JPS6143070B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はパチンコ機械等に用いられるパチン
コ玉貯溜槽の排出通路に関するものである。

この発明の目的はパチンコ玉を貯溜槽から排出
樋に排出させる際に、滞りを起させることなく円
滑に排出させ得るところの貯溜槽の排出通路を提
供することにある。

この発明の構成を図について述べると、第１図
〜第３図において、長さ方向において上下に傾斜
させて設けられた底板２；該底板２の下端部に、
該底板２の長さ方向に対し斜に形成された折曲線
２０；該折曲線２０を境に前記底板２を折曲げて
形成され、前記底板２の長さ方向に、及び巾方向
に、それぞれ上方に傾斜して形成された反転ガイ
ド５；前記底板２及び反転ガイド５の両方に亘つ
て設けられた側枠１；前記底板３の下端部に形成
された落下口３；前記底板２上で落下口３の上流
に設けられた斜板４から成ることを特徴とするパ
チンコ玉貯溜槽の排出通路である。なお図中６は
パチンコ機械、７，８はパチンコ玉の落下樋、９
は回動板、１０は磁石片、１１はリードスイツ
チ、１２は排出樋、１３は螺旋管、１４はフレー
ム、１５，１５ａはパチンコ玉を示す。パチンコ
玉１５、又は１５ａは落下樋７，８から、矢印Ａ
７又は矢印Ａ８の如く落下し、いずれも底板２上
に落下する。この場合第２図において、一例とし
てＣ点に落下した玉１５についてみると、玉１５
は矢印Ａ１５のように底板２上を転落し、折曲線
２０に達し、その勢いで同線２０を越えて進み、
反転ガイド５上を上る。この反転ガイド５は第３
図に示すように、前記折曲線２０を境にして、底
板２の長さ方向に、又巾方向に、それぞれ上向き
に折り曲げて形成されているので、玉１５は転落
の速度を減殺されつつ自然に矢印Ａ１６方向にガ
イドされ、方向を変換させられ、落下口３におち
こむ。又第２図においてＤ点に落下した玉１５ａ
についてみると、この玉１５ａも底板２上を転落
し、前記斜板４に当り、方向をかえさせられてこ
の玉１５も前記反転ガイド５に上り、速度を減殺
されながら、前記玉１５と同様にして、反転ガイ
ド５により進路を反転させられ、落下口３から落
下させられる。

この発明は前記のように構成され、底板２の下
端部に、折曲線２０を境にして、前記底板２を折
曲げて形成され、底板２の長さ方向に、及び巾方
向に、それぞれ上方に傾斜して形成された反転ガ
イド５を形成したことにより、底板２を斜に折り
曲げるというきわめて簡単な方法で、斜板４とも
相まつて底板２上に落ちた玉のすべてを転落の速
度を減殺しつつ落下口３に導く構造とすることが
できる。又ほぼすべての玉を、速度を減殺しつつ
ほぼ一方向から落下口３に転入させることがで
き、両方から転入させるのでないため、玉相互の
かみ合うのを防止することもできる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図
はパチンコ玉の貯溜槽の一部断面正面図、第２図
は第１図の−線矢視図、第３図はパチンコ玉
貯溜槽の排出通路の一部を省略して示した斜視図
である。 １……側壁、２……底板、３……落下口、４…
…斜板、５……反転ガイド、１８……斜面、１９
……本体、２０……傾斜反転ライン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 長さ方向において上下に傾斜させて設けられ
   た底板２；該底板２の下端部に、該底板２の長さ
   方向に対し斜に形成された折曲線２０；該折曲線
   ２０を境に前記底板２を折曲げて形成され、前記
   底板２の長さ方向に、及び巾方向に、それぞれ上
   方に傾斜して形成された反転ガイド５；前記底板
   ２及び反転ガイド５の両方に亘つて設けられた側
   枠１；前記底板２の下端部に形成された落下口
   ３；前記底板２上で、落下口３の上流に設けられ
   た斜板４から成ることを特徴とするパチンコ玉貯
   溜槽の排出通路。