JPS6139945Y2 - - Google Patents

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JPS6139945Y2
JPS6139945Y2 JP1624179U JP1624179U JPS6139945Y2 JP S6139945 Y2 JPS6139945 Y2 JP S6139945Y2 JP 1624179 U JP1624179 U JP 1624179U JP 1624179 U JP1624179 U JP 1624179U JP S6139945 Y2 JPS6139945 Y2 JP S6139945Y2
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tare
weight
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memory
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 従来、電子上ざら天びんにおいてはまず風袋の
み秤量ざらに載せて測定し、重量を測定部でアナ
ログ量に変換し、その出力信号をAD変換して、
そのデジタル量を後に接続したレジスタに記憶し
ておくことによつて風袋差引の準備を整えた後、
続いて前記の風袋に試料を入れて測定した時、測
定部、AD変換器を経由してレジスタに入力する
デジタル量から、先に記憶した風袋差引分のデジ
タル量を差引いて表示装置に出力信号を送り、試
料の重量を表示する方式をとつている。このよう
な従来の電子天びんでは測定部の容量は表示装置
の容量にほぼ等しいものを備えるのが通常である
から、表示容量をこえるような大きな風袋は測定
範囲をも越えるので使用することができなかつ
た。測定範囲をこえるような大きな風袋を用いる
ためには測定部、AD変換器、デジタル電圧レジ
スタ、表示装置などの構成部材のすべてを大容量
のものにしなければならないので全体として甚だ
高価なものとなり、結果的に好ましくない。
このような実態に鑑み、この考案では風袋が大
きく表示容量を越えるものであつても、それを差
引消去した後、実際に測定したい試料の正味重量
を測定することのできる電子天びんを提供しよう
としたものである。
すなわちこの考案は風袋重量を風袋試料合計重
量から差引いて試料の重量を測定する天びんにお
いて、風袋差引機構を二段階に分離し、第1の風
袋差引装置はその差引値を風袋の概略量とし、そ
の差引操作をアナログ式に行なうとともに、第2
の風袋差引装置は第1の差引をした後の偏差値分
をデジタル式に補正するようにしたことを特徴と
する電子天びんに係るものである。
以下この考案の実施例について従来の電子天び
んと比較しながら図を用いて説明する。第1図は
従来の電子天びんのブロツク線図である。図中T
は風袋(重量はT)、Wは試料(重量はW)であ
る。1は電気的重量測定装置(電気的測定部)、
4はAD変換器、5は風袋差引指令スイツチ、7
は風袋差引レジスタ、9は表示装置(表示器)、
10は秤量ざらである。この構成をもつ従来の電
子天びんでは、はじめに秤量ざら10上に載せた
風袋Tは電気的測定部1で測定され、アナログ電
圧Tとして出力される。この出力はAD変換器4
でデイジタル化され、デジタル電圧Tとして風袋
差引レジスタ7に送られるが、風袋差引指令スイ
ツチ5は開いたまゝなので、そのまま表示器9に
出力され、風袋重量Tをデジタル表示する。ここ
で風袋差引指令スイツチ5を押すとデジタル信号
Tが風袋差引レジスタ7に差引電圧Tとして記憶
され、その結果表示器9の表示は消去されて零と
なる。もし風袋が表示容量よりも大きい(重い)
場合は前述したように電気的測定部の測定容量を
越えるので測定できず、従つて表示もされない。
風袋が測定容量以内のとき、風袋重量が表示器に
示され、これを消去した後、試料Wを秤量ざら1
0の上の風袋Tに入れると、(T+W)の重量が
測定され、その変換アナログ電圧がAD変換器4
を経て、デジタル電圧(T+W)となつて風袋差
引レジスタ7に送られる。ここで先に記憶して置
いた差引電圧Tが引かれて出力される。すなわち
(T+W)−T=Wが表示器に試料重量として表示
されるのである。この場合にも試料と風袋との合
計重量が電気的測定部の測定容量内にあることが
必要なので通常風袋重量はその大きさに制限を設
けている。第2図はこの考案の第1の実施例のブ
ロツク線図であるが構成部分の中、第1図と共通
のものは前の記号をそのまま共用する。第2図で
2はアナログ電圧記憶装置(アナログ電圧メモ
リ)、3はアナログ電圧差引回路、6はアナログ
メモリスイツチ、8はデジタルメモリスイツチ、
11はメモリスイツチ制御装置(メモリ・スイツ
チコントロール回路)である。図の構成のもとに
秤量ざら10の上に載せた荷重は電気的測定部1
によりアナログ電圧に変換される。(例えば電磁
力平衡方式による)このアナログ電圧はアナログ
電圧差引回路3に直接入るが同時にアナログメモ
リスイツチ6を閉じることにより、分岐路からア
ナログメモリ2に入力され、つづいてアナログ差
引回路3に送られる。ここで先の直接入力したア
ナログ電圧と分岐路を経て入力したアナログ電圧
との差引きが行なわれるのであるが、任意の荷重
すなわち通常、風袋(容器)重量のアナログ式概
略差引操作がこれにより遂行されることとなり、
その差出圧のみが後に接続したAD変換器への入
力とするようになつている。このような働きをす
るアナログ電圧メモリ2とアナログ電圧差引回路
3が第1の風袋差引装置を構成するわけである。
ここで取扱かうアナログ電圧の記憶(メモリ)精
度はあまり高い必要がなく、記憶値が後続する一
連の測定が終了するまで安定でさえあれば充分
で、構造も簡単なものでよいから安価に入手でき
る。なお風袋Tを秤量ざら10に載せたとき、ア
ナログ電圧メモリ2で記憶したアナログ電圧は
T′となりT−T′=ΔTの偏差値をもつている。
この偏差値ΔTはアナログ電圧差引回路3を経由
して後部に接続したAD変換器4の入力となつて
入り、そのデジタル化信号ΔTがさらに後部に接
続された風袋差引レジスタ7にデジタル電圧ΔT
として入ると共に、分岐路によりデジタルメモリ
スイツチ8を介してデジタル化差引電圧ΔTとし
て入力し、この風袋差引レジスタ7に記憶され、
その後のデジタル化出力からΔTを差引いて出力
する第2の風袋差引装置を構成している。
以上のように第1および第2の風袋差引装置を
もつこの考案の電子天びんによる試料の測定につ
いて操作の順を追うて述べる。まず風袋Tを秤量
ざら10に載せた後、風袋差引指令スイツチ5を
押すと、まずアナログメモリスイツチ6が働き、
風袋重量Tがアナログ電圧メモリ2に記憶され
る。
この場合、前述のように記憶されたアナログ電
圧は風袋重量Tと必ずしも完全に一致していると
は限らず偏差値ΔTをもつている。すなわち記憶
されたアナログ電圧T′はT′=T+ΔTとなる。
ここで偏差値ΔTを持たないようにするためには
アナログ電圧メモリ2自体非常に高価な構成部品
が必要な装置となるのでこれは望ましくない。こ
の考案ではこの偏差値を第2の風袋差引装置で消
去するので、ことさら高価なアナログ電圧メモリ
を設ける必要はない。この偏差値ΔTは先に述べ
たようにAD変換器4に入つてAD変換されるが、
ここまでの時間的な遅れに相当する時差を置い
て、メモリスイツチコントロール回路11の指令
に基ずいてデジタルメモリスイツチ8が働き、偏
差値ΔTのデジタル差引信号が風袋差引レジスタ
7に記憶される。このようにして風袋重量Tが第
1の風袋差引装置のアナログ電圧メモリ2と第2
の風袋差引装置の風袋差引レジスタ7の分割して
記憶され風袋Tが秤量ざら10に載つた状態のの
まま表示装置9の表示は零を表示する。なおAD
変換器の容量は風袋が大きくても第1の風袋差引
後の値ΔTのみが表示容量に付加して入力される
にすぎないので敢て大容量のものは必要でなく小
容量廉価なもので充分である。つぎに秤量ざら上
の風袋Tに試料Wを入れると、(この場合、試料
重量はAD変換器の容量以内であることが必要で
ある。)電気的測定部からの出力は風袋と試料の
合計重量、すなわち(T+W)に相当したものと
なり、アナログ電圧差引回路3を経由したAD変
換器4への入力は(T+W)−T′=ΔT+Wとな
る。また風袋差引レジスタ7を経由する表示装置
9への入力は(ΔT+W)−ΔT=Wとなつて、
誤差は消去され試料の正味重量Wが表示される。
つぎにこの考案の第2の実施例について述べ
る。第3図は第2の実施例の送錘メモリー式電子
天びんのブロツク図を示す。図中12は支持桿、
13はさお、14は支点、15は送錘、16は送
りねじ、17はサーボモータ、18は送錘メモリ
スイツチ、19はサーボアンプである。これらの
部材は第1の実施例(第2図)における第1の風
袋差引装置に対応するものである。これ以外は第
1の実施例と共通の部材によつて構成されてい
る。第3図において、まず風袋Tを秤量ざら10
の上に載せて風袋差引指令スイツチ5を押すと、
メモリスイツチコントロール回路11からの指令
が送錘メモリスイツチ18に作用して、これを押
し、電気的測定部1の出力がサーボアンプ19を
介してサーボモータ17に伝達される。そこでサ
ーボモータ17が回転して送りねじ16を回転駆
動し、送錘15を移動する。送錘15が支点14
に関して風袋Tと平衡する位置に来れば電気的測
定部1の出力が零となるため送錘15の移動が停
止する。これによつて風袋重量Tは機械的に差引
かれたことになるがこの時の実質的な送錘の風袋
差引量をT′とすると、送錘メモリスイツチ18
が切れた後T−T′=ΔTのアナログ信号がAD変
換器4に送られてデジタル変換される。ここまで
の遅れ時間に相当する時差を置いてデジタルメモ
リスイツチ8が入つてΔTのデジタル差引電圧を
風袋差引レジスタ7に送つて記憶させた後デジタ
ルメモリスイツチ8は切れる。引続いて試料が風
袋内に収容されると電気的測定部1には試料重量
Wが加わり、その出力として(T−T′)+W=Δ
T+WがAD変換器4に送られる。この後は第1
の実施例におけると同様AD変換器4から風袋差
引レジスタ7に送られ、先に記憶されたデジタル
差引電圧ΔTを差引かれて(ΔT+W)−ΔT=
Wが出力され表示装置9で試料の正味重量Wがデ
ジタル表示される。
つぎに第3の実施例について説明する。従来か
ら多数の試料を実験測定するような場合、1つの
試料を容器ごと重量測定した後、これを容器に入
れたまま、乾燥などの処理を施こし、再び天びん
で容器ごと載せて重量測定を行なうことがしばし
ば必要であつた。このような場合、試料を乾燥す
るたびごとに容器から出すことは、容器に試料が
付着することもあつて誤差が大きくなり好ましく
ないので上記のように取扱かうことが必要であ
る。この場合、容器(風袋)の重量は第1および
第2の風袋差引装置に記憶されているのである
が、乾燥処理などのために秤量ざらから降して、
他の場所に移している間の間隙時間帯にこの天び
んで別の試料測定を行なうと、先の記憶内容が変
つて了うので、1つの実験測定が完了するまで、
次の試料の測定ができないという不便さがある。
これの解決方法として記憶装置を複数個内蔵し、
必要に応じて選択使用できるようにすればよい。
第3の実施例はこれを実現しようとしたものであ
る。第4図は第3の実施例のブロツク線図であ
る。図に示すようにアナログ電圧メモリ2は複数
個(この場合4個)の記憶装置を内蔵し、またこ
れに対応して風袋差引レジスタ7にも同数の置数
器(4個)を内蔵している。同時にこれらの作動
を制御するメモリ制御装置(メモリコントロール
回路)11にはメモリ選択スイツチ20があり、
同数の接点に対し選択接続するようになつてお
り、またメモリコントロール回路11とアナログ
電圧メモリ2および風袋差引レジスタ7とを接続
するアナログメモリスイツチ6およびデジタルメ
モリスイツチ8もそれぞれ対応する位置に複数個
ずつ設けられている。5′はメモリスイツチであ
るが前述の第1および第2の実施例における風袋
差引指令スイツチ5と同様の働きをするものであ
る。このような構成により、測定に当りあらかじ
めメモリ選択スイツチ20を選択的に位置決めし
た上で測定を行ない、風袋が変るごとにこのスイ
ツチを切換え使用することにより試料を混同する
ことなく、それぞれの試料の正味量を測定するこ
とができる。
以上説明したように従来電子上ざら天びんによ
る試料の重量測定では一般に風袋に試料を入れて
測定することが必要な場合が多く、その際、風袋
の重量が大きすぎて測定容量を越えてしまい測定
が不可能となるか、あるいは測定容量の割に精度
の高い天びんを用いるとなると天びんが高価とな
り、またその保守管理条件が厳しいものとなる欠
点があつた。これに対して、この考案の電子天び
んによれば風袋が大きくてもそれを測定過程にお
いて差引いて試料の正味重量のみを高い精度で測
定できる電子天びんを提供し得たものである。な
お第2図のアナログメモリ2は測定用のAD変換
器4よりも小容量のDA変換器を用いて構成した
り、市販のアナログメモリ(ポテンシヨメータ
式)などを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子天びんのブロツク線図、第
2図はこの考案の第1の実施例のブロツク線図、
第3図は考案の第2の実施例のブロツク線図、第
4図は考案の第3の実施例のブロツク線図であ
る。 W:試料、T:風袋(容器)、1:電気的重量
測定装置(電気的測定部)、2:アナログ電圧メ
モリ、3:アナログ電圧差引回路、4:AD変換
器、5:風袋差引指令スイツチ、5′:メモリス
イツチ、6:アナログメモリスイツチ、7:風袋
差引レジスタ、8:デジタルメモリスイツチ、
9:表示装置(表示器)、10:秤量ざら、1
1:メモリスイツチ制御装置、(メモリスイツチ
コントロール回路)、12:支持桿、13:さ
お、14:支点、15:送錘、16:送りねじ、
17:サーボモータ、18:送錘メモリスイツ
チ、19:サーボアンプ、20:メモリ選択スイ
ツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 風袋重量を風袋試料合計重量から差引いて試
    料の重量を測定する天びんにおいて、風袋差引
    機構を二段階に分離し、第1の風袋差引装置は
    その差引値を風袋の概略量とし、その差引操作
    をアナログ式に行なうとともに、第2の風袋差
    引装置は第1の差引をした後の偏差値分をデジ
    タル式に補正するようにしたことを特徴とする
    電子天びん。 2 第1の風袋差引装置の差引操作を送錘メモリ
    機構により行なうようにした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の電子天びん。 3 第1の風袋差引装置のアナログ量記憶機構を
    複数個内蔵し、これに対応して第2の風袋差引
    装置のデジタル量記憶機構を同数内蔵するよう
    に構成し、複数の風袋差引きを任意に選択して
    行なえるようにした実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の電子天びん。
JP1624179U 1979-02-09 1979-02-09 Expired JPS6139945Y2 (ja)

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JP1624179U JPS6139945Y2 (ja) 1979-02-09 1979-02-09

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Publication Number Publication Date
JPS55116232U JPS55116232U (ja) 1980-08-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5289918B2 (ja) * 2008-12-10 2013-09-11 アンリツ産機システム株式会社 重量選別装置
EP2690415B2 (de) * 2012-07-23 2022-05-18 Mettler-Toledo GmbH Kraftmessvorrichtung mit Verschiebegewicht

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