JPS6153021A - 発泡容器の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇呈上■剋■光国 本発明は、機械的強度、断熱性、剛性に優れ、保温用容
器、インスタント食品用容器等として適当な中空発泡容
器の製造法に関する。

従来の技術 従来より、発泡剤を含有する熱可塑性溶融樹脂をパイプ
状に押出し、これを金型内で気体圧力によりブロー成形
する、いわゆる押出ダイレクトブロー成形により中空容
器容器を得ることは可能であったが、この方法では、口
栓部も発泡しているため、口栓部のネジ状部に要求され
る強度及び寸法精度を得ることは出来ないばかりか、成
形温度が融点以上であるため、ブロー成形された発泡容
器に延伸がかからず、容器としての機械的強度も低いも
のとなっていた。

発明が解゛　しようとする問題点 本発明らは、特に、口栓部の強度及び寸法精度に優れ、
且つ容器としての機械的強度の高い発泡容器として、口
栓部が実質的に無発泡で、且つ容器の肉薄部分が少なく
とも一方向を配向されてなる発泡容器を得る方法につい
て鋭意研究の結果、本発明に到達した。

朋１博Ｊ】りむしり１Δ災役 即ち本発明は、発泡剤を含有する熱可塑性溶融樹脂を射
出して成形した、実質的に無発泡のバリソンの、口栓部
を除く部分を加熱して発泡を起こさせ、次いで加熱部分
が軟化している内に、延伸ブロー成形することからなる
発泡容器の製造法である。

本発明をさらに具体的に説明すれば、例えば次の如くで
ある。

先ず、射出成形機を用い、発泡剤を含有する熱可塑性溶
融樹脂を射出シリンダーより金型内に射出し、冷却固化
させた後、金型を開いてパリソンを取り出す。このパリ
ソンは、高圧状態で冷却固化されるため、少々の気泡の
発生はあるものの、実質的に発泡はしていないものであ
る。

次ぎに、このパリソンの口栓部を除く部分をヒーターに
より加熱する。その方法としては、口栓部を遮蔽板で覆
ってヒーターの熱が伝わらないようにすると共に、パリ
ソンを回転させて均一に加熱される方法が適当である。

加熱によりパリソンが軟化するに従い、高圧にて樹脂中
に溶けこんでいた発泡剤により気泡が発生し、発泡が行
われる。

次ぎに、このパリソンが軟化している内に、パリソンを
ブロー金型内に移送し、内部に高圧ガスを導入して、賦
形と冷却を行い、その後発泡容器を金型内より取り出す
。

本発明で使用する熱可塑性樹脂としては、ポリエステル
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリア
クリル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂
等が挙げられる。

本発明で使用するポリエステル樹脂としては、例えば、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートの
如き単独重合体の他、テレフタル酸、イソフタル酸、ジ
フェニルエーテル−４，４−ジカルボン酸、ナフタレン
−１，４又は２，６−ジカルボン酸、アジピン酸、セバ
シン酸、デカン−１，１０−ジカルボン酸、ヘキサヒド
ロテレフタル酸等の１種以上と、エチレングリコール以
外にプロピレングリコール、１，４−ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、シク
ロヘキサンジメタツール、２，２−ビス（４−５ヒドロ
キシフエニル）プロパン、２．２−ビス（４−ヒドロキ
シエトキシフェニル）プロパン等の１種以上を４０モル
％、好ましくは２０モル％以下を含むグリコール成分と
の共重合体、更にはこれらの単独重合体又は共重合体の
混合物が挙げられる。

本発明で使用するポリアミド樹脂としては、例えば、ポ
リカプラミド（ナイロン６）、ポリウンデカンアミド（
ナイロン１１）、ポリラウリンラクタム（ナイロン１２
）、ポリヘキサメチレンアジパミド（ナイロン６．６）
、ポリへキサメチレンセパカミド（ナイロン６．１２）
、カプロラクタム／ラウリンラクタム共重合体、カプロ
ラクタム／ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共
重合体、ラウリンラクタム／ヘキサメチレンジアンモニ
ウムアジペート共重合体の如き、脂肪族ポリアミド樹脂
、ポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタキシリレン
アジパミド、ポリメタキシリレンアジパミド、メタキシ
リレン／パラキシリレンアジパミド共重合体、メタキシ
リレン／パラキシリレンアジパミド共重合体、メタキシ
リレン／パラキシリレンアジパミド共重合体のような芳
香族ポリアミド樹脂及びこれらの単独重合体又は共重合
体の混合物が挙げられる。

本発明で使用するポリオレフィン樹脂としては、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン等のα−オレフィンの単独重
合体又はこれらのα−オレフィンを主成分とする、他の
ビニル化合物との共重合体、例えば、低密度ポリエチレ
ン、リニアー低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレンーフチレン共重合体、プロピ
レン−ブチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、プロピレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。

本発明で使用するポリアクリル系樹脂としては、メタク
リル酸エステル部分を６５％以上含む単独重合体又は共
重合体、例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタク
リル酸エチル、メタクリル酸メチルとスチレン、α−メ
チルスチレン等との共重合体、ゴム系物質にメタクリル
酸メチル、アクリル酸エチル等を共重合又はグラフト重
合させた重合体等が挙げられる。

本発明で使用する発泡剤としては、例えば、アゾジカル
ボンアミド、重曹等の分解型発泡剤及びフロン系や炭化
水素系等の有機溶剤型発泡剤が挙げられる。

本発明に於いては、必要に応じて、着色剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、熱酸化劣化防止剤、滑剤、核剤を、本
発明の目的を損なわない範囲に於いて、原料熱可塑性樹
脂に添加することが出来る。

作用及び発明の効果 本発明によれば、口栓部が実質的に無発泡で、且つ容器
の肉薄部分が少なくとも一方向を配向されてなる、特に
、口栓部の強度及び寸法精度に優れ、且つ容器としての
機械的強度、断熱性、剛性の高い発泡容器を得ることが
出来る。

尚、本発明に於いては、口栓部が射出成形して得られた
ままであるため、パリソンの金型にねし加工をしておけ
ば、得られる発泡容器はキャップシールが可能である。

実施例 以下実施例により、本発明を更に詳細に説明する。

実施例１ 発泡剤として０．５重量％のアゾジカルボンアミドラ含
む、固有粘度０．７８のポリエチレンテレフタレートを
射出成形機を用いて溶融し、金型内に射出して、外径２
６鰭、長さ１２３訃、肉厚３能のパリソンを成形した。

次に、このパリソンの口栓部（長さ２３■）を除く部分
番ヒーターにて加熱して発泡を起こさせ、その後ブロー
成形機の金型内に移送して、高圧ガスを導入して延伸ブ
ロー成形を行い、外径２６顛、長さ２７５１ｍ、胴部分
の肉厚５３０μ、内容積１１のボトル形状をした発泡容
器を得た。

尚、射出成形金型のパリソン口栓部にある部分にはねじ
状の加工がなされていた。

製造条件及び得られた発泡容器の容器性能は、第１表に
記載した如くであった。

実施例２ アゾジカルボンアミドの使用量を、１．０ＩＴｆｉｔ％
とした他は、実施例１に準じて行った。

製造条件及び得られた発泡容器の容器性能は、第１表に
記載した如くであった。

実施例３ 熱可塑性樹脂として、固有粘度０．７５のポリエチレン
テレフタレート９０重量部と、相対粘度２゜１のポリメ
タキシリレンアジパミド１０重量部との混合物を使用し
た他は、実施例１に準じて行った。

製造条件及び得られた発泡容器の容器性能は、第１表に
記載した如くであった。

第１表 １１、単位はｃｃ／ｄａｙ　−ａｔｍ　・本″：非接触
型赤外線温度計にて測定した。

特許出願人　三菱瓦斯化学株式会社 代理人　弁理士　小　堀　貞　文 手続主甫正書（自発） 昭和６０年４月１１日 ２、発明の名称 発泡容器の製造法 ３、補正する者 事件との関係　特許出願人 住所（■１００）東京都千代田区丸の内二丁目５番２号
名称（４４６）三菱瓦斯化学株式会社 代表者　長　野　和　吉 ４、代理人 ５、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」の欄及び［発明の詳細「一
方向を」を「一方向に」に訂正する。

■明細書第８真下から第７行目 「外径２６ｍＪを「外径８０ｍ＋＋Ｊに訂正する。

７、添付書類の目録 （１）　　別紙（特許請求の範囲）　　　　　　　　１
通へ 別紙（特許請求の範囲） （１）発泡剤を含有する熱可塑性溶融樹脂を射出して成
形した、実質的に無発泡のパリソンの、口栓部を除く部
分を加熱して発泡を起こさせ、次いで加熱部分が軟化し
ている内に、延伸ブロー成形することを特徴とするエロ
栓部が実質的に無発泡で、且つ容器の肉薄部分が少なく
とも一方向員配向されてなる発泡容器の製造法。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）発泡剤を含有する熱可塑性溶融樹脂を射出して成
   形した、実質的に無発泡のパリソンの、口栓部を除く部
   分を加熱して発泡を起こさせ、次いで加熱部分が軟化し
   ている内に、延伸ブロー成形することを特徴とする口栓
   部が実質的に無発泡で、且つ容器の肉薄部分が少なくと
   も一方向を配向されてなる発泡容器の製造法