JPS6142913Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142913Y2 JPS6142913Y2 JP1981121902U JP12190281U JPS6142913Y2 JP S6142913 Y2 JPS6142913 Y2 JP S6142913Y2 JP 1981121902 U JP1981121902 U JP 1981121902U JP 12190281 U JP12190281 U JP 12190281U JP S6142913 Y2 JPS6142913 Y2 JP S6142913Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end plate
- electrolytic cell
- movable end
- filter press
- press type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は経済的で組立て容易なフイルタプレス
型電解槽に関する。フイルタプレス型電解槽は多
数の電極板、電解室枠などを交互に重ねて多数の
電解室を形成させた集合体である。その組立てに
当たつては、これら部材は正確に重ね均一に締め
終るまで確実に保持されなければならない。
型電解槽に関する。フイルタプレス型電解槽は多
数の電極板、電解室枠などを交互に重ねて多数の
電解室を形成させた集合体である。その組立てに
当たつては、これら部材は正確に重ね均一に締め
終るまで確実に保持されなければならない。
通常、電極板、電解室枠の両側に突出部をつく
り、電槽架台に設けられた支持架に固定し、端板
を利用して押し込んでいた。しかしながら、一定
の形状の電極板、電解室枠に突出部を設けること
は工作の手間がかかり、かつ材料の無駄が多く、
また、突出部を溶接した場合は強度不十分なう
え、部材の変形を生じやすく不都合である。ま
た、端板下端面と電槽架台上面の摺動部は組立て
後の運転期間中に発錆し、滑りにくくなつて面倒
であつた。
り、電槽架台に設けられた支持架に固定し、端板
を利用して押し込んでいた。しかしながら、一定
の形状の電極板、電解室枠に突出部を設けること
は工作の手間がかかり、かつ材料の無駄が多く、
また、突出部を溶接した場合は強度不十分なう
え、部材の変形を生じやすく不都合である。ま
た、端板下端面と電槽架台上面の摺動部は組立て
後の運転期間中に発錆し、滑りにくくなつて面倒
であつた。
本考案者らはこれらの不都合をなくし、電解槽
の正確な組立てを容易にする形状、方法などにつ
いて検討した結果、各部材をあらかじめ正確に固
定した状態で楽に締め付けることができ、摺動部
の動きも円滑なフイルタプレス型電解槽を完成し
たものである。
の正確な組立てを容易にする形状、方法などにつ
いて検討した結果、各部材をあらかじめ正確に固
定した状態で楽に締め付けることができ、摺動部
の動きも円滑なフイルタプレス型電解槽を完成し
たものである。
本考案のフイルタプレス型電解槽は、固定端板
と可動端板の間に複数の電極板および電解室枠を
交互にはさみ込んで締め付ける形式のフイルタプ
レス型電解槽において、電極板および電解室枠の
側縁部に固定孔を、また、固定端板の両側部に直
角に一端を取り付けたガイド棒を設け、さらに可
動端板の両側部にガイド棒孔を設け、かつ、この
可動端板下部両端にすべりブロツクを設けたもの
である。
と可動端板の間に複数の電極板および電解室枠を
交互にはさみ込んで締め付ける形式のフイルタプ
レス型電解槽において、電極板および電解室枠の
側縁部に固定孔を、また、固定端板の両側部に直
角に一端を取り付けたガイド棒を設け、さらに可
動端板の両側部にガイド棒孔を設け、かつ、この
可動端板下部両端にすべりブロツクを設けたもの
である。
本考案フイルタプレス型電解槽の一例を第１図
により説明する。鉄製の固定端板１と可動端板
１′の間に２枚の絶縁板１３を介して、８枚の電
極板２（うち２枚はターミナル電極板２′）と７
枚の電解室枠３を交互に正確に重ねたものをはさ
み締め付けることによつて組み立てる。電極板２
（およびターミナル電極板２′）と電解室枠３およ
び絶縁板１３の側縁には第２図に示すように切り
欠き状の固定孔７を設け、あらかじめ固定端板１
の両側に直角に一端を取り付けた２本のガイド棒
５に順次通し重ね合せる。これにより締め付け前
に電極板、電解室枠などの周縁は正しく揃えられ
保持される。締め付けはガイド棒５に、可動端板
１′の両側に在るガイド棒孔９を通したのち、固
定端板と可動端板双方にあけられたボルト孔１０
により行なわれる。
により説明する。鉄製の固定端板１と可動端板
１′の間に２枚の絶縁板１３を介して、８枚の電
極板２（うち２枚はターミナル電極板２′）と７
枚の電解室枠３を交互に正確に重ねたものをはさ
み締め付けることによつて組み立てる。電極板２
（およびターミナル電極板２′）と電解室枠３およ
び絶縁板１３の側縁には第２図に示すように切り
欠き状の固定孔７を設け、あらかじめ固定端板１
の両側に直角に一端を取り付けた２本のガイド棒
５に順次通し重ね合せる。これにより締め付け前
に電極板、電解室枠などの周縁は正しく揃えられ
保持される。締め付けはガイド棒５に、可動端板
１′の両側に在るガイド棒孔９を通したのち、固
定端板と可動端板双方にあけられたボルト孔１０
により行なわれる。
本考案の固定端板１は電槽架台８の上面にあら
かじめ取り付けられているが、可動端板１′は電
槽架台８上面を摺動する。しかし、その距離は電
解槽の室数などにより変化する。可動端板下端面
と電槽架台８の摺動面は電解槽運転中、ほこり、
液などにより汚れあるいは錆びるので、その動き
は悪くなる。本考案では可動端板１′の下部両端
にすべりブロツク６を、可動端板下部両端に取り
付けてある固定板１１にはめ込んだのち固定ボル
ト１２により取り付け（第３図）、この問題を解
消した。
かじめ取り付けられているが、可動端板１′は電
槽架台８上面を摺動する。しかし、その距離は電
解槽の室数などにより変化する。可動端板下端面
と電槽架台８の摺動面は電解槽運転中、ほこり、
液などにより汚れあるいは錆びるので、その動き
は悪くなる。本考案では可動端板１′の下部両端
にすべりブロツク６を、可動端板下部両端に取り
付けてある固定板１１にはめ込んだのち固定ボル
ト１２により取り付け（第３図）、この問題を解
消した。
本考案のフイルタプレス型電解槽では、可動端
板１′に取り付けた液入口１４に、たとえば海水
を導入すれば電解槽内を通過する間にターミナル
電極板２′から供給される直流により電解され、
次亜塩素酸ソーダが生成して液出口１５より排出
する。
板１′に取り付けた液入口１４に、たとえば海水
を導入すれば電解槽内を通過する間にターミナル
電極板２′から供給される直流により電解され、
次亜塩素酸ソーダが生成して液出口１５より排出
する。
本考案のガイド棒５は鉄製の丸棒の外周に塩化
ビニール、テフロンなどのプラスチツク製の絶縁
チユーブ４をかぶせ、電気的な絶縁性をもたせ
る。必要ならば先端部にねじを切り、端板をボル
ト締めしてもよい。電極板、電解室枠などに設け
る固定孔はできる限りボルト締め付け圧力の強い
外側にあけ、また電極板、電解室枠などが保持さ
れ易いようにやや上向きにする（第２図）。可動
端板の下部両端に取り付けられるすべりブロツク
の材質は強度、耐薬品性があり潤滑性のあるテフ
ロンなどが好ましい。
ビニール、テフロンなどのプラスチツク製の絶縁
チユーブ４をかぶせ、電気的な絶縁性をもたせ
る。必要ならば先端部にねじを切り、端板をボル
ト締めしてもよい。電極板、電解室枠などに設け
る固定孔はできる限りボルト締め付け圧力の強い
外側にあけ、また電極板、電解室枠などが保持さ
れ易いようにやや上向きにする（第２図）。可動
端板の下部両端に取り付けられるすべりブロツク
の材質は強度、耐薬品性があり潤滑性のあるテフ
ロンなどが好ましい。
本考案のフイルタプレス型電解槽は電極板、電
解室枠などの製作も形状的に容易で材料的にも無
駄がなく経済的である。さらに適切な保持手段に
より電解槽の正確な組み立てを短時間で容易に行
うことができ、工数を大巾に削減できた。また、
すべりブロツクの採用により錆付きがなくメンテ
ナンスが容易となつた。
解室枠などの製作も形状的に容易で材料的にも無
駄がなく経済的である。さらに適切な保持手段に
より電解槽の正確な組み立てを短時間で容易に行
うことができ、工数を大巾に削減できた。また、
すべりブロツクの採用により錆付きがなくメンテ
ナンスが容易となつた。
実施例
電槽架台付鉄製固定端板の両側、直角に外径19
mmのテフロン絶縁チユーブ被覆鉄製ガイド棒を取
り付け、これに片面を白金被覆したチタン製電極
板と硬質塩化ビニール製電解室枠双方の側縁部に
在る固定孔を通して、交互にはさみ保持させる。
つぎに、その下端両側にすべりブロツクを取り付
けた可動端板のガイド棒孔をガイド棒に通して固
定端板方向へ摺動させ、通しボルトを用いて締め
付け、電解室20室を備えた幅650、奥行320、高さ
500mmのフイルタプレス型電解槽を正確容易に組
み立てることができた。液もれなどのトラブルも
なく、このものを海水電解の運転に３ケ月供した
のち分解したが、可動端板の錆付きはみられなか
つた。
mmのテフロン絶縁チユーブ被覆鉄製ガイド棒を取
り付け、これに片面を白金被覆したチタン製電極
板と硬質塩化ビニール製電解室枠双方の側縁部に
在る固定孔を通して、交互にはさみ保持させる。
つぎに、その下端両側にすべりブロツクを取り付
けた可動端板のガイド棒孔をガイド棒に通して固
定端板方向へ摺動させ、通しボルトを用いて締め
付け、電解室20室を備えた幅650、奥行320、高さ
500mmのフイルタプレス型電解槽を正確容易に組
み立てることができた。液もれなどのトラブルも
なく、このものを海水電解の運転に３ケ月供した
のち分解したが、可動端板の錆付きはみられなか
つた。
第１図は本考案フイルタプレス型電解槽の概要
図、第２図はガイド棒、固定孔の説明図、第３図
はすべりブロツクの取付図である。 １……固定端板、１′……可動端板、２……電
極板、３……電解室枠、５……ガイド棒、６……
すべりブロツク、７……固定孔、９……ガイド棒
孔。
図、第２図はガイド棒、固定孔の説明図、第３図
はすべりブロツクの取付図である。 １……固定端板、１′……可動端板、２……電
極板、３……電解室枠、５……ガイド棒、６……
すべりブロツク、７……固定孔、９……ガイド棒
孔。
Claims (1)
- 固定端板と可動端板の間に複数の電極板および
電解室枠を交互にはさみ込んで締め付ける形式の
フイルタプレス型電解槽において、固定端板の両
側部分に直角に設けられた２本のガイド棒と；前
記ガイド棒を通す固定孔を両側縁部に有する複数
の電極板および電解室枠と；両側部分にガイド棒
孔を有し、かつ下部両端にすべりブロツクを設け
た可動端板とを備えたフイルタプレス型電解槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981121902U JPS5827362U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | フイルタプレス型電解槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981121902U JPS5827362U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | フイルタプレス型電解槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5827362U JPS5827362U (ja) | 1983-02-22 |
| JPS6142913Y2 true JPS6142913Y2 (ja) | 1986-12-05 |
Family
ID=29915839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981121902U Granted JPS5827362U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | フイルタプレス型電解槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5827362U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8626010D0 (en) * | 1986-10-30 | 1986-12-03 | Ici Plc | Assembling filter press type structure |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP1981121902U patent/JPS5827362U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5827362U (ja) | 1983-02-22 |
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