JPS6158665A - 輸液ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、患者に薬液を定量的に投与する輸液ポンプセ
ットに関する。さらに詳しくは、チューブポンプを使用
した輸液ポンプセットに関する。

〔従来の技術〕

静脈内に所定量の薬液を一定速度で投与するために、従
来は薬液瓶を高所に吊り下げ、患者との落差を利用して
クランプで流量を調整しながら注入を行なっていた。し
かしこのような方法では流量の時間的変動が太き（、正
確な輸液が困難であるので、輸液回路にポンプを装着し
た輸液ポンプセットの使用が近年増加の傾向にある。こ
のような輸液ポンプセットによる輸液においては、チュ
ーブ閉塞検知器や気泡検知器を設けて患者の安全性を確
保している。従来使用されているチューブ閉塞検知器は
、特開昭５６−３１７５８号公報及び特開昭５６−１１
８０８８号公報などに記載されているようにチューブが
閉塞してチューブ内の圧力が増加すると、チューブの一
定圧力で押されている部分の形状が変化することを利用
したものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のチューブ閉塞検知器は、チューブに機械的手段を
設ける必要があり、装置が嵩ぼる欠点があった。また構
造も複雑で製作がめんどうであった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、チューブに機械的手段を設けることなく、電
気的手段のみによってチューブの閉塞を検知するもので
ある。

本発明においては、輸液ポンプとしてチューブポンプを
使用し、ポンプのモータの回転数および／または電流量
を検出するものであり、チューブが閉塞するとこれらの
値が通常の範囲から外れることを利用してチューブの閉
塞を検知するものである。

すなわち本発明は、薬液の移送を行なうチューブポンプ
と輸液回路とより構成されてなりチューブ閉塞検知器を
具備してなる輸液ポンプセットにおいて、該チューブポ
ンプはポンプ本体とポンプ本体を駆動するためのモータ
とモータの回転を制御する駆動回路とを具備しており、
前記チューブ閉塞検知器はモータの回転数および／また
は電流量の検出手段と、該検出手段からの信号が所定の
範囲を越えたとき警報を発する警報手段とより構成され
てなることを特徴とする輸液ポンプセットである。

〔作　用〕

輸液ポンプのモータとしては一般にパルスモータ、直流
モータおよび交流モータなどが使用されるが、本発明に
おいてはパルスモータあるいは直流モータが好ましく使
用される。パルスモータの場合、モータの負荷が増加し
て、ある値以上になると、モータの回転が停止するので
、モータの停止を検出することによりチ、−ブの閉塞を
知るこ　　　゛）とができる。また、フィードバック回
路を備えた直流モータの場合にはモータの負荷が増加す
るに従がって電流量が増加するので、これらを測定する
ことによりチューブの閉塞を検知することができる。

〔実施例〕

第１図は、本発明を模式的に示すブロック図である。チ
ューブポンプは、複数のローラを回転させながらチュー
ブをしごくことにより液を移送するポンプ本体ｌと、こ
れを駆動するためのモータ及びモータの駆動を制御する
モータ駆動回路より構成されている。制御回路において
所定の流量になるようにモータ回転数が指示されこれが
モータ駆動回路に電気信号として送られてモータの回転
数が制御される。モータには回転数および／また電流量
検出手段が接続されており、モータの回転数および／ま
たは電流量を測定して制御回路に電気信号として送る。

制御回路では送られてくる信号からモータの負荷の程度
を判断し、負荷が所定の値を越えると警報器に警報の作
動を指示するように構成されている。

もし、チューブが閉塞するとモータの負荷が増加するの
で、上述した機構により警報が鳴り、チューブの閉塞を
検知することができる。

第２図は本発明をより具体的に表わしたブロック図であ
る。モータとしてパルスモータを使用する場合、モータ
の負荷が増加しである値以上になるとモータの回転が停
止するいわゆるスリップ現象を起こすので、モータの回
転数をエンコーダとカウンタを用いてモニターすること
によりチューブの閉塞を検知することができる。モータ
がスリップするときの負荷量は、モータへ付与するパル
スのデユーティ（パルスを発生した全時間に封子る電流
が流れた時間の比率）を変えることによって任意に変更
することができる。本発明においてはこの性質を利用し
てモータ駆動回路にデユーティを変更することのできる
パルス発振器を設けておき、チューブの閉塞とモータの
スリップが対応するようにあらかじめデユーティを調整
しておくのが好ましい。第３図はデユーティ可変回路を
設えたパルスモータの回路図の１例である。

直流モータを使用した場合には、フィードバック回路の
ないものはモータの負荷が増加すると回転数が低下する
ので、同様にエンコーダとカウンタで回転数をモニタし
、これが所定の水準よりも低下したときチューブの閉塞
が起ったと判断して警報を発するようにしておく。また
、フィードバック回路が設けられている場合には、モー
タの負荷が増加すると電流量が増加するので、電流検出
器を用いてモニターすることにより、チューブの閉塞を
検知することができる。

〔発明の効果〕

本発明は、上述したような構成としたことによりチュー
ブに機械的手段を設ける必要がなく、きわめて簡単な構
造でチューブの閉塞を検知することができる利点を有し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の輸液ポンプセットの輸液回路を省略し
た部分を模式的に示すブロック図である。 第２図は本発明の一実施例についてのブロック図である
。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）薬液の移送を行なうチューブポンプと輸液回路と
   より構成されてなりチューブ閉塞検知器を具備してなる
   輸液ポンプセットにおいて、該チューブポンプはポンプ
   本体とポンプ本体を駆動するためのモータとモータの回
   転を制御する駆動回路とを具備しており、前記チューブ
   閉塞検知器はモータの回転数および／または電流量の検
   出手段と、該検出手段からの信号が所定の範囲を越えた
   とき警報を発する警報手段とより構成されてなることを
   特徴とする輸液ポンプセット。
2. （２）モータの回転数検出手段が、エンコーダとカウン
   タである特許請求の範囲第１項記載の輸液ポンプセット
   。
3. （３）モータがパルスモータであり、モータ駆動回路に
   デューティを変更することのできるパルス発振器を具備
   してなる特許請求の範囲第１項または第２項記載の輸液
   ポンプセット。
4. （４）モータが直流モータである特許請求の範囲第１項
   または第２項記載の輸液ポンプ。