JPS6144775Y2 - - Google Patents
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- JPS6144775Y2 JPS6144775Y2 JP1981024055U JP2405581U JPS6144775Y2 JP S6144775 Y2 JPS6144775 Y2 JP S6144775Y2 JP 1981024055 U JP1981024055 U JP 1981024055U JP 2405581 U JP2405581 U JP 2405581U JP S6144775 Y2 JPS6144775 Y2 JP S6144775Y2
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- sheet
- grinding
- polishing plate
- glass
- diamond
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- Expired
Links
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は光学レンズ等のガラスの精密研削に関
し、特に硬いガラス材料で難研削性のガラスの精
密研削に適した研削工具に関する。
し、特に硬いガラス材料で難研削性のガラスの精
密研削に適した研削工具に関する。
光学レンズの製造は、通常先ずガラス素材の切
断、型取り、次いで粗目砥粒を用いた砥石でほぼ
レンズの形状に研削し、さらにこの表面を平滑と
する精密研削が行なわれ、最後に酸化セリウム等
を用いた鏡面仕上げが行なわれる。
断、型取り、次いで粗目砥粒を用いた砥石でほぼ
レンズの形状に研削し、さらにこの表面を平滑と
する精密研削が行なわれ、最後に酸化セリウム等
を用いた鏡面仕上げが行なわれる。
精密研削は俗に砂ずり研削とも云われるもの
で、その方法には研摩材のスラリーを用いたラツ
ピングによるものと、研摩材を金属等で結合させ
た成型体(固定砥粒)を用いる方法とがある。前
者は研摩後のスラリーの処理が厄介であること、
作業環境がよくないこと等により、近年は後者の
方法が注目されている。
で、その方法には研摩材のスラリーを用いたラツ
ピングによるものと、研摩材を金属等で結合させ
た成型体(固定砥粒)を用いる方法とがある。前
者は研摩後のスラリーの処理が厄介であること、
作業環境がよくないこと等により、近年は後者の
方法が注目されている。
成型体を用いた方法は、ラツピングの場合のス
ラリーのかけ流しに比べて研摩材の利用率が高い
ので、高価なダイヤモンドを使用することがで
き、このため研削能率が高いことも特徴の一つで
ある。この具体的な方法は目的とするレンズの凹
面或いは凸面に合せて作られた表面を有する研摩
皿に成型体を張り付け、これとレンズを摺り合せ
て研削するものである。
ラリーのかけ流しに比べて研摩材の利用率が高い
ので、高価なダイヤモンドを使用することがで
き、このため研削能率が高いことも特徴の一つで
ある。この具体的な方法は目的とするレンズの凹
面或いは凸面に合せて作られた表面を有する研摩
皿に成型体を張り付け、これとレンズを摺り合せ
て研削するものである。
このダイヤモンド成型体として従来知られてい
るものはダイヤモンド粉末と銅系金属の粉末とを
混合し、焼結したダイヤモンドペレツトと称され
ているものである。このペレツトを多数研摩皿に
所定の間隔を設け、貼布して使用する。
るものはダイヤモンド粉末と銅系金属の粉末とを
混合し、焼結したダイヤモンドペレツトと称され
ているものである。このペレツトを多数研摩皿に
所定の間隔を設け、貼布して使用する。
またダイヤモンド成型体には一枚のシートにし
て、これを研摩皿に貼布して使用するものもあ
る。この場合には研摩皿は通常凸面或いは凹面を
なしているので、これにシートを密着させるため
シートの周辺部は切欠部が設けられている。
て、これを研摩皿に貼布して使用するものもあ
る。この場合には研摩皿は通常凸面或いは凹面を
なしているので、これにシートを密着させるため
シートの周辺部は切欠部が設けられている。
ダイヤモンドペレツトを多数貼布したものはペ
レツトの周辺のエツジ部分が多数存在しているの
で研削性能は問題ないが、多数のペレツトの製作
及びその貼布作業が面倒であるばかりでなく、使
用中にはがれ易い。ペレツトの摩耗は研摩皿の中
心部において大きいので、使用中研摩面の曲率が
次第にずれてくる。このずれが一定限定に達する
とペレツトは全体を交換しなければならない。従
つてこの交換のための作業は無視できない。
レツトの周辺のエツジ部分が多数存在しているの
で研削性能は問題ないが、多数のペレツトの製作
及びその貼布作業が面倒であるばかりでなく、使
用中にはがれ易い。ペレツトの摩耗は研摩皿の中
心部において大きいので、使用中研摩面の曲率が
次第にずれてくる。このずれが一定限定に達する
とペレツトは全体を交換しなければならない。従
つてこの交換のための作業は無視できない。
シートを用いたものは切欠部に無駄は生ずるが
上記のような欠点はない。しかし研削性能が十分
でない。
上記のような欠点はない。しかし研削性能が十分
でない。
本考案は上記のような事情のもとに案出された
もので、研削性能が高く、特に硬いガラスの研削
に好適であり、かつ取扱い容易な研削工具を提供
するものである。
もので、研削性能が高く、特に硬いガラスの研削
に好適であり、かつ取扱い容易な研削工具を提供
するものである。
即ち、本考案はダイヤモンドと銅錫系合金粉末
との混合焼結圧延シートに多数の小孔を設け、さ
らにシートの周辺部に切欠部を設けてこれを研摩
皿に貼布したものである。
との混合焼結圧延シートに多数の小孔を設け、さ
らにシートの周辺部に切欠部を設けてこれを研摩
皿に貼布したものである。
以下、図面を参考に具体的に説明する。
第1図は本考案の研削工作の断面図、第2図は
これに使用されるシートの平面図である。
これに使用されるシートの平面図である。
研削工具1は研摩皿11にシート2が貼布され
てなる。研摩皿は図では凸面であるが、これは凹
面のものを用いることもできる。
てなる。研摩皿は図では凸面であるが、これは凹
面のものを用いることもできる。
シート2には多数の小孔23が設けられてい
る。小孔は直径が1〜5mm程度が適し、またシー
ト(切欠部を除く)の面積に対し、小孔の総面積
が10〜40%程度が好ましい。
る。小孔は直径が1〜5mm程度が適し、またシー
ト(切欠部を除く)の面積に対し、小孔の総面積
が10〜40%程度が好ましい。
シートには切欠部21が設けられる。これはシ
ートの周辺から中心方向に伸びる形状が普通であ
るが、必ずしも直線形状のみでなく、曲線形状と
することもできる。切欠部の数はシートが研摩皿
に密着するように研摩皿の大きさ、その曲率等を
勘案して適宜定める。
ートの周辺から中心方向に伸びる形状が普通であ
るが、必ずしも直線形状のみでなく、曲線形状と
することもできる。切欠部の数はシートが研摩皿
に密着するように研摩皿の大きさ、その曲率等を
勘案して適宜定める。
なお、図においてはシートの中心部を通る切欠
部22が設けられているが、これは周辺からの切
欠部の長さが短かい場合や研摩皿の曲率度が大き
い場合には特に有効であり、設けることが望まし
い。
部22が設けられているが、これは周辺からの切
欠部の長さが短かい場合や研摩皿の曲率度が大き
い場合には特に有効であり、設けることが望まし
い。
本考案に使用されるシートはダイヤモンド粉末
と銅錫系合金粉末との混合物を焼結し、圧延した
ものである。
と銅錫系合金粉末との混合物を焼結し、圧延した
ものである。
合金粉末はCuを主体とし、これに小量のSnを
添加して硬度を調整したものである。またこれに
Ni、又はTiを小量添加すれば合金とダイヤモン
ド粉末との濡れ性が改善され、研削性能が向上す
る。但し、Ni,Tiの添加は銅合金の硬度を増す
ので、Snの添加量と併せて調整し、またその使
用目的によつて、その範囲を定める必要がある。
一般的にはNi,Tiは5%以下で添加するのが望
ましい。
添加して硬度を調整したものである。またこれに
Ni、又はTiを小量添加すれば合金とダイヤモン
ド粉末との濡れ性が改善され、研削性能が向上す
る。但し、Ni,Tiの添加は銅合金の硬度を増す
ので、Snの添加量と併せて調整し、またその使
用目的によつて、その範囲を定める必要がある。
一般的にはNi,Tiは5%以下で添加するのが望
ましい。
金属がCu単独のように軟らか過ぎると研削性
能が低下し、反面硬度が高過ぎると柔軟性に欠
け、研摩皿に張り付けて使用する場合なじみが悪
い。
能が低下し、反面硬度が高過ぎると柔軟性に欠
け、研摩皿に張り付けて使用する場合なじみが悪
い。
従つて望ましい合金の組成はCu85〜95%、Sn5
〜10%、Ni又はTiは単独又は合金で5%以下で
ある。
〜10%、Ni又はTiは単独又は合金で5%以下で
ある。
本考案において上記合金とダイヤモンドからな
るシートにさらに固体潤滑剤粉末を含有させるこ
ともできる。固体潤滑剤としては黒鉛、二硫化モ
リブデン、窒化ホウ素、ロー石、雲母などの微粉
末を用いることができる。これらは1〜5%の範
囲が適当である。固体潤滑剤はガラスの傷の発生
を防止する効果があり、また研削時に固体潤滑剤
の脱落、気孔の発生があり、目詰りを防止するの
で研削性能を向上させる。
るシートにさらに固体潤滑剤粉末を含有させるこ
ともできる。固体潤滑剤としては黒鉛、二硫化モ
リブデン、窒化ホウ素、ロー石、雲母などの微粉
末を用いることができる。これらは1〜5%の範
囲が適当である。固体潤滑剤はガラスの傷の発生
を防止する効果があり、また研削時に固体潤滑剤
の脱落、気孔の発生があり、目詰りを防止するの
で研削性能を向上させる。
次に圧延シートの製法について述べる。
合金粉末は180μ以下、ダイヤモンド粉末は2
〜40μ、また両者の混合比は容積で前者100部に
対し、後者4〜80部が適する。両者をよく混合
し、型に入れて軽く加圧しながら焼結する。焼結
体は次に圧延されるのでこの焼結は750〜900℃の
温度で30分程度行なえばよい。この時の雰囲気は
真空、不活性、還元性いずれも可能であるが、金
属及びダイヤモンド粉末等の酸化を防止し、焼結
性を向上させるためには還元性雰囲気が好まし
い。
〜40μ、また両者の混合比は容積で前者100部に
対し、後者4〜80部が適する。両者をよく混合
し、型に入れて軽く加圧しながら焼結する。焼結
体は次に圧延されるのでこの焼結は750〜900℃の
温度で30分程度行なえばよい。この時の雰囲気は
真空、不活性、還元性いずれも可能であるが、金
属及びダイヤモンド粉末等の酸化を防止し、焼結
性を向上させるためには還元性雰囲気が好まし
い。
圧延は常温で行なうことが出来る。圧延はシー
トを均一に仕上げるためには一方向圧延が好まし
い。
トを均一に仕上げるためには一方向圧延が好まし
い。
これらの圧延条件は圧延シートの気孔率が5〜
20%の範囲に入るように設定される。この気孔率
は固体潤滑剤を加えると増加するので、これによ
つて気孔率を調整することもできる。
20%の範囲に入るように設定される。この気孔率
は固体潤滑剤を加えると増加するので、これによ
つて気孔率を調整することもできる。
圧延されたものはプレス等を用いて小孔を開
け、また切欠部を設ける。この孔開けの際小さな
バリが発生したり、圧延時の油分が付着したり、
かつ少々硬化しているため、最後にシートを750
〜900℃で30分間焼鈍する。このようにして出来
上つたシートは接着剤で研摩皿に貼布すればよ
い。
け、また切欠部を設ける。この孔開けの際小さな
バリが発生したり、圧延時の油分が付着したり、
かつ少々硬化しているため、最後にシートを750
〜900℃で30分間焼鈍する。このようにして出来
上つたシートは接着剤で研摩皿に貼布すればよ
い。
本考案の研削工具は多数の小孔があり、それら
のエツジ部での研削性能が大きいので、単位時間
当りの研削量が大きい。参考までのこの研削工具
を用いてガラスを研削した例を次に示す。
のエツジ部での研削性能が大きいので、単位時間
当りの研削量が大きい。参考までのこの研削工具
を用いてガラスを研削した例を次に示す。
参考例 1
Cu88%、Sn9%、Ni3%(重量%)の合金粉末
(125μ以下)とダイヤモンド粉末(8〜16μ)を
容積でほぼ3:1に混合し、黒鉛型に入れて850
±20%、30g/cm2の荷重下で焼結させ、厚さ0.45
mmの焼結体を得た。
(125μ以下)とダイヤモンド粉末(8〜16μ)を
容積でほぼ3:1に混合し、黒鉛型に入れて850
±20%、30g/cm2の荷重下で焼結させ、厚さ0.45
mmの焼結体を得た。
次にこの焼結体を常温で圧延ロール間を通し、
気孔率15%まで圧延し、厚さ0.2mmの圧延シート
とした。
気孔率15%まで圧延し、厚さ0.2mmの圧延シート
とした。
この圧延シートより第2図に示すシートを製作
した。シートの直径約90cm、小孔の直径2.5mm、
小孔の間隔は約6mm、切欠部の巾は2〜3mmであ
る。
した。シートの直径約90cm、小孔の直径2.5mm、
小孔の間隔は約6mm、切欠部の巾は2〜3mmであ
る。
このシートを曲率半径66mmの凸面研摩皿に接着
剤を用いて貼布し、粗ずりの研削の終了した凹レ
ンズを研削したところ次のような結果が得られ
た。
剤を用いて貼布し、粗ずりの研削の終了した凹レ
ンズを研削したところ次のような結果が得られ
た。
研摩機:オスカー型ガラス研摩機
硝 種:BK−7 60mmφ
下皿回転数:1500rpm
クーラント:ポリエチレングリコール系、20倍
液
10分間研削量:650μm
10分後表面粗さ:Rmax3.5μm
硝子研削量(μ)/シート摩耗量(μ):47
第1図は本考案のガラスの精密研削工具の断面
図、第2図は同工具に使用するシートの平面図で
ある。 11……研摩皿、2……シート、21……切欠
部、23……小孔。
図、第2図は同工具に使用するシートの平面図で
ある。 11……研摩皿、2……シート、21……切欠
部、23……小孔。
Claims (1)
- 研摩皿11にダイヤモンド粉末と銅錫系合金粉
末との混合焼結圧延シート2が貼布され、該シー
トは多数の小孔23及びシートの周辺部に切欠部
21が設けられてなるガラスの精密研削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981024055U JPS6144775Y2 (ja) | 1981-02-24 | 1981-02-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981024055U JPS6144775Y2 (ja) | 1981-02-24 | 1981-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57140953U JPS57140953U (ja) | 1982-09-03 |
JPS6144775Y2 true JPS6144775Y2 (ja) | 1986-12-16 |
Family
ID=29821790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981024055U Expired JPS6144775Y2 (ja) | 1981-02-24 | 1981-02-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6144775Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2195100B (en) * | 1986-09-08 | 1990-08-15 | Wiand Ronald C | Lens surfacing pad with improved attachment to tool |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5195093U (ja) * | 1975-01-29 | 1976-07-30 |
-
1981
- 1981-02-24 JP JP1981024055U patent/JPS6144775Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57140953U (ja) | 1982-09-03 |
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