JPS61345A - 視障者用方位兼照度センサ - Google Patents

視障者用方位兼照度センサ

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JPS61345A
JPS61345A JP59121017A JP12101784A JPS61345A JP S61345 A JPS61345 A JP S61345A JP 59121017 A JP59121017 A JP 59121017A JP 12101784 A JP12101784 A JP 12101784A JP S61345 A JPS61345 A JP S61345A
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JP59121017A
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益金 俊夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として視障者(盲人)の用いる磁気コンパス
と照度計に関し、詳しくは照度と磁針の示す方位を光セ
ンサ素子を用いて読みとりいずれも音等により報知する
ものである。
盲人の二大不自由は「読み書きとひとり歩き」と言われ
、中でもひとり歩きは常に危険を伴う大きな不自由とな
っている。厚生省の「昭和55年・身体障害者実態調査
報告書」によれば、視障者の外出するうえで困ること及
び理由の第1位は半数近い47%が「車などに危険を感
じる」を訴え、第2位は「道や駅に階段が多い」こと、
第3位は「歩行の介助者がいない」こととなっている。
同じく外出状況調査では、視障者が他の障害に比らべ最
も低く「年に数回」と「まったくゼロ」の合計 が22
.8%・約4人に1人が家にとじこもったきりとなって
いる。
これらのデーターは、視障者の積極的な社会参加に必要
な単独歩行を可能にするためには、危険性の排除や視覚
に代わる適切な補助装置の必要性を強く訴えている。
又これらを望む「歩行中、いつも頭の中には位置的な基
準があり、これがたとえ通いなれた道であっても転倒し
たり、声のする方に振り向いて少し挨拶をしただけで方
角の基準を失い迷ってしまう」、「気楽には人に声をか
けにくい」、「盲人のひとり歩きは真剣勝負である」と
いった道しるべの必要性や外出時の心がまえ等の視障者
の声からも推察できる物であり、たとえ僅かな視覚に代
わる情報であっても有無によって大きく異なり、大きな
介助や自衛手段となるものである。
現在提供されている補助装置として、視障者用のコンパ
ス・光探知器・障害物探知器等が一部用いられている。
従来のこれら装置の一部を説明すると、方位を知るには
円形磁針を用いた触知によるコンパスが有り、用い方は
両脇を締め肘を固定させ両手でケースを水平に暫時保持
し、磁針の回動終了を見はからいケースの蓋を開けロッ
クされた磁針のマークを触手により読みとるものである
。このコンパスの問題点は、正しく北を指すまでの水平
保持の確認・操作のはん雑さ・操作中に生じ安い誤差等
にあり、特に磁針が回動を終了するまで水平が維持でき
なければ誤った方位を示すこととなる。このためにケー
スの蓋を半開し隙間に指を挿入し触手によって磁針の回
動を確かめる特殊な方法がしばしば用いられている。一
回の探知が以上のような操作によるため市街地で必要な
鉄等磁性体の影響をチェックするにも再探知には不向き
であり、歩行中の連続使用は尚容易でない。
又音により方位を示すものとして、あらかじめセットし
たコースに沿って進むべく案内するコンパスがあり、コ
ースから2〜3度はずれると“カチカチ”という音が発
生し正しく導く構成となっている。これは用途がやゝ特
殊である点と装置寸法(60■×69MMH)や電力消
費に問題があり、当然照度を知ることはできない。
次に照度や明かりを探知するものとして、最大の照明下
ではけたたましいホイッスル音が鳴り、暗所では無音と
なる装置や、プリントロケーター(PRINT LOC
ATOR)を兼ねる光探知器が、PBXスイッチボード
の点灯釦の選択・室内灯の点灯確認・コーヒーポットの
点灯確認等の用途に用いられ、この場合は付属テープの
トーンパターンの学習により数種の判別を可能としてい
る。これらの装置は光源探知や照度判定を目的として構
成され特定の黄昏時照度を検知し警報として作動させる
には発生音の判別が困難である。
以上、これらの装置を外出時の情報源として用いるには
複数個別途に携帯し操作しなければならず、更に超音波
センサ等他の補助装置や盲導犬による歩行等を併用する
場合、操作面の煩わしさは倍加され結局これらセンサ類
は利用されにくいものとなっている。
一方、視障者の外出時の危険性は「車の氾濫」に代表さ
れるように時代のすう勢と共に高まる一方であり、危険
回避や火災時避難のみを見ても能力的に無防備に近く、
更に視障者の高齢化傾向と考え合わせれば「家にとじこ
もったまま」をやむなく放置するか、又「社会に迎える
」のかの選択を多方面より迫られている現状である。
本発明は以上の事情に鑑みなされたもので、視障者の安
全面の自衛や方位・照度・明かり等の情報を入手する、
常時携帯に適した小型・軽量・低電力消費・低コストの
便宜性と汎用性を備えた歩行補助装置の提供を目的とす
る。
以下、図面を参照しなが本発明の構成を説明する。
第1図から第3図は本発明の第1実施例を示し第1図は
磁針と光センサ素子の関係を示す平面図、第2図はセン
サ回路図、第3図は同外観斜視図である。
磁針(1)はケース(14)内部に中心部を軸支され回
動自在となっている。又この中心軸上にはミニランプ(
7)が磁針の脱落ストッパーを兼ね配されている。
磁針(1)のS極側には遮光片(1′)が貼付され、東
西軸には支持材を介して小さな遮光片(1″)、(1″
)を同じく設けている。光センサ素子(2)は中心軸よ
りケースに設定した南方に、遮光片(1′)と同半径の
位置に磁針回動のための最低空隙を残し受光面を上面に
向け設けられ、一方の光センサ素子(3)は反対側の磁
針上部に同じく設けられ、これらセンサ素子のケース上
部は透光材(15)で覆われている。
電気回路は、CdS.フォトトランジスタ等の両センサ
素子(3)、(2)を直列に接続し、両端部は電源(5
)の(+)、(−)極にそれぞれ接続され、中間接合点
は半導体スイッチング素子であるトランジスタ(以下T
rという)(4)のベースに接続しこれらで照度検出回
路の要部である電圧変換回路と、比較制御回路を形成し
ている。
又抵抗(8)は光センサ素子 (3)に並列に接続することにより、黄昏時照度を感知
する抵抗比構成と成すものである。Tr(4)のコレク
タと電源(5)の(+)極間には報知手段であるメロデ
ィIC(12)の(+)、(−)極入力端子が接続して
いる。その他(5)・(6)は釦電池等の電源、(7)
はミニランプ、(9)は電源スイッチ、(10)は点灯
スイッチ兼電源切替えスイッチ、(11)は電流制限用
抵抗、(13)は圧電ブザーである。
第3図において(5′)(6′)は各電源交換口で磁針
への影響を避けるため磁針(1)より最遠方に、又南北
軸に均等に配している。(15)は透光材で透明・曇り
・連続たてプリズム状に形成され(15′)の遮光範囲
を表示する、わずかな凹部を有している。この装置の方
位はケース(14)の辺の方向で表わされ、本実施例で
は長辺方向の矢印の側が南北軸の北を示し短辺方向は東
西軸を示す構成となっている。尚他の図示符号は前図と
同じである。ケース(14)の大きさは本実施例の場合
ポケットマッチ程度の矩計に形成され、重量は約30グ
ラム、材質はプラスチックとなっている。材質面で付記
すれば従来必要とされる計器類の慎重な取りあつかいを
避け、例えばポケットの中に裸のまゝ突っこんだり、手
元よりの路上への落下等を考慮し全体に耐衝撃性を備え
るのが望ましく半硬質プラスチック等の材質が適当であ
る。
ケースはその他任意の大きさや正方形・円形・筒状等の
形状が可能であり、胸ポケットや白杖等に着脱する保持
具を設ける方法や、腕時計状に形成しベルトを設けても
良く、他に白杖の柄部やヘルメットに内蔵させることも
装置が小型軽量であるので可能である。
又磁北以外の方位設定について述べれば、あらかじめ真
北にセットする方法と設定機能を付加する方法があり、
可動式に偏角の修正や任意方向の設定を行うには、基準
となる基盤を設けケースを回動自在に取り付ける方法と
、磁針下方に位置するセンサ素子(2)を回動板に取り
付け外部操作とする方法によって得られる。
動作について説明すると、方位探知は主にTr(4)の
スイッチ制御によって行なわれる。スイッチングの基準
は、ベース・エミッタ間に電流の流れ始める約0.5〜
0.6VのVBE電圧を基準として行なわれ更に報知手
段回路の動作電圧や動作電流も同じく基準となる。簡単
に入力特性のVBEを基準とすれば、本回路のVBEは
光センサ素子(3)、(2)の分圧比により決定され、
同一規格の光センサ素子を2個用いた場合であれば双方
の光量が同じときに電源電圧の1/2が得られる。本実
施例では水銀電池の1.55Vを用いているので0.7
75Vとなり、Tr(4)の動作開始電圧よりずれるこ
ととなる。これは低照度下で僅かな電圧変化を捉えスイ
ッチングさせるには不都合であり電源電圧も限定される
こととなる。これを解決するには1個の光センサ素子を
複数個の光センサ素子で構成し直列や並列の合成抵抗と
する電気的な方法と、フィルター・絞り・光センサ素子
の角度等により光量を減らす方法と、レンズ等により反
対に増やす方法が可能であり、これらの単独又は併用に
よって2個間の抵抗比を適性比率とすることができる。
尚本実施例では簡単に光センサ素子(3)側に偏光フィ
ルターを被せ光量を半減させ接続点電圧を約0.5Vと
している。
ここに磁針の遮光片(1′)と光センサ素子(2)が重
なり合った場合、光センサ素子(2)の抵抗値は増えV
BEが上昇することとなりTr(4)はオンしメロディ
IC(12)は電圧を印加され、内蔵した圧電ブザー(
13)よりオルゴールメロディが発生する。圧電ブザー
に換えイヤホーンや同プラグを併設することは可能であ
るが耳を塞ぐ欠点があり好ましくない。報知手段は音を
発するものであれば良くブザー音・ラジオ音声等が使用
でき、他の報知手段として白杖等に内蔵させる場合であ
れば振動体とすることも可能である。
方位探知場所の照度が不足する場合、抵抗変化とTr(
4)のベース電流も次第に不足し方位探知の明確な区別
が得られらくなり比較的高照度で全く作動しなくなる。
このまゝであれば、せっかく自然光源による方位探知と
し大幅に電力消費を押さえながらも補助灯(7)に頼る
探知範囲が広く、この場合は更に補助灯に高照度を必要
とする理由も加わり最善とはなり得ない。この高照度か
ら低照度までの自然光による探知を解決し、併わせて黄
昏時照度感知機能として作用するのが光センサ素子(3
)に並列に接続された抵抗(8)である。
この作用は第4図グラフに示すように光センサ素子(3
)の直線的な抵抗変化(X)を高抵抗(8)により合成
抵抗として曲線変化(Y)に修正し、これによって光セ
ンサ素子(2)の直線変化(2)に対し2:1の抵抗比
率を反対方向に次第に変えていく働きと、低照度での電
流を増加させ暗闇においても必要電流が確保される点に
ある。
方位探知は、この曲線変化(Y)と直線変化(Z)の組
み合わせにより、高照度下ではTr(4)のVBE動作
電圧を基準として充分なベース電流IBによりスイッチ
ングが行なわれ、動作電圧以上となる照度からはIBに
流れこむ電流量によるリニヤ制御が行なわれることとな
り、コレクタ電流ICが飽和に達すると以後一定しオン
となり探知不能となる。
又、黄昏感知はこのICの飽和時照度を用い行なわれ抵
抗(8)の抵抗値の設計によって一定照度時に作動する
警報発信を行なえることとなる。
報知手段について触れれば、メロディIC(12)はオ
ルゴール音を発生しリニヤ制御時におけるIC電流変化
の段階的な判別を可能としている。即ち飽和電流では完
全なメロディが発生し、これが音程をはずしたいわゆる
音痴的なメロディに変わり、次はメロディとは判別でき
ない高音のトーンパターンに変わり、これも段階を経由
し次第に低音のうなり音に近くなり、後は完全に作動せ
ずスイッチオフされた状態となる。本実施例では第2段
階の音程はずれのメロディ発生時を黄昏時照度に設定し
、これより暗所では完全なメロディとすることにより黄
昏時が終了し夜となったことを知らせる構成となってい
る。又自然光による方位探知は以上の作用と同じく関連
し黄昏時照度の直前まで可能であり、以後の探知に用い
る光源(7)の必要照度も同じく黄昏時照度の直前照度
で良いこととなり大きく電力消費をセーブすることがで
きることとなる。
第5図から第7図は第1図の基本形に対する他の磁針と
センサ素子の配置構成例を示すものである。
第5図は円形磁針(1)に透孔(16)(16)と小透
孔(16′)(16′)を設け円周外に突起(17)を
設けている。(+)側のセンサ素子(3)は片方の透光
(16)の下部に位置し、(−)側の光センサ素子(2
)は突起(17)の下部に位置している。これにより磁
針(1)が北を示すと、光センサ素子(2)は遮光によ
り抵抗値が増し、同じく光センサ素子(3)は透光によ
り抵抗値が減じ大きな電圧変化が得られ、低照度や精度
面でより改善された方位探知が可能となり、更に高照度
時の電力消費をセーブする構成となる。他方の透孔(1
6)と(16′)(16′)は南及び東西を報知のパタ
ーンを変え使用者に回動確認と方位表示として示すもの
である。
第6図は探知を容易にするため小孔(16″)(16″
)により報知手段の作動に縁どり的効果を与える構成例
である。(+)側の光センサ素子(3)は透孔(16)
(16)下方に2個直列抵抗として設けられ、(−)側
の光センサ素子(2)は磁針上方や周辺の適宜位置に設
けられている。
第7図は大きな電圧変化と前図と同じ縁どり効果を得る
構成例である。この場合(+)側光センサ素子(3)(
3)は(−)側光センサ素子(2)の左右に直列抵抗と
して設けられている。
以上のこれら磁針は専用に製作しても良く簡単には一般
的な一文字形磁針に軽量の遮光板を設けることによって
も形成できる。又回動範囲は360度全周でなくとも良
く両側にストッパー等を設け角度を限定し、コンパス部
分の幅を狭くすることも可能である。更に磁針の安定す
る液体封入タイプの磁針も利用でき、この場合は磁針と
光センサ素子間の寸法を短縮する構成によるのが良い。
次に照度センサの動作について述べる。照度測定や光源
探知は電圧変換回路を用い動作し、基本的なこの回路は
光量変化を検出する光センサ素子と動作点を決定する抵
抗の組み合わせであり、抵抗への切替スイッチや磁針固
定装置を併設することにより一般的な動作が可能となる
本実施例では、これら装置を省略し動作させる特殊な方
法を用い、明かるさを感知し報知手段が作動する働きと
、反対に暗さを感知し報知手段が作動する働きとの両方
を前述の黄昏時照度の直前を境として行なっている。ま
ず暗がり感知は電源スイッチ(9)をオンすることによ
り黄昏時照度報知と同一の動作によって暗さに比例して
報知手段が作動する。
明かるさに比例し報知手段を作動させるには、第3図に
示した透光材(15)の遮光部(15′)を指で塞ぐこ
とにより行え、光センサ素子(2)は遮光され抵抗値が
増加し中間接続点の電位は上昇する。電位上昇の割合は
光センサ素子(3)の抵抗値に依存し照度増と共に電位
上昇とTr(4)のベース電流増が得られ、コレクタ電
流ICによって制御される報知手段は、黄昏時前の低照
度から例えば200ルックスの照度まで無音から完全な
メロディまでの変化を示す。
従ってこれを用い測定位置の照度やランプ・窓等の光源
の方向・太陽位置等を知ることができる。
他に本実施例のように装置や操作を簡略化せず、指で押
える方法に替え磁針回動を固定する方法によっても良く
、本格的に光センサ素子(2)を固定抵抗や可変抵抗に
切替える構成とすれば、操作はやゝ複雑化するが完全な
照度計として正密な測定に適し、別に可動フードやフー
ドアタッチメントを設けると更に専門的な各種用途も可
能となる。
以上の如く構成された第1実施例に示す方位兼照度セン
サは次のようにして用いることができる。
方位を知るには通常の磁気コンパスと同じ方法で行なえ
、スイッチ(9)をオンし手に水平に持ち体の向きを変
えていくか又は手の中でケースの向きを変えると、磁針
の向きとケースの向きが一致する角度で報知音が発生し
、ケースの向きや体の向きで方位を知ることができる。
ケースの水平保持は磁針の回動時に生じる発生音で、又
正しい方位は左右に小さく角度を変えてみることで同じ
く発生音により容易に確認が行なえる。その他任意の方
向への直進や道路等の交差角の算出も通常のコンパスと
同様の要領により行なえる。照度が不足する場合はスイ
ッチ(9)のオンした時点で音が発生するので、この場
合は補助灯(7)をスイッチ(10)によって点灯する
黄昏時照度の感知に用いるには、単にスイッチ(9)を
オンするだけで行なえ、連続してスイッチを入れておい
ても良く、又そのときの発生音によってあとどの位の時
間かを知ることができる。
照度計としては、明かるい場所を歩行中に暗がりを避け
るような場合には、同じくスイッチ(9)を入れ光セン
サ素子(3)を向けることにより行え、明かるい照度を
感知し報知音を発生させるには透光材(15)の凹部(
15′)に指を添えることによって行える。
使用中の万一の電池切れに対しては、スイッチ(9)に
よる方位・照度探知時であればスイッチ(10)を予備
電源側に切替えれば良く、補助灯(7)の不灯であれば
マッチやライター等の火により晴眼者が暗がりで時計等
をこれら火で見るときの要領で方位探知を行うことがで
き急場をしのぐことができる。
第8図は本発明の第2実施例の回路図を示し、(17)
は照度検知用光センサ素子、(18)は方位探知用光セ
ンサ素子、(19)は発光ダイオード、(20)は抵抗
、(21)は可変抵抗、(22)はTr、(23)は電
源、(24)は電源スイッチ、(25)は切替スイッチ
、(26)は(25)のスイッチと連動する発光ダイオ
ード用スイッチ、(27)は(19)の電流制限用抵抗
である。
本回路の特徴は方位探知に自然光を用いず装置ケース内
を遮光し内蔵させた光源によった点である。構成や動作
は第1実施例と基本的に同じであり重複部分を割愛し異
なる点を簡単に述べると、方位探知と照度計への切替え
はスイッチ(25)によって行なわれ、方位探知時は専
用となる光センサ素子(18)が、又照度計時は光セン
サ素子(17)が、上辺の抵抗(20)(21)の合成
値と対抗し電圧変換回路を形成し、これによってTr(
22)のベース電流や電圧を可変としている。
従って方位探知時は、まず可変抵抗(21)を最大値に
セットする。光センサ素子(18)が円形磁針透孔の回
動により発光ダイオード(19)の明かりを受光すると
抵抗値が減じ、これまで充分に流れていたTr(22)
のベース電流は電圧降下と共に減少しTr(22)はタ
ーンオフする。
黄昏感知時も同じく可変抵抗(21)の最大値で行ない
、この場合は光センサ素子(17)の抵抗増のためTr
(22)は飽和電流に至らないコレクタ電流ICが流れ
ることとなり、暗くなると飽和電流に達する。このとき
の動作は第1実施例と同じである。
照度計時は黄昏感知と同様の動作となり、可変抵抗(2
1)の抵抗値を減少させることによりリニヤ制御やスイ
ッチ制御される基準照度を、高照度方向に変更すること
となる。高照度となるほどTr(22)のベースに充分
な電流が供給されるのでベース電圧の上下によるスイッ
チ制御となり、このときの可変抵抗(21)の抵抗値を
ダイヤル等の刻印で読みとることにより照度を知ること
ができる。
又、この実施例では操作の単純化と回路簡略化をはかる
ためスイッチ類を最小におさえているが、例えば電圧変
換回路を方位用・黄昏用・照度計用と個別に設け切替え
る構成としても良いのは当然である。
尚本発明は実施例に限定されることなく構成できる。光
センサ素子はCdS・フォトトランジスタの他にフォト
ダイオードや発生電圧を用いて光電池としても良く、光
電池は他との併用や電源への利用も可能となる。
報知手段は、電源不要のゲルマニュームラジオの利用も
非常時用に重点をおく場合可能であり、電源不要の利点
と合わせ電波を用い例えば屋外へ通じる地下街等の階段
を知ることができる。これは日常使用時の音量不安定の
不便を考えれば、他の報知手段と併設する構成が望まし
い。
又、報知手段の作動や検出方法を正・負反転させ構成す
ることは可能である。
以上の如く構成された本発明によれば次のような効果が
得られる。
イ)照度検出回路を中心とした簡単な構成により照度と
方位の2つの情報が得られる。
ロ)更に黄昏時照度を危険報知することができる。
この作用の目的効果等を補足すれば、簡単には交通戦争
の最も危険な時間帯を視障者に報知し、最大の注意と防
■を呼びかけることである。この時間帯は物体等の識別
が一日の内で最も困難であり、我国の道路事情の現状か
ら一般歩行者にとっても危険性が多く、尚大きなハンデ
ィを持つ視障者にとっては、運転者等の白杖認知が困難
となることも加わり、より警戒心を強め自衛せざるを得
ないこととなる。従って季節や日々の天候等により変わ
るこの時間帯を知ることにより、安全な道路への迂回や
危険時間の回避等適切な処置をうながすものである。
ハ)報知手段のメロディは、ブザー等の音量の強弱やト
ーンパターン等による判別と異なり、聞きなれた音楽に
よるので段階的な判別が容易であり特別な訓練を必要と
しない。又どの段階であるかはその場でレベルを変化さ
せ、テープによらず簡単に比較できる。
ニ)方位探知を自然光で行なえるので、電力を最も必要
とする光源の電力消費を大きくセーブすることができる
ホ)小型・軽量・低電力消費・低コストで操作が簡単で
ある。又、構成が単純であるので故障がおこりにくく荒
い使用にも耐える。電力消費の第1実施例におけるデー
タを示せば、メロディIC作動時で1MA程度、その他
の検出状態で0.1MA以下である。従って連続使用や
携帯に全ての面で適し、容易に方位や視覚に代わる情報
が得られる。これによって方位に関する情報は、地図に
より得る知識や我国に多い中途失明者の過去の地理知識
を生かせ、照度に関する情報は、少くとも眼の持つ機能
のうちの明暗に関する情報が得られることとなリ、これ
らが単独歩行のみをみても行動範囲が拡大させられるこ
となる。
ヘ)本装置によって得られる情報は、日常的便宜のみで
なく、危険回避や緊急避難等防災面の機能を大きくはた
す。
ト)使用比率や要求レベルにより種々の構成が可能であ
る、例えば第1実施例は方位探知の利用が多い場合に適
し、照度計としての利用が多い場合は第2実施例が適す
チ)どのように便利で勝れた装置であっても携帯に敵さ
ず利用されなければ家庭外では役立たないが、本発明は
まず常時携帯されることを大前提に全てを構成している
。これにより視障者の社会参加を促す歩行補助具となり
うる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1実施例の、磁針と光センサ素
子の関係を示す平面図、第2図は同回路図、第3図は同
外観斜視図、第4図は電圧変換回路の照度による抵抗値
変化を示すグラフ、第5図から第7図は他の構成例によ
る磁針と光センサ素子の関係を示す平面図、第8図は第
2実施例の回路図である。 (1)は磁針、(2)及び(3)は光センサ素子、(4
)はトランジスタ、(5)・(6)及び(23)は水銀
電池等の電源、(12)はメロディIC、(14)はケ
ース、(17)及び(18)は光センサ素子、(19)
は発光ダイオード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、照度を検知し電気的信号に変換する2個の光センサ
    素子と、この電気的信号値を計測し出力を制御する照度
    検出回路と、この照度検出回路の出力信号により作動す
    る報知手段と、方位探知時に前記光センサ素子に対し照
    度変化を与える磁針とを備え、少なくとも一方に光セン
    サ素子は磁針の回動により所定方向指針時と非所定方向
    指針時に反転して受光又は遮光される位置に、他方の光
    センサ素子は照度計として検知しうる位置にそれぞれ配
    設され、前記照度検出回路は各センサ素子の電気的信号
    値変化を電圧変化に変換する電圧変換回路と、この電圧
    変化を基準電圧と比較し増幅制御する比較制御回路より
    成り、基本的に共有する照度検出回路により方位と照度
    の双方を報知手段により報知する構成としたことを特徴
    とする視障者用方位兼照度センサ。 2、電圧変換回路は黄昏時の照度を感知し警戒報知する
    抵抗比構成としたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の視障者用方位兼照度センサ。 3、電圧変換回路は2個の光センサ素子を直列に接続し
    中間接続点電圧を比較制御回路に出力する構成とし、方
    位探知時自然光により検知することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の視障者用方位兼照度セ
    ンサ。 4、報知手段はメロディ(音楽)発生回路であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記
    載の視障者用方位兼照度センサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6117451B1 (ja) * 2014-06-30 2017-04-19 チンタオ ゴーアテック テクノロジー カンパニー リミテッドQingdao Goertek Technology Co., Ltd. カメラモジュールと光センサとを一体化した視覚補助方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6117451B1 (ja) * 2014-06-30 2017-04-19 チンタオ ゴーアテック テクノロジー カンパニー リミテッドQingdao Goertek Technology Co., Ltd. カメラモジュールと光センサとを一体化した視覚補助方法及び装置
JP2017513118A (ja) * 2014-06-30 2017-05-25 チンタオ ゴーアテック テクノロジー カンパニー リミテッドQingdao Goertek Technology Co., Ltd. カメラモジュールと光センサとを一体化した視覚補助方法及び装置

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