JPS6144413Y2 - - Google Patents

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JPS6144413Y2
JPS6144413Y2 JP18112081U JP18112081U JPS6144413Y2 JP S6144413 Y2 JPS6144413 Y2 JP S6144413Y2 JP 18112081 U JP18112081 U JP 18112081U JP 18112081 U JP18112081 U JP 18112081U JP S6144413 Y2 JPS6144413 Y2 JP S6144413Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic shield
insulating
frame member
coil
tank
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JP18112081U
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JPS5885312U (ja
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は漂遊損低減のために取付けられる磁気
シールドの冷却構造を改良した誘導電器に関す
る。
変圧器やリアクトルのような従来の誘導電器は
鉄心とこの鉄心に巻装されるコイルとからなる誘
導電器中身を絶縁媒体とともにタンク内部に収納
して構成される。タンク内壁のコイルの対向面に
は、第1図に示すようにコイルからのもれ磁束を
回帰するための磁気シールドが取付けられてい
る。
磁気シールド6は一般に透磁率の高いけい素鋼
板を100ないし200mm幅で必要枚数積層したブロツ
ク6aを、タンク内壁に垂直方向にある間隔7を
あけて複数個配列して形成される。また磁気シー
ルド6の夫々のブロツク6aはけい素鋼板の薄板
から形成されているため、その周辺は鋭角な形状
をしており、高電圧のコイル又はコイル口出し等
の充電部に対向する場合、電界集中が起り易い。
そこで磁気シールド6の取付部周辺には角を丸め
た電界緩和のための金属部材からなる枠部材8を
設けている。さらに、コイル2と磁気シールド6
との間の絶縁寸法を短縮するため、磁気シールド
6表面に密着するように板状の絶縁部材からなる
絶縁バーリヤ9を取付ける。図示しないが特にコ
イル2の外側コイルが上下振り分け巻きで高電圧
線路端が、コイル高さの中央となるような場合
は、板状の絶縁部材に接地電極を裏打ちした接地
電極入りの絶縁バーリヤ9を取付ける。何れの場
合も、絶縁バーリヤ9は電界緩和のための枠部材
8に切られたタツプ孔を利用して絶縁スタツド1
0などで固着されている。
上述したような従来の構成では、もれ磁束がけ
い素鋼板を通過する時に発生する損失による発熱
は、絶縁バーリヤ9と周辺の電界緩和のための枠
部材8によつて周辺の絶縁油4が封じられた状態
になるために、熱放散が悪くなり、絶縁バーリヤ
9を含む絶縁部材の熱劣化や損傷を招くおそれが
あつた。
本考案は上記の点を考慮してなされたもので、
その目的とするところは磁気シールドの冷却効果
を向上した信頼性の高い誘導電器を提供すること
にある。
以下本考案を第1図と同一部分は同符号を付し
た図面に示す一実施例を参照して説明する。第2
図において、変圧器やリアクトルのような誘導電
器は鉄心1とこの鉄心1に巻装されるコイル2と
からなる誘導電器中身3を絶縁油又はSF6ガスの
ような絶縁ガスあるいはフロン113のような凝縮
性冷却媒体などのような絶縁媒体4とともにタン
ク5内部に収納して構成される。タンク5内壁の
コイル2の対向面には第3図に示すようにコイル
2からのもれ磁束を回帰するための磁気シールド
6が配設されている。
この磁気シールド6は例えば100ないし200mm幅
の透磁率の高いけい素鋼板を設定された枚数積層
して形成したブロツク6aを、タンク5内壁に垂
直方向に設定された間隔7をあけて複数個配列し
て形成される。
そして磁気シールド6が取付けられた周辺に設
定された間隔7aをあけて、角を丸めた電界緩和
のための金属部材からなる枠部材11が額縁のよ
うにして設けられている。さらに磁気シールド6
の表面に密着するように板状の絶縁部材あるいは
接地電極を有する板状の絶縁部材からなる絶縁バ
ーリヤ9を、絶縁スタツド10によつて枠部材1
1に取付ける。
また、枠部材11の上下部には第3図ないし第
7図に示すように複数個の流通個の流通部12を
夫々形成する。この流通部12は枠部材11をタ
ンク5内壁に沿つて貫通するような貫通孔又は溝
から形成される。
次に本考案の作用効果を説明する。磁気シール
ド6に発生した熱は、磁気シールド6の夫々のブ
ロツク6a間の間隙7及びブロツク6aと枠部材
11間の間隙7aを通り、枠部材11の上下部に
形成された流通部12を経由するような絶縁媒体
4の自然対流によつて生ずる絶縁媒体流によつて
伝達される。このようにして、従来のように流通
部12のない場合に比較して冷却効果があがり、
磁気シールド6周辺の過熱を防ぐことができる。
また、枠部材11はタンク5と同電位、すなわ
ち大地電位であり、この枠部材11がコイル2に
対向する角の丸味によつて電界集中を抑制してい
るので、枠部材11に形成された流通部12が特
に電界を乱すようなことはなくその効果を損うこ
とはない。
さらに、この絶縁媒体の流通路に、例えば循環
ポンプによる強制的に絶縁媒体流を流せば、その
冷却効果をより大きいものにすることもできる。
以上説明したように本考案によれば、コイルが
対向するタンク内壁に、垂直に複数個のブロツク
を間隙を設けて配設した磁気シールドの周辺に枠
部材を設け、この磁気シールドに密着するように
板状の絶縁バーリヤを配設し、そして枠部材の上
下部に夫々複数個の流通部の形成することによつ
て、ブロツク間の間隙及び流通部を介して絶縁媒
体が流通することによつて、磁気シールド周辺の
冷却効果を増大させ、過熱又は損傷を防ぎ、信頼
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気シールドを示す一部切欠き
平面図、第2図ないし第7図は本考案の誘導電器
を示し、第2図は断面図、第3図は第2図の−
線矢視一部切欠き平面図、第4図は第3図の右
側面図、第5図は第3図の−線矢視断面図、
第6図は第3図の−線矢視側面図、第7図は
要部を示す斜視図である。 1……鉄心、2……コイル、3……誘導電器中
身、4……冷却媒体、5……タンク、6……磁気
シールド、6a……ブロツク、7,7a……間
隙、9……絶縁バーリヤ、11……枠部材、12
……流通部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘導電器中身を絶縁媒体とともに収納するタン
    ク内壁に垂直に複数個のブロツクを選定された間
    隔を形成して並列に配設して形成された磁気シー
    ルドと、この磁気シールドの周囲に設けられる枠
    部材と、前記磁気シールドの表面に密着するよう
    に取付けられた絶縁部材又は接地電極を有する絶
    縁部材からなる絶縁バーリヤとから構成されてな
    り、前記枠部材の上下部に夫々前記絶縁媒体の流
    路となる複数個の流通部を形成したことを特徴と
    する誘導電器。
JP18112081U 1981-12-07 1981-12-07 誘導電器 Granted JPS5885312U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18112081U JPS5885312U (ja) 1981-12-07 1981-12-07 誘導電器

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JP18112081U JPS5885312U (ja) 1981-12-07 1981-12-07 誘導電器

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Publication Number Publication Date
JPS5885312U JPS5885312U (ja) 1983-06-09
JPS6144413Y2 true JPS6144413Y2 (ja) 1986-12-15

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ID=29978316

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JP18112081U Granted JPS5885312U (ja) 1981-12-07 1981-12-07 誘導電器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011018957A1 (ja) * 2009-08-12 2011-02-17 株式会社 日立メディコ 高電圧発生装置及びこれを用いたx線ct装置
JP2012146713A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Japan Ae Power Systems Corp 絶縁物付非磁性シールド

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Publication number Publication date
JPS5885312U (ja) 1983-06-09

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