JPS6159373A - 多色画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、多色画像形成装置に関する。

従来技術 多色画像形成装置としては、従来、原稿を３回露光走査
し、その都度光の６原色である青、緑、赤の色フィルタ
ーを露光々路に切換えて挿入し、原稿の反射光束を色分
解し、感光体を露光して得られた静電潜像を夫々、減色
法の３原色であるイエロー、マゼンタ、シアンのトナー
で現像して３色のトナー像を形成し、これを１枚の転写
紙上に重ね合せて転写し、フルカラーコピーを得るよう
にしたものが知られている。

イエロー、マゼンタ、シアンの３色を適当に混合すれば
、理論的には黒色を含めてあらゆる色が再現できるはず
であるが、実際には、色分解フィルタの分光透過率特性
や、カラートナーの分光反射率特性が理想的な特性と異
る等の理由で必らずしも原稿の色調、階調、鮮鋭度を再
現することはできない。又、原稿の色調そのものを変化
させたい場合もある。又、事務用文書には黒文字が多く
、特に黒白複写を行なうのに色分解フィルタを通して６
回露光し６色のトナー像を重ね合せ転写する方式は、好
ましい黒色が得られないのみならず、細い文字では色ず
れが目立ち、光計及び時間のロスが多い欠点がある。

これらの間顆点を解決する多色画像形成装置として、第
３図に例示する如く、原稿露光ランプ５に照射された原
稿の反射光がレンズ６、色分解フィルタ８を経て投影さ
れる感光体ドラム１の露光位置１８の回転方向に関して
下流側にイエロー、マゼンタ、シアンの各色現像ｔＴｉ
１０．１１．１２に続いて黒色トナーを有する現像器１
６を設けるとともに、露光々学系のレンズ６とフィルタ
８の間にハーフミラ−７を設けてスリット露光々束を分
割し、ハーフミラ−透過光束の結像位置に感光体ドラム
１の幅方向に延びるカラーイメージセンサ９を設け、感
光体ドラムの露光位置１８とイエロー現像器１０との間
に感光体ドラム１の軸方向に延びる発光素子（ＬＥＤ）
アレイより成るイレーサ４を設けた多色複写装置が提案
されている。

上記のカラーイメージセンサ９はＣＣＤアレイの受光素
子の前面に夫々、青、緑、赤のフィルターを繰返して並
べたフィルタアレイを各受光素子に対応させて配置した
もので１組の青、緑、赤フィルタに対応する画素から発
した光の色の５構成分を６個の受光素子の出力により検
知するようにしたものである。イレーサ４の発光素子は
上記カラーイメージセンサ９０１組のフィルタに対応し
て１個ずつ設けられ、カラーイメージセンサの１組の受
光素子の出力より検出された色を演算処理回路により処
理して、青、緑、赤及び無色の４色のフィルタ８を夫々
通した４回の露光時にイレーサ４の各発光素子を点滅制
御して、画像処理を行ない、夫々イエロー、マゼンタ、
シアン、黒色の現像器で現像し、得られた４色のトナー
像を転写ドラム１４上に巻着けられた転写紙に重ね合せ
て転写することにより、所望の色調、階調、鮮鋭度の画
像が得られる。例えば、カラーイメージセンサ９により
黒色と判定された画像部分は、イエロー、マゼンタ、シ
アン現像を行なう工程ではイレーサにより除電されて色
トナーでは現像されず、黒トナー現像を行なう工程では
その他の部分がイレーサにより除電され、黒色画像部の
みが黒トナーにより現像され、鮮鋭な色ずれのない純黒
色の画像が得られる。その他、種々の色補正をあらかじ
め設定された処理プログラムにしたがって行なうことが
できる。

なお、第６図中の２は除電器、６は帯電器、１５は転写
前除電器、１６はクリーニング前除電器、１７はクリー
ニングユニットである。

さて、第６図に例示した構成の従来提案された装置では
、カラ（−イメージセンサ９に入射させる光束は、露光
のためのスリット光束をハーフミラ−７により分割して
その光軸光をカラーイメージセンサ９に入射させている
。カラーイメージセンサ９の出力は瞬時に処理されるの
で、これをそのま＼イレーサ４に入力してイレーサの発
光素子を点滅させ、第３図中の１９の位置で感光体をイ
レースすると、原稿の同じ位置から出た光線で露光＝　
４− された位置よりも１８と１９の間の長さだけ先行した位
置をイレースすることになる。そこで、カラーイメージ
センサ９からの出力の処理回路の出力側とイレーサ４と
の間にメモリーを設は遅延回路により、感光体ドラム１
が露光位置１８からイレース位置１９の間を回転するに
要する時間だけ遅らせてイレーサ４に入力する必要があ
る。メモリーは高価なものであるから、装置のコストア
ップを招く欠点がある。

目的 本発明は、上記のカラーイメージセンサにより原稿を読
取りその出力を処理してイレーサに入力し、画像を処理
する多色複写装置の従来提案されたものの上述の欠点を
除去した高価なメモリーが不要な多色画像形成装置を提
供することを目的とする。

構成 本発明は上記目的を達成させるために、イレーサをその
照射位置が感光体上の画像露光スリット内でスリット中
心より外れた位置になる如く配置するとともに、上記の
イレーサ照射位置に結像すべき光束を露先々路より分離
させ、この光束の結像位置が入射位置になる如く上記の
カラーイメージセンサを配置したことを特徴とする。

以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

第１図は、第６図に示した従来提案された装置に本発明
を適用した実施例を示す図である。したがって同一の部
材には同一の符号を付して説明する。

この実施例では、イレーサ４はその照射位置が感光体ド
ラム１上の画像露光スリット内でスリット中心１Ｂより
外れた位置２０になる如く配置されている。この位置に
結像する光線は原稿−にの照明スリットの中心２１より
走査方向にずれた位置２２より発したものであり、その
光束の光軸は図中に破線で示す経路を辿って感光体１に
到達する。

しかし、イレーサ４によって光束の相当部分が遮蔽され
る。ハーフミラ−７により分割された透過光束のうち上
記の破線が光軸となる光束の結像位置が入射位置になる
如く、カラーイメージセンサ９が配置されている。

この露光々学系は等倍結像光学系であるから、感光体」
−の画像露光スリット中心１８とイレーサ照射位置２０
との間の距離と、原稿上の照射中心２１とイレーサ照射
位置２０に達する光線の出発点２２との間の距藩は等し
い。したがって、原稿上の２２の位置の画像をカラーイ
メージセンサ９で読取り、その出力を処理して直ちにイ
レーサ４を作動させた場合、原稿上の２２の位置の画像
を処理すべきイレースが行なわれることになる。この時
点で露光スリット中心１８は原稿」二の照射中心２１の
画像が露光されるが、感光体上の２０の位置には感光体
ドラム上の点１−８が２０迄回動するに要する時間以前
に露光スリット中心で原稿上の２２の画像が露光されて
いるので、画像処理は適切に行なわれる。

したがって、カラーイメージセンサ９の出力処理回路と
イレーサ４との間にメモリー及び遅延回路を設ける必要
がなくなる。

イレーサ４の照射位置２０に到る光束を露光々路より分
離する手段は」１記実施例のハーフミラ−７に限られる
ものではなく、第２図の実施例に示す如く、第１図のハ
ーフミラ−７をミラー７ａとし、ミラー７ａとフィルタ
８との間の光路の一部にミラー７ｂを挿入し、破線で示
す光線の反射光の結像位置にカラーイメージセンサ９を
設けてもよい。その他の構成は第１図の実施例と変りは
ない。この装置の作用は第１図の実施例の作用の説明よ
り自明であるから説明を省略する。

効果 以上の如く、本発明によれば、高価なメモ’Ｊ　−及び
遅延回路が不要となるので、装置のコストダウンに効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明の実施例を示す断面図、
第３図は従来提案された多色複写装置の一例の構成を示
す断面図である。 １・・・感光体ドラム　　　４・・・イレーサ５・・・
露光ランプ　　　　７ｂ・・・光路内ミラー８・・・色
分解フィルタ　　　９・・・カラーイメージセンサ１０
〜１３・・・現像器 １Ｂ・・・画像露光スリット中心 ２０・・・イレーサ照射位置 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンタクトガラス上に載置された原稿を露光ランプで照
   射し露光々学系を介して感光体上に結像させスリット露
   光するとともに、原稿画像を感光体の幅方向に延設され
   たイメージセンサで読取り、その出力を処理して感光体
   に沿つてその幅方向に延設された発光素子アレイより成
   るイレーサの各素子を選択的に点滅して、感光体の作像
   領域をイレース単位毎に選択的にイレースすることによ
   り画像処理を行なう多色画像形成装置において、上記イ
   レーサをその照射位置が感光体上の画像露光スリット内
   でスリットの中心より外れた位置になる如く配置すると
   ともに、上記のイレーサ照射位置に結像すべき光束を露
   光々路より分離させ、この光束の結像位置が入射位置に
   なる如く上記のイメージセンサを配置したことを特徴と
   する多色画像形成装置。