JPS6188865A - デ−ツ等果実汁の連続製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デーツ（なつめやし）、プルーンなどの核果
実類から果実汁を製造する方法に関する。

核果実、特にデーツ果実を水または熱水で抽出処理して
得られる粗抽出液（粗汁液）に懸濁している、繊維質、
粗蛋白質、ペクチン質などの混濁物、その他の不純物を
、一般の濾過器で工業的に炉別することが大変困難であ
り、また限外濾過膜を使用した濾過テスト報告があるが
経済的でない。

また、デーツ果実はイラクが主産国であって、これら外
国産のデーツ果実を原料として、一連に果実汁を製造す
る場合、該デーツ果実は、一般にポリ袋に２５ｋｇまた
は５０ｋｇ宛詰め５れた荷姿で輸入されるため、多数個
のデーツ果実が、それらが含有する高濃度の糖分によっ
て袋内で団塊状（ブロック）にかたく固結（糖分６５〜
７０のセミドライフルーツ状態）されているので、糖分
抽出処理に適した状態に破砕し、該破砕物を抽出処理す
ることは工業的に困難であった。即ち、デーツブロック
を破砕するのに、破石機や人力等を用いている実情で大
変非能率的であり、また該破砕物（デーツクロブ）を抽
出処理に適した状態ＯＣするのに、生蒸気を使用して長
時間（１〜２時間）高圧高温加熱処理するため、生蒸気
使用による製品のｐＨの移動を生じ、また高圧高温長時
間加熱によるメラード反応を生じて、品質に悪影響を来
たし、かつ歩留面でも好ましくなかったのである。

本発明者は、上記欠点を排除して、効率的経済的に、品
質良好なデーツ、ブルーンなどの果実から果実性を工業
的に製産できる方法について研究した結采、本発明を達
成したのである。

本発明は、飲料、発酵原料または調味料などの諸原料と
して優れた、デーツ、プルーン等の果汁やピユーレ−の
連続製造法を提供することを目的とする。

本発明は、デーツ等の原料果実を、ミクロレーダーで水
または熱水を加水しながら破砕して泥状（マグマ状）と
なした後、ジャケット型クツカーで間接加熱（８０℃〜
９５℃）して酵素失活処理すると共に糖分等の抽出処理
してから、これなシードパルパーで種子その他の夾雑物
を分別し、フィニッシャ−で粗パルプを分別して得た汁
液を振動分離機、スパイラルデカンタ−、デスジージャ
ー、で順次処理して、微細パルプその他夾雑物を分離゛
した後、チェックフィルターでｐ過処理してから濃縮殺
菌することを特徴とする溶縮デーツ等の果実性を製造す
る方法である。

本発明でのデーツ等果実は、デーツ、プルーンその他同
様な果実を意味し、該原料果実が生鮮果実または荷姿に
基因し、かつ果実自体が含有する高濃度の糖分により互
に固着して団塊状（ブロック状）に固結した果実である
ことを意味する。ポリ袋等から取り出した、団塊状に固
結した果実を出発物質（原料）とする場合には、これを
超合金からなる刃等を備えたカッターで細粒状とする前
処理を施してからミクロレーダーに送入し、生鮮果実は
そのままミクログーダンに送入するのが好ましい。また
、本発明で得られるデーツ等の果実性とは、デーツ等の
果実性、ピユーレを意味する。

次に、本発明の実施態様を記載する。

実施例１ デーツ果実を破砕機（ミクログレーダ−）に連続的に供
給すると共に、該デーツ果実に対し温水（約８０℃）を
重量比１；１の割合で加水しつつ破砕して、これをジャ
ナツト型フルーツクツカ−に連続的に送入し、該破砕物
を約９２℃の温度に１５分間程度保持して、酵素失活と
抽出との処理を怖じた後、該処理物から種子の分別を好
適にするために、その糖濃度を３３〜３５°ＢＸ程度に
調整してから、これを温水と共に横型ジートノくルバー
（ふるい目５ｍ径、７０ｏｒｐｍ）に送入し。

種子その他の夾雑物を分別してデーツ果実汁液を得た。

得られた汁液を温水と共に連続的にフィニッシャ−（０
，５団径スクリーン、ｙｏｏｒｐｌに送入し、粗パルプ
を分別した後、これを振動分＃機で微細パルプを、スパ
イラルデカンタ−（３，５００ｒｐｍ）でデカンタ−パ
ルプを、さらにデスジージャーでデスジージャーパルプ
を分別した汁液をタンクに収容して、浄上物を分別して
得た汁液を圧濾過器（チェックフィルター）にかけて炉
液（清澄デーツ果実汁液）を得た。得られた最終的汁液
はＢｘ　２３°になるように調整するのが好ましいＯ得
られた汁液を常法により薄膜減圧濃縮機で濃縮し、７０
°ＢｘＫ調整した後、段頂・包装処理して製品とした。

なお、ミクロレーダー、シードパルパー、フィニッシャ
−への加熱水は同じ温水タンクから自動的に適宜量加え
るようにすることが好ましい。

シードパルパーで分別された種子は温水で洗滌されて活
性炭の原料に供され、洗滌水はジートノ（ルバーで種子
等が分別された汁液に合体されることもでき、またフィ
ニッシャ−で分別された粗Ｉくルプは渇水で洗滌されて
飼料の原料に供され、洗滌水はフィニッシャ−で粗パル
プが分別された汁液に合体されることもでき、さらにス
ノくイラルデカンターで分別された微細な）くルブはジ
ャム加工用など食品用パルプに利用される。

なお、濾過工程（フィルターチェック）では、その被濾
過液のレフブリックスが２３°前後、約７０℃でｚＯは
当り５ｏｏｏｌ程度が好ましい０実施例２ 高濃度含有する糖分とペクチンにより、多数個が固結さ
れて、団塊状（ブロック状）の姿になっているデーツ果
実を、ホッパに投入し、コンベヤーで連続的にカッター
に移送して、該カッターで、約８隋径の固形体に破砕し
た後、該固形体（デーツツクロツプ）をエレベータで破
砕１ｍ（ミクｐグレーダ−）に連続的に送入して、爾後
実施例１と同様に処理して清澄デーツ果実汁液を得た。

本発明によれば、果糖、ブドウ糖などの糖分を豊富に含
むと共にビタミン、ミネラル等も多く含むデーツ等の果
実から、メラード反応を若起させることなく、かつ効率
的に果実汁やピユーレを連続的に製造することができる
のである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 切断処理する前処理を施され、または施されないデーツ
   等果実を、加熱水を加えてミクロレーダーで破砕してか
   ら、これをジヤケツト型クツカーで加熱処理した後、こ
   れに加熱水を加えシードパルパーで種子、夾雑物を分別
   して汁液を得、これに加熱水を加えフイニツシヤーで粗
   パルプを分別し、さらに振動分離機、デカンター、デス
   ラージヤー、濾過器を順次使用して微細パルプ、微細夾
   雑物を分別することを特徴とするデーツ等果実汁の連続
   製造法。