JPS6136195Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、営業用流し槽の縁部を被うほゞコ
の字型の横断面を有するゴム弾性材料製の食品破
損防止用衝撃緩衝縁枠に関する。

料理点の調理場で使われている営業用流し槽に
は一槽式のものもあり、多槽式のものもある。こ
れらの流し槽は大ていステンレス製であつて、縁
にぶつけると食器が破損することがある。この食
器が極めて高価なものの場合、その損傷がたとえ
僅かでももうその食器は使えないので大きな損害
になる。

そこでそのような損害をなるべく防止するため
に、破損を回避する目的でこの考案では、流し槽
の側面壁部の縁部に嵌める横断面がコの字型のゴ
ム弾性材料製衝撃緩衝縁枠を構成した。この縁枠
は厚みのある材料の内側面に吸盤作用のある凹部
を設けて流し槽への吸着効果により流し槽への付
着を確実にしたものである。

実施例を示した図について更に詳記する。

第１ａ〜１ｃ図にこの考案による縁枠１を横断
面図で示してある。第３図に三槽式の流し槽の平
面図を示してあり、符号４は個々の流し槽を表わ
している。これらの個々の流し槽４と４の境界の
壁部と左右両端の流し槽４のそれぞれ左側及び右
側の側面壁部、前側の側面壁部とを第１ａ〜１ｃ
図に示した縁枠１で上から被う。個々の流し槽４
間の境界の側面壁部には第１ａ図に示した完全な
コの字型の縁枠を用いる。また左右の側面壁部に
は第１ｂ図及び第１ｃ図に示した縁枠１を用い
る。第３図に示した三槽式流し槽の場合、左端は
水切なし側であり、右端は水切付側面である。前
側、即ち人が立つ方の側面壁部（第３図下側）に
は第１ｂ図の縁枠１を用いる。付号２で示すよう
に、縁枠１には内側面、即ち流し槽の側面壁部と
接触する側面に凹部を所々に設けてあり、これが
外側から加圧により吸盤の役割を果して縁枠を充
分に流し槽側面壁部に付着させる。

第２ａ〜２ｃ図に示したものは、第１ａ〜１ｃ
図に示した縁枠１と１の間に用いるコーナー縁枠
３で、縁枠１と３とで流し槽４の側面壁部を全部
被うことができる。

この考案による縁枠は、以上のような構造であ
るから、ゴムが老化したり摩耗したりしたら、直
ちに新品と交換できる。

なお図中の符号５は流し槽の排水穴である。

【図面の簡単な説明】

第１ａ〜１ｃ図は各型の縁枠の横断面図、第２
ａ〜２ｃ図はコーナー縁枠の平面図、第３図は、
縁枠をとりつけた三槽式流し槽の平面図である。 図中符号、１，３……縁枠、２……凹部、４…
…流し槽、５……排水穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調理場用流し槽の側面壁部の縁を被う食器破損
   防止用衝撃緩衝縁枠であつて、横断面がほゞコの
   字型で、内側面に吸盤作用を有するいくつかの凹
   部を設けて成るゴム弾性材料製縁枠。