JPS62100196A - ステツピングモ−タ駆動回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ステッピングモータを等速で回転させなくて
も機能上問題を生じない装置、機器に備えられるステッ
ピングモータ駆動回路に関する。

〔従来の技術〕

ステッピングモータは各種の装置、機器に活用されてお
り、例えばプリンタにあっては、印字用ヘッドをプラテ
ンに近づく方向に、および離れる方向に回転させるヘッ
ドアップダウン機構を作動させるラック等の移動体を駆
動する駆動源として用いられている。そして、ステッピ
ングモータは例えば電池を電源として作動するステッピ
ングモータドライバによって駆動するようになっている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、上述したように例えば経時的に電圧が小さく
なるように変化する電池を電源とするステッピングモー
タ駆動回路にあっては、第３図の駆動電圧（Ｖａ＊ｖ）
−駆動トルク（Ｔ）特性を例示する説明図に示すように
、初期の大きい駆動電圧■１のときにはステッピングモ
ータは大きな駆動トルクＴ、が得られていたものが、あ
る時間の経過後には小さな駆動電圧ｖ２となり、これに
応じて小さな駆動トルクＴ２となり、したがって例えば
プリンタの場合にあっては、前述の移動体の移動負荷が
この小さな駆動トルクＴ２よりも大きくなると移動体が
移動せず、つまりプリンタとして機能しない事態を生じ
、電池を交換しなければならず、結局、１つの電池によ
るプリンタの稼動時間が比較的短いものであった。

また、一般に第３図に示す関係を考慮してできるだけ長
い稼動時間を得るために、あらかじめ初期の駆動電圧Ｖ
、を必要以上に大きく設定し、必要以上の大きな駆動ト
ルクＴＩを得るようにしているが、これによって多大の
エネルギロスを生じている。

このようなことから従来のステッピングモータ駆動回路
にあっては、経済性の点で問題があった。

本発明は、このような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、駆動源としてステッピング
モータが機能しうる時間を十分に長くすることができ、
エネルギロスを抑えることのできるステッピングモータ
駆動回路を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するために本発明は、電池等の電源の電
圧を検出する検出手段と、この検出手段で検出された検
出値に応じてほぼ一定のステッピングモータの駆動トル
クが得られる周波数を選定し、出力する選定・出力手段
を設け、この選定・出力手段の出力に応じてステッピン
グモータドライバを駆動する構成にしである。

〔作用〕

上記のように構成したことにより本発明にあっては、検
出手段で検出された電源の電圧の検出値が大きいときは
高い周波数を選定して出力し、該検出値が小さく変化し
たときには低い周波数を選定して出力し、常にほぼ一定
のステッピングモータの駆動トルクが得られるようにし
てあり、電源の電圧の変化による駆動トルクの変化を抑
えることができ、しかも周波数を変えることにより所望
の駆動トルクが得られることから初期の検出値すなわち
電源の電圧は必要以上に大きくしなくて済む。

〔実施例〕

以下、本発明のステッピングモータ駆動回路を図に基づ
いて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図に示す実施例において設定される関数関係を例示
する説明図である。

第１図において、■はステッピングモータ、２はこのス
テッピングモータ１を駆動するステッピングモータドラ
イバ、３はこのステッピングモータドライバ２の駆動電
源、例えば電圧値が経時的に変化する電池である。４は
電池３の電圧を検出し、信号として出力する検出手段す
なわち電圧検出回路、５は電圧検出回路４とステッピン
グモータドライバ２との間に設けられる中央処理装置（
ＣＰＵ）である。

このＣＰＵ５は、ステッピングモータ１を駆動する駆動
指令信号を出力するコントローラ６と、電圧検出回路４
から出力された検出値を一時記憶するレジスタ７と、こ
のレジスタ７に接続された周波数発生器８と、この周波
数発生器８に接続され、後述の関数関係が設定されるＲ
ＯＭ９と、コントローラ６および周波数発生器８に接続
されるとともに、ステッピングモータドライバ２に信号
を出力するパルス発生器１０とを備えている。

上述したＲＯＭ９には、例えば第２図の説明図に例示す
るように、ステッピングモータ１が駆動源としての機能
を十分に果しうる駆動トルク、しかも必要最小限の駆動
トルクＴ。が得られる検出値（電圧）と周波数の関数関
係があらかじめ設定されている。例えば同第２図に例示
するように、電圧がＶ、のときは高い周波数ｆ１が対応
するように、また電圧がｖ２のときは低い周波数ｆ２が
対応するように、それぞれ電圧と周波数の大きさとを対
応ずけてあらかじめ設定しである。

上記したレジスタ７、周波数発生器８．ＲＯＭ９、およ
びパルス発生器１０は、電圧検出回路４から出力される
検出値に相応してほぼ一定のステッピングモータｌの駆
動トルクＴ０が得られる周波数を選定し、出力する選定
・出力手段を構成している。

この実施例にあっては、電池３の電圧が電圧検出回路４
で検出されると、その検出値がＣＰＵ５のレジスタ７に
一時記憶される。そして、コントローラ６からステッピ
ングモータ１の駆動指令信号がレジスタ７およびパルス
発生器１０に出力されると、パルス発生器１０は作動開
始待機状態となり、レジスタ７に記憶されている検出値
が周波数発生器８に出力される。周波数発生器８は検出
値すなわち電源の電圧に対応する周波数をＲＯＭ９から
選定し、該当する周波数に相応する信号をパルス発生農
工０に出力する。パルス発生器１０はこれによって上記
の周波数に相応する信号をステッピングモータドライバ
２に出力し、これによってステッピングモータ１は駆動
される。

このように構成したステッピングモータ駆動回路にあっ
ては、電池３の電圧が経時的に小さくなった場合でもＲ
ＯＭ９において設定される検出値（電圧）と周波数の関
係から、駆動源としての機能を果しうるほぼ一定のステ
ッピングモータ１の駆動トルクＴ０が得られる低い周波
数に応じてステッピングモータドライバ２を駆動するの
で、ステッピングモータ１の駆動トルクの変動を長期間
にわたって抑えることができる。したがって、駆動源と
してステッピングモータｌが機能しうる時間を十分に長
く設定でき、すなわち１つの電池３によるプリンタ等の
装置、機器の稼動時間を長くすることができ、また、あ
らかじめ必要最小限の駆動トルクＴ０を得るように電圧
と周波数の関数関係を設定してあり、しかも周波数が可
変であることから初期の電圧も必要以上に太き（しなく
て済み、エネルギロスを抑えることができ、これらのこ
とから経済的である。

なお、上記実施例では、ステッピングモータ１の電源の
一例として電池３を挙げたが、本発明はこれに限られず
、電圧が変化しうるちのであれば電池３に代わりうる。

また、上述したステッピングモータ１を含むステッピン
グモータ駆動回路は、プリンタに限らず、各種の装置、
機器に適用しうろことは言うまでもない。

〔発明の効果〕

本発明のステッピングモータ駆動回路は、以上のように
、電源電圧の変化に応じて必要最小限のほぼ一定の駆動
トルクが得られるように周波数を変化させ、これによっ
てステッピングモータドライバを駆動する構成にしであ
ることから、駆動源としてステッピングモータが機能し
うる時間を十分に長く設定でき、エネルギロスを抑える
ことができ、従来に比べて経済的な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のステッピングモータ駆動回路の一実施
例を示すブロック図、第２図は第１図に示す実施例にお
いて設定される関数関係を例示する説明図、第３図はス
テッピングモータの駆動電圧−駆動トルク特性を例示す
る説明図である。 １・・・・・・ステッピングモータ、２・・・・・・ス
テッピングモータドライバ、３・・・・・・電池、４・
・・・・・電圧検出回路、５・・・・・・中央処理装置
（ＣＰＵ）　、６・・・・・・コントローラ、７・・・
・・・レジスタ、８・・・・・・周波数発生第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電圧が変化する電源と、この電源の出力に応じて作動す
   るステツピングモータドライバと、このステツピングモ
   ータドライバによつて駆動するステッピングモータとを
   備えたステツピングモータ駆動回路において、上記電源
   の電圧を検出する検出手段と、この検出手段で検出され
   た検出値に相応してほぼ一定の上記ステツピングモータ
   の駆動トルクが得られる周波数を選定し、出力する選定
   ・出力手段を設け、この選定・出力手段の出力に応じて
   上記ステツピングモータドライバを駆動することを特徴
   とするステツピングモータ駆動回路。