JPS614740A - 有孔フイルムの処理方法 - Google Patents

有孔フイルムの処理方法

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JPS614740A
JPS614740A JP12356484A JP12356484A JPS614740A JP S614740 A JPS614740 A JP S614740A JP 12356484 A JP12356484 A JP 12356484A JP 12356484 A JP12356484 A JP 12356484A JP S614740 A JPS614740 A JP S614740A
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treated
surfactant
corona discharge
perforated
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ポール ユージン トーマス
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性フィルムの製造に関する。特に本発明
はフィルムの実質的全表面に亘って規則的模様状に微細
な孔を有する熱可塑性フィルムに関し、そのフィルムは
それらの孔を通る液体流量が増大しており、衛生衣服構
造物或は複合面、特に幼児及び(又は)大人のおむつを
作るのに有用である。
多くの製品のために種々の強度、特徴;色及び大きさの
多くの熱可塑性フィルムが製造されている。有孔フィル
ムは液体及び空気或は他の流体を透過させる規則的及び
(又は)不規則的に間隔のあいた孔を多数有する。その
ようなフィルムはナプキン、おむつの如き衛生着衣を目
的とした使い捨て合成着衣の一部品、或は病院での詰め
物、ベッド或は寝装用裏打等として用いることができる
そのような合成構造物では、希望の性質をもつフィルム
の外側層は、複合着衣で皮膚に隣接するものとして与え
られるであろうし、着衣は吸収用繊維材料の充填材層(
単数又は複数)も含むであろう。
フィルムの表面が一層よく接着剤、ペイント、インク、
ラッカーを受けつけることができるように、或は積層工
程で他の表面につけることができるようにするためにフ
ィルムの表面を処理することは、プラスチックフィルム
工業全体に亘って広く行われている。色々な種類の方法
が用いられている。それらの中には、コロナ放電処理、
化学的処理、火炎処理、被覆、電子処理、プラズマ食刻
、イオンメッキ及び照射がある。
化学的処理は静電防止剤、表面の極性を変える添加剤、
接着促進剤及び他の表面変性剤が含まれる。可塑化、着
色、衝撃緩和、滑り、曇り防止及び安定化等のための極
めて多種類の添加剤を、フィルムを作る前にフィルム形
成用樹脂に添加してもよい。そのような化合物はバッチ
式に粉末混合物中に添加してもよく、或はバンバリー混
合機或は調合機の如き混合機への供給混合物へ添加して
もよい。
特別の種類の有孔フィルムが、トムプソン(Thomp
son )の米国特許第3.929135号(1975
年12月60日公告)に記載されている。トムデソンは
成る大きさの範囲の先細になった毛細管の形で一連の規
則的に間隔を置℃\た小孔をもつことを特徴とする有孔
フィルムの上層をもつ吸収性構造体を教示している。仕
上力−り物品では、これらは内側に向いていて、吸収性
繊維材料層と緊密に接着するようになっている。従って
使用中、有孔フィルムの滑らかな側は皮膚と接触してい
る。トムプソンによって記述されたようなフィルムは、
概略述べたような着衣構造では、先細になった毛細管の
相対的長さ及び表面の性質の結果として、吸収と逆流抵
抗とが一緒になった効果により、吸収材層へ流体が移動
した後でも乾燥した気持のよい状態が維持される。
一方の側に先細毛細管をもつフィルムを製造する一つの
方法が、ジンメル’J (Zimmerli )による
米国特許第3,054,148号(1961年9月18
日公告)に示されている。この特許では、加熱されたフ
ィルムが有孔網によって支持され、真空がその有孔網の
下側へ適用される。網の下の真空の方へフィルム沖に孔
が引張られ、それによってフィルム中に先細になった毛
細管が形成される。
先細毛細管を形成するための別の方法がマクダツフ(M
cDuff )による米国特許第3,394,211号
(1968年7月23日公告)に記載されている。マク
ダフの方法では、その孔あけ法は加熱した空気を吹き付
けて圧力差を有孔形成表面を横切って生じさせることか
らなる。′それらの条件は希望の点に破壊を起させるの
に適切なものになっている。
更にフィルムはピン等による機械的孔あけ及びコロナ放
電による孔あけを含む他の種々の方法によって孔をあけ
ることができる。米国特許第3.471,597号には
コロナ放電によってフィルムに孔をあける方法が記載さ
れており、米国特許第3,880,966号にはコロナ
放電によってフィルムの透過性を増大する方法が記載さ
れている。
しかし、全部ではないにしてもそのようなフィルムの成
るものは先細になった毛細管をもっていな〜葛。
ミ) (Mito )その他による米国特許第2.76
3,759号には重合体シート材料又はフィルムに電気
的に孔をあけるための装置が記載されている。そのフィ
ルムは先ず針で変形し、次に電気放電処理にかけてフィ
ルムに孔をあける。
ウオーコウイツツ(Wolkowicz )による米国
特許第5.703,569号には静電防止剤を含むポリ
エチレンシートをコロナ処理することが記載されており
、それによってシートの静電崩壊速度が増大されている
コずツク(Kozak )による米国特許第3.814
,10.i号にはそのようなフィルムを組み入れた弁状
開口或は間隙をもつ有孔フィルムの成る雅類のものが記
載されている。
最近公告されたローサー(Lowther ) Kよる
米国特許第4,283,291号にはコロナ放電を与え
るための装置が記載されている。
アダムその他顛よるカナダ特許第766.213号及び
第790,038号及びトラバー(Traver ’1
による米国特許第3,018,189号には、後でフィ
ルムに印刷された乾燥した印刷インクの接着を改良する
ためにポリエチレンフィルの表面をコロナ放電処理する
ための方法及び装置が記載されている。ウオールター(
Waltler )による米国特許第3.754,11
7号には薄層又は繊維の表面特性を、同様なインク接着
性或は後の結合を改良するため変性するだめのコロナ放
電処理法及びそのための装置の別の型のものが記載され
ている。
フーク(Huke )による米国特許第4,170,3
04号には、フィルムの接着特性を改良するためのコロ
ナ放電表面処理を用いたポリエチレン・ぼりインブチレ
ン包装フィルムの製造方法が記載されている。
トーツス(’rhoma、s )及びラレー(Ra1e
y )による米国特許第4,351,784号(198
2年9月28日公告)にはフィルムを通る流体の流量を
増大するための先細毛細管をもつ有孔熱可塑性フィルム
のコロナ放電表面処理が記載されている。
上記トムデソンは細胞の形態即ち先細毛細管の特定の形
が、良好な流体流量即ち流出チを生ずる主たる要因であ
ることを示唆している。そのような限定された形からず
れると流量が減少する。理想的な形状は最大の流量を与
えるかも知れないが、それらは商業的操作で経済的に得
ることは困難である。
石けん、洗済及び表面活性剤の如き湿潤剤が、プラスチ
ックのエマルジョンの調製及び重合体反応に広く用いら
れている。そのような化合物は液体を他の物質の表面に
一層浸透し易くシ、その表面に広がり易くする。表面活
性剤或は界面活性化剤はそれらが溶解した液体の表面張
力を変える化合物である。
表面張力は液体の表面収縮力であり、それによって球形
をとり、最小表面積を与えようとする傾向をもっている
。亦、それは二種類の液体の界面でも働く。一般にdy
ne/cInの単位で測定される。
一般に、限定された大きさの先細毛細管をもつ有孔ポリ
エチレンフィルムを製造するのに溶接された円筒状網が
用いられる。そのような網は高価で比較的短い寿命しか
もたない。それらの網をもつと安い長寿命の非溶接網で
置き換えることにより、希望のものよりいくらか異なっ
た断面形状と、一層高い流出チをもつ生成物になる。
溶接された網でつくられたフィルムは実質的に希望の細
胞形態をもち、通常零又は零に近い流出チを有する。非
溶接網上で製造されたフィルムは、それほど望ましい細
胞形態はもっていないが、そのフィルムをコロナ放電で
ひどく処理した時だけは、10%位の大きい流出を示す
。この流出チの差は、極めて市場性のある生成物と望ま
しくないものどの間の差になる。
表面活性剤を樹脂に添加するか、又はそれと混合した化
学的表面処理と、コロナ放電処理とを組み合せることに
より零又は零に近い流出チをもつ有孔& IJエチレン
フィルムを値段の低い非溶接網上でつくることができる
ことが発見された。
本発明によれば先細毛細管をもつ有孔熱可塑性フィルム
で、約10%より近い流出チをもち、先細毛細管を通る
液体流量が増大している2イルム及びそのようなフィル
ムの製造方法が与えられる。
その方法は二重の表面処理を含んでいる。一つの表面処
理は内部的化学的添加剤即ち表面活性剤をフィルム形成
用ポリオレフィン樹脂に添加することにより行われる。
その添加剤はフィルムを樹脂から形成する前にその樹脂
に配合するか或は他の方法でその樹脂と混合、混和する
。フィルムが形成された後、別の表面処理が、フィルム
をコロナ放電処理で処理することにより達成され、その
放電処理は化学的添加に作用して有孔フィルムに零又は
零に近い流出チを与える。
理想よりは近い細胞形態即ち形をもつ先細毛細管をもつ
有孔フィルムをもたらす価格の低い非溶接網を用いるこ
とができる。
本発明に従い作られたフィルムは、化学的添加剤を用い
ず、コロナ放電処理のみで処理した先細毛細管をもつ同
様な有孔フィルムより、はるかに大きな液体透過速度を
有する。コロナ放電処理は、フィルムの形成及び孔あけ
をしながら、連続的に用いてもよい。
わずかな量の表面活性剤即も界面活性剤を、フィルムを
形成しようとするポリオレフィン樹脂ペレット、好まし
くはポリエチレン樹脂ペレットへ配合する。表面活性剤
即ち化学的添加剤は次の押し出し中フィルム表面へしみ
出る。そのようなしみ出しは、常温度ではその添加剤が
ポリオレフィンに溶解しないことによる。押し出し中、
溶融無定形塊を半結晶質ウェブへ急冷する。配列した結
晶構造が形成されるにつれて、無定形体積は減少する。
添加分子は結晶構造に対しては相容性がなく、冷却中の
無定形領域には不溶性であるので、それらはしぼり出さ
れてポリオレフィンの表面へ移動させられる。
表面活性剤は、その表面活性剤が添加されていないポリ
オレフィンフィルムよりも大きな分極可能性を有するフ
ィルム表面を与える。表面分極性が、フィルム自体のコ
ロナ放電処理により希望の最大の濡れ性が与えられる。
この分極性を与え、フィルム表面へ移動する表面活性剤
は、どんなものでも本発明に用いることができる。製造
業者によりモノ−及びジ−グリセリドとして表示され、
最低約40重量%のαモノグリセリドと、水、遊離脂肪
酸、及び遊離グリセリンの各々を1重量%の最大含有量
としている商業的にATMUL84として知られている
製品を用いて、優れた結果を収めることに成功している
。添加した表面活性剤の量は、コロナ放電処理後、製造
されたフィルムの希望の流出チを与えるのに充分な量で
あるべきである。前記モノグリセリド製品を約5重量%
用いて、優れた結果が達成されている。
第1図に関し、本発明の方法を実施するための装置は、
静止心細支持体12によって支持された中心に配置され
た6軸11によって各端に支持された回転円筒状ドラム
10を含んでいる。ドラムロール10の円筒状表面13
は高度に孔がおいていて空気が通過できるようになって
いる。網14の成形用部材がドラム10の表面の周りに
取りつけられており、ドラム10と共に回転するように
適用され“ている。網14は溶接された円筒状網か又は
安価な非溶接円筒状網でよい。本発明は特に後者の型の
網を使用するのに適している。本発明は前者の網を用い
て実施してもよいが、そのようにしても特別の利点は得
られない。
部材14はドラム10にその端から滑り込ませてとりつ
けた一体的なユニットとして形成してもよく、或はドラ
ムの周りに巻きつけ、次に適当なやり方でそれに固定し
てもよい。ドラム10を回転させるために、ドラム部材
にとりつげられた歯車とかみ合うよに適用された歯車駆
動機を用いてもよく、或はドラムの両端にとりつけたキ
ャップによってドラムにプーリー駆動機を結合してもよ
い。第1図に示す如く、真空室15を用いて熱可塑性シ
ートの両表面間に圧力差を生じさせ、可塑化されたシー
トを成形用部材14中にあけられた孔の中に流れ込ませ
、それによってシートに孔をあける。
第1図及び第2図に関し、真空室15がドラム10内に
ドラム10の軸に沿って配置され、ドラムの表面の所で
、その外周の限定された部分に亘って、ドラム10の表
面13の内部と接触して開いている。二枚の枚15aと
15bがその室を定めている。室15の初めと終りの端
を効果的に密封するだめに、密封材16が板15aと1
5b中に与えられ、表面13に対する密封部を形成して
いる。密封材はゴム又は他の適当な材料からできていて
もよい。板15aと15bは6軸11に対し動かないよ
うに堅く固定されているか、又は室15がドラム10内
に固定された即ち静止した位置に留まっているような他
の適当な手段である。
斯様に室15はドラム10上の外周の開口を除き全ての
点で密封されており、適当なやり方で室に結合されたポ
ンプ装置によって真空或は減圧にすることができる。
第1図から分るように、ドラム10に隣接して上に押出
機(E)があり、それは化学的に処理された樹脂から作
られた熱い熱可塑性シート17をドラム10上へ押し出
す。シート材料17が押出機(E)から下方へ移動して
いくと、シートは網14と接触する。その網は第1図及
び第2図ではドラム10と共に反時計方向に回転してい
る。回転する網14は真空間隙15上にシート17を運
び、その真空間隙によって熱可塑性材料を網14中の開
口中へ引き込み、それによって孔をあける。シート17
は第1図に示す反時計方向にドラム上を周って移動し続
け、ロール19及び20へ続いて送られる。
シート材料18はロール20から上方へロール21を越
えてコロナ処理ロール22へ続いていく。
コロナ処理ロール22は通常エポキシ、弗素化ポリエチ
レン(TE’FLON ) 、塩素化ポリエチレン(H
YPALON )又はポリエステル(MYLA、R)の
如き適当な誘電体材料で覆われている。電極即ちコロナ
棒23はロールの上約鞘6インチの所属その処理ロール
に平行に吊されている。コロナ棒23はトランス及びコ
ロナ処理電源24によって作動させる。シートは引張り
ロール25を通り、第二の引張りロール26を通り、巻
き上げロール27へ行き続ける。
第6図から分るように、フィルムの先細になった毛細管
28は液体又は流体を放出するための孔29をその下の
所にもっている。フィルムの上側即ち滑らかな側は、雌
側と呼ばれ、フィルムの下側は雄側と呼ばれている。第
6図の好ましい具体例では側壁は曲っているように示さ
れているが、それらは真直で毛細管が円錐状をしていて
もよい。
次の例ではフィルムは先ずそのフィルムを第1図に示し
た装置でつくるが、但し樹脂に表面活性剤を添加しない
か又はフィルムのコロナ放電処理をしないでつくること
により「非処理」状態でつ〈つた。フィルムを第1図の
装置で製造し、処理した時、そのフィルムは表面活性剤
処理・コロナ処理、即ち表面活性剤添加剤及びコロナ放
電処理の両方で処理したものとして言及する。
表面剤処理した試料では、よく知られた市販されている
濃厚静電防止剤であるATMUL 84を5重tiL%
標準ポリエチレンフィルム形成用樹脂に添加し、それと
混合した。
上記例で用いたコロナ処理装置は、9.6 KHzで1
2 KVAの出力電力をもつ460■、60サイクル、
6相入力電源を有するピラーソリッドステイト(Pil
lar 5olid 5tate )コロナ処理機であ
った。
処理及び非処理フィルムを「流出(run off )
 Jについて試験した。流出試験は10°の傾斜角に保
った有孔フィルムの一部を通って下へ既知の体積の試験
溶液を流し、有孔フィルムの毛細管を通って吸収されな
かった溶液の量を測定し、流出チを計算することからな
る。流出チは吸収されなかった試験溶液の最初の体積の
チとして定義する。
従って流出チが低い程吸収率は大きい。
試験溶液は重量%で次の成分を含んでいた。
98.975重量% 蒸留水。
1.(10)   % 塩化ナトリウム。
0.025   % ローム・アンド・ハース社製商標
名Triton X−1(10)のアルキルアリールポ
リエーテルア ルコール 試験される有孔フィルムの各シートから11インチ×5
A2インチの矩形の試料を切り取った。試験フィルムを
使い捨ておむつに共通の吸収剤材料上に置き、次に10
°の傾斜、即ち水平より10゜上の角度でスタンドに取
りつけた。25−の試験溶液を次に試料上に注ぎ、試料
から流出し、試料の孔の中に吸収されなかった量を測定
した。
表面活性剤処理とコロナ放電処理の両方をしたフィルの
方が、コロナ放電処理か又は表面活性剤処理だけをした
フィルム又は処理しなかったフィルムよりも、流出チは
はるかに低かった。この改良は、液体吸収を最大にする
ことが目的で、望ましい流出チは零である子供又は大人
のおむつのような用途にとって特に重要である。
結果を表示すると次のようになる。
流出チ 非処理フィルム           60表面活性剤
処理単独フィルム    50コロナ放電処理単独フイ
ルム    40表面活性剤処理・コロナ放電処理 フィルム              0種々の表面活
性剤或は界面活性剤をポリオレフィン樹脂に約10重量
%迄の量で添加し、それと混合した。量は少ない方が好
ましいが、多量でも用いることができる。しかしそれら
の量は樹脂から作られたフィルムの品質を不当に低下す
る程多くてはいけない。どんな適当な表面活性剤でも用
いることができるが、分極可能で、フィルムの表面に移
動できるものがよい。便宜上、表面活性剤は分極可能な
移動性表面活性剤として見分ける。
そのような表面活性剤の中に&i、静電防止剤、曇り防
止剤及び湿潤剤として全体的に言及されている化合物で
ある。静電防止剤は通常長鎖アミン、エトキ列ヒ長鎖脂
肪族アミン、長鎖アミン或は第四級アンモニラ塩例えば
ステアルアミドプロピルジメチル−2−ヒドロキシエチ
ル硝酸アンモニウムの如き窒素化合物;スルホン酸及び
アルキルアリールスルホネート;ホスフェートエステル
;多価アルコール及びその誘導体;燐酸誘導体、例えば
ジドデシル水素ホスフェート;ポリエチレングリコール
、ポリエチレングリコール誘導体、例えばヘキサデシル
エーテル或はポリエチレングリコール及びポリエチレン
グリコールエステルからなる。
典型的な曇り防止剤には、アルキルフェノールエトキシ
レート、ホリオールモノエステル、オレイン酸のポリオ
キシエチレンエステル、オレイン酸のポリオキシエチレ
ン ソルビタンエステル及び脂肪酸のソルビタンエステ
ルが含まれる。
コロナ処理の電圧及び時間の長さは、用いられるフィル
ムの種類によって変えることができる。
フィルムの組成、フィルムの処理装置を通る速度及びフ
ィルの厚さは、処理の結果として記述した流出の特別な
減少を達成するように変えることができる。
好ましくは本発明に従ってつくられたフィルムは、体積
で0%から10%未満の流出を示す。本発明によってつ
くられた最も好ましいフィルムは、01〜5%の流出チ
を有する。
本発明の新規な製品を製造するのに、可撓性フィルム又
はシートに形成できるどんな熱可塑性材料でも用いてよ
い。例としての熱可塑性材料には、セルロースエステル
、例えば酢酸セルロース、テロピオン酸セルロース、セ
ルロースブチレート;セルロースの混合エステル;セル
ロースエーテル、例tばエテルセルロース;ナイロン及
び重合体材料、例えばポリビニルアルコールアセタール
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化酢酸ビニル、ポリスチラル
、メチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン及び他の?リオレフインで、可撓性フィルム或はシー
ト等に形成できるものが含まれる。
特に好ましい有孔フィルムはポリエチレン及びポリプロ
ピレンである。フィルムは低密度ポリエチレンでもよい
。そのような材料から作られたシート或はフィルムは・
、適当な可塑剤で可塑化してもよく、希望の物理的特性
を達成するのに、当分野で既知の他の添加剤を添加して
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本方法を遂行するのに行いられる装置の原理的
部分の相関関係を示す概略的立面図である。 第2図は本方法で用いられる成形用表面の一部を示す拡
大断面図である。 第6図は理想の形ではないが、先細になった毛細管を有
するある型の有孔フィルムの概略的拡大断面図である。 10−ドラム、11−心細、14−網、15−真空室、
23−コロナ棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)先細になつた毛細管を有する有孔熱可塑性フィル
    ムを通る液体流を増大する方法において、(a)非溶接
    網上に、ポリオレフィン樹脂で、そのポリオレフィン樹
    脂の10重量%迄の少量ではあるが効果的な量の分極可
    能な移動性表面活性剤を入れたポリオレフィン樹脂から
    先細になつた毛細管を有する孔のあいた熱可塑性フィル
    ムを形成し、そして (b)前記先細になつた毛細管を有する表面活性剤処理
    有孔熱可塑性樹脂を、コロナ放電処理で、そのコロナ放
    電処理後、表面活性剤で処理してない有孔熱可塑性フィ
    ルムの液体通過流量よりは大きな増大した液体通過流量
    をもつ有フィルムを与えるのに充分なコロナ放電処理に
    かけ、然も前記表面活性剤処理・コロナ放電処理フィル
    ムは0%から10%未満の流出%を有する、ことからな
    る、有孔熱可塑性フィルムを通る流体通過流量増大法。 (2)有孔熱可塑性フィルムの先細になつた毛細管が曲
    つた側壁を有する前記第1項に記載の方法。 (3)表面活性剤処理・コロナ放電処理フィルムが0%
    〜5%の流出%を有する前記第1項に記載の方法。 (4)ポリオレフィン樹脂が低密度ポリエチレンである
    前記第1項に記載の方法。 (5)ポリオレフィン樹脂がポリプロピレンである前記
    第1項に記載の方法。 (6)分極可能な移動性表面活性剤が主にモノグリセリ
    ドからなる前記第1項に記載の方法。 (7)分極可能な移動性表面活性剤が約5重量(8)理
    想的な大きさより小さな先細になつた毛細管を有する有
    孔熱可塑性フィルムの製造方法であつて、熱可塑性材料
    から熱いフィルムを形成し、その熱いフィルムを移動し
    ている非溶接有孔網へ適用し、該非溶接網の一部の方へ
    フィルムを横切る空気圧力差で、フィルムを孔の中へ変
    形して入れ、フィルムの破壊を起させるに充分な空気圧
    力差を適用することからなる製造方法において、ポリオ
    レフィン樹脂を、その樹脂から熱可塑性材料の熱いフィ
    ルムを形成する前にポリオレフィン樹脂の約10重量%
    迄の少量ではあるが効果的な量の分極可能な移動性表面
    活性剤と混合し、そして孔のあいたフィルムを、コロナ
    放電のみによつて処理され表面活性剤では処理されてい
    ない有孔熱可塑性フィルムの液体通過流量より大きい増
    大した液体通過流量を有する有孔フィルムを与えるのに
    充分なコロナ放電処理にかけ、然も前記表面活性剤で処
    理されコロナ放電で処理されたフィルムが0%〜10%
    未満の流出%を有する改良有孔熱可塑性フィルム製造方
    法。 (9)有孔熱可塑性フィルムの先細になつた毛細管が曲
    つた側壁をもつている前記第8項に記載の方法。 (10)表面活性剤処理・コロナ放電処理フィルムが0
    %〜5%の流出%を有する前記第8項に記載の方法。 (11)表面活性剤処理・コロナ放電処理フィルムが低
    密度ポリエチレンから製造される前記第8項に記載の方
    法。 (12)フィルムがポリエチレン樹脂から作られている
    前記第8項に記載の方法。 (13)分極可能な移動性表面活性剤が主にモノグリセ
    リドからなる前記第8項に記載の方法。 (14)添加された分極可能移動性表面活性剤の%が樹
    脂の約5重量%である前記第8項に記載の方法。
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JP12356484A Granted JPS614740A (ja) 1984-06-15 1984-06-15 有孔フイルムの処理方法

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JP (1) JPS614740A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0676918A (ja) * 1992-07-01 1994-03-18 Seiji Kagawa コロナ放電用電極、コロナ放電処理装置および多孔質フィルムの製造装置

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JPS5981160A (ja) * 1982-06-30 1984-05-10 住友ベークライト株式会社 超吸水性プラスチツクフイルム及びその製造方法

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JPH0149381B2 (ja) 1989-10-24

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