JPS6153923A

JPS6153923A - 水洗便器の給水装置

Info

Publication number: JPS6153923A
Application number: JP17226784A
Authority: JP
Inventors: 東原　荘一
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-08-18
Filing date: 1984-08-18
Publication date: 1986-03-18
Also published as: JPH0314974B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、建築物或いは構造物等の居住用に使用される
水洗便器の給水装置の改良に関するものである。

従来技術従来の水洗便器の給水装置の構造には、寒冷期に管路の
凍結を防ぐため、配管内の水が長時間滞溜しないように
、常時水洗便器を使用しないときは、給水用元栓等を閉
じて給水を止め、水抜栓を開くか、管路の排水細孔から
自然副木させて管路内の水を抜き、用便の都度、元栓を
開いて給水するように形成された水抜き方式のもの、或
いは配管内に水が滞溜しないように常時給水して配管内
を流動させ、凍結を防止するようにした流動方式の構造
のものがあり、また一般的な水洗便器では１便室内に洗
浄用ロータンク装置を配備し、ａ−タンクに常時一定し
ノベルの水を溜め、用便の都度ロータンクのバルブ？開
いて便器に給水し、洗浄が行われるように給水配管等が
便室に配設し、上水道から自動的に給水される構造とさ
れている。

発明が解決しようとする問題点上述の従来構造の水洗便器の給水装置のうち、寒冷期に
管路の凍結を防ぐだめの水抜き方式の給水装置では、水
抜栓Ｑ設置等の手段により給水管内の水を常時除去し、
用便の都度、水抜栓を閉じ、元栓を開いてロータンクに
給水し、使用後、ロータンクの水で洗浄し、再び元栓を
閉じ水抜栓を開く等の煩雑な操作を用し、その操作に手
間がか５す、簡単に便器を洗浄しにくい欠点があった。

また常時給水が行なわれる流動方式の給水装置では、上
水道がたれ流しに使用されて排水となるため、水資源を
浪費する欠点があって、汚水浄化場の負担を増大させる
恐れがあり、またロータンク装置を設置するには、゛便
室内にロータンク及びその給水配管などの設備を必要と
するため、便室の床面積の増加が必要とされる欠点があ
った。上述の不具合をなくすためには、寒冷期には便器
を水洗したあとは自動的に給水管内に水が残らぬように
水抜きをして管路の凍結を防止でき、まだ貴重な水をた
れ流しすることのない構造のものが必要とされていた。

従って寒冷地においては地中など非凍結帯に貯水槽が埋
設され、給水管のみ地中よシ立上シ、便室の便器に接続
されておシ、貯水槽には雨水。

浴槽の落陽などの自然流入が容易に行われ、上水道に頼
ることなく有効な水資源の活用がなされ、しかも便室内
に付設されるロータンクなどの設備を不要とし、便室の
面積を小さくすることのできる構造のものが要望されて
いた。

問題点を解決するための手段上述の水洗便器の給水装置の現状に鑑み、本発明では、
特許請求の範囲に記載されるように、便器の吐水口より
下位に不凍処置の施された貯水槽が配置されており、該
貯水槽内にモータ駆動される渦巻ポンプが配設され、該
ポンプに接続されて立上る給水パイプの他端が便器に接
続されていると云う構成とすることによシ、従来の水洗
便器の給水装置に存した寒冷期における管路の凍結を防
ぐための上述された水抜き方式の給水装置、或いは流動
方式の給水装置などのごとく用便の都度給水管の水抜き
をし、また給水を行うと云う操作性の不便さをなくし、
また上水道などをたれ流しに使用するような水資源の浪
費を防止し、雨水、浴槽の落陽などを容易に使用するこ
とが可能であって、寒冷地にあっては、配管系統の凍結
が防止でき、しかも便室に付設されるロータンク及びそ
れに附属される配管等がなく便室の面積を小さくするこ
とができ、給水装置を容易に、しかも効果的に操作でき
るような構成とし、操作性の向上並びに上水道の節約が
でき、経済性の向上が計れるようにしたものである。

実施例とその作用第１図は本発明の第１の実施例たる給水装置の構成の要
部を示すもので、貯水槽１が、寒冷地における非凍結帯
１例えば地中に埋設されており、該貯水槽１は上記の如
く不凍処置されていて、容易に給水できるように上部に
開口部３を有しており、開口部３よシ上方の地表面９に
配設された架台４に、モータ５が搭載され、モータ５に
よシ、水中で駆動される渦巻きポンプ７が貯水槽１の底
部６に配設されておシ、該ポンプ７の駆動軸８の上端は
、カップリング１０によってモータ軸に固定され、他端
は下方に垂下され、該ポンプ７の軸に連結されており、
渦巻きポンプ７は保持筒１１を介してモータ５１に固定
保持されている。該ポンプγの回転により、吸込口１２
より吸込まれた水は、送水口１３から給水ボイズ１４に
向って送水される。

給水パイプ１４の一端は、送水口１３に連結され、他端
は上方に向って便室の床１５を貫通して延設され１便室
の床５に配置された便器２の吐水口１６に連結されてい
る。

また貯水槽１の上部の開口部３に向って導管１７が配設
され、雨水及び浴槽の落陽などは、導管１γを通って自
由に、貯水Ｎ１に流入される。さらに貯水槽１の側壁の
上部に上水道管１８が配設され、該上水道管１８の先端
には、給水パルプの作用をなすボールタップ１９及びＵ
字パイプ２３が接続されてお）、該ボールタップ１９は
、貯水槽１内の浮子２０の支持棒２１に係合されており
、貯水槽１の水位２２の変化に対応する浮子２０の動作
により、支持棒２１を介して、ボールタップ１９が作動
し、上水道管１８からの管路が開閉されるように形成さ
れておシ、貯水槽１に向うＵ字パイプ２３から送水され
る水量がコントロールされる。また上水道管１８と相対
する貯水槽１上部位置にオーバー７０−パイプ２４が配
設され、余水の排出口とされている。前記の渦巻きポン
プ７のモーター５に接続されたタイマ或いはマイコン装
置２５は、便室に配設されておシ、該タイマ或いはマイ
コン装置２５を操作することにより。

上記モータ５の駆動がコントロールされるよう第２図は
第２の実施例を示すもので、２階以上の住居において主
として浴槽の落陽を使用する水洗便器の給水装置であっ
て、浴室の床２６上に、貯水槽２７が配設され、貯水槽
２７の上部に防水性の素材からなる浴槽の床２８が設置
され、床２８に浴槽２９が配設され、浴１ｖ２９の底面
３１の、排水パイプ３２が床２８を貫通し、貯水槽２７
に水密的に連通されておシ、浴槽２９の落陽が直接該排
水パイプ３２を通り。

貯水槽２７に流入されるように形成されている。

貯水槽２７は、下面及び周囲側壁が水密構造とされた断
面扁平な長方形をなす五面体の貯槽であって、貯槽の上
面、下面および周囲外壁は、合成樹脂発泡材、グラスウ
ールマット等の断熱保温材３０で被覆され、貯水槽２７
の貯水が凍結きれぬように形成する。

貯水槽２７の底面に配設された給水用の渦巻きポンプ３
３は、浴槽の床２８に配設されたモーター３４の軸に直
結され、該ポンプ３３の送水口に保温されている給水管
３５が接続されておシ、給水管３５の他端は、隣室に配
設された便器３６の吐水口３７に接続されておシ、上記
のモーター３４に接続された図示されていない第１の実
施例に示されるものと同様のタイマ、或いはマイコン装
置によシ、コントロールされて該ポンプ３３が運転され
、落陽は貯水槽２γから給水管３５を経て便器３６に必
要に応じて給水がなされるように形成されており、貯水
槽２７の側壁上部に余水を排出するオーバーフローパイ
プ３８の上端を配管し、該パイプ３８の途中に臭気止め
のトラップ３９を設け、該パイプ３８の下端を汚物排出
管４０に接続する。

上述された第一の実施例並びに第２の実施例の作用につ
いて第１図、第２図で説明する。

第１図、第２図に示される貯水槽１，２７には１回の水
洗に必要な水量以上の水量が絶えず確保されるように、
第１図に示される浮子２０及びボールタップ１９によシ
調節されて水位２２が確保され、前記の渦巻ポンプ７．
３３の翼車は、常時水中に保持され、使用時に予め設定
されているタイマ或いはマイコン装置２５の指令によシ
、該ポンプ７．３３が運転され、一定量の水または落陽
が給水管１４．３５を通って、便器２．３６に給水され
便器２，３６が水洗される。

タイマ或いはマイコン装置２５の設定時間が完了すると
前記モータ５．３４が停止し、給水管１４．３５中に残
存した水などは、該ポンプ７．３３の翼車の間隙を通り
、貯水Ｐ！１，２γへ逆流し、給水管１４．３５の上部
は水抜きの状態になり、従って給水管１４．３５はモー
タ５．３４の停止時には、常時水抜きされた状態となる
。前述のごとく配管１４，３５、ならびに貯水槽１．２
７は、保温等の凍結防止がなされているから、給水系統
の凍結の恐れを解消できる。

なお、第２図中に図示されていないモータ運ｔ　　　　
　転用のタイマ或いはマイコン装置は、前述のごとく第
１の実施例と同一のものが配設されているから、第１の
実施例と同一の作用をなし、上記の渦巻ポンプ３３は一
定量の落陽を便器３６に給水するように作用する。なお
、第２の実施例の貯水槽２７は、室温の高い浴室内に設
置し、温かい落陽を貯溜するのみでも冬期の凍結は防止
できる。

本発明の効果本発明は以上説明した構成１作用のものであって、従来
構造の水抜き方式の場合のごとく、用便の都度、水抜栓
を閉じ、元栓を開いてロータンクに給水し、使用後、ロ
ータンクの水で洗浄し、再び元栓を閉じ水抜栓を開く等
の煩雑なの浪費が解消できて、寒冷地において、便器の
給水配管系統の凍結が解消される効果があり、ロータン
クその他の給水設備を取り除き、便器だけとなるので、
床面積が縮小でき、新築工事費や暖房費の節約が計られ
、上水道のような水圧を必要としないので、雨水や浴槽
の落陽などを自然流下させて貯水槽に集水でき、寒冷地
以外においても、２階以上の場所に設置可能で。

落陽・雨水を利用すれば、水資源が有効に利用できて水
道費を節約し、落陽の二次使用により汚水浄化場の負担
を軽減する等の効果を奏しめるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す寒冷地　　　□に
設置された水洗便器の給水装置の構造の概要を示す断面
図、第２図は、第２の実施例を示す２階以上の住居に設
置された水洗便器の給水装置の構造の概要を示す断面図
である。

Claims

【特許請求の範囲】

便器の吐水口より下位に、不凍処置の施された貯水槽が
配置されており、該貯水槽内にモータ駆動される渦巻ポ
ンプが配設され、該ポンプに接続されて立上る給水パイ
プの他端が便器に接続されている水洗便器の給水装置。