JPS62102688A - Ｆｍテレビジヨン信号の受信回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、衛星放送等のＦＭテレビジョン放送を受信す
るに好適な受信回路の構成に関するものである。

〔発明の背景〕

衛星放送では、テレビジョン信号の伝送にＦＭ変調方式
が用いられ、無信号時の搬送波のピーク電圧を小さくす
るために三角波のエネルギー拡散信号が使われる。この
放送を受信するには、映像信号からエネルギー拡散信号
を除去することが必要である。第１図に一般の衛星放送
受信機の構成を示す。屋外に配置された第１のヘテロダ
イン受信回路（図示せず）でＵＨＦ帯に変換されたＦＭ
テレビジョン信号は、混合回路１と選局回路２の発生す
る選局電圧に応じて発振周波数が変化する局部発振回路
６から成る第２のヘテロダイン受信回路でＶＨＦ帯の信
号に変換され、ＦＭ復調回路４で復調され、復調信号は
分岐され１つは音声復調回路５で音声信号を復調し出力
する。復調信号の他１つは低域ろ波回路６とディエンフ
ァシス回路７とクランプ回路８から成る映像処理回路９
に入力され映像信号を得る。従来、エネルギー拡散信号
はクランプ回路８で除去された。しかしテレビジョン学
会技術報告、ＲＥ７８−１４．ＰＰ１５〜２０゜１９７
８年６月における吉野及び全日による「衛星テレビ放送
用エネルギー拡散信号とその除去方式」に記載のように
良く用いられるピーククランプは、垂直同期波形にサグ
と呼ばれる波形歪が生じやすく、このサグが大きいとテ
レビジョン受像機での同期はずれの原因となる。

最近米国では有料テレビジョン放送が普及している。こ
の放送では、盗聴防止を計るため、テレビジョン信号を
変形して、通常のテレビジョン受信機では受像できない
。受信回路を内蔵したテレビジョン受信機のみ受像でき
るスクランブル方式が用いられている。従来、このスク
ランブル方式の代表的なものがラジオエレクトロニクス
の１９８１年２月号の４１ページかう５４ページにペイ
テレビ・デコーダとして記載されているが、一般に水平
、垂直の同期パルス信号を抑圧し、抑圧した同期パルス
の情報を音声信号内に含ませる方式が用いられ、通常の
テレビジョン受信機では同期がとれないようになってい
る。

このスクランブル方式が衛星放送で行われる場合には、
さらに前記のエネルギー拡散信号が加えられ、これらの
変位を受けたテレビジョン信号を再生するには、まずエ
ネルギー拡散信号を完全に除去した後に種々の処理を行
わなければならない。したがって、従来の映像信号に含
まれる同期パルス信号を用いてエネルギー拡散信号除去
を行うクランプ回路を用いることはでき々い。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解消し、低
周波の拡散信号が重畳されたテレビ２３７１８号から拡
散信号を除去し、サグ等のない映像信号を出力し、常に
安定な動作をする回路を提供するにある。

〔発明の概要〕

上記の目的を達成するため、本発明では、ビデオ帯の映
像信号あるいは音声信号より垂直の同期パルスを抽出し
、抽出した垂直同期パルスを分局し、分周した同期パル
スから、エネルギー拡散信号と同周期の三角波を発生し
、また分周した同期パルスに同期して映像信号の垂直同
期パルス信号部分の復調出力を抽出し、エネルギー拡散
信号の三角波により生じる復調出力の変位を検知し、そ
の変位の大きさと方向に応じて前１己の発生させた三角
波の撮幅ｒ：制御し、逆位相で復調信号あるいは吠１域
信号ｔこ加算することによりエネルギー拡散信号を除去
する。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図に示す実施例に従って詳細に説明する
。第２図に本発明の一実施例を示す。

ＦＭ復調回路４の復調信号出力は加算回路１６を介して
映像処理回路９に入力され映像処理回路９の出力は分岐
され、同期分離回路１０で垂直同期パルス信号が取り出
され、垂直同期パルス信号は分局（ロ）路１１によって
一分周され、万に分局された垂直同期パルス信号は分岐
されて、分周された垂直同期パルスに同期して三角波を
発生する三角波発生回路１２と垂直同期パルス信号に同
期してＦ　Ｍ復調回路４の復調出力に現れるエネルギー
拡散信号の三角波の山と谷の電圧をサンプリングしてホ
ールドするサンプリング・ホールド回路１５に供給され
、サンプリング・ホールド回路１３で抽出されたエネル
ギー拡散信号の山と谷の電圧は差分検出回路１４でその
差が検出され、その差に応じて三角波発生回路１２に接
続された振幅制御回路１５で三角波の振幅を制御し、振
幅制御回路１５の出力を加算回路１６で復調信号に加算
する。

第３図はサンプリング・ホールド回路１６と差分検出回
路１４の動作とその構成の一例を示す図である。サンプ
リング・ホールド回路１３は、三角波発生回路の発生す
る三角波１７０の山１８０と谷１９０の位置でＦＭ復調
回路４の復調出力をサンプリングし、谷１８０でサンプ
リング・ホールド回路１６の回路Ａが動作し、山１８０
で回路Ｂが動作し得られた電圧は差分検出回路１４、例
えば差動増幅器に供給され差が求められる。いま検波電
圧２００が波形（ａ）の状態であったとすると差分検出
回路３１の出力２１は、電圧（ａ）′に示すように正極
側で差に比例した電圧が得られ、また検波電圧２００が
波形（ｂ）のときは電圧（ｂ）′の負極側の出力が得ら
れ、このように映像信号に含まれるエネルギー拡散信号
の三角波の方向と大ききが得られる。なお、この例では
三角波１７０の谷１９Ｑ。

山１８０の順のタイミングでサンプリングしたが山１８
０．谷１９０でもよく、１＋差分検出回路１４の入力と
出力の極性もこの限りではない。振幅制御回路１５は、
差分検出回路１４の出力に応じて、三角波発生回路１２
の発生した三角波の振幅を制御するもので、振幅を正極
から負極まで連続して可変でき、例えば第４図に示す回
路で簡単に実現できる。三角波発生回路１２の発生した
三角波を端子２２に入力し、分岐し、差動増幅器２５の
負極入力端子に入力し、分岐した三角波の他方を利得可
変増幅器２４に入力し、利得可変増幅器２４の出力を差
動増幅器２３の正極入力端子に入力し、差分検出回路１
４の出力を利得可変増幅器２４の利得可変端子２５に入
力する。差動増幅器２５の正、負極入力端子に同じ強さ
の信号が入力されたとき、出力は無いが、正極入力端子
への入力すなわち利得可変増幅器２４の出力が負極入力
端子への入力信号に対して犬から小へ変化すると、差動
増幅器２３から出力される三角波はその振幅を大から小
へさらに正極から負極へと変化する。

本実施例では、垂直同期パルスを映像処理回路９の出力
より得たが、これに限る必要はなく加算回路１６の後で
あればどこでもよい。

第５図に本発明の別の一実施例を示す。スクランブル方
式のテレビジョン信号で同期パルス信号の情報が、音声
信号内に含まれる場合、音声復調回路５の出力を分岐し
、パルス分離回路２６によって音声信号内に含まれる同
期パルス信号の情報を分離し、垂直同期パルス発生回路
２７によって分離された情報から垂直同期パルス信号を
発生し、分周回路１１に供給し、前実施例と同様に構成
する。また、スクランブル解除回路２８は変形された映
像信号を正常にする。スクランブル方式のテレビジョン
信号では、四Ｍ　パルス信号は抑圧されている刀λある
いは全く存在しないが、同期パルス部分はある一定のレ
ベルに固定されているためエネルギー拡散信号が垂直同
期パルスイ言号と同期していることから、サンプルホー
ルド回路によってエネルギー拡散信号の三角波の山と谷
の電圧を抽出することができ、上記の手段で、エネルギ
ー拡散信号は除去できる０ 第３図に本発明の別の一実施例を示す。第２図、第５図
と同じ符号は同じ機能ブロックを示す。本実施例は、従
来方式のテレビジョン放送とスクランブル方式のテレビ
ジョン放送が併用される場合で、スクランブル解除回路
２日は従来方式の放送のときは入力と出力は短絡されス
クランブル方式による放送のときにはスクランブル解除
の動作し、信号線２９にはξれらの判別信号が出力され
る。スイッチ６ｏは、信号線２９の信号で同期分離回路
１ｏと垂直同期パルス発生回路２７の出力を切換える。

従来方式の放送のときは映（＆信号の垂直同期パルスを
スクランブル方式の放送のときは音声信号内に含まれる
同期パルス信号の情報を用いてエネルギー拡散信号の三
角波を除去する。

なお、第２図、第３図の実施例において音声信号内に同
期パルス信号の情報が含まれる例について述べたが、こ
れに限られず同期パルス信号の情報が映像信号以外の信
号形態を取り、それを復調あるいは解読することにより
同期パルス信号を再生し本発明の方法によりエネルギー
拡散（ｇ号を除去することができるのは明らかである。

また、以上はエネルギー拡散信号の同期が、垂直同期パ
ルス信号の２倍の周期のものについて述べたが、垂直同
期パルス信号に同期した他の周期でも、分周回路１１の
分局率を変えることによって対応できることは、明らか
である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ビデオ帯の映像信
号あるいは音声信号より垂直の同期パルスを抽出し、抽
出し念垂直同期パルスを分周し、分周した同期パルスか
ら、エネルギー拡散信号と同周期の三角波を発生し、ま
た分周した同期パルスに同期して映像信号の垂直同期パ
ルス信号部分の復調出力を佃出し、エネルギー拡散信号
の三角波により生じる復調出力の変位を検知し、その変
位の大きさと方向に応じて、前記の発生させた三角波の
振幅を制御し逆位相で復調信号あるいは映像イぎ号に加
算することにより、エネルギー拡散信号が十分に除去で
き、サグ等のない良好な映像信号出力が得られ、また、
映像信号内の同期パルス信号が抑圧されているスクラン
ブル方式のＦ　Ｍテレビジョン信号においても、良好な
エネルギー拡散信号除去特性が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のＦＭテレビジョン信号の受信回路のブロ
ック図、第２図は本発明の謂１の実施例を示すブロック
図、第３図は本発明のサンプリングホールド回路と差分
検出回路を示すブロック図、第４図は本発明の振幅制御
回路を示すブロック図、第５図は本発明の第２の実施例
を示すブロック図、第３図は本発明の第３の実施例を示
すブロック図である。 １０・・・同期分離回路　　１１・・・分局回路１２・
・・三角波発生回路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）高周波のＦＭテレビジョン信号と局部発振回路の
   局部発振信号とが入力され、低周波のＦＭテレビジョン
   信号を出力する混合回路と、低周波のＦＭテレビジョン
   信号を復調し第１の信号を出力する第１の復調回路と、
   第１の信号を入力し映像信号から成る第２の信号を出力
   する映像処理回路と、第１の信号を入力し第３の信号を
   出力する第２の復調回路を備えたＦＭテレビジョン信号
   の受信回路において、第１の信号又は第２の信号又は第
   ３の信号から同期パルス信号を分離し垂直同期パルス信
   号を発生する同期分離回路を少なくとも１つ具備し、同
   期分離回路出力の垂直同期パルス信号を分周する分周回
   路と、分周回路の出力信号に同期した三角波を発生する
   三角波発生回路と、垂直同期パルス信号に同期して第１
   の信号をサンプリングするサンプリング・ホールド回路
   と、サンプリング・ホールド回路の出力と三角波発生回
   路の三角波出力が入力されサンプリング・ホールド回路
   の出力信号に応じて入力された三角波の振幅と極性を制
   御し出力する振幅制御回路と、振幅制御回路の出力信号
   を第１の復調回路の出力あるいは映像処理回路の出力へ
   加算する手段を備えていることを特徴とするＦＭテレビ
   ジョン信号の受信回路。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載のＦＭテレビジョン
   信号の受信回路において、第１の信号又は第２の信号を
   入力する第１の同期分離回路と第３の信号を入力する第
   ２の同期分離回路を具備し、第１の信号あるいは第２の
   信号に含まれる特定の信号によつて第１の同期分離回路
   と第２の同期分離回路の出力を切換える手段を備えてい
   ることを特徴とするＦＭテレビジョン信号の受信回路。