JPS6174979A - 給液装置におけるレベルセンサ用フロート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、レベルセンサに用いられるフロートに関する
。

（従来技術） 給液管路中の弁を小さな力で開閉制御するようにした給
液装置については特公昭５７−２９３８０３号公報等に
開示されている。この種の給液装置は、給液管路中に設
けた主弁の背面液室に自動閉鎖弁を備えた分岐管を連通
させる一方、一端が供給タンクの規定レベル位置に開口
した負圧管の他端を自動閉鎖弁の弁開係［ヒ機構を解除
するダイヤフラム室の負圧発生部に接続し、タンク内の
液位が規定レベルに達した際にダイヤフラムの背圧側に
生じた負正によりこれを変形させて分岐管の流路を閉塞
し、主弁の背面液室の液圧の変化により主弁を開閉する
ように構成したものである。

ところで、この種の装置には通常負圧管の開口端に型を
用いて成形した球形の浮子弁が使用されるが、型によっ
て成形する関係上継目部分に多少の段差が生じ易く、こ
のためこの継目部分が弁座に接触した場合には、そこを
完全に閉塞することができなくなるといった問題が生じ
る。

（目的） 本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、弁の成形如何に係わりなく弁座
あるいは浮子検出部材等と正確に接触させることのでき
る構造簡単なレベルセンサ用フロートを提供することに
ある。

すなわち本発明の特徴とするところは、浮子の一部に重
りを固設して浮動状態における姿勢を一定に保持し、も
って弁座あるいは浮子検出部材等との接触部分にのみ所
要に加工精度を持たせ得るようになした点にある。

（構成） そこで、以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。

第３図は本発明装置が適用される給液装置の一例を示し
たものであって、図中符号１はバネ２に付勢されて給油
管３を常時閉止する主弁で、その背面には給油管３の流
入側と開口４を介して連通ずる液室５が設けられ、また
、この液室５の流出口には管路中に自動閉鎖弁６を備え
た分岐管７が連通し、その他端は主弁１の下流側におい
て給液管内に開口している。自動閉鎖弁６は、係止法８
とダイヤフラム９と、ダイヤフラム９と一体の係止管１
０によって係止される摺動管１１と、この端部に先端を
枢支した常閉弁１２開放用の引金１３とによって構成さ
れ、ダイヤフラムの背圧側と常閉弁１２の下流側に設け
た抵抗弁１４付近の負圧発生部には、一端がタンク内の
規定レベル位置に設けた液面検知部１６に開口する負圧
管１５の他端が連通している。

ところで、第１図は上記した負圧管１５の液面検知部１
６の拡大図であつ゛て、図中符号２０は本発明の特徴部
分をなす浮子弁で、負圧管１５の管軸に固設したケース
２６内に遊動可能に封入された上、ケース２６の開放端
を覆う孔あき封止板１７によって脱落しないように保持
されている。

この浮子弁２０は、内面半球状をなす２つの型を用いて
成形された耐油性合成樹脂の発泡体等よりなるもので、
成形過程においてその一方の半球体２０ａに比重の大き
な金属材よりなる重り２１を埋設することにより、常に
重り２１を下にして浮き継目部分２０ｃが上になること
がないように構成されている。

上述した実施例において、給液管３をタンクの注液口に
挿入し引金１３を引いて常閉弁１２を開くと、液室５内
の液は分岐管７を経て給液管３の主弁１下流側へと流れ
るようになり、この流出量は開口４からの流入量より多
いため液室５内の液圧低下により主弁１は後退して供給
管の流路を開放する。

他方、この状態のもとで抵抗弁１４の負圧発生部は負圧
となるが、負圧管１５の端部からは、封止板１７の通孔
１８を経て気体が流れ込むため、管１５と連通したダイ
ヤフラム９はそのままの状態を維持する。

給液操作が続いて液位が所定のレベル近くに達し負圧管
１５端の液面検知部１６が液中に没するようになると、
封止板１７の通孔１８から流入した液により浮子弁２０
・は重り２１を下にして浮上がり、他方の半球体２０ｂ
の表面を弁座１９に当接させて負圧管１５の管端を完全
に閉塞する。

これにより、ダイヤフラム９の背圧側は急激に負圧とな
るため、ダイヤフラム９は図中左方に変形し、係止杆１
０との係止を解いて摺動杆１１を突出させ、掛金を中心
として引金１３を図中反時計方向に回動させて分岐管７
の流路を常ｉ弁１２により閉塞する。このため液室５内
の液圧は上昇し、これに伴って主弁ｌは給液管３を閉じ
°て液の供給が断たれる。

第２図はこの種の装置に使用される浮子弁２０に関する
他の実施例を示したもので、一方の半球体２０ａに重り
２１を埋め込むと同時に、他方の半球体２０ｂの表面に
メッキ層または金属冠等の＃摩耗性部２２を施し、これ
により長期にわたって完全なシール性を確保するように
したものである。

なお、以上は給液装置に使用される浮子弁についての例
であるが、本発明はこの種の゛ものに限定されるもので
なく、浮力を利用した他のレベルセンサにも適用するこ
とができるものであり、また浮子弁についても合成樹脂
以外の他の材料をもって成形し得ることは云うまでもな
い。

以上述べたように本発明によれば、浮子の一部に重りを
設けて浮動の際の姿勢を一定にしたので、浮子の形状成
形の如何に関わりなく弁座あるいは浮子検出部材との当
接部に必要な精度の表面加工を施すだけで、十分な封止
性あるいは検出精度を付与させることができ、この種の
フロートを安価に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す液位検出部の断面図、
第２図は本発明の他の実施例をなす浮子弁の側面図、第
３図は本発明に係る浮子弁が適用される給液装置の一例
を示す図である。 ｌ・・・主弁　　３・・・給液管　　６・・・自動閉鎖
弁７・・・分岐管　１５・・・負圧管　１６・・・ケー
ス２０・・・浮子弁　２１・・・重り　２２・・・耐摩
耗件部出願人　株式会社　東　京　タ　ツ　ノ代理人　
弁理士　　西　川　慶　油 筒１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 浮子の一部に重りを固設したことを特徴とするレベルセ
   ンサ用フロート。