JPS6193192A - オリゴ糖粉末の製造法 - Google Patents

オリゴ糖粉末の製造法

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JPS6193192A
JPS6193192A JP21389484A JP21389484A JPS6193192A JP S6193192 A JPS6193192 A JP S6193192A JP 21389484 A JP21389484 A JP 21389484A JP 21389484 A JP21389484 A JP 21389484A JP S6193192 A JPS6193192 A JP S6193192A
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吉野 善市
Tsuyoshi Shioda
塩田 堅
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功 中沢
Masakatsu Murayama
正勝 村山
Tetsuaki Kihara
木原 哲昭
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Sanwa Kousan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオリゴ糖粉末の製造法に関するものであり、詳
しくは、マルトース及びマルトトリオース以上の分子量
を有するオリゴ糖を含む水溶液からオリゴ糖を主成分と
する糖(以下、オリゴ糖と略称する)粉末を工業的有利
に製造する方法に関するものである。
オリゴ環は、α−1.弘結合でグルコースが3個連なっ
たマルトトリオースを主体とし、同様にグルコースが参
個連なったマルトテトラオース等を含む混合物であり、
低甘味性で且つその優れた吸湿性と保水性から種々の用
途への利用が見込まれている。例えば、食品等の保水性
、湿潤性を付与する目的で、あるいは医療分野における
輸液として期待されている。
、このようなことから、オリゴ糖を粉末として得ること
は、取扱いの面のみならず、各種用途への利用の面から
望まれるところである。
[従来技術〕 オリゴ環は、でんぷんを糖化して得られる所謂マルトー
ス水飴の中に含まれており、従って、オリゴ糖粉末を製
造するには、先ず、マルトース水飴よりマルトースを分
離する必要がある。
オリゴ糖を含むマルトース水飴からマルトースをクロマ
ト分離する方法については特開昭j7−コOりooo 
、同It−コJ7タデ等に提案されているが、いずれも
回分法によるものであり、大規模に効率よく行なうこと
は困難である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、オリゴ糖粉末を工業的有利に製造する
方法を提供することにある。
しかして、斯る本発明の目的は、マルトース及びマルト
トリオース以上の分子量を有するオリゴ糖を含む水溶液
からオリゴ糖を主成分とする糖(以下、オリゴ糖と略称
する)粉末を製造する方法であって、前記水溶液を原料
とし、水を脱着剤として、収着質成分であるマルトース
水溶液と非収着質成分であるオリゴ糖水溶液とに連続的
にクロマト分離する分離工程(A)と、該分離工程で得
られたオリゴ糖水溶液を濃縮する工程(B)と、該濃縮
工程で得られた濃縮水溶液を噴霧状態で熱風と接触させ
てオリゴ糖を粉末化する乾燥工程(C)と、該乾燥工程
から導出されるオリゴ糖粉末を含む排風から該粉末を分
離する回収玉8 (D)とから成シ、 前記分離工程(A)は、内部に陽イオン交換体が充填さ
れ、且つ前端と後端とが流体通路によシ結合された充填
床内に、原料供給部から非収着質抜出部までの吸着帯域
、同抜出部から脱着剤供給部までの精製帯域、同供給部
から収着質抜出部までの脱着帯域および同抜出部から原
料供給部までの濃縮帯域の四つの帯域を上流よシ上記順
序で形成させつつ流体を循環させ、上記供給部および抜
出部の位置を間歇的に下流方向に移動させることよりな
る擬俊移動床によって構成され、且つ、前記精製帯域に
おける循環流体の容1t!流速の陽イオン交換体の見掛
けの容積流速に対する比率φ、は0.J〜O8!に、前
記濃縮帯域における循環流体の容積流速の陽イオン交換
体の見掛けの容積流速に対する比率φ、は0.J〜o、
6になされておシ、 前記濃縮工程(B)は、公知の濃縮設備によって構成さ
れるが、該濃縮工程ではオリゴ糖水溶液中の全糖濃度が
30〜70重量%となるように濃縮が行われるようにな
されておシ、 前記乾燥工程(C)は、アトマイザ−1熱風の導入口お
よび排風の導出口を備えた乾燥室によって構成され、且
つ、熱風の導入温度はto〜200℃、絶対湿度は10
(f水/に9乾燥空気)以下、排風の導出温度はpo〜
/20℃、絶対湿度は≠j(を水/却乾燥空気)以下の
条件になされている、 ことを特徴とするオリゴ糖粉末の製造法によって達成さ
れる。
〔発明の構成〕
本発明のオリゴ糖粉末の製造方法は、分離工程(A)、
濃縮工程(B)、乾燥工程(C)及び回収工程(D)よ
り成る。
なお、本発明において、オリゴ糖゛粉末とは、マルトト
リオース、マルトテトラオース等の所謂オリゴ糖混合物
であり、且つ、グルコース及びマルトースの含量がjO
重愈チ以下の粉末を意味する。
先ず、分離工程(A)について説明する。
本発明の分離工程は、擬似移動床によって構成されてい
る。本発明によれば任意の型式の擬似移動床を用いてマ
ルトースの分離を行なうことができる。第1図は本発明
方法で使用する擬似移動床の1例の模式図であり、第2
図は他の例の模式図である。
第1図において、擬似移動床の主要部である充填床(1
000)の内部は、(100/)〜(102≠)の2参
個の単位充填床に区別されている。各単位充填床にはオ
リゴ糖よシもマルトースに対する吸着力が大きい塩型の
陽イオン交換体が充填されている。陽イオン交換体とし
ては市販の各種の陽イオン交換樹脂あるいはゼオライト
を用いることができる。通常はスチレン−ジビニルベン
ゼンの架橋共重合体にスルホン酸基が結合した強酸性陽
イオン交換樹脂が用いられる。
陽イオン交換樹脂は、マルトースに対する吸着力とオリ
ゴ糖に対する吸着力との差が大きくなるように、通常、
ナトリウム型、カリウム型、もしくはカルシウム型で使
用される。
また、マルトース水・飴としては、通常、全糖濃度3o
−to重′!#、%、全糖中のオリゴ糖含有率!〜60
重量−の水溶液が使用される。
各単位充填床間には空間部(102j)〜(10≠りが
設けられており、各空間部には充填床へのマルトース水
飴の導入管(104!−2)および水の導入管(10!
0 )ならびに充填床からのマルトース水溶液の抜出管
(10に’/ )およびオリゴ糖水溶液の抜出管(io
s2)の弘種類の管が開口している(但し、第1図では
その大部分は省略されている)。この空間部の設置は不
可欠ではないが、充填床に導入されるマルトース水飴を
この空間部に導入すると、床内を流下している液中にす
みやかに拡散させることができるので好ましい。
第1図では空間部(to4!r )にマルトース水飴が
導入され、空間部(1036)に水が導入されている。
また空間部(ioコl)からオリゴ糖水溶液が抜出され
、空間部(101fO)からマルトース水溶液が抜出さ
れている。従って充填床(1000)は、 (100/
 )ないしくioo≠)のび個の単位充填床よシなる吸
着帯域、(1001)ないしく1012)の1個の単位
充填床よりなる精製帯域、(10/J )ないしく 1
oitr )の参個の単位充填床よりなる脱着帯域およ
び(lO17)ないしく 1024c)のt個の単位充
填床よりなる濃縮帯域の≠つの帯域よシなっている。各
帯域の作用は、マルトースを収着成分とし、オリゴ糖を
非収着成分とする公知の擬似移動床のそれに等しい。床
内の温度は通常4Cj −5F 0℃好ましくは6o−
to℃に保持される。床内温度がPo℃よりも高くなる
と、抜出される糖液が乍しく着色することがある。また
、弘j℃よシも低いと、マルトース水飴の粘度が高くな
シ、床内における圧損失が増大する。
充填床内の液中には、マルトースおよびオリゴ糖の濃度
分布が形成されており、この濃度分布は、その形状を保
持しつつ、下流方向に移動する。この移動に追随するよ
うに、充填床へのマルトース水飴および水の導入管、な
らびに充填床からのマルトース水溶液およびオリゴ糖水
溶液の抜出管が、順次下流のそれに切替えられる。切替
は参種類の管について同時に行なってもよく、また各管
毎に時間的にずらして行なってもよい。同一の管から導
入または抜出しを継続する時間は、単位充填床の大きさ
、陽イオン交換体の種類、床内を流下する液の流速等に
より異なるが、通常、数分ないし士数分である。
この切替により、上述の参個の帯域は逐次その充填床に
占める位置を移動する。しかし、各帯域の長さは常に実
質的にほぼ一定である。すなわち各帯域は、その大きさ
および相対的位置を保持したまま充填床を循環する。
陽イオン交換体を分離剤とする擬似移動床におけるマル
トースとオリゴ糖との分離の程度は種々の要因により影
響されるが、特に大きな要因は床内の液の流下速度およ
び同一の管から掖の導入または抜出しを継続する時間で
ある。このことは、液の導入管および抜出管の下流の管
への切替は、見方を変えれば、導入管および抜出管の位
置を一定にして陽イオン交換体を上流方向に移動させる
に等しいものであシ、床内の液中の枦の濃度分布は、こ
の上流方向に移動する陽イオン交換体と下流方向に移動
する液との相互作用により形成されることからも推測さ
れる。周知のように床内を流下する液の流速は、各帯域
毎に異なる。とれらの各帯域の流速のうち、充填床から
抜出されるマルトース水溶液およ゛びオリゴ糖水溶液へ
のオリゴ糖の分配に大きく影響を与えるのは、充填床内
の精製帯域(非収着質抜出部から脱着剤供給部までの帯
域)における循環流体の容積流速の陽イオン交換体の見
掛けの容積流速に対する比率φ、および濃縮帯域(収着
質抜出部から原料供給部までの帯域)における循環流体
の容積流速の陽イオン交換体の見掛けの容積流速に対す
る比率φ、であり、マルトース及びグルコース含有率!
Q重tチ以下のオリゴ糖を得るためには、前記φ、およ
びφ。
をそれぞれ0.3〜O,Sおよび0.3〜0.1に調整
して擬似移動床を運転することが必要である。
更に好ましい結果を得るためには吸着帯域(原料供給部
から非収着質抜出部までの帯域)にお1ける循環流体の
容積流速の陽イオン交換”体の見掛けの容積流速に対す
る比率φ、とφ、の比(φ1/φ、)を10.2〜1.
7の範囲内とすることが望ましい。φ!またはφ番の値
が上記範囲内にない場合には、オリゴ糖は充填床の全域
にわたって分布し、抜き出されるマルトース水溶液中に
もオリゴ糖が多量に混入するようになる。しかし、上述
の条件が満足される場合には、オリゴ糖は充填床内にお
いて吸着帯域、精製帯域および濃縮帯域の下流部に分布
し、脱着帯域には殆ど存在せず、従って、グルコース及
びマルし一ス含Ji、 j O重f#チ以下のオリゴ糖
水溶液を取得することができる。
なお、本明細書において陽イオン交換体の見掛けの容積
流速とは、充填床内の陽イオン交換体の見掛けの容積を
、精製帯域が充填床を一周するに要する時間で除し喪も
のである。ただし第1図の如く充填床に非充填部分が存
在する場合には、精゛製帯域の液の容枦速度でこれら非
充填部の液の容積の合計を除した商を、精製帯域が充填
床を一周するに要する時間から減じた差でもって、充填
床内の陽イオン交換体の容積を除すものとする。この非
充填部は原料としてのマルトース水飴の分散作用を目的
として設置しているのであるが、分離現象の面から見た
場合、この部分は単なる時間遅れをもたらすにすぎず。
有効な作用をするのはあくまでも陽イオン交換体そのも
のであるからこの補正計算の内容の妥当性は容易に理解
されよう。
しかして、前述の分離工程でマルトース等を分離して得
られたオリゴ糖水溶液の全糖濃度は、擬似移動床に供給
される原料水溶液の組成、供給水量等によって異なるが
、一般的には、j〜λO重j#チであり、第1図に示す
分離工程のオリゴ糖水溶液の抜出管(iozコ)から導
出され次の濃縮工程に供給される。
本発明の濃縮工程(B)(図示せず)は、従来公知の濃
縮設備によって構成される。例えば、多重効用蒸発缶、
薄膜流下式濃縮機などが好適使用される。該濃縮工程で
は、オリゴ糖水溶液は、全糖濃度が30〜70重量%、
好ましくはjO〜toss%の範囲にまで濃縮され、次
の乾燥工程に供給される。オリゴ糖水溶液中の糖濃度が
上記範囲より高い場合は、次の乾燥工程における熱風と
の接触によってオリゴ糖が綿状となり良好な粉末化が達
成されず、全糖濃度が上記範囲より低い場合は、乾燥工
程の熱風の温度あるいは使用量を著しく大きくする必要
があり、その結果、経済的に不利となるばかりかオリゴ
糖粉末が融解するおそれがある。
次に、乾燥工程(C)について説明する。
本発明の乾燥工程は、基本的にはそれ自体公知の、噴霧
装置、熱風の導入口および排風口を備えた乾燥室によっ
て構成されている。噴霧装置としては、ノズル型あるい
は回転円盤型のアトマイザ−が挙げられるが、濃縮液の
供給操作の面から回転円盤型アトマイザ−が好適である
乾燥室としては、前記要素を備えたものであの模式図で
ある。
第3図において、乾燥室(1)は下部が逆截頭円錐状に
なされた円筒容器よ構成り、その上部には、乾燥室内−
に開口してアトマイザ−(2)が設けられ、また、その
上部側壁部および下部の截頭部には夫々熱風導入口(3
)及び排風導出0弼)が設けられている。
濃縮工程(B)にて濃縮された全糖濃度30〜70重f
[のオリゴ糖水溶液は、導管(2つを通してアトマイザ
−Q)に供給され、噴霧状となって乾燥室(1)内に導
入される。一方、送風機(j)及びヒーター(6)によ
って熱風が発生され、導管(3つ及び熱風導入口(3)
を通して乾燥室(1)に導入される。乾燥室内に導入さ
れた熱風は、アトマイザ−(2)を囲んで配置されたリ
ング状分配管■によって分散噴出され、更に、その流れ
が案内板<r>によって、アトマイザ−Q)の先端部を
取シ囲むようになされている。
乾燥室(1)内において、噴霧状のオリゴ糖水溶液(A
)は、熱風と接触し、乾燥、粉末化されるが、この際、
熱風の導入温度は、20〜200℃、好ましくは100
−160℃、絶対湿度は、10(f水/却乾燥空気)以
下、好ましくはr(を水7kg乾燥空気)以下とする必
要がある。
熱風の温度が上記範囲より高い場合は、前記と同様にオ
リゴ糖粉末の融解のおそれがあり、逆に、上記範囲より
低い場合、絶対湿度が上記範囲を越える場合は、十分な
乾燥、粉末化が行われない。
オリゴ糖水溶液の乾燥、粉末化に必要な熱風の使用ji
tFi、熱風温度、オリゴ糖水溶液の量および糖濃度(
水分量)に依存するために一概には決定できないが、良
好な結果を得るためには、これらの条件を適宜調整して
、乾燥室(1)から導出する排風の温度が41CO−7
20℃、好ましくは60〜100℃の範囲で且つ絶対湿
度が≠!(f水/鱈乾燥空気)以下となるようにする必
要がある。
乾燥室(1)内で粉末化されたオリゴ糖は、排風と共に
排風導出口←)から導出され、導管(参′)を通して次
の回収工程へ供給される。
次に、本発明の回収工程(D)について説明する。
回収工程は、前述の乾燥工程から導出された、オリゴ糖
粉末を含む排風から該粉末を分離回収する工程であり、
本発明方法では従来公知の各種の気固分離装置を採用し
得るが、通常は、第3図に示すサイクロン装置(y′)
と排風機(/のより成るティク筒ン装置が好適使用され
る。
第3図に示すサイクロン装置よ構成る回収工程において
、オリゴ糖粉末を含む排風は、導管(μ′)、サイクロ
ン導入口(//)を通してサイクロン本体(り)に導入
され、排風から分離噛れたオリゴ糖粉末は、サイクロン
本体の下部より導管(12)を通して回収され、また、
排風は導管(13)、排風機(lのを経て導管(lりよ
り排気される。
なお、上記説明においては、乾燥工程(C)とは独立し
た設備の回収工程(D)について例示したが、本発明方
法においては、両工程が独立した設備である必要はなく
、例えば乾燥工゛程(C)の設備として回収工程の機能
を兼備えたものを用いることも可能である。このような
乾燥工程の設備としては、例えば、回転円盤式垂直下降
混合型噴霧乾燥装置を挙げることができる。
上記のようにして回収されたオリゴ糖粉末は、通常、貯
蔵タンク(図示せず)に移送され、包装時の供給タンク
としての機能を兼用した該貯蔵タンク内にストックされ
る。
しかして、オリゴ糖゛粉末の一成分であるマルトトリオ
ースは、極めて高い吸湿性を有し、また、本発明のオリ
ゴ糖粉末に含まれるマルトースも噴霧乾燥処理によって
大部分が無定形となっているために比較的高い吸湿性を
有する。
従って1本発明方法で得られたオリゴ糖粉末は、乾燥空
気で陽圧に保持された貯蔵タンク内にストツタして外気
との接触を遮断するのが好ましい。乾燥空気としては、
絶対湿度が10(f水/&Il乾燥空気)以下、好まし
くはA−t(r水/故乾燥空気)の空気を用いるのがよ
く。
また、タンク内の圧力はλ〜10rnynH20の範・
囲で十分である。
また、回収工程から貯蔵タンクへの移送は、ニューマチ
ックコンベヤーを用いて乾燥空気による気力輸送による
のが好ましい。乾燥空気としては、絶、対湿度がIO(
を水7kg乾燥空気)以下、好ましくは、a−r(を水
/卯乾燥空気)のものを用いるのがよく、特に、参〇−
aO℃に加熱した乾燥空気を用いるならば、オリゴ糖粉
末の移送中に気流乾燥の効゛果が達せられるので一層好
ましい。
本発明方法は、以上のように構成されて成るものであり
、回収工程(C)より得られるオリゴ糖粉末は、通常、
5O−200μmの粒径で含水率が3〜j重fi:%の
粉末である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により、さら−に詳細に説明する
が1本発明はその要旨を超えない限p以下の実施例によ
って限定されるものではない。
尚、以下の例において「%」は「重[1を意味する。
実施例1 グルコース7.3%、マルトース−67,6%、iルト
リオースl≠、1%、!ルトテトラオース外77.0チ
よルなる糖濃度60チのマルトース水飴を原料とし、第
2図および第3図に示す装置を用いてオリゴ糖粉末の製
造を行なった。
第2図において、単位充填床10/〜101は内径j≠
閣、高さル00.の円筒であり、円筒内にはNa型の強
酸性陽イオン交換樹脂(ダイヤイオン■FRK−Jl、
三菱化成工業■製)が合計10.r4tt充填されてい
る。各単位充填床は循環ポンプ/J/〜isrを通して
無端状に連絡されておシ、各単位充填床を結合する流体
通路にはパルプ///−//lrを介してマルトース水
溶液抜出管110.パルプ/2/−/21を介してオリ
ゴ糖水溶液抜出管/20.パルプ/J/〜/31を介し
て水導入管/30およびパルプl≠l〜/≠lを介して
マルトース水飴導入管iaoが敷設されている。
第・λ図に示した装置の床内温度を7s′CK保持し、
マルトース水飴および水の供給量を各々0.27 t/
hrおよびへコz z z/hrとし、マルトース水溶
液およびオリゴ糖水溶液の抜出量を各々08λ4’jt
/hrおよび1.、2 r t/hrとし、流量調節弁
IO2により吸着帯域、精製帯域および濃縮帯域の流量
が各々j、J 7 t/hr、 1.ツタt/hrおよ
びJ、001/hrとなるように調節した。
この場合、例えばマルトース水飴がパルプ/4’仏を通
じて供給されている時点では、水はパルプ/Jlを通じ
て供給され、マルトース水溶液およびオリゴ糖水溶液は
各々パルプ/ノコおよびパルプ/24を通じて抜き出さ
れ、充填床10/および102において脱着帯域、充填
床103および70≠において濃縮帯域、充填床103
およびiotにおいて吸着帯域、充填床107および1
0rにおいて精製帯域が形成されている。各パルプは7
5分ととに一つ下流にあるパルプに一斉に切替られ、2
時間で各帯域が床内を一巡する。
本実施例において、φ8、φ3、φ、およびφ1/φ。
の値は下記の通りである。
φ、=0.603 φ、=0.31.7 φ、=o、zj4L φ、/φ、=1.A≠ 定常状態において抜き出されたオリゴ糖水溶液(糖濃度
7.1%)は、多重効用蒸発缶によって濃縮されたのち
、第3図に示す装置の導管(λ′)に供給される。
第3図において、乾燥室(1)の高さはJm、円筒部の
直径は1.、g mである。
本実施例における乾燥工程の条件は下記の通りである。
上記水溶液の糖濃度 : 50重量% 熱風の導入温度 : 13タ一℃ 熱風の絶対湿度 ’、7.A(を水/岬乾燥空気)排風
の導出温度 :  tsj℃ 排風の絶対湿度 :  36(f水/に9乾燥空気)サ
イクロン本体(り)下部の導管(12)より回収された
オリゴ糖粉末の組成を表−/に示す。
表−/ 比較例1 グルコ−゛ス1./%、マルトース72.6%、マルト
リオース1.2j%、マルトテトラオース外13.7%
よりなる糖濃度60.コチのマルトース水飴を原料とし
、下記条件で実施例/と同様にオリゴ糖粉末の製造を行
なった。尚、分離工程出口のオリゴ糖゛水溶液の糖濃度
は/ 7.7チであり、実施例1と同様に濃縮されて乾
燥工程に供給された。
〔分離工程の条件〕
マルトース水飴供給量   0.3 t Ot/hr水
  供  給  量    0.672  1マルトー
ス水溶液抜出量    0.JrOtオリゴ糖水溶液抜
出量   0.67J  z吸着帯域の流量  ダ、7
4!  ? 精製帯域の流t  弘、0タコ I 濃縮帯域の流量  ≠、31!  # バルブ切替時間  A/A秒 φ、=0.603.φ、=o、zi’yφ、=0.!r
!!、φI/φ、=1./1〔乾燥工程の条件〕 上記水溶液の糖濃度: 50重量% 熱風の導入温度: /4!2℃ 熱風の絶対湿度: r(を水/Jc9乾燥空気)排風の
導出温度ニア0℃ 排風の絶対湿度: ’1−JC97kj’に9乾燥空気
)定゛常状態における回収されたオリゴ糖粉末の組成を
表−2に示す。
表−2 実施例コ ゲルコース0.7チ、1ルトース75.5%、オルトト
リオース16.3%、マルトテトラオース外7.jt%
よりなる糖濃度5り、5%のマルトース水飴を原料とし
、下記条件で実施例1と同様にオリゴ糖粉末の製造を行
った。尚、分離工・程出口のオリゴ糖水溶液の糖濃度は
り、1%であシ;実施例1と同様に濃縮されて乾燥工程
に供給された。
〔分離工程の条件〕
マルトース水飴供給量    0.2 A J’ l/
hr水  供  給  量    o、r tタ L/
hrマルトース水溶液抜出量    0.332  I
オリゴ糖水溶液抜出量   030!  #吸着帯域の
流量  代−201# 精製帯域の流量  3.参〇〇l 濃縮帯域の流量  3.237 1 パルプ切替時間  try秒 φ、=O1Sり3.φ、=0.≠10 φ4=o、ssz、φ1/φ、=1.23!〔乾燥工程
の条件〕 上記水溶液の糖濃度 : 10重量% 熱風の導入温度: /sO℃ 熱風の絶対湿度ニア。s(t〜1乾燥空気)排風の導出
温度Hro℃ 排風の絶対湿度: J ’y (t*/w乾燥空気)定
常状態における回収されたオリゴ糖粉末の組成を表−3
に示す。
表−3 また、上記の回収工程で得られたオリゴ糖粉床ヲ二二一
マチツクコンベヤーを用い、絶対湿度r(を水/に9乾
燥空気)、温度jo℃の乾燥温風によってA Om” 
(内径!、4tm 、高さ6.6λm)の貯蔵タンク内
に移送して貯蔵した。
貯蔵タンク内は、絶対湿度7(2水/に9乾燥空気)の
乾燥空気でコma2oの陽圧に維持した(なお、オリゴ
糖粉末の充填率は約10%であった)。
3日間軽過後において、貯蔵タンク内のオリゴ糖粉末を
取シ出してその性状を調査したところ、オリゴ糖粉末は
サラサラとした流動性を示し、吸湿による固結等の問題
は全く認められなかった。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、特定の分離工程、濃縮工程、乾燥
工程および回収工程を組合せることによって、オリゴ糖
粉末を工業的有利に製造することができ、従って、本発
明は、オリゴ糖粉末の製造分野に寄与するところ大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の分離工程で使用する擬似移動床
の7例の模式図であシ、第2図は他の例の模式図である
。 また、第3図は、本発明方法の乾燥工程、回収工程で使
用する乾燥室、サイクロン装置の1例の模式図である。 第3図中、(1)は乾燥室、(j)は送風機、(6)は
ヒーター1.(り)はサイクロン本体、(10)は排風
機である。 出 願 人 三和興産株式会社 三菱化成工業株式会社 代 理 人  弁理士 長谷用   −(ほか7名) あ1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マルトース及びマルトトリオース以上の分子量を
    有するオリゴ糖を含む水溶液からオリゴ糖を主成分とす
    る糖(以下、オリゴ糖と略称する)粉末を製造する方法
    であつて、前記水溶液を原料とし、水を脱着剤として、
    吸着質成分であるマルトース水溶液と非収着質成分であ
    るオリゴ糖水溶液とに連続的にクロマト分離する分離工
    程(A)と、該分離工程で得られたオリゴ糖水溶液を濃
    縮する工程(B)と、該濃縮工程で得られた濃縮水溶液
    を噴霧状態で熱風と接触させてオリゴ糖を粉末化する乾
    燥工程(C)と、該乾燥工程から導出されるオリゴ糖粉
    末を含む排風から該粉末を分離する回収工程(D)とか
    ら成り、 前記分離工程(A)は、内部に陽イオン交換体が充填さ
    れ、且つ前端と後端とが流体通路により結合された充填
    床内に、原料供給部から非収着質抜出部までの吸着帯域
    、同抜出部から脱着剤供給部までの精製帯域、同供給部
    から収着質抜出部までの脱着帯域および同抜出部から原
    料供給部までの濃縮帯域の四つの帯域を上流より上記順
    序で形成させつつ流体を循環させ、上記供給部および抜
    出部の位置を間歇的に下流方向に移動させることよりな
    る擬似移動床によつて構成され、且つ、前記精製帯域に
    おける循環流体の容積流速の陽イオン交換体の見掛けの
    容積流速に対する比率φ_2は0.3〜0.5に、前記
    濃縮帯域における循環流体の容積流速の陽イオン交換体
    の見掛けの容積流速に対する比率φ_4は0.3〜0.
    6になされており、 前記濃縮工程(B)は、公知の濃縮設備によつて構成さ
    れるが、該濃縮工程ではオリゴ糖水溶液中の全糖濃度が
    30〜70重量%となるように濃縮が行われるようにな
    されており、前記乾燥工程(C)は、アトマイザー、熱
    風の導入口および排風の導出口を備えた乾燥室によつて
    構成され、且つ、熱風の導入温度は 80〜200℃、絶対湿度は10(g水/kg乾燥空気
    )以下、排風の導出温度は40〜 120℃、絶対湿度は45(g水/kg乾燥空気)以下
    の条件になされている、 ことを特徴とするオリゴ糖粉末の製造法。
  2. (2)分離工程(A)の吸着帯域における循環流体の容
    積流速の陽イオン交換体の見掛けの容積流速に対する比
    率φ_1とφ_2の比φ_、/φ_2を1.2〜1.7
    とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のオ
    リゴ糖粉末の製造法。
  3. (3)原料水溶液中の全糖濃度が30〜80重量%であ
    り、全糖中のオリゴ糖含有率が5〜60重量%であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
    のオリゴ糖粉末の製造法。
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