JPS61290323A - 熱線式流量計測装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、内燃機関の燃焼に必要な吸気流量を計測する
熱線式流量計測装置に係り、特に、内燃機関からの逆流
による流量計測装置の損傷を防ぐのに好適な装置に関す
るものである。

〔発明の背景〕

内燃機関の吸気流量を計測するものとしては例えば熱線
式流量計やカルマン渦流量計等が知られている。熱線式
流量計は一般に応答性が良く、吸気の質量流量が計測で
きることなどから近年広く利用されており、米国特許第
３，７４７，５７７号、同４．３０４，１２８号等があ
る。熱線式流量検知部として直径７０〜１００μｍの白
金線を吸気ダクト内に張設して構成されるが、自動車用
内燃機関においては使用条件が苛酷であり、この構成で
は耐久性に問題がある。特に、内燃機関の不調時に生起
するバツクファイアによる逆流によって機械的損傷を受
ける問題がある。

また、上記構成では内燃機関の吸気ダクトに逆流が生起
した場合に、流量検知部ではそれを逆流として検知でき
ず、正しい吸気流量を計測できないものであった、この
欠点を補うために１例えば特開昭５９−９００１６号の
ように電気的な補正回路によって真の吸気流量を計測す
る方法が取られているが、その補正回路は複雑で、また
回路の信頼性、コストの面で不利になっている。

そこで、これ等の欠点に対処するために、例えば米国特
許第４．２６４，９６１号では吸気ダクトを流れる空気
流の一部をバイパス管路に導き、このバイパス管路に熱
線を取付けるものが知られている。

しかし、バイパス管路の後方には吸気の派動流を平滑に
するためのサー、ジタンク部が設けられており、上記バ
ツクファイアに対しては、保護されるようになっている
が、バイパス管路が細し、これも、サージタンクの存在
によって主流路に比ベバイパス管路内の流通低抗が人き
、く、そのため、バイパス管路内の流速が主流路におけ
る流速よりはるかに小さくなり、従って計測精度が低下
するという問題があった。

〔発明の目的〕

従って、本発明の目的は内燃機関の不調時に生起するバ
ツクファイアによって生ずる逆流に対し流量検知部を保
護し、かつ逆流の影響を避けて吸気流量を精度よく計測
できるようにした熱線式流量計測装置を提供することに
ある。

〔発明の概要〕

本発明は吸気ダクト内に分岐板を設けてこの吸気ダクト
内の流れを分流し、分岐板的流路に熱線式流量計を配置
し、内燃機関の燃焼に必要な吸気流量を計測する熱線式
流量計測装置において、分岐板の内燃機関側の吸気ダク
ト内に内燃機関からの逆流を分岐板的流路の外側に案内
するガイド板を配置したことを特徴とするもので、熱線
式流量計からなる流量検知部を上記バツクファイアから
保護し、かつ吸気流量を精度よく計測できるようにした
ものである。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の実施例を、図面を参照して説明する。

図において、１は内燃機関（図示せず）に通じる吸気ダ
クトであり、この吸気ダクｌ−１下流の内燃機関側には
スロットバルブ２が設けられている。

また、吸気ダクト１内には分岐板３が配置され、分岐板
的流路３ａと分岐板外流路３ｂとに分割している。分岐
板肉流路３ａ内には熱線式流量計等の流量検知部４が配
置されている。分岐板的流路３ａは内燃機関側で挟くな
るように傾斜して構成され、この傾斜面は吸気ダクト１
内に固定された空気流転向板５の面と二点鎖線で示すよ
うに連続面をなすように形成されている。この分岐板３
及び空気流転向板５と対向する下流側に逆流を分岐板的
流路３ａ外側に案内する翼形の形状をなしたガイド板６
が配置されている。

本発明は上記のように構成されているので１通常時、吸
気ダクト１内吸気流の流れは図中矢印Ａのように向い、
スロットバルブ２を経て内燃機関に導かれる。そして１
分岐板内流路３ａに流入する吸気を流量検知部４によっ
て計測することによって吸気ダクト１全体を流れる流量
が計測される。

尚、吸気ダクト二つに分割し、分岐板肉流路３ａ内に納
めた流量検知部４によって吸気ダクト１全体の流量を計
測しようとする場合には流量検知部４の出力を流量に応
じて補正してやる必要があるが、その補正は、流量検知
部４の出力を処理する電子回路によって容易に行うこと
ができ盃。

内燃機関の不；開時にバツクファイアが生起し、吸気ダ
クト１内に逆流Ｂ、Ｂ’　が起ると、この逆流Ｂ、Ｂ’
はガイド板６に案内されて分岐板的流路３ａの外側に導
かれる。従って、熱線式流量計等の流量検知部４の損傷
が回避できる。また、流量検知部４では逆流による誤流
量の計測が避けられる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば内燃機関の不調時
に生起するバツクファイアによる逆流はガイド板の案内
によって流量検知部が設置されている分岐板的流路の外
路に導かれるので、流量検知部の損傷が回避できるのは
もちろん、逆流による誤流量の計測を避けることができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の熱線式流量計測装置の断面図である。 １・・・吸気ダクト、３・・・分岐板、３ａ・・・分岐
板向流路、３ｂ・・・分岐板昇流路、４・・・流量検知
部、５・・・空気流転向板、６・・・ガイド板。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．吸気ダクト内に分岐板を設けて該吸気ダクト内の流
   れを分流し、前記分岐板内流路に熱線式流量計を設置し
   、内燃機関の燃焼に必要な吸気流量を計測する熱線式流
   量計測装置において、前記分岐板の内燃機関側の前記吸
   気ダクト内に内燃機関からの逆流を前記分岐板内流路の
   外側に案内するガイド板を配置したことを特徴とする熱
   線式流量計測装置。
2. ２．特許請求の範囲第１項において、前記熱線式流量計
   が設置される前記分岐板内流路は内燃機関側で挟まつて
   いることを特徴とする熱線式流量計測装置。
3. ３．特許請求の範囲第１項または第２項において、前記
   ガイド板は翼形の形状をなつていることを特徴とする熱
   線式流量計測装置。