JPS6162858A

JPS6162858A - 自動探傷装置

Info

Publication number: JPS6162858A
Application number: JP59186160A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Kimura; 裕木村; Akira Akasu; 赤須　明; Kunitaka Asano; 國隆浅野
Original assignee: Hitachi Engineering Co Ltd; Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Engineering Co Ltd; Hitachi Ltd
Priority date: 1984-09-04
Filing date: 1984-09-04
Publication date: 1986-03-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、たとえば配管のごとき円筒状物体の外周面を
走行して当該検査物体に生じたひび割れ、その他の欠陥
を自動的に探傷する自動探傷装置の改良に関するもので
ある。

〔発明の背景〕

本発明の説明に先立ち、従来実用に供されている自動探
傷装置の全体構成を第８図にもとづいて説明する。

第８図において、１は検査対象物である配管のごとき円
筒状物体、２は円筒状物体１の外周面に取り付けられた
軌道、３は軌道２上を走行する探傷本体移動ユニット、
４は円筒状物体１の軸方向に探触子５を移動さぜる探触
子移動ねじを示し、探傷本体移動ユニット３内には、当
該ユニット３を軌道２に沿って円筒状物体１の周方向（
Ｘ方向）に回転させるＤＣモータなどの駆動源６と、探
触子移動ねじ４を回転して探触子５を円筒状物体１の軸
方向（Ｙ方向）に移動させる駆動源７とが内蔵されてい
る。

ところで、原子力発電プラント内には、各種層、途に応
じた配管が数多く布設されておシ、シたがってこれら各
種配管を探傷検査する頻麗も当然多　　　゛く力る。

しかしながら、従来形自動探傷装置にあっては、第８図
に示すごとく、探傷本体移動ユニット３内に２基の駆動
源、すなわち当該ユニット３を軌道２に沿って円筒状物
体１の周方向（Ｘ方向）に走行させる駆動源６と、探触
子移動ねじ４を回転して探触子５を円筒状物体１の軸方
向（Ｙ方向）に移動させる駆動源７とを内蔵しており、
探傷装置そのものの小形化に限度があるため、自動探傷
装置を適用し得る個所が制限され、この種検査に多くの
時間と労力とを必要としていた。

なお、原子力関係の調査報告例によれば、従来形自動探
傷装置の高さ寸法が４０調短縮されれば、原子力発電プ
ラント内における自動探傷装置の適用率は、約１０％向
上するといわれている。

また、従来形自動探傷装置にあっては、第８図に図示を
省略したが、探傷本体移動ユニット３に内蔵された２基
の駆動源６と７とにそれぞれケーブルが接続されており
、これらのケーブルが探傷本体移動ユニット３の定行に
ともなって移動するため、ケーブル捌きに人手を必要と
していた。

〔発明の目的〕

本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、
その目的とするところは、探傷装置の走行部を小形化し
て原子力発電プラント内における自動探傷装置の適用率
を従来よりも向上させることができ、しかも従来おこな
われていたごときケーブル捌きを全く必要とし々い、作
渠性にすぐれた自動探傷装置を提供しようとするもので
ある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するため、本発明は、円筒状物体の外周
面に取り付けられる軌道と、当該軌道に沿って円筒状物
体の周方向に回転する探傷本体移動ユニットと、探傷本
体移動ユニットに装着されて円筒状物体の軸方向に探触
子を移動させる探触子移動機構とを備えてなる自動探傷
装置において、上記軌道として、円筒状物体の外周面に
固定軌道を取り付けるとともに、当該固定軌道上に回転
軌道を取り付け、さらに上記回転軌道に探傷本体移動ユ
ニットを装着するとともに、回転軌道と探触子移動機構
との駆動源を回転軌道の系外に設置してなることを特徴
とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を、第１図力いし第３図の一実施例にもと
づいて胛明すると、第１図は本発明に係る自動探傷装置
の全体構成を示す一部切久斜視図である。

第１図において、１は検査対象物である配管のごとき円
筒状物体、８は円筒状物体１の外周面に耳ソシ付けらノ
また固定軌道、９は後述の構成によって固定軌道８上を
回転する回転軌道、１０は円筒状物体１の軸方向に探触
子（図示省略）を移動させる探触子移動ねじを示し、探
触子移動ねじ１゜は、探傷本体移動ユニット１１に装着
されている。

また、探傷本体移動ユニット１１は、回転軌道９にねじ
止めされている。

探傷本体移動ユニット１１を拡大して示す第２図（平面
図）および第３図（一部縦断正面図）において、回転軌
道９は、固定軌道８に取り付けられたＤＣモータなどの
駆動源１２によって駆動され、探傷本体移動ユニット１
１は、回転軌道９とともに円筒状物体１の周方向に回転
する。また、探傷本体移動ユニット１１には、固定軌道
８に設けられたラック１３とかみ合うビニオン１４が装
着されておシ、探傷本体移動ユニット１１が円筒探傷本
体移動ユニット１１が円筒状物体１の周方向を移動する
距離は、尚該ユニット１１に従動するビニオン１４の回
転により、減速・割出し機構１５によって割り出され、
探傷本体移動ユニット１１が円筒状物体１０周方向を一
定距脚ｉＬ＃動すると、探触子移動ねじ１０が回転して
図示を省略した探触子を円筒状物体１の軸方向に一定距
離移動させる。その走査軌跡を第７図（ａ）に符号ｔ、
で示す。

なお、上記実施例においては、駆動源１２を固定軌道８
の端部に取り付けた場合について例示したが、これに代
えて、駆動源１２を固定軌道８がら取り外して別設置と
し、この別設置された駆動源からの回転駆動力によシ、
第２図に一点鎖線で示すフレキシブルワイヤ機構１６を
介して回転軌道９を回転させるようにしてもよく、さら
に駆動源１２として、ステッピングモータあるいはエン
コーダを付設したモータなどを使用することに問題は々
い。

また、図示を省略したが、第１図ないし第３図の実施例
においては、探傷本体移動ユニット１１が円筒状物体１
の周方向に在役移動しても、円筒状物体１の軸方向に移
動する探触子が常に一方向に移動して第７図（ａ）に示
す走査軌跡ｔ１を得ることができるよう、探傷本体ユニ
ット１１内に一方向クラッチが組み込まれている。

さらに、第１図ないし第３図に示す実施例によって得ら
れる探触子の走査軌跡ｔ１は、第７図（ａ）に示すごと
きＸ−Ｙ走査による軌跡であるが、第７図（ｂ）に示す
とときＹ−Ｘ走査による軌跡ｔ２を得ることのできる目
移探傷装置の一例を第４図ないし第６図に示す。

探傷装置の全体構成を一部切欠斜視図として示す第４図
において、１は検査対象物である配管のごとき円筒状物
体、１７は円筒状物体１の外周面に取り付けられた固定
軌道、１８は後述の構成によって固定軌道１７上を回転
する回転軌道、１９は円筒状物体１の軸方向に探触子（
図示省略）を移動させる探触子移動ねじを示し、探触子
移動ねじ１９は、探傷本体移動ユニット２０に装着され
ている。なお、上記した探傷本体移動ユニット２０は、
バンド２１を介して固定順、道１７の外周に装着されて
いる。

探傷本体移動ユニット２０を拡大して示す第５図（平面
図）および薗６図（一部縦断正面図）において、回転軌
道１８は、固定軌道１７に取り付けられたＤＣモータな
どの駆動源２２によって駆動される。また、探傷本体移
動ユニット２０の一側には、固定軌道１７に設けられた
ラック２３とかみ合うピニオン２４が装着されており、
探傷本体移動ユニット２０の他側には、回転軌道１８に
設けられたラック２５とかみ合うピニオン２６が装着さ
れている。第６図中、２７および２８は探傷本体移動ユ
ニット２０の走行車輪を示している。

しかして、探傷本体移動ユニツ）２０に装着されている
ピニオン２６をクラッチ２９を介して当該ユニット２０
にロックさせると、探傷本体移動ユニット２０は、回転
軌道１８とともに円筒状物体１の周方向に回転される。

なお、このとき、固定軌道１７のラック２３とかみ合っ
ているピニオン２４は、回転フリーの状態としておく。

次に、ピニオン２６を回転フリー、ピニオン２４をクラ
ッチ２９を介して探傷本体移動ユニット２０にロックさ
せると、当該ユニット２０は停止する。一方、ピニオン
２６は、回転フリーの状態にあるため、回転軌道１８の
回転にともなってその位置で回転し、ギヤ３０ないし３
３を介して探触子移動ねじ１９を回転させるものであっ
て、探触子移動ねじ１９の回転によシ、図示を省略した
探触子が円筒状物体１の軸方向に移動する。なお、探触
子を円筒状物体１の軸方向に往復動させるためには、回
転軌道１８の回転を正逆変化させるか、第４図および第
５図に符号３４で示す回転方向変換クラッチを探傷本体
移動ユニット２ｏ内に装着しておくことによシ、第７図
（ｂ）に示すごときＹ−Ｘ走査による軌跡ｔ２を得るこ
とができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のごときであり、本発明においては、円筒
状物体の外周面に固定軌道を取り付けるとともに、錨該
固定軌道上に回転軌道を取り付け、さらに上記回転軌道
に探傷本体移動ユニットを装着するとともに、回転軌道
と探触子移動機構との駆動源を回転軌道の系外に設置し
たことにより、上記回転軌道と探触子移動機構との駆動
源を回転軌道の系外に設置しても、検査対象物である円
筒状物体の探傷を支障なくおこない得るものであって、
その効果は下記のとおシである。

すなわち、回転軌道と探触子移動機構との駆動源を回転
軌道の系外に設置することによシ、円筒状物体の外周を
走行する探傷装置の小形化をはかることかでき、実機に
照らして寸法計算をおこなったところ、探傷装置の大き
さを従来よシもＩＡ程度小形化できることが確認され、
装置の高さ寸法の大幅短縮化も確認された。しかして、
本発明においては、特に、探傷装置の高さ寸法を大幅に
短縮でき・ることによシ、自動探傷装置を適用し得る個
所の制限が従来よりも緩和され、既述した原子力発電プ
ラント内における自動探傷装置の適用率を向上させるこ
とができるものであって、回転軌道とセパレートタイプ
とした駆動源は、探傷検査をおとなり現地のスペース状
況に応じて、適宜の場所に設置することができ、機動性
に富む。

寸だ、本発明においては、駆動源が探傷本体移動ユニッ
トの走行にともなって移動することがないので、従来の
ように、駆動源に接続されているケーブルを人手によっ
て捌くといった作業を省略することができる。

さらに、図示実施例のごとく、回転軌道の駆動源と探触
子移動機構の駆動源とを、その双方の被駆動体に共通す
る１個の駆動源とすれば、探傷装置の制御系を簡素化す
ることができるばかりか、重量の軽減化をもはかり得、
電源も１つで事足りる。

ここで、本発明の付随的効果を下記する。

（１）検査対象物である円筒状物体の外周を走行する走
行部から駆動源を取り外す構造としたことによシ、当該
駆動源の重量に相当する分だけ、駆動源の負荷を軽減す
ることができる。

（２）上記（１）の理由によυ、１台の探傷装置の駆動
源を他の探傷装置の駆動源としても共用することができ
、経済的である。

本発明は以上のごときであり、本発明によれば、探傷装
置の走行部を小形化として原子力発電プラント内におけ
る自動探傷装置の適用率を従来よりも向上させることが
でき、しかも従来おこなわれていたごときケーブル捌き
を全く必要としたい、作業性にすぐれた自動探傷装置を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係る自動探傷装置の一実
施例を示し、第１図はその全体構成を示す一部切欠斜視
図、第２図は第１図の平面図、第３図は第１図の一部を
縦断して示す正面図、第４図ないし第６図は本発明に係
る自動探傷装置の他の実施例を示し、第４図はその全体
構成を示す一部切欠斜視図、第５図は第４図の平面図、
第６図は第４図の一部を縦断して示す正面図、第７図（
ａ）は第１図かいし第３図に示す自動探傷装置の走査軌
跡を三次元的に表わした図、第７図（ｂ）は第４図ない
し第６図に示す自動探傷装置の走査軌跡を三次元的に表
わした図、第８図は従来形自動探傷装置の全体構成を示
す斜視図である。１・・・円筒状物体、８・・・固定軌道、９・・・回転
軌道、１０・・・探触子移動ねじ、１１・・・探傷本体
移動ユニット、１２・・・駆動源、１３・・・ラック、
１４・・・ピニオン、１５・・・減速割出し機構、１６
・・・フレキシブルワイヤ機構、１７・・・固定軌道、
１８・・・回転軌道、１９・・・探触子移動ねじ、２０
・・・探傷本体移動ユニット、２１・・・バンド、２２
・・・駆動源、２３・・・ラック、２４・・・ピニオン
、２５・・・ラック、２６・・・ピニオン、２７および
２８・・・走行車輪、２９・・・クラッチ、３０〜３３
・・・ギヤ、３４・・・回転方向変換クラッチ、ｔ、お
よびｔ２・・・走査軌跡。

Claims

【特許請求の範囲】１、円筒状物体の外周面に取り付けられる軌道と、当該
軌道に沿って円筒状物体の周方向に回転する探傷本体移
動ユニットと、探傷本体移動ユニットに装着されて円筒
状物体の軸方向に探触子を移動させる探触子移動機構と
を備えてなる自動探傷装置において、上記軌道として、
円筒状物体の外周面に固定軌道を取り付けるとともに、
当該固定軌道上に回転軌道を取り付け、さらに上記回転
軌道に探傷本体移動ユニットを装着するとともに、回転
軌道と探触子移動機構との駆動源を回転軌道の系外に設
置してなることを特徴とする自動探傷装置。２、特許請求の範囲第１項記載の発明において、回転軌
道の駆動源と探触子移動機構の駆動源とを、その双方の
被駆動体に共通する１個の駆動源とした自動探傷装置。