ−ドしているタンパク質の検出用イムノアツセイ Pending JPS62103573A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US76786285A 1985-08-21 1985-08-21
US767862 1985-08-21
US885617 1986-07-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62103573A true JPS62103573A (ja) 1987-05-14

Family

ID=25080807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19512186A Pending JPS62103573A (ja) 1985-08-21 1986-08-20 Rasがコ−ドしているタンパク質の検出用イムノアツセイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62103573A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05503996A (ja) * 1990-01-26 1993-06-24 ワシントン リサーチ ファウンデーション 悪性腫瘍の検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05503996A (ja) * 1990-01-26 1993-06-24 ワシントン リサーチ ファウンデーション 悪性腫瘍の検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sikora et al. Detection of the c-myc oncogene product in testicular cancer
ES2351938T3 (es) Reactivos y métodos para su uso en el diagnóstico, clasificación y terapia del cáncer .
Chan et al. MYCN protein expression as a predictor of neuroblastoma prognosis.
Lubin et al. p53 antibodies in patients with various types of cancer: assay, identification, and characterization.
US5310653A (en) Tumor marker protein and antibodies thereto for cancer risk assessment or diagnosis
Crijns et al. MEIS and PBX homeobox proteins in ovarian cancer
Kearsley et al. A comparison of epidermal growth factor receptor (EGFR) and c-erb B-2 oncogene expression in head and neck squamous cell carcinomas
Takahashi et al. Antibody to ras proteins in patients with colon cancer.
TW201929906A (zh) 用於預測對NaPi2b標靶治療之反應的組成物和方法
Wong et al. Induction of the interleukin-2/15 receptor β-chain by the EWS–WT1 translocation product
TWI292824B (en) Agent for detecting metastatic potential of cancer cell
Czerniak et al. ras oncogene p21 as a tumor marker in the cytodiagnosis of gastric and colonic carcinomas
US5015571A (en) Polypeptide-induced monoclonal receptors to protein ligands
AU615876B2 (en) Immunoassay for the detection of Oncogene encoded products
Hankard et al. CD44 variant expression in inflammatory colonic mucosa is not disease specific but associated with increased crypt cell proliferation
Querzoli et al. Expression of p21 ras gene products in breast cancer relates to histological types and to receptor and nodal status
Hamper et al. The occurrence of blood group substances (A, B, H, Le—a, Le—b) in salivary glands and salivary gland tumors. An immunohistochemical investigation
JPH04500122A (ja) 蛋白リガンドに対するポリペプチド誘発モノクローナル受容体
Higashiyama et al. Prognostic significance of pS2 protein expression in pulmonary adenocarcinoma
JPS62103573A (ja) Rasがコ−ドしているタンパク質の検出用イムノアツセイ
Salem et al. Expression of colorectal carcinoma-associated antigens in colonic polyps
Stock et al. Ras related oncogene protein as a tumor marker in transitional cell carcinoma of the bladder
EP1796723B1 (en) Method of diagnosing cancer by detecting the expression of spag9 or the presence of anti-spag9 antibodies
Shamir et al. Solid-Basaloid Adenoid Cystic Carcinoma of the Breast: An Aggressive Subtype Enriched for Notch Pathway and Chromatin Modifier Mutations With MYB Overexpression
Coombs et al. Immunocytochemical localization of c‐erbB‐2 protein in transitional cell carcinoma of the urinary bladder