JPS6183171A - ジベンゾ〔b,f〕〔1,5〕オキサゾシン誘導体及びその製造法並びにそれを有効成分とする医薬 - Google Patents

ジベンゾ〔b,f〕〔1,5〕オキサゾシン誘導体及びその製造法並びにそれを有効成分とする医薬

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JPS6183171A
JPS6183171A JP20495184A JP20495184A JPS6183171A JP S6183171 A JPS6183171 A JP S6183171A JP 20495184 A JP20495184 A JP 20495184A JP 20495184 A JP20495184 A JP 20495184A JP S6183171 A JPS6183171 A JP S6183171A
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JP20495184A
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Shintaro Arakawa
荒川 愼太郎
Shuichi Ogawa
秀一 小川
Eitaro Arakawa
荒川 永太郎
Koji Miyazaki
宮崎 幸治
Asao Murofushi
室伏 朝夫
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ARAKAWA CHIYOUTAROU KK
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ARAKAWA CHIYOUTAROU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、新規なジベンゾ(b、f)CL  5〕オキ
サゾシン誘導体、更にはその製造方法及びそれを有効成
分とする向精神薬、特に抗うっ薬若しくは鎮痛剤に関す
るものである。
即ち、本発明は、下記一般式〔I〕 :(但し、R,及
びR2は、それぞれ水素原子。
ハロゲン原子、低級アルキル基、トリハロメチル基、低
級アルコキシ基、低級アシル基のうちの何れかであり; R3及びR4は、それぞれ低級ア、ルキル基を表わすか
、又はR3は水素原子若しくはジ低級アルキルアミノ低
級アルキル基で、R4はジ低級アルキルアミノ低級アル
キル基を表わすか、又はR3及びR4が、ヘテロ原子を
介するか若しくは介せずして末端で結合して、隣接する
窒素原子と共に複素環式基を形成していることを表わし
、且つ該複素環式基が反応に関与しない置換基を有して
いてもよいことを表わし;m及びnはそれぞれ1〜4の
整数である)で示される新規なジベンゾ(b、f)CI
、5)オキサゾシン誘、導体並びにその無機酸塩、有機
酸塩等の酸付加塩を提供するものである。
発明の背景 ところで、かくの如きオキサゾシン環に2つのベンゼン
核が結合した構造の化合物としては、特開昭50−12
6689号公報により、ジベンゾ(b、g)(1,4)
オキサゾシン類が知られており、かかる構造の化合物は
抗レセルピン作用を有し、向精神剤、例えば抗うつ剤と
して有効であると期待される旨明らかにされてはいるが
、その薬理作用について、具体的な間隙はなされていな
い。
本発明者等は、かかるオキサゾシン誘導体のうち、ジベ
ンゾ(b、  fL (L、  5)オキサゾシン誘導
体に着目して、その12位に各種アミノ基を導入し、そ
れに対応した各種誘導体を合成し、それぞれ薬理試験を
行なった結果、後述の実施例にても明らかにする如く、
極めて優れた薬理効果を有することを見い出したもので
ある。そして、本発明は、かかる知見に基づいて完成さ
れたものである。
発明の構成 要するに、本発明は、前記一般式CI)にて示される新
規なジベンゾ(b、f)(1,5)オキサゾシン誘導体
並びにその酸付加塩を提供しようとするものであり、そ
してかかる化合物を用いることによって、優れた向精神
作用、特に抗うつ作用或いは鎮痛作用を奏し得たのであ
る。
また、かくの如き本発明に従う化合物は、下記反応式に
て示されるルートによって合成することが可能である。
(但し、R+ 、RZ、R3+  Ra、m及びnは、
それぞれ前記と同じ意味を有し、Xはハロゲン原子を表
わす) 即ち、6.11−ジヒドロ−12H−ジベンゾ(b、f
)[1,5)オキサゾシン−12−オン誘導体(If)
をハロゲン化剤と反応させて、12−ハロゲノ−6H−
ジベンゾ(b、f)(1,5〕オキサゾシン誘導体(I
II)となし、次いでこれを、対応するアミノ化剤(I
V)と反応せしめることにより、目的化合物たる12−
アミノ−6H−ジベンゾ(b、f)(1,5)オキサゾ
シン誘導体(1)が製造され得るのである。
なお、上記各一般式及び後述する一般式にて示される化
合物におけるR1及びR2としてそれぞれ採用されるハ
ロゲン原子としては、4つのハロゲン原子のうちの何れ
をも採り得、好ましくは弗素、塩素若しくは臭素であり
、また低級アルキル基としては−2例えばメチル、エチ
ル、プロピル。
イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル。
アミル等の炭素数が1〜6のものが好適に用いられ、更
にトリハロメチル基としては、トリフルオロメチル基等
がある。また、低級アルコキシ基としては、例えばメト
キシ、エトキシ、プロポキシ。
イソプロポキシ、ブトキシ等の炭素数が1〜4のものが
好適に用いられ、更に低級アシル基としては、例えばア
セチル、プロピオニル、ブチリル基のような炭素数が1
〜4のものが好適に用いられるものである。
また、m及びnは、それぞれ、1〜4のうちの何れかの
整数であり、両者は同一の数であっても異なる数であっ
てもよい。
そして、前記反応の第1工程において、前記一般式(n
)に示される化合物と反応せしめられるハロゲン化剤と
しては、例えば五塩化リン、五臭化リン、三塩化リン2
三臭化リン、オキシ塩化リンなどが好適に使用でき、そ
の使用量は、通常、略等モル−1,2倍モル量の割合で
用いられることとなる。そしてまた、本ハロゲン化反応
は、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの?8
 媒中又は無溶媒下において行なわれ得、また場合によ
リハロジン化剤それ自身を溶媒として使用し、化合物(
n)にハロゲン化剤を作用させて行なうものである。こ
の際の反応は、例えば、80〜150℃の温度で3〜1
0時間加熱することによって好適に進行し、化合物(I
[I)を好収率にて得ることができる。
このようにして得られる化合物(I[[)は、分離精製
した後、次工程の反応に供してもよいが、分離精製する
ことなく次工程の原料として使用しても何等差支えない
また、第2工程のアミノ化剤(IV)としては、R1及
びR4として、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、を−ブチル、アミル等
、炭素数1〜6の低級アルキル基のものが好適に用いら
れ、両者は同一であっても、異なっていてもよい。そし
て更に、R1及びR4は、ヘテロ原子を介するか若しく
は介せずして末端で結合して、隣接する窒素原子と共に
複素環式基を形成していてもよく、そのような複素環は
、また、反応に関与しない置換基を有していても何等差
支えないのである。そのような複素環、即ち−N (R
3) (R4)によって表わされる複素環式基とは、例
えばピペリジノ、置換ピペリジノ。
ピロリジノ、置換ピロリジノ、モルフォリノ、置換モル
フォリノ、ピペラジノ、置換ピペラジノ。
ヘキサメチレンイミノ、置換へキサメチレンイミノ、ホ
モピペラジノ、置換ホモピペラジノ等である。
また更に、R8は水素若しくはジ低級アルキルアミノ低
級アルキル基であり、そしてR4はジ低級アルキルアミ
ノ低級アルキル基であってもよく、ジ低級アルキルアミ
ノ低級アルキル基としては、例えばジメチルアミンエチ
ル、ジエチルアミノエチル、ジプロピルアミノエチル、
ジイソプロピルアミノエチル、ジメチルアミノプロピル
、ジエチルアミノプロピル、ジプロピルアミノプロビル
ジイソプロピルアミノプロピル、ジメチルアミノイソブ
チル基などが挙げられる。
なお、このアミノ化反応は、適当な溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエン若しくはキシレン等の溶媒を用いて、また
はそのような溶媒を用いることなく、アミノ他剤自身を
溶媒として使用して、前記化合物Cm’Jに所定のアミ
ノ化剤(IV)を作用させて一行なうことができる。こ
の際の反応温度。
反応時間等は実施に際して適宜に選択し得るものである
が、好ましくは室温〜150℃で2〜10時間加熱する
ことによって行なわれ、これによって反応は好適に進行
し、目的化合物0丁〕を有利に得ることができる。
また、以上の反応において、反応後の反応混合物からの
目的化合物〔■〕の分離及び精製は、それ自身公知の手
段、例えば濾過、抽出、溶媒留去。
クロマトグラフィー、再結晶等の手段の任意の組合せで
行なうことができる。
そして、かくの如き一般式(1)にて示される化合物は
、遊離塩基の形で使用することができ、またそれは生理
学的に主要な酸付加塩の形で使用することも可能である
。かかる酸付加塩の例としては、各種の無機塩1有機塩
の形があり、具体的には塩酸塩、臭化水素酸塩及びよう
化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩;リン酸塩、硫
酸塩。
硝酸塩等のその他の鉱酸塩;蓚酸塩、酒石酸塩。
リンゴ酸塩、マレイン酸塩、フマール酸塩、クエン酸塩
、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエ
ンスルホン酸塩、サリチル酸塩、安息香酸塩、アスコル
ビン酸塩、マンデル酸塩、パモエ酸塩のような有機酸塩
が挙げられる。
なお、本発明に従う化合物(I)を製造するに際して、
その原料となる式(n)の化合物は新規化合物であり、
その製造法に関しては本願出願人が先に出願した特願昭
58−2094号に詳細に説明されているが、その−例
を示せば、例えば次のような合成工程によって製造する
ことが可能である。
(但し、R,、R,、m及びnは、それぞれ前記と同じ
意味を有する) 即ち、置換されていないか若しくはR3置換のサリチル
酸メチル(V)と、置換されていないか若しくはR2置
換0−ニトロベンジルブロマイド〔■〕とを、メタノー
ル中、ナトリウムメチラート存在下に反応させることに
より、式〔■〕で示される化合物を得、これを酢酸エチ
ル中、塩化第一スズと塩化水素により還元し、式〔■〕
で示される化合物を得、そしてかかる化合物〔■〕のア
ミノ基を保護するため、ジクロロメタン中、2−ニトロ
フェニルスルフェニルクロライドを作用させて、2−ニ
トロフェニルスルフェニル化し、そして式(IX)で示
される化合物を得、次いでかかる化合物(IX)を、含
水の有機溶媒(例えば、エタノール、テトラヒドロフラ
ンまたはジオキサン等の溶媒)中、水酸化カリウムを作
用させ(この際、触媒として、18−クラウンエーテル
を使用してもよい)、加水分解し、式(X)で示される
カルボン酸を得、更にこのカルボン酸(X)を、ジメチ
ルホルムアミド中、塩化チオニルとトリエチルアミンに
より閉環させ、目的とする原料化合物(n)を得るので
ある。
そして、かくの如き本発明によって提供される化合物、
即ち前記一般式(1)にて示されるジベンゾ(b、f)
(1,5)オキサゾシンFA4体並びにその酸付加塩は
、先に述べたように、本発明者等による詳細な薬理試験
の結果、中枢神経系に作用し、特に鎮痛作用、鎮静作用
、中枢興奮作用。
ムリサイド抑制作用、及び抗カタレプシー作用を存する
ことが明らかになったのであり、そしてこれらの作用か
ら、向精神薬として、特に抗うら薬としての有用性が認
められ、また鎮痛剤としての有用性が認められ、それら
の有効成分として使用することができるのである。
かかる本発明化合物は、上述の如き優れた薬理作用を有
する医薬として、経口剤に用いられ得る他、所望に応じ
て非経口剤、例えば注射剤等の形態に製剤化され、用い
られ得るものである。なお、経口剤として用いる場合に
あっては、慣用の安定化剤、賦形剤を用いて製剤化され
、一般に25〜300■/人/日、好ましくは25〜1
25■/人/日の範囲で投薬されることとなる。かかる
製剤に用いられる安定化剤、賦形剤の例としては、デン
プン、コロイド状二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシ
ウム等の公知のものを挙げることができる。
実施例 以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に具体的に明
らかにするが、本発明が、これらの実施例の記載によっ
て何らの制約を受けるものでないことは、言うまでもな
いことである。
3−メチル−6,11−ジヒドロ−12H−ジベンゾ(
b、f)(1,5)オキサゾシン−12−オンの3.0
gに、トルエン90ml及び五塩化リン3.2gを加え
、3時間、加熱還流下に攪拌した。次いで、溶媒留去し
、残留物の3−メチル−12−クロル−6H−ジベンゾ
(b、  f)  (1,5)オキサゾシンにトルエン
5 Q m lを加え溶解させ、これに2−(ジメチル
アミノ)エチルアミンl1gを加えて、3時間、加熱還
流下に攪拌した。そして、この反応生成物から溶媒留去
し、その残留物に酢酸エチル70mlを加えて、溶解せ
しめ、飽和食塩水5 Qmfを用いて3回洗った後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで、溶媒留去し、残
留物として黄色油状物を得た。このものをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒・・・クロロホルム
:メタノール=9 : 1)に付して、その第3溶出部
を集め、更に溶媒留去して黄色油状物を得た。これを酢
酸エチルより再結晶し、無色プリズム品、融点:98〜
99℃の3−メチル−12−(2−(ジメチルアミノ)
エチルアミノコ−6H−ジヘンゾ(b、f)(1,5)
オキサゾシン1.67gを得た。
Σ琶且光扼 (CDC1ユ)δ; 2.16 (3H,s) 2.23 (6H,s) 2.54 (2H,t、J=6Hz) 3.98 (2H,t、J=6Hz> 4、86. 5.34 (2H、AtBzQ+ J=1
2Hz)6.58〜7.30 (7H,m) ±尺兄近 v:”、; cn−’: 3390  (NH−) 、
1610〜1630 (>C=N) 元素分析: C1q HZ 3 N 30として理論値
 C: 73.36. Hニア、49. N :13.
58実測値 C: 73.47. Hニア、54. N
 :13.509−クロロ−6,11−ジヒドロ−12
H−ジベンゾ(b、f)(1,53オキサゾシン−12
−オンの3.0gに、トルエン90ml及び五塩化リン
2.7gを加え、3時間、加熱還流下に攪拌した。
次いで、この反応生成物から溶媒留去し、その残留物に
トルエン70mj!を加えて溶解せしめ、更にこれにN
−メチルピペラジン11.5gを加えて、3時間、加熱
還流下に攪拌した。次いで、この反応生成物を溶媒留去
して得られる残留物に、酢酸エチルを100mff加え
て溶解し、更に飽和食塩水80mj+にて3回洗った後
、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。更に、その得られた
溶液から溶媒留去し、黄色油状物を得、そしてこれをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒・・・C
HCl3: CH30H=9 : l)に付し、その第
3溶出部を集め、それから溶媒留去することにより、黄
色油状物を得た。このものを、メタノールより再結晶し
て、無色プリズム晶、融点:113〜115℃の9−ク
ロロ−12−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6H
−ジベンゾ(b、B(1,5)オキサゾシン3.4gを
得た。また更に、このものに、10%の塩化水素を含む
メタノールを加えて、塩酸塩とし、得られる粗結晶をメ
タノール−エーテルから再結晶すると、9−クロロ−1
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6H−ジベン
ゾ(b、f〕 (1,5)オキサゾシン塩酸塩(無色リ
ン片状品、融点=240〜243°C)3.5gが得ら
れた。
NMR分析 〔遊離塩基)(CDC/!、)  δ:2.32 (3
H,s) 2.44 (4H,m) 3.48  (4H,m) 4.86,5.26  (2H,AzBzq、J=12
Hz) 6.79〜7.28  (7H,m) 〔塩酸塩)(DMSO−d6)δ: 2.88  (3H,s) 3.38〜4.01  (8H,m) 5.22.5.49  (2H,AzBzql J=1
2Hz) 7.06〜7.58  (7H,m> ユJ■し近 〔遊離塩基) v胃cs−’ : 1560〜1570
にC−N−) 〔塩酸塩〕ν5 cm” : 1610 (>C=N−
)jJわ辷近 〔遊離塩基)CI9H!6N30CIlとして理論値 
C: 66.76、 H二5.90. N :12.2
9実測値 C: 67.02. H:5.90. N 
:12.30〔塩酸塩) ’  CrqHzor’J+
OCIl ・2 HCl ・415H,Oとして 理論値 C: 53.1?、 H:5.54. N :
9.79実測値 C: 53.32. H:5.83.
 N :9.43実施例 3 9−クロロ−12−(1
−ホモピペラジニル)−6H−ジベン ゾ(b、  f)  (1,5)オキサゾシン塩酸塩の
合成 9−クロロ−6,11−ジヒドロ−12H−ジベンゾ(
b、  f)  (1,5)オキサゾシン−12−オン
の3.0gに、トルエン90 m l及び五塩化リン2
.7gを加え、3時間、加熱還流下に攪拌した。反応生
成物の冷後、溶媒留去し、得られた残留物にトルエン7
0mAを加えて溶解せしめ、これにホモピペラジン11
.5gを加えて3時間、加熱還流下に攪拌した0次に、
この反応生成物を溶媒留去し、そしてその残留物に酢酸
エチル100m1を加えて溶解し、更に飽和食塩水80
mfにて3回洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
次いで、この溶液を溶媒留去し、黄色油状物を得、更に
このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒・・・CHCl3: CH30H=9:1)に付し
、その第3溶出部を集め、更にそれを溶媒留去して、黄
色油状物を得た。このものを、メタノールから再結晶し
、無色プリズム晶、融点:144〜145℃の9−クロ
ロ−12−(1−ホモピペラジニル)−6H−ジベンゾ
(b、f)(1゜5〕オキサゾシン3.5gを得た。更
に、このものをメタノールに溶解し、水冷下、塩化水素
ガスを飽和させた後溶媒留去し、その残留物をメタノー
ルから再結晶することにより、無色微細針状晶。
融点:240〜248℃(分解)の9−クロロ−12−
(1−ホモピペラジニル)−6H−ジベンゾ(b、r)
(1,5)オキサゾシン塩酸塩3.64gが得られた。
凡旦1分梶 〔遊離塩基)(CDC1:+)δ; 1.62. 1.98  (2H,m、  m)1.7
5  (IH,s) 2.76〜4.35  (8H,m) 4.85,5.29  (2H,AZB2q、J=12
Hz) 6.7 1〜7.26  (7H,m)〔塩酸塩)(D
MSO−d6)δ: 2.08.2.46  (2H,m、m)3、19〜4
.58  (8H,m) 5.24,5.52  (2H,AzBzq、  J言
12H2) 7.09〜7.64  (7H,m) 10.14  (IH,S) −Lm先梶 〔遊離塩基〕 シ懸cI11−1:3345 (−NH
−)。
1555〜1570  (>C=N−)〔塩酸塩〕 シ
↓cn−’: 1605  (ンC=N−) 元1E月足 〔遊離塩基)C19Hz。Nx0C1として理論値 C
: 66.76、 H:5.90. N :12.29
実測値 C: 66.76、 H:5.94. N :
12.2B〔塩酸塩)  CI 9 Hz。N5OCj
!・2HCj2・3/2HtOとして 理論値 C: 51.65. H:5.70+ N :
9.51実測値 C: 51.54. H:5.55.
 N :9.50また、上記と同様の反応操作を行ない
、第1表及び第2表に示される如き置換基の異なる各種
の化合物を合成した。なお、下記第1表及び第2表にお
ける置換基は、次の一般式にて示されるものである。
実施例 4  扱血立里 酢酸ストレッチング法により、先の実施例で得られた各
種のジベンゾ(b、f)(1,5)オキサゾシン誘導体
の鎮痛作用の試験を行なった。得られた鎮痛効果のED
S、値を、下記第3表に示す。
なお、試験は、生後4週齢の体重20〜25gのdd系
雄性マウスを約5時間絶食後、1群5匹として、5群使
用して実施した。また、検体(本発明化合物、以下同じ
)の経口投与15分後に、0.7%酢酸(生理食塩液で
希釈)O,imf/10g(体重)を腹腔内に投与して
おこるストレッチング症状の回数が対照群の半数以下の
ものを鎮痛効果プラスとし、悉無律反応(all or
 none re−sponse)に基づいて有効率を
求め、リッチフィールド・ウィルコクソン(Litch
field−Wilcoxson)法によりED、。値
の比で求めた。検体は、水溶液とするか若しくは0.2
%カルボキシメチルセルロースナトリウム溶液で懸濁液
とし、適用容量が0.2mn/10g(体重)になるよ
う調製して投与した。対照群には、水若しくは0.2%
カルボキシメチルセ)Ltロースナトリウム溶液を投与
した。
なお、下表中のR,、R,、R,3、R,は下記一般式
で示される置換基であり、また以下の実施例において示
される置換基も同様である。
実施例 5  ムリサイド 制イ用 生後lO〜11週齢の体重240〜250gのウィスタ
ー(Wister)系雄性ラットの両側嗅球を吸引除去
し、そしてこの術後7日以後に、5分間以内にマウスを
噛み殺す(ムリサイド: muricide)ラットを
選別し、次に検体投与約30分前にムリサイド(5分以
内)を発現したラットを1群5匹用いた。
検体は、注射用蒸溜水に溶かすか、または0.2%カル
ボキシメチルセルロースナトリウム溶液でQ3i液とし
、適用容量が0.5ml/ 100 g (体重)にな
るよう調製し、投与した。
ムリサイド抑制率は、検体の20■/ kgまたは40
■/ kg用量を腹腔内に投与した後、1時間目にムリ
サイド(5分以内)を発現しない動物をムリサイド抑制
とみなす悉無率反応に基づいて求めた。
その結果、本発明化合物の殆どにムリサイド抑制作用が
認められた。第4表には、その−例が示されている。
実施例 6  r力タレプシーイ用 生後5週齢の体重20〜25gのddY系雄性マウスに
、レセルピン2.5■/kgを腹腔内に投与し、その1
時間後に、検体を40■/ kg又は80■/kg用量
経口投与して、検体投与2〜3時間後におけるカタレプ
シーを観察した。
カタレプシー観察は、マウスを直径21重、高さ4cm
の針金の上部に前肢をのせて行ない、一定の姿勢に置い
たとき、30秒以上そのままの姿勢を保つものをカタレ
プシー陽性とした。そして、30秒以内にカタレプシー
を抑制するものを抗カタレプシー陽性とし、その比率か
ら、カタレプシー抑制率を求めた。
標準品として、現在汎用されているイミブラミン、クロ
ミプラミン、デシブラミン及びアミトリブチリンを用い
、上記と同用量の経口投与における抗カタレプシー作用
を求め、本発明化合物と比較した。
その結果を、第5表に示す。
弔5表 実施例 7  マウス −′−察による中性後5遅齢の
体重20〜25gのddY系雄性マウス1群3匹を用い
、アーヴイ□ンの方法に基づいて、悉無律法により中枢
神経作用、自律神経作用、急性毒性等の指標となる34
項目の行動について、検体を100,200若しくは4
00■/鎗用量経口投与、又はso、ioo若しくは2
00■/kg用量腹腔内投与し、その2時間後まで、経
時的に観察を行なった。
検体は、経口投与の場合には、精製水に溶かすか若しく
は0.2%カルボキシメチルセルロースナトリウム懸濁
液とし、また腹腔内投与の場合は生理食塩水に溶かすか
若しくは0.2%カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム懸濁液として、適用容量が0.2mA/ 10 g 
(体重)になるように調製して投与した。
その結果、第6表に示されるように、本検体のほとんど
に、鎮静作用、中枢興奮作用、および交感神経興奮作用
が見られ、更に検体によっては、体温下降作用も観察さ
れた。
゛\、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1及びR_2は、それぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基、トリハロメチル基、低級ア
    ルコキシ基、低級アシル基のうちの何れかであり; R、及びR_4は、それぞれ低級アルキル基を表わすか
    、又はR_3は水素原子若しくはジ低級アルキルアミノ
    低級アルキル基で、R_4はジ低級アルキルアミノ低級
    アルキル基を表わすか、又はR_3及びR_4が、ヘテ
    ロ原子を介するか若しくは介せずして末端で結合して、
    隣接する窒素原子と共に複素環式基を形成していること
    を表わし、且つ該複素環式基が反応に関与しない置換基
    を有していてもよいことを表わし、 m及びnは、それぞれ1〜4の整数を表わ す) で示される新規なジベンゾ〔b,f〕〔1,5〕オキサ
    ゾシン誘導体またはその酸付加塩。
  2. (2)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1及びR_2は、それぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基、トリハロメチル基、低級ア
    ルコキシ基、低級アシル基のうちの何れかであり、m及
    びnは、それぞれ1〜4の整数であり、Xはハロゲン原
    子を表わす) で示される化合物を、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_3及びR_4は、それぞれ低級アルキル基
    を表わすか、又はR_3は水素原子若しくはジ低級アル
    キルアミノ低級アルキル基で、R_4はジ低級アルキル
    アミノ低級アルキル基を表わすか、又はR_3及びR_
    4が、ヘテロ原子を介するか若しくは介せずして末端で
    結合して、隣接する窒素原子と共に複素環式基を形成し
    ていることを表わし、且つ該複素環式基が反応に関与し
    ない置換基を有していてもよいことを表わす。) で示される化合物と縮合反応させることを特徴とする、
    下記一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1、R_2、R_3、R_4、m及びnは
    、それぞれ前記と同じ意味を有する) で示される新規なジベンゾ〔b,f〕〔1,5〕オキサ
    ゾシン誘導体またはその酸付加塩の製造法。
  3. (3)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1及びR_2は、それぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基、トリハロメチル基、低級ア
    ルコキシ基、低級アシル基のうちの何れかであり、m及
    びnは、それぞれ1〜4の整数である) で示される化合物をハロゲン化剤と反応せしめて、一般
    式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1、R_2、m及びnは、それぞれ前記と
    同じ意味を有し、Xはハロゲン原子を表わす) で示される化合物となし、次いでこれを、次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_3及びR_4は、それぞれ低級アルキル基
    を表わすか、又はR_3は水素原子若しくはジ低級アル
    キルアミノ低級アルキル基で、R_4はジ低級アルキル
    アミノ低級アルキル基を表わすか、又はR_3及びR_
    4が、ヘテロ原子を介するか若しくは介せずして末端で
    結合して、隣接する窒素原子と共に複素環式基を形成し
    ていることを表わし、且つ該複素環式基が反応に関与し
    ない置換基を有していてもよいことを表わす) で示される化合物と縮合反応させることを特徴とする、
    下記一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1、R_2、R_3、R_4、m及びnは
    、それぞれ前記と同じ意味を有する) で示される新規なジベンゾ〔b,f〕〔1,5〕オキサ
    ゾシン誘導体またはその酸付加塩の製造法。
  4. (4)一般式; ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1及びR_2は、それぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基、トリハロメチル基、低級ア
    ルコキシ基、低級アシル基のうちの何れかであり; R_3及びR_4は、それぞれ低級アルキル基を表わす
    か、又はR_3は水素原子若しくはジ低級アルキルアミ
    ノ低級アルキル基で、R_4はジ低級アルキルアミノ低
    級アルキル基を表わすか、又はR_3及びR_4が、ヘ
    テロ原子を介するか又は介せずして末端で結合して、隣
    接する窒素原子と共に複素環式基を形成していることを
    表わし、且つ該複素環式基が反応に関与しない置換基を
    有していてもよいことを表わし; m及びnは、それぞれ1〜4の整数を表わ す) で示されるジベンゾ〔b,f〕〔1,5〕オキサゾシン
    誘導体またはその酸付加塩を有効成分とする向精神薬。
  5. (5)向精神薬が抗うつ薬である特許請求の範囲第4項
    記載の医薬。
  6. (6)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1及びR_2は、それぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基、トリハロメチル基、低級ア
    ルコキシ基、低級アシル基のうちの何れかであり; R_3及びR_4は、それぞれ低級アルキル基を表わす
    か、又はR_3は水素原子若しくはジ低級アルキルアミ
    ノ低級アルキル基で、R_4はジ低級アルキルアミノ低
    級アルキル基を表わすか、又はR_3及びR_4が、ヘ
    テロ原子を介するか若しくは介せずして末端で結合して
    、隣接する窒素原子と共に複素環式基を形成しているこ
    とを表わし、且つ該複素環式基が反応に関与しない置換
    基を有していてもよいことを表わし、 m及びnは、それぞれ1〜4の整数である)で示される
    ジベンゾ〔b,f〕〔1,5〕オキサゾシン誘導体また
    はその酸付加塩を有効成分とする鎮痛剤。
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