JPS6130347Y2 - - Google Patents

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JPS6130347Y2
JPS6130347Y2 JP16273180U JP16273180U JPS6130347Y2 JP S6130347 Y2 JPS6130347 Y2 JP S6130347Y2 JP 16273180 U JP16273180 U JP 16273180U JP 16273180 U JP16273180 U JP 16273180U JP S6130347 Y2 JPS6130347 Y2 JP S6130347Y2
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interference
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wave
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ラジオ放送受信機、テレビジヨン放
送受信機等の振幅変調受信機における近接混信妨
害を高周波段もしくは中間周波段において搬送信
号成分から自動的に検出して除去するようにした
混信除去回路に関し、特に、近接混信妨害波を周
波数および位相には無関係にほぼ無調整で容易に
十分に除去し得るようにしたものである。
例えば、中波ラジオ放送受信機において隣接チ
ヤネルに妨害波が存在している場合には、包路線
検波器を備えた振幅変調受信機では、混変調によ
るプログラム混信、搬送波間のビート妨害、モン
キーチヤツク等の不要の妨害音が希望信号音に混
つて聞え、近接混信妨害を生ずる。この種の近接
混信妨害に対する従来の混信除去回路としてはつ
ぎのような種々の回路構成が用いられていたが、
いずれも、何らかの重大な欠点があつて、十分な
除去効果が得られてはいなかつた。すなわち、 (1) 中間周波波器の通過帯域幅を狭くして隣接
チヤネルの混信を除去するようにした回路構成
においては、希望信号の音声帯域幅が狭くなる
ために希望信号音に音質劣化を生ずる欠点があ
つた。
(2) 包絡線検波器より後段における音声信号回路
に隣接チヤネル混信ビートの9KHzを除去する
帯域除去波器を挿入して混入したビート音を
軽減するようにした回路構成においては、回路
構成は簡単であるが、混変調によるプログラム
混信を除去することができず、また、除去し得
るビート音が9KHzの近傍のものに限られ、さ
らに、混信妨害波のレベルが比較的高い場合に
は除去効果が小さいなど、種々の欠点があつ
た。
(3) 同期検波回路と広帯域の90度移相器とを使用
して、妨害波が近接混入していない方の片側波
帯のみを受信するようにした回路構成において
は、混信除去の性能は上述した二者よりも優れ
ているが、同期検波器および90度移相器を使用
するので、回路構成が複雑となり使用する回路
部品数が多いばかりではなく、位相情報を有す
る信号波、例えばFM放送波やAMステレオ放
送波、テレビジヨン放送波等に対する混信除去
には使用し得ない、という欠点があつた。
本考案の目的は、上述した従来の種々の欠点を
除去し、近接混信妨害波をその周波数および位相
には無関係にほぼ無調整で容易かつ十分に除去し
得る簡単な構成の混信除去回路を提供することに
ある。
すなわち、本考案混信除去回路は、振幅変調受
信機における被振幅変調信号成分を二分して一方
を遅延器を介し減算器に導くとともに他方を希望
波搬送周波数を除去帯域に含む帯域除去波器お
よび振幅制限器に順次に導いて妨害波搬送周波数
成分を検出し、その妨害波周波数成分を位相ロツ
クループ制御発振器に加えて一定振幅の妨害波搬
送周波数成分を発生させ、その一定振幅の妨害波
搬送周波数成分を自動利得制御増幅器を介し前記
減算器に導いて前記遅延器から導いた搬送信号成
分から減算し、その減算器の出力信号を同期検波
器に導いて前記一定振幅の妨害波搬送周波数成分
により同期検波し、その同期検波器の出力信号に
関連した信号によつて前記自動利得制御増幅器の
増幅利得を制御することにより、前記減算器から
妨害波搬送周波数成分を除去した被振幅変調信号
成分を取出し得るようにしたことを特徴とするも
のである。
以下に図面を参照して実施例につき本考案を説
明する。
本考案混信除去回路の構成例を第1図に示す。
図示の回路構成においては、隣接チヤネル妨害波
などの混信を受けた高周波もしくは中間周波の被
振幅変調搬送信号成分を入力信号とする。図にお
いて、1は、その入力信号を遅延器2を介して減
算器3に到る本線系と帯域除去波器4その他を
迂回して同じく減算器3に到る混信成分相殺信号
発生系に2分岐するための分配増幅器である。し
かして、まず、混信成分相殺信号発生系について
説明するに、4は、入力信号中から希望信号の搬
送波成分を除去するための帯域除去波器
(BEF)であり、したがつて、その帯域除去波
器4の波出力信号には、混信妨害波の搬送波成
分とその側帯波成分および希望波の側帯波成分と
のみが含まれていることになる。ついで、その
波出力信号を位相補償器5に供給して、取扱う周
波数帯域内に帯域除去波器4により生じた位相
ひずみをできるだけ補償して位相特性の直線性を
よくし、混信成分相殺信号発生系における入力信
号の遅延時間を一定にし、本線系に介挿した遅延
器2により減算器3に到達した双方の系の入力信
号相互間に位相ずれが生じないようにする。つい
で、その位相補償ずみの希望搬送波成分のみを除
去した入力信号を振幅制限器6に供給し、その入
力信号の包路線変化分として存在する希望波およ
び妨害波の側帯波成分を抑圧除去して、できるだ
け純粋の妨害波搬送波成分のみを抽出する。な
お、その抽出に際して、希望波の側帯波成分のレ
ベルが妨害波搬送波成分のレベルより高い場合に
は、振幅制限器6による希望波側帯波成分の抑圧
除去が困難であり、妨害波搬送成分のみの抽出が
行なえないので、帯域除去波器4を除去帯域幅
をある程度広くして、希望波の側帯波成分が適切
に減衰するようにしておく必要がある。ついで、
振幅制限器6により抽出した妨害波搬送波成分
を、位相比較器7、低域通過波器8および電圧
制御発振器(VCO)9からなる位相ロツクルー
プ(PLL)制御発振器における位相比較器7に供
給し、周波数および位相が入力妨害波搬送波成分
にほぼ完全にロツクした一定振幅の妨害波搬送周
波数信号を、周知のとおりの発振器出力と入力と
の位相比較の結果による電圧制御発振器9の発振
状態の制御によつて発生させる。なお、位相ロツ
クループ制御発振器の発振出力信号は、位相比較
器7の入力信号に対して90度の位相遅れを有して
いるので、前述した遅延器2による本線系と混信
成分相殺信号発生系との信号相互間の位相合わせ
には、この90度の位相遅れをも含めて調整する必
要がある。このようにして得た一定振幅の妨害波
搬送周波数信号を、自動利得制御増幅器10を介
し、混信成分相殺信号として減算器3に供給し、
本線系の入力信号中から混信成分を減算して相殺
除去するのであるが、入力信号中の混信成分が、
それ自体被振幅変調信号であるうえに、希望波成
分との相対レベルが伝搬状態により変化し、ある
いは、混変調により希望波成分の振幅変化の影響
を受けるなどして、その振幅がつねに変化してい
るのに対し、相殺用の妨害波搬送周波数信号は一
定振幅であるので、相殺すべき信号間の振幅のず
れを除去するために、相殺すべき妨害波搬送周波
数成分の相互減算時に生じた残差が含まれている
減算器3の減算出力信号を同期検波器11に導い
て位相ロツクループ制御発振器からの一定振幅の
妨害波搬送周波数信号により同期検波してその検
波出力信号を低域通過波器12に導けば、相殺
信号相互間の振幅のずれに応じたレベルの同期検
波出力信号が得られるので、その同期検波出力信
号により自動利得制御増幅器10の増幅利得を制
御し、もつて、減算器3の減算出力信号に含まれ
る妨害波搬送周波数成分のレベルが零に収歛する
ようなループ制御を行なうと、減算器3の減算出
力信号として、妨害波搬送周波数成分を自動的に
相殺除去した状態に維持した希望波の高周波信号
成分もしくは中間周波信号成分を取出すことがで
きる。
また、低域通過波器12の通過帯域を狭く設
定すれば、フエーデイングなどによる妨害波振幅
のゆつくりした変動成分にのみ追従して相殺用妨
害波搬送周波数信号の振幅が変化するので、かか
るゆつくりした変動には充分に追従して妨害波の
相殺除去が行なわれるが、低域通過波器12の
通過帯域を広く設定すれば、妨害波の変調信号に
よつて相殺用妨害波周波数信号を振幅変調するこ
とになるので、混信ビート成分や妨害波の変調信
号成分などにも充分に追従した妨害波の相殺除去
を行なうことができる。
しかし、後者の場合には、受信機の中間周波帯
域を狭くしたのと同様の作用効果が生じて、希望
波に対する検波出力信号の周波数帯域も狭くな
る。したがつて、混信妨害の発生状態に応じて適
切な態様の妨害波相殺除去を行ない得るように、
例えば低域通過波器12を構成するコンデンサ
の容量を可変にするなどして、その通過帯域幅を
調整可能にしておくのが好適である。また、従
来、受信機の中間周波帯域幅を連続可変にするこ
とは困難であつたが、上述した回路構成により、
受信機の中間周波帯域幅を連続可変にしたのと同
等の作用効果を得ることができる。
なお、上述した相殺信号相互間の振幅の一致の
ほかに、位相の一致も妨害波搬送周波数成分の完
全な相殺除去には必要であるが、前述したよう
に、本線系と混信成分相殺信号発生系との信号相
互間の位相ずれは、取扱う周波数が変らなければ
一定しているので、前述した位相補償器5および
遅延器2を一度調整しておけば、取扱う周波数が
変らない限り、他に位相ずれを生ずる要素は存在
しない。
したがつて、振幅変調受信機における中間周波
段に本考案を適用して混信除去回路を構成すれ
ば、希望波の搬送波周波数から若干離れた周波数
の近接妨害波による混信妨害は、その妨害波の周
波数の如何に拘らず、自動的に無調整でほぼ完全
に相殺除去することができ、また、高周波段に本
考案を適用した場合においても、例えば業務用振
幅変調受信機などのように希望波の搬送波周波数
が一定していれば、同様に自動的な無調整を混信
除去を行なうことができる。なお、副搬送波を有
する放送波等の被振幅変調搬送信号については、
その副搬送波を除去するための帯域除去波器を
混信成分相殺信号発生系に介挿する必要がある。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、つぎのような顕著な効果が得られる。すなわ
ち、 (1) 近接混信妨害波の周波数変動による混信ビー
ト周波数の変動に対して自動的に追随した相殺
除去を行なうことができる。
(2) 混信妨害がない場合には、混信成分相殺信号
が自動利得制御ループの作用により零レベルに
なるので、本線系の入力信号には何らの影響も
及ぼさず、したがつて、受信品位を低下させる
おそれは全くない。
(3) 混信除去回路の集積回路化が容易であり、製
造価格の低廉化を十分に期待することができ
る。
特に、AMステレオ放送波のように、振幅変調
とPMもしくはFMの角度変調とを併用した希望
搬送信号に隣接チヤネルからの近接混信妨害を受
けた場合には、混信ビート成分によつて希望搬送
波が振幅変調され、プログラムの変調が深いとき
に、結果的に過変調と同様の現象がおこり、希望
搬送波成分が消失して、PM検波器もしくはFM
検波器から強烈なノイズが発生することがあり、
かかるノイズの発生は例えば中間周波帯域幅を狭
くするなどによつてある程度回避することはでき
るが、その場合には、当然に、帯域幅が狭くなつ
た分だけ音質やステレオ分離度あるいは歪み特性
などが劣化することになるのに対し、本考案によ
れば、受信帯域幅を狭くすることなく近接混信妨
害波成分を相殺除去し、従来のような等過的過変
調による強烈なノイズの発生を防止することがで
きる。なお、AMステレオ放送波の場合には、近
接混信妨害波がFM波であつても、位相ロツクル
ープ制御発振器をその周波数変化に追随させ得る
ので、極めて尖鋭に混信ビートを除去することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案混信除去回路の構成例を示すブ
ロツク線図である。 1……分配増幅器、2……遅延器、3……減算
器、4……帯域除去波器、5……位相補償器、
6……振幅制限器、7……位相比較器、8……低
域通過波器、9……電圧制御発振器、10……
自動利得制御増幅器、11……同期検波器、12
……低域通過波器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振幅変調受信機における被振幅変調信号成分を
    二分して一方を遅延器を介し減算器に導くととも
    に他方を希望波搬送周波数を除去帯域に含む帯域
    除去波器および振幅制限器に順次に導いて妨害
    波搬送周波数成分を検出し、その妨害波周波数成
    分を位相ロツクループ制御発振器に加えて一定振
    幅の妨害波搬送周波数成分を発生させ、その一定
    振幅の妨害波搬送周波数成分を自動利得制御増幅
    器を介し前記減算器に導いて前記遅延器から導い
    た搬送信号成分から減算し、その減算器の出力信
    号を同期検波器に導いて前記一定振幅の妨害波搬
    送周波数成分により同期検波し、その同期検波器
    の出力信号に関連した信号によつて前記自動利得
    制御増幅器の増幅利得を制御することにより、前
    記減算器から妨害波搬送周波数成分を除去した被
    振幅変調信号成分を取出し得るようにしたことを
    特徴とする混信除去回路。
JP16273180U 1980-11-15 1980-11-15 Expired JPS6130347Y2 (ja)

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JP16273180U JPS6130347Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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JP16273180U JPS6130347Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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JPS5785741U JPS5785741U (ja) 1982-05-27
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JP16273180U Expired JPS6130347Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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Families Citing this family (5)

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