JPS6130850Y2 - - Google Patents

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JPS6130850Y2
JPS6130850Y2 JP19399081U JP19399081U JPS6130850Y2 JP S6130850 Y2 JPS6130850 Y2 JP S6130850Y2 JP 19399081 U JP19399081 U JP 19399081U JP 19399081 U JP19399081 U JP 19399081U JP S6130850 Y2 JPS6130850 Y2 JP S6130850Y2
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JP
Japan
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resin layer
container
gas barrier
maleic anhydride
heat
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JP19399081U
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JPS5899034U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、多層容器に関する。さらに詳しく
は、各種食品、飲料等の充填、保在に有用な透明
の容器であつて、高温の充填物に好適な合成樹脂
製多層容器に関する。
従来から種々の合成樹脂製容器が用いられてい
るが、ことに食品分野においては内容物の腐敗、
変質等を抑制するために酸素、二酸化炭素、水等
のガスバリアー性を有するポリエチレンテレフタ
レート(以下PET)製の容器が多用されてい
る。しかし、PET製容器は内容物の保存性には
優れているが、耐熱性が不充分(熱変形温度70℃
前後)であり80〜100℃等の高温液体(飲料等)
の充填は容器が熱変形するため不適当であつた。
またPETと同様にガスバリアー性の優れたポリ
塩化ビニリデン(以下PVDC)製の容器について
も同じく耐熱性が不充分で高温の液体の充填には
適さないという問題があつた。
一方、紙の内面にPET層を積層した多層容器
も種々の飲料の充填に使用されており、これらは
高温液体を充填した場合にも容器形状を充分に保
つが、透明な容器でないため内容物を確認できな
い。
従つて充分な透明性を備え、高温液体のような
高温物の充填の際にも容器形状の変形を生じず、
かつ充填後においても内容物の保存性に優れた容
器が望まれていた。
この考案はかような点を解消すべくなされたも
のである。かくしてこの考案によればポリエチレ
ンテレフタレート又はポリ塩化ビニリデンからな
るガスバリアー性樹脂層と、無水マレイン酸成分
が2〜25重量%、平均重合度500〜4000のスチレ
ン−無水マレイン酸共重合樹からなる耐熱性樹脂
層とが一体に積層されてなる多層容器が提供され
る。
以下添付の図面と共にこの考案の多層容器を説
明する。第1図はこの考案の多層容器の一例を示
す斜視図であり、第2図は第1図のA−A′断面
図である。これらの図から示されるようにこの考
案の多層容器1はPET又はPVDCからなるガスバ
リアー性樹脂層3と、スチレン−無水マレイン酸
共重合樹脂からなる耐熱性樹脂層2とを一体に積
層してなる。
この考案の耐熱性樹脂層に用いられるスチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂はスチレンと無水マ
レイン酸とを通常の方法で共重合させることによ
つて得られ、その無水マレイン酸成分の方法で共
重合させることによつて得られ、その無水マレイ
ン酸成分が2〜25重量%であることを要する。無
水マレイン酸が2重量%以下では樹脂層の耐熱性
が不充分である。また25重量%以上では成形性が
不充分であり適さない。また平均重合度は500以
下では耐熱性が不充分であり4000以上では樹脂層
の脆性が大きく好ましくない。これらの樹脂は、
ダイラーク(米国のアルコ/ポリマーズ社の商標
名)の名称で容易に入手可能である。一方、
PET及びPVDCは公知のものを用いることができ
る。
上記ガスバリアー性樹脂層は得られた容器の強
度及びガスバリアー性上昇の点でいずれも二軸延
伸されたものを用いるのが好ましい。また、耐熱
性樹脂層も二軸延伸したものであつてもよい。
この考案の多層容器は、少なくとも一つの上記
ガスバリアー性樹脂層と少なくとも一つの上記耐
熱性樹脂層を有しておればよく第1図に示したご
とき2層のものに限定されるわけではない。例え
ば、第4図に示すように中間層をガスバリアー性
樹脂層としその両面に耐熱性樹脂層を積層した構
造であつてもよく、また第3図に示すごとくその
逆の積層構造であつてもよい。ただし、食品や飲
料の容器に用いる場合には、容器内層をスチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂層とすると該共重合
樹脂中の残留モノマーが溶出する恐れがあり好ま
しくない。従つてかような用途に用いる場合には
少なくともその内層がPET又はPVDC樹脂層とな
るよう構成するのが好ましい。
この考案の多層容器は例えば、各層の樹脂を2
台以上の押出機を用いてそれぞれ溶融し、パリソ
ン用ダイ内もしくはダイ外で合流させて積層し、
通常のブロー又は延伸ブロー成形に付すことによ
り簡便に得られる。なお、この考案のスチレン無
水マレイン酸共重合樹脂は融着性に優れているた
め溶融体を合流するのみで何んら接着材層を設け
ることなく容易にPET及び/又はPVDC樹脂層と
融着一体化されて積層される。そしていずれの樹
脂にも接着性のある樹脂(例えば、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体)をブレンドする必要も
ない。従つて、この考案の多層容器はその製造上
からも簡便で有利であり、設備の点からも有利で
ある。
なお、この考案においてガスバリアー性樹脂層
の厚みは例えば2層からなる場合、通常0.2〜3.0
mm程度が容器のガスバリアー性及び成形性の点で
適当であり、耐熱性樹脂層の厚みは0.1〜2.0mm程
度が容器の耐熱性及び成形性の点から適当であ
る。
このようにして得られたこの考案の多層容器
は、耐熱性の高い(熱変形温度100℃前後)スチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂層を有するた
め、高温物の充填の際にも単なるPET又はPVDC
製のような容器形状の変形を生ずることはない。
従つて高温の飲料等を冷却することなく連続的に
充填できる。そして充填後においてはPET又は
PVDC樹脂層による優れたガスバリアー性を発揮
する。さらに透明性においても優れており、加え
て製造上の点からも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の多層容器の一例を示す斜視
図であり、第2図は、第1図のA−A′断面図で
ある。第3図及び第4図はこの考案の具体例をそ
れぞれ示す第2図相当図である。 1……多層容器、3……ガスバリアー樹脂層、
2……耐熱性樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ポリエチレンテレフタレート又はポリ塩化ビ
    ニリデンからなるガスバリアー性樹脂層と、無
    水マレイン酸成分が2〜25重量%、平均重合度
    500〜4000のスチレン−無水マレイン酸共重合
    樹脳からなる耐熱性樹脂層とが一体に積層され
    てなる多層容器。 2 ポリエチレンテレフタレート又はポリ塩化ビ
    ニリデンからなるガスバリアー性樹脂層が、二
    軸延伸されてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の多層容器。 3 ガスバリアー性樹脂層が容器の内層となるよ
    うに構成されている実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載の多層容器。
JP19399081U 1981-12-26 1981-12-26 多層容器 Granted JPS5899034U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19399081U JPS5899034U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 多層容器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19399081U JPS5899034U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 多層容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5899034U JPS5899034U (ja) 1983-07-05
JPS6130850Y2 true JPS6130850Y2 (ja) 1986-09-09

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ID=30107323

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JP19399081U Granted JPS5899034U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 多層容器

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6355A (ja) * 1986-06-18 1988-01-05 山村硝子株式会社 ポリエチレンテレフタレート樹脂製瓶及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5899034U (ja) 1983-07-05

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