JPS6130721Y2 - - Google Patents

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JPS6130721Y2
JPS6130721Y2 JP18079082U JP18079082U JPS6130721Y2 JP S6130721 Y2 JPS6130721 Y2 JP S6130721Y2 JP 18079082 U JP18079082 U JP 18079082U JP 18079082 U JP18079082 U JP 18079082U JP S6130721 Y2 JPS6130721 Y2 JP S6130721Y2
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JP
Japan
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strip
rolling mill
nozzles
guide
roll
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JP18079082U
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JPS5985605U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷間ストリツプ圧延機として使用さ
れる多段圧延機用のストリツプガイドに関する。
この種圧延には12段、20段等の多段圧延機が使
用されることが多い。ワークロールの圧下量の調
整は、上ワークロール、中間ロール、控えロール
からなる下ロール組(または上下ロール組)の移
動により、ワークロールの噛込部の高さが圧延材
のバスラインの高さに維持されるようにしてなさ
れるが、上下ロール間の空間が狭益でガイドロー
ルの設置が困難なため、ワークロールの噛込部に
向う上下1対のストリツプガイドを圧延機の入側
および出側に設けてストリツプを誘導することに
する。
また、この種圧延機では、圧延の際に発生する
熱を除去し、あるいはワークロールの噛込部にお
ける摩擦係数を小さくするため、ワークロール噛
込部に向つて各種の油、例えばバーム油からなる
クーラント油を供給する必要があり、この供給は
ストリツプガイド自体を利用し、ストリツプガイ
ドをクーラント油の供給通路を有する構造とする
ことによりなされる。
このクーラント油は、圧延機の入側、出側にお
いて充分に適切に供給されなければならないが、
出側の後方では圧延ストリツプをリールに巻取る
以前に除去し回収しなければならず、この除去
は、従来、圧延機ハウジングの後にエヤーワイ
パ、ゴムワイパ、スクイージングロール等を設け
てなされている。しかしながら圧延機とストリツ
プ巻取リールとの距離はこれらのクーラント油除
去設備の設置のため長くなり、プラント設備の設
置面積が大きくなるという問題がある。また圧延
時のストリツプの各部の温度差は、冷却後の板
厚、形状、精度に悪影響を及しストリツプのオフ
ゲージ量を多くする傾向を生ずる。
本考案は、ストリツプガイド自体に改良を加え
て、これら従来技術の装置の問題点を根源的に解
決したものである。本考案の多段圧延機用ストリ
ツプガイドは、多段圧延機のワークロールの入側
および出側のいずれにおいても設置されパスライ
ンを挾み上下対向して配置される1対のストリツ
プガイドであつてこのストリツプガイドの内部に
ワークロールに対するクーラント油の供給通路を
形成するとともにストリツプガイドのパスライン
に対向する面に幅方向に複数個のノズルをその中
央位置寄りのノズルがワークロールの噛込部に近
い位置にあるように平面V字形に配置しさらに該
ノズルにクーラント油および圧縮空気を選択的に
切換え供給し得る流体回路を接続したことを特徴
とする。
以下、本考案を添付図の実施例により具体的か
つ詳細に説明する。
第1図は多段圧延機のロール組との関係位置で
示した本考案の1実施例のストリツプガイドの部
分縦断側面図である。この多段圧延機の上下のロ
ール組は、この例では、ワークロール1、中間ロ
ール2、控えロール3からなり、12段の構成であ
る。ストリツプSはワークロール1,1間のニツ
クポイントすなわち噛込部4を通過し圧延されて
パスラインPを移動する。
ワークロール1,1の噛込部4の入側および出
側にはそれぞれ本考案によるストリツプガイド5
Aおよび5Bが設けられ、ストリツプSの噛込部
4への導入および導出を円滑に案内し巻込を防止
するようになつている。両ガイド5A,5Bの構
造は均等であるので、出側ストリツプガイド5B
を代表させて説明する。
ストリツプガイド5Bはストリツプ幅より広い
上ガイド板6と下ガイド板6′からなる。上ガイ
ド板6は基端寄りにおいて圧延機ハウジング7に
取付けたブラケツト8に枢支され、図上左方の先
端がワークロール1の噛込部4に向うよう角度調
整の上固定する。下ガイド板6′はスライド式で
ガイド20に挿通して支持される。以下、上ガイ
ド板6を代表させて説明する。
上ガイド板6はその外面側に設けた凹溝とそれ
を覆うカバープレート9によりクーラント油の供
給通路10が形成され、その左方先端の吹付口隙
11はノズルとしてワークロール1に向う。オイ
ルリザーバ12からモータ13駆動油圧ポンプ1
4に圧送されるクーラント油は上ガイド板6の基
部のヘツダ15に通じ、ここから供給通路10を
通り左端吹付口隙11からワークロール1に吹付
けられる。
上ガイド板6にはパスラインPに対向する面に
開口する幅方向に分布したこの例では1群5個の
ノズル16が配置され、第8図に示すように、中
央位置寄りのノズルがワークロールの噛込部4に
近い位置にあるように平面的にV字形に配列され
ている。これらノズル16は、第2図の流体回路
に示すように、共通のヘツダ17から三方弁18
を介して油圧ポンプ14のクーラント油圧送側お
よび圧縮空気源19に接続され、三方弁18の切
換により選択的にこれら流体を切換えてノズル1
6群に供給し得るようになつている。そして入側
ストリツプガイド5Aにおいては、ノズル16群
はクーラント油供給系に接続し、出側ストリツプ
ガイド5Bにおいては、ノズル16群は圧縮空気
系に接続して使用する。第4図はノズル16群か
らストリツプS上への吹付パターンを示す。
圧延機の噛込部4を通過するときのストリツプ
Sの幅方向の温度分布は、第5図に縦軸にストリ
ツプの幅位置、横軸に温度をとり、曲線aで示す
ように圧延力の高い中央寄りが高温で両端ほど低
温となる傾向となる。この温度分布傾向はストリ
ツプの圧延直後の温度から室温まで降温する過程
でオフゲージ量を多くする原因となる。この温度
分布傾向は巻取リールに巻取つた時に増長され
る。すなわち大気に接する両端は温度降下が大き
く中央は小さい。圧延機直後のストリツプ側部と
中央位置寄りの温度差は例えば5〜10℃程度であ
るが巻取られたコイルの内部と側面との温度差は
推定20〜50℃に達する。これらの温度分布傾向は
従来技術により幅方向に一様なクーラント油供給
を行つている場合には是正困難であつた。
本考案では、入側ストリツプガイド5AのV字
形配置のノズル16群からのクーラント油の吹付
により、このクーラント油は中央寄りノズルほど
噛込部4に近接して供給され、また集中して供給
される。同量のクーラント油供給を行なつた場
合、単位面積当りの流量は中央で大きく両端で小
さくなり、その結果ストリツプの温度低下が中央
寄りで両端より大きくなるので、冷却後の温度分
布を第5図に線aで示す一様分布に近付けること
ができる。こうして圧延ストリツプの熱膨張の差
による形状の見掛上の誤差、すなわち圧延中の形
状としては均厚、平坦な均一のものであつても室
温になれば形状の均一性が悪くなるということが
なくなる。またコイルの巻取状態が良好となる。
また出側ストリツプガイド5BのV字形配置の
ノズル16群からの圧縮空気の吹付により、スト
リツプに付着したクーラント油に対するエヤワイ
ピング効果はクーラント油を中央寄りから両側に
押出す状態となり効率よく両端部に排出してワイ
ピングすることができる。このエヤーワイパとし
てのノズル16群はストリツプガイドの中間位置
にあつて圧延機ハウジング内に納まつているの
で、従来の別設ゴムワイパ、エヤーワイパ、スク
イジングロール配置の形式に較べてスペース的に
有利であり、圧延機、巻取りリール間の距離を短
縮できる。
以上のように、本考案によると、多段圧延機に
よるストリツプ圧延結果を良好とすることがで
き、クーラント油を効果的に回収でき従来の回収
施設の省略を可能とし、プラント設備の所要設置
床面積を少くし、圧延機の入側と出側とに共用可
能な構造であり、設備費用、運転費用の負担も少
い集約的構成のストリツプガイド装備とすること
ができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は多段圧延機のロール組との関係位置で
示した本考案の1実施例のストリツプガイドの部
分縦断側面図、第2図はその流体回路図、第3図
はその要部のノズル群の平面配置図、第4図はそ
の吹付パターン図、第5図は温度分布図である。 1……ワークロール、2……中間ロール、3…
…控えロール、4……噛込部、5A,5B……ス
トリツプガイド、6……上ガイド板、6……下ガ
イド板、7……圧延機ハウジング、8……ブラケ
ツト、9……カバープレート、10……供給通
路、11……吹付口隙、12……オイルリバー
ザ、13……モータ、14……油圧ポンプ、15
……ヘツダ、16……ノズル、17……ヘツダ、
18……三方弁、19……圧縮空気源、20……
ガイド、S……ストリツプ、P……パスライン、
a,a′……温度分布曲線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多段圧延機のワークロールの入側および出側の
    いずれにおいても設置されパスラインを挾み上下
    対向して配置される1対のストリツプガイドであ
    つて、このストリツプガイドの内部にワークロー
    ルに対するクーラント油の供給通路を形成すると
    ともに、ストリツプガイドのパスラインに対向す
    る面に幅方向に複数個のノズルをその中央位置寄
    りのノズルがワークロールの噛込部に近い位置に
    あるように平面V字形に配置し、さらに、該ノズ
    ルにクーラント油および圧縮空気を選択的に切換
    え供給し得る流体回路を接続したことを特徴とす
    る多段圧延機用ストリツプガイド。
JP18079082U 1982-11-29 1982-11-29 多段圧延機用ストリツプガイド Granted JPS5985605U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18079082U JPS5985605U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 多段圧延機用ストリツプガイド

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JP18079082U JPS5985605U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 多段圧延機用ストリツプガイド

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Publication Number Publication Date
JPS5985605U JPS5985605U (ja) 1984-06-09
JPS6130721Y2 true JPS6130721Y2 (ja) 1986-09-08

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ID=30391912

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JP18079082U Granted JPS5985605U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 多段圧延機用ストリツプガイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4556856B2 (ja) * 2005-12-02 2010-10-06 株式会社Ihi 圧延装置
JP4592579B2 (ja) * 2005-12-16 2010-12-01 株式会社神戸製鋼所 多段圧延機のストリップガイド装置
JP4726707B2 (ja) * 2006-06-06 2011-07-20 株式会社神戸製鋼所 圧延機及び圧延方法

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JPS5985605U (ja) 1984-06-09

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