JPS6181245A - 車両用収納体装置 - Google Patents

車両用収納体装置

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JPS6181245A
JPS6181245A JP20222684A JP20222684A JPS6181245A JP S6181245 A JPS6181245 A JP S6181245A JP 20222684 A JP20222684 A JP 20222684A JP 20222684 A JP20222684 A JP 20222684A JP S6181245 A JPS6181245 A JP S6181245A
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protrusion
cam
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retainer
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Seiji Yoneya
清治 米屋
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、位置固定のリテーナに保持された灰皿ケー
ス等の収納体が所定のアクチュエータによって収納位置
から突き出される形式の車両用収納体装置に係り、特に
収納体とリテーナとの間の摺動案内部の改良に関するも
のである。
従来技術 車両用の収納体装置、例えば車両のインスツルメントパ
ネル内に組み込まれる灰皿装置は、通常位置固定に組み
付けられるリテーナと、リテーナに出し入れ可能に保持
された灰皿ケースとを有し、そして、その灰皿ケースの
両側部に設けられた突条がリテーナのガイドレールの溝
に嵌め込まれ1、それら突条と溝との作用で出し入れ方
向に案内されるようになっている。
この灰皿装置の一種に、所定のアクチュエータによって
灰皿ケースを収納位置から開位置に自動的に突き出すよ
うにしたものがある。アクチュエータがばね体を有して
その付勢力を灰皿ケースに及ぼし、灰皿ケースを収納位
置に係止する係止機構の作用が解除されたときに、その
灰皿ケースが上記ばね体の付勢力に従って開位置に突き
出されるようにされているのである。
発明が解決しようとする問題点 このような自動突出し式の灰皿装置においては、灰皿ケ
ースの突条とガイドレールの溝との間の摺動抵抗を小さ
くすることが必要となる。なぜなら、摺動抵抗が大きい
と灰皿ケースの突出し時において灰皿ケースが滑らかに
移動できず、またアクチェエータのばね体の付勢力を大
きくして灰皿ケースを上記摺動抵抗に打ち勝って移動さ
せようとすると、灰皿ケースの突出し時において同ケー
ス内の吸殻等が突出し時のショックで外に飛出してしま
ったり、次に灰皿ケースを収納位置まで押し込む際に、
強い操作力を必要として操作フィーリングを悪くしてし
まうからである。
これを防止する方法として、灰皿ケースの突条とガイド
レールの溝との間の摺動クリアランスを大きくすること
が考えられるが、そうすると灰皿ケースを押し込んだ状
態において灰皿ケースが車両の振動等によってリテーナ
内でがたつく問題を生じる他、灰皿ケースとリテーナと
の間に隙間が生じて密閉性が悪くなる問題を生ずる。密
閉性が悪くなると、灰皿ケース内に吸い残したタバコ等
に対する消火性が悪くなるとともに、その煙が灰皿ケー
スから外部に漏れ出てくる不具合を惹起する。
以上、車両用の灰皿装置を例として説明したが、このよ
うな問題は小物入れ用のグローブボックス、その他、収
納体が自動的に突き出される形式の車両用の収納体装置
に共通して生ずる問題である。
問題点を解決するための手段 本発明は、このような問題を解決するために為されたも
のであって、その要旨とするところは、位置固定に設け
られるリテーナと、該リテーナに出し入れ可能に保持さ
れた収納体とを有し、該収納体の両側部および該リテー
ナに設けられたガイドレールの何れか一方に形成された
溝と、他方に形成された突条との摺動案内作用によって
前記収納体が出し入れ方向に案内され、且つ該収納体を
収納位置に係止する係止機構の作用が解除されたとき、
該収納体が所定のアクチュエータにて突き出される形式
の収納体装置において、前記溝と突条との間に所定量の
摺動クリアランスを設けるとともに、前記収納体が収納
位置に押し込まれたときに互いに係合する位置において
、それらの相対向する摺動面の何れか一方に、他方の摺
動面に向って突出するカム部を、また他方の摺動面に該
カム部に係合する突部をそれぞれ複数設け、それらカム
部のカム作用にて前記収納体を浮き上がらせて、該収納
体に形成された当接面を前記リテーナに押し付けるよう
にしたことにある。
作用および発明の効果 このような装置においては、収納体とガイドレールとの
間に所定量の摺動クリアランスがあるために、収納体の
出し入れ時において、その収納体をスムーズに移動させ
ることができる。このため、アクチュエータのばね体の
付勢力を小さくすることができ、したがって収納体の突
出し時のショックも小さくすることができ、また収納体
を押し込む際の操作フィーリングを向上させることがで
きる。
一方、収納体を押し込んだ時には、収納体両側部または
ガイドレールに形成されたカム部と突部とが係合し、そ
のカム部のカム作用によって収納体が浮き上がり、その
当接面がリテーナに押し付けられた状態となる。このた
め、収納体を押し込んだ状態において収納体が車両の振
動によりリテーナ内でがたつくことがなく、また例えば
灰皿装置においては密閉性が良くなって吸い残しのタバ
コがいつまでも消えずにその煙が外部に漏れてしまうよ
うなこともなくなるのである。
実施例 次に、本発明を車両用の灰皿装置に適用した場合の実施
例を図面に基づいて詳しく説明する。
第2図には、車両用の灰皿装置を個々の部品に分解した
状態が示されている。図において10は車両のインスツ
ルメントパネル等に固定されて灰皿ケース12を保持す
るリテーナで、鋼板を曲げて形成した第一部材14と第
二部材16とで構成されている。第一部材14と第二部
材16とは、それらの各側壁が互いにスポット溶接され
ることによって一体化されている。リテーナ10の土壁
の窓17には、フィルタ18を介して照明ケース20が
固定され、また両側壁の内部には合成樹脂製のガイドレ
ール22が互いに平行に配設されている。各ガイドレー
ル22は、突起24と弾性片28とを有し、その突起2
4がリテーナ10の側壁に形成された穴26に嵌合され
て位置決めされ、また弾性片28が固定穴30に弾性的
に嵌合されてリテーナ10に取り付けられている。
一方、灰皿ケース12は耐火性の樹脂で形成され、その
両側部の突条34がガイドレール22の溝32に摺動可
能に嵌合されている。灰皿ケース12の案内は、これら
溝32と突条34との作用により行われる。灰皿ケース
12の上部には防火用のプロテクタ36が軸38を介し
て回動可能に取り付けられ、かつスプリング40によっ
て上方に付勢されている。プロテクタ36には、その−
部を上方に突出させることによって当接部42が形成さ
れており、この当接部42がリテーナ10の土壁内部に
固定されたプロテクタガイド44のストッパ部46に当
接させられることによって灰皿ケース12の突出し端が
規定されるようになっている。灰皿ケース12の下面側
にはランク48が同ケース12の出し入れの方向に沿っ
て固設され、またその隣りには灰皿ケース12を押込位
置(収納位置)に係止する係止機構の一部を成す係止ビ
ン50が設けられている。更に灰皿ケース12の取っ平
部51の内側には、その係止を解除するための係止解除
レバー52がビン53の周りに回動可能に取り付けられ
ている。54は解除作用部となる作用アームである。
一方、リテーナ10の下面側には係止ピン50と共に係
止機構を構成するカム片56が段付きピン5Bによって
回動可能に取り付けられている。
カム片56はスプリング60によって第二図中時計方向
に付勢された状態にあり、このスプリング60の付勢作
用とカム面62.64の作用で係止ピン50を係止部6
6に導いて灰皿ケース12を収納位置に係止する。なお
、このカム片56にょる係止を解除するには、灰皿ケー
ス12を僅かに押し込むだけでよい。灰皿ケース12を
押し込むと、係止ピン50が係止部66から外れるとと
もに、カム片56がスプリング60の作用で時計方向に
回動して係止ピン50を傾斜カム面68に導く。カム面
68に導かれた係止ピン50は、後述の渦巻ばね70の
付勢作用でカム面68上に乗り上げ、更にカム片56か
ら離脱して灰皿ケース12に対する係止を解く。
リテーナ10の底壁には、このカム片56に隣接する位
置において凹陥部72が形成されており、灰皿ケース1
2に固設されたラック48がこの凹陥部72の内部に収
容されている。そして、この凹陥部72の隣りには、ピ
ニオン74及び渦巻ばね70がハウジング76に収容さ
れた状態で取り付けられている。
ピニオン74は、その一部がリテーナ10の開口から凹
陥部72内に入り込み、その入り込んだ部分がランク4
8に噛み合った状態でリテーナ10に取り付けられてい
る。このピニオン74は、浅い容器状を成して、その内
部に渦巻ばね70が収容され、且つこの渦巻ばね70の
折り曲げられた端部78がピらオン74の内周側に形成
された掛止部に掛止されて、灰皿ケース12が押し込ま
れたとき、つまりピニオン74が反時計方向に回転させ
られたとき付勢力を貯えるようにされている。渦巻ばね
70に貯えられた付勢力は、同時にピニオン74.ラッ
ク48を介して灰皿ケース12に及ぼされる。
一方、ハウジング76の内部中央にはダンパ80が固設
され、このダンパ80とハウジング76の外周壁との間
にピニオン74と渦巻ばね70とが収容されている。ハ
ウジング76内に収容された渦巻ばね70の内側の折り
曲げられた端部82はダンパハウジングの掛止部84に
掛止されて位置固定とされている。ハウジング76は、
その外周部の一部が切り欠かれた形状とされており、こ
の切欠部分がリテーナ10の前記開口に対向して位置さ
せられている。すなわち、ハウジング76は、ピニオン
74のラック48に噛み合った部分を除くほぼ全体を覆
う状態で、その一対の耳部86がリテーナ10に取り付
けられているのである。
ハウジング76の内部に固設されたダンパ80は、ダン
パハウジング内部に粘性流体と、一端の羽根部がこの粘
性流体内に浸漬された回転体とを有し、その回転体の軸
部がピニオン74の嵌合孔に嵌合されている。これら軸
部と嵌合孔とには、それぞれ偏平な係合面が形成され、
これら係合面の係合作用によって回転体とピニオン74
とが一体に回転するようになっている。つまり、ダンパ
80の粘性流体の抵抗がピニオン74に及ぼされるよう
になっているのである。
前記ガイドレール22の下壁には、第1図に示されるよ
うに、その後端部、前端部及び中間部の一部がスリット
状に切り欠かれることによって、上下方向に弾性変形可
能な弾性部90,92.94が設けられており、これら
弾性部90,92゜94の自由端部に上方、つまり灰皿
ケース12の突条34の下面に向って突出するカム部9
6,98.100が形成されている。後端部のカム部9
6は、第4図に示されるように、ガイドレール22の溝
32の下面のほぼ全幅に亘って形成され、また第3図に
示されるようにその前端面が後方に進むにつれて溝32
の下面から離れる方向に傾斜する傾斜カム面102とさ
れている。一方、前端部のカム部100は第6図に示さ
れるように、溝32の下面のほぼ中央部位から外側にか
けて形成されており、且つ第5図に示されるように、前
後の端面がカム面108..106とされている。カム
面106は、前方に進むにつれて溝32の下面から離れ
る方向に傾斜する傾斜カム面とされ、またカム面108
は逆に後方に進むにつれて溝32の下面から離れる傾斜
カム面とされている。
一方中間部のカム部98は、前後方向の中央部よりも前
方側に寄った位置において、溝32の下面の幅方向内側
に比較的狭い幅で形成されている(第11図参照)。こ
の中間部のカム部98は、第10図に示されるように、
後端面が前方に進むにつれて溝32の下面から離れる方
向に傾斜する傾斜カム面104とされている。なお、こ
れらカム部96,98,100は、何れも同じ高さとさ
れ、且つその高さくhlは突条34と溝32との間の隙
間(より厳密には、突条34の上下端面の間隔と溝32
の上下内面の間隔との差)、つまり突条34の摺動クリ
アランス+elよりも僅かに低い高さとされている。
他方、灰皿ケース12の突条34の下面には、これらガ
イドレール22のカム部96,98,100に各対応す
る位置において、これらカム部と同じ高さの三つの突部
110,112,114が形成されている。この内、後
端の突部110は、第4図に示されるように突条34の
下面の内側において比較的狭い幅で形成され、且つ第3
図に示されるようにその前後の端面が、傾斜方向が互に
逆な傾斜カム面’118,116とされている。カム面
116は、前方に進むにつれて突部34の下面から離れ
る方向に傾斜させられ、また、カム面118は逆に後方
に進むにつれて突条34の下面から離れる方向に傾斜さ
せられている。また、前端部の突部114は、第6図に
示されるように、突条34のほぼ全幅に亘って、つまり
ガイドレール22における前端部のカム部100に対し
て重なり得る状態で形成され、そして、その後端面が第
5図に示されるように前方に進むにつれて突条34の下
面から離れる傾斜カム面122とされている。
更に、中間部のカム部112は、灰皿ケース12が突き
出されたとき、ガイドレール22の中間部のカム部98
に対して互いに係合する位置、つまりガイドレール22
における前端部のカム部100と中間部のカム部98と
の間の距離に等しい距離だけ、後端部の突部110から
前方に離れた位置に形成されている。この中間の突部1
12は、第9図に示されるように突条34の幅方向の中
央よりも外側に形成されている。つまりガイドレール2
2の前端部のカム部100に対しては重なり得るが、中
間部のカム部98に対しては重ならない位置に形成され
ている。またこの突部112の前端面ば、第8図に示さ
れるように後方に進むにつれて突条34の下面から離れ
る方向に傾斜する傾斜カム面120とされている。
以上の説明から理解されるように、本例においては、突
条34の各突部110,112.114もまた、カム部
としての作用をなすようにされているのである。尚、こ
れら各突部における各カム面116,118,120,
122は、それぞれ各カム部96,98,100の相対
向するカム面102.104,106,108と同じ角
度で傾斜させられている。もっともこれらの傾斜角度を
異ならせることも可能である。
このような装置において、収納位置にある灰皿ケース1
2を僅かに押し込むと、前述した作用により係止ピン5
0とカム片56との係合が外れて、灰皿ケース12に対
する係止作用が解除される。
この状態において灰皿ケース12には、渦巻ばね70の
付勢力が作用しているため、係止が外された灰皿ケース
12はピニオン74とラック48との噛み合いに基づき
、開方向に突出される。このとき、灰皿ケース12は、
突条34の後端部および中間部に形成された突部110
,112をガイドレール22の溝32の下面に摺接させ
、またガイドレール22の中間部および前端部のカム部
98.100を突条34の下面に摺接させつつ移動させ
られるが、これら突部110,112及びカム部98,
100の高さくh)は、突条34と溝32との間の摺動
クリアランス(elよりも小さくされているため、突条
34の上端面と溝32の上面との間には所定量の隙間(
e−h)が保たれており、従って灰皿ケース12は滑ら
かに移動させられる。
なお、灰皿ケース12の突き出しの過程で突条34の中
間部の突部112がガイドレール22の中間部のカム部
98を通過することとなるが、これら突部112及びカ
ム部98は幅方向において互い違いとなる位置に形成さ
れているため、灰皿ケース12の突出し過程においてそ
れらが干渉することはない。灰皿ケース12が突出し端
の近傍に至ると、突条34の突部112及び110がガ
イドレール22のカム部100.98にそれぞれ当接す
る。すると、互いに同じ角度で傾斜するカム面106,
120及び104,118のカム作用で弾性部94.9
2が弾性変形させられつつ突条34を押し上げ、その突
条34の上端面124をガイドレール22の土壁内面に
押し付ける。すなわち、弾性部94.92の弾性変形作
用及びカム部100.98のカム作用に基づいて灰皿ケ
ース12が浮き上がった状態とされ、かつその上端面1
24がガイドレール22の上壁内面に押圧されるのであ
る。なお、この突条34の上端面124がガイドレール
22の上壁内面に押圧された状態において、前記プロテ
クタ36の当接部42がプロテクタガイド44のストッ
パ部46に丁度当接させφれる。それら当接部42.ス
トッパ部46及び突部112.110、更にカム部10
0゜98の位置が予めそのように選ばれているからであ
る。
このように、灰皿ケース12が突き出された状態におい
ては、突条34の上端面124がガイドレール22の土
壁内面に押圧された状態となることから、車両が振動し
た場合にも灰皿ケース12がリテーナ1.0の内部でか
たつ(ことがないのである。
次に、突き出された灰皿ケース12を再び押し込むと、
突条34の突部112,110がガイドレール22のカ
ム部100及び98から離れ、これと共にカム部100
及び98の押し上げ作用が解除されて突条34の上端面
124がガイドレール22の上壁内面から離間させられ
る。すなわち、突条34の上端面124とガイドレール
22の土壁内面との間に一定量の隙間(e−h)が生ぜ
しめられるのである。このため、灰皿ケース12は突条
34の突部112及び110をガイドレール22の下面
に対して摺接させ、またガイドレール22のカム部10
0及び98を突条34の下面に摺接させつつ軽やかに移
動させられる。このとき、ビニオン74は反時計方向に
回転させられ、渦巻ばね70に付勢力を貯えさせる。灰
皿ケース12が収納位置に至ると、今度は突条34の前
端部及び後端部の突部114及び110が、ガイトレー
ル22の前端部及び後端部のカム部100及び96に当
接し、次いで第5図、第3図に示されるようにそれら突
部11,1.110が弾性部94.90を弾性変形させ
つつカム面122,108及びカム面116,102の
作用でカム部100および96上に乗り上げる。この状
態において灰皿ケース12は、再び浮き上がった状態と
なってその突条34の上端面124がガイドレール22
の上壁内面に押圧される。灰皿ケース12は、使用時を
除いてこの状態にあるが、このような収納状態において
灰皿ケース12の突条34は、その上端面124が弾性
部94及び90の弾性力に基づいてガイドレール22の
上壁内面に押圧された状態となるため、車両の振動によ
って灰皿ケース12ががたつ(ことがなく、しかも突条
34の上端面124がガイドレール22の土壁内面に密
着させられてその内部を密閉するため、灰皿ケース12
の内部に残された吸殻の火が速やかに消されると共に、
その煙が灰皿ケース12の内部から外部に漏れて出るこ
ともない。
このように、本例の灰皿装置においては、灰皿ケース1
2が収納状態、開状態のいずれの状態にあるときにも突
条34がガイドレール22の上壁に押し付けられている
ため、灰皿ケース12のがたつきが効果的に防止される
。そして、灰皿ケース12の出し入れ時においては、突
条34の上端面124と溝32の上壁内面との間には、
一定量の隙間が確保されているため、灰皿ケース12が
スムーズに移動できるのである。
また、本例の灰皿装置においては、突条34の後端部の
突部110とガイドレール22の前端部のカム部100
とが、灰皿ケース12の収納時及び開時のいずれにも使
用されるようにされているため、かかる突部、カム部の
数が少なくて済み、−しかも中間部の突部112及びカ
ム部98は、灰皿ケース12の出し入れ時に互いにすれ
違うようにされているから、灰皿ケース12の出し入れ
時にこれら突部112及びカム部98が互いに干渉して
操作者に不快感を与えることもない。更に灰皿ケース1
2は、収納時、開時において弾性部94.92.90を
弾性変形させつつリテーナ22の土壁に押圧されるよう
になっているため、灰皿ケース12に対する押圧状態が
容易に保持され得て、車両の振動等の外部の要因によっ
て灰皿ケース12の突部がガイドレール22のカム部か
ら外れてしまって、その押圧状態が解除されてしまうと
いうこともないのである。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその他の
態様で実施することも可能である。
例えば、灰皿ケースの突条及びガイドレールに形成され
る突部及びカム部の数を増やすことも可能であるし、こ
れら突部及びカム部を突条及びガイドレールと別体に設
けてこれらをそれら突条及びガイドレールに固設するよ
うにすることも可能である。また、これらの突部、カム
部は、灰皿ケースの突条、ガイドレールに対して互いに
反対側、つまり突部をガイドレールの側に、またカム部
を突条の側に設けてもよく、更に上記実施例において灰
皿ケースに設けられている突条をガイドレールの側に、
またガイドレールに設けられている溝を灰皿な一スの側
に形成することも可能である。
その他、突部を弾性変形可能な状態で設けることも可能
であるし、また、本発明をかかる灰皿装置の他、自動突
出し式のグローブボックス、操作パネル装置の如き車両
用の収納体装置に対して適用することも可能である。
その他、本発明を回動式の収納体装置に適用することも
可能であるなど、本発明ははその趣旨を逸脱しない範囲
において当業者の知識に基づき様々な変形を施した形態
で実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である車両用灰皿装置の側
面断面図であり、第2図は、この灰皿装置の分解斜視図
である。第3図は、第1図におけるリテーナの後端カム
部と灰皿ケースの後端突部との周辺を作用状態で示す要
部断面図であり、第4図は、第3図におけるIV−TV
断面図である。第5図は、第1図におけるリテーナの前
端突部と灰皿ケースの後端カム部との周辺部を作用状態
で示す要部断面図であり、第6図は、第5図における■
−■断面図である。第7図は、第1図に示す灰皿装置を
灰皿ケースが突き出された状ぞで示す側−面断面図であ
り、第8図は、第7図のリテーナの前端部周辺を拡大し
て示す要部断面図であり、第9図は、第8図における■
−IX断面図である。第10図は、第7図におけるリテ
ーナの中間部を拡大して示す要部断面図であり、第11
図は、第10図におけるXI−XI断面図である。 10;リテーナ   12:灰皿ケース32:溝   
   34:突条 4B−ランク    50:係止ビン 56:カム片    70:渦巻ばね 74;ピニオン   80:ダンパ 90.92.94:弾性部 96.9B、10(1:カム部 110.112,114:突部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)位置固定に設けられるリテーナと、該リテーナに
    出し入れ可能に保持された収納体とを有し、該収納体の
    両側部および該リテーナに設けられたガイドレールの何
    れか一方に形成された溝と他方に形成された突条との摺
    動案内作用によって前記収納体が出し入れ方向に案内さ
    れ、かつ該収納体を収納位置に係止する係止機構の作用
    が解除されたとき該収納体が所定のアクチュエータにて
    突き出される形式の収納体装置において、 前記溝と突条との間に所定量の摺動クリアランスを設け
    るとともに、前記収納体が収納位置に押し込まれたとき
    に互いに係合する位置において、それらの相対向する摺
    動面の何れか一方に、他方の摺動面に向って突出するカ
    ム部を、また他方の摺動面に該カム部に係合する突部を
    それぞれ複数設け、それらカム部のカム作用にて前記収
    納体を浮き上がらせて、該収納体に形成された当接面を
    前記リテーナに押し付けるようにしたことを特徴とする
    自動突出し式車両用収納体装置。
  2. (2)前記カム部および突部が、前記収納体が収納位置
    に押し込まれたときに互いに係合する位置と、突出し位
    置に開かれたときに互いに係合する位置とに複数設けら
    れている特許請求の範囲第1項に記載の車両用収納体装
    置。
  3. (3)前記ガイドレールおよび前記収納体が合成樹脂で
    形成され、かつ前記カム部および前記突部がそれらガイ
    ドレールおよび収納体と一体に形成されている特許請求
    の範囲第1項または第2項に記載の車両用収納体装置。
  4. (4)前記カム部および前記突部の少なくとも一方が、
    前記突条もしくは溝に設けられた弾性部に形成されてお
    り、該弾性部の弾性力に基づいて前記収納体の当接面が
    前記リテーナに押圧されるようにされている特許請求の
    範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の車両用収納体装
    置。
  5. (5)前記弾性部が前記ガイドレールの側に設けられ、
    かつ前記カム部がその弾性部に形成されている特許請求
    の範囲第4項に記載の車両用収納体装置。
  6. (6)前記カム部および突部が、前記溝または突条の前
    端部、後端部および中間部の各3箇所に設けられており
    、前記収納体の収納位置においては前端部および後端部
    の各カム部および突部が互に係合させられる一方、該収
    納体の突出し位置においては該収納体の側に形成された
    カム部または突部の前記中間部および後端部のものが、
    リテーナの側に形成された突部またはカム部の前記前端
    部および中間部のものに係合するようにされている特許
    請求の範囲第2項乃至第5項の何れかに記載の車両用収
    納体装置。
  7. (7)前記溝または突条の中間部に形成されたカム部ま
    たは突部が前記収納体の出し入れ方向に直角な幅方向に
    おいて互い違いとなる位置に形成され、該収納体の出し
    入れ時にそれらがすれ違って互いに係合しないようにさ
    れている特許請求の範囲第6項記載の車両用収納体装置
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