JPS61278256A - 構内電子交換機の暗号付与方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通信秘匿技術に関する。特に、構内電子交換
機内に暗号トランクを備えて暗号信号を行う暗号付与方
式に関する。

〔概　要〕

本発明は、対向する構内電子交換機に収容される任意の
端末装置間で暗号化信号で通信を行う構内電子交換機の
暗号付与方式において、構内電子交換機内に公衆網との
接続を行う局線トランクとともに暗号付与および暗号解
読を行う暗号トランクを備え、通常の通信の場合には局
線トランクを介し、暗号通信の場合には暗号トランクを
介して公衆網と端末装置との接続制御を行うことにより
、 端末装置ごとに暗号付与回路および暗号解読回路を設け
ることなく、また公衆網に送出される信号が暗号化され
た信号に限定されることなく、必要に応じて暗号付与を
行うことができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来の暗号付与方式の一例を示すブロック構成
図である。第３図において、暗号付与が必要とされる端
末装置３０１のデータ信号入出力端子３０２に暗号付与
回路３０３および暗号解読回路３０４を接続し、この暗
号付与回路３０３および暗号解読回路３０４は構内電子
交換機３０５を介して公衆網０００に接続される。公衆
網０００は対局の構内電子交換機３０７を介して暗号解
読回路３０８および暗号付与回路３０９に接続し、暗号
解読回路３０８および暗号付与回路３０９は暗号付与が
必要とされる端末装置３１１のデータ信号入出力端子３
１０に接続され、端末装置と端末装置の間で暗号化され
た信号が授受される。

あるいは、構内電子交換機３０５および構内電子交換機
３０７の公衆網側入出力部に暗号装置を集中設置してい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来の暗号付与方式では、通信内容の秘密保
持すべき端末装置すべてに暗号付与回路および暗号解読
回路を固定接続する必要があるため、企業内通信網など
を構築する上でシステム価格を上昇させる一因となる欠
点がある。

また、企業内通信網の場合、企業内構内交換機と公衆網
との接続部に暗号付与回路および暗号解読回路を一装置
ずつ集中設置すれば、価格的な低減が行えるが、公衆網
へ出力されるデータ信号はすべて暗号付与が行われるた
め、通信内容の秘密保持が特に必要としない電話などの
ような即時性が要求される端末装置のデータ伝達に遅延
が発生する欠点がある。

本発明は、このような従来の欠点を解決するもので、構
内電子交換機内に暗号付与および暗号解読を行う回路を
備え、端末装置の要求に応じて暗号通信を行うことがで
きる構内電子交換機の暗号付与方式を提供することを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、公衆網に接続される局回線数分の局線トラン
クと、この局線トランクと複数の端末装置とを１対１に
接続する通話路スイッチと、この通話路スイッチを制御
する中央処理装置とを備えた構内電子交換機において、
暗号付与回路および暗号解読回路を有する暗号トランク
を備え、上記端末装置が暗号通信を行うときには、上記
中央処理装置は上記暗号トランクを介してこの端末装置
と公衆網とを接続する制御手段を含むことを特徴とする
。

〔作　用〕

本発明は、構内電子交換機内に公衆網との接続を行う局
線トランクとともに暗号付与および暗号解読を行う暗号
トランクを備え、端末装置からの暗号通信要求により、
構内電子交換機の中央処理装置がこの端末装置と公衆網
とを暗号トランクを介して接続する制御を行い、一方対
局の構内電子交換機では、公衆網を介して送られる暗号
通信指令により、中央処理装置が公衆網と接続要求先の
端末装置とを暗号トランクを介して接続する制御を行う
ことにより、端末装置ごとに暗号付与回路および暗号解
読回路を設けることなく任意の端末装置間で暗号通信を
行うことができる。また、暗号付与を必要としない端末
装置は、通常の局線トランクを介して公衆網に接続可能
であるので、通信の即時性も確保することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例方式を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明第一実施例を示すブロック構成図であ
る。第１図において、公衆網ＯＯＯを介して対向する構
内電子交換機１００．２００には、複数個の端末装置１
５０．１５１、・−および２５０．２５１、−・が接続
される。構内電子交換機１００は、通話路スイッチ１０
１、中央処理装置１０２、暗号トランク１１０および複
数個の局線トランク１２０．１２１、・−で構成される
。構内電子交換機２００も同様の構成である。

第１図に示す接続例は、端末装置１５０．２５０が暗号
付与の必要のない端末とし、端末装置１５１．２５１が
暗号付与の必要な端末として、それぞれが接続されて通
話状態にあることを示す。

すなわち、端末装置１５０は通話路スイッチ１０１を介
して局線トランク１２０に接続され、局線トランク］２
０が公衆網ｏ　ｏ　ｏを介して対局の局線トランク２２
０に接続され、局線トランク２２０に通話路スイッチ２
０１を介して端末装置２５０が接続される。

また、端末装置１５１は通話路スイッチ１０１を介して
暗号トランク１１０の通話路インタフェース１１１に接
続され、通話路インタフェース１１１に゛は、暗号解読
回路１１２および暗号付与回路１１３を介して局線トラ
ンクインタフェース１１４が接続され、局線トランクイ
ンタフェース１１４が公衆ｍｏｏｏを介して対局の暗号
トランク２１０の局線トランクインタフェース２１４に
接続され、さらに、暗号解読回路２１２および暗号付与
回路２１３を介して通話路インタフェース２１１が接続
され、通話路インタフェース２１１に通話路スイッチ２
０１を介して端末装置２５１が接続される。通話路スイ
ッチ１０１．２０１および暗号トランク１１０．２１０
の制御インタフェース１１５．２１５には、中央処理装
置１０２．２０２が接続される。

構内電子交換機１００に収容される暗号付与の必要がな
い端末装置１５０からは、局線発信識別番号と対局の局
線トランク２２０の番号を発信することにより、構内電
子交換機２００の端末装置２５０と通信可能になる。

一方、暗号付与の必要な端末装置１５１からは、暗号ト
ランク１１０の呼出し番号と対局の暗号トランク２１０
の番号と相手側のつ電床装置２５１の番号をダイヤルす
ると、中央処理装置１０２は、暗号トランク１１０と端
末装置１５１を通話路スイッチ１０１により接続すると
ともに、暗号トランク１１０の局線トランクインタフェ
ース１１４に対局の暗号トランク２１０の番号と相手側
の端末装置２５１の番号を与える。局線トランクインタ
フェース１１４は、対局の暗号トランク２１０の番号を
送出して対局の局線トランクインタフェース２１４を呼
出し、この局線トランクインタフェース２１４からの発
信信号を局線トランクイン−タフエース１１４に対して
返送すると、この局線トランクインタフェース１１４は
相手側の端末装置２５］の番号を対局の局線トランクイ
ンタフェース２１４に送出する。局線トランクインタフ
ェース２１４はこの番号を検出した後に、構内電子交換
機２００の中央処理装置２０２にこの番号を伝達し、中
央処理装置２０２は通話路スイッチ２０１に指示を出し
、暗号トランク２１０と端末装置２５１を接続し、端末
装置１５１と端末装置２５１の間で暗号付与された信号
が授受される。

したがって本実施例方式によれば、暗号装置は端末装置
毎に設ける必要がなく、また通信内容の秘匿が必要なト
ラヒック量により暗号トランク数を決定でき、また暗号
トランクと一般局線トランクを併用するために、即時性
の要求される呼についても即時性が失われずにデータ伝
送ができる。

第２図は、本発明第二実施例を示すブロック構成図であ
る。第二実施例は、基本的には第一実施例と同様の構成
であるが、第一実施例が暗号トランク１１０　、２１０
内に局線トランクインタフェース１１４．２１４を備え
、これらの局線トランクインタフェース１１４．２１４
に接続される局回線が暗号付与信号の伝送用に限定され
るのに対して、第二実施例では、局線トランクインタフ
ェース１１４．２１４の代わりに第二の通話路インタフ
ェース１１６．２１６を備え、暗号トランク１１０．２
１０と公衆網０００との接続を通話路スイッチ１０１．
２０１および局線トランク１２１．２２１を介して行う
ところが異なる。

すなわち、構内電子交換機１００に収容される暗号の必
要のない端末装置１５０は、局線トランクの空き状況に
より、局線トランク１２０または１２１と接続し、公衆
網０００を介して対局の構内電子交換機２００の局線ト
ランク２２０または２２１　と接続し、暗号付与の必要
のない端末装置２５０と通信ができる。

一方、暗号付与の必要な端末装置２５１からは、まず暗
号トランク呼び出し番号および暗号種別番号を発信する
と、中央処理装置１０２は暗号トランク１１０の通話路
インタフェース１１１を通話路スイッチ１０１を介して
端末装置１５１　と接続するとともに、第二の通話路イ
ンタフェース１１６を通話路スイッチ１０１を介して局
線トランク１２０または１２１と接続し、また暗号トラ
ンク１１０の制御インタフェース１１５を介して、付与
すべき暗号の種別・解読すべき暗号の種別を指示した後
に、端末装置１５１に対し発信信号を送出すると端末装
置１５１は相手番号を送出する。これにより、公衆網０
００を介して対局の構内電子交換機２００の局線トラン
ク２２０または２２１に接続されるが、対局の構内電子
交換機２００の局線トランク２２０または２２１が一定
時間以内に端末番号を受信すると局線トランク２２０ま
たは２２１は通話路スイッチ２０１を介して暗号トラン
ク２１０に接続され、さらに暗号トランク２１０の通話
路インタフェース２１１および通話路スイッチ２１０を
介して端末装置２５１と接続され、端末装置１５１と端
末装置２５１の通信が暗号付信号で行われる。

したがって、第二実施例では暗号種別の選択が行える上
に、局回線が暗号付与信号の伝送用に限定されないため
に局線トランクの使用効率を上げることができる。

また、本実施例において、暗号トランク間の接続に対し
て必要な暗号種別、暗号キー、相手端末番号などの送受
信に対して共通線信号方式にて行えば、暗号付与が必要
な端末装置間の接続を迅速に行うことができる。

このように、構内電子交換機１００．２００内に通話路
スイッチ１０１．２０１に対する通話路インタフェース
１１１．１１６．２１１．２１６と中央処理装置１０２
．２０２に対する制御インタフェース１１５．２１５を
持つ暗号トランクを暗号付信号の局線使用率に応じた数
量だけ配置することにより、端末装置ごとに暗号付与回
路および暗号解読回路を設ける必要がない。さらに暗号
トランクの制御インタフェース１１５．２１５に暗号種
別判別および暗号種別制御機能を追加することにより、
相手側の暗号種別に合致した暗号を自動的に選択して送
信することができる。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、構内電子交換機内に暗
号伸長および暗号解読を行う回路を備えることにより、
暗号付与が必要な端末装置ごとに暗号付与回路および暗
号解読回路を備えることによるコストの上昇を押さえる
ことができる。

また、暗号付与が必要でない端末装置は、通常の局線ト
ランクを介して公衆網に接続可能であるので、通信の即
時性も確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例を示すブロック構成図。 第２図は本発明の第二実施例を示すブロック構成図。 第３図は従来の暗号付与方式の一例を示すブロック構成
図。 ０００・・・公衆網、１００．２００・・・構内電子交
換機、１０１．２０１・・・通話路スイッチ、１０２．
２０２・・・中央処理装置、１１０．２１０・・・暗号
トランク、１１１．１１６．２１１．２１６・・・通話
路インタフェース、１１２．２１２・・・暗号解読回路
、１１３．２１３・・・暗号付与回路、１１４．２１４
・・・局線トランクインタフェース、１１５．２１５・
・・制御インタフェース、１２０．１２１．２２０．２
２１・・・局線トランク、１５０．１５１．２５０．２
５１・・・端末装置、３０１．３１１・・・端末装置、
３０２．３１０・・・データ信号入出力端子、３０３．
３０９・・・暗号付与回路、３０４．３０８・・・暗号
解読回路、３０５．３０７・・・構内電子交換機。 特許出願人　日本電気株式会社　− 代理人　　弁理士　井　出　直　孝　　　。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）公衆網に接続される局回線数分の局線トランクと
   、 この局線トランクと複数の端末装置とを１対１に接続す
   る通話路スイッチと、 この通話路スイッチを制御する中央処理装置とを備えた
   構内電子交換機において、 暗号付与回路および暗号解読回路を有する暗号トランク
   を備え、 上記端末装置が暗号通信を行うときには、上記中央処理
   装置は上記暗号トランクを介してこの端末装置と公衆網
   とを接続する制御手段を含むことを特徴とする構内電子
   交換機の暗号付与方式。