JPS6179651A

JPS6179651A - サンドイッチ板の製造方法

Info

Publication number: JPS6179651A
Application number: JP59203615A
Authority: JP
Inventors: 佐直　利三
Original assignee: IG Technical Research Inc
Current assignee: IG Technical Research Inc
Priority date: 1984-09-27
Filing date: 1984-09-27
Publication date: 1986-04-23
Also published as: JPH0449459B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はサンドイッチ板、所謂２基材間に自己接着性を
有する発泡性反応混合物を介在させ、かつ、少なくとも
上記２基材の１つの基材にエンボス加工を施した基材を
有するサンドイッチ板を連続的に製造する方法に関する
。

最近、建築物の内、外装材としては、断熱性と軽量化、
および剛性を兼備した金属板を１基材とするサンドイッ
チ板が量産されている。しかし、どのサンドイッチ板に
も金属等の冷たさ、平滑さを改善した所謂、意匠性、立
体感（エンボス模様）に富み、かつ、材料の物性（可撓
性）を抑制した製品が殆ど見られない。また、存在した
としても、はんの一部限定された色彩、板厚、模様しか
なく、実際は単なる全屈複合板の域を出ていなかった。

さらに、芯材として発泡性反応混合物、例えばポリウレ
タン樹脂等の合成樹脂原料を用いた場合、発泡体形成時
に温度等の諸要素が大きく影響する化学反応を伴うため
、均一な条件設定、およびある程度の温度変化に対応で
きる製造方法の出現が望まれていた。また、従来から使
用されている製造方法では、単にエンボス加工機をアン
コイラと成形機間に介在させることによってエンボス加
工することが知られているが、加工後の凹凸模様面にク
ランクが多く、耐候性、耐食性に劣り、かつ、外観も劣
る欠点があった。また、従来は複合板を定尺に切断した
後、直ちに梱包する方法を採っていた。その結果、化粧
面が山伏となり、施工した際に外観が悪く、しかも連結
部が離脱する欠点もあった。さらに、従来から使用され
ているこの種方法は単に一直線状のラインで製造する工
程のため、プラスチックフオーム原料の供給は表面材、
または裏面材の裏面から行なうことになり、上記原料の
延展、分散が容易でなかった。

本発明はこのような欠点を除去するため、コイル状に巻
回された金属薄板を加温した後にエンボス加工すること
により、エンボス加工時に塗膜に生ずる亀裂、剥離、割
れ、きすを防止し、かつ、エンボス加工時の残留歪を逃
した後に内方に大きく湾曲させて反転し、次ぎに金属薄
板を所定形状に成形し、これを約５０〜９０℃に加温し
、その後でプラスチックフオーム原料を吐出すると共に
面材を積層し、これをキエアオーブンに送給して所定の
断面構造のサンドイッチ板帯を連続的、かつ、経済的に
製造し、これを走行力フタで定尺に切断した後にサンド
イッチ板の化粧面が凹状となるように矯正したサンドイ
ッチ板の製造方法を提案するものである。

以下に図面を用いて、本発明に係るサンドイッチ板の製
造方法を詳細に説明する。第１図は上記方法の実施に供
する装置の一例を示す概略構成図であり、架台上を２階
建にし、その２階部分と１階部分に各工程に対応する機
構を介して金属薄板Ａ（以下、単にコイルという）がＵ
字を描く軌跡で移動するように構成したものである。さ
らに説明すると、２はアンコイラでコイル状に巻回され
た化粧塗膜を有するコイルＡを装着し、第１のピンロー
ラ３に送給するためのものである。第１のピンチローラ
３はモータ（図示すず）によって駆動され、コイルＡを
所定のスピードでループ部４に送給するものである。ル
ープ部４はコイルＡにエンボス加工する際のコイルＡの
供給状態をコントロールすると共に、強大な力がコイル
に急激に付加されないための逃げ部としても機能する。

工はガイドローラでループ部４から送給されたコイルＡ
をヒータ６へ案内、送給し、第２のピンチローラ７にコ
イルＡが挟持されると、上方のローラ５ａがコイルＡか
ら離れ、駆動されている下ローラ５ｂがガイドとして機
能する。また、ヒータ６はコイルＡの化粧塗膜、および
鋼板を約２０〜１００℃に加温して焼付けられた化粧塗
膜を柔らかくし、エンボス加工時に化粧塗膜が鋼板から
剥離したり、割れ、きず、クラックが生じないようにす
るものである。その加熱法としては熱風方式、直火方式
、熱線方式のいずれかである。７は第３のピンチローラ
でコイルＡを所定速度でエンボスロールエに送給すると
共にエンボス加工時にコイルＡの移動に対してブレーキ
として機能する。エンボスロールエは雄、雌の凹凸部か
らなる模様を外周面に形成した上、下ロール８ａ、８ｂ
を噛み合わせてコイルＡに任意の模様を施すものであり
、上、下ロール８ａ、８ｂのギャップは凹凸部の高さ、
コイルＡの板厚によって定まるものである。主はレヘラ
でエンボス加工されたコイルＡに存在する残留歪を矯正
するものであり、第２図に抽出して示すように上、下ロ
ーラ９ａ１．９ａ２．９ａａ　１．、、．９ａｎ　　（
図では９ａ３まで示す）、下ローラ９ｂ４．９ｂ２．９
ｂ３２．。

、、９ｂｎ　　（図では９ｂ、まで示す）の順に上下方
向においてジグザグに配列し、かつ、上ローラ群９ａ＋
１、、、．９ａｎと下ローラ群９ｂ４１．．．．Ｑｂｎ
間のギャップＧは群間あるいは各ローラ間で調整しうる
ものであるゆ１０は第４ピンチローラでエンボスロール
エの回転より速くし、コイルＡを引張った状態でエンボ
スロール８、レベラエの工程を通過させるようにしたも
のである。勿論、第４ピンチローラ１０は次工程に引張
り機能があれば、単なるガイドとして働くローラに置換
することも可能である。

■は反転機でコイルＡを２階から１階にある各工程に送
給すると共に、コイルＡの表面を裏面にするためのもの
であり、ガイドローラ群１２と湾曲ガイド板１３からな
るもので、図示しないスイッチによってガイドローラ間
を接触させたり、離したりすることができるものである
。また、湾曲ガイド板１３は平板を湾曲し、両サイドに
ガイド片を設けたものであり、１４はセンサーでコイル
Ａがある高さに到達するとコイルの送りを速くするよう
にし、湾曲ガイド板１３から成形機１５までの間のゾー
ンをループとしても機能するようにしたものである。

成形機１５はコイルＡをシングルまたはダブル幅（図示
せず）で、例えば第３図（ａ）〜（ｉｌに示すように成
形するものである。１６はプレヒータでコイルＡを５０
〜９０℃に加温するものであり、１７はガイドローラ、
１８は搬送ローラである。１９は吐出部で、自己接着性
を有する例えばポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌ
レートフオーム、フェノールフオーム等の発泡性反応混
合物Ｐ（以下、単に混合物という）をコイルＡの裏面（
片面）に例えば、回転羽根体を備えた吐出方式、スプレ
ーガン方式（エア、エアレス）、または注入方式等のい
ずれかにより供給するためのものである。なお、混合物
Ｐとしては熱硬化性の発泡性合成樹脂を用いる。

２０は裏面材供給部で裏面材Ｂ１例えば金属箔、アスベ
スト紙、クラフト紙、アルミニウム箔、プラスチックシ
ート、アスファルトフェルト等の１種、または２種以上
をラミネートしたものを混合物Ｐ上に積層するものであ
り、例えばアンコイラ（図示せず）とガイド２１と必要
に応じて設ける検知機２２とから構成したものである。

さらに説明すると、ガイド２１は裏面材ＢをコイルＡ上
に対応して案内すると共に、前記混合物Ｐの状態に応じ
て裏面材Ｂを混合物Ｐに接触するためのタイミング（所
謂、混合物の自己接着性をより有効に利用）と混合物Ｐ
の分散ムラを平均化する機能を有する。その構成として
はローラを１個、あるいは第４図（ａ）〜（ｅ）に示す
構成としたものである。すなわち、（８１図はローラ２
１ａ１．２１ａ２１．、、、を同一高さで並列に配設し
たガイド、（ｂ）図、（Ｃ）図はローラ２１ａ＋１．。

、、　２１ａｎをコイルＡの進行方向に対し、ある角度
θをもって配列したガイド、（ｄ１図はｉａ１図に示す
ガイドにおいてローラ２１ａ＋　１．、、、２１ａｎ間
に飴状の延展板２３を介在させたガイド、（ｅ）図はｔ
ａ１図においてローラ２１を図のようなギャップ規制板
兼延展板２４とローラ群２４ａを配列したガイドである
。また、検知機２２は裏面材Ｂの切断、破損等を検知し
、それに伴って上記吐出部１９の稼動を停止する信号を
発生させる。その原理としては、電気、磁気、熱、張力
差を利用した検知機である。２５は型でコイルＡと裏面
材Ｂ間に混合物Ｐを介在した状態で搬送すると共に混合
物Ｐを良好な環境下で反応発泡せしめ、かつ、所定の板
厚のサンドイッチ板Ｓに形成するものである。具体的に
は、駆動輪２６．２７と従動輪２８．２９間に、例えば
スチールベルト、キャタピラを掛合し、その上下型部材
３０．３１の背面に補強ローラ３２を配列し、補強ロー
ラ３２の背面に加熱装置３３．３４を設け、これら型材
全体を含む空間をカバー３５によって密封した構成であ
る。さらに説明すると、補強ローラ３２は上下型部材３
０．３１が混合物Ｐの発泡圧により変形するのを阻止す
るものであり、加熱装置３３．３４は型内を５０〜９０
°Ｃに保温し、混合物Ｐの反応を所定時間内に完了させ
ると共に、所定の物性を発揮させるためのものである。

また、カバー３５は型内を保温すると共に混合物Ｐの反
応時に放出するトリクロロモノフルオロメタン、あるい
は加熱装置から放出される炭酸ガス、−酸化炭素等を安
全、衛生上、作業環境に放出しないため、およびより有
効な保温効果を得るためである。なお、型２５の人、出
口部２５ａ、２５ｂだけは型２５内の気体の漏洩を最大
限阻止する構造に構成する。３６は走行力フタで型２５
から送出されるサンドイッチ板を定尺に型２５の移動を
止めることなしに切断するものであり、３７は２次成形
機である。すなわぢ、２次成形機３７は第７図（ａ）、
（ｂ）に示すようなロール形状に最終段か、その複数段
を形成し、サンドイッチ板の化粧面を凹状に形成し、施
工後に化粧面が山伏になるのを防止すると共に、連結部
に弾力が作用する断面に矯正したものである。

次ぎに本発明に係るサンドイッチ板の製造方法について
詳細に説明する。すなわち、アンコイラ２にコイルＡを
装着し、第１ピンチローラ３を介してループ部４に送給
する。次ぎにコイルＡはループ部４を経て第２ピンチロ
ー乞ｉにガイドされ、ヒータ６に送給される。なお、第
２ピンチ口−ラエはコイルＡを第３ピンチローラ７に最
初に到達させるときだけピンチローラとして機能し、そ
れ以降は上ローラ５ａが上昇して、下ローラ５ｂが単な
るガイドローラとして作用する。次ぎにヒータ６に送給
されたコイルＡは、例えば約２０〜８０℃に加温され、
化粧塗膜を所定の硬度まで柔らかくし、第３ピンチロー
ラ７を介してエンボスロール主に送給される。さらに説
明すると、コイルＡを加温しないで、または加温し過ぎ
た状態でエンボス加工を施すと、化粧塗膜に剥離、割れ
、きず、クラック、縮み等を生起するからである。換言
すると、コイルＡの化粧塗膜を加温しない場合には化粧
塗膜の弾性を越える変形（加工）によって上記した現象
が生じ、加温温度を８０°Ｃ以上にすると、化粧塗膜の
樹脂分が軟化点に近くなったり、コイルＡと化粧塗膜の
接着力が低下せしめられるため、化粧塗膜がコイルＡか
ら剥離したり、縮んだり、耐スクラッチ性に欠けるおそ
れがあるからである。

また、加温温度を約２０℃以下にすると、化粧塗膜の樹
脂分が柔らかさを失い、硬度を増すために、化粧塗膜が
割れたり、耐スクラッチ性が大きく低下するからである
。次ぎにヒータ６を出たコイルＡは第３ピンチローラ７
の回転によってエンボスロール主に送給され、エンボス
ロール主はコイルＡに対して例えば第５図に示すような
凹状部α、凸状部βとからなるエンボス模様を連続して
形成するものである。そして、エンボスロールｌを出た
コイルＡはレベラユによってエンボス加工時における残
留歪を第４ピンチローラ１０によって引張られた状態で
矯正され、反転機Ｈに送給されるものである。反転機■
を経たコイルＡはレベルセンサ１４がある空間を通って
成形機１５に送給され、このコイルＡを第３図（ａｌ〜
のなどの断面のいずれかの形状に成形して、プレヒータ
１６に送給する。プレヒータ１６ではコイルＡを約３０
〜９０℃に加温し、ガイドローラ１７を介して型２５の
人口に送給する。

また、吐出部１９からは反応、発泡途中の混合物Ｐがコ
イルＡの裏面に吐出され、その上に裏面材Ｂがガイド２
１を介して案内、積層される。なお、吐出された混合物
Ｐはガイド２１によって延展されると共に、ある厚さに
規制される。次ぎに型２５内では混合物Ｐが反応、発泡
して、例えばクリームタイム−ゲルタイム−ライズタイ
ムと変化し、その出口２５ｂから第６図に示すような形
状のサンドイッチパネルＳが連続して送出される。次ぎ
に走行カッタ３６で第８図（ａｌに示すような形状のサ
ンドイッチパネルＳを所定長さに切断し、これを２次成
形機３７に送給し、第８図（ｂｌ、（Ｃ１に示す形状に
成形して製品とするものである。

以上、説明したのは、本発明に係るサンドイッチ板製造
方法の一実施例にすぎず、第９図（ａｌ、（ｋｌ）、お
よび第１０図に示すように形成して製造することもでき
る。すなわち、第９図（ａｌは上下型部材３０．３１を
サンドイッチ板Ｓの断面形状に合致した形状のローラ群
によって形成し、サンドイッチ板を製造する場合であり
、（ｂ）図は裏面材Ｂ上に混合物Ｐを吐出してサンドイ
ッチ板を製造する場合である。

また、第１０図＋ａ）〜（Ｃ）はコイルＡの形状であり
、（ａ）図に示すように単なる板状、（ｂｌ、（Ｃ１図
に示すように単なる樋状としたコイルＡを用いてサンド
イッチ板を製造することもできる。

上述したように、本発明に係るサンドイッチ板製造方法
によれば、■表面に化粧塗膜を有するコイルを３０〜６
０℃に加温したため、任意の凹凸模様を化粧塗膜にクラ
ック、きず、剥落、割れ、縮みを生じせしめることなく
エンボス加工できる。■エンボス加工時はコイルに対し
て一定の張力を負荷した状態となるため、凹凸模様がエ
ンボス加工中にずれたりすることがなく、美しい凹凸模
様が形成できる。■エンボス加工時の残留歪はテンショ
ン下でレベラを通過させることによって除去できるので
、ペコッキ、捩じれかない。■エンボス加工時に化粧塗
膜にクラック、剥離等が生じないので耐候性、耐スクラ
ッチ性、耐薬品性に冨む。

■コイルをエンホス加工から成形までＵ字状軌跡で反転
したため、コイルの湾曲に無理がなく、各工程間がスム
ーズに連絡される。■コイルを加温し、これに混合物を
吐出したため、混合物を良好な状態で反応、発泡でき、
しかもコイルと裏面材間に均一な発泡組織を形成できる
。■型内を密封状態にしたため、保温性が改善され、有
害ガス、燃焼ガスの作業環境への漏洩が少なくなり、作
業員の安全、衛生面を大きく改善できる。■裏面材と混
合物の接触タイミングを容易に、かつ、自由に選択でき
るため、確実に上側基材を接着でき、サンドイッチ板の
強度が大きく向上する。■化粧面を凹状に形成したため
、施工後に化粧面が山伏になることがなく、美しい外観
の壁を形成でき、しかも連結部の離脱がない。等の特徴
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサンドイッチ板の製造方法の実施
に供する装置の一例を示す構成略図、第２図はレベラを
示す斜視図、第３図（ａ）〜Ｕ）は金属薄板の成形例を
示す説明図、第４図（ａｌ〜（ｆｌｉ）はガイドの一例
を示す説明図、第５図はエンボス加工によって形成され
る凹凸模様の一例を示す斜視図、第６図は本発明に係る
方法によって製造されたサンドイッチ板の一例を示す断
面図、第７図（ａ）、（ｂ）は２次成形機の最終段の断
面を示す説明図、第８図（ａｌ〜（Ｃ）はサンドイッチ
板の２次成形機による成形順序を示す説明図、第９図（
ａ）、（ｂ）、および第１０図（ａ）〜（Ｃ）はその他
の実施例を示す説明図である。工・・・架台、６・・・ヒータ、■・・・エンボスロー
ル、工・・・レヘラ、１１・・・反ｋ［，１５・・・成
形機、１６・・・ブレヒータ、１９・・・吐出部、２５
・・・型、３５・・・カバー、３６・・・走行力フタ、
３７・・・２次成形機。特許出願人　株式会社アイジー技術研究所、Ａ −Ｆ′−一７−一）篤　４　図尾　、Ｓ　図不　　ろ　　ロどａ　）（Ｃ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コイル状に巻回された金属薄板を加温した後にエ
ンボス加工し、次ぎに金属薄板の歪をレベラで矯正し、
内方へ大きく湾曲させて反転し、この後成形機に送給し
て左右側縁に雄、雌型連結部を有する樋状断面に形成し
、該金属薄板の裏面に反応、発泡途中のプラスチックフ
ォーム原料を吐出し、この上に裏面材を載置し、かつ、
一定形状に規制した状態で５０〜９０℃に加温し、金属
薄板と裏面材間にプラスチックフォームを充填したサン
ドイッチ板として連続帯で送給し、これを走行カッタで
所定長さに切断し、次に切断されたサンドイッチ板の化
粧面が凹状となるように矯正したことを特徴とするサン
ドイッチ板の製造方法。