JPS61280816A - 飲料抽出器 - Google Patents

飲料抽出器

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JPS61280816A
JPS61280816A JP60124445A JP12444585A JPS61280816A JP S61280816 A JPS61280816 A JP S61280816A JP 60124445 A JP60124445 A JP 60124445A JP 12444585 A JP12444585 A JP 12444585A JP S61280816 A JPS61280816 A JP S61280816A
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JP
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steam
water
filter case
container
cup
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JP60124445A
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Inventor
政博 小山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用するコーヒー沸し器等の
飲料抽出器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の飲料抽出器は、水容器で湯を沸し、その
水温を感知して加熱回路を開き、そしてレバーを操作す
ることにより給湯を行なわせるようにしていたが、この
装置においては、湯が沸いた直後に給湯しないと水温が
低下してしまってコーヒー等の成分を十分に抽出するこ
とができず、その結果、でき上ったコーヒー液も温度が
低く、まずいものしか得られなかった。
この問題を解決するために例えば実公昭50−3796
4号公報に示す装置が提案されてい念。
これは第5図および第6図に示すように、水容器1の下
端近傍に加熱ヒーター2を装備し、かつ水容器1の底部
に位置する給湯口3に弁4を設け、この弁4を反転ばね
状の弾性温度感知板で構成したものであった。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、水容器1に入れた水が加熱
ヒーター2によって加熱され、水温が所定温度以上にな
ると弁4が反転して給湯口3を開き、その給湯口3より
湯が下方のフィルターケース6へ自動的に滴下するが、
弾性温度感知板を構成する弁4が水容器1内にあるため
、劣化しやすく、その特性が変化するという問題があり
、また加熱ヒーター2の電源回路と、弁4の開閉はそれ
ぞれ別個に行なわせるようにしているため、加熱ヒータ
ー2が9焼状態になったり、水温が低いうちに加熱ヒー
ター2が断電されて弁9が開かないという問題があった
。さらに水容器1内の弁4の取付位置による水温感知の
バラツキや弁4自体の温度バラツキにより、どうしても
水温を低く設定せざるを得ないとともに、給湯温度も器
体に差を生じるものであった。従って、美味なコーヒー
抽出の条件である「一度沸騰した高温の湯を初期より給
湯してコーヒー粉を充分に膨潤させながら短時間(3〜
4分)に抽出する」を満足できるものではなかった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、常に給湯
する温度は必ず一度沸騰した高温度の熱湯を自動的に給
湯でき、しかも誤動作がなく、操作が確実で、かつ沸騰
時発生する蒸気を利用してコーヒー粉の膨潤や容器の保
温効果を果し、コーヒー粉のより一層の膨潤作用を促し
てコーヒーの有効成分を効果的に抽出し、また抽出した
飲用液の保温効果をも向上させ得て、コーヒー液の温度
低下を防止し、味や香りの変化を少なくしてより美味な
コーヒー液の抽出が実現でき、しかも給湯温度を沸騰湯
とすることにより、カルキや二酸化炭素または発ガン物
質のトリハロメタン等の揮発促進を図り「うまい水」の
生成が可能となって、飲料成分のみの抽出が可能となる
等より効果の高いコーヒー沸し器等の飲料抽出器を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、コーヒー粉等の
原料を収容するフィルターケースと、発熱体を有する水
容器と、この水容器内の水が加熱沸騰して発生する蒸気
を導く蒸気口と、この蒸気口からの蒸気を感知する蒸気
感知素子と、この蒸気感知素子の動きに連動して前記水
容器の水を前記フィルターケースに給湯する給湯弁と、
前記フィルターケース凌゛うの抽出液を受けるカップと
、前記水容器で発生した蒸気を前記フィルターケースま
たはカップ等の飲料抽出容器側に導く蒸気経路とを備え
たものである。
作  用 この構成により、コーヒー粉への給湯は沸騰した初期か
らの安定した沸騰感知に連動する自動給湯による簡便性
が図れ、また蒸気によるコーヒー粉の膨潤作用を促進し
て成分の抽出効率を一段と向上させ、美味なコーヒー抽
出の秘法とされる「一度沸騰した高温度の熱湯を初期よ
り給湯してコーヒー粉を充分に膨潤させながら短時間(
3〜4分)に抽出を完了する」という条件を充分満足す
ることができ、しかも給湯される熱湯が沸騰湯であるた
め、水中の不良成分であるカルキや二酸化炭素およびト
リハロメタン等の不良成分の揮発効果と雑菌の撲滅効果
を期待でき、その結果、「うまい水」の生成給湯が実現
できるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。まず第1図に示す一実施例について説明する。
すなわち、図において、11は本体で、この本体11は
基台12と、その上方の容器部13と、この容器部13
と前記基台12の側面を連結する形の支柱14とよりな
り、さらにこの本体11には本体11に囲まれて右側が
切除開放された略コ字形の収納部16が形成されている
。16は前記容器部13の上方に取付けてなる水容器で
、底部に発熱体17と給湯弁18が設けられ、かつ上部
には注水口19が形成され、この注水口19に蓋体20
が被着される。21は水容器16め規定水位より上方の
側壁面に設けられた略丁字形の蒸気口で、途中の分岐点
に設けた切換弁22を介して水容器16内といずれか一
方を連通させている。
前記給湯弁18は昇降自在な弁棒23に取付けられた弁
体24が弁ばね26により常時閉弁されるように取付け
られ、弁棒23が弁ばね26の力に抗して上昇すると開
弁じ、前記水容器16の水が給湯パイプ26を介して収
納部16の上部の注湯口27に導かれる。
28は前記注湯口27の下方に位置し、かつカップ29
の上面に載置されるフィルターケースで、下端面に抽出
口3oを形成し、かつ内方にフィルター31を収めてい
る。
32はフィルターケース28の上面を覆い、かつ注湯口
27からの熱湯をコーヒー粉に導く開口穴33を有する
ケース蓋である。前記フィルターケース28を載置した
カップ29は収納部15に装着自在となっており、カッ
プ29を収納部16に装着した場合、カップ29の底面
は基台12に設けられたカップ載置部34に収まり、か
つ下方から保温ヒーター35とこの保温ヒーター36を
制御するサーモスタノ)36により加熱保温される。
37は前記水容器16の蒸気口21側の支柱14の上面
より突出し、かつ水容器16と並設した略筒形の蒸気感
知管で、上部端面および側面にいくつかの開口穴38を
形成し、かつその上端部には切換弁22を介する前記蒸
気口21の一方の開口端を接続している。39は前記蒸
気感知管37の内部上方に配置される蒸気感知素子で、
この蒸気感知素子39は常時(常温時)は下方に配置さ
れるバイアスばね4oのばね力を受けて容易に変形され
て密着し、100℃以下のある一定温度では記憶処理さ
れた元の状態に復元力をもって伸長する一Ti−Ni系
もしくはCu系等の形状記憶合金によってコイルばね状
に構成されている。この蒸気感知素子39の伸長動作は
、蒸気感知管37の内面で昇降自在な摺動棒41により
下方の回転自在な弁レバー42の一端に伝わる。
43は蒸気感知管37の下部で下端周縁部が固着され、
かつ内方に前記摺動棒41を気密保持した上下動自在な
防水パツキンで、蒸気感知管37内と本体11内とを気
密的に遮断している0前記弁レバー42が回動すると、
この弁レバー42は発熱体17を断電する常閉接点であ
る給電スイッチ44の開成と弁棒23の押し上げによる
給湯弁18の開放を行ない、かかる状態をばね付勢され
た係止レバー45で保持するようになっている。
46は前記蒸気口21の切換弁22を介する他方の開口
端に接続される蒸気パイプで、この蒸気パイプ46は容
器部13の内方を貫通して収納部15側に案内され、そ
の開口部47を前記フィルターケース28の側壁前面に
位置させる。48は前記開口部47に対向した流入口4
9を有し、かつ前記フィルターケース28の下部を覆う
形で弾性係合もしくは超音波接合してフィルターケース
28と一体化される蒸気環で、外方にフィルターケース
28への連通孔50 aを有し、かつ内方にカップ29
側への連通穴50bを有しておシ、抽出容器(フィルタ
ーケース28.カップ29のいず、れとも内方の連通孔
50a、50bを介して連通している。
51.52は支柱14の上部に設けられ、自己復帰する
電源釦と停止釦で、電源釦61は押し下げられると係止
板53でロックされて止まり、それと同時に下端で電源
スィッチ54を閉成し、また前記停止釦52によりその
係止が解除されるように構成され、さらに前記停止釦6
2は前記弁レバー42の係止状態を解除するように働き
、給湯弁18の閉成と給電スイッチ44の閉成を行なう
第2図は電気回路図を示したもので、81.62は1o
ovの電源に接続される電源端子であり、一方の電源端
子61には電源スィッチ64が接続され、さら忙保温ヒ
ーター36とサーモスタット36の直列回路と、常閉接
点となる給電スイッチ44を介した発熱体17と生焼防
止用の保安サーモ65と温度ヒユーズ56の直列回路が
接続されている。
次に上記一実施例の作用について説明する。まずコーヒ
ー粉とフィルター31を投入したフィルターケース28
をカップ29に載せるとともに、収納部16のカップ載
置部34に載せる。この時、フィルターケース31に取
付は九蒸気環48の流入口49を、収納部15に案内さ
れている蒸気パイプ4θの開口部47と対向させて位置
させておく。なお、この位置規制は例えば容器部13ま
たは基台12等からフィルターケース28やカップ29
の位置規制リブ等を形成して行なう。
次に水容器16内に注水して蓋体2oを載せ、切換弁2
2を蒸気パイプ46側にセットして電源釦51を押し下
げて操作すると、湯沸し用ρ発熱体17および保温ヒー
ター35に通電される。水容器16内の水は、発熱体1
7により加熱されて温度上昇し、100℃近くでは水面
で湯気を生じている程度であるが、加熱がさらに進んで
100℃の沸点に達すると、それが蒸気に変わり、以後
蒸気が連続して発生するようになる。蒸気圧が勢いを増
すと、水容器16の上部の蒸気口21より吐出されるが
、切換弁22の設定により収納部15に設けられる蒸気
パイプ46の開口部4γに案内される。この開口部47
からの蒸気は近接する流入口49より蒸気環48に案内
され、フィルタ−ケース28自体を温めるとともにフィ
ルターケース28に収納されるコーヒー粉を外方より温
める。
さらにその蒸気の一部は連通孔Boaよりフィルターケ
ース28内に進入し、リブ壁57を介してコーヒー粉に
上方より直接、接してコーヒー粉を蒸す。従ってコーヒ
ー粉は蒸気の高い温度と熱容量により充分な蒸らし効果
を有してふくらみ、コーヒー成分を以後の給湯により容
易に抽出し易い状態に膨潤される。
またフィルターケース28の加熱は、例えば冷たいまま
でフィルターケース2日を使用してコーヒー抽出を行な
った場合、フィルターケース28によりコーヒー粉が冷
やされてしまい、そのため、給湯温度を高くして供給し
ても容易に膨潤しなかったり、抽出したコーヒー液がフ
ィルターケース28で冷やされて味がまずくなるという
不具合点を解消することができる。さらに蒸気環48に
案内された蒸気の一部は連通穴50bを介してカップ2
9内にも案内されてカップ29を温める。
次に切換弁22を操作して蒸気感知管37に蒸気を向け
ると、蒸気は上部開口穴38より蒸気感知素子39に勢
いよく当たる。そして蒸気により素早く加熱される蒸気
感知素子39は周囲の大気温度から100’Cへの急激
な温度上昇をきたし、圧縮されたコイルばね形状の形状
記憶合金が伸長する。その動きは当然バイアスばね40
に抗して摺動棒41を押し下げるので、弁レバー42が
反時計方向に回動する。この弁レバー42が回動すると
弁棒23が押し上げられて給湯弁18を開放し、沸騰し
た水容器16内の熱湯が短時間(3〜4分に設定)に給
湯パイプ26を介して注湯口27より散水して滴下する
。そしてこの滴下湯はケース蓋32の開口穴33よりコ
ーヒー粉にまんべんなく注がれるが、この時、コーヒー
粉はすでに前記蒸気によって温められ、充分にふくらん
でいるため、熱湯供給開始に伴って素早く、コーヒーの
成分が効率よく抽出される。また抽出されたコーヒー液
はフィルター31を介して下部抽出口30よりカップ2
9内に溜まり、保温ヒーター36で飲みごろの温度で保
温される。
この場合、抽出容器であるフィルターケース28および
カップ29は蒸気により温められており、一度抽出した
コーヒー液の温度が下がることはなく、抽出したコーヒ
ーの味が変化してまずくなることはない。従って、コー
ヒーに注がれる熱湯は一度沸騰した高温度の熱湯を初期
より供給してコーヒー粉を充分に膨潤させながら短時間
(3〜4分)に抽出を完了するので、美味なコーヒー抽
出条件を満足し、従来方式では得られなかったコクのあ
る香り豊かなコーヒー液を得ることができるものである
。また給湯前の蒸気によるコーヒー粉の蒸らし作用はコ
ーヒー粉の充分な膨潤効果を向上させて抽出効果をさら
に高める。さらに蒸気による抽出容器28.29の加熱
は、容器28.29による抽出温度および抽出したコー
ヒー液の温度低下を防止し、抽出効率の低下やコーヒー
液の味の劣化を防止して、より美味なコーヒーを安定し
て得られるものである。
一方、前記弁レバー42の回動ば、給湯弁18の開放と
同時に、給電スイッチ44を開成して発熱体17への通
電を停止し、水容器16内の加熱を停止する。沸騰後の
加熱停止は給湯弁18の開放によって、水容器16内の
水が給湯完了した後の発熱体17による生焼防止を果た
す。この給湯弁18と給電スイッチ44の開成は係止レ
バー46による弁レバー42の回動後の係止で保持され
る。
また切換弁22と蒸気パイプ46による抽出容器28.
29側への蒸気案内は直接蒸気感知素子39に蒸気を導
いて給電スイッチ39を開成し、発熱体1γへの通電を
停止する場合にくらべて、さらに水容器16内の沸騰時
間をより長く設定自在となすもので、この沸騰作用は、
「カビ臭」や「カルキ臭」の原因であるカルキや二酸化
炭素または発ガン物質のトリハロメタン等の揮発促進を
図り、「うまい水」の生成が可能となり、その結果、コ
ーヒーその他の飲料成分が水中の不良成分の影響を受け
ずに飲料成分のみの効果的な抽出が行なえ、さらに沸騰
後の加熱促進は水中の雑菌撲滅効果を有するもので、老
人や赤ん坊等、身体の弱い者への熱湯供給やミルク等へ
のコーヒー液以外の使用が可能となる。
一方、伸長した前記蒸気感知素子39である形状記憶合
金は、発熱体17への通電停止により蒸気吐出がなくな
るため、空冷される。この空冷により温度降下した形状
記憶合金は、記憶処理した伸長状態への復元力が消滅さ
れるので、バイアスばね4oにより最初の圧縮された密
着状態に押し戻される。この形状記憶合金が伸長後、再
びバイアスばね40で押し戻されるまでの時間は、通常
、水容器16内の給湯完了までの短い時間で設定されて
いる。そして使用後は、停止釦62を押し下げると、電
源釦51fD−よび弁レバー42の係止が解除され、給
電スイッチ44が閉成されるが、電源スィッチ54が開
成するので発熱体17および保温ヒーター35へは通電
されず、それと同時に給湯弁18が閉じられる。
このように本実施例の飲料抽出器は、コーヒー粉等の原
料を収容するフィルターケース28と、発熱体17を有
する水容器16と、この水容器16の水が加熱沸騰して
発生する蒸気を導く蒸気口21と、この蒸気口21から
の蒸気を感知する蒸気感知素子39と、この蒸気感知素
子39の動きに連動して前記水容器16の水を前記フィ
ルターケース28に給湯する給湯弁18と、前記フィル
ターケース28からの抽出液を受けるカップ29と、前
記水容器16で発生した蒸気を前記フィルターケース2
8またカップ29等の飲料抽出容器側に導く蒸気経路(
切換弁22.蒸気パイプ46.蒸気環48)とを備えて
構成しているため、給湯前に蒸気によりコーヒー粉を十
分に蒸らしてふくらませることが可能で、給湯開始と同
時に素早く、コーヒーの成分抽出が効率よく抽出できる
ものである。従って、美味なコーヒー抽出の秘法とされ
る条件を、コーヒー粉の膨潤効果をより高めた構成によ
り満足することができるもので、コクのある香り豊かな
コーヒー液を抽出できる。
また沸騰湯を給湯することによる水容器16内の沸騰加
熱は、蒸気経路の切換弁22を操作して行なう沸騰時間
の調節と合わせて、水の「カビ臭」や「カルキ臭」およ
び発ガン物質と言われるトリハロメタンやトリクロロエ
チレン等の揮発促進を行なって取除くことが可能で、コ
ーヒー、紅茶等の飲料物への熱湯は有害成分の少ない「
うまい水Jとして供給でき、抽出した飲料中にそれら不
良成分が混入することはない。
また沸騰加熱による雑菌撲滅作用は、体の弱い者への熱
湯供給やミルク等への使用が可能となる。
さらに蒸気による抽出容器28.29の加熱は、容器に
よる原料や抽出の温度低下を防止j7、常に安定した効
果的な抽出条件の実現と抽出液の味の低下をなくした美
味な抽出液の飲用が可能となる。
さらにまた蒸気によるカップ?9の直接加熱は、抽出し
たコーヒー液等の保温効果を高めるので、下方に配置し
た加熱効率の悪い保温ヒーター35の小容量化をはかる
ことができるのは勿論、配置の廃止を可能となして構成
の簡素化や小形化が図れる。
また抽出容器28.29への蒸気も、水容器16内で発
生した蒸気を利用する構成としているので、この蒸気発
生のために別途に加熱器を設ける必要はなく、簡単な構
成にして安価に提供できる0また切換弁22を外部より
使用者が操作できる構成は、抽出容器28.29側への
蒸気加熱時間を自由に選択できる余地を残してその使用
性を広げているものである。さらに本実施例においては
、蒸気感知素子39として形状記憶合金を用いているの
で、配線部品が不要となり、かつ感知と動作を同時に行
なうことができるので、1つの部品によって感知ずれが
解消され、かつ構成も簡素化される。また給湯も蒸気感
知素子39の動きに連動して自動給湯する構成としてい
るため、操作の簡便化が図れる。
第3図および第4図は本発明の他の実施例を示したもの
で、この実施例は上記一実施例における蒸気パイプ46
の開口部47を収納部15の上部で開口するように配置
し、また上記一実施例における蒸気環48に代わる蒸気
環72をケース蓋32の内部上面に装着して配置したも
ので、ケース蓋3.2には前記開口部ア1に対向した流
入ロア3を、また蒸気環72にはフィルターケース32
への連通穴74を形成している。また蒸気環72には、
第4図に示すように、開口部71から侵入する蒸気の勢
いを直接フィルターケース32内に案内するのを防ぐ遮
蔽リブ76を形成している。この遮蔽リブ76は蒸気圧
のフィルターケース28への直接侵入を防止し、一度蒸
気圧を減速した状態で下方のコーヒー粉をやわらかく蒸
らすようにしたもので、この遮蔽リブ75がなかった場
合、水容器16内で加熱された蒸気は勢いをもってフィ
ルターケース28内に侵入してコーヒー粉を吹き上げ、
コーヒー粉をケース28外に放出して器体を汚したり、
コーヒー粉の体積量の減少や偏よりによって充分にコー
ヒー液が抽出されない不具合点を解消することができる
という効果を有するもので、この効果は、前記一実施例
においては、フィルターケース28の外底面や連通孔4
9およびフィルターケース28のリブ壁57が同様の効
果を有しており、これが蒸気圧の緩衝手段である。上記
他の実施例においては、カップ29への蒸気案内経路を
有していないが、その他の作用効果は前記一実施例と同
様である。
ところで上記2つの実施例においては、抽出容器側への
蒸気案内は給湯開始に先だって説明したがこれに限らず
、給湯と同時に案内して蒸らすように構成しても良く、
また蒸気感知素子39としてサーミスタやサーモスタッ
ト等に置換えて採用したり、切換弁22に時限要素を付
加して構成したり、さらには蒸気圧の緩衝手段として発
泡部材等を利用しても良く、その他、要旨を逸脱しない
範囲で適宜変更して採用しても良いのは勿論である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、給湯される熱湯は必ず沸
騰したものを使い、かつその熱湯は初期より高温度で供
給できるのは勿論の事、蒸気による蒸らし作用を有して
被抽出物の膨潤効果を高めて抽出できるため、コーヒー
粉のふくらみが充分となり、効率よく有効成分の抽出が
行なえ、香り高い飲料液が得られる。またその給湯動作
も自動的に行なえ、かつ誤操作がなく、従って操作性の
向上が図れる。さらに沸騰湯の使用は、水中に含まれる
カルキや二酸化炭素またはトリハロメタノ等の有害成分
の揮発除去と雑菌の撲滅効果によってうまい水を生成し
、これにより、不純物の少ない熱湯供給てより美味しい
香り豊かな被抽出物が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す飲料抽出器の縦断面図
、第2図は同抽出器の電気回路図、第3図は本発明の他
の実施例を示す飲料抽出器の要部断面図、第4図は同抽
出器の部分断面図、第5図は従来の飲料抽出器を示す断
面図、第6図は同要部断面図である。 16・・・・・・水容器、17・・・・・・発熱体、1
8・・・・・・給湯弁、21・・・・・・蒸気口、39
・・・・・・蒸気感知素子、28・・・・・・フィルタ
ーケース、29・・・・・・力、、7’、22・・・・
・・切換弁、46・・・・・・蒸気パイプ、48・・・
・・・蒸気環。 第2図 第3図 2? 第4図 I 第5図 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コーヒー粉等の原料を収容するフィルターケース
    と、発熱体を有する水容器と、この水容器内の水が加熱
    沸騰して発生する蒸気を導く蒸気口と、この蒸気口から
    の蒸気を感知する蒸気感知素子と、この蒸気感知素子の
    動きに連動して前記水容器の水を前記フィルターケース
    に給湯する給湯弁と、前記フィルターケースからの抽出
    液を受けるカップと、前記水容器で発生した蒸気を前記
    フィルターケースまたはカップ等の飲料抽出容器側に導
    く蒸気経路とを備えた飲料抽出器。
  2. (2)前記蒸気経路はフィルターケースとカップのいず
    れにも導くように構成した特許請求の範囲第1項記載の
    飲料抽出器。
  3. (3)前記蒸気経路は前記フィルターケースに導く場合
    、蒸気圧を減速して導く蒸気圧の緩衝手段を具備した特
    許請求の範囲第1項記載の飲料抽出器。
  4. (4)前記蒸気感知手段は、蒸気により作動する形状記
    憶合金で構成してなる特許請求の範囲第1項記載の飲料
    抽出器。
JP60124445A 1985-06-07 1985-06-07 飲料抽出器 Pending JPS61280816A (ja)

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