JPS6141487A

JPS6141487A - サイクルミシンの送り変換装置

Info

Publication number: JPS6141487A
Application number: JP16370384A
Authority: JP
Inventors: 小池　錬治; 雅仁服部
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1984-08-02
Filing date: 1984-08-02
Publication date: 1986-02-27
Also published as: US4646664A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕く１）（産業上の利用分野）本発明は、特に送り駆動カムからリンク機構で布保持器
を作動させる閂止めミシン等の、布保持器の作用方向を
変換させるに活用する、サイクル系ミシンの送り変換装
置に関するものである。

（従来の技術）従来のこの種ミシンでは、上軸から減速されて駆動する
送り駆動カムがあり、このカムの両面に設定したパター
ンによって、Ｘ及びＹ方向の合成による所定のパターン
で布保持器が動かされ、１種のパターン［ａが行われた
。（実開昭５６−５０３８０号）この従来技術を第６〜８図を参照し詳述すると、送りカ
ム１の回転により、上面のカム溝から発生するパターン
が、接触手２からリンク４を経てその一端４゛が軸４″
を中心として矢示の如く上軸の軸方向（Ｙ方向）に往復
動する。また、別の接触手３は、送りカム１の下面のカ
ム溝から発生するパターンを、リンク５を経由して軸５
”を中心とし先端５°を上軸と直角方向（Ｘ方向）に往
復動させる。即ち、この２つの動きが合成されて第６−
１図示のヨコ閉止め縫いができる。

（発明が解決しようとする問題点）従来の閂止めミシンでは、一つの送り駆動カムから発生
するパターンは、１種類のヨコ閉止め縫いのみしかでき
なかった。従って、−着の縫製物にヨコ閉止め、タテ閉
止め等数種の閂止め箇所がある場合、その都度ミシンか
ら縫製物を外して、その位置や向きを代える必要がある
。このため、ロッド生産では、ヨコ閉止めあるいはタテ
閉止めをロッド毎に纏めて一括縫製する手段もとられて
いる。縫製物の方向を変えることなく縫製するには、所
望閉止め用の送りカムと既設カムとを交換する必要があ
る。

これらのため、多くの縫製作業時間を要し、操作取扱い
にもまた難点があった。本発明では１つのカムでカム交
換することなく、また、縫製物を出し入れすることなく
、その目的に合ったヨコ閉止め、タテ閉止めを、どちら
へでも変換縫製できるようにし、従来の欠陥解消を計っ
たものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）本発明では、ミシンの布保持腕及び布押えをして、ミシ
ンのベッド面上でＹ方向（上軸の軸線方向）とＸ方向（
上軸と直角方向）とへ動かすリンクを、送り駆動カムの
上面並びに下面に設けた縫製パターン発生カム溝へ夫々
連動させ、これらのリンクの連結の中間に、布保持腕を
Ｘ方向とＹ方向へ動かす夫々の駆動リンクを設けた。ま
た他方において、前記送りカム溝の上、下に嵌合する夫
々の送りカム接触手を設けた。そして、前記駆動リンク
の一端と夫々の送りカム接触手の一端とを、ミシンアー
ムに設けた１つの軸上に、互いに回動可能に積層して嵌
合させた。そしてまた、これらの駆動リンク、並びに送
りカム接触手に、お互いが結合、離脱できるクラッチ手
段を設けた。また前記送り駆動カムの上下のカム溝に接
するカム接触手を、軸方向へ保持でき且つ円周方向へ回
動可能に支持した支持部材を設け、該支持部材を選択上
下動させることにより、１つのカムでタテ。

ヨコの閂止め変換縫いを可能にしたものである。

（作用）本発明の構成１作用について、実施例の説明を兼ね第１
〜５図を参照して以下に述べる。

図中、１１は送りカムで、該送りカム１１の回転により
、軸１２上の送りカム接触手１３はその先端部のコロ１
４を介し、上面のカム１ｌｆｊｌｌａから発生するパタ
ーンによる揺動運動をなす。これにより第４図に示すよ
うに該接触手１３のボス部１３ａに固設したピン１５が
、前記軸１２に遊嵌する送りリング（体）１６のボス部
１６ａの溝イへ嵌合しているため、リンク１６．１７を
経由して、リンク１７は軸部１８を中心に揺動運動をす
る。即ち第２図に示す如く送りリンクの先端１７ａは矢
印方向（Ｘ方向）へ往復動する。また一方、カム１１の
下面のカム溝１１ｂへ係合しているコロ１９を持つ送り
カム接触手２０は、前記カム溝１１ｂから発生するパタ
ーンにより、軸１２を中心として揺動運動を行う（第１
，４図）。このときボス部２０ａに固設したピン２１が
、軸１２に固着されたカラー２２の湯口へ嵌合しているため、前記送
りカム接触手２０の揺動運動が軸１２を回動させる。こ
の動きが軸１２に査定された送りリンク２３を経て、リ
ンク２４に揺動運動を与える。リンク２４は軸２５を中
心として、その先端２４ａが第３図に示す如く矢印方向
（Ｙ方向）へ往復運動する。そして、前記送りリンク１
７の先端１７８部とリンク２４の先端２４ａとを連結し
た送りレバー２６が、Ｘ方向とＹ方向との動きを該レバ
ー２６に取付けた送り腕２７へ伝達する。即ち、第４−
１図に示すヨコ閉止め縫いができる。

つまり、第５図に示す如く切替軸２８を下方へ押し下げ
ると、該軸に固定された切替部材２９の爪〆、部２９ａ、２９ｂが、カム接触手１３．２０のボス部
１３ａ、２０ａに設けた溝に嵌合しているため、該接触
手１３．２０は下方へ移動する。

従ってピン１５は、前記送りリンク１６の溝イからはず
れカラー２２の湯口と嵌合する。そしてまた、接触手２
０のピン２１は前記カラー２２の湯口から外れ、送りリ
ンク１６の溝ハに嵌合する。このとき、送りカム１１上
面の発生するパターンは、カム接触手１３、カラー２２
）軸１２）送りリンク２３．２４を経て、リンク２４の
先端２４ａにＸ方向の動きを与える。

一方送りカム１１下面の発生するパターンは、カム接触
手２０、送りリンク　（体）１６、リンク１７を経由し
てその先端１７ａにＹ方向の動きを与える。即ち、第５
−１図に示すタテ閉止めが縫製できる。

このように切替軸２８の上下選択切替えを行うことによ
り、送りカムの上下面のパターンを送りリンクへＸ、７
反対に連動させることができるものである。

〔発明の効果〕

本発明は、従来知られた閂止めミシンと同様に、パター
ンカムから発生する動きを機械的に連動した布保持腕に
伝達し、所定のパターンを縫製するものであるが、機械
的連結部の中間に、単にクラッチ機構を設けるのみで、
Ｘ、Ｙの動きを変換することができる大きな利点を有す
る。しかも簡易な構造とすることができ、コスト的にも
皮面である。近年、Ｘ、Ｙの切替えを可能とした、電子
制御によるパターン発生装置を備えたサイクルミシンが
見受けられるが、この種のものはパターンの高速時にお
ける送り腕の追従作動性が悪いという不都合があると共
に、コスト面で高価となる難点がある。

本発明のものは、単一の切替レバー操作で、簡便にヨコ
、タテ相互間の閂止め縫いの切替えができ、カム交換の
手間も不要で、作業効率の向上に寄与するところが大で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図は本発明送り変換装置に係り就中、第１図は
、加工物送り機構の外見的説明図、第２及び３図は、ヨ
コ送り（Ｘ）及びタテ送り　（Ｙ）リンクの作動図、第
４及び５図は、夫々切替クラッチ部の詳細拡大説明図、
４−１図及び５−１図は夫々ヨコ及びタテ閉止めの縫目
図、第６図は従来装置の送り機構外見説明図、第７及び
８図は、第６図のヨコ（Ｘ）、タテ（Ｙ）送りリンクの
作動図である。１１・・・送りカム、１２・・・軸、１３．２０・・・
カム接触手、１５．２１・・・ピン、１６．１７・・・
送りリンク、２２・・・カラー。２３・・・送りリンク、２４・・・リンク、２６・・・
送りレバー、２７・・・送り腕、２８・・・切替軸、２
９・・・切替部材

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ミシンフレームのベッドに、縫製加工物を保持し
、該加工物を縫針の上下動通路を横切るように移動させ
るための加工物送り機構と、ミシン上軸と連動して回転
し所要針数に相当するサイルルで回転する送りカムを備
えたサイクルミシンにおいて、前記送りカムと係合する
複数のカム接触手とその各々に対応する加工物送り部材
駆動リンクとを備え、前記接触手の一端と駆動リンクの
一端とを結合あるいは離脱し得るクラッチ手段を備えた
サイクルミシンの送り変換装置。
（２）特許請求の範囲第１項記載の複数のカム接触手と
各々の駆動リンクは、そのすべてが単一の軸上に嵌合さ
れてなるサイクルミシンの送り変換装置。