JPS6195078A - 着氷防止有機樹脂塗料組成物 - Google Patents

着氷防止有機樹脂塗料組成物

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JPS6195078A
JPS6195078A JP21533984A JP21533984A JPS6195078A JP S6195078 A JPS6195078 A JP S6195078A JP 21533984 A JP21533984 A JP 21533984A JP 21533984 A JP21533984 A JP 21533984A JP S6195078 A JPS6195078 A JP S6195078A
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JP
Japan
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coating composition
icing
parts
resin coating
resin
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Application number
JP21533984A
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English (en)
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Heihachi Murase
村瀬 平八
Yasushi Nanishi
名西 靖
Akira Omori
晃 大森
Shinji Tamaru
田丸 眞司
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Daikin Industries Ltd
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、着氷防止有機樹脂塗料組成物に関し、さらに
詳しくは有機溶剤合成樹II塗料にポリフルオロ(メタ
)アクリレート重合体及びアルカリ金属化合物を添加し
てなる水の結氷時の被覆物表面への強い付着を防止する
ことが可能な着氷防止有機樹脂塗料組成物に関する。
従来、着氷防止対策の一つとして物体表面に各種の被覆
物を塗布し、これによって着氷力の軽減が試みられてき
ており、その被覆材料としてシリコン樹脂系、フッ素樹
脂系、ゴム系など材料がしられている。これらの被覆材
料によって物体表面の着氷性を多かれ少なかれ軽減させ
ることは可能であるが、氷の水素結合による強い接着を
完全に防止することは不可能である。そこで本発明者ら
は着氷のメカニズムを基礎的に研究することによって先
に水素結合開離作用を有するフルカリ金属化合物とオル
ガノポリシロキサン樹脂との組合せからなる組成物で従
来の被覆材料の着氷防止能を凌駕する着氷防止材料用組
成物を提案した(特開昭59−25868号公報参照)
しかしながら、前記提案になるオルガノポリシロキサン
樹脂系着氷防止塗料は着氷防止性能は実用上はぼ満足し
得るものであるが、オルガノポリシロキサン81mが他
の合成樹脂に比較して非常に高価であるため塗料自体の
コストが高くなること、さらに該塗料は被塗物との付着
性が悪いため塗布する際にブライマーを必要とするなど
の欠点があった。
このため、最近に至って基体樹脂であるオルガノポリシ
ロキサン樹脂に替えて従来から各種の塗料に使用されて
いる有機合成樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリウレタン
樹脂、エポキシ樹脂等を基体樹脂として使用して、前記
したシリコン樹脂系と同等もしくはそれ以上の着氷防止
性能を有する有機塗料組成物を開発することが当該技術
分野で強く要望されている。
そこで、本発明者らは、従来から各種の用途に広く使用
されている有機溶剤型合成樹脂塗料組成物にすぐれた着
氷防止機能を付与することを目的としてまず分子間凝集
力が著しく小さく、化学的に安定でかつ非常に低い表面
張力を呈するパーフルオロ化合物に看目しこのものの適
用について鋭゛意研究を重ねた結果、該塗料組成物に特
定の炭素数を有するパーフルオロアルキル基含有(メタ
)アクリル系単量体の重合体を特定正添加すること  
  ′)によって、着氷防止性能を付与することができ
、さらにアクリル金属化合物を併用することによってよ
りすぐれた着氷防止性能を保持する塗料組成物が得られ
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
かくして、本発明に従えば、 有機溶剤型合成樹脂塗料組成物の樹脂固形分ioo重量
部に対し、下記一般式 %式%) (式中、Rは水素原子又はメチル基を表わし、nは1〜
10の整数を表わし、Rfは炭素数3〜8alの直鎖状
又は分岐状のパーフルオロアルキル基を表わす) で示されるパーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリ
ル系単旦体の単独重合体及び/又は共重合体を0.1〜
75重量部添加してなることを特徴とする着氷防止有機
樹脂塗料組成物が提供される。
本発明の着氷防止有機樹脂塗料組成物がすぐれた着氷防
止性能を示す理由は、添加されるパーフルオロアルキル
基含有(メタ)アクリル糸車母体の重合体が該組成物か
ら形成される塗膜中でミクロ相分離構造を形成して塗膜
に強固に固定化するとともに、塗膜の表面エネルギーを
低下せしめることによるものと考えられる。
本発明で用いられる有1!lim剤型合成樹脂塗料組成
物は、有i溶剤可溶型もしくは有機溶剤分散型のいずれ
でもよく、例えばアクリル樹脂系塗料組成物、ポリウレ
タン樹脂系塗料組成物、エポキシ樹脂系塗料組成物、ア
ルキ下樹脂系塗料組成物などそれ自体公知の合成樹脂塗
料組成物を挙げることができる。就中、アクリル樹脂系
塗料組成物、ポリウレタン樹脂系塗料組成物及びエポキ
シ樹脂塗料組成物が零度以下の低温においても他の塗料
に比べて塗膜物性に優れることから好適である。
以下、有機溶剤型合成樹脂塗料組成物の代表的なものに
ついて説明する。
アクリル樹脂系塗料組成物は、エチレン性不飽和単量体
の1種もしくは2種以上を常法に従って重合して(qら
れるアクリル樹脂を主要結合剤とし、これに有機溶剤、
必要に応じて架橋剤(メラミン樹脂、ポリイソシアネネ
ート、アルコキシシラン化合物など)、着色剤(顔料、
染料)、助剤(顔料分散剤、塗面調整剤など)などを加
えてなるものである。該アクリル樹脂を構成するエチレ
ン性不飽和単旦体の代表例を示せば、例えば、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル駿
ヘキシル、メタクリル破2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル等の(メタ)アク
リル酸の01〜C+aアルキルエステル:グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート:アクリル酸メ
トキシブチル、メタクリル酸メトキシブチル、アクリル
酸メトキシエチル、メタクリ酸メトキシエチル、アクリ
ル酸エトキシブチル、メタクリル酸エトキシブチル等の
(メタ)アクリル酸の02〜18アルコキシアルキルエ
ステル:アリルアクリレート、アリルメタクリレート等
の(メタ)アクリル酸のC2〜3のアルケニルエステル
:ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸
のC2〜8ヒドロキシアルキルエステルニジメチルアミ
ノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレ
ート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチル
アミノエチルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸の
アミノアルキルエステル、アクリルアミド、メタクリル
アミド:アクリル酸、メタクリル駁;等のアクリル系不
飽和単量体を挙げることができる。
さらに、上記アクリル系不飽和単量体以外の不飽和単量
体として、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクロ
レイン、メタアクロレイン、ブタジェン、イソプレンな
どを挙げることが出来、これらは所望の物性に応じて前
記アクリル系単量体と適宜共重合して用いられる。
本発明で用いるアクリル系樹脂は、数平均分子量が約3
,000〜約ioo、ooo、好ましくは約15.00
0〜約45.000の節回のものであって、且つガラス
転移温度が一40〜80℃、好ましくは一20〜50℃
の範囲にあることが好適である。
ポリウレタン樹脂系塗料組成物は、ポリオール硬化型及
び湿気硬化型が代表的なものであり、使用されるポリイ
ソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネートメチルエステル、ジシクロベキ5シルメタン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、4.4’、−ジフェニルメタンジイソシアネート
、デスモジュールN [0CN(CH2)s N(CO
NH(CH2)6 NC0)2 、西ドイツバイエル社
製品、商品名]など一般に公知のものが挙げられ、これ
らのアダクト物およびこれらのイソシアネート化合物の
官能基をブロックしたものも使用可能である。また、使
用されるポリオールとしては、ポリエーテルポリオール
、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、エポ
キシポリオールなど従来から公知のものが挙げられる。
ポリウレタン樹脂系塗料組成物は、前記した結合剤成分
に有機溶剤、着色剤、助剤などを加えてなるものであり
、他の合成樹脂塗料と比較して耐久性、たわみ性、耐薬
品性などにすぐれている。
エポキシ樹脂塗料組成物は、その結合剤成分であるエポ
キシ樹脂としては、それ自体公知のものを使用すること
ができ、例えば、ポリフェノールをアルカリの存在下に
エピクロルヒドリンと反応させることにより製造するこ
とができるポリフェノールのポリグリシジルエーテルが
包含される。
ここで使用しうるポリフェノールとしては、何えば、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−2,2−ブOパン、4
.4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−1,1−エタン、ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−1゜1−イソブタン、ビス(4−ヒ
ドロキシ−tert−ブチル−フェニル)−2,2−7
,0パン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタン、1
.5−ジヒドロキシナフタレン等が挙げられる。また、
ジグリシジルエーテルと上記の如きポリフェノールを反
応させ、さらにこれをエピクロルヒドリンと反応させて
得られるエポキシ樹脂も使用することができる。
上記したエポキシ樹脂の中で、好適なものは数平均分子
量が少なくとも約350、好適には約350〜5,00
0、及びエポキシ当量が150〜4,000、好適には
190〜2,000の範囲のエポキシ樹脂であり市販品
としては例えば、E pikote828.1001.
1002.1004.1007(シェル化学社製エポキ
シ樹脂)などを挙げることができる。
さらに、エポキシ樹脂の硬化剤としては、一般 □にポ
リアミン、ポリアミドなど従来から公知のものが使用さ
れる。
エポキシ樹脂塗料組成物は、前記したエポキシ樹脂及び
硬化剤の他に、有機溶剤、着色剤、助剤などを適宜加え
ることによって11製される。
ざらに゛、本発明で使用されるアルキド樹脂塗料   
 ′)組成物はその結合剤成分であるアルキド樹脂とし
では、通常の合成方法によって得られる一般に公知のも
のが使用できる。たとえば油変性アルキド樹脂、ロジン
変性アルキド樹脂、フェノール樹脂変性アルキド樹脂、
スチレン化アルキド樹脂、アクリル変性アルキド樹脂、
エポキシ樹脂変性アルキド樹脂、シリコン樹脂変性アル
キド樹脂、オイルフリーアルキド樹脂(ポリエステル樹
脂)などである。
アルキド樹脂塗料組成物は、前期したアルキド樹脂に有
機溶剤、υ色剤、助剤などを適宜加えることによって調
製される。
本発明において、前記した有lji溶剤型合成樹脂塗料
組成物に添加して用いられるパーフルオロアルキル基含
有(メタ)アクリル系単量体の単独重合体もしくは兵曹
合体は、下記一般式 %式%) (式中、Rは水素原子又はメチル、其を表わし、nは1
〜10の整数を表わし、Rずは炭素数3〜8個の直鎖状
又は分岐状のパーフルオロアルキル基を表わす) で示されるパーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリ
ル系単量体を重合して得られるものである。
前記一般式で表わされるrjin体としては、眞えば2
−パーフルオロブチルエチルメタクリレートHs CH2−C−Coo−CH2CH2−C−Fe2−パー
フルオロブチルエチルアクリレートCH2−C−COO
−CH2CH2−Ct F 。
2−パーフルオロオクチルエチルアクリレートCH2−
CHCoo  CH2CH2−Co F+2−パーフル
オロオクチルエチルメタクリレートCH2=CHCoo
−CH2CH2− Ca F+ y 2−パーフルオロオクチルメタクリレートHs I CH2=C−Coo−CH2CH2−Co  F+  
yなどが代表的に挙げられ、この中でも好適なものは2
−パーフルオロオクチルエチルメタクリレートである。
本発明においては、前記一般式で表わされるパーフルオ
ロアルキル基含有(メタ)アクリル系単口体の単独重合
体あるいは該単量体と他のエチレン性不飽和単ム体との
共重合体のいずれでも使用することができる。また該単
独重合体と該共重合体を混合して使用することもできる
。後者の共重合体として使用する場合、共単m体として
用いられる他のエチレン性不飽和単量体としては前記ア
クリル樹脂の構成で記載した不飽和単量体を挙げること
ができ、好適なものは(メタ)アクリル酸のアルキルエ
ステル類、スチレン類などである。
共重合に供される共単量体の使用量は90重ω%以下、
好ましくは20臆口%以下の範囲であり、これ以上使用
すると共重合体中にパーフルオロアルキル基含有(メタ
)アクリル系単琶体の占める割合が小さくなり着氷防止
性能が低下する。本発明において特に好適なものはパー
フルオロアルキル基含有(メタ)アクリル系単量体の単
独重合体、就中2−パーフルオロオクチルエチルメタク
リレートの単独重合体である。
前記した単独重合体及び共重合体の投合方法は、通常の
アクリル樹脂の製造方法と同様の方法が用いられ溶液重
合、乳化重合のいずれの方法を採用してもよく、用いる
溶媒としては得られる重合体の良溶媒であるもの、例え
ばトリクロロトリフルオロエタン、メタキシレンへキサ
フルオライド、テトラクロロへキサフルオロブタンなど
が用いられる。重合開始剤としては通常の過酸化物、ア
ゾ化合物、例えば過酸化ベンゾイル、アゾインブチζ ルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリルなどが
用いられる。反応温度は40〜140℃が好ましい。
本発明における前記パーフルオロアルキル基含有(メタ
)アクリル系単量体からなる重合体(A)の故平均分子
旦は、約3,000〜約 500.000、好ましくは約5.000〜約45.0
00の範囲にあるものである。数平均分子社が約500
.000以上になると、造膜時に相分離構造を形成し堅
くなる。他方、数平均分子社が約3.000以下になる
と、造膜後相分離構造がレオロジー的に変化し、着氷防
止性、及び持続性が損われる欠゛点がある。
本発明の着氷防止有機塗料組成物は、前記した有機溶剤
型合成樹脂塗料組成物の樹脂固形分iooim部に対し
てパーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリル系単量
体の重合体を0.1〜75重ω部、好ましくは0.1〜
30重口部を添加し、均一に溶解もしくは分散せしめる
ことによって完成する。該重合体の添加口が0.1車口
部以下では着氷防止性能を有する塗料組成物が得られず
、他方75重量部以上添加すると、相分離構造を失ない
十分な着氷防止性能を示さなくなる。
本発明で得られる塗料組成物は、その目的からして零度
以下の低温環境において使用されるため塗料によっては
塗膜が割れたりヒビがはいったりする欠点が生じる可能
性がある。この低温における塗膜の物性を改良する目的
で必要に応じてセルロース誘導体を添加することができ
る。
該セルロース誘導体は一般に約3000〜約200.0
00.好マシクハ約50oO〜約50.000の平均分
子口を有するエステル変性タイプのセルロース誘導体及
びエーテル変性タイプのセルロース誘導体の両者が包含
される。前者のエステル変性タイプのセルロース11体
の代表例には、ニトロセルロース、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、
セルロースアセテートフタレート、アセチルセルロース
等が挙げられ、これらのセルロースエステルとしては特
に平均のエステル化度が15〜70%の範囲内のものが
好適である。
また、後者のエーテル変性タイプのセルロース誘導体の
代表例にはメチルセルロース、エチルセルO−ス、ブチ
ルセルロ−ス ルロース ロキシプロピルセルロース等が挙げられ、これらセルロ
ースエステルとしては、特に平均のエーテル化度が30
〜70%の範囲内にあるものが好ましい。
これらセルロース11体としては、中でもセルロースア
セテートブチレートが靭性にすぐれている点及び価格の
点で好適である。セルロース誘導体の使用口は、有機溶
剤型合成樹脂塗料組成物の樹脂固形分10(lff1部
に対し20重Q部以下、好ましくは10重ω部以下であ
る。
本発明の着氷防止有機塗料組成物の製造は、有機溶剤型
合成樹脂塗料塑性物へ、予めパーフルオロアルキル基含
有(メタ)アクリル系単量体の重合体の良溶媒を配合し
ておき、ついで該重合物を添加してミキサー等によって
混合分散することで可能である。
該塑性物は上塗り塗料として下塗り塗膜の上に塗装され
る他に、金属やプラスチック、ガラス、木質材料等に直
接塗布することが可能である。また該組成物は成型品と
して物体表面にラミネートして使用することもでき、 以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
。部および%は特に断らないかぎり垂Ω部及び重量%を
示す。
製造例1 反応容器にメタキシレンへキサフロライド400部を入
4・窒素置換0後還流温度■昇温     ・)させ、
この中へ2−パーフルオロオクチルエチルメタクリレー
ト600部にアゾビスイソブチルニトリル12部を溶解
したモノマー溶液を約3時間かけて滴下する。このもの
を還流温度に維持したまま1時間おきにアゾ(スインブ
チロニトリル2部を4回加え、さらに2時間反応させ.
る。反応終了後トリ、クロロテトラフルオロエタン80
0部及びメタキシレンへキサフロライド1200部を加
え、固形分20.5%及び粘度(ガードナー粘度計72
5℃、以下同様)Aの無色透明な2−パーフルオロオク
チルエチルメタクリレートめ単独重合体溶液(A)を得
た。以下、このものを「重合体溶液(A)」と略称する 製造例2 反応容器にキジロール400部を入れ、窒素置換の後1
20℃に加温し、この中へ2−パーフルオロオクチルエ
チルメタクリレート400部、スチレン200部及びア
ゾヒスイソブチロニトリル12部の混合溶液を3時間か
けて滴下する。このものを120℃に維持したまま1時
間おきにアゾビスイソブチロニトリル2部を4回加え、
さらに2時間反応させる。反応終了後メタキシレンへキ
サフロライド200部を加え、固形分51.0%及び粘
度Tの無色透明な2−パーフルオロオクチルエチルメタ
クリレート/スチレン共重合体溶液を得た。このものを
「重合体溶液(B)」と略称する。
製造例3 製造例2において、スチレン200部の代わりに、2−
エチルへキシルメタクリレート180部及び2−ヒドロ
キシエチルメタクリレ−1〜20部使用する以外同様の
方法で、固形分51.3及び粘度Sの無色透明な共重合
体溶液を得た。このものを「重合体溶液(C)」と略称
する。
実施例1 有機溶剤型アクリル樹脂塗料(関西ペイント社製“アク
リツクNo.1000”、固形分45%、常温乾燥形)
100部に、重合体溶液(A)100部を加え、ミキサ
ーでよくかきまぜて着氷防止有機塗料組成物をI製した
かくして得られた塗料組成物を着氷試験用ステンレス板
上にアプリケーターで塗装し、常温で乾燥せしめた。こ
のときの乾燥膜厚は15μmであった。後記の試験方法
により一10℃に2時間凍結させたときの着氷剪断破壊
強度を・限定した。
なお、比較例として重合体溶液(A)を添加しないアク
リル樹脂塗料自体(比較例1)についても同様の条件で
試験に供した。これらの試験結果実施例2 実陥例1において、重合体溶液(A)10.0部に代え
て重合体溶液(B)100部を用いた以外は同様にして
試験を行なった結果、着氷剪断破壊強度は2.0部Mc
■2であった。
実施例3 反応容器に、芳香族石油系溶剤(商品名スヮゾール#1
000.丸首石油会社製品>45a[Iを仕込み、窒素
ガス雰囲気で加熱し、120℃になったところで窒素ガ
スを流すのを止め、下記に示すビニル系及びアクリル系
単量体と重合開始剤の混合液を3時間にわたって滴下す
る。
スチレン              30部n−ブチ
リルメタクリレート     22部ラウリルメタクリ
レート       30部2−ヒドロキシメタクリレ
ート    15部メタクリル酸          
   3部n−ブタノール           15
部アゾビスイソブチロニトリル      2部合計1
17部    9、 滴下終了30分後に、アゾビスイソブチロニトリル0.
5部を1時間かかつて加え、さらに窒素ガス雰囲気下で
2時間、120℃に加熱を続ける。
この後スワゾール#1000を45部を加え、50%樹
脂溶液とした。得られたアクリル樹脂溶液はガラス転移
温度26.7℃を有する無色透明の液体で、粘度はPで
あった。
このアクリル樹脂溶液を用い、下記配合にて着氷防止有
機塗料組成物をv4製した。
50%アクリル樹脂溶液      140部EA8−
551−0.2”       2部重合体溶81!2
(A)           50部合計242部 ※1 米国イーストマン、コダック社のセルロースアセ
テートブチレート ※2 大日本インキ化学社製メラミン樹脂、固形分60
% かくして得られた塗料組成物をスワゾール#1000で
粘度30秒(フォードカップ#4/25℃)に希釈し、
着氷試験用ステンレス板上にアプリケーターで塗装し4
0’C130分間加熱乾燥せしめた。このときの乾燥膜
厚は65μmであった。後記の試験方法により一10’
Cに2時間凍結させたときの着氷剪断破壊強度を測定し
た。
なお、比較例として重合体溶液(A)を添加しないアク
リル樹脂塗料自体(比較例2)についても同様の条件で
試験に供した。これらの試験結果を下記に示す。
実施例4 有機溶剤型ウレタン樹脂塗料(関西ペイント社製、ルタ
ンPG−80クリヤー”、固形分40%)100部に重
合体溶液(C)120部を加え、ミキサーでよくかきま
ぜて着氷防止有機塗料組成物を調製した。
かくして得られた塗料組成物を着氷試験用ステンレス板
上にアプリケーターで塗装し、常温で乾燥せしめた。こ
のときの乾燥膜厚は105μmであった。後記の試験方
法により一10’Cに2時間凍結させたときの着氷剪断
破壊強度を測定した。
なお、比較例として重合体溶液(C)を添加しないウレ
タン樹脂塗料自体(比較例3)についても同様の条件で
試験に供した。これらの試験結果を下記に示す。
実施例5 有機溶剤型エポキシ樹脂塗料(関西ペイント社製“エボ
マリン”、固形分63%)100部に重合体溶液(A)
315部を加えミキサーでよくかきまぜて着氷防止有機
塗料組成物を調製した。
かくして得られた塗料組成物を着氷試験用ステンレス板
上にアプリケーターで塗装し、常温で乾燥せしめた。こ
のときの乾燥gI厚は80μmであった。後記の試験方
法により一10℃に2時間凍結させたときの着氷剪断破
壊強度を測定した。
なお、比較例として重合体溶液(A>を添加しないエポ
キシ樹脂塗料自体(比較例4)についても同様の条件で
試験に供した。これらの試!A結果を下記に示す。
実施例6 有機溶剤型アミノ、アルキド樹脂塗料(関西ペイント社
製“アミラックNo、1000”、固形分65%油長3
6)100部に重合体溶液(B)7部及び炭酸ナトリウ
ム20部を加え、ミキサー     1でよくかきまぜ
て着氷防止有機塗料組成物を調製した。
かくして得られた塗料組成物を着氷試験用ステンレス板
上にアプリケーターで塗装し130℃、20分間加熱乾
燥せしめた。このときの乾燥膜厚は80μmであった。
後記の試験方法により一10℃に2時間凍結させたとき
の着氷剪断破壊強度を測定した。
なお、比較例として重合体溶液(B)を添加しないアミ
ノアルキド樹脂塗料自体(比較例5)についても同様の
条件で試験に供した。これらの試験結果を下記に示ず。
着氷剪断破壊強度試験方法 M1図に示す本発明の組成物を塗装したステンレス製平
版(1)(100X70X10+n)の塗膜(2)上に
ステンレス製リング(3) (内面積5C■2)を置き
、このものを−10℃の冷凍試験恒温櫂の中に入れ、9
0分間予備冷却する。ついで、5℃に保たれた蒸留脱イ
オン水2戚をリング(3)中に注ぎ氷結させることによ
り、被験体表面に接着した氷(4)が得られる。−10
℃で2時間この状態に放置した後、ロードセル(図省略
)に連結され、動力によって駆動する金属製作動棒(軸
) (5)によってリング(3)に衝撃を与えて氷(4
)を剥離させる剪断破壊強度を測定した(単位: K(
+/C12)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の着氷防止材料用組成物のむ本性を試験
する装置の断面図である。 (1)・・・ステンレス製平版 (2)・・・塗 膜 (3)・・・ステンレス製リング (4)・・・氷 (5)・・・作 動 棹 第1図 手続ンm正書(自発) 昭和59年12月7日 特許庁長官  志 賀   学 殿 昭和59年特許願第215339@ 2 発明の名称 着氷防止有機樹脂塗料組成物 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 (140)関西ペイント株式会社 (ほか1名) 4  代  理  人 大阪市東区平野町2の10 沢の鶴ピル(8521) 
  弁理士   三  枝  英  二 ″。 5 補正命令の日付 自  発 6 補正の対象 明細門生特許請求の範囲の項、発明の詳細補正の内容 1 明細書第1頁第3行の「■有i溶剤型合成樹脂」を
下記の通り訂正する。 「特許請求の範囲 ■有機溶剤型合成樹脂」 2 明amの記載を下記正誤表の通り訂正する。 3 明細書第14頁第11行の式 rcH2=CH−COO−CH2CH2Ca F+ J
を rcH2=CH−Coo−CH2CH2Co F+ア」 と訂正する。 4 明細書第14頁第13行の式 %式% と訂正する。 (以 上)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機溶剤型合成樹脂塗料組成物の樹脂固形分10
    0重量部に対し、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子又はメチル基を表わし、nは1〜
    10の整数を表わし、Rfは炭素数3〜8個の直鎖状又
    は分岐状のパーフルオロアルキル基を表わす) で示されるパーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリ
    ル系単量体の単独重合体及び/又は共重合体を0.1〜
    75重量部 添加してなることを特徴とする着氷防止有機樹脂塗料組
    成物。
  2. (2)前記パーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリ
    ル系単量体が ▲数式、化学式、表等があります▼ である特許請求の範囲第1項記載の着氷防止有機樹脂塗
    料組成物。
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