JPS6130445Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6130445Y2 JPS6130445Y2 JP1710879U JP1710879U JPS6130445Y2 JP S6130445 Y2 JPS6130445 Y2 JP S6130445Y2 JP 1710879 U JP1710879 U JP 1710879U JP 1710879 U JP1710879 U JP 1710879U JP S6130445 Y2 JPS6130445 Y2 JP S6130445Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- blade
- blades
- aluminum
- slots
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本発明は誘導電動機の回転子に関する。
従来の誘導電動機の回転子は第１図に示す様に
複数個のスロツトを有する電磁鉄板１を積層し、
アルミニウムをダイカスト法により前記スロツト
に鋳込む。そして回転子電流が流れる導体２と短
絡環３と内気循環用の羽根４及び回転子のバラン
ス修正錘取付用イボ５が形成される。この羽根４
は12乃至24枚有しており、回転子の回転により電
動機の内気を循環させて電動機から発生する熱を
放散させている。そして羽根４は回転子全体のア
ルミニウム使用量の約20乃至30％を占めており、
羽根４の機能が単に内気循環のみであるのに導電
材用の高価なアルミニウムを使用することは省資
材的に不経済で且つ高価である。またこの羽根４
の代りに別置のフアンを取付けることは、更にフ
アンのコストが大幅に上昇すると共に回転子組立
の生産性が大きく低下する。
複数個のスロツトを有する電磁鉄板１を積層し、
アルミニウムをダイカスト法により前記スロツト
に鋳込む。そして回転子電流が流れる導体２と短
絡環３と内気循環用の羽根４及び回転子のバラン
ス修正錘取付用イボ５が形成される。この羽根４
は12乃至24枚有しており、回転子の回転により電
動機の内気を循環させて電動機から発生する熱を
放散させている。そして羽根４は回転子全体のア
ルミニウム使用量の約20乃至30％を占めており、
羽根４の機能が単に内気循環のみであるのに導電
材用の高価なアルミニウムを使用することは省資
材的に不経済で且つ高価である。またこの羽根４
の代りに別置のフアンを取付けることは、更にフ
アンのコストが大幅に上昇すると共に回転子組立
の生産性が大きく低下する。
本考案は上記の様な欠点を改良したもので、プ
レス加工により羽根を形成させた電磁鉄板を回転
子鉄心の両端に積層して、回転子の導体と短絡環
をアルミニウムのダイカスト法により形成し、省
資材及び低価格化を図つた誘導電動機の回転子を
提供することを目的とする。
レス加工により羽根を形成させた電磁鉄板を回転
子鉄心の両端に積層して、回転子の導体と短絡環
をアルミニウムのダイカスト法により形成し、省
資材及び低価格化を図つた誘導電動機の回転子を
提供することを目的とする。
以下本考案を第２図乃至第４図を参照して説明
する。第２図は本考案の一実施例を示す回転子に
使用する端板の正面図で、図示しないプレスで帯
状の電磁鉄板から回転子用の電磁鉄板１と内外径
を同一にした端板６を打抜く。次にこの端板６の
外周辺に複数個の孔７を打抜き、更に外周辺に扇
形環状片の３辺を打抜き残りの１辺を折曲げて羽
根８とし、第３図に示す様に端板６の平面に対し
直角に配置する。この羽根８の根元である折曲げ
近辺には、鋳込アルミニウムにより短絡環３を形
成する為の羽根孔８ａが複数個穿設されている。
この羽根孔８ａは羽根孔８ａの面積の合計が短絡
環３の断面積と等しくなるように設定する。また
羽根８の折曲げた残部６ａが回転子のスロツトを
塞ぐことのないように、残部６ａはスロツトピツ
チより狭くする。尚端板６は小形の回転子では厚
さ0.5mmの珪素鋼板を使用し、中形以上の回転子
では0.8mm以上の珪素鋼板または普通鋼板を使用
する。
する。第２図は本考案の一実施例を示す回転子に
使用する端板の正面図で、図示しないプレスで帯
状の電磁鉄板から回転子用の電磁鉄板１と内外径
を同一にした端板６を打抜く。次にこの端板６の
外周辺に複数個の孔７を打抜き、更に外周辺に扇
形環状片の３辺を打抜き残りの１辺を折曲げて羽
根８とし、第３図に示す様に端板６の平面に対し
直角に配置する。この羽根８の根元である折曲げ
近辺には、鋳込アルミニウムにより短絡環３を形
成する為の羽根孔８ａが複数個穿設されている。
この羽根孔８ａは羽根孔８ａの面積の合計が短絡
環３の断面積と等しくなるように設定する。また
羽根８の折曲げた残部６ａが回転子のスロツトを
塞ぐことのないように、残部６ａはスロツトピツ
チより狭くする。尚端板６は小形の回転子では厚
さ0.5mmの珪素鋼板を使用し、中形以上の回転子
では0.8mm以上の珪素鋼板または普通鋼板を使用
する。
このような形状の端板を使用した回転子用の羽
根を形成する方法について説明する。複数個のス
ロツトを有する回転子用の電磁鉄板１を積層し、
規定のスキユーに調整した後積層した両端に前記
端板６を当接し芯金に圧入する。芯金に入つた回
転子鉄心を図示しないダイカスト・マシンに挿入
してスロツトにアルミニウムを鋳込む。このアル
ミニウムは端板６の孔７と羽根孔８ａを通つて短
絡環３とバランス修正錘取付用イボ５を形成す
る。この時端板６は短絡環３の形成により回転子
に固定され、羽根８は第４図に示す様に回転子羽
根４ａとして形成される。この回転子羽根４ａは
短絡環３の端面から従来と同様に突出しているの
で、従来のアルミニウム製の羽根４と冷却機能は
全く同じであり、使用する導電材用のアルミニウ
ムは回転子１台当り従来に比べ約20乃至30％減少
（回転子羽根８の減少分）することができる。
根を形成する方法について説明する。複数個のス
ロツトを有する回転子用の電磁鉄板１を積層し、
規定のスキユーに調整した後積層した両端に前記
端板６を当接し芯金に圧入する。芯金に入つた回
転子鉄心を図示しないダイカスト・マシンに挿入
してスロツトにアルミニウムを鋳込む。このアル
ミニウムは端板６の孔７と羽根孔８ａを通つて短
絡環３とバランス修正錘取付用イボ５を形成す
る。この時端板６は短絡環３の形成により回転子
に固定され、羽根８は第４図に示す様に回転子羽
根４ａとして形成される。この回転子羽根４ａは
短絡環３の端面から従来と同様に突出しているの
で、従来のアルミニウム製の羽根４と冷却機能は
全く同じであり、使用する導電材用のアルミニウ
ムは回転子１台当り従来に比べ約20乃至30％減少
（回転子羽根８の減少分）することができる。
そして、回転子羽根４ａの根元は羽根孔８ａに
アルミニウムが充填されながら短絡環３に埋設さ
れているので、回転子羽根４ａは短絡環３に強固
に固定される。この為、回転子の回転により発生
する遠心力及び周方向の力が、回転子羽根４ａの
折曲げ部へ集中することなく短絡環３の肉厚部で
受けることになり、回転子羽根４ａは厚さが0.5
mmと比較的薄い材料を使用しても支持強度が向上
する。従つて回転子の回転中に折曲げ部で回転子
羽根４ａの折損や変形等の虞れがなくなり、信頼
性が良く所定の電動機特性を得ることができる。
アルミニウムが充填されながら短絡環３に埋設さ
れているので、回転子羽根４ａは短絡環３に強固
に固定される。この為、回転子の回転により発生
する遠心力及び周方向の力が、回転子羽根４ａの
折曲げ部へ集中することなく短絡環３の肉厚部で
受けることになり、回転子羽根４ａは厚さが0.5
mmと比較的薄い材料を使用しても支持強度が向上
する。従つて回転子の回転中に折曲げ部で回転子
羽根４ａの折損や変形等の虞れがなくなり、信頼
性が良く所定の電動機特性を得ることができる。
以上の様に本考案によれば、従来の回転子のア
ルミニウムの羽根に代つて、打抜いて折曲げによ
り形成された羽根付の端板をアルミニウム鋳込に
より回転中に固定することにより、製造の生産性
及び電動機の特性を損うことなく、導電材用のア
ルミニウムを約20乃至30％減少させることにより
製品コストを低減することが可能である。又短絡
環のアルミニウム肉厚部で回転子羽根を支持でき
折損及び変形の発生防止にも寄与できる。
ルミニウムの羽根に代つて、打抜いて折曲げによ
り形成された羽根付の端板をアルミニウム鋳込に
より回転中に固定することにより、製造の生産性
及び電動機の特性を損うことなく、導電材用のア
ルミニウムを約20乃至30％減少させることにより
製品コストを低減することが可能である。又短絡
環のアルミニウム肉厚部で回転子羽根を支持でき
折損及び変形の発生防止にも寄与できる。
第１図は従来の回転子の上部断面図、第２図は
本考案の一実施例を示す端板の上部正面図、第３
図は端板で折曲げた羽根を示す斜視図、第４図は
本考案の羽根付端板を回転子に鋳込成形した要部
を示す斜視図である。 １……電磁鉄板、３……短絡環、４……羽根、
４ａ……回転子羽根、６……端板、７……孔、８
……羽根、８ａ……羽根孔。
本考案の一実施例を示す端板の上部正面図、第３
図は端板で折曲げた羽根を示す斜視図、第４図は
本考案の羽根付端板を回転子に鋳込成形した要部
を示す斜視図である。 １……電磁鉄板、３……短絡環、４……羽根、
４ａ……回転子羽根、６……端板、７……孔、８
……羽根、８ａ……羽根孔。
Claims (1)
- 複数個のスロツトを有する電磁鉄板を積層して
回転子鉄心とし、外周に孔が穿設され打抜きで且
つ折曲げにより形成された羽根を複数個有する端
板を前記回転子鉄心の両端に配設し前記スロツト
にアルミニウムを鋳込んで形成する誘導電動機の
回転子において、前記端板の羽根は前記孔と隣接
しで設けると共に羽根の根元には複数個の羽根孔
を穿設し、スロツトに鋳込んだアルミニウムが前
記羽根孔を充填しながら形成される短絡環に羽根
孔を埋設させて回転子羽根とすることを特徴とす
る誘導電動機の回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1710879U JPS6130445Y2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1710879U JPS6130445Y2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55120281U JPS55120281U (ja) | 1980-08-26 |
| JPS6130445Y2 true JPS6130445Y2 (ja) | 1986-09-05 |
Family
ID=28841871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1710879U Expired JPS6130445Y2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6130445Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5334529B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2013-11-06 | 株式会社日立産機システム | 永久磁石モータ |
-
1979
- 1979-02-15 JP JP1710879U patent/JPS6130445Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55120281U (ja) | 1980-08-26 |
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