JPS61286289A - 防散炭酸カルシウム肥料の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炭酸カルシウム肥料であって、特に、撒布時
に徒に飛散消失することなく、また土壌分散性の優れた
防散炭酸カルシウム肥料の製造方法に関する。

〔従来の技術と問題点〕

従来、炭酸カルシウム肥料として、粉状のものと粒状の
ものとが知られている。前者すなわち粉状のものは、０
．１５１南未満の径の粒子が大半を占め、撒布の際に少
しの風でも飛散してしまうため施肥効果が挙がらないと
か、衣服や肌を汚し、健康を害するおそれがあるとかの
欠点があった。

後者すなわち粒状のものは、転勤型造粒機により炭酸カ
ルシウム粉体をこれにバインダー液を噴霧しながら転勤
させて造粒するものであるが、粒径が通常１〜４鰭と比
較的大きいものが大半を占めるため、これを耕地に撒き
その後で耕しても耕作による分散が悪く、施肥効果が部
分的になってしまうという不都合があった。

本発明は、これらの問題点を解決する防散炭酸カルシウ
ム肥料を、簡単にして確実に、しかも経済的に製造する
ことを目的に提案されたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、造粒工程前において、炭酸カルシウム粉体に
その粉体の約６〜７重量％のバインダー液を添加してこ
れを混練し、引き続き、この混練中に生じる混線団塊を
壊砕しておき、その後に、上記粉体の約３〜４重量％の
バインダー液を加えて造粒するものである。

〔作用〕

上記混線により、原料の炭酸カルシウム粉体は均一に混
合し、再度バインダー液を加えて行う造粒操作によって
、所望の、すなわち、従来の°粉状や粒状の炭酸カルシ
ウム肥料のごとき欠点を伴わない理想的な径の粒子を大
部分とする防散炭酸カルシウム肥料を得ることができる
。

〔実施例〕

粒径０．１５ｎ未満のものが７０％を占める炭酸カルシ
ウム粉体３．５００ｋｇ／ｈを混線機に送給し、バイン
ダー液としてパルプ廃液２１０に＋ｒ／ｈを添加し、こ
れをよく混練する。

混練されたものは、次に、壊砕機へ送給される。

この壊砕機では、上記の混練中に発生した混線団塊を壊
砕するものである。

これにより造粒前段階処理を終え、次にこれを転勤型造
粒機に送給し、同時に、バインダー液としてパルプ廃液
１０５　ｋｇ　／　ｈを噴霧添加して造粒した。このと
き、造粒機の回転数は１４ＲＰＭ、傾斜角は５５°が最
適だった。造粒機で造粒した後は、これをロータリード
ライヤーに入れ水分０．２〜１．０％程度に乾燥する。

このドライヤーは、乾燥作用の他に、粒子同士が付着し
て団塊状になっている部分を解体し整粒する。

でき上がった製品の粒径は次のとおりであった。

０．３５日未満　　　　　　　　６２．３ｋｇ　（８，
２％）０．３５ｍ以上１．２龍未満　　５０２．８ｋｇ
　（６５，８％）１゜２龍以上　　　　　１９８．６ｋ
ｓｒ　（２６，０％）なお、バインダー液はバルブ廃液
以外に廃糖蜜、アルコール廃液等を使用することができ
る。またロータリードライヤーによる整粒の後さらに精
度を上げるために４Ｈの篩にかけたが４寵以上の粒径の
ものは殆どなかった。

〔発明の効果〕

以上述べたところから明らかなように、本発明によれば
、造粒工程の前に、原料の炭酸カルシウム粉体の約６〜
７重量％のバインダー液を加えてこれを混練し、その混
線中に発生する団塊は壊砕工程で壊砕される。そして、
造粒工程においては、同じ（原料の炭酸カルシウム粉体
の約３〜４重量％のバインダー液を再度添加して造粒す
ることによって、所望の粒径、すなわち、従来の粉状の
ものよりは大きく粒状のものよりは小さい径のものが大
部分を占める製品を簡単かつ確実に得ることができる。

本製品は、粉状のもののように飛散することなく、また
粒状のもののように土壌中の分散性が悪いということも
なく、施肥効果を十分に発揮できる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、炭酸カルシウム粉体に該粉体の約６〜７重量％のバ
   インダー液を添加しこれを混錬する工程と、その混練中
   に生じる混錬団塊を壊砕する工程と、この団塊を壊砕し
   たものに上記炭酸カルシウム粉体の約３〜４重量％のバ
   インダー液を添加して造粒する工程とを含むことを特徴
   とする防散炭酸カルシウム肥料の製造方法。